┏━━【目次】━━━━
┠■はじめに~IWJサイトのデータのサーバーを運営する会社が9月でサーバー事業廃止! 財政危機のIWJに、サーバー移転費用が加わる重大危機! IWJは、創立時からの3万5千本もの動画コンテンツが失われる危機に瀕しています! 6月は12日間で79万6000円のご寄付をいただいています。この金額は、月間目標額350万円の22.7%に相当します! IWJが存続できるかどうかは、皆様からの会費と、ご寄付・カンパにかかっています! どうぞ皆様、IWJをお救いください!!
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┠■「IWJ様の情報から、様々な分野の学びをさせていただいています」「過去のデータが失われるのは勿体なさ過ぎます」ご寄付をくださった皆様からの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします!
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┠■世界各国のイスラエルに対する支持率が急降下!(その1)外部からの支援を失って滅びた十字軍国家の二の舞いとなるか!? 米国の元国防時間補で、元サウジアラビア大使のチャス・フリーマン氏が歴史をひもときながらイスラエルの存立危機を指摘! しかし、ネタニヤフ首相は素早くその動きを読み取り、米国とイスラエルが一体化する奇手を打つ! 米連邦議会では、イスラエル軍を米軍に組み込む試みが進行中! 成立すれば、米陸軍や空軍の将官、海軍提督が、イスラエルに対して情報や兵器の提供を拒否することが、違法になる!!
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┠■現在のAIブームによる株高は、AIバブルか!? 米アンソロピック社が「ミュトス」の最新版を一般に提供開始! しかし3日後、米国政府が全世界で提供停止に! 他方で、アンソロピックは資金調達のため、グーグル、投資会社のアポロ、ブラックロック、モルガン・スタンレーらと資金を身内で循環! イーロン・マスク率いるスペースXも加わって「粉飾決算」疑惑も! 他方、アンソロピックは「市民への大量監視や自律型攻撃兵器への悪用は、認められない」と「理想」を掲げてトランプ政権と対立するも、ピーター・ティール率いるパランティアの防衛システム内に「ミュトス」が組み込まれ、理想はなし崩しに!!
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┠■【IWJ号外】を出しました! ピーター・ティール氏とアレックス・カープ氏が率いるパランティアの「正体」について、連続で号外を出します。第5回「ピーター・ティール氏率いるパランティアが発表したマニフェストは『テクノ・ファシズム』! アレックス・カープ氏は『戦争に対する解決策は、最も致死的な兵器を持つことです』と正当化!」
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■はじめに~IWJサイトのデータのサーバーを運営する会社が9月でサーバー事業廃止! 財政危機のIWJに、サーバー移転費用が加わる重大危機! IWJは、創立時からの3万5千本もの動画コンテンツが失われる危機に瀕しています! 6月は12日間で79万6000円のご寄付をいただいています。この金額は、月間目標額350万円の22.7%に相当します! IWJが存続できるかどうかは、皆様からの会費と、ご寄付・カンパにかかっています! どうぞ皆様、IWJをお救いください!!
IWJ代表の岩上安身です。
連日お伝えしているように、IWJのサイトのデータそのものが、今年の10月にも消えてなくなるかもしれないという、大問題が発生しています!
現在IWJのサイトのサーバー運営を委託している会社(W社とします)が、「今後サーバーサービス事業を廃止する」と通知してきました。期限は9月末です。
W社を岩上安身に紹介してくれたのは、故・坂本龍一さんでした。2011年の東日本大震災による福島第一原発のメルトダウン後、原発の再稼働反対デモを実況中継したのが契機となり、坂本龍一さんと知り合い、その後、W社を紹介してくれたのです。
そうした経緯もあって、W社からは比較的安価に、サーバーへのデータ保存、保守・管理サービスなどを安定的に提供してもらっていたのですが、事業を撤退するという知らせを受けて、大至急、データの引越し先を探さなくてはならなくなりました。
9月末までにデータの引っ越しを完了しないと、IWJのサイトのデータが消えてなくなってしまいます。動画の総本数は、約3万5千本もあります。
W社から「事業撤退」の連絡を受けて、大急ぎで複数社に見積もりを出してもらい、検討した上で、事前調査次第で、安く済むか、他社と同程度の約1000万円までかかるか、現時点ではわからない、というB社にお願いすることにしました。事前調査には、さっそく取りかかってもらっています。この先の成り行きは、またご報告させていただきます。
IWJの第16期は、6月で11ヶ月目に入りました。
6月は、1日から12日までの12日間で、19件、79万6000円のご寄付をいただいています。この金額は、月間目標額の22.7%に相当します。
6月こそは、月間の目標額が達成できるよう、どうぞ皆様のご支援をよろしくお願いいたします!
