日刊IWJガイド・非会員版「『衝撃! 驚愕の事実! ウクライナの臓器売買の闇!(第2回)ウクライナ兵士から無断で臓器を摘出し、海外へ売却!!』を号外で出します!」2023.8.5号~No.3978号


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~「衝撃! 驚愕の事実! ウクライナの臓器売買の闇!(第2回)ウクライナ兵士から無断で臓器を摘出し、欧州などへ売却!! 米グローバル企業、欧州安全保障協力機構も暗躍!?」を号外で出します!

■8月1日からIWJの新しい第14期がスタートしました! 第13期はたくさんの方から温かいご支援をいただきました! 心より感謝申し上げます! 第13期は、暫定の収支ではありますが、2200万円を超える赤字となった見込みです! 正確な収支は、後日集計後にご報告いたします。第14期も、IWJへの会員登録と、ご寄付・カンパでIWJをご支援ください! 今期こそは赤字転落となりませんようにと祈る気持ちでのリスタートです!!

■IWJは、市民の皆さまお一人お一人の会費とご寄付・カンパで運営しています。7月のご寄付者様のご芳名を、感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの経済危機に手を差し伸べてくださった皆さま、誠にありがとうございます!

■【中継番組表】

■米元陸軍司令官ダグラス・マクレガー元大佐による『アメリカン・コンサバティブ』への寄稿をIWJが全文仮訳!「前例のない西側の支援にもかかわらず、粉々に打ち砕かれたウクライナは、生命維持装置につながれた心臓病患者」「ワシントンはウクライナが勝てると信じ続けている」「ポーランドが直接介入すれば、ロシアはウクライナへ軍事力のすべてを投入するしか選択肢はなくなる」「手遅れになる前に、和平を築け(和平を結べ)、愚か者ども」!!

■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

■【第1弾! 米元陸軍司令官ダグラス・マクレガー氏が「ウクライナは(西側からの)大規模な支援を得るために(ウクライナ軍の)大量の人命を無駄にしている」と指摘!】米国の元陸軍司令官で、トランプ政権で国防長官補の顧問をつとめたダグラス・マクレガー氏が「ウクライナは(西側からの)大規模な支援を得るために(ウクライナ軍の)大量の人命を無駄にしている」と指摘!「ロシアは2022年2月とは比較にならないほど強力な軍事力となっている」と述べ、「ウクライナ軍は崩壊」「この戦争はほぼ終わった」と断言!(『ダグラス・マクレガー・ストレートコールズ』、2023年7月30日)

■【第2弾! ウクライナ南部戦線の救命医療ステーションには膨大な負傷兵が運び込まれ続けている!】『ニューヨーク・タイムズ』がウクライナ南部戦線の救命医療ステーションを現地レポート! 絶え間ない負傷兵の搬送!「衛生兵は、その数は『膨大だ』と語った」!! ほとんどが地雷や砲撃による負傷!(『ニューヨーク・タイムズ』、2023年8月2日)

■ウクライナ紛争への深入りは「米国覇権の終わりの始まり」!? 米国依存から離脱する動きがグローバルサウス諸国で急加速!~7月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、6月28日収録の「岩上安身による元外務省国際情報局長・孫崎享氏インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行! ぜひ『まぐまぐ』からご登録ください!! バックナンバーの単独購入も可能です! サポート会員になればバックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員にご登録を!!

■<インタビュー決定>8月9日(水)午前10時から、国際政治学・国家安全保障論がご専門の、桃山学院大学法学部教授、松村昌廣氏への岩上安身によるZoomインタビュー(録画収録、後日配信)が決定しました! 米国覇権の終わりの始まり、ウクライナ紛争の実相、そしてこの紛争の行く末、東アジアにおける「台湾有事」について、お話をうかがいます!

■【スタッフ募集・事務ハドル班】事務ハドル班は、岩上安身によるインタビューのアポ取りとスケジューリング、各種リサーチ、公共コンテンツの取材のためのアポ取りや、中継スタッフやテキストスタッフと連携して、IWJの活動予定を組み立て、指示を出す、重要な役割を担っています。翌日以降の中継・配信予定と、撮影後に記事化された動画の情報を整理し、翌日の日刊IWJガイドの番組表へ反映する、IWJコンテンツ構成の要となる部署です。

■【スタッフ募集・テキスト(赤反映担当)班】記者として日刊IWJガイドや記事の執筆、エディターとして編集業務を行っていただける方を募集します。特に深夜業務での校正作業を厭わない方は、優遇し、最優先で募集します! 深夜に及んだ場合は、社用車での帰宅が可能です。時給はスタート時は1300円から、能力・実績次第で昇給します。深夜業務は法にのっとった割り増し残業代を支払います。『サビ残』は一切ありません!
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■はじめに~「衝撃! 驚愕の事実! ウクライナの臓器売買の闇!(第2回)ウクライナ兵士から無断で臓器を摘出し、欧州などへ売却!! 米グローバル企業、欧州安全保障協力機構も暗躍!?」を号外で出します!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 日刊IWJガイド8月4日号で、お届けした「ウクライナの臓器売買の闇」の第2回を、本日、号外でお送りします!

