日刊IWJガイド・非会員版「コロナ第4波で日本経済は『二番底』!? IWJ財政も危機脱出もまだまだ! 皆さまのご支援をお願いいたします!」2021.04.03号~No.3124号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~新型コロナ第4波で日本経済に「二番底」の懸念! IWJは皆様からのご支援で希望の光が見えてきましたが、危機脱出にはまだまだ! どうか皆さまのご支援をお願いいたします!
■【中継番組表】
■吉村大阪府知事が大阪府におけるコロナ感染者数再拡大の原因について言及! 「緊急事態宣言で大阪は感染を抑えすぎた、結果、変異株が既存株にとって変わる速度が早まり、変異株が急拡大してる説」と何を言っているか誰にもわからない珍説を展開!この屁理屈が胸に「ストンとくる」・・・のは吉村知事だけ!
■東京五輪をめぐる「闇」の数々! 会場運営の人件費単価が一人1日最高30万円!? NHKと民放連以外のメディアは「生放送禁止・動画は72時間以内に削除」ルール! 「葬り去られた」開会式案を報じた文春に記事削除と掲載誌回収を要請! 東京五輪はヤクザ者の祭典か!?
■東京五輪スポンサーの大手メディアはアンタッチャブル! 聖火リレーはナチスの発明だった! ナチスのプロパガンダに根差した聖火リレーは廃止すべき! 「パワーゲーム:オリンピックの政治史」の著者で、元プロサッカー選手、バルセロナ五輪の米国代表メンバーとしてブラジル戦やソ連戦などの国際試合に出場した経験を持つパシフョック大学政治学教授のジュールズ・ボイコフ氏がNBCニュースに緊急寄稿! IWJはこの寄稿を全文仮翻訳!
■<IWJ取材報告>「この感染状況の下で、解散総選挙をやるなどという無責任なことは到底許されない。こんな流行下で解散すれば、その無責任な姿勢こそが最大の争点になる」!~4.2_立憲民主党 枝野幸男代表定例会見
■<本日のタイムリー再配信>本日午後8時から2011年4月2日(3.11震災から22日後)収録「岩上安身によるインタビュー 第110回 ゲスト 東日本大震災・被災者の方~茨城トークカフェ」を再配信します!
■3月の「岩上安身のIWJ特報!」は昨年11月収録「岩上安身によるインタビュー 第1020回 ゲスト 東京都医師会会長・尾崎治夫氏」をフルテキスト化し、注釈をつけて発行しました! ぜひ、まぐまぐでのメルマガ登録をお願いします! IWJサポート会員の方は無料でバックナンバーが読み放題!
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■はじめに~新型コロナ第4波で日本経済に「二番底」の懸念! IWJは皆様からのご支援で希望の光が見えてきましたが、危機脱出にはまだまだ! どうか皆さまのご支援をお願いいたします!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 日本銀行は4月1日、今年2月下旬から3月31日にかけて調査を行なった短観を発表しました。

※短観(日本銀行、2021年4月1日)
https://www.boj.or.jp/statistics/tk/index.htm/

 日銀短観によると、大企業製造業はプラス5ポイントで3期連続で改善、新型コロナウイルスの感染拡大前の水準まで回復したということです。

 一方、非製造業は、宿泊・飲食サービスが大幅悪化するなど、緊急事態宣言による打撃が顕著です。

 ロイターは1日付けコラム記事で、「緊急事態宣言の解除から1カ月でまん延防止等重点措置(まん防)の発令に直面した大阪府のように、飲食店への営業時間短縮要請だけでは感染の波を抑え込むのが困難なことが明白になった。この拡大傾向が全国に波及し、感染拡大の第4波が本格的に到来すれば、サービス産業の雇用悪化をトリガーに日本経済が『二番底』に落ち込みかねない」と日本経済の先行きに懸念を示しています。

※コラム:コロナ第4波本格化なら景気二番底も、PCRパスポートで活路(ロイター、2021年4月1日)
https://jp.reuters.com/article/column-tamaki-idJPKBN2BO4LR

 NPO法人ほっとプラス代表理事で社会福祉士、聖学院大学客員准教授であり、『貧困世代』(講談社現代新書)『下流老人』(朝日新書)『貧困クライシス 国民総「最底辺」社会』(毎日新聞出版)などの著者・藤田孝典氏は、年末年始に生活困窮者の電話相談会を実施したところ、深刻な状況を訴える切実な声を数多く受け、2度目の特別定額給付金の一律支給を求めるネット署名を行っています。