昨年8月から始まったIWJの第16期は、今月6月と7月を残すのみとなりました。今年の2月のみ、月刊目標金額の350万円を達成できましたが、それ以外の9ヶ月間は、ご寄付・カンパによるご支援は、月間目標額を大きく下回りました! 5月末時点で概算ではありますが、今期の赤字幅は、約1千100万円を超えています。
この赤字は、岩上安身個人の私財を投じてカバーしてきました。現在も、手元のキャッシュフローも尽きかけてきたので、今月中に、300万円、会社に貸しつけなければ、資金ショートを起こして、IWJの運営ができなくなってしまいます。
しかし、このまま日毎に増えてゆく赤字を、私の私財で、ずっと埋め続けてゆくことはできません。
その上、上記のように、サーバーのデータの移転で、最小で約300万円、最大で約1000万円程度のコストがかかることとなってしまったわけです。
赤字がこれ以上、拡大しないうちに、この機会に会社を整理するべきなのか、それともまだ継続すべく粘るべきなのか、今もなお、真剣に悩んでいます。
コロナの際に経営が危機に至った時に、私、岩上安身が会社に貸しつけたお金のうち、返済されていない残高がまだ約1千万円残っており、前記の300万円を含めて、貸付金は、合計で1300万円となります。
また、コロナの時の特例で自治体が利子を補助してくれて、無利子で金融機関から借りたお金も返済し続けており、あと返済が約1800万円残っています。
金融機関からの借り入れは、会社がつぶれようが、待ったなしで返し続けなければいけません! 保証人は岩上安身個人となっています。
つまり現時点で2850万円もの借入金が、まだ残っており、それが最終的には私、岩上安身個人の肩にのしかかってくる、ということです。その上でさらに今期は、現時点でも1100万円を超える赤字が出ている、ということになります。
合計すると4000万円弱の負債となります。プラスして、新たなサーバーへのデータの引っ越し代を含めると、最大で約5000万円が必要となります。個人としては、とてもではありませんが、背負いきれません!
それでも、この狂気に支配された歴史的な危機の時代に、IWJとして皆様にお伝えしたい正しい情報は山ほどあります!
イランが、米国とイスラエルに侵略され、日本だけでなく、全世界が、かつてないエネルギー危機に見舞われつつあるというのに、高市政権を筆頭に、イランだけを非難し、国際法違反の米イスラエルの侵略を正当化しているかのような、愚かな政府見解や報道や情報があふれかえっています。
そうした報道・論評は、共通して、イスラエルと米国にまたがって存在するシオニスト達の存在と、その支配的な影響力、彼らの戦争犯罪の責任について、見て見ぬふりをして、頬かむりしています。
高市政権は、無自覚なシオニズム・アシスト政権であり、自国の国益、国民の生活を第一に考える政権ではありません! そのことを見抜けず、対米隷従的で、結果、間接的にシオニズムを是とするような政府発表・報道・言論が多すぎます。
政治家も官僚もマスメディアも、いまだに、米国こそが、世界の「主役」である、という誤った認識を改められない点も、「対米従属」外交を続けていく、大きな原因となっています。
米国の外交政策を牛耳っているのは、イスラエルと、米国内のイスラエル・ロビーです(在米ユダヤ人だけではなく、福音派ら、キリスト教シオニストを含む)。その傾向は年々強まり続け、トランプ政権では、過去に前例のないレベルにまで達しています。
「陰の主役」であるイスラエルと、イスラエル・ロビーは、この秋の中間選挙やその後の大統領選挙で、共和党が敗北し、民主党が勝利しようとも、マイナスの影響を受けません。
共和党と民主党のどちらにも多額の献金という「保険」をかけており、選挙結果に関係なく、米国の政権には「イスラエル・ファースト」の外交政策をとらせ、中東ではイランと平和的に共存する道を米国にとらせません。石油危機が起ころうが、世界恐慌となろうが、「世の終わり」を待望している原理主義的な狂信者達は、そんなことは恐れないのです。
イスラエルは、パレスチナ人とも、シリアとも、イラクとも、イランとも、最終的にはアラブとも、トルコとも、エジプトとも平和共存を望まず、中東において、「ナイル川からユーフラテス川まで」の「大イスラエル」建設を目指して、この地域における圧倒的に優越的な支配だけを望んでいます。
かつては隠していたその「大イスラエル」建設の野望を、近年はもはや隠さなくなりました。公職にあるネタニヤフ首相ですら、こうした野心を公的な場で認めています。
その侵略的な植民地主義の欲望には、際限がなく、米国を内部から操作・支配して、国際法や国際秩序を破壊しています。
イランとの2週間停戦協定が結ばれかけても、レバノン南部への侵略を1日たりとも止めず、ガザでもヨルダン川西岸でも、パレスチナの民間人を殺し続けているのは、『旧約聖書』にもとづく彼らの「大イスラエル」構想の狂信的侵略イデオロギーが、少しも揺らいでいないことを示しています。
もっと言えば、ユダヤ人と、ユダヤ人以外の人類を区別し、後者は前者より劣り、奉仕するべき存在だ、というのが、宗教極右のシオニストの考え方です。イスラエルの街頭インタビューで明らかになった一般のユダヤ人のもつ選民意識を、ぜひ、直視してください。
※衝撃! イスラエルの街頭でのランダムなインタビューで明らかになった、ユダヤ人の一般市民の選民意識!「我々は、彼ら(非ユダヤ人=ゴイム)を人間とは呼ばない」!(その1)(日刊IWJガイド、2026年5月22日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20260522#idx-2
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/55586#idx-2
※イスラエルの街頭インタビューで、ユダヤ人達の「本音」が露わに!!『旧約聖書』を絶対視!「ユダヤ人は選ばれた民族だと思います。ユダヤ人は、神に選ばれました」!(日刊IWJガイド、2026年5月27日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20260527#idx-3
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/55591#idx-3