 ウクライナの臓器売買の闇を深掘りしてゆくと、ウクライナ兵士から無断で臓器を摘出し、海外へ売却していた事実、バフムートやヘニチェスクなど激しい戦闘が行われた地域では、ウクライナの国家ぐるみの大規模な臓器売買ビジネスが存在していたという証言などが出てきました。

 特に、オランダ人女性医師、エリザベス・デブルーが臓器移植医チームを率い、ウクライナ保健省とウクライナ保安庁が全面的にバックアップしていたという報告は詳細で具体的です。

 さらに、臓器の売却先は欧州、とくにドイツとイスラエルであること、バックにマサチューセッツ州を拠点にした米国のグローバル企業「グローバル・レスキュー」や「OSCE」(欧州安全保障協力機構)がついていたことも見えてきました。

 西側メディアは、説得力に欠けるお粗末な情報操作で、ウクライナの抱える闇のホワイトウォッシュをはかっているのではないでしょうか。

 どうぞ、第1回とあわせてお読みください。

※ウクライナの臓器売買の闇(第1回)なんと、人身売買大国ウクライナの臓器売買にバイデン・ファミリーも関与していた!?…(日刊IWJガイド、2023年8月4日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230804#idx-4
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52602#idx-4

■8月1日からIWJの新しい第14期がスタートしました! 第13期はたくさんの方から温かいご支援をいただきました! 心より感謝申し上げます! 第13期は、暫定の収支ではありますが、2200万円を超える赤字となった見込みです! 正確な収支は、後日集計後にご報告いたします。第14期も、IWJへの会員登録と、ご寄付・カンパでIWJをご支援ください! 今期こそは赤字転落となりませんようにと祈る気持ちでのリスタートです!!

 IWJは8月1日より、新たな第14期のスタートを切りました。

 第13期は、たくさんの方から温かいご支援をいただきました。

 第13期、最後の7月の確定値が出ました。31日間で、182件、232万5000円のご寄付をいただきました。ありがとうございます! これは、月間目標額390万円の約60%にとどまります。

 これにより、第13期の収支につきましては、7月31日時点で、暫定ですが、残念ながら2204万8900円のマイナスとなりました。

 厳しい経済状況の中、第13期最後の7月31日まで、ご寄付・カンパの呼びかけにこたえてくださった皆さまに、私、岩上安身とIWJスタッフ一同、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。

 また、第13期の最終的な収支につきましては、9月末までに経理が、税理士の御指導のもと、決算報告書をまとめ、監査を受けてから税務署に提出します。その結果は、この日刊IWJガイドやIWJのサイト上でご報告いたします。

 新しく始まった第14期も、IWJにとってはまだまだ険しい道のりが続くと思われます。ぜひ、IWJへの会員登録と、ご寄付・カンパで、ご支援をよろしくお願いいたします!!

 8月のカンパ実績をお知らせします。8月1日から2日までの2日間で、5件、21万6000円のご寄付をいただきました。誠にありがとうございます。

 現状の会員数を、お知らせします。

 7月末時点での会員総数は2605人(前年同日比:1040人減)でした。会員の方々の会費と、ご寄付が、IWJの運営の二本柱です。ご寄付も、連日お伝えしているように、目標額を下回っていますが、会員数も会費も減少しています!

 経営は本当に赤字が連続し、厳しい運営状況が続いています。どうぞ、会員登録、あるいは元会員の方は、再開をよろしくお願いします!

 IWJの内部留保も底を尽き、キャッシュフローが不足したため、私、岩上安身が、個人的な私財から、IWJにつなぎ融資をいたしました。

 私がこれまでにIWJに貸し付けて、未返済の残高は約1600万円にのぼります。経理からキャッシュフローが不足している、ということで、あと400万円、つなぎ融資することになり、融資残高は合計2000万円になります! 本当にもう貯金が底を尽きます!

 私の貯えなどたかがしれていますから、この先も同様の危機が続けば、私個人の貯えが尽きた時、その時点でIWJは倒れてしまいます! 支出は徹底的にしぼっており、これ以上はしぼりようがありません!