※緊急事態宣言発令が拡大しているため2度目の特別定額給付金の一律支給を求めます(change.org)
https://www.change.org/p/%E7%B7%8A%E6%80%A5%E4%BA%8B%E6%85%8B%E5%AE%A3%E8%A8%80%E7%99%BA%E4%BB%A4%E3%81%8C%E6%8B%A1%E5%A4%A7%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%812%E5%BA%A6%E7%9B%AE%E3%81%AE%E7%89%B9%E5%88%A5%E5%AE%9A%E9%A1%8D%E7%B5%A6%E4%BB%98%E9%87%91%E3%81%AE%E4%B8%80%E5%BE%8B%E6%94%AF%E7%B5%A6%E3%82%92%E6%B1%82%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%99?recruiter=794977396&utm_source=share_petition&utm_medium=email&utm_campaign=psf_combo_share_initial&utm_term=d62d9e4b1f5f4a35879ec099ce3f0e41&recruited_by_id=fea7e8c0-a0f8-11e7-82d3-a30db2f45e1b

 3か月前に始めたキャンペーンは4月2日現在、9万6000人以上の賛同者を集めています。

 キャンペーンで藤田氏は「失業保険、生活保護制度など用意している制度はどれも捕捉率、利用率が低く、十分に機能しているともいえません。無条件で一律の現金支給が必要だと思います」と訴えています。

 一部の野党の要求している、生活困窮者に限定した追加給付ではなく、「無条件、一律の」現金給付です。

 その理由として藤田氏は「日本には生活困窮はしていませんが、生活にゆとりがない市民は大勢います」と述べ、「新型コロナウイルスとの闘いは、まさに国難であり、その克服に向けて、的確に家計への支援を実施するという目的です」としています。

 藤田氏の始めたこのキャンペーンに、岩上安身も賛同しました。

 IWJもご寄付の減少に加え、会員の減少による会費の減収が深刻であり、連日、ご支援のお願いをしてまいりました。

 第10期の会費収入実績は、8322万円でしたが、第11期の会費収入予想は、会員の減少が下げ止まって、現状維持で推移すると仮定した上で経理が試算したところ、前年比20%減の6665万円となり、1657万円マイナスという大幅減の試算結果が出ました。

 昨年8月1日から始まった第11期は、今年2月末までの7ヶ月間、ご寄付・カンパが月間目標額100%に到達した月は1ヶ月もありません。第11期の赤字は、ご寄付・カンパの累積の不足分だけで、2月末時点で「1141万円」になっています。これに加えて、対前期比で「約1670万円」分の不足分がのしかかります。合計「約2800万円」もの不足分と格闘しなければなりません。

 非常に厳しい状況が続いています。

 その一方で、僅かながら、希望の光も見えてきました。会員数は前年同日比での減少は変わりませんが、前月同日比では「増加」に転じました。皆様のご支援の賜物です。

サポート会員 1,354人(前月同日:10人増)
              (前年同日:319人減)

一般会員   2,588人(前月同日:15人増)
              (前年同日:585人減)

会員総数   3,942人(前月同日:25人増)
              (前年同日:904人減)

 会員の方々の口コミに加えて、新しい方々が、昨今のIWJの活動に興味を持ってくれた結果だとしたら、スタッフとしてこれほど嬉しいことはありません。

 皆様にIWJをお支えくださるお気持ちがあり、さらに、岩上安身とIWJはもっと頑張れ、独立メディアとしての使命を果たしてくれ、という励ましと後押しをいただけるのであれば、我々は苦難をバネにして頑張り抜くことができます。ぜひ、新規会員登録および再開をお願い申し上げるとともに、ご寄付・カンパによるご支援、応援をよろしくお願い申し上げます!

 IWJでは、月払いをお選びいただいた会員の方の会費納入期限を、毎月15日に設定させていただいています。そのため、15日を過ぎた段階で、会費をお納めいただけなかった方に対し、やむをえず、会員の資格を一時停止する手続きを取らせていただいています。

 どうか、まだ会費をお納めいただけていない方は、引き続き会費をお納めいただき、IWJ定額会員を継続していただけないでしょうか。

 現在、会費未納等でいったん休眠会員となられている方は、ぜひこの機会に再開をご検討ください! 会員番号はすべて保存してありますので、会費をご納付いただければ、着金が確認され次第、いつでも再開できます!