過去の『日刊IWJガイド』で取り上げたジェフリー・サックス氏や、ヤコブ・ラブキン氏のように、シオニズムを批判するユダヤ人の知識人もいます。しかし、ガザやヨルダン川西岸やレバノンへの侵略、ジェノサイドをやめないシオニスト達は、選民思想を極限にまで押し進めた差別思想に他なりません。
こうしたシオニズムやユダヤ人至上主義の危険性について指摘する事は、「反ユダヤ主義」であると、レッテルを貼られ、長い間、報道や言論界ではタブーとして封じられてきました。
そのために超大国である米国を内部から実質的に動かしているのが、シオニスト達であり、ユダヤ人至上主義者であるという現実が、特に日本では認識されなくなっています。
※シオニズムを厳しく批判するユダヤ系知識人であり、『イスラエル擁護論批判』『ホロコースト産業』の著者ノーマン・フィルケンスタインですらも、「ユダヤ人の優越性」を、「事実」として肯定!「貧しかったユダヤ人達は米国を支配しようと考え、金持ちとなり、実際、支配した」!(日刊IWJガイド、2026年5月22日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20260522#idx-3
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/55586#idx-3
ジョン・ミアシャイマーとスティーブン・ウォルトによる『イスラエル・ロビー』が発刊されて、20年近くになりますが、日本では絶版となっており、容易に読むことはできません。しかも、新たな事実は増えているのに、いまだに、これを超える書物はありません。
ミアシャイマー教授も、『イスラエル・ロビー』の執筆と刊行に際して、大きな圧力がかかったことを告白しています。
※【IWJ号外】ミアシャイマー教授が米国政治に強大な影響力を持つイスラエル・ロビーに「逆らえば政治的な代償を払うことになる」と指摘! オバマ元大統領は、パレスチナ紛争の解決努力で「体に傷跡」!? 2023.12.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520135
さらに、現実の「イスラエル・ロビー」とシオニズム、ユダヤ教、キリスト教双方の原理主義者達は、同書発刊当時より増殖しており、支配的な影響力を握るに至っています。
シオニスト批判の極端な欠落も問題ですが、1973年の石油危機から53年間も経過して、この危機の大きさが、日本国民の大半に共有されなくなっているのも大きな問題です。
未来の見通しを見誤るような、「正常化バイアス」のかかった「楽観的」な分析・情報・報道・論評が、日本では多すぎます!
そうした歪みをただす、カウンターの情報を、IWJは伝え続けていかなければならないと思っています!
エネルギー自給ができないのは、日本の宿命です! 日本は、何よりも石油危機に対しては、無為無策のまま、手をこまねいていてはいけません!
緊急事態条項を含む、憲法改悪だけは熱心な高市政権と日本政府に、ロシアを含めて、代替の石油確保の道を早急にとらせないと、迫り来る石油危機の津波に、我々日本国民丸ごとのみ込まれて、つぶされてしまいます! そのためには、世論を変える必要があります!
私もスタッフも、真実を伝えるために全力を尽くしていますが、今は、IWJの活動が続けられるか、停止せざるをえないのかの瀬戸際です!!
どうぞ皆様、IWJの存続のために、緊急のご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします!
岩上安身 拝
※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!
みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
IWJホームページからも、お振り込みいただけます。
※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。ぜひとも、皆様、会員となって、お支えください!!
(会員登録済みの方)
https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
(新規会員登録の方)
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
YouTubeの登録と、高評価ボタンのプッシュもよろしくお願いいたします! 登録者が10万人を突破しました! ありがとうございます! この勢いで、20万人突破を目指します! 好評価ボタン、拡散、温かいコメントも、よろしくお願いします!
※Movie IWJ
https://www.youtube.com/@IWJMovie
なお、動画の告知など、大事なお知らせのためにも、以下のSNSのアカウントを登録しておいてください!
※岩上安身のXのアカウント
https://x.com/iwakamiyasumi
※岩上安身のフェイスブック
https://www.facebook.com/iwakamiyasumi/
※岩上安身のインスタグラム
https://www.instagram.com/iwakami.yasumi/channel/
※IWJのXのアカウント
https://x.com/iwakami_staff
※IWJのフェイスブック
http://facebook.com/iwj.jp/
※IWJのインスタグラム
https://www.instagram.com/iwj_jp/
■「IWJ様の情報から、様々な分野の学びをさせていただいています」「過去のデータが失われるのは勿体なさ過ぎます」ご寄付をくださった皆様からの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします!
IWJにご寄付をいただいた皆様から、応援・激励のメッセージをいただきました。ありがとうございます! ここに感謝を込めてご紹介させていただき、岩上安身がご回答させていただきます!
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IWJ様の情報から、様々な分野の学びをさせていただいています。これまで積み上げられてこられた貴重な情報が守られ、継続していただけることを心よりお祈り申し上げます。
(蒔 愛 様)
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蒔愛様
ご支援を、ありがとうございます!