 皆さまにおかれましても、コロナ禍での経済的な打撃、そしてこのところの物価上昇に悩まされていることとお察しいたします。

 しかし、会費も減少し、ご寄付までもが急減してしまうと、たちまちIWJは活動していけなくなってしまいます。

 ウクライナ紛争に続き、「台湾有事」を口実とする米国の「代理戦争」が、東アジアで画策されている今、私、岩上安身とIWJは、破滅的な戦争を回避すべく、また、ウクライナ紛争報道で明らかになった、偏向マスメディアの不誠実な「情報操作」にとって代わるべく、少しでも正確な情報を皆さまにお届けできるよう走り続けたいと存じます!

 その結果として、日本が戦争突入という悲劇に見舞われないように、無謀な戦争を断固阻止するために、今後も全力で頑張ってゆきたいと思います!

 日本は、米国への依存から脱却をはかり、独立した主権国家として立つべきです。同時に、エネルギーと食料の自給ができず、資源をもつ他の国々からの海上輸送に頼らなければならない、孤立した「島国」であるという「宿命」を決して忘れず、国外にそもそも「敵」を作らない、多極的な平和外交の姿勢を示すべきではないでしょうか!?

 皆さまにはぜひ、マスメディアが真実を伝えない、こうした問題について、IWJが追及を続けてゆくために、どうか、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます!

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、無料で日刊IWJガイド非会員版を読み、ハイライト動画を御覧になっている無料サポーターの皆さまにおかれましては、有料の一般会員登録をぜひともお願いいたします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

 どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、米国に忖度し、隷従を深める日本政府、大手主要メディアの、連日の「情報操作」の積み重ねの恐ろしさと、権力に忖度しないで真実をお伝えする独立メディアの意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 岩上安身

■IWJは、市民の皆さまお一人お一人の会費とご寄付・カンパで運営しています。7月のご寄付者様のご芳名を、感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの経済危機に手を差し伸べてくださった皆さま、誠にありがとうございます!

 7月は31日間で、192件、232万5000円のご寄付・カンパをいただきました。ご寄付をくださった皆さま、本当にありがとうございます。

 ここに感謝のしるしとして、掲載の許可をいただいた方78名様につきましては、順に、お名前を掲載させていただきます。また、弊社ホームページにも掲載させていただくと同時に、ツイッター、フェイスブック等のSNSにて告知させていただきます。

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N.R. 様
フジオ カツノリ 様
勝山 ヒロ子 様
JPLAW 様
アオキ カナメ 様
徳王 信彦 様
M.T. 様
日笠 修宏 様
K.N. 様
M.K. 様
金井 昭夫 様
マツモト ヤスアキ 様
M.K. 様
ハシモト レイコ 様
K.A. 様
新城 靖 様
T.M. 様
M.H. 様
なるもも 様
とと 様

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 皆さま、インフレの物価高と先行きが見えない経済状況の中、誠にありがとうございました。

 いただいたご寄付は、大切に、また最大限有効に活用させていただきます。

 今後とも、ご支援をよろしくお願い申し上げます。


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◆中継番組表◆

**2023.8.5 Sat.**

調整中

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◆中継番組表◆

**2023.8.6 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh1・広島】8:00~「2023年 平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)」
視聴URL:https://twitcasting.tv/iwj_areach1

 「広島市」主催の「2023年 平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)」を中継します。これまでIWJが報じてきた平和記念式典関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%B9%B3%E5%92%8C%E8%A8%98%E5%BF%B5%E5%BC%8F%E5%85%B8

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【IWJ・エリアCh1・広島】13:30~「8・6ヒロシマ平和の夕べ2023 ―登壇:平尾政直氏(『きのこ会』(原爆小頭症被爆者と家族の会)事務局長)、森下弘氏(被爆教師の会)ほか」
視聴URL:https://twitcasting.tv/iwj_areach1

 「8・6ヒロシマ平和の夕べ」主催の集会を中継します。これまでIWJが報じてきた広島原爆関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%ba%83%e5%b3%b6%e5%8e%9f%e7%88%86

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

トラブル続出のマイナンバーカード!!「保険証の廃止はまったく必要がない。マイナンバーカードの強制は絶対に許されない。任意である!!」~7.26「保険証を残してください」国会内集会 ―登壇:医師、教育現場、患者ほか
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/517683

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■米元陸軍司令官ダグラス・マクレガー元大佐による『アメリカン・コンサバティブ』への寄稿をIWJが全文仮訳!「前例のない西側の支援にもかかわらず、粉々に打ち砕かれたウクライナは、生命維持装置につながれた心臓病患者」「ワシントンはウクライナが勝てると信じ続けている」「ポーランドが直接介入すれば、ロシアはウクライナへ軍事力のすべてを投入するしか選択肢はなくなる」「手遅れになる前に、和平を築け(和平を結べ)、愚か者ども」!!

