日刊IWJガイド・非会員版「本日は広島原爆の日、しかしIOCバッハ会長は五輪の黙祷拒否! 戦勝国の大量虐殺の犠牲者を『人は皆、亡くなった方々を追悼』にひとまとめ」2021.8.6日号~No.3249号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~本日8月6日は広島に原爆が投下された日、しかしIOCバッハ会長は、五輪での黙祷を拒否! 戦勝国による大量虐殺・核兵器の犠牲者を「人は皆、亡くなった方々を追悼したいという思い」にひとまとめ!
■沢山の方の温かいご支援により、7月は月間のご寄付の目標額を達成することができました! 岩上安身とIWJスタッフ一同、心より感謝申し上げます! 厳しい状況下で新たなスタートを切る第12期もどうかご支援をよろしくお願いいたします!
■「IWJは必要な存在」「権力を監視するというジャーナリズムの精神と、真実を追究しようとする姿勢を失っていないメディア」「ささやかなカンパが『確かに役に立つ』と理解出来る」~皆さま、温かい応援のメッセージをありがとうございます! 会員様、ご寄付者さまから頂戴したメッセージを感謝を込めてご紹介させていただきます!
■【中継番組表】
■8月5日、東京都で5042人、日本全国で1万5042人となり、新型コロナの新規感染者数が東京・全国ともに過去最多を更新! 田村厚労大臣は、5日の閉会中審査で「中等症は原則入院」と述べ、3日の発言とも、菅総理の発言とも矛盾する答弁!
■<入院制限・続報>コロナ中等症以下を入院させない方針に、与党も「撤回」要求! しかし菅総理は「撤回」せず! しかも自民党・二階幹事長は菅総理の「続投」を宣言! 東京都医師会・尾崎会長「自宅療養者は限界超えてる!」
■ワクチン接種後の国内死亡事例がファイザー828例、モデルナ6例と厚労省が発表! そのほぼすべてが「情報不足で因果関係評価できず」! 厚労省は参院厚労委で「現時点におきましては、アナフィラキシーを原因として死亡に至ったと評価された事例はございません」と強調! 原因究明、健康被害救済に消極姿勢!
■晴海選手村でクラスター発生! ギリシャ・アーティスティックスイミング選手団5人が陽性、予選欠場し全員隔離! 組織委は検査陽性でも個人特定できなかった事例が8件あると公表!
■コロナ感染爆発のまっただ中、対中国想定の戦争準備を着々と進める菅政権! 自衛隊は8月27日まで米英豪と共同軍事演習! しかし100人の集団コロナ感染発覚の英空母打撃群3700人は日本寄港時の行動未定! IWJは防衛省に空母打撃群の感染防止処置を直撃質問したが!
■<本日のタイムリー再配信>本日午後8時から、2016年収録「戦後史の謎を解く鍵は『核』にある! 原爆・原発・被曝の真実に迫る!岩上安身によるインタビュー 第637回 ゲスト 木村朗氏・高橋博子氏(1)」を再配信します!
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■はじめに~本日8月6日は広島に原爆が投下された日、しかしIOCバッハ会長は、五輪での黙祷を拒否! 戦勝国による大量虐殺・核兵器の犠牲者を「人は皆、亡くなった方々を追悼したいという思い」にひとまとめ!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 本日8月6日は、76回目の広島原爆の日です。

 しかし、五輪開幕前の7月16日に広島を訪問したIOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長は、広島市や前広島市長の秋葉忠利氏らによる東京五輪での黙祷の呼びかけに応じない考えを明らかにしています。

 8月3日付け東京新聞は「(広島)市は、選手や大会関係者が選手村などそれぞれの場所で黙とうをささげ『心の中で(8月6日に広島市の平和記念公園で開かれる)式典に参加するよう呼び掛けていただくことはできないものでしょうか』と記したバッハ会長宛ての要請文を7月下旬に出していた」と報じました。

 しかし記事によると、8月2日にバッハ会長から広島市へメールで返答があり、「人は皆、亡くなった方々を追悼したいという思いでも一つになる。このため、閉会式で、そういった思いを巡らせる時間を設け、スタジアム内の人だけでなく、世界中の数十億人の人々すべてが今は亡き愛する人たちをしのぶ時間としたいと考えました」と書かれていたとのことです。

※開会式の追悼は、テロにあったユダヤ人犠牲者であり、広島の犠牲者は含まれていませんし、すべての亡くなった方々をしのぶという趣旨でもなかった。

※五輪「広島原爆の日」に黙とうしない理由は…「平和の祭典」看板倒れ(東京新聞、2021年8月3日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/121404

 こうした小賢しい言い逃れは、小池百合子東京都知事が関東大震災の朝鮮人虐殺犠牲者への追悼文を取りやめた理由とそっくりです。小池知事は2017年に、「都知事として震災への追悼は、すべての方に哀悼の意を表す『大法要』で、年2回行っているので、今後は個別のものには対応しない」と表明し、現在までこの方針を貫いています。要するに関東大震災における朝鮮人虐殺への追悼文を送らないことで、すべての死者に虐殺された人を包摂してしまい、虐殺の記憶を風化させようとしているのです。