多くの皆様のご支援があって、ここまで継続し、積み上げてくることができました。
人間は、利己的だけであったり、逆に利他的だけであったり、というものではないと、私はIWJの活動を通じて学ばせてもらいました。
会員となって、より多くの情報を得たい、というのは、健全な利己的動機です。
しかし、会費は支払っているのに、その上、さらにご寄付・カンパをなさろうというのは、IWJの活動が途絶えることなく、自分以外の人々にも広めて欲しいと願う利他的な思いからだと思います。
純粋に利益だけを求める、純粋な資本主義の精神というものがあるとしたら、その精神とは異なる論理や共感や感情の働きだと思います。
もちろん、誰も彼もが利他的であるはずはなく、利他的な精神のみで動いている人もいないと思います。
しかし、多くの人の心の中には、利己的であると同時に、利他的でもあろうとする思いが、その配分はそれぞれ異なるとしても、共存しているものだと思います。
商業的なメディアで働いたことしかなかった私に、そうしたことを気づかせてくれたのは、まだSNSが未発達な頃、自分のホームページを立ち上げて、商業メディアで発表できない、発言できない情報を発信し始めたところ、「銀行口座を教えてくれ」というメールをどなたからか、いただいたことがきっかけでした。
言っていることの意味がわからない、新手の詐欺か何か、と思い、スルーしていたのですが、同様のメールが、別の方からも届きました。
よくよく考えてみたら、「この口座に振り込め」と書いてあるわけではないので、詐欺とは思えない。恐る恐るそうしたメールのひとつに返信して、似たようなメールを他からもいただいているが、どういう理由で、私の口座番号を知りたいのか、とたずねると、「ブログを続けて欲しいので、カンパをしようと思って」という返信が返ってきました。
そこではじめて、一物一価の通常の売買とは異なる交換のあり方が、経済人類学の本の中の話だけではなくて、現代においても存在しうるのだ、ということを知りました。
一般公開していたブログですから、対価など誰も支払う必要はありませんでした。
それでも、「投げ銭」を送ろうという気持ちになってくださる方々がいる、ということに驚きました。
同時に、商業的なメディアでは出せなかった情報を、暗闇に投げ込むような気持ちで送り続けてきて、それを受け取ってくれる方がいること、さらに続けて欲しいと願ってくれる方までいて、その活動が広まるようにカンパしようと思ってくださる方すらいることに、心が揺さぶられる思いでした。
それから、少しずつ活動の幅を広げて行き、力を貸してくれるスタッフも加わって、IWJという会社が生まれることになりました。
会費制というのは、上下動の激しいご寄付・カンパだけでは、人を雇ってまでの活動ができないので、後から導入したシステムです。最初は、「カンパをしたい」というお申し出から、始まったことなのです。
ですから、原点は、売買契約にもとづかない、任意の「お心」をいただいて、次の活動につなげるというのがベースであり、私もスタッフもそのお気持ちに励まされて、大事な情報を次も届けようと頑張る、という循環で、約15年間、活動してきました。
考えてみれば、小さな奇跡の連続のような話であり、本当に貴重な経験をさせてもらっていると感謝しています。
厚かましい話ですが、この幸福な循環が、少しでも長く続けられたらと思っています。
どうぞ、皆様、今後とも温かいご支援のほど、よろしくお願いいたします。
岩上安身拝
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これまで沢山学ばせていただきました。過去のデータが失われるのは勿体なさ過ぎます。
(K.O. 様)
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K.O. 様
ありがとうございます!
私も、IWJの活動を始めてから、後になって知りましたが、デジタルのデータを保存し、見たり、読んだりできる状態にしておくというのは、実は随分と電力を消費するようです。
インターネット、SNSの普及、そして今はAIが進化し続けていますが、そのためにはデータセンターを次から次へと建設する必要があり、米国では物理的なコストが問題視され始めています。
「加速主義」者らの、技術と資本主義の疾走にひたすらドライブをかけて、終末論的なシンギュラリティーを突破して、「外部」へと踊り出ようという夢想は、現実的なエネルギー消費の前に、減速を余儀なくされるかもしれません。
データの保存の仕方としては、これまでのようなサーバーに保存するのではなく、クラウドに保存することを考えています。
もちろん、クラウドに載せたからといって、維持費がかからなくなるわけではありません。ただ、現時点では、それがベターな方法らしい、ということです。
技術の進歩とコストのかかり具合の塩梅は、手探りで模索していく他はありません。
皆様の応援しようというお気持ちをいただけていることが、何よりありがたいことです。
15年も続けていると、会員の方々の中で、他界された方も出てきます。ご遺族の方から、そのような訃報のメールをいただくこともありました。
15年の間に積み重ねてきた約3万5千本の動画と、まだ数え切れないテキスト記事の山は、今は亡くなられてしまった方々も含めた、数え切れないほど多くの方々のご支援やご助力があってこそ、積み上げることのできた宝の山です。
むざむざと、消失してしまうわけにはまいりません。自分達の力だけで積み重ねてきたものではないからです。
いつもピンチでご寄付を求めている、うんざりする、という方々もいらっしゃるのは、重々承知です。
明日をも知れず、実に頼りないと、自らも思います。
それでも頑張って続けてほしいと思われる方々がいる限り、しぶとく粘り続けたいと思います。
今月の月末を乗り切るために、また会社に300万円貸し付けることになってしまいましたが、これもこの苦難を乗り切るためにやむを得ないと思って自腹を切ることにしました。
どうぞ今後とも、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
岩上安身拝
■世界各国のイスラエルに対する支持率が急降下!(その1)外部からの支援を失って滅びた十字軍国家の二の舞いとなるか!? 米国の元国防時間補で、元サウジアラビア大使のチャス・フリーマン氏が歴史をひもときながらイスラエルの存立危機を指摘! しかし、ネタニヤフ首相は素早くその動きを読み取り、米国とイスラエルが一体化する奇手を打つ! 米連邦議会では、イスラエル軍を米軍に組み込む試みが進行中! 成立すれば、米陸軍や空軍の将官、海軍提督が、イスラエルに対して情報や兵器の提供を拒否することが、違法になる!!