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 4月が始まり、IWJの第11期は残すところあと4ヶ月となりました。岩上安身は、少なくとも今期末となる7月末まで自らへの報酬をゼロ円にすることを明らかにしています。

 他方、岩上安身が経営において、こだわり続けているのは、自社の雇用を守るという姿勢です。自らを無報酬と宣言する一方で、自社のスタッフには次のように語っています。

 「僕の報酬カットなど、支出を削れるものは削っていますが、一番大きな費目は、やはり人件費です。人件費は、前期とほぼ変わらず、ここはなかなか切れません。

 業務委託の方などで、働き方や働く量を変えたいという申し出があった時、話に応じて、条件の変更はしていますが、社員やアルバイトの常用雇用については、今まで、誰も解雇もしていませんし、労働の内容が変わらないまま、賃金(時給)を下げることもしていません。残業は減らす努力をしていますが。

 この先も、なんとか、賃下げなどで、誰も泣かずに済むように、頑張りたいと思います」

 このような思いの背景には、IWJの大切な資産の1つは、そこで働くスタッフであるという価値観があります。しかし、そうした理念を実践しようとしても、財源がなければどうしようもありません。

 IWJでは、会員の皆さまの会費と、ご寄付・カンパの両方を支えとして、運営しています。皆様からのご寄付・カンパがとても重要になってきます。

 IWJは第11期となる今期、皆さまからのご寄付・カンパが、毎月、450万円あれば収支のバランスが取れるように、必要最低限の予算を組んできました。

 これまで、毎月の不足分を、岩上安身個人が自分の貯金を崩しながらIWJに貸す形で経営を続けてきました。その貸し付け全額は993万5000円にのぼります。今期に入って、毎月出る赤字分を、岩上安身個人で埋めてきたことになります。

 しかし、それはもう限界にきています。岩上安身が会社にお金を貸す余裕がもうありません。

 すでに申し上げている通り、IWJから岩上安身への報酬は、前期、前々期は50%をカットしており、さらに今期は期首から70%をカットしてきました。しかし、これでは不十分であると岩上安身自身が責任者として判断し、100%カットしてゼロにしました。

 IWJは、岩上安身以下、スタッフ一同、IWJを必要としてくださる皆さまの期待に応えて生きのびられるように、死に物狂いで頑張りたいと思っています。

 そのためにもIWJを支えてくださる市民の皆さまのご支援、ご協力が、どうしても必要です!ぜひ、ご支援、応援をよろしくお願いします!

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※ご寄付・カンパは「note」のページからでも可能です。
「note」内でお読みになりたい記事をクリックしますと、「記事を購入する」欄の下部に「気に入ったらサポート」という緑のアイコンがありますので、そちらをクリックしますと、ご寄付・カンパ欄が表示されますのでそちらからお願いいたします。

※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。よろしくおねがいします。(クレジットカードの場合は、上記URLからお入りください)

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 ぜひ、皆さま、会員になって支えてくださるよう、お願いいたします!また、お知り合いの方にぜひIWJの活動を広めていただけるようにお願いいたします!

 一般会員にご登録いただくと、中継で見逃してしまったIWJの動画コンテンツを2ヶ月間、アーカイブでお好きな時に御覧いただけます!入会金は無料。会費は月々1100円(税込)ですが、1年分まとめてお支払いいただければ1万1000円(税込)と2ヶ月分お得になっています!

 そして、現在一般会員でいらっしゃる方はぜひサポート会員へのお切り替えをご検討ください!サポート会員の方は、過去のインタビューも含めすべてのIWJのコンテンツをいつでも御覧いただけます。

 さらに、サポート会員にご登録いただくと、メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」をすべて無料で閲覧することができます。「岩上安身のIWJ特報!」は、岩上安身によるインタビューを文字起こしし、詳細な注釈をつけたメルマガです。インタビュー動画を見る時間をなかなか取れない、インタビュー動画の内容をもっと詳しく知りたいという方には特におすすめです。

 サポート会員へ移行してくださる方が増えれば、IWJの活動は今よりもずっと安定したものになります。サポート会員の人数が4000名に達すれば、それだけでご寄付やカンパをいただかなくても、活動資金をまかなえることになります。

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 皆さまのお支えがあってこそのIWJです。我々もコロナ禍の「サバイバル」に向けて精いっぱい頑張りますので、どうぞ、今後とも何とぞご支援のほど、重ねてよろしくお願い申し上げます。

