2014年8月14日17時30分より、東京電力本店にて定例記者会見が行われた。
福島第一原発2号機海水配管トレンチの凍結止水工法がうまく凍っていないが、東電は「方針の変更はない」として、氷とドライアイスの投入を続行する考えを示した。8月19日予定の規制委検討会で、これまでの結果をまとめ、今後の施策を検討する見込みとなっている。
2014年8月14日17時30分より、東京電力本店にて定例記者会見が行われた。
福島第一原発2号機海水配管トレンチの凍結止水工法がうまく凍っていないが、東電は「方針の変更はない」として、氷とドライアイスの投入を続行する考えを示した。8月19日予定の規制委検討会で、これまでの結果をまとめ、今後の施策を検討する見込みとなっている。
■全編動画
2号機海側にある海水配管トレンチの凍結止水工事が進められているが、状況は思わしくない。
4月2日から冷凍機、凍結管を使用して凍結を試みているが、凍らず、7月28日から氷を累計299トン投入、さらに8月12日からは追加でドライアイスも累計2.1トン投入している。しかし、当初期待したほど温度が下がらず、氷の壁はまだできていない。
東電は、「いまの時点で方針の変更はない」と、氷やドライアイスを投入して水温を下げていく方針を示している。
「水温を下げていけば必ず凍るということが分かっているので、引き続き氷とドライアイスの投入を続けて、水温を下げて凍らせることに向けて実施していきたい」と説明した。
氷やドライアイスの投入による水温低下の効果はあったのだろうか。東電は、「現場の感触はいいと聞いている」と曖昧な説明に終始した。具体的な水温データは、整理して考察が終わらないと公表できないと言い、一切数値を示していない。
海水配管トレンチの凍結止水に対しては、原子力規制委員会も強い疑念を示しており、8月中旬までに凍結止水をどう進めるか、判断をくだすように要請している。東電は、来週8月19日に開催が予定されている委員会に、これまでのデータをまとめ提出。そこで議論するとしている。
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2014年8月14日
2014年8月13日
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2014年8月14日