※「極右政治家」の本性!「関東大震災での朝鮮人虐殺はなかったか?」との質問には明確に答えず!震災被災者を追悼したから虐殺被害者に追悼文を出す必要はない!?~小池百合子都知事会見 2017.8.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/396292

 バッハ会長の言い分も同じです。非戦闘員の一般市民を中心に無差別に殺戮した原爆投下を「すべての亡くなった方」に包摂してしまっています。

 結局のところ、バッハ会長の7月の広島訪問は「平和の祭典」を装う単なるパフォーマンスに過ぎず、平和や核廃絶、被爆者への追悼などは利益にならないばかりか、五輪に参加している核保有国の反発も招きかねないと打算を働かせたのでしょうか。来年の冬季五輪は中国・北京、2024年の五輪は仏・パリです。中国もフランスも核保有国です。

 秋葉忠利・前広島市長は3日、東京五輪での黙祷を呼びかける文書をIOCと大会組織委に郵送。賛同する約1万6000人分のオンライン署名のデータも添えました。

 4日付け共同通信は、秋葉氏が4日オンラインで記者会見を行い、「平和の祭典の意味が残る行動を取ってほしい」と訴えたと報じました。

※原爆の日、黙とう求め署名送付 IOCに前広島市長(共同通信、2021年8月4日)
https://nordot.app/795566637901774848?c=39546741839462401

■沢山の方の温かいご支援により、7月は月間のご寄付の目標額を達成することができました! 岩上安身とIWJスタッフ一同、心より感謝申し上げます! 厳しい状況下で新たなスタートを切る第12期もどうかご支援をよろしくお願いいたします!

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 IWJは8月1日より、新たな第12期が始まりました。第11期最後の7月31日まで、ご寄付・カンパの呼びかけにこたえてくださった皆さまに、岩上安身とIWJスタッフ一同、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。

 7月は第11期の累積した不足額から、ご寄付・カンパの月間の目標額を1329万1661円としていました。

 7月の第3週までなかなかご寄付が集まらず、一時は1000万円以上の大幅な赤字の可能性もありえると半ば覚悟していましたが、7月の月末近く、28日と29日に、岩上安身が直接、皆さまに緊急のご支援をメールにてお願いさせていただいたところ、大変多くの皆さまからご寄付・カンパをお寄せいただきました。

 経理が集計したところ、7月の31日間のご寄付・カンパの合計は990件、1402万9461円で、目標金額の105.6%に達することができました。

 おひとりで何十万円、何百万円、などという大口のご寄付はなく、990人もの方々が平均して1万4000円ほどの、ご自身でできる範囲のご寄付を無理なくしていただいた結果、目標額を達成することができました。たくさんの方々に支えられて、IWJは活動させていただいているのだ、ということを改めて感じさせられました。

 岩上安身とIWJスタッフ一同、あらためて励まされると同時に、心引き締まる思いです。本当にありがとうございます。

 お力添えをいただいた皆さま、心より感謝申し上げます。

 一方で、この目標額は赤字ギリギリの線の最少の設定でしたので、支出の総額がすべて判明し、税金などの計算も終わらないと、第11期が赤字になったか、赤字をまぬがれたか、決定的なことはまだ、申し上げられません。本当にギリギリのラインだろうとは思われます。

 また、第11期は、IWJ代表の岩上安身個人からIWJが993万5000円の借り入れを行い、まだ1円も返済できていません。もし岩上安身個人が、IWJに貸すお金がなければ、1000万円近いこの金額は、そのまま赤字になっていたことになります。

 第11期の収支につきましては、9月末までに経理が決算報告書をまとめ、監査を受けてから税務署に提出します。その結果はこの日刊IWJガイドやIWJのサイト上できちんと皆さまにご報告申し上げます。

 連日お伝えしてきましたが、IWJは前期の第11期に、まったく出口の見えないコロナ禍とコロナに伴う経済的危機の影響により、会員数が大幅に減少してしまいました。また、皆さまからのご寄付・カンパも目標額を大きく下回る月がほとんどで、設立以来最も厳しい財政状態に立たされていました。このままでは大幅な赤字転落が避けられない可能性があると皆さまにお伝えし、ご支援をお願いしてきました。

 また、代表である岩上安身は、自身の貯金を崩してIWJに緊急融資するだけでなく自身の報酬を100%カットし、無報酬で職務にあたってまいりました。

 皆さまの温かいご支援に支えられ、IWJは12年目、第12期の一歩を、とにもかくにも踏みだすことができました。しかしながら、コロナ禍は今後も長引く恐れがあり、IWJにとっては、経済的にはまだまだ険しい道のりが続くものと思われます。

 岩上安身は今期も1年間、無報酬で働くことを決めています。

 同じように皆さまもそれぞれ、コロナ禍で厳しい状況に直面されていることと拝察いたします。こうした状況で皆さまにご寄付・カンパのお願いを繰り返しお願いすることは、心苦しいことではありますが、特定のスポンサーをもたないことで、何者にも忖度しない、独立メディアとしての道を歩むIWJは、市民の皆さまの会費とご寄付・カンパをいただくことで存在し、市民のためのメディアとして活動を継続していくことが初めて可能となります。今後も、市民の皆さまからのご支援がIWJの存続と活動には欠かせません。