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◆中継番組表◆

**2021.4.3 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【タイムリー再配信 910・IWJ_YouTube Live】20:00~「岩上安身によるインタビュー 第110回 ゲスト 東日本大震災・被災者の方~茨城トークカフェ」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2011年4月2日に収録した、岩上安身による東日本大震災・被災者の方のインタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた東日本大震災関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%9d%b1%e6%97%a5%e6%9c%ac%e5%a4%a7%e9%9c%87%e7%81%bd

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/8098

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◆中継番組表◆

**2021.4.4 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh1・兵庫】「宝塚市長選に関する内容」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach1
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【タイムリー再配信 911・IWJ_YouTube Live】20:00~「福島第一原発 過労死事件 に対するアピール行動と損害賠償裁判後の記者会見」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 3月30日に収録した、「福島第一原発過労死責任を追及する会」主催のアピール行動と記者会見を再配信します。これまでIWJが報じてきた福島原発事故関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%a6%8f%e5%b3%b6%e5%8e%9f%e7%99%ba%e4%ba%8b%e6%95%85

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

死者が眠る沖縄南部の土砂を辺野古埋立に利用せんとする政府の暴挙に非難の声が続々! 沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表・具志堅隆松氏と土木技師で沖縄平和市民連絡会の北上田毅氏が「オール沖縄会議 学習会『南部戦跡からの土砂採取』」に登壇!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/490063

コロナ禍の3密回避で放射能被害から避難できない現状、原発を稼働させて良い理由はない。しかし大阪地裁は原発運転差止めの申立てを却下! 大阪地裁は「逃げた」と、河合弘之弁護士は不当判決を非難!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/489967

「水戸地裁は『東海第二原発は運転をしてはならない』と命じました! 住民側の勝訴です!」茨城の東海第二原発差し止め訴訟団が判決文の一部を披露!~3.27 福島原発事故10年 さようなら原発 首都圏集会
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/490406

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■吉村大阪府知事が大阪府におけるコロナ感染者数再拡大の原因について言及! 「緊急事態宣言で大阪は感染を抑えすぎた、結果、変異株が既存株にとって変わる速度が早まり、変異株が急拡大してる説」と何を言っているか誰にもわからない珍説を展開!この屁理屈が胸に「ストンとくる」・・・のは吉村知事だけ!

 昨日2日の大阪府の新型コロナウイルス新規感染者数は613人でした。大阪府の感染者数が東京都の感染者数を上回るのは4日連続、600人台は2日連続という深刻さです。

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■東京五輪をめぐる「闇」の数々! 会場運営の人件費単価が一人1日最高30万円!? NHKと民放連以外のメディアは「生放送禁止・動画は72時間以内に削除」ルール! 「葬り去られた」開会式案を報じた文春に記事削除と掲載誌回収を要請!

 東京五輪の人件費単価は、一人1日あたり30万円。

 毎日新聞は3月31日付けで「東京オリンピックの会場運営を担う企業への委託費の見積額を記した東京五輪・パラリンピック組織委員会作成の内部資料を毎日新聞が入手した」として、人件費単価が最高30万円と、スクープ記事を報じました。

※東京五輪人件費「一人1日30万円」 組織委内部資料、実額は非公表(毎日新聞、2021年3月31日)
https://mainichi.jp/articles/20210331/k00/00m/020/336000c

 記事によると、資料は昨年の延期が決まる前のものと見られるとのことですが、9都道県の42会場で実施される全競技について、「各会場で観客誘導や報道対応などの業務が必要で、組織委がそうした運営を企業に委託する」ための金額を算出する参考値だということです。

 しかし、「委託先企業はADKや電通、東急エージェンシー、博報堂などの大手広告代理店を中心」とのことで、相当額の「中抜き」が横行していることがうかがえます。

 東京五輪をめぐる「闇」は、これだけにとどまりません。

 現在行われている聖火リレーをめぐって、IOC(国際オリンピック委員会)と東京五輪パラ組織委が、放映権を持つNHKや民放連の利益を保護するため、それ以外のメディアに対して「報道統制」を行っていることが明らかになりました。さらに一歩踏みこんで、東京五輪組織委が、醜聞を暴露した「週刊文春」に対して圧力をかけるという暴挙に出ました。

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■東京五輪スポンサーの大手メディアはアンタッチャブル! 聖火リレーはナチスの発明だった! ナチスのプロパガンダに根差した聖火リレーは廃止すべき! 「パワーゲーム:オリンピックの政治史」の著者で、元プロサッカー選手、バルセロナ五輪の米国代表メンバーとしてブラジル戦やソ連戦などの国際試合に出場した経験を持つパシフョック大学政治学教授のジュールズ・ボイコフ氏がNBCニュースに緊急寄稿! IWJはこの寄稿を全文仮翻訳!

