日刊IWJガイド・非会員版「マリウポリの製鉄所で16日、アゾフ連隊の退避開始! エストニアで16日、NATOが大規模演習を開始!!」2022.5.18号~No.3534号


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~ツイッター「IWJ_Sokuho」5月17日、マリウポリの製鉄所で16日、アゾフ連隊の退避開始! ウクライナは「任務を完了した」と主張! ロシア『RT』は「マリウポリの戦いは事実上終わり、ロシアは戦略的に重要な都市を完全に掌握した」と報道!! 16日、エストニアでNATOが大規模演習を開始!

■IWJの活動には市民の皆さまのご寄付・カンパが欠かせません! しかし今月5月は月半ば過ぎた現在29%と3割に届きません! 昨年8月から4月末までの、第12期の9か月間にわたる累積の不足金額309万5534円を、5月の未達成分284万7545円とあわせると594万3079円、5月末までに必要となります! 5月も、ぜひウクライナ報道で孤軍奮闘するIWJの活動をご寄付・カンパでご支援ください!

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■【中継番組表】

■ウクライナで弾圧されている人々の生の声(2)後編~ウクライナ左翼連合リーダー、ヴァシリイ・ヴォルガインタビュー!「ウクライナの権力者は、クリミアを疎外するためにできる限りのことをした。ロシア語による放送の停止、ロシア語の高等教育の停止などだ」「(ロシア語話者の多い)ドネツクとルガンスクを有刺鉄線で囲い原爆で破壊すべきだ」と親欧米派のユリヤ・ティモシェンコ・ウクライナ元首相はユーロマイダンで公言していた。

■「ファクターX」は消滅したのか!? 東アジアでコロナが感染再爆発! 北朝鮮で4月末から発熱者が累計148万人、死者数56人と発表するも、韓国情報当局は死者300人と推計!「建国以来の大動乱」に朝鮮人民軍も投入!! ゼロコロナ政策を転換した台湾では12日から新規感染者が6日連続6万人超え!! 一方、3月末から厳格なロックダウンを続ける上海市は、解除予定を「6月」と発表!
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■はじめに~ツイッター「IWJ_Sokuho」5月17日、マリウポリの製鉄所で16日、アゾフ連隊の退避開始! ウクライナは「任務を完了した」と主張! ロシア『RT』は「マリウポリの戦いは事実上終わり、ロシアは戦略的に重要な都市を完全に掌握した」と報道!! 16日、エストニアでNATOが大規模演習を開始!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 IWJは、ツイッターアカウント「IWJ_Sokuho」で、ウクライナ情勢をツイートしています。テレビでは流れない情報や、石油・天然ガスなどの資源問題、ウクライナの実情もあわせて、多角的にウクライナ情勢をお伝えしています。ぜひ、一度御覧ください。

※IWJ速報@IWJ_Sokuho
https://twitter.com/IWJ_Sokuho

 17日付けCNNは、「ロシア国防省は、ウクライナ南東部マリウポリのアゾフスタリ製鉄所から負傷したウクライナ兵を退避させる作業が始まったと明らかにした」と報じました。

※【速報6759】CNN、17日「ロシア国防省は、ウクライナ南東部マリウポリのアゾフスタリ製鉄所から負傷したウクライナ兵を退避させる作業が始まったと明らかにした」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1526435021237547008

 CNNは「ロシア国防省は声明で、製鉄所の敷地に立てこもっていたウクライナ軍要員の代表者との間で16日、負傷兵の退避に関する合意に達したと述べた」と報じており、停戦の枠組みが確立して人道回廊が開通しているとのことです。

 また、このCNNの記事は「マリウポリにいるウクライナ軍部隊のひとつ『アゾフ連隊』は16日遅くの声明で、『マリウポリの全守備隊は人命を守るため、軍最高司令部の承認された決定を実行している。ウクライナ国民の支援を望む』などと述べた」と報じています。