6月7日付のYouTube番組で、南東ノルウェー大学のグレン・ディーセン教授が、米国の元国防次官補で、元サウジアラビア大使のチャス・フリーマン氏にインタビューしました。
このインタビューは、イランと米国・イスラエルの戦争の後の中東情勢や、今後の米国とイスラエルの関係などについて、深い洞察と示唆に富んだインタビューとなっています。
今後の中東情勢と、イスラエルと米国の関係を考えることは、エネルギー資源がなく、安全保障を米国に依存しきっている日本にとって、不可欠です。今号から複数回にわたって紹介いたします。
イスラエルは、ガザでのジェノサイドや、ヨルダン川西岸への「入植」というものの概略、米国とイランの停戦合意への進展を無視したレバノンへの執拗な攻撃と同国南部の一方的占領、シリア南部、特にゴラン高原に隣接する地域への軍事行動など、常識では考えられない、執拗な攻撃性をむき出しにしてきました。
このイスラエルの国家としての行動原理には、『旧約』の狂信的な聖書解釈をベースとする「大イスラエル構想」があると、IWJはこれまでたびたび指摘してきました。
これは、神がアブラハムの子孫(ユダヤ人)に、ナイル川からユーフラテス川までの土地を約束したという、『旧約聖書』の「創世記」の記述を根拠としたイスラエル周辺国への侵略計画です。
『旧約聖書』「創世記」15章18節には、こうあります。
「その日、主はアブラムと契約を結んで言われた。『あなたの子孫にこの土地を与える。
エジプトの川から大河ユーフラテスに至るまで、カイン人、ケナズ人、カドモニ人、ヘト人、ペリジ人、レファイム人、アモリ人、カナン人、ギルガシ人、エブス人の土地を与える』」。
※「創世記」第15章
https://x.gd/gPJnX
大前提として、断っておきますが、『旧約聖書』は、ユダヤ人達だけの手によって書かれたものではなく、中近東一帯の神話や伝承をも拾い集めて、編纂された書物です。
万物を7日間で創造し、人格を持ち、ひとつの民族を選び出して、あれこれと命じる「唯一の神」など、この世界に存在しませんし、存在したこともありません。
それらは古代の人間の想像力の産物であって、いかようにでも書くことができた文章です。
その点をお断りした上で、以下話を進めていきます。
イスラエル内外の一部のシオニストやイスラエル国内の極右勢力は、この「創世記」に言及された「エジプトの川」をナイル川だと解釈しています。
しかし聖書を解釈する学者の多くは、「エジプトの川」という記述は、ナイル川ではなく、ワジ・エル=アリーシュ(現在のエジプトとガザの境界付近の季節河川)を指す可能性が高いと考えています。
もし、「エジプトの川」を、ナイル川だと解釈すると、神がアブラハムに与えた地域は、現在の、イスラエル、パレスチナ、ヨルダン、レバノン、シリア、イラク、エジプトといった非常に広範な地域を含むことになります。
しかし、このアブラハム(ヘブライ語ではアブラハム、アラビア語ではイブラーヒーム)は、『旧約聖書』に従えば、3つの一神教に共通する「祖先」的な位置付けの人物です。
『旧約聖書』によれば、アブラハムと妻の間にイサクという息子があり、女奴隷ハガルとの間にイシュマエルという息子がいた、と記されています。そのイサクには、ヤコブとエサウという双子の息子が生まれ、そのうちのヤコブに12人の息子が生まれて、ヤコブはイスラエルと改名、12人の息子達はユダヤ人の12部族の祖先となったと記されています。
他方、イシュマエルにも12人の息子が生まれ、それぞれアラブ諸部族の祖先となったとされています。
イスラム教の預言者ムハマンドは、イシュマエルの系譜とされています。
アブラハムという祖先から、ユダヤ民族とアラブ諸民族が生まれたことになりますが、ここにはアフリカ人も、アジア人も、北方諸民族も出てきません。近隣の、ユダヤ人より古い文明を持つシュメール人や、ペルシャ人やエジプト人も出てきません。
この『旧約聖書』の記述が、およそ人類史とはかけ離れた、中東のごく狭い地域だけの物語であることは明らかです。
真面目に受け取り、議論するのはばかばかしいという気持ちを抑えて、もう少し辛抱強く『旧約聖書』に付き合って考えてみます。
ユダヤ人の祖であり、アラビア人の祖でもあるアブラハムに、神が土地を与えたとして、仮にその契約が今も有効というならば、神は、ユダヤ人だけに、この広大な土地を与えたのではなく、アラビア人にも与えたことになります。
すると、現代のイスラエルが、『旧約聖書』を根拠にして、アラブ人その他の民族を退けて、民族浄化を行い、領土を拡大することは許されない、神との契約に反する、ということになります。
グレン・ディーセン教授は、チャス・フリーマン元大使にこう質問しています。
ディーセン教授「現在、イスラエルは極めて過剰に戦線を拡大しているように見えます。また国際社会における評判も急落しているようです。
あなたは、元サウジアラビア大使として、この地域に深い知見をお持ちです。
そこで、イスラエルの将来、そしてイスラエルに戦略的縦深性(軍事的・地政学的用語で、敵の攻撃を受けた時にすぐには致命傷を負わないだけの奥行きや懐の深さを示す)を与えるとされる『大イスラエル構想』の将来について、どのように見ておられるのかうかがいたいと思います」
チャス・フリーマン元大使(以下、フリーマン元大使と略す)「私は、この構想は困難に直面していると思います。
長い間、この構想は、事実上隠されていました。
しかし現在では、それがますます明白になっています。
特にイスラエル国外では、誰もこれを支持していません。