 長引くコロナ禍とそれに伴う不況に、まだ出口は見えません。しかし今秋には衆議院選挙を控えており、その際には、報道と言論の力によって日本を少しでも変え、没落への道を脱することはできると信じています。

 現在与党政府は、米国の盾となるべく、日本列島に中国のミサイルを「吸収」させる準備を推し進めています。改憲による緊急事態条項の導入も実現すれば、ナチスと変わらない内閣が実現し、どんな無茶な国民への「命令」であろうと、法律と同じ効力をもつ「政令」として出せるようになります。言うまでもなく、これは戦時ファシズムの確立のためです。

 今年の衆議院選挙は、日本という国、1億2000万の国民や、北海道から沖縄までの国土、そして民主主義と平和と日本国憲法を守れるかがかかった、最後の、重要な選挙となるかもしれません。改憲勢力が大勝するようなことがあれば、報道の自由も言論の自由もなくなり、仮に資金難から脱したとしてもIWJの存続も不可能になると思います。

 一部の野党だけでなく、多くのメディアが既に権力に屈していることは、コロナ禍や東京五輪を巡る報道を観れば一目瞭然です。

 IWJがマスメディアが報じない事実を報道し、売国的な権力への批判を続け、主権者である日本国民が声をあげ続けることが、今、絶対に必要なことであると確信しています。

 決して負けられないこの戦いに、IWJとともに、ぜひ皆さまにも一緒に参戦していただきたいと思います。前線には我々が立ち、売国的な権力に挑みます。皆さまにはぜひ、後方支援となる会員登録とご寄付・カンパをお願いしたく存じます。

 12年目となるIWJへ、皆さまからの温かいご支援を、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

※会員ご登録はこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※ご寄付・カンパは「note」のページからでも可能です。「note」内でお読みになりたい記事をクリックしますと、「記事を購入する」欄の下部に「気に入ったらサポート」という緑のアイコンがありますので、そちらをクリックしますと、ご寄付・カンパ欄が表示されますのでそちらからお願いいたします。

※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。よろしくおねがいします。(クレジットカードの場合は、上記URLからお入りください)

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

■「IWJは必要な存在」「権力を監視するというジャーナリズムの精神と、真実を追究しようとする姿勢を失っていないメディア」「ささやかなカンパが『確かに役に立つ』と理解出来る」~皆さま、温かい応援のメッセージをありがとうございます! 会員様、ご寄付者さまから頂戴したメッセージを感謝を込めてご紹介させていただきます!

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IWJスタッフの皆様、岩上さん暑い中お疲れ様です。7/28に小額ですが寄付しました。IWJの危機に少しでも役立てて頂ければと思います。コロナに対する政府の失策のせいでみんなが困窮しています。そのことをはっきりと伝えるためにもIWJは必要な存在です。経済的な理由で思うように活動できないことはIWJの皆様こそが辛いことだと思います。微力ながら支えたいと思いますのでどうかどうかIWJを続けていけますように。(I.Y. 様)

消えてしまわないように7000円カンパしました(ノガワ リョウコ 様)

本日「パンケーキを毒見する」の記者会見を視聴してIWJのことを知りました。権力を監視するというジャーナリズムの精神と、真実を追究しようとする姿勢を失っていないメディアだなと感じました。今後も配信動画をチェックしていきたいと思います。どうもありがとうございました。(K.Y. 様)

IWJの報道姿勢を支持しているから(平井 拓 様)

情報の内容については全面的に信頼していますが、今までのカンパ依頼では、雀の涙ほどの年金暮らしの私に出来る額では焼け石に水だろうと諦めていました。今回のカンパ依頼はその諦めを払拭してくれました。カンパする側にとって自分のささやかなカンパが「確かに役に立つ」と理解出来るような呼びかけは大事です。今後とも菅―自民党権力の暴圧に屈せず、また野党の体たらく、既存報道機関の堕落を踏み越えて頑張っていただけたらと切に希望します。コロナ感染の爆発的な拡大と猛暑の中大変だと思いますがどうか宜しくお願いいたします。(F.A. 様)

この国の事実と現実を知る最後の手段を無くすわけにはいかない(S.S. 様)

何もしない訳にはいかない(T.K. 様)

困難な中、頑張っていらっしゃるのを応援します!(I.M. 様)

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 皆さま、メッセージをありがとうございます。本当に励みになります!

 また、F.A. 様のように、「自分一人は微力である」とか、「少数のカンパなんて焼け石に水だろう」等々と心細く思われている方、決して世の中に少なくないだろうと思います。

 たしかに私たちは一人一人微力かもしれません。しかし少額のご寄付であっても、集まれば、山をも動かせるのだと思います!