 一方、同じニュースをロシア国営『RT』は、「ウクライナはアゾフスタリ製鉄所の戦闘員に降伏を命じる。『部隊は与えられた任務を完了した』とキエフは主張している」と報じています。

※【速報6761】ロシア国営『RT』16日、「ウクライナはアゾフスタリ製鉄所の戦闘員に降伏を命じる。『部隊は与えられた任務を完了した』とキエフは主張している」「キエフによると、製鉄所に駐留している間、部隊はロシア軍の他の戦域での活動を阻止した」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1526439334127144960

 両方の記事とも、16日に264人の兵士がアゾフスタルを離れ、負傷した軍人はノボアゾフスクの病院に53人、ドネツク人民共和国の一部であるオレニフカに211人の兵士が収容されていると報じていますが、『RT』はアゾフ連隊について、次のように説明しています。

 「彼らの大部分はネオナチの『アゾフ連隊』のメンバーだ。このグループの軍服にはナチスの記章が描かれ、メンバーは鉤十字などのシンボルのタトゥーを入れて写真に収められている。その初代司令官アンドレイ・ビレツキーは、『世界の白色人種を率いて、セム人主体のUntermenschen(劣等人種)に対する…最後の十字軍を行う』ことがウクライナの使命であると考えていると述べている」。

 また、『RT』は、「ウクライナのアンナ・マルヤル国防副大臣とウクライナ軍参謀本部によると、降伏した人々は、キエフが捕虜としたロシアの捕虜と交換されることになっている」とした上で、次のように報じています。

 「しかし、交換の条件はまだ決定されていない。

 モスクワはまだ交換について公言していない。一方、ウクライナ側は『降伏』という表現の使用を避けようとしている。

 最後のウクライナ兵がアゾフスタリを去った後、マリウポリの戦いは事実上終わり、ロシアは戦略的に重要な都市を完全に掌握したことになる」。

 毎日ウクライナの戦況分析を行なっている米国のシンクタンク「戦争研究所(Institute for the Study of War)」は、このマリウポリの状況について、16日、人道回廊の開通とアゾフスタリ製鉄所からの負傷者の退避を報告した上で、次のように分析しています。

 「ウクライナのアゾフ連隊長デニス・プロコペンコは、82日間にわたりロシア兵の他戦域への再配置を防ぐために、アゾフスタリのウクライナ人兵士はその命令を完了したとする曖昧なビデオを公開。今後数日間、残りのマリウポリ兵士を退避するために、ウクライナ・ロシア当局は交渉を行っていく可能性もある」。

※【速報6767】米戦争研究所、16日「アゾフ連隊長デニス・プロコペンコは、82日間にわたりロシア兵の他戦域への再配置を防ぐために、アゾフスタリのウクライナ人兵士はその命令を完了したとする曖昧なビデオを公開」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1526458511542038529

 その上で戦争研究所(ISW)は、次のように報告しています。

 「ロシア軍は、ロシアからの輸送ルートを確立するためにマリウポリ港を再開させようとしている。ドネツク人民共和国は、民兵が5月25日までに港を掘り起こすと主張した。ロシア軍は5月15日に港の海底から沈没したウクライナ船を引き上げた。アンドリュシェンコ(マリウポリ市長顧問)は、別の沈没ウクライナ船と地雷がロシア軍の港再開を阻んでいると述べた」

 また、ISWはウクライナの他の戦域について、16日の戦況を次のように分析しています。

 「ロシア軍は5月16日、ウクライナの前線に沿って限定的な地上攻撃を行い、ほとんど失敗した。

 ハリコフ市周辺のロシア軍集団は、国境を守り、ウクライナ軍の北方への進出を阻止しようとしているのが目立つ。この活動は、戦争初期にロシア軍がキエフ、チェルニヒフ、スームィ周辺からロシア領に完全に撤退したのとは異なる。

 ロシア軍は、ウクライナ軍がロシアの主要都市であり、ロシア軍の重要拠点であるベルゴロド近郊がロケット砲の射程に入るのを防ぐために、ウクライナ国内の陣地を維持し、ウクライナ軍の陣地への砲撃を続けるかもしれない。