 米国の元陸軍司令官で、トランプ政権で国防長官補の顧問をつとめたダグラス・マクレガー氏が、米国の保守系雑誌『アメリカン・コンサバティブ』に、8月1日付けで寄稿し、ウクライナ紛争について「ウクライナは心臓病患者(瀕死の患者)で、(西側の支援という)生命維持装置を受けている」と指摘した上で、「米国政府はウクライナの損失を軽視し、ロシアの損失を誇張して、ウクライナが勝てると信じ続けている」と述べています。

 この論文でマクレガー氏は、ポーランドがバルト諸国とともに、ウクライナ紛争に直接介入する可能性を指摘し、「そうなれば、ロシアは軍事力のすべてを同時にウクライナに投入する以外に選択肢はなくなるはずである。手遅れになる前に、平和を築け(和平を結べ)、愚か者たち!」と断じています。

※Make Peace, You Fools!(The American Conservative、2023年8月1日)
https://www.theamericanconservative.com/make-peace-you-fools/

 以下は、IWJによるこの『アメリカン・コンサバティブ』のダグラス・マクレガー氏の寄稿の全文仮訳です。

 「平和を築け(和平を結べ)、愚か者たち!

 アメリカのロシアとの代理戦争は、ウクライナを墓場へと変えた。

 戦場では通常、政治的・軍事的指導者たちは、大胆な一歩を踏み出すよりも、じりじりと前進する「漸進主義(ぜんしんしゅぎ・急激な手段を避け、順を追って徐々に目的を達成しようとすること)」を好む。なぜなら、理論的には、消耗戦においては、少数の部隊を導入するほうが、時間の経過とともに危険にさらされる人員が少なくなるからだ。

 1950年、J・ロートン・コリンズ大将(当時)率いる統合参謀本部は、釜山境界線として知られる米国と連合国の飛び地の規模を徐々に拡大することを目的として、朝鮮半島の海岸線に沿って短い包囲網を設けることを推奨した。これは、ノルマンディー上陸作戦のような作戦モデルで、突破口を開くのに十分な兵力を編成するための時間稼ぎであった。

 しかし、ダグラス・マッカーサー陸軍大将はこれに反対した。彼は、釜山を包囲している38度線以南の北朝鮮軍を断ち切ることを約束する、大胆で深い包囲を主張した。

 結果的には、マッカーサーは正しかった。今日、我々は、この短い包囲網こそ、まさに北朝鮮司令部が打ち破るべく準備していたものであったことを知っている。

 振り返ってみると、第二次世界大戦中に米国の同盟国だった中国とともに、北朝鮮が米軍と連合軍の作戦行動を熟知していたことは確かである。アイゼンハワーは、低リスクの方程式に従い、フランスとドイツを横断して中央ヨーロッパに向けて数百万の軍隊を複数の軍隊で並行して移動させる広域戦線戦略に固執していた。

 このような歴史を踏まえれば、マッカーサーが軍を分割して北朝鮮戦線のはるか後方に水陸両用攻撃を仕掛けることはない、と北朝鮮側が考えるのは当然だった。それはあまりにも危険だったからだ。また、仁川(インチョン)の作戦コンセプトは、南北戦争や第一次世界大戦における米軍の戦い方、つまり作戦による勝利ではなく、消耗戦での勝利とも矛盾していた。

 2022年2月、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ウクライナにおける「特別軍事作戦」へのアプローチにおいて、漸進主義を選んだ。プーチン大統領は10万人足らずのロシア軍を投入し、テキサス州ほどの大きさの国土に広範な戦線で浅い浸入攻撃を仕掛けた。

 15年近くにわたり、NATOの東方進出に反対するモスクワの姿勢について、ワシントンと西側諸国を説得することに失敗してきたプーチン大統領は、ワシントンとNATOの同盟国が、核兵器レベルまでエスカレートする可能性のある破壊的な地域戦争よりも、即時の交渉を好むだろうという結論に達したようだ。

 プーチン大統領は、間違っていた。

 彼は合理的選択理論にもとづいて、誤った仮定を立てたのだ。合理的選択理論とは、経済、政治、日常生活において、個人は習慣的に自分の最善の利益に沿った選択をする、という仮定にもとづいて、人間の行動を予測しようとするものである。

 この理論の問題点は、人間は理性的ではないということだ。実際、人間の心はブラックボックスのようなものだ。ブラックボックスの中に何が入っていて、そこからどのような決断が下されるかを観察することは可能だが、ブラックボックスの中で展開される実際の意思決定プロセスは不透明である。

 国際関係や戦争においては、歴史、地理、文化、宗教、言語、人種、民族といった人間のアイデンティティの決定的な特徴も、戦略的評価において重要な位置を占める。

 文化、経験、生来の性格などの理由から、マッカーサーはリスクを冒す人であった。ピーター・ドラッカーが読者に思い起こさせるように、文化は人的資本の基盤である。こうした現実は、合理的選択理論が生み出す非現実的な期待を、日常的に打ち砕く。