 IWJを応援してくださる方々も、決して「孤独」ではありません。全国に同じお気持ちの方々がいらっしゃいます。どうぞ、心強く思っていただければと存じます。

 私たちも全力で頑張り抜きますので、これからもどうぞ岩上安身とIWJへの応援をよろしくお願いいたします


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◆中継番組表◆

**2021.8.6 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】11:00~「8・6 桜を見る会疑獄 緊急記者会見 ―登壇:木村真氏 (豊中市議、森友学園問題を考える会)ほか」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「悪政を許すな!8.6緊急集会実行委員会」主催の記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた桜を見る会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%a1%9c%e3%82%92%e8%a6%8b%e3%82%8b%e4%bc%9a
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【IWJ・Ch5】13:00~「8・6 桜を見る会疑獄 報告集会 ―登壇:木村真氏 (豊中市議、森友学園問題を考える会)ほか」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「悪政を許すな!8.6緊急集会実行委員会」主催の報告集会を中継します。これまでIWJが報じてきた公職選挙法関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%85%ac%e8%81%b7%e9%81%b8%e6%8c%99%e6%b3%95
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【タイムリー再配信 962・IWJ_Youtube Live】20:00~「戦後史の謎を解く鍵は『核』にある! 原爆・原発・被曝の真実に迫る!岩上安身によるインタビュー 第637回 ゲスト 木村朗氏・高橋博子氏(1)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2016年4月に収録した、岩上安身による木村朗氏・高橋博子氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた原爆関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8e%9f%e7%88%86

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/296122

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◆中継番組表◆

**2021.8.7 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh1・兵庫】「衆院選に関する内容」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach1
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【撮りおろし初配信・IWJ_YouTube Live】17:00~「リーガロイヤルホテル東京・東京都医師会共催『抗原検査による陰性証明システム実証実験』」を配信します。
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 7月30日に収録した、「リーガロイヤルホテル東京」、「東京都医師会」共催の「抗原検査による陰性証明システム実証実験」を配信します。これまでIWJが報じてきた新型コロナウイルス関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9
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【タイムリー再配信 963・IWJ_Youtube Live】19:00~「戦後史の謎を解く鍵は『核』にある! 原爆・原発・被曝の真実に迫る!岩上安身によるインタビュー 第637回 ゲスト 木村朗氏・高橋博子氏(2)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2016年4月に収録した、岩上安身による木村朗氏・高橋博子氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた原爆被爆者関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8e%9f%e7%88%86%e8%a2%ab%e7%88%86%e8%80%85

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/296122

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

五輪選手、対戦相手が濃厚接触者でも試合拒否すれば不戦敗! 選手間の感染に責任もたないプレーブックは「五輪貴族」を楽しませ、金儲けさせる奴隷契約!? しかも選手の感染は自己責任! 濃厚接触者と対戦拒否できなければ感染拡大に拍車をかける可能性があるのでは!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494890

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■8月5日、東京都で5042人、日本全国で1万5042人となり、新型コロナの新規感染者数が東京・全国ともに過去最多を更新! 田村厚労大臣は、5日の閉会中審査で「中等症は原則入院」と述べ、3日の発言とも、菅総理の発言とも矛盾する答弁!

 東京都は昨日5日、新型コロナウイルスの新規感染者が5042人確認されたことを発表しました。5000人を超えるのは初めてで、2日連続で過去最多を更新しました。

 また、直近7日間平均は3646.9人となり、対前週比で164%になりました。これで、東京都の累計感染者数は23万6138人、累計の死亡者は2301人となりました。陽性率は20.7%にものぼっています。検査さえすれば、5人に1人が陽性ということで、検査数が圧倒的に少ないことと、無症状陽性者が数多く存在する可能性を示しています。

※新型コロナウイルスに関連した患者の発生について(第2316報)(東京都福祉保健局、2021年8月5日)
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/hodo/saishin/corona2316.html

 7月12日に緊急事態宣言が発出以降も、東京都の新規感染者は、減少せず、増加し続けています。

 日本では1年半前にコロナの感染拡大が始まりましたが、その時から先月の7月1日時点までの東京都の累計感染者数は、17万4607人でした。その後、7月1日から8月4日までの、この約1ヶ月間の感染者数は6万1531人にも上っています。2020年2月から2021年6月末までの、第1波から第4波の累計感染者の数の3割にものぼります。

 また、8月4日時点の累計感染者数は、23万6137人です。つまり、この約1ヶ月間の新規感染者数は、全体の総累計感染者数との比率をみても約3割分に相当するのです。

 今日のデルタ株中心の第5波は、これまでの第1波から第4波までとはまったく違うレベルの感染爆発であることがはっきりとわかります。私たち日本人は全員、コロナに対する認識を改めなければなりません。

※都内の最新感染動向(東京都、2021年8月4日)
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/

 また、日本全体でも新規感染者は急増しています。8月5日の日本全国の感染者数は、1万5263人となり、昨日の過去最多の感染者数をさらに更新しました。

 また、5日政府は、感染者の増加に伴い、福島、茨城、栃木、群馬、静岡、滋賀、熊本の8県をまん延防止等重点措置の適応地域に指定すると決定しました。

 7月の初めから中旬までの五輪の直前準備そして、7月23日の開幕以降、東京で起きた感染爆発が首都圏からさらに地方へと波及している様子が伝わります。

 新規陽性者のうち、濃厚接触者における感染経路は、7月20日から26日の1週間で「同居」が55.8%で前週比1.7%の増加しています。「職場」が15.4%で前週比3.3%の減少。「施設等」が9.3%で前週比1.5%の増加。「会食」が6.1%で前週比0.1%の減少。「接待を伴う飲食」は0.8%で前週比0.2%の増加。「その他」が0.8%で前週比0.2%の増加となっています。