 朝日新聞、日本経済新聞、毎日新聞、読売新聞、産経新聞、北海道新聞など、東京五輪スポンサーの大手メディアがほとんど報じていない「アンタッチャブルな問題」に聖火リレーがあります。

 東京五輪の聖火リレーの最上位スポンサーは、コカ・コーラ、NTT、日本生命、トヨタ自動車の4社です。

 この4社がDJを乗せたコンボイ(トラック型宣伝車)で走らせている光景は、SNSや地元などで大きな批判を呼んでいます。コンボイは大音量の音楽をかけ、観覧客で密になった沿道を次々にのろのろ通過し、警察車両も合わせて30台ほどがすぎたころに、ようやく車両の影から聖火ランナーが現れるという、およそ聖火リレーとは異なった一大お祭り騒ぎになっています。

※聖火リレー 大音量、マスクなしでDJ…福島の住民が憤ったスポンサーの「復興五輪」(東京新聞、2021年3月26日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/94041

 物事の起源には、その物事の本質が現れます。この聖火リレーは、一見、古からの伝統のように思われますが、ナチスがそのプロパガンダのために発明したものでした。現在、ナチスの代わりに、派手なプロパガンダを全国的に展開しているのが聖火リレーのスポンサーであるコカ・コーラやNTT、日本生命、トヨタ自動車なのです。

 聖火リレーの本質がナチスのプロパガンダにある点は、東京五輪スポンサーの日本の大手メディアはほとんど論じていません。皆無といってもいいと思います。少なくとも我々が探した限りではありません。

 元プロサッカー選手で米国五輪代表も務めたジュールズ・ボイコフ、パシフィック大学政治学教授は、この聖火リレーの起源にまで遡り、その本質を福島や新型コロナウイルス・パンデミック、国家との関りなどの観点から論じています。非常に重要な寄稿です。

 IWJはジュールズ・ボイコフ教授が米NBCニュースに寄稿した全文を仮翻訳しました。

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■<IWJ取材報告>「この感染状況の下で、解散総選挙をやるなどという無責任なことは到底許されない。こんな流行下で解散すれば、その無責任な姿勢こそが最大の争点になる」!~4.2_立憲民主党 枝野幸男代表定例会見

 昨日2日、午後2時より、東京都千代田区の衆議院第2議員会館にて、立憲民主党 枝野幸男代表の定例会見が開催されました。

 枝野代表は、この会見の前日の4月1日、大阪府、兵庫県、宮城県の1府2県に「まん延防止等重点措置」が適用されたことについて、「緊急事態宣言の拙速な解除で、リバウンドは早期に起こることを厳しく指摘してきた中で、それを振り切って解除した挙げ句がこの結果であり、その責任は極めて重いと言わざるを得ない」とし、「これは残念ながら、人災と言わざるを得ない」と、この間の新型コロナウイルスにかかる政府の対応を批判しました。

 続く各社記者と枝野代表との質疑応答で、IWJ記者は以下のとおり、質問をしました。

 「『4月28日か30日にも衆議院解散し、総選挙が5月11日告示、23日投開票か』という観測が『週刊朝日』によって報じられています。野党は、与党との違いを、どのような形で有権者に示すおつもりでしょうか。

 特に、新型コロナウイルスについて、政府与党はここまで、PCR検査を抑制し、ズルズルダラダラとした中途半端な対策を行うことで、状況を悪化させてきたと思います。

 野党は、『ゼロコロナ』政策を通じて、これまでの与党・政府の政策とは一線を画した対策を今こそ示すことができるのか、政府与党との具体的な違いをお聞かせください」

 これに対し、枝野代表は次のように答えました。

 「まず解散についてですが、それは、内閣が内閣の責任で行えるという憲法の解釈に、今はなっているので、それは内閣がお決めになることでしょうが、この感染状況の下で選挙をやるなどという無責任なことは、到底許されることではないと思っています。

