┏━━【目次】━━━━━━━━━
┠■はじめに～米国を始めとしたファイブ・アイズは、北京冬季五輪に対して「外交的ボイコット」で足並みを揃えつつある！ 日本も「外交的ボイコット」を検討中!? 「外交的ボイコット」の理由はウイグル自治区での人権侵害！ 米国の民主主義は？
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┠■岩上安身より、皆さまへ緊急のお願いです!! 12月6日までのご寄付・カンパは月間目標額の7%にとどまっています!! 11月末までの累積の赤字は約628万円に！ どうか緊急のご支援をよろしくお願いします!!
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┠■【中継番組表】
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┠■バイデン大統領は、世界約110の国・地域の指導者らを招いて12月9日、10日にオンラインで「民主主義サミット」を開催！ 中国はこれに対抗して、米国民主主義の徹底批判の報告書「米国民主主義の10の問題」を発表！
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┠■オミクロン株に対してファイザーのワクチンが感染を予防する効果は、初期の新型コロナウイルスに比べると、最悪で41分の1に落ち込むと南アフリカの研究チームが発表！ 一方で感染歴があり、かつワクチン接種をしている場合はオミクロン株に対しても十分な中和抗体が保有されていることを確認！
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┠■＜IWJ取材報告＞「今日は太平洋戦争が始まった日！」「岸田首相は所信表明演説で『敵基地攻撃能力』の保有、憲法改正を言った！」「絶対に戦争しない政治を社民党は全力でやる！」～12.8社会民主党 福島瑞穂党首 定例会見
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┠■＜本日のタイムリー再配信＞本日夜8時より「『ナチスの手口』『緊急事態条項』の正体に迫る！岩上安身によるインタビュー 第604回 ゲスト 升永英俊弁護士」を、公共性に鑑み、フルオープンでお送りします！
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■はじめに～米国を始めとしたファイブ・アイズは、北京冬季五輪に対して「外交的ボイコット」で足並みを揃えつつある！ 日本も「外交的ボイコット」を検討中!? 「外交的ボイコット」の理由はウイグル自治区での人権侵害！ 米国の民主主義は？

　おはようございます。IWJ編集部です。

　12月7日付の日経新聞は、中国外務省の趙立堅副報道局長が、7日の記者会見で、米国が2022年2月の北京冬季五輪に選手団以外の外国使節団を派遣しない「外交ボイコット」を決めたことについて、「強烈な不満を表明し、断固とした反対を表明する」と述べ「対抗措置をとる」とも発言したと報道しました。

※中国反発「対抗措置とる」　米の五輪外交ボイコット（日経新聞、2021年12月7日）
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB077T00X01C21A2000000/?unlock=1

　これは、米ホワイトハウスのサキ大統領報道官が6日の記者会見で、「バイデン政権は北京冬季五輪・パラリンピックにいかなる外交・公式代表も派遣しない」と外交ボイコットを発表したことを受けたものです。

　7日の人民日報英語版は、「米国の五輪ボイコットは（バイデン政権が）政治的に追い込まれている証拠」とする署名入り論説記事を掲載しました。

※U.S. Olympic boycott politically driven（人民日報英語版、2021年12月7日）
http://en.people.cn/n3/2021/1207/c90000-9929695.html

　この記事の中で、人民日報は、次のように指摘しています。

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、ご覧になってください！

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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■岩上安身より、皆さまへ緊急のお願いです!! 12月6日までのご寄付・カンパは月間目標額の7%にとどまっています!! 11月末までの累積の赤字は約628万円に！ どうか緊急のご支援をよろしくお願いします!!

　いつもIWJへのご支援、ありがとうございます。

　12月も最初の1週間が過ぎました。12月6日までのご寄付・カンパは、27件、31万700円です。ご寄付をくださった皆さま、本当にありがとうございます。

　IWJでは、第12期の年間の予算の見通しを立て、ご寄付・カンパの目標額を月額420万円（年間5040万円）とさせていただきました。

　12月6日までのご寄付・カンパの金額は、月間の目標額の7%にとどまっています。

　12月に入り、IWJの今期第12期も5ヶ月目に入りました。

　今期第12期は8月から始まり、11月で4ヶ月目を終えました。しかしながら、8月は月間目標額を87万900円下回り、9月は185万2600円下回り、10月は153万290円下回り、11月は202万5900円下回りました。