 「会食」と「接待を伴う飲食」を合わせて6.9%で1割に満たず、圧倒的に多いのが「同居」と「職場」で、あわせて71.2%と高い割合になっています。

 ここから読みとれるのは、陽性が判明した人を家族のいる自宅へ戻してはならず、入院ができなくても、隔離のための宿泊施設にいれるようにするべきだということです。そうでないと家庭内感染は抑まりません。

※【感染状況】1-5-ア 新規陽性者数(濃厚接触者における感染経路)(東京都福祉保健局、7月29日モニタリング会議)
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/corona_portal/info/monitoring.html

 8月4日時点での東京都の入院患者数は3399人、そのうち軽症・中等症は3284人、重症が115人です。また、宿泊療養1813人、調整中が9708人となりました。調査中というのは、入院も宿泊しての隔離もできず、自宅療養ということで、そうしたあぶれてしまった人が約1万人もいるのです。

 激的に増加しているのは自宅療養と調整中の患者です。この1ヶ月で、自宅療養は1006人から1万4783人へと14倍、調整中が866人から9708人と11倍以上に増加しています。病床の使用率は57%となっています。

 この「自宅療養」と「調査中」を、隔離する施設を確保し解消しないと、感染拡大は止まりません。

※東京都 新型コロナウイルス感染症検査陽性者の状況(東京都福祉保健局、2021年8月4日閲覧)
https://catalog.data.metro.tokyo.lg.jp/dataset/t000010d0000000089/resource/54996023-7255-45c5-b5b0-60458d874715

 7月1日の東京都の入院者数は1557人、軽症・中等症は1506人、重症が51人、宿泊療養1176人、でしたので、それぞれこの1ヶ月で約2倍に増加していることになります。

 また、職場での感染を食いとめるには、職場で一斉に全員にPCR検査を行うことを、徹底的に繰り返してやること、職場での感染がまだ広がらないうちに陽性者を発見して、職場から外し、拡大を止める、というこの方法しか職場での感染を止める方法はありません。

 企業や店舗の存続にかかわることですから、企業自ら積極的に行う必要があり、大企業になればなるほど検査のコストがかかるのですから、与党政府に影響力をもつ経済団体はどは、検査費用を補助金をつけてもらうとか、経費として処理できるようにしてもらうとか、与党に積極的に積極的に働きかけるべきです。

 IWJでは、民間のPCR検査を全スタッフ一斉に会社の費用負担で行ってきていますが、果たして他の会社はどのくらい積極的に行っているのでしょうか。

■<入院制限・続報>コロナ中等症以下を入院させない方針に、与党も「撤回」要求! しかし菅総理は「撤回」せず! しかも自民党・二階幹事長は菅総理の「続投」を宣言! 東京都医師会・尾崎会長「自宅療養者は限界超えてる!」

 菅義偉総理が8月2日に関係閣僚会議で打ち出した、新型コロナの重症患者と重症化リスクの高い患者以外は「自宅で療養」とし、中等症以下は「入院制限」する方針に、一斉に猛反発の声が起こりました。

 野党はもちろん、自民党・公明党の与党も、「これでは選挙を戦えない」と思ったか、「撤回」を要求。政府のコロナ感染症対策分科会の尾身茂会長も、自分は聞いていない、方針策定に関わっていなかった、として反発していることが報じられています。

※はじめに~重症者以外は自宅療養!? 菅総理は入院できるのは「重症患者のみ」、一方で田村厚労大臣は「中等症以上で家で重症化された方々」と発言が食い違う、バラバラ内閣! 菅総理が「在宅患者も含め」て投与するという「画期的な治療薬」は厳格な投与管理を必要とする点滴薬で、在宅患者自身では投与不可能! これ以上大嘘をつくな!(日刊IWJガイド、2021.8.5日号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49210#idx-1

※入院制限、与党が「撤回」要求 コロナ第5波拡大、政府は対応に苦慮(時事通信、2021年08月04日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021080400971&g=pol

※尾身氏「事前に相談なかった」 自宅療養原則への政府方針転換で(毎日新聞、2021年8月4日)
https://mainichi.jp/articles/20210804/k00/00m/040/097000c

 この「入院制限」では、呼吸困難な中等症患者でさえ、入院を制限され、自宅療養という名のもとに放置されるのですから、国民の反発は当然です。また、「重症化リスクの特に高い方は入院」としていますが、その基準は不明で、全国知事会が入院基準の「客観的な数値を具体的に示してほしい」と要請しています。

※知事会「数値を具体的に示して」 入院制限の政府方針に(朝日新聞、2021年8月4日)
https://digital.asahi.com/articles/ASP840RNRP83UTFK00W.html