 それに、もしこんな流行で解散すれば、その無責任な姿勢こそが最大の争点になり、そういうふうに思っていますので、私は今解散はすべきではないです。我が党の損得だけを考えれば、今日も街宣をやってきたが、それは早くやってもらったらありがたいが、そんな状況ではないというのは、どう考えても明白だと思います。

 『ゼロコロナ戦略』については、1年にわたり、具体的なことを我々は提案し続けてきていますので、ほぼ明確だと思っています」

 枝野代表記者会見の一部始終については、全編動画を御覧ください。

※「この感染状況の下で、解散総選挙をやるなどという無責任なことは到底許されない。こんな流行で解散すれば、その無責任な姿勢こそが最大の争点になる」!~4.2_立憲民主党 枝野幸男代表定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/490606

■<本日のタイムリー再配信>本日午後8時から2011年4月2日収録「岩上安身によるインタビュー 第110回 ゲスト 東日本大震災・被災者の方~茨城トークカフェ」を再配信します!

 IWJでは東日本大震災と福島第一原発事故から10年を期に、2011年を振り返るタイムリー再配信を連日お届けしています。

 岩上安身は2011年4月2日に、茨城県水戸市で行われた「茨城トークカフェ」で、東日本大震災で被災された方々にインタビューを行いました。

 本日午後8時から、このインタビューを再配信します。

 那珂市で農業を営む小林さんは「なんの見通しも立たない。(作物を)作って売れるのか、この先の不安が大きい。この先の収穫は、自分たちの収入、生活の全てに関わってくるので、行政が農家にどういう支援をしてくれるのか」と述べ、4ヘクタールの水田に稲を植えていいのかどうかもわからない現状への不安を語りました。

 福島県の南に隣接する茨城県では、地震の被害に加え、放射能の被害も深刻ですが、この収録が行われた時は、震災と原発事故からまだ1か月も経っていません。放射能の影響が風評被害なのか実害になるのかもわからない中、東電や国、県などの行政がどれだけの保証をしてくれるのかもわからないまま、作付けの時期を迎える農家の苦悩は計り知れません。

 また、肥料工場を営む男性は、「(地震による)液状化で工場内に1メートルくらいの段差ができた。その後、4時頃に津波が来るということで、高台に避難した。鹿島の港に2メートルくらいの津波が来て、車がフェンスの上に乗っていた。港のコンテナが1キロ先の田んぼや道まで流された」と、地震と津波の生々しい被害を語りました。

 この男性によると、鹿島は日本一の家畜飼料の生産量があったものの、地震と津波の被害でそれが失われてしまったとのこと。さらに生産量が第2位だった仙台も大きな被害を受け、「半年では復旧しないだろう」と述べました。そうなるとこの先、飼料価格も高騰し、畜産に大きな影響が出るだろうとの見通しを示しました。

 詳しくはぜひ、本日の再配信をご視聴ください!

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【タイムリー再配信 910・IWJ_YouTube Live】20:00~
岩上安身によるインタビュー 第110回 ゲスト 東日本大震災・被災者の方~茨城トークカフェ
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

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■3月の「岩上安身のIWJ特報!」は昨年11月収録「岩上安身によるインタビュー 第1020回 ゲスト 東京都医師会会長・尾崎治夫氏」をフルテキスト化し、注釈をつけて発行しました! ぜひ、まぐまぐでのメルマガ登録をお願いします! IWJサポート会員の方は無料でバックナンバーが読み放題!

 IWJでは毎月、「岩上安身によるインタビュー」をフルテキスト化し、詳細な注釈をつけて、メルマガサイト「まぐまぐ」で「岩上安身のIWJ特報!」として発行しています。

 3月は、2020年11月24日に収録した「新型コロナウイルス『秋の第3波』到来! 東京都医師会の緊急提言でGoTo キャンペーンを一部見直し!冬場のコロナに日本は持ちこたえられるのか!? 岩上安身によるインタビュー 第1020回 ゲスト 東京都医師会会長・尾崎治夫氏」を発行しました!

