2014年5月12日17時40分頃から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。10日、構内移動時に作業員が車両ドアに指を挟んで負傷し、労災病院に緊急搬送された。また、100トンクレーンが転倒して、オペレータが手の平を切る軽傷を負ったことが報告された。
2014年5月12日17時40分頃から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。10日、構内移動時に作業員が車両ドアに指を挟んで負傷し、労災病院に緊急搬送された。また、100トンクレーンが転倒して、オペレータが手の平を切る軽傷を負ったことが報告された。
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5月10日土曜日に緊急搬送を要する事故が発生したことが報告された。協力企業作業員が午前の作業を終えて休憩所に向かう際、車両のドアに右手薬指を挟み負傷。救急医療室で診断後、医師の判断で福島労災病院に緊急搬送されたという。
発電所構外の資材置き場で、鋼製タンク部材を吊上げていた100トンクレーンが転倒したことが報告された。5月12日10時20分頃、約600kgの部材を吊上げていたところ、クレーン車のアウトリガーが接地しているコンクリート面の下に空洞があり、コンクリート面を突き抜け転倒したということだ。転倒時にガラス窓が割れ、クレーン車オペレーターが手のひらを切る軽傷を負った。
クレーンは転倒のショックでフレームが曲がっており、切断した後立ち上げ、撤去を行う予定だという。
電圧系異常警報、地絡警報が発生したが、警報リセットで復帰し、負荷となる機器の動作や電圧に異常はなく、東電は引き続き原因調査を行っている。
5月10日9時16分頃に発生し、所内共通メタクラ2Bで「体圧電源系2B異常」警報、その下流にあるパワーセンター2Bで「母船地絡」警報、さらにその下流にある動力用電源盤(MCC)で「地絡」警報が発生した。同時にパワーセンター2Bは、三相の内、一相の通電ランプが消えていたという。その後、10時過ぎに通電ランプが自然に点灯したので警報リセット操作を行ったところ、警報が全て復帰したと東電は説明した。
その後の調査で負荷となる機器の動作や電圧に異常はなく、警報の原因が消えてしまった。MCCの負荷側で、地絡など何らかの異常が一時的に発生したものと考えられる。再発防止のため、東電は引き続き原因調査を行っているが、会見の時点で新しい情報は入っていない。
宿題となっていた凍土遮水壁の体制について回答があった。
凍土遮水壁は「国、鹿島建設、東京電力が協力して実施する事業で、鹿島も東電も両社責任をもって事業を進めていく。東電側は1F(福島第一原発)のユニット所長がリーダーとなり、現地に80人、本店に50人の合計130人の体制で行うものである」と回答した。
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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示
2014年5月12日
2014年5月11日
2014年5月10日
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