もちろん米国や欧州には、この目標に共感するシオニストがいるのでしょう。
おそらく宗教的シオニスト達であり、彼らは『聖書』を誤って解釈して、『神はアブラハムの子孫に、ナイル川からユーフラテス川までのすべての土地を約束した』と考えているのかもしれません。
彼らは、この構想を支持しているのでしょう。
しかし、アブラハム(の子)には、ユダヤ人の祖であるイサクだけでなく、イスラム教徒の祖でありアラブ人の父とされるイシュマエルもいました。
ですから私は、これは宗教的動機によるユダヤ民族主義の最悪の形態だと考えています。
そして、この構想は外部勢力、特に米国の支援なしには実現不可能です。
ところがイスラエルは、米国内での支持基盤を急速に失いつつあります。
欧州でも、同じことが起きています。
EUはついに、あるいは欧州諸国は、イスラエル内閣の最も過激なファシスト的狂信者達に対する制裁を検討し始めています。
その筆頭がベン=グヴィル(※)です。
※イタマル・ベン=グヴィルは、イスラエルの極右政治家で、2022年末からのネタニヤフ政権の国家安全保障相。「ユダヤの力」という宗教極右政党の党首。エルサレムの旧市街の神殿の丘=ハラム・アッシャリーフ(ここには預言者ムハマンドが昇天したとされるイスラム教徒の聖地である岩のドームとアル=アクサ・モスクも位置する)での礼拝拡大やパレスチナ国家建設反対、銃所持規制の緩和、イスラエル警察権限の強化などを主張する「治安・警察」重視の強硬派。
アイルランドは、すでに彼とベザレル・スモトリッチ(※)の入国を禁止しました。
※ベザレル・スモトリッチは、現在のイスラエル政界で宗教シオニズムと領土拡張思想を最も強く体現する政治家で、「入植地拡大・領土政策」「ヨルダン川西岸地区の併合」を主張する「宗教シオニズム党」の党首。ネタニヤフ政権の財務相。
フランスも、同様の措置を検討しているようです。
さらに、ガザ支援船団(フロティラ)に参加した欧州人達へのイスラエルの扱いは、フランスを含む複数国で公式調査の対象となっています。
フランスは、シオニスト国家創設以来、イスラエルを強力に支援してきた国です。
したがって、外部からの支援は衰退しています。
一方、国内支持は依然として強いように見えます。
しかし、その国内支持とは、ガザにおける虐殺、レバノンに対する侵略戦争、ザハラニ川あるいはリタニ川以南のレバノン南部の併合の試み、そしてヨルダン川西岸でのポグロム(集団迫害)や、パレスチナ人に対するユダヤ人テロリズムへの支持でもあります。
もちろん、それらに、深く動揺しているイスラエル人もいます。
しかし、彼らは明らかに少数派です。
したがって、イスラエルは今や世界全体と対立しています。
そして、最近の世論調査が示しているように、国際社会では「のけ者国家」として広く認識されています。
例えば、トルコ人の97%が、『イスラエルは存在すべきではない』と強く考えています(※)。
(※)2026年2月8日から5月13日までに行った、ピューリサーチセンターの調査では、イスラエルに関する質問で、「非常に好ましくない」と「どちらかと言えば好ましくない」を加えると、トルコで97%、パキスタンで95%、マレーシアで89%、インドネシアで86%と、イスラム諸国で、軒並み高い数字になっている。日本で83%、イスラエル批判が国内でタブーになっているドイツでさえ、73%、スペイン78%、イタリア75%、米国同様、イスラエル・ロビーが存在する英国でも69%、フランス68%、イスラエル・ロビーに強く支配された米国でさえ60%となっている。直近の国際世論は、大きく変化している。
Most people across 36 countries have negative views of Israel and little confidence in Netanyahu(ピューリサーチセンター、2026年6月4日)
https://www.pewresearch.org/short-reads/2026/06/04/most-people-across-36-countries-have-negative-views-of-israel-and-little-confidence-in-netanyahu/
かつてイスラエルは、『イスラエルには、存在する権利があるのか?』と(自ら)問いかけていました。
しかし現在、世界から返ってきている答えは、『もしあなた方がそのような振る舞いを続けるのであれば、存在する権利はない』というものです。
したがって問題となっているのは、イスラエルの拡張主義の将来だけではありません。
イスラエル国家そのものの存続なのです。
これは11~12世紀に、パレスチナに存在したキリスト教十字軍国家が、外国からの支援を失って滅亡したことと類似しています」
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■現在のAIブームによる株高は、AIバブルか!? 米アンソロピック社が「ミュトス」の最新版を一般に提供開始! しかし3日後、米国政府が全世界で提供停止に! 他方で、アンソロピックは資金調達のため、グーグル、投資会社のアポロ、ブラックロック、モルガン・スタンレーらと資金を身内で循環! イーロン・マスク率いるスペースXも加わって「粉飾決算」疑惑も! 他方、アンソロピックは「市民への大量監視や自律型攻撃兵器への悪用は、認められない」と「理想」を掲げてトランプ政権と対立するも、ピーター・ティール率いるパランティアの防衛システム内に「ミュトス」が組み込まれ、理想はなし崩しに!!