 ところが、菅総理は4日、「入院制限」の方針を「撤回」せず、「しっかり説明する」と改めて主張しました。

※菅首相、入院限定方針変えず 尾身氏、関与を否定―政府の調整不足露呈・新型コロナ(時事通信、2021年08月05日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021080401169&g=pol

 しかも、あろうことか、菅総理の「入院制限」発表の直後に、自民党の二階俊博幹事長は、8月3日の記者会見で「(自民党)総裁(※菅義偉総理のこと)を変える意義は見つからない」と、菅総理の続投を望む発言を行っていました。

 二階幹事長は「続投していただきたいという声の方が、国民の間にも党内にも強い」と、信じがたい発言を口にしています。秋の衆議院選を、「菅総理のままでは戦えない」と与党の内部からも批判の声が出てきている菅総理を担ぐ、というのです。

※二階幹事長「菅首相は『続投してほしい』の声が国民の間にも強い」(東京新聞、2021年8月3日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/121529

 二階幹事長の発言に関して、IWJは、日本共産党の穀田恵二国対委員長(衆院議員)にお話をうかがいました。

IWJ「自民党の二階幹事長が、総裁選に関して、菅総理の『続投』を示唆したそうですが、それについて穀田さんはどう受け止めていますか?」

穀田国対委員長「(菅総理は)一番今問題になっている新型コロナ患者の原則自宅待機方針というのを出した張本人ですよね。与党でさえも撤回を、と求めている時に撤回しない、と。

 まさに政治が命を切り捨てる、ということを実行する人を引き続き、と言うこと自体が、まさに常軌を逸している。国民の苦しみが分かっていない」

IWJ「自民党総裁選(9月30日)が迫っていますが、次期総裁は菅さんになりそうだとお考えですか?」

穀田国対委員長「あまり、そういうことについて我々がとやかく言う筋合いじゃないと思うんですよ。自民党の総裁選挙というのは、自民党の、ある意味ではトップを決めることなんだけど、事実上、首相になるということの関係で動いているわけじゃないですか。

 だから、我々はそれ(総裁選び)がどうであろうが、やっぱりこの政権に1日も延ばして政権を担当させてちゃだめだ、と。それこそ他に替える人がいないと言うんだったらね、我々が代えてあげる、と、国民と一緒になって。まさにそういう決意を我々に固めさせる場となるんじゃないでしょうか」

 これまですでに、入院できない自宅療養者は急増していましたが、入院制限が実施されれば、呼吸困難で酸素吸入を必要とする中等症を含む、自宅療養患者を治療するために、自宅に往診できる医師と看護師が大量に必要になります。しかし、医師も看護師も有り余っているわけではありません。ずっと側にいて、酸素吸入や点滴投与の管理ができるわけでもありません。

 東京都医師会の尾崎治夫会長は、「自宅療養は究極的には安全とはいえない」が、「都医師会は24時間体制で自宅療養者を健康観察する体制を整えてきた」としながら、「毎日千人も自宅療養者が積み上がる現状は限界を超えている」と、8月5日の日本経済新聞の取材に答えています。

 そのうえで、尾崎会長は「万単位で自宅療養者を診るなら、呼吸困難の患者に酸素吸入するための酸素濃縮器も、数千台確保しなければいけない」と語っています。そんな装置を大量に準備をしたり、購入のための予算措置をとる、ということを、菅総理も、田村厚労大臣も、まったく口にしていません。

※東京都医師会長「自宅療養急増、限界超す」 新型コロナ(日本経済新聞、2021年8月5日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC036RR0T00C21A8000000/?unlock=1

■ワクチン接種後の国内死亡事例がファイザー828例、モデルナ6例と厚労省が発表! そのほぼすべてが「情報不足で因果関係評価できず」! 厚労省は参院厚労委で「現時点におきましては、アナフィラキシーを原因として死亡に至ったと評価された事例はございません」と強調! 原因究明、健康被害救済に消極姿勢!

 厚生労働省が4日、新型コロナワクチンの副反応について、接種が開始された今年2月17日から7月25日までの疑い報告を発表しました。

 発表によると、ワクチン接種後の死亡例は、ファイザー社ワクチンについて828例、武田/モデルナ社ワクチンについて6例の報告があったとのことです。

 しかし厚労省は「現時点では、ワクチンとの因果関係があると結論づけられた事例は認められませんでした。接種と疾患による死亡との因果関係が、今回までに統計的に認められた疾患はありませんでした」と発表しています。

 また、アナフィラキシーについては、「疑い報告としてファイザー社ワクチンについては製造販売業者から1992件(100万回接種あたり27件)が報告され、うち360件(100万回接種あたり5件)が専門家によりアナフィラキシーと評価されました。

 武田/モデルナ社ワクチンについては医療機関から103件(100万回接種あたり28.7件)が報告され、うち8件(100万回接種あたり2.2件)が専門家によりアナフィラキシーと評価されました」と発表しました。

 さらに、心筋炎・心膜炎については、ファイザー社ワクチンについて46件(100万回接種あたり0.6件)、武田/モデルナ社ワクチンについて3件(100万回接種あたり0.8件)の報告があったとのことです。

 厚労省はいずれも「現時点において、ワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められないとされました」と発表しています。

※新型コロナワクチンの副反応疑い報告について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_hukuhannou-utagai-houkoku.html

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■晴海選手村でクラスター発生! ギリシャ・アーティスティックスイミング選手団5人が陽性、予選欠場し全員隔離! 組織委は検査陽性でも個人特定できなかった事例が8件あると公表!