 ロシア側は、ハリコフ方面へ南下する反攻作戦を行うことも考えられるが、そのような作戦が成功する可能性は極めて低いと思われる。

 ロシアの軍事ブロガーたちは、ロシアの軍事的努力に懐疑的で、ウクライナにおけるロシアの軍事的失敗に関する西側の評価と一致するような分析を投稿し続けている。

 そのようなブロガーの一人であるイゴール・ストレルコフは、ドンバスを奪うためのロシアの攻勢は結局失敗し、『一つの大きな集落も解放されていない』と主張した。ストレルコフは、ルビージュネ(ルハンスク州)の占領はドンバスでの新しい攻勢が始まる前に起きたので、比較的重要ではないとさえ指摘した。ストレルコフは、ロシア軍が夏までにドンバスを解放する可能性は低く、ウクライナ軍はドネツク市周辺の陣地を維持すると述べている。

 ストレルコフは特に、これまでのロシアの失敗は驚くに値しないと主張した。なぜなら、ロシア軍司令部の意図は作戦を通じて明白であり、ウクライナ軍は最善の対応策を正確に認識しているからである。また、ロシア軍は『敵が提案したルール』に従って疲弊するまで戦っていると警告している。

 親ロシア派のミルブロガーたちが、ロシアの戦争努力に幻滅し続けることは、ロシア自身の不満を煽るかもしれない。特にモスクワが、訓練不足の大砲の餌を前線に送るような募集・徴兵活動を続けるなら、なおさらである」

※【速報6770】米戦争研究所、16日続き「ロシア軍は5月16日、ウクライナの前線に沿って限定的な地上攻撃を行い、ほとんど失敗した。ハリコフ市周辺のロシア軍は、国境を守り、ウクライナ軍の北方への進出を阻止しようとしているのが目立つ」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1526464569903722497

 ISWはさらに、「ウクライナの占領地でロシアの占領行政機関と親ロシア派の協力者の間で摩擦が高まっている」と、以下のように報告しています。

 「ウクライナの占領地では、ロシアの占領行政機関と親ロシア派の協力者の間で摩擦が高まっている。

 ザポリージャ州軍政局は、ロシア軍が個人的な権力争いのために協力者と深刻な対立を抱えていると報告した。ザポリージャの有名な協力者は、ロシアが設置した地域の知事が彼の1万ルーブルの報酬を盗んだと非難している。マリウポリ市長顧問のペトロ・アンドリシェンコはさらに、ドネツク人民共和国(DNR)軍に動員された人々の親族が、ドネツク市で動員に対する集団抗議行動を行っていると主張した。

 ISWはこれらの主張を独自に検証することはできないが、占領軍関係者の間で起きているこのような不満は、占領地におけるロシア当局の計画性の欠如を示唆しており、現在、ロシアの損失がますます明らかになっていることに拍車をかけている」

※【速報6776】米戦争研究所、16日続き「ウクライナの占領地では、ロシアの占領行政機関と親ロシア派の協力者の間で摩擦が高まっている。ザポリージャ州軍政局は、ロシア軍が個人的な権力争いのために協力者と深刻な対立を抱えていると報告した」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1526472238123188224

 また、ISWは、ハルキウからイジュムでの戦況を次のように分析しています。

 「ロシア軍はイジュムからどの方向への前進も確認されず、5月16日の新たな攻勢に備えて再編成に集中した。

 親ロシア派のテレグラム・チャンネルは以前、ロシア軍がイジュムから南に約25kmのドヴェンケに入ったと主張した。別の親ロシア派のテレグラム・チャンネルでは、5月16日にも同地で戦闘が継続されているが、攻勢は『血まみれの肉弾戦だった』とし、ドヴェンケのウクライナ軍の要塞が有効でロシア側に大きな損失を与えたと指摘した。