 ワシントンは交渉のテーブルに着く代わりに、ロシアの核兵器保有を考慮し、これまで米国がモスクワとの付き合いの指針としていた警戒心を捨てた。ワシントンの政治家層は、ロシアや東欧に対する真の理解もなく、ロシアは『核兵器を持つガソリンスタンド』であるという、故ジョン・マケイン上院議員の考えに同意していた。

 プーチン大統領は、リスクを取る人ではない。しかし、彼は漸進主義を捨て、ロシア軍を戦略的防衛に急速に方向転換させた。

 つまり、ロシア軍が攻撃作戦に復帰するまでの間、ウクライナの損失を最大化する一方で、ロシアの損失を最小化するために考案された戦力の節約策である。

 ロシアの戦略変更は功を奏した。ウクライナ軍に最新兵器、資金、外国人戦闘員、重要情報が前例のないほど投入されたにもかかわらず、ワシントンの代理人は粉々に打ち砕かれた。ウクライナの病院は、傷ついた人間であふれかえり、戦場にはウクライナ人の死体が散乱している。キエフは、生命維持装置につながれた心臓病患者だ」。

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■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

■【第1弾! 米元陸軍司令官ダグラス・マクレガー氏が「ウクライナは(西側からの)大規模な支援を得るために(ウクライナ軍の)大量の人命を無駄にしている」と指摘!】米国の元陸軍司令官で、トランプ政権で国防長官補の顧問をつとめたダグラス・マクレガー氏が「ウクライナは(西側からの)大規模な支援を得るために(ウクライナ軍の)大量の人命を無駄にしている」と指摘!「ロシアは2022年2月とは比較にならないほど強力な軍事力となっている」と述べ、「ウクライナ軍は崩壊」「この戦争はほぼ終わった」と断言!(『ダグラス・マクレガー・ストレートコールズ』、2023年7月30日)

 米国の元陸軍司令官で、トランプ政権で国防長官補の顧問をつとめたダグラス・マクレガー氏が、7月30日に公開したYouTube番組『ダグラス・マクレガー・ストレートコールズ』で、ウクライナ紛争について、「もう終盤に差し掛かったと思う」との見方を示しました。

 マクレガー氏は「ウクライナ軍はおそらく、戦場で30万から35万人の兵士を失ったと思われます。負傷者の数はわかりませんが、現時点では病院はいっぱいで、ウクライナ軍は多くの場合、負傷者の運搬に苦しんでいます」と述べ、一部では弾薬不足と多くの負傷者を抱えていても、上官が退避させてくれないため、ロシア軍に降伏するしかなく、「ウクライナ軍自体が崩壊している」と明らかにしています。

 マクレガー氏によると、ウクライナ南部では、ウクライナ軍の一部がロシア軍の防衛ラインを突破しようと試みているが、主要な防衛ラインのセキュリティーゾーンは15から25キロメートルあり、これまで防衛ラインを突破できたことがないウクライナ軍にとっては「絶望的な状況といえる」とのことです。

 マクレガー氏は「ウクライナは、(西側からの)大規模な政治的支援を得るために(ウクライナ軍の)大量の人命を無駄にしている」と指摘した上で、次のように分析しています。

 「NATOから送ることができるものは、すでにほとんどすべて送られていると思います。

 NATOは、今度はF-16戦闘機の供与を約束していますが、それがいつ届くかもわかりませんし、それが戦況のすべてを根本的に変えるかどうかもわかりません。飛行機には早期警戒管制システム(敵性・非敵性の判断と脅威度・優先度の判断や、近隣の友軍航空機や地上・海上部隊への報告などを行うシステム)がなければ、これらの個々の機体の活用は難しいです。

 インフラが整っておらず、大規模な軍隊をサポート・維持するための構造が十分に整っていなかったことが、最大の問題です。(中略)様々な装備がありすぎると、物流の悪夢になります。結局、この戦争はほぼ終わったと思います」。

 さらにマクレガー氏は、「ロシアのプーチン大統領はこれまで、米国とNATOとの直接対決を避けるために、非常に慎重に行動してきた」と述べ、「プーチン大統領が望んでいるものは、最初から、真剣な停戦交渉だけだった。しかし、すでに戦場で大量の人々が死に、憎しみが生まれて事態を収束させるのが非常に困難になっている」と指摘しました。

 マクレガー氏は、大規模な打撃システムとそれを守る防空能力に加え、電子戦能力にも長けたロシア軍が、「キエフに到達しようと思えば1週間から2週間で到達できるでしょう」との見方を示した上で、「米国は『ウクライナの反撃はまだ始まっていない』『停滞中だ』などと嘘をつき続けている。それがワシントンのやり方だ」と批判しています。

