日刊IWJガイド・非会員版「IWJ設立以来最大の窮地! 3月の活動予算がありません! 皆様からのご支援だけが最後の望みです!」2021.03.06号~No.3096号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~IWJ設立以来最大の窮地! 3月の活動予算がありません! 代表の岩上安身からの借り入れも不可能になりました! ただちに事業規模を縮小し、人件費を削減します! 皆様からのご支援だけが最後の望みです!
■【中継番組表】
■首都圏1都3県の緊急事態宣言を21日まで2週間延長! 岩上安身は菅総理会見でワクチンに感染予防効果がないことを指摘し、ワクチン頼みの対策を批判!
■緊急事態宣言延長が発表された5日、東京都で新型コロナ新規感染者が増加に!
■「ワクチンだけに依存するのは間違い」! WHOの世界6地域中4地域で新型コロナ新規感染者数が7週間ぶりに増加に転じたことを受け、テドロス事務局長が警告! イタリアは自国内製造のアストラゼネカ社ワクチンのオーストラリア輸出を差し止め!
■<IWJ取材報告 1>飯舘村の山や川の放射能汚染はそのまま!山菜やキノコは何百年も食べられない!「謝れ! 償(まや)え! かえせふるさと飯舘村」~3.5損害賠償請求訴訟提訴記者会見
■<IWJ取材報告 2>選択的夫婦別姓制度に反対しながら自らは旧姓を通称使用する丸川大臣! IWJ記者の質問に「同氏と通称使用が混同されている」と噛み合わない答弁!~3.5丸川珠代 東京オリンピック・パラリンピック大臣 定例記者会見
■<本日のタイムリー再配信>本日午後8時から2012年6月10日収録「『日本の医学会にはペレストロイカが必要』――チェルノブイリ原発事故より情報が開示されない日本の現実を指摘~岩上安身によるインタビュー 第217回 ゲスト 物理学者・藤田祐幸氏」を再配信します!
■<IWJからのお知らせ>「報道・ジャーナリズムの現場ってどんななの?」そんな学生さん大歓迎!IWJでは「学生インターン」募集中です!
■<お知らせ>2021年3月31日をもって「ニコニコチャンネル」内「岩上安身のIWJチャンネル」を終了いたします。これまでお世話になりました。ありがとうございました。
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■はじめに~IWJ設立以来最大の窮地! 3月の活動予算がありません! 代表の岩上安身からの借り入れも不可能になりました! ただちに事業規模を縮小し、人件費を削減します! 皆様からのご支援だけが最後の望みです!

 おはようございます。IWJ編集部です。
 
 昨年からのコロナ禍による不況で誰もが経済的に苦しい中、ここまでIWJにご支援をお寄せくださった皆さまには、岩上安身とスタッフ一同、心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。

 しかしながら、連日この日刊IWJガイドでもご支援をお願いしているように、現在IWJは会員数の減少による会費減と、ご寄付・カンパの減少により、設立以来最大の窮地に立たされています。

 IWJは今期、事業規模を縮小し、皆さまからのご寄付・カンパが、毎月、450万円あれば収支のバランスが取れるように、必要最低限の予算を組んでいます。

 しかしながら第11期折り返しの後半最初の月となる2月においては、ご寄付・カンパは、2月末までで、221件286万3200円にとどまり、目標額450万円の64%の達成率にとどまっています。今期後半も、血の流れるような赤字たれ流し状況が続き、止血できていません。

 今期の期首である8月1日から2月末までの7か月間のご寄付・カンパは、7ヶ月分の目標3150万円に対して実績値で2008万2440円、この7ヶ月間の不足分は1141万7560円にもなっています。

 毎月、活動を続けていけばいくほど赤字が増え続けている状態です。人体でいえば今すぐにでも止血しなければ、大げさではなく倒れてしまうような状態です。 
 
 IWJは1月に当座の資金として、代表取締役である岩上安身個人から400万円を借り入れました。岩上安身からの借入金残高は993万5000円にまで累積しています。IWJの経理から岩上安身に対して、「この3月、再び借り入れをお願いすることになります。でないと今月を乗り切れません」と申し入れがありましたが、ここから先は岩上安身個人で会社にお金を貸して支えることはできません。

 今月から、ただちに支出を削らなくてはなりません。岩上安身個人はもうとっくに限界に突きあたっています。今すぐ、止血が必要です!