 2020年11月24日、東京都医師会会長の尾崎治夫氏(※)に、岩上安身がインタビューを実施。(その1)から見てきたように、話題は多岐に渡りました。

※尾崎氏の「崎」の字のつくりは正しくは「立」に「可」。機種依存文字のため「崎」で代替させていただきます。

 豊洲市場でのクラスター発生のニュースを受けて、尾崎会長は「家族経営は14日休んだら、大変なことになる」と指摘。検査と補償のセットの必要性を訴えました。

 また、コロナ禍を恐れての受診控えによる、生活習慣病の悪化への危惧や、マスク、手洗い、アルコール消毒の徹底も改めて強調しています。

 グーグル社の「COVID-19感染予測」を、現実の感染拡大のスピードが越えたことに対して、「このカーブを緩めるために、何を一番すべきか」として、京大の西浦博教授が分析した、感染拡大の決定要因である「人口密度・気温・人の移動・コンプライアンス(個人が守るべきこと)」の重要性を指摘しました。

 さらに、国民の「自助努力」を期待する国に対して、「これまで十分に、国民も都民も医療従事者も努力した」と指摘。「国が、ひと頑張り、ひと肌脱いでもらわないと、どうしようもない事態に来ている」と総括し、改めて政府に対する、強い要望を表明しています。

 今月も盛りだくさんの内容です!2月にインタビュー前半にあたる第502号(その1)から第505号(その4)までを発行しました。3月は後半にあたる第506号(その5)から第509号(その8)までを発行し、完結しました。ぜひ御覧ください!

第506号(その5)目次
◆第2波で尾崎会長は安倍政権に苦言を呈していた!「休業補償をつけた休業要請を!!」
◆自民党員だが、政府に忖度しない尾崎会長。「抗議の電話もいただく。でも、都民の命を守ることが東京都医師会の役目。自分が正しいと思う判断で行動します」
◆「東京五輪は『国際版GoToトラベル』!」「ワクチンがある程度効いて激変しても、7月から皆さんがほとんど抗体を持って治った状態で日本にお迎えするなんて夢の夢」
◆「もう、東京の医療がもたない」と緊急提言! 冬場は新型コロナだけでなく、心筋梗塞や脳卒中も増える。高齢者や重症者が増加すると医療現場の負担は何倍にもなる!

第507号(その6)目次
◆危険因子は「タバコ、高血圧、運動不足、糖尿病」の4つ! コロナ禍で「持病あるから」と諦めず、逆にこのコロナ危機を生活習慣病見直しの契機に! 今こそ「GoToドクター」!
◆感染の流れは「会社から家庭へ」「大人から子どもへ」。大切なのは感染者を責めないこと。「責められると隠しちゃう。最近、検査を拒否する人が増えてるんです」
◆「感染が出た企業や施設は全員検査!」「感染は不明だが風邪様の症状が出たら、20~30代の『健康な人』なら1週間ぐらい休んでもらう!」「50~60代で持病ある人は、我慢すると重症化も!」
◆かかりつけ医がいなくても電話で相談を! 「東京都の発熱相談センターは土・日・祝日も24時間対応。新型コロナの診察可能なところを紹介できます」

第508号(その7)目次
◆クラスター発生の豊洲市場。関係者4000人に自主検査を呼びかけるも「陽性なら14日間休業、補償なし」の現状、受けたのは900人だけ! 検査と補償をセットに!
◆新型コロナウイルスは目、鼻、口から侵入。だから、予防の基本はマスク、手洗い、アルコール消毒。「感染しない、感染させない」の徹底を!
◆コロナ禍を恐れての受診控えで生活習慣病の悪化! 病院がコロナ患者で埋まると高齢者、心臓病、高血圧などの患者の行き場がなくなる!
◆グーグル社「COVID-19感染予測」の数字を現実が越えた!「予想以上に感染スピードが早い。国民は手洗いやマスクなどの予防徹底を。国は人の流れを止めること」

第509号(その8)目次
◆2020年4月、東京都医師会は地域PCRセンターを40ヶ所に設置。さらに、診療所でPCR検査を可能にするべく動いた。それを厚労省が「後追い」で全国展開へ!
◆IWJ記者の質問に西村大臣は「1日あたり検査能力54万件を目指す」と回答したが、「本当にできるとは言ってないんです、これ」と尾崎会長!
◆大量検査せず、クラスター政策だけなので、みんな逃げまくってるという「悪循環」を「政策転換しないといけない」!
◆コロナ第1波を「なんとなく」抑えた日本。政府は国民の「自助努力」で乗り切れると思ってる!? もう、国民は十分努力した。あとは国の「公助」の出番!

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IWJ編集部(岩上安身、塩澤由子、尾内達也、浜本信貴、渡会裕、城石裕幸、中村尚貴)

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岩上安身サポーターズクラブ事務局
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