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■【第2弾! ウクライナ南部戦線の救命医療ステーションには膨大な負傷兵が運び込まれ続けている!】『ニューヨーク・タイムズ』がウクライナ南部戦線の救命医療ステーションを現地レポート! 絶え間ない負傷兵の搬送!「衛生兵は、その数は『膨大だ』と語った」!! ほとんどが地雷や砲撃による負傷!(『ニューヨーク・タイムズ』、2023年8月2日)

 8月2日付け『ニューヨーク・タイムズ』が、ウクライナのザポリージャ地方の南部戦線で、前線から数マイル(1マイルは1.6キロメートル)に設置した救命医療ステーションのレポートを掲載し、「各部隊はロシアの塹壕などの防御に迫り、多大な死傷者を出しながら、1マイルごとに血なまぐさい戦いが続いている」「最前線の近くの臨時医療ポスト(救命医療ステーション)には、戦闘で負傷した兵士が絶え間なく運び込まれ続けている。第110旅団の男性3人が治療を受けた臨時医療ポストの衛生兵は、その数は『膨大だ』と語った」と報じています。

 『ニューヨーク・タイムズ』の記者は、ウクライナ軍の許可を受け、「先週、南部戦線160マイルに沿ったいくつかの臨時医療ポストを訪問した」とのこと。

 過去2ヶ月の反転攻勢で、ウクライナ軍はロシアの地雷原やロシア軍の砲撃、ドローン攻撃によって多数の死傷者を出しています。

 この『ニューヨーク・タイムズ』の記事によると、「長い部屋に4台の手術台を備えた臨時医療ポストでは、反転攻勢に参加したいくつかの旅団の負傷者を扱い、2ヶ月間24時間体制で作業を行っている」とのことです。

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■ウクライナ紛争への深入りは「米国覇権の終わりの始まり」!? 米国依存から離脱する動きがグローバルサウス諸国で急加速!~7月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、6月28日収録の「岩上安身による元外務省国際情報局長・孫崎享氏インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行! ぜひ『まぐまぐ』からご登録ください!! バックナンバーの単独購入も可能です! サポート会員になればバックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員にご登録を!!

 IWJではメルマガサイト『まぐまぐ』で、『岩上安身によるインタビュー』をテキスト化し、詳細な注釈をつけて「岩上安身のIWJ特報!』として、毎月発行しています。

 7月は、6月28日に収録した、「岩上安身による元外務省国際情報局長・孫崎享氏インタビュー」の前半をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行しました!

 今年6月24日(ロシア時間の6月23日)、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創始者であるエフゲニー・プリゴジン氏が、自身の部隊を率いて、ロストフ・ナ・ドヌーにあるロシア南部軍管区司令部を含む重要な治安拠点を占拠。部隊の一部が首都モスクワに向かって北上するという軍事クーデターが起こり、世界中の耳目を集めました。

 ワグネル部隊は5月20日、ウクライナ東部ドネツク州のバフムートを激戦の末に制圧し、プーチン大統領から賞賛を受けてその名を上げました。

 しかし、ワグネル部隊を、国軍の一部として統合し、統率したいと考えるロシア国防軍と、プリゴジン氏との関係は悪化し、プリゴジン氏はセルゲイ・ショイグ国防大臣やロシア軍のワレリー・ゲラシモフ参謀総長の名前をあげ、名指しで痛烈に批判してきました。

 クーデター情報は錯綜し、一時は「プーチン大統領が所在不明」というニュースも流れて、ロシアは分裂し、内戦状態に陥るのではないかといった西側マスメディアの報道・情報が「期待」や「願望」を込めて、しきりに流されました。

 しかし、ワグネル部隊はモスクワの手前200キロで進軍を中止。ベラルーシのルカシェンコ大統領の仲介により、誰の血も流れずに約2日で「反乱」は終結。プリゴジン氏はベラルーシに向かった、とされました。

 この不思議な騒動の直後、2023年6月28日に、東京都内のIWJ事務所にて、岩上安身は元外務省国際情報局長・孫崎享氏にインタビューを行ないました。

 このインタビューでは、「プリゴジンの乱」の顛末、西側諸国の関与、NATOの大演習との関連などに踏み込んでいます。

 以下、7月発行の『岩上安身のIWJ特報』の目次です。IWJ会員ではない方も、ぜひご購読ください。

(第609号の目次)
◆「ワシントンはウクライナで終戦を迎える」べき!? 米国の外交・安全保障問題の舵取りに大きな影響力を持つ米外交問題評議会が、ウクライナ紛争を「ミッション・インポッシブル」と言い出した!