 IWJから岩上安身への報酬は、前期、前々期は50%をカットしており、今期は70%までカットしています。さらに一段とカットすることを検討中です。岩上安身に入る報酬は極端に減らしながらも、岩上安身個人の貯金から借り入れを続けてここまでIWJを支えてきましたが、それももはや限界です。3月は、岩上安身は会社に貸すことはできません。今月3月から、その月の収支があうように、収入が下がっても支出を削り落とすことで均衡させます。やるしかありません。

 前述の「必要最低限の予算」とは、そのほとんどがスタッフへの報酬、つまり人件費であり、これ以上の予算縮小・事業規模縮小とは、スタッフの人件費の削減しかありません。それは経営者である岩上安身としては、しのびがたいことですが、断行していくしかありません。IWJは人が財産です。その人件費を削ることに、即、IWJの活動やパフォーマンスに影響がでてしまうと思いますが、いたしかたありません。

 岩上安身は現在、IWJを存続させていくには、思い切った事業縮小をするしかないと考え、柱となるインタビューや、記者会見・シンポジウムなどの公共コンテンツの中継配信の縮小、この日刊IWJガイドやテキスト記事の大幅な縮小などの見直しを検討しています。近日中に、会員の皆様のご意見を聞くべく、続けてほしいコンテンツと、縮小したりやめてもいいコンテンツについて緊急アンケートをとらせていただきますので、ご協力をお願いします。

 IWJは、岩上安身以下、スタッフ一同、IWJを必要としてくださる皆さまの期待に応えて生き延びられるように、死に物狂いで頑張りたいと思っています。

 そのためにもIWJを支えてくださる市民の皆様のご支援、ご協力が、どうしても必要です! ぜひ、ご支援、応援をよろしくお願いします!

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

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みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJの会員数は、一昨年、消費税増税で落ち込みました。さらにコロナで落ち込み、じりじりと減少しています。2021年2月15日時点で、会員総数は3917名、そのうちサポート会員1344名、一般会員2573名となりました。2020年2月と比べると、839名も会員が減ってしまいました。会費の減収も、IWJの経営を苦しめています。

 ぜひ、皆様、会員になって支えてくださるよう、お願いいたします!

 一般会員にご登録していただくと、中継で見逃してしまったIWJの動画コンテンツを2ヶ月間、アーカイブでお好きな時に御覧いただけます!入会金は無料。会費は月々1,000円ですが、1年分まとめてお支払いいただければ1万円と2ヶ月分お得になっています!

 そして、現在一般会員でいらっしゃる方はぜひサポート会員へのお切り替えをご検討ください!サポート会員の方は、過去のインタビューも含めすべてのIWJのコンテンツをいつでも御覧いただけます。

 さらに、サポート会員にご登録いただくと、メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」をすべて無料で閲覧することができます。「岩上安身のIWJ特報!」は、岩上安身によるインタビューを文字起こしし、詳細な注釈をつけたメルマガです。インタビュー動画を見る時間をなかなか取れない、インタビュー動画の内容をもっと詳しく知りたいという方には特におすすめです。

 サポート会員へ移行してくださる方が増えれば、IWJの活動は今よりもずっと安定したものになります。サポート会員の人数が4000名に達すれば、それだけでご寄付やカンパをいただかなくても、活動資金をまかなえることになります。

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 皆さまのお支えがあってこそのIWJです。我々もコロナ禍の「サバイバル」に向けて精いっぱい頑張りますので、どうぞ、今後とも何とぞご支援のほど、重ねてよろしくお願い申し上げます。

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◆中継番組表◆

**2021.3.6 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_YouTube Live】14:00~「沖縄戦犠牲者の遺骨が含まれた土砂を辺野古埋め立てに使わせてはいけません『沖縄県庁前断食行動に連帯する東京行動』」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 「平和をつくり出す宗教者ネット」、「基地のない沖縄をめざす宗教者の集い」の呼びかけによるスタンディング行動を中継します。これまでIWJが報じてきた辺野古関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e8%be%ba%e9%87%8e%e5%8f%a4
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【タイムリー再配信 880・IWJ_Youtube Live】20:00~「『日本の医学会にはペレストロイカが必要』――チェルノブイリ原発事故より情報が開示されない日本の現実を指摘~岩上安身によるインタビュー 第217回 ゲスト 物理学者・藤田祐幸氏」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 2012年6月に収録した、岩上安身による藤田祐幸氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた福島原発事故関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%a6%8f%e5%b3%b6%e5%8e%9f%e7%99%ba%e4%ba%8b%e6%95%85

[記事URL] http://iwj.co.jp/wj/open/archives/19465

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◆中継番組表◆

**2021.3.7 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【タイムリー再配信 881・IWJ_YouTube Live】20:00~「日本の原発の歴史と秘密、その先にある『核保有』 、原子力のタブーに切り込む~岩上安身によるインタビュー 第189回 ゲスト 小出裕章氏(京大原子炉実験所助教 ※収録当時)」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 2012年2月に収録した、岩上安身による小出裕章氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた小出裕章氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%b0%8f%e5%87%ba%e8%a3%95%e7%ab%a0