 ウクライナ参謀本部は、ロシア第20親衛軍部隊が、イジュム周辺で損失を被り、スラビャンスクへの新たな攻撃に備えて、再編成しているようだと述べている。ウクライナ軍はイジュム地域のロシア軍拠点に対する攻撃を続けており、ウクライナ参謀本部は、ウクライナ軍が5月16日にイジュムのロシア軍弾薬庫を破壊したと主張している。

 こうしたウクライナの標的攻撃は、イジュム周辺のロシアの物流能力に継続的に圧力をかけ、この地域で計画されているロシアの攻勢を中断させる要因になっていると思われる」

※【速報6779】米戦争研究所、16日続き「ロシア軍はイジュムからどの方向への前進も確認されず、5月16日の新たな攻勢に備えて再編成に集中した。親ロシア派のテレグラム・チャンネルは以前、ロシア軍がイジュムから南に約25kmのドヴェンケに入ったと主張した」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1526481136230072320

 さらに分析は続きます。

 「ロシア軍はドネツク州とルハンスク州で攻勢を続け、5月16日に限定的な利益を得た。ルハンスク州政府代表のセルゲイ・ガイダイは、この地域のロシア軍はビロホリフカ方面からの領土確保、セベロドネツク奪取の継続、リシチャンシクへの高速道路の支配に集中していると述べた。ウクライナ参謀本部は、ロシア軍がセベロドネツクで積極的な地上作戦を行わず、代わりにルビジュネ~セベロドネツク~リシチャンスク地域のウクライナ陣地に激しい砲撃を行ったと指摘した。

 これは、ロシア軍がイジュム~スラビャンスク~デバルツェヴェ高速道路の東側の地域の本格的包囲を行うことができず、砲撃を伴う浅い包囲に専念していると思われるという、我々の以前の評価と一致するものである。

 この地域のウクライナ軍は、セベロドネツクとリシチャンシクに対するロシアの更なる攻撃を妨害するために、ルビージュネとセベロドネツク間のロシアの通信ルートと鉄道橋を破壊していると伝えられている。

 ロシア軍はさらに、セベロドネツク南方のトシキバ、ピルプチャティネ、およびヒルスキ周辺で攻撃活動を継続し、これはスラビャンスク~クラマトルスク地域への北西方向の高速道路アクセスを確保するか、セベロドネツクと他のウクライナ地域を結ぶ最後の高速道路をバーフムトで切断するために、バーフムトに向かって押し寄せるものと思われる」

※【速報6783】米戦争研究所、16日続き「5月16日、ルハンスク州政府代表のセルゲイ・ガイダイは、ロシア軍がビロホリフカ方面からの領土確保、セベロドネツク奪取の継続、リシチャンシクへの高速道路の支配に集中していると述べた」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1526487627527884803

 ISWはさらに、南ウクライナのヘルソン州、ムィコラーイウ州、オデッサ州の戦況も、以下のように分析しています。

 「ウクライナ軍は、ヘルソン州におけるロシアの弾薬と野戦基地を攻撃したと報告した。ウクライナの南部作戦司令部は、ウクライナ軍がチョルノバイフカのロシア弾薬庫を攻撃したと報告した。

 ウクライナ参謀本部は、ウクライナ軍がムィコラーイウ州南東部の境界にあるロシア野戦基地も破壊したと報告。ウクライナ軍はおそらく前線のすぐ近くにある効果のないロシア弾薬庫に対して砲撃と空爆を与え続けることになる。

 ロシア軍は、ドニエステル河口に架かる破損した橋を完全に破壊する目的で、オデッサ州へのミサイル攻撃を開始した。ロシア軍は、西側諸国がウクライナに援助を提供できるルートの一つを破壊するために、オデッサ州とルーマニアを結ぶウクライナの輸送インフラを引き続き標的とすると思われる」

※【速報6788】米戦争研究所、16日続き「ウクライナ軍は、ヘルソン州におけるロシアの弾薬と野戦基地を攻撃したと報告した。ウクライナの南部作戦司令部は、ウクライナ軍がチョルノバイフカのロシア弾薬庫を攻撃したと報告した」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1526494666169798656