　4ヶ月間の累計の不足分は627万9690円となってしまいました。

　このペースで進んでいくと、IWJは壊滅的な打撃を受けてしまい、今期の途中で活動を極端に縮小するか、停止せざるをえなくなるかもしれません！

　すでにお伝えしている通り、私、岩上安身は、キャッシュフローが足りなかったIWJに対して1093万円を貸し込んでいます。私は富裕層でもなんでもなく、40年間働いてきて乏しい貯えがわずかにあるだけのもともとは一介のフリーランス、自営業者に過ぎません。

　個人が1000万円を超えるお金を会社に貸す、というのは大変なことです。第12期のスタートにあたって、前期の第11期の途中から無報酬で働いてもおりましたが、8月から始まった第12期も、1年間にもわたって、無報酬で働き続けています。

　これ以上は、私、岩上安身個人の力だけではいかんともしがたい苦しい状況です。私1人の力や、無報酬のため細る一方の私の貯えでは、627万9690円もの不足分を穴埋めすることはできません！

　どうか会員の皆さまのお力で、IWJをお支えください！

　IWJの会員数は現在3429人です。そのうちサポート会員は1196人です。本当に心苦しいお願いではありますが、会員の皆さま全員が1200円ずつカンパしてくださるか、サポート会員の皆さまが1人3500円ずつカンパしてくださったならば、なんとかこの赤字は埋められます。

　伏してお願いいたします！ どうか皆さまのお力で、この窮状をお助け願います！

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

　コロナ禍は、日本のすべてを直撃しています！ IWJも例外ではありません！

　同じように皆さまもそれぞれ、コロナ禍で厳しい状況に直面されていることと拝察いたします。こうした状況で皆さまに、会員登録のお願いとご寄付・カンパを繰り返しお願いすることは、心苦しいことではあります。

　しかし、特定のスポンサーをもたないことで、何者にも縛られず、忖度せずに、真実をお伝えしてゆくのが、独立メディアであるIWJの存在意義です！

　非会員の方はまず、一般会員になっていただき、さらに一般会員の皆さまには、サポート会員になっていただけるよう、ぜひご検討いただきたいと存じます！

　その会費と、ご寄付・カンパによって支えられてはじめて、IWJは、市民の皆さまのために役立つ、真の独立市民メディアとしてその活動を継続し、その使命を果たすことが可能となります。

　マスメディアが報じない事実と真実を報道し、売国的な権力への批判を続け、主権者である日本国民が声をあげ続けることができるようにすることが、今、絶対に必要なことであり、それが我々IWJの使命であるとています。

　決して負けられないこの戦いに、私は、IWJのスタッフを率いて全力で立ち向かいたいと腹をくくっています！ 皆さまにはぜひ、ご支援いただきたくIWJの存続のために、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。

下記のURLから会員登録いただけます。是非、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします。
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※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。よろしくおねがいします。

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント　ウエブ　ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八（ゼロゼロハチ）
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル　カンリブ

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◆中継番組表◆

＊＊2021.12.9 Thu.＊＊

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【タイムリー再配信 1035・IWJ_YouTube Live】20：00～「今回の総選挙でついに全国民に差し迫った危機が!! 『ナチスの手口』『緊急事態条項』の正体に迫る！岩上安身によるインタビュー 第604回 ゲスト 升永英俊弁護士」
視聴URL： https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

　2016年1月に収録した、岩上安身による升永英俊弁護士インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた升永英俊氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/fellow/archives/tag/%e5%8d%87%e6%b0%b8%e8%8b%b1%e4%bf%8a

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/281877

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◆中継番組表◆

＊＊2021.12.10 Fri.＊＊

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh5・東京】18：00～「原発反対八王子行動」
視聴URL： https://twitcasting.tv/iwj_areach5

　「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

「3回目のワクチン接種は『2回目から8ヶ月以上』の経過を待たず、オミクロン株への効果等を見極め、優先度に応じ、モデルナ社のワクチンを活用しできる限り前倒しする」～12.7後藤茂之 厚生労働大臣 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/499978

WHO（世界保健機関）のオミクロン株最新情報をIWJが全文仮訳！ 「新型コロナ感染経験のある人」の方が感染しやすくなる可能性がある!? ワクチン接種者も「感染経験ある人」に該当するのか!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/499992

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■バイデン大統領は、世界約110の国・地域の指導者らを招いて12月9日、10日にオンラインで「民主主義サミット」を開催！ 中国はこれに対抗して、米国民主主義の徹底批判の報告書「米国民主主義の10の問題」を発表！