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/4734

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

選択的夫婦別姓制度に反対しながら自らは旧姓を通称使用する丸川大臣! IWJ記者の質問に「同氏と通称使用が混同されている」と噛み合わない答弁!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/489462

米中覇権争いの最前線は「宇宙」! 中国は、火星開発競争に参戦、独自GPSシステムを構築して米国依存から離脱! 量子衛星打ち上げ、月の背面着陸で米国に先行! 追われる立場の米国には、かつての冷戦時代のような「大人の余裕」がない!!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/489421

「東電が東通原発の立地自治体である青森県東通村に対して5年で30億円の支出を検討」! 30億円拠出の意図を質問したIWJ記者に東電は解答を拒否!~3.4東京電力 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/489447

◆昨日再アップした記事はこちらです◆

(再掲載)西日本では豪雨災害に大阪北部で震度6、千葉でも震度5弱の地震!南海トラフ大地震が起きたら原発はどうなる!? ~岩上安身によるインタビュー 第886回 ゲスト 関学大災害復興制度研究所客員研究員・青木正美氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/426933

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■首都圏1都3県の緊急事態宣言を21日まで2週間延長! 岩上安身は菅総理会見でワクチンに感染予防効果がないことを指摘し、ワクチン頼みの対策を批判! 菅総理も、尾身会長も感染予防効果がないことを渋々認める!

 昨日5日、政府は新型コロナ感染症対策本部を開催し、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県に発令されている緊急事態宣言を3月21日まで延長することを決定し、菅義偉総理が午後9時から記者会見を行いました。

※新型コロナウイルス感染症対策本部(第57回)(首相官邸、2021年3月5日)
https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/actions/202103/05corona.html

※新型コロナウイルス感染症に関する菅内閣総理大臣記者会見(首相官邸、2021年3月5日)
https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/statement/2021/0305kaiken.html

 菅総理は2週間という延長期間について、「2週間は感染拡大を抑え込むと同時に、状況をさらに慎重に見極めるために必要な期間だ。こうした点を冷静に、そして総合的に考慮し、内閣総理大臣として、延長の判断をした」と述べました。

 5日の総理会見に参加を申し込み、抽選で当選した岩上安身は、以下のように質問し、菅総理と政府の分科会の尾身茂会長からの回答を受けました。

岩上安身「総理は先ほど、『リバウンドは絶対に起こしてはならない』とおっしゃいました。まことにその通りだと思います。

 で、『その決め手はワクチンである』というふうにおっしゃいました。これは聞いていて、ちょっと疑問に思うところがあります。

 ワクチンだけがすべての決め手になる。何かワクチン万能論のような感じが世の中に溢れかえっているわけですけど、しかし、実際にはワクチンには発症や重症化の予防効果はあっても、感染そのものの予防効果がないということが明らかになっております。

 これは2月4日の田村厚労大臣が、私どもIWJの記者の質問に答えて『感染予防に十分なエビデンスはない』とはっきり明言されております。

 このごろファイザーのワクチンがイスラエル等で『感染予防効果があった』というロイター等の報道はありますけど、査読前の論文です。で、これを確認しました。厚労省にですね。

 厚労省の担当課はこの件について、国としての姿勢として、『感染予防効果はないという姿勢を、これらの報道であらためるつもりはない』というふうにはっきりとおっしゃってます。

 感染予防効果がないということは、実は発症しない人を増やすということであって、感染しても発症しない、本人が気づかない、無症状者を増やすに等しいことであって、かえって無症状者による市中感染を増やす可能性があります。

 ということは、これは同時に無症状者に対する無差別のPCR検査を大量に行なっていく必要がある。片方でワクチン、片方でPCR検査の社会的検査を無差別に拡充するということをやると。

 そこで陽性者を洗い出していくということをやっていって、初めて成り立つものではないかなというふうに思います。

 東大が『3月ごろから気が緩んだらどうなるか』という研究報告を出しました。NHKが取り上げてましたが、この中で気が緩んだら7月ごろには1日あたり1200人ぐらいになる。ピークを迎えてしまうと。

 この『気の緩み』という中には、お酒を飲んで気が緩むという意味ではなくて、『ワクチンを打ったからもう大丈夫だ。もう感染しないんだ。マスクを外してもいいんだ』という気の緩みの可能性も考えうると思います。

 したがって、政府がアナウンスする際にはこれらのことをきっちり国民にわかるようにアナウンスした上で、私、昨年の12月25日に会見でPCR検査の拡充について質問させていただいたんですけども、『全量検査は必要ない』と、当時総理はおっしゃったんですね。

 そのご認識、変わらないでしょうか?