 16日付け『RT』は、NATOの大規模演習が16日からエストニアで始まったと報じました。

 『RT』によると、「ヘッジホッグ2022」と名付けられたこの演習は、バルト三国の歴史の中でも最大級で、米国、スウェーデン、フィンランド、ウクライナなどNATO加盟国とパートナー国14か国から約1万5000人の兵士が参加する予定だということです。

※【速報6791】ロシア国営『RT』16日「NATOの大規模演習『ヘッジホッグ2022』が16日からエストニアで始まった。バルト三国の歴史の中でも最大級の演習。米国、スウェーデン、フィンランド、ウクライナなど14か国から約1万5000人の兵士が参加する予定」
https://twitter.com/IWJ_Sokuho/status/1526502450001088513

 さらに記事は次のように、NATOの脅威を批判的に報じています。

 「NATOの声明によると、この訓練には米海軍のワスプ級揚陸艦『キアサージ』も参加するという。NATOとエストニア国防軍副司令官ヴェイコ=ヴェロ・パルム少将はともに、ロシア国境から60キロ余りの地点での訓練が、モスクワがウクライナで続けている軍事行動と関係があることは否定している。

 フィンランドとスウェーデンがNATOへの加盟を正式に発表した翌日から始まったこの訓練は、ウクライナ紛争が勃発するずっと前から計画されていたと、欧米当局者は述べている。

 しかし、エストニアでの演習は、ロシア国境付近でのNATOの大規模な軍事活動の一端に過ぎない。バルト三国のリトアニアでは、NATO軍3000人とドイツのレオパルド2戦車を含む1000個の軍用装備が参加する『アイアンウルフ』演習が開催されている。

 NATOの金曜の声明によると、NATOの最大規模の演習である『ディフェンダー・ヨーロッパ』と『スウィフト・レスポンス』の2つがポーランドと他の8か国で行われ、20カ国から18000人の兵士が参加しているとのことだ。(中略)

 NATO対応部隊は現在、ドイツで行われる7500人規模の『ヴェッティナー・ハイデ』訓練に参加している。地中海では、NATOの指揮下に入る米空母トルーマンが参加する『ネプチューン・シリーズ』の訓練が行われようとしている。冷戦終結後、米国の空母群がNATOの指揮下に入るのは2回目であると、NATOは発表している。

 6月には、バルト三国とポーランドで、NATOが『ヨーロッパ最大の統合防空・ミサイル防衛演習』と表現する、23か国が参加する演習が開催される予定だ。

 4月下旬には、フィンランドがNATOの海軍訓練を開催した。現在、フィンランドでは、米国、英国、エストニア、ラトビアの軍隊が参加する合同陸上訓練も開催されている。

 この大規模な軍事演習は、ロシアとNATO、そしてNATOのパートナー諸国との緊張が高まる中で行われている」

■IWJの活動には市民の皆さまのご寄付・カンパが欠かせません! しかし今月5月は月半ば過ぎた現在29%と3割に届きません! 昨年8月から4月末までの、第12期の9か月間にわたる累積の不足金額309万5534円を、5月の未達成分284万7545円とあわせると594万3079円、5月末までに必要となります! 5月も、ぜひウクライナ報道で孤軍奮闘するIWJの活動をご寄付・カンパでご支援ください!

 おはようございます。IWJ代表の岩上安身です。

 IWJでは、今期第12期の年間の予算を立てる上での見通しとして、代表である私、岩上安身への報酬をゼロにすることを筆頭に、支出をぎりぎりまでにしぼった上で、IWJの運営上、1カ月の間に必要なご寄付・カンパの目標額を月額400万円と見積もらせてもらっています。

 昨年8月から始まったIWJの今期第12期は、5月で10か月目に入りました。

 今期スタートの8月1日から4月30日までの9か月間の累計の不足分は、309万5534円となっています。

 5月は1日から16日までの16日間で、82件、115万2455円、目標額の29%分に相当するご寄付・カンパをいただきました。ありがとうございます! とはいえ、5月半ばで月間目標の3割に届かず、今月はすでに黄色信号が点滅し始めています!!