　「はじめに」でも言及しましたが、バイデン大統領は、世界約110の国・地域の指導者らを招いて12月9日、10日にオンラインで「民主主義サミット」を開催します。

　これに対抗して、中国人民大学重陽金融研究院（Chongyang Institute for Financial Studies）が、大変興味深い研究報告「米国民主主義の10の問題点」を6日に発表しました。

　米国や同盟国に耳の痛い報告は、日本の大手メディアでは、ほとんど報道されていません。報道があっても、ほんのさわりを伝えているだけです。IWJは、この報告書の重要な部分をピックアップして仮訳しました。

　この中国人民大学重陽金融研究院の報告書はA4で46枚にも及ぶ長大なものですので、すべてご紹介することはできませんが、米国民主主義の根本的な欠陥が鋭く摘出されており、一読に値するものです。現代米国社会論としても秀逸ですし、何よりも、米国の民主主義の理念を模倣してきた日本にとっても、本質的な部分で考えさせられる内容になっています。

※10 Questions for American Democracy（人民日報英語版、2021年12月7日）
http://en.people.cn/n3/2021/1207/c90000-9929403.html

　翻訳は以下からです。

「問題1　多数派のための「民主主義」か、少数派のための「民主主義」か？

　民主主義とは、人々が国の主人であることを意味します。1863年、エイブラハム・リンカーンはゲティスバーグの演説で、「人民の、人民による、人民のための政府が永遠に続く 」という期待を表明しました。アメリカ国民の長い闘いは、アメリカの民主主義の発展を促しました。

　しかし、近年のアメリカの政治行動の緩やかな変容に伴い、少数の人々が権力を掌握し、投票結果を決定するという状況が頻繁に見られるようになり、今日のアメリカの民主主義は、人民が国の主人であると言えるのかどうか疑問視されています。

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■オミクロン株に対してファイザーのワクチンが感染を予防する効果は、初期の新型コロナウイルスに比べると、最悪で41分の1に落ち込むと南アフリカの研究チームが発表！ 一方で感染歴があり、かつワクチン接種をしている場合はオミクロン株に対しても十分な中和抗体が保有されていることを確認！

　世界各国で急速に感染を拡大しているオミクロン株に対して、従来のワクチンは有効なのでしょうか。

　岩上安身のインタビューでもお馴染みの上昌広医師が、12月8日「Pfizerのワクチンが引き出す抗体だけではオミクロン株をどうやら捕まえられない」という記事をリツイートしました。

※Pfizerのワクチンが引き出す抗体だけではオミクロン株をどうやら捕まえられない https://biotoday.com/view.cfm?n=97977#.YbANKK0e14Z.twitter…　（Twitter、2021年12月8日）
https://twitter.com/KamiMasahiro/status/1468395147448958976

　上医師がリツートしたのは『BioToday』に掲載されたコメントです。

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■＜IWJ取材報告＞「今日は太平洋戦争が始まった日！」「岸田首相は所信表明演説で『敵基地攻撃能力』の保有、憲法改正を言った！」「絶対に戦争しない政治を社民党は全力でやる！」～12.8社会民主党 福島瑞穂党首 定例会見

　2021年12月8日、東京・千代田区の参議院議員会館で、福島瑞穂・社会民主党党首による定例の記者会見が行われました。

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■＜本日のタイムリー再配信＞本日夜8時より「『ナチスの手口』『緊急事態条項』の正体に迫る！岩上安身によるインタビュー 第604回 ゲスト 升永英俊弁護士」を、公共性に鑑み、フルオープンでお送りします！

　本日は夜8時より、2016年1月11日に行われた、岩上安身による升永英俊弁護士へのインタビュー、「『ナチスの手口』『緊急事態条項』の正体に迫る！岩上安身によるインタビュー 第604回 ゲスト 升永英俊弁護士」をお送りします。

　冒頭、岩上安身が、緊急事態条項の危険性について「とんでもないことです。本当にとんでもないことです」と切り出します。

　「自民党は今度の参議院選挙（2016年夏）で3分の2をとって憲法を改正すると言っているんです。『本丸は9条だ。9条の前にお試し改憲だ。本丸の前に出城をちょっと攻めるだけだと。獲る側も獲られる側もそんな意識でいるんですが、大間違いです。

　9条は本丸ではありません。緊急事態条項こそ、万能カード。これを手に入れられたら、あとは9条改憲の必要性もまったくありません。たった一発で、『ジ・エンド』になります。

