2014年5月12日13時より、原子力規制庁にて「第1回合同審査会(原子炉安全専門審査会・核燃料安全専門審査会)」が開催された。各審査会の会長、運営方針等が議論され、今後四半期に一度を目途に開催することが確認された。
2014年5月12日13時より、原子力規制庁にて「第1回合同審査会(原子炉安全専門審査会・核燃料安全専門審査会)」が開催された。各審査会の会長、運営方針等が議論され、今後四半期に一度を目途に開催することが確認された。
■全編動画
定例の規制委員会で2月5日から議論され、4月16日に委員の任命が決まった”原子炉安全専門審査会”(以後 炉安審)および”燃料安全専門審査会”(以後 燃安審)の初の審査会が開催された。両審査会に共通の事柄を扱うことから、合同で開催された。
冒頭、田中俊一 原子力規制委員会委員長から挨拶があり、両審査会の成り立ちや設置の狙いとともに、「新規制基準は”バックフィット”があることが最大の特徴」で、「両審査会の議論の結果も反映させられる」と期待を述べた。
審査会設置の基本的な考え方である「審査会に、会長1人を置き、審査委員の互選によってこれを定める」に基づき、会長の選任が行われた。委員から、
炉安審会長には、代谷 誠治(しろや せいじ)国立大学法人京都大学 名誉教授
燃安審会長には、田中 知(たなか さとる) 国立大学法人東京大学大学院工学系研究科 教授が選任された。
(2014/05/27 訂正)
これまでの定例規制委員会で議論されている、両審査会の運営規程、方針などが事務方から説明され、審査会委員から特に意見はなく、事務局案通りに決まった。
当初は、国内外で発生した事故・トラブルや海外の規制動向の情報の収集・分析を踏まえ、国内の規制への対応要否について審議、規制委員会に助言、報告することとなる。
情報収集については事務方で行っており、現在、国内の施設や規制に関係する可能性のあるもの(1次スクリーニング)200件、その中で対応が必要なもの(2次スクリーニング)30件が示された。2次スクリーニングについては、新しい規制基準を作るなどの対応を行っているということだ。
今後の審査会では、事務局の2次スクリーニングで出てきた新しい案件について、漏れがないかなどの審議をすることになると事務局が答えた。今後は四半期に一度を目途に開催することが示され、第一回目の合同審査会は終わった。
開催要項
配布資料
会長選任 最初から決めていたデッキレースだ