(第610号の目次)
◆米国のウクライナ深入りは「米国覇権の終わりの始まり」? しかし紛争の真実にあえて目をつぶる日本のマスメディア!
◆「ワグネルの反乱」主役のプリゴジンは軍人ではない。ソ連崩壊後の「仁義なき戦い」で勝ち残ったヤクザの親分的人物!
◆プーチンに反旗を翻したプリゴジンはウクライナと内通! 米ホワイトハウスはそれを1ヵ月以上前から知っていた!
◆強盗や恐喝で20代のほとんどを刑務所で過ごしたプリゴジン。外食産業で成功、プーチンに重用され、戦争で英雄になって舞い上がった!?

(第611号の目次)
◆プリゴジンを許したプーチンは、西側がレッテルを貼る「優柔不断な独裁者」ではなく、子飼いのヤクザ者(プリゴジン)に適切なケジメをつけただけ。これがロシアのリアル!
◆「ワグネルの反乱」を契機に内部崩壊するロシアを見たかったアメリカとウクライナの誤算!
◆NATOの史上最大の演習は本気じゃない!?「NATOは絶対、入りません。アメリカに従うふりだけしている」
◆プリゴジンの無謀な呼びかけに乗るロシア軍人は現れず! 内戦はウクライナと欧米諸国を利するだけだとわかっている!

 『岩上安身のIWJ特報!』は、まぐまぐ大賞2022のジャーナリズム部門で1位になりました!

 まぐまぐ大賞2022は、2022年にもっとも輝いたメルマガを読者投票とまぐまぐ審査で選出するものです。

 『岩上安身のIWJ特報!』は、2021年の「まぐまぐ大賞2021」のジャーナリズム部門でも第2位に選ばれており、昨年ついに1位を獲得しました。

※まぐまぐ大賞2022部門別賞
https://www.mag2.com/events/mag2year/2022/list.html?cid=journalism&aid=77

※「岩上安身のIWJ特報!」ご購読はこちらから(月額税込880円、初月無料)
https://www.mag2.com/m/0001334810

 岩上安身による元外務省国際情報局長・孫崎享氏インタビューの動画は、以下のURLから御覧ください。

※「ウクライナ紛争というのは、本当に、米国覇権の終わりの始まり、その通りだと思います」~岩上安身によるインタビュー第1124回 ゲスト 元外務省国際情報局長・孫崎享氏 2023.6.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/516860

※安倍元総理を銃殺したのが山上徹也容疑者ではないとすると、日本という国があまりにも自主的に物事を判断できない国というところにまでつながっていく ~岩上安身によるインタビュー第1126回 ゲスト 元外務省国際情報局長・孫崎享氏 2023.7.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/517054

 6月発行の特報は、岩上安身によるジャーナリスト田崎基氏へのインタビューで、「特殊詐欺」シリーズの完結編となります。現在、フルオープンで特別公開中です!

 ぜひこの機会にご視聴、御覧ください! かつ、ぜひとも拡散し、多くの方々に読んでいただいて、IWJをご紹介いただきたいと思います。

※【601号-604号】岩上安身のIWJ特報!背後に「暴力団」が関与し凶悪化する「特殊詐欺」を「高齢者差別」思想が後押し!高齢者に「集団自決」を求めた成田悠輔氏の発言はルフィ事件と同根の大問題!岩上安身による『ルポ特殊詐欺』著者・神奈川新聞報道部デスク田崎基氏インタビュー(その3)2023.7.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/516869

■<インタビュー決定>8月9日(水)午前10時から、国際政治学・国家安全保障論がご専門の、桃山学院大学法学部教授、松村昌廣氏への岩上安身によるZoomインタビュー(録画収録、後日配信)が決定しました! 米国覇権の終わりの始まり、ウクライナ紛争の実相、そしてこの紛争の行く末、東アジアにおける「台湾有事」について、お話をうかがいます!

 岩上安身は8月9日(水)午前10時から、国際政治学・国家安全保障論をご専門とされる、松村昌廣 桃山学院大学 法学部教授にインタビュー(録画収録、後日配信)を行います!

 松村昌廣教授は、1992年に米国州立メリーランド大学大学院で政治学博士を取得され、ブルッキングス研究所 北東アジア研究センター 招聘研究員(2006-2007)、ケイトー研究所 外交政策プログラム 客員研究員(2010)、一般社団法人 平和・安全保障研究所 研究委員(2011-現在)、米国防大学 国家戦略研究所 客員研究員(2013、2016-2017)として研究を積まれ、国際安全保障学会理事(1999-2017)、防衛省行政監視・行政効率化チーム外部有識者委員(2010-2013)、防衛省行政事業レビュー外部有識者委員(2013-2023)、などを歴任されています。