　このことをわかっていない方が、護憲派のなかにも大勢います」

　緊急事態条項の問題について、いち早く警鐘を鳴らしてきた升永英俊弁護士。

　「緊急事態条項とは何かと。新聞などの報道ではこうなっているんですね。

　東日本大震災がありましたと、あるいは原発が津波で破壊されると。ああいう緊急事態になった時に、政府が緊急に事態を処理するような権力を臨時的に持っていなければいけないだろうと。国民の生命や財産を守るのに必要なんです、と」

　升永英俊弁護士は自分自身も「それはそうだよね、そういうものも必要かもしれないねと思っていた」と述べました。

　「短期間でやるんだから、緊急事態が終われば、議会が動き、行政が正常に機能するようになる。1ヶ月か2ヶ月の間、国民の生命や財産が脅かれるような事態が起きたら、津波がきた、原発が破壊された、テロが起きたというような時にやるのはやむを得ないのではないかと、私も考えていました」

　しかし、増永弁護士は自分が考えていた緊急事態条項と、自民党改憲案の緊急事態条項はまったく違うものだと、3ヶ月前にやっと気がついたと告白しています。

　「ドイツのナチスが独裁政権を、たった数日間で独裁政権を作ってしまったのが、緊急事態条項だということに初めて気が付いたんですね。

　それまで、私は、議会で多数決で国民がナチス党を選んだんだと。多数決で、全権委任法を議会を通して。選挙で選ばれた代議士が多数決で全権委任法を通したんだから。当時のドイツの特殊事情でやったことだから、今日の日本ではそれが目前の危険であるとは考えていなかったんです」

　升永弁護士は、ナチスは緊急事態を利用して数日間で独裁を完成したと指摘しました。

　「緊急事態条項そのものを見たってわからないんですよ。それを読んで理解しようとしても不可能です。

　ナチスの1933年の2月28日に緊急事態命令が出て、数日間のうちに5000人が逮捕された。このことを知らないと、自民党案の緊急事態条項の条項をいくら読んだってわからない。

　現実にナチス・ヒットラーは数日間で5000人の人間を緊急事態命令のもとに逮捕して拘束したわけです。強制収容所に送り込んだんです。数日間で独裁は完成したんです。

　5000人が逮捕されただけで、6000万人の国民がいる民主主義国家、先進国です、ドイツは。当時の日本と違って。ワイマール憲法下の民主主義国家だったんです。（中略）

　5000人を逮捕するわけですから、国会議員もいなくなっちゃうわけですよ。日本で１億2000万人いますけれども、発信力のある人は100人くらいしかいないでしょうね。多くても1000人ですよ。国会議員も含めて5000人強制収容所に入れたら、残った人が声を上げられるわけないじゃないですか。

　しかも、緊急事態命令の中に、基本的人権とか、表現の自由とか、通信の秘密とか、出版の自由、集会の自由、一切禁止する命令が出ているわけです。緊急事態だからってことで。それに反したら拘束されるわけでしょう、誰がやりますか？勇気のある、発信力のある人がいないわけですよね。

　日本で独裁をするのは非常に簡単ですよ、5000人、岩上さんも含めて拘束すれば、日本は独裁国家になりますよ。今だって、あれこれ発信している人は1000人いないでしょう」

　ナチスは、どのように緊急事態命令を使って独裁を完成したのでしょうか。詳しくお話をうかがいます。ぜひ、本編で御覧ください。

　補足すれば、升永弁護士にお話をうかがったのは、2016年、自民党2012年改憲案における緊急事態条項です。2012年案には、まだ緊急事態の期限に関する条文がありましたが、その後穏やかになったかのように見える2018年案では、期限と内容に関する制限がなくなり、「無期限・無制限の内閣独裁」を可能にするさらに危険な条項になっています。

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【タイムリー再配信 1035・IWJ_YouTube Live】20：00～「『ナチスの手口』『緊急事態条項』の正体に迫る！岩上安身によるインタビュー 第604回 ゲスト 升永英俊弁護士」
視聴URL： https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

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[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/281877

　これまでIWJが報じてきた升永英俊氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。

https://iwj.co.jp/wj/fellow/archives/tag/%e5%8d%87%e6%b0%b8%e8%8b%b1%e4%bf%8a

　それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン（会員版）は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20211209

IWJ編集部（岩上安身、六反田千恵、浜本信貴、尾内達也、富樫航、渡会裕）

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