米アンソロピック社は、6月9日、新たなAI「クロード・ミュトス5」と「クロード・フェイブル5」を発表しました。
「クロード・ミュトス5」は、今年4月に発表され、その高性能ゆえに悪用される恐れから、一部の限定された企業と米国政府のみに提供されていた「ミュトス・プレビュー」を大幅に上回る性能を備えており、今回も提供対象が限定されています。
一方、「クロード・フェイブル5」は、「クロード・ミュトス5」と同じ基盤モデルに安全対策を加えたモデルで、一般提供が開始されました。
6月10日付『ワイアード』は、この安全対策について、「アンソロピックによると、公開時点では『ガードレール』が設けられており、サイバーセキュリティ、生物学、化学に関する多くの質問には回答できないよう制限されている。こうしたリクエストは、代わりに既存のAIモデル『クロード・オーパス4.8』へ振り分けられる」と報じています。
この『ワイアード』の記事は、「アンソロピックは、1000時間を超えるレッドチーミング(模擬攻撃による安全性検証)の結果、テスターはこのモデル(※『クロード・フェイブル5』)を万能にジェイルブレイク(※AIに設定されている安全対策や利用制限をだまして破り、本来は禁止されている危険な回答を出させる行為のこと)できる手法を見つけられなかったとしている」と報じています。
しかし、この記事は、「もっとも、このような暫定的な対応であっても、『クロード・フェイブル5』の安全対策が、実際の環境でどこまで通用するかは未知数だ」とした上で、「十分な安全対策を講じられるのかという懸念は、4月にミュトス級モデルの一般公開を見送った際の同社の当初の説明の根拠でもあり、その不安は今なお払拭されていないようだ」と論じています。
※Anthropic、「Mythos 5」を限定提供。一般向けには制限付き「Fable 5」(WIRED、2026年6月10日)
https://wired.jp/article/anthropic-releases-claude-fable-5-mythos-5/
ところが、6月12日、米国政府が、「クロード・フェイブル5」と「クロード・ミュトス5」に対し、米国内外を問わず、アンソロピック社の従業員も含めた外国人がアクセスすることを禁じる輸出管理指令を発令しました。
これにより、アンソロピック社は、「クロード・フェイブル5」と「クロード・ミュトス5」の提供を、全世界で停止することを発表しました。
アンソロピック社は、声明で、「政府からの書簡には、国家安全保障上の懸念に関する具体的な詳細は、記載されていなかった」が、「政府は、『フェイブル5』をバイパス、つまり『ジェイルブレイク』する方法を把握したと考えているようだ」と発表しています。
※Statement on the US government directive to suspend access to Fable 5 and Mythos 5(ANTHROPIC、2026年6月12日)
https://www.anthropic.com/news/fable-mythos-access
この声明で、アンソロピック社は、「『フェイブル』のセキュリティ対策は、これまで導入されたどのモデルよりも大幅に効果的である」と主張した上で、「現時点では、どのモデルプロバイダーにとっても、完全な『ジェイルブレイク』耐性は不可能だ。業界で使用されているあらゆるセキュリティ対策は、『ジェイルブレイク』に対して脆弱であり、将来的には普遍的な『ジェイルブレイク』が発見される可能性が高い」と表明しています。
アンソロピック社は、「政府の法的指示には従う」が、「ごくわずかな潜在的な『ジェイルブレイク』の可能性が見つかったというだけで、数億人ものユーザーに展開されている商用モデルを回収すべきだという意見には、同意できない」と、反発しています。
今年4月に発表された「ミュトス・プレビュー」は、非常に高性能であることから、人間が何十年も気づかなかったOSやブラウザの欠陥(ゼロデイ脆弱性)を、自動で大量に見つけ出すことができます。
この高い性能は、同時にハッキングやサイバー攻撃に利用される脅威でもあるため、アンソロピック社は、一般公開を見送っていました。
※片山さつき大臣が「今そこにある危機」と発言! 最強人工知能「クロード・ミトス」は高性能すぎて「核兵器級」の脅威!? (日刊IWJガイド、2026年4月27日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/20260427-2#idx-4
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/55552#idx-4
アンソロピック社が「ミュトス・プレビュー」を提供しているのは、同社が主導する独自のサイバーセキュリティ共同枠組み「プロジェクト・グラスウィング」に参加する企業や組織です。具体的には、マイクロソフト、グーグル、アップル、エヌビディア、アマゾンなどです。
また、米国政府や米軍、NATO、各国の重要インフラ関連組織などにも、提供されています。
他方で、6月10日付『BBC』は、「アンソロピックは、近く上場すると見込まれており、非公開での評価額は1兆ドル(約160兆円)に迫っている」とした上で、「この騒動のいくらかは、マーケティング上の演出に過ぎないのでは、という疑念も出ている」と指摘しています。つまり、米国政府から提供を制限されるほど高性能だという「お墨付き」を得たのは、「プロレス」の可能性もあるのでは、という見方です。
※米アンソロピック、「一般向けには強力過ぎる」AIツールを一般公開(BBC、2026年6月10日)
https://www.bbc.com/japanese/articles/c1wyj3254lqo
米独立メディアの『ゼロ・ヘッジ』は、6月9日付で、「アンソロピック社が、最新の高性能チップを大量に買うために、超大物投資家達から350億ドル(約5.6兆円)もの大規模な融資を受けた」と報じています。