 過去5年間のご著書には、『テキスト日米関係論 : 比較・歴史・現状』(ミネルヴァ書房、2022)、『Security Turbulence in Asia: Shaping New Strategy in Japan and Taiwan』(PublishDrive、2021)、『Defense policy and strategic development : coordination between Japan and Taiwan』(World Scientific、2021)、
『甦る国際権力政治 : ポスト・グローバリゼーションと日本』(芦書房、2019)、『日米同盟と朝鮮半島 : 国際政治における格闘場』(芦書房、2019)、『衰退する米国覇権システム』(芦書房、2018)があります。

 松村教授は、今年、ウクライナ紛争について、「ドンバスにおける米露代理戦争の最終段階としてのロシア・ウクライナ戦争(2014年~2022年)」(『ifimes』、2023年4月6日)、「妨げられる:ウクライナにおける凍結された紛争」(『ifimes』、2023年6月26日)と題する論考を発表されました。『ifimes』は、「中東とバルカン研究のための国際研究所(IFIMES)」のウェブサイトで公開されている調査報告です。

 松村教授は、2022年に勃発したウクライナ紛争は、ユーロマイダン・クーデターとクリミア併合が起きた2014年以降、「8年間にわたるドンバスでの長引く戦乱の文脈の中で起こった」結果なのだと指摘しています。原因と結果をとり違えてはいけないとも、警告されています。

 ウクライナ紛争の実相は、どこを起点として見るかで、まったく異なってきます。

 ロシアが2022年2月24日に突如としてウクライナに侵攻したとみれば、「いわれのない侵略」だということになります。

 しかし、2014年のユーロマイダン・クーデターとクリミア併合を起点としてみれば、メルケル前ドイツ首相が昨年述べたように、ドンバス紛争停戦のミンスク合意は、米国と西側諸国が、ウクライナがロシアと戦えるように8年かけて準備をしてきた結果であり、「代理戦争」だということになります。

 多くの資料にもとづいた精緻な分析を示している松村教授に、ウクライナ紛争の実相、そしてこの紛争の行く末、東アジアにおける「台湾有事」について、そして米国の覇権の終わりの始まりについて、おうかがいします。

※The Russia-Ukraine warfare as the final stage of U.S.-Russia proxy war in Donbas(2014-2022)(ifimes、2023年4月6日)
https://www.ifimes.org/en/researches/the-russia-ukraine-warfare-as-the-final-stage-of-us-russia-proxy-war-in-donbas-2014-2022/5156

※Hindered: a frozen conflict in Ukraine(ifimes、2023年6月26日)
https://www.ifimes.org/en/researches/hindered-a-frozen-conflict-in-ukraine/5188

■【スタッフ募集・事務ハドル班】事務ハドル班は、岩上安身によるインタビューのアポ取りとスケジューリング、各種リサーチ、公共コンテンツの取材のためのアポ取りや、中継スタッフやテキストスタッフと連携して、IWJの活動予定を組み立て、指示を出す、重要な役割を担っています。翌日以降の中継・配信予定と、撮影後に記事化された動画の情報を整理し、翌日の日刊IWJガイドの番組表へ反映する、IWJコンテンツ構成の要となる部署です。

 ご応募の資格は、第一に穏やかな性格で明るく協調性のある方。第二にトラブルなく対外的な交渉をできるコミュニケーション能力の高い方。第三にPCスキルがある方です。時給は1200円から、仕事の習熟に伴って昇給していきます。

 入社ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jpまでお送りください。

※スタッフ募集フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdiPIiSuiFyoVpF_HRNqdbKlIucA_Vdk6DEWqCq7mCQM6O1kw/viewform

■【スタッフ募集・テキスト(赤反映担当)班】記者として日刊IWJガイドや記事の執筆、エディターとして編集業務を行っていただける方を募集します。特に深夜業務での校正作業を厭わない方は、優遇し、最優先で募集します! 深夜に及んだ場合は、社用車での帰宅が可能です。時給はスタート時は1300円から、能力・実績次第で昇給します。深夜業務は法にのっとった割り増し残業代を支払います。『サビ残』は一切ありません!

 日刊IWJガイドや記事の執筆、編集などの作業のうち、主に日刊IWJガイド校了前の赤反映業務に携わってもらいます。パソコンのスキルが必要です。時に深夜まで及ぶことがありますが、社用車での帰宅、あるいは自宅への送りが可能です。

 雇用形態はアルバイトまたは契約社員で時給1300円からのスタートになります。能力と実績次第で昇給します。正社員登用の途もあります。在宅勤務や業務委託契約も相談に応じます。残業代、深夜残業代もきっちりお支払いします。

 入社ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jpまでお送りください。

※スタッフ募集フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdiPIiSuiFyoVpF_HRNqdbKlIucA_Vdk6DEWqCq7mCQM6O1kw/viewform

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230805

IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、尾内達也、前田啓)

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