 また、五輪を開催するにあたって、関係者・選手団には厳重な検査を行う。しかし、観客に対して行うという話はまだないんですね。これは無観客でやるのかどうかという問題もありますけど、観客を入れて行うんだったらば、そこへの全員検査というものを行うべきではないかと。

 民間のスポーツイベントなどでは直前の入場検査で全量検査を行なっているところもあります。そうしたことも含めてお答え願えないかと。お考えをお示しいただきたいと思います」

菅義偉総理「私自身もワクチンは発症・重症の効果がある。このことの理解を示します。発症と重症化には、ワクチンは効果がある。こういう中であります。

 ですから、1日も早く国民の皆さんにワクチン接種をしたい。それと同時に検査の充実、これも必要だと思います。

 先ほど私、一連の挨拶の中で高齢者施設に対して集中的に今月中に3万ヶ所やるということを申し上げました。

 さらに繁華街でモニタリング検査を実施する、こういうことも、これから大都市でやっていきたい。このように思っています」

尾身茂会長「今、二つの点、ワクチンを打てば、感染が完全に防げるかという話はもう、今、総理もおっしゃったし、おっしゃる通り。

 私は今回のワクチンはかなり有望なワクチンだと思います。私なんかが当初、予想していたよりも比較的安全だし、いわゆる有効ですよね。今、おっしゃる、重症化、あるいは発症化予防。

 で、これが非常に重要で、しかしそれだからといって、実は、仮に、おそらく、まあよくわかりませんけども、普通の常識を使えばですね、日本の人々の、おそらく90%が接種することはないでしょうね。仮に国民の7割が打ったとしますよね、子どもさんとかは別に。

 そうなっても実は、私は、ときどきのクラスターは、それからも起きると思います。

 なぜならば、ワクチンの感染力防止ということと同時に、30%は打ってないわけですよね。

 そういうことで、メッセージとしては、ぜひ、このワクチンに関するリスクコミュニケーションというのは極めて重要で、副反応の問題等々もあるし、それと同時に今の、ワクチンを打ったからといって、これからもどんどん打って増えますけど、ワクチンを打ったからといって基本的な、手洗いとかマスクとか、そういうことをやらなくていいということはならないんで、当分の間、おそらく、私なんかのこれは神のみぞ、本当のことは、正確にはわかりませんけど、私なんかの判断は、仮に、今年の暮れぐらいまでに、日本の希望者の6割、7割が打ったとしても、感染は時々は続く、ゼロにはなれないと思います。

 そういうことで、ワクチンを打ったからといって、すべてが無防備というわけにはいかない。最低の基本的な感染対策は続ける必要があるということは、ぜひ、国のリーダーあるいは自治体のリーダーには、副作用の云々の問題をしっかりと伝えると同時に、伝えていただければと思います。

 それから、検査の方は、これは私どもが以前から申し上げているように、検査というものの、無症状者の大事だということがありますよね。で、無症状者の中で、今、非常に求められているのは、無症状者の中でも、検査をすると、おそらくある程度高い陽性率を期待、想像されるようなところには、集中的に頻回にやることが、感染対策上極めて有効だということがわかっています。

 そういう意味で、今、高齢者施設とか、あるいは今、岐阜とか栃木でも行われてますけども、その自治体がご判断で、こういうところが今までも感染リスクが、だから、そういうところに集中的な、重点的な検査をやるっていうのは、これは、感染の全体のレベルを下げるために有効なので。

 ま、そういうふうにして、国民全員というのは、ワクチンとの関連でこれは、国民全員にやるのは理想的にはやったらいいと思います。それを、1回やってもほとんど意味はありません。これを定期的にやるというまで、実際にはそれは、理想ではありますけど、それはなかなか、現実的には無理なので、今一番大事なのは、無症状の、有症状は当たり前ですよね、無症状の中で、特に感染リスクの高いところに集中的に重点的にしかも繰り返しやるということが、感染拡大防止にも役立つということだと思います」

 岩上安身は、会見に先立ち、5日、以下のように連投ツイートしていました。

 「速報!東京新たに301人が新規感染!」

※岩上安身のツイート(2021年3月5日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1367717767332327427

 「急ですが、本日午後9時から菅総理の記者会見です。テーマは緊急事態宣言を一部解除する件についてだと思われます。問題は規制を緩めることで、第1波のあと第2波が来たように、今緩めると、開催を強行すると言われている五輪の時期、7月に、第4波のピークが来ているかもしれません。変異株も心配です」