※Apollo And Blackstone Raise $35 Billion For Anthropic In One Of The Biggest Ever Private Credit SPV Deals(Zero Hedge、2026年6月9日)
https://www.zerohedge.com/markets/apollo-and-blackstone-raise-35-billion-anthropic-one-biggest-ever-private-credit-spv-deals
この記事の内容は、現在のAI株が引っ張る株高が、バブルなのか否かという議論とも関連する興味深い内容となっています。以下、その内容を要約してお伝えします。
アンソロピック社は、AIの性能向上のために、大量の高性能チップを必要としていますが、それは、銀行からの融資だけで賄える金額ではありませんでした。
そこで、投資会社アポロは、アンソロピック社に融資するためのプロジェクト「ビッグスカイ」を立ち上げました。
このプロジェクト「ビッグスカイ」の仕組みは、以下のようになっています。
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■【IWJ号外】を出しました! ピーター・ティール氏とアレックス・カープ氏が率いるパランティアの「正体」について、連続で号外を出します。第5回「ピーター・ティール氏率いるパランティアが発表したマニフェストは『テクノ・ファシズム』! アレックス・カープ氏は『戦争に対する解決策は、最も致死的な兵器を持つことです』と正当化!」
ピーター・ティール氏とアレックス・カープ氏らが率いるパランティアをめぐる問題を、【IWJ号外】で、連続してお伝えしています。その第5回です。
【IWJ号外】第1回、第2回、第3回、第4回は、こちらから、御覧いただけます。
※【IWJ号外】新反動主義・暗黒啓蒙・加速主義のドン、ピーター・ティール氏が創業し会長を務めるパランティアが発表したマニフェストは「テクノ・ファシズム」であるとの非難が続出!(第1回) 2026.6.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/531541
※【IWJ号外】ピーター・ティール氏率いるパランティアが発表したマニフェストは「テクノ・ファシズム」!(第2回)宮台真司氏は「クソフェミ」「ウヨブタ」とこきおろす一方で、ティール氏を高く評価! 2026.6.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/531572
※【IWJ号外】ピーター・ティール氏率いるパランティアが発表したマニフェストは「テクノ・ファシズム」!(第3回)東浩紀氏は「自由とビジネスが両立した稀有な輝き」とトンチンカンな絶賛! 2026.6.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/531581
※【IWJ号外】ピーター・ティール氏率いるパランティアが発表したマニフェストは「テクノ・ファシズム」!(第4回)パランティアは、国家・軍の「神経系」と「脳」になろうとしている! 2026.6.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/531627
第5回では、パランティアが発表したマニフェスト22項目について、世界から向けられた鋭い批判を紹介しています。
例えば、ウィーン大学の技術哲学者、マーク・クーケルバーグ氏は、このマニフェストを、「露骨なテクノ・ファシズム」と批判し、こう述べています。
「パランティアは、あくまで請負業者だ──世界中の軍、情報機関、法執行機関が使用する強力なソフトウェアとデータインフラを構築するテック企業である。そのような企業が自ら脚光を浴び、社会の進むべき方向について大仰なイデオロギー的言辞を語り始めるとき、当然ながら疑問が湧いてくる」。
また、ギリシャの経済学者で元財務大臣のヤニス・バルファキス氏は、パランティアが、「核による終末に、AIが駆動する人類存亡の脅威を付け加える意志を事実上表明した」と述べています。
パランティアのマニフェスト22番「私達は、空虚で中身のない多元主義の浅薄な誘惑に抵抗しなければならない。米国の私達、そしてより広く西側は、過去半世紀にわたり、包括性の名の下に国民文化を定義することを抵抗してきた。しかし、何への包括か?」に対し、バルファキス氏は、以下のように読み替えを行なっています。
「22. 黒人、ムスリム、大多数のアジア人、そしてもちろん女性は、劣ったウンターメンシュ(ドイツ語で劣等人種。ナチスが用いた用語)である。
そしてより広く西側の男達は、この半世紀のあいだ、包摂性(インクルーシブネス)の名のもとに、これらの下等な人間を、本来の位置に置くことに抵抗してきた。
それは誤りだった。
そのような下等な人間は、召使いや性的サービス提供者としてでない限り、決して受け入れられてはならない。
少なくとも、我々がロボットを改良し、彼らをまったく必要としなくなるまでは」。
他方で、『テクノロジカル・リパブリック』の共著者であるパランティアCEOのアレックス・カープ氏は、2025年4月30日に開催された「ヒル・アンド・バレー・フォーラム2025」において、パレスチナ人の直接の抗議「あなたはAIと技術でパレスチナ人を殺して金持ちになっている! 私の家族を、パレスチナで殺している! そんな人間が、夜眠れるのか!」という非難に対し、「戦争に対する最も明白な解決策は、西側が最も強力で、最も精密で、最も致死的な兵器を持つことです」と、大量殺人を正当化し、居直っています。
詳しくは、ぜひ、【IWJ号外】第5回を御覧ください。
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