2014年5月26日17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。地下水バイパス一時貯留タンクGr3から5月27日午前に約690トンを排水することが報告された。第三者機関による分析結果も運用目標値をクリアしていたことから決定された。
2014年5月26日17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。地下水バイパス一時貯留タンクGr3から5月27日午前に約690トンを排水することが報告された。第三者機関による分析結果も運用目標値をクリアしていたことから決定された。
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設置に不備のある2号機PCV(原子炉格納容器)温度計の設置し直し工事が始まり、進捗が発表された。温度センサーは吊下げる形でPCV内部へ挿入されているが、ケーブルがねじれ途中で引っ掛かり、正しい場所に設置できていない。
26日はケーブルのねじねをほどき、途中のひっかかりをはずして途中まで引き上げた状態になっている。これは計画通りの進捗で、問題が起きたのではないという。今後は作業の状況を見て、温度計の引き抜きを続ける予定で、いつ工事が完了するかは不明だ。
地下水バイパス一時貯留タンクグループ3(Gr3)の詳細分析結果が出揃い、27日に排水することが報告された。タンクやポンプの性能の関係から、630トンを排水、大体午前中で2~3時間かける予定であるという。
一時貯留タンクGr3には、地下水バイパスが建設された所に試験的に汲み上げた地下水798トンが蓄えられている。念のため、再度詳細分析したところ、水質(放射能濃度)は運用目標値以下で排水に支障はないと判断された。
前回Gr1タンクから排水する際には、排水前後に海水サンプリングを行っている。今回2回目の排水以降は行うのか、記者からの質問に対して東電は、「状況を見て」と答えた。毎回貯留タンクの分析値は報告している上、前回は初回であり、福島県からの意向もあったため、排水前後も測っていた。2回目以降はサンプリングしないというが、全くしない訳ではない。今後は、タンクの中を確認して、問題なければそれを知らせ、特別何もなければそのままだということだ。
固体廃棄物建屋のところでミーティングしていた際、作業員の全面マスク・フィルターの片方が外れていた。入退域管理棟での汚染検査、Jヴィレッジでのホールボディカウンターの受診により、内部取り込みはないことが確認されている。
H6タンクエリアのG3観測孔、2、3号機のウェルポイントの水質分析の結果、トリチウムの値が上昇しており、過去最高値を記録している。「今後も推移を監視、しっかり管理していく」と東電はコメントしている。
26日午前に開催された、原子力規制委員会の福島第一監視評価検討会にて、凍土遮水壁が6月着工ということが認められた。着工に関して東電は、「本日(26日)地盤沈下についてはご理解いただけたと思う、準備でき次第、なるべく早く」と答えた。
現在東電が規制委に申請している、凍土壁に関する”実施計画”は内容が薄く、規制委員からも厳しい声が出ている。したがって、凍土壁の本格着工に当たっては「補正書」を提出することになり、「しっかり補正手続きをしていき、ご理解いただくことが重要」だという考えを東電は示した。
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2014年5月26日
2014年5月24日
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