 国内の新型コロナ感染者の急増にともなって、東京五輪大会関係者の感染も増加しています。

 東京五輪大会組織委は5日、大会関係者の検査陽性者がこれまでで最多の31人と発表しました。これで7月1日以降の累計の陽性者人数は353人になりました。このうちアスリートは29人です。

※大会関係者の新型コロナウイルス感染症の陽性者情報(TOKYO2020、2021年8月5日)
https://gtimg.tokyo2020.org/image/upload/production/stzr5p32du1rg7xlhrvx.pdf

 一方、前日4日には、選手村で初のクラスターが確認されました。4日付け共同通信は、晴海の選手村に滞在する「ギリシャのアーティスティックスイミングの選手4人と関係者1人が新型コロナウイルス検査で陽性が確認された」と、組織委の高谷正哲スポークスパーソンが発表したと報じました。

※選手村で初「クラスター」 ギリシャ、5人陽性(共同通信、2021年8月4日)
https://www.47news.jp/news/6618641.html

 ギリシャアーティスティックスイミング選手団は、3日以降の予選を欠場しました。選手と関係者12人のうち、陽性となった5人以外の7人全員が隔離施設に入ったとのことです。

 また、組織委は4日、大会関係者全員に行っているPCR検査で陽性が確認されながら、登録ミスにより個人が特定できていないケースが8件あると発表しました。あまりにもお粗末な運営です。

 5日付け東京新聞は、「一時的に隔離措置などがないまま業務を続けていた可能性がある」と報じました。

 東京新聞の記事はさらに「(大会関係者全員が)規定どおりに検査しているかどうか、組織委が把握できる体制になっていない。検査状況の管理は、各国の競技団体やメディアなど参加組織ごとに割り当てられたコロナ対策責任者(CLO)に丸投げしているのが実態だ」と報じています。

※五輪関係者 コロナ陽性8件の提出者不明、そのまま業務継続か 組織委のチェック体制ずさん(東京新聞、2021年8月5日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/121805

■コロナ感染爆発のまっただ中、対中国想定の戦争準備を着々と進める菅政権! 自衛隊は8月27日まで米英豪と共同軍事演習! しかし100人の集団コロナ感染発覚の英空母打撃群3700人は日本寄港時の行動未定! IWJは防衛省に空母打撃群の感染防止処置を直撃質問したが!

 岸信夫防衛大臣は、8月3日の記者会見で、8月中に自衛隊が英米豪と4ヵ国の軍事演習に参加中である旨を発表しました。2015年に安保法制を強行採決した安倍総理の時代から着々と推し進められてきた戦争体制づくりの一環です。

※防衛大臣記者会見|令和3年8月3日(火)11:10~11:18(防衛省公式YouTubeチャンネルmodchannel)
https://www.youtube.com/watch?v=zkw8LGrN4Q8

岸大臣「自衛隊は、昨日から8月27日にかけて、自衛隊の戦術技量の向上並びに米軍、英軍及び豪軍との連携の強化を目的として、『米国主催大規模広域訓練2021(LSGE21)』に参加しています。

 自衛隊は、海上作戦訓練及び航空作戦訓練に参加いたしますが、本訓練への参加を通じ、基本的価値と戦略的利益を共有するアメリカ、イギリス、オーストラリアとともに、FOIP(『自由で開かれたインド太平洋』)の維持・強化のために協働し、地域の平和と安定に引き続き積極的に貢献していることを示したいと思います。

 なお、参加部隊等の訓練の実施状況については、参加国との調整が整い次第、改めて公表いたします。わが国を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中で、訓練を通じた自衛隊の即応性の向上や、同盟国・同志国との連携強化は大変重要であります。防衛省・自衛隊としては、本訓練を通じ、FOIPのビジョンを共有する国々との結束を深めたい考えであります」

 岸大臣の発言に出てくる「米国主催大規模広域訓練2021(LSGE21)」とは、アメリカインド太平洋軍に呼応して、英豪日で行われる軍事演習のことで、「FOIP(『自由で開かれたインド太平洋』)」とは、2016年にケニアで開催された第6回アフリカ開発会議(TCAD VI)の国際会議で安倍総理が提唱した戦略構想です。

※LSGE21=Large Scale Global Exercise 2021(米国主催大規模広域訓練2021)
https://www.pacom.mil/Media/News/News-Article-View/Article/2716767/us-indo-pacific-command-will-conduct-large-scale-global-exercise-21/

※FOIP(自由で開かれたインド太平洋)
https://www.mod.go.jp/j/approach/exchange/

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■<本日のタイムリー再配信>本日午後8時から、2016年収録「戦後史の謎を解く鍵は『核』にある! 原爆・原発・被曝の真実に迫る!岩上安身によるインタビュー 第637回 ゲスト 木村朗氏・高橋博子氏(1)」を再配信します!