 4月末までの不足分309万5534円に、5月の未達成分284万7545円を足し合わせると、5月末までに594万3079円が必要となります! 今月5月を含めて、7月末に迎える今期末までの残り3か月で赤字を削って、不足分をゼロにできるかどうか、どうか皆さまのお力で、ご支援ください!

 IWJの会員数は現在3241人です。そのうちサポート会員は1108人です(2022年4月30日現在)。本当に心苦しいお願いではありますが、会員の皆さま全員が1834円ずつカンパしてくださるか、サポート会員の皆さまが全員1人5364円ずつカンパしてくださったならば、なんとかこの赤字は埋められます!

 伏してお願いいたします! どうか皆さまのお力で、この窮状をお助け願います!

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
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 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします。
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※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします。

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJホームページからもお振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

岩上安身拝

■IWJは、市民の皆さまお一人お一人の会費とご寄付・カンパで運営しています。4月のご寄付者様のご芳名を、感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの経済危機に手を差し伸べてくださった皆さま、誠にありがとうございます!

 4月は30日間で、345件、388万2650円のご寄付・カンパをいただきました。ご寄付をくださった皆さま、本当にありがとうございます。

 ここに感謝のしるしとして、掲載の許可をいただいた方152名様につきましては、順に、お名前を掲載させていただきます。また、弊社ホームページにも掲載させていただくと同時に、ツイッター、フェイスブック等のSNSにて告知させていただきます。

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TAKUMI KITA 様
T.K. 様
小林一成 様
別府まゆみ 様
T.A. 様
森田文弥 様
小林和久 様
宮澤 隆 様
Y.S. 様
T.I. 様
C.K. 様
M.H. 様
r.n. 様
T.I. 様
武本惠美子 様
T.I. 様
カワムラ 様
J.K. 様
T.Y. 様
A.K. 様

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 皆さま、コロナ禍の厳しい経済情勢の折、また、ウクライナ戦争の影響が及び始めている情勢下、誠にありがとうございました。

 いただいたご寄付は、大切に、また最大限有効に活用させていただきます。

 今後とも、ご支援をよろしくお願い申し上げます。


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◆中継番組表◆

**2022.5.18 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

調整中

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◆中継番組表◆

**2022.5.19 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】18:00~「経済安保法の危険な本質を暴く!『共同テーブル』緊急シンポジウム―登壇:佐高信氏(評論家)、青木理氏(ジャーナリスト)、海渡雄一弁護士」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「共同テーブル」主催の緊急シンポジウムを中継します。これまでIWJが報じてきた経済関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/economy

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

「当事者の人たちが壊れていく! 非正規の問題を放置している限りこの問題は続く!!」~5.14 みずほ塾 in 千葉 第2回「コロナ禍における困窮者支援活動の現状と課題」―登壇:瀬戸大作氏(反貧困ネットワーク事務局長)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/505853

「今や世界経済の大転換機、世界は人口減少期にはいった! 米国の代理戦争が引き起こす食料・エネルギー不足により『狂乱物価』の大波が日本を襲う!」(第2回)~岩上安身によるインタビュー第1075回 ゲスト エコノミスト田代秀敏氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/505807

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■ウクライナで弾圧されている人々の生の声(2)後編~ウクライナ左翼連合リーダー、ヴァシリイ・ヴォルガインタビュー!「ウクライナの権力者は、クリミアを疎外するためにできる限りのことをした。ロシア語による放送の停止、ロシア語の高等教育の停止などだ」「(ロシア語話者の多い)ドネツクとルガンスクを有刺鉄線で囲い原爆で破壊すべきだ」と親欧米派のユリヤ・ティモシェンコ・ウクライナ元首相はユーロマイダンで公言していた。