※岩上安身のツイート(2021年3月5日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1367772776279384064

 「今回は、当選したとの連絡が官邸報道室から。夜の会見に出席します。第一波の際の1回目の緊急事態宣言の解除を出した時と比べて、新規感染者数はまだ、今回は全然、下がりきれていない。減少率も鈍ってきています。規制が緩めば、感染者数の反騰は避けられないと思われます」

※岩上安身のツイート(2021年3月5日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1367775189501571073

 「五輪までに、再び緊急事態宣言を発布しなければならないような事態にならないよう、政府も企業も個々人も気をつけなくては行けませんが、果たしてそんな注意喚起程度で、第4波到来を防ぎ得るのか。悲観材料がいくつもあります。まず、この期に及んで国交省はGo Toを再開しようとしています」

※岩上安身のツイート(2021年3月5日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1367776324593491971

 「懸念の2つ目は、ワクチンが進まないこと。しかもワクチンには発症や重症化の予防効果はあっても、感染そのものの予防効果はないことです。発症しない人を増やすということは、感染した場合、本人が気づかない無症状者を増やすに等しく、かえって無症状者による市中感染を増やす可能性が高まります」

※岩上安身のツイート(2021年3月5日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1367777540073398276

 「ワクチンを打つならば、同時に無差別に大量の検査を行い、無症状陽性者を積極的に洗い出していく作業が、これまで以上に必要となるはずです。懸念の3つ目は、感染力が強く子供にもうつりうる変異株、特に英国株は日本各地に入り込まれてしまって土着化し、市中感染で増えていっているという事実です」

※岩上安身のツイート(2021年3月5日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1367778734648877058

 「変異株が、日本国内に入り込んで静かに広がり始めたのがこの緊急事態宣言の時期と重なっており、規制を緩めれば、一気に感染拡大する可能性があります。第4波の主役は変異株となるでしょう。こんな状態で、無観客ならばともかく、観客を入れての五輪開催は自殺行為です」

※岩上安身のツイート(2021年3月5日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1367780267885166592

 「外国人選手、関係者、プレスに関してはプレイブックが作成され、PCR検査も複数回検査するなどとされていますが、会場の現場の案内や誘導、通訳、警備をするスタッフと観客に関してはプレイブックはまだありません。検査もいまだに予定されていません。観客全員に検査をすべきではないでしょうか」

※岩上安身のツイート(2021年3月5日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1367781346483924992

 以上のような問題意識を、記者会見前にツイッター上で公開し、岩上安身は会見に臨みました。東北新社接待問題で、内閣広報官を辞職された山田真貴子氏に代わって新たに広報官となった小野日子外務副報道官の司会のもと、会見は進んでいきましたが、岩上は、手をあげ続けるも指されず、フリーランスも江川紹子さんから始まり、次々、全員あてて、「最後にあと2人だけ」と小野福報道官が告げ(これは、岩上安身だけは指名しない、というパターンかな)と思われた、本当に最後の最後で、岩上安身が指名され、前記のような質問、そして回答となりました。

 前述の質問と回答をご一読いただけるとおわかりの通り、岩上の質問に対し、菅総理、尾身分科会会長のお二人とも「ワクチンには感染予防効果がある」などという反論は一切していません。「発症予防、重症化予防の効果がある」とだけ述べるにとどまり、感染予防があると開き直って言いつのったりはしていないので、事実上、岩上の指摘をお認めになったものと思われます。

 ただ、五輪と検査の問題について質問した部分については、一切スルーだったので、会見後岩上は小野外務副報道官にもとに行き、「ご回答がなかった部分のみ、再質問のメールを送らせてもらっていいですか?」と問いかけました。新任の小野外務副報道官は、おろおろされており即答できなかったので、「では会社へ戻ってから、質問のメールをお送りしますので、それを御覧になった上で、ご検討ください」と言ってその場を辞した岩上は、社に戻りメールを書き上げ、内閣官邸報道室へ電話をしました。

 電話口に出たT氏という報道室の担当官は、「当たらなかった方への質問のみ受けつける運用になっています」と述べ、これに対し岩上は「では、その運用を変えていただきたい、というご提言をさせてもらいます。本日のような会見で、質問に対して、総理が部分的に答えていなかったような場合、インターネット中継で、質問と回答のすべてが今は見られますので、『今のは答えたくなかった質問か?』などと、邪推も生じやすくなります。国民の前に開かれている記者会見ですから、お答えしきれなかった部分を、見ている国民に誤解を与えないためにも