 2016年4月11日、岩上安身は『核の戦後史:Q&Aで学ぶ原爆・原発・被ばくの真実』(創元社、2016年)の著者である木村朗氏と高橋博子氏にインタビューを行いました。

 本日8月6日は広島原爆の日、9日は長崎原爆の日です。そこで本日と明日、この「戦後史の謎を解く鍵は「核」にある! 原爆・原発・被曝の真実に迫る!岩上安身によるインタビュー 第637回 ゲスト 木村朗氏・高橋博子氏」を2回に分けて再配信します。本日は午後8時から前半をお届けします。

 インタビュー当時、木村朗氏は鹿児島大学法文学部教授(現在は退官されて名誉教授)で、平和学が専門の政治学者です。『危機の時代の平和学』(法律文化社)や『広島・長崎への原爆投下再考』(法律文化社)、編著では『核時代の神話と虚像』(明石書店)など、多数の著書を出版されています。また、岩上安身も共同著書として名を連ねている『米国が隠す日本の真実』(星雲社)では、日本の刑事司法がどのように米国の影響を受けてきたのか、「だれも語ろうとしない日本の刑事司法の闇」と題して鋭い論考を執筆されています。

 2013年には岩上安身が単独インタビューを行っています。ぜひあわせて御覧ください。

※原爆から原発へ 原発から原爆へ ~岩上安身によるインタビュー 第354回 ゲスト 木村朗氏 2013.9.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/104133

 高橋博子氏は、インタビュー当時、明治学院大学国際平和研究所研究員で、現在は奈良大学教授。専門は日米関係史、グローバルヒバクシャ研究、太平洋核実験です。著書に『〈新訂増補版〉封印されたヒロシマ・ナガサキ―米核実験と民間防衛計画』、編著に『核時代の神話と虚像』(明石書店)を出版されています。

 2012年に岩上安身が単独インタビューを行っています。ぜひあわせて御覧ください。

※【IWJ検証レポート002】「隠されたヒロシマ・ナガサキにおける被曝」 2012.1.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/238006

 木村氏は、『核の戦後史:Q&Aで学ぶ原爆・原発・被ばくの真実』の中で、広島・長崎への原爆投下を、第2次世界大戦における「最後の出来事の一つ」としてとらえるのではなく、「戦後史のはじまり」としてとらえる視点が重要だと述べています。原爆投下は、アメリカによる「戦後」を見すえた政治戦略だったのであり、現在の日本が直面する様々な政治的、社会的課題の謎を解く鍵にもなるとのこと。

 本日お送りするインタビューの前半では、木村氏のお話を中心にうかがい、明日の後半では木村氏にお話をうかがっています。

 米国では、「原爆投下は結果的に終戦を早め、多くの人の命を救った」という認識がいまだに強く、世論調査では米国人の56%が「広島、長崎への原爆投下は正しかった」と回答しています。

 インタビューで木村氏は、「原爆投下は日本でも正当化されてきました。原爆投下がなければ、日本の本土も沖縄や朝鮮のようになったかもしれない、という見方がかなりありました」と述べています。しかし、木村氏は「その認識は正さなければならない」と述べ、次のように語りました。

 「原爆神話は二本柱です。早期降伏説と人命救済説の2つ。しかし実際には、原爆によって米兵には100万人以上の死傷者が出ています。

 原爆投下によって日本の降伏が早まったというのは実はうそで、原爆開発によって日本の降伏は遅れました。アメリカは日本がずっと前から降伏したがっていることを知っていた。日本側の最大の望みは、『国体護持』つまり天皇制の存続でしたから。

 日本側の掲げた『国体護持』と、アメリカ側の固執した『無条件降伏』が表裏一体になって原爆投下につながりました」

 「あらゆる戦争のときに新型兵器を試して次の戦争につなげるとされます。米国は日本に最低2発は原爆を落とすことを決めていた」と語る木村氏は、「それでも日本が降伏しなければ、3発目も落とすことを想定していた」と述べ、3発目の目標に東京も入っていたことを明らかにしています。

 一方、高橋氏は「米国のマンハッタン計画では、放射性物質毒性証委員会というのがあって、放射能の毒性を確かめたうえで原爆を使ったことが明らかになっている」と述べています。これについて木村氏は、原爆が「人体実験」を目的といていたことは明らかだと指摘しました。

 詳しくはぜひ、本日の再配信をご視聴ください。

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【タイムリー再配信 962・IWJ_Youtube Live】20:00~
「戦後史の謎を解く鍵は『核』にある! 原爆・原発・被曝の真実に迫る!岩上安身によるインタビュー 第637回 ゲスト 木村朗氏・高橋博子氏(1)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

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 なお、YouTubeでのライブ配信は当日限りの公開となりますが、IWJ会員様はいつでも、以下のURLから動画をご視聴いただけます。

※戦後史の謎を解く鍵は「核」にある! 原爆・原発・被曝の真実に迫る!岩上安身によるインタビュー 第637回 ゲスト 木村朗氏・高橋博子氏インタビュー 2016.4.11
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/296122

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20210806

IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、木原匡康、富樫航、村上良太、城石裕幸)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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