 ウクライナで実際に弾圧に遭っている人々の生の声を聞くことで、ウクライナ社会の抱える大きな問題の実相を明らかにするシリーズの第2弾(後編)です。

 <ロシア=悪魔の加害者vsウクライナ=善なる被害者>という硬直した構図から脱却し、戦争が拡大しないように、一刻も早く、停戦を実現するには、戦争の根本原因を探求し、マスメディアの作り出した偏向したストーリーではない、本当の事実にもとづいて現実を把握し直すことが重要です。

 ウクライナ社会内部からの声に耳を傾けることは、そのための、大きなヒントを提供してくれるはずです。

 シリーズの第2弾では、ウクライナ左翼連合リーダー、ヴァシリイ・ヴォルガインタビューを全文仮訳し、ヴァシリイ・ヴォルガ氏の声に耳を傾けます。5月12日に前編を、前回の5月14日に中編をお届けしました。本日は、その後編にあたります。

※ウクライナで弾圧されている人々の生の声(2)前編~ウクライナ左翼連合リーダー、ヴァシリイ・ヴォルガインタビュー!「『あなたはわかっていない。これは強力なイデオロギー闘争の始まりなのです』」!「血の流れない国家はない」!
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50774#idx-6

※<スクープ!>2004年のオレンジ革命から米国はウクライナの権力監視団体や人権団体に対して100万ドル(約1億3000万円)で親欧米の野党候補ヴィクトル・ユシチェンコを支持するよう買収工作をしていた! ウクライナで弾圧されている人々の生の声(2)中編~ウクライナ左翼連合リーダー、ヴァシリイ・ヴォルガインタビュー!「100万ドルの賄賂の申し出を受けたのは初めてでした」! オレンジ革命のジャンヌ・ダルクの正体!!「彼女(ユリア・ティモシェンコ)は金のためなら誰でも殺します」!
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50787#idx-5

 ヴァシリイ・ヴォルガ氏は、ロシアの軍事作戦が始まってから、ウクライナ政府によって拉致され、現在、行方不明になっています。

 以下から、NEW COLD WARのサイトに2018年11月26日に掲載されたヴァシリイ・ヴォルガ氏へのインタビューの後編をご紹介します。

※Interview with Vasiliy Volga, the leader of Uraine Union of Left Union(NEW COLD WAR、2018年11月26日)
https://newcoldwar.org/interview-with-vasiliy-volga-the-leader-of-the-ukrainian-union-of-left-forces/

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■「ファクターX」は消滅したのか!? 東アジアでコロナが感染再爆発! 北朝鮮で4月末から発熱者が累計148万人、死者数56人と発表するも、韓国情報当局は死者300人と推計!「建国以来の大動乱」に朝鮮人民軍も投入!! ゼロコロナ政策を転換した台湾では12日から新規感染者が6日連続6万人超え!! 一方、3月末から厳格なロックダウンを続ける上海市は、解除予定を「6月」と発表!

 北朝鮮国内で爆発的に新型コロナウイルス感染が拡大し、死者も出ていることを、北朝鮮の金正恩政権が公表し始めています。

 北朝鮮の国営朝鮮中央通信は17日、これまでの状況を次のように報じています。

 「国家非常防疫司令部の通報によると、5月15日18時から16日18時まで全国的に26万9510人余りの発熱者が新たに発生し、17万460人余りが全快したし、6人が死亡した。

 4月末から5月16日18時現在まで発生した全国的な発熱者は148万3060人余りであり、そのうち81万9090人余りが全快し、66万3910人余りが治療を受けている。

 現在までの死者は56人である」

※全国的な伝染病拡散および治療状況を通報(朝鮮中央通信、2022年5月17日)
https://kcna.kp/jp/article/q/14ae7c8ab80f4e66d72d9efa4c5fa16d1cfd6beecb3161b69e582ab5b8ecfeda6eb9be7e9c71d6ff8f4bcb00b0a68a0c.kcmsf

 「発熱者」と発表しているのは、北朝鮮国内で新型コロナ感染を確定するPCR検査が十分に機能していないためと見られており、実際の感染者はこれ以上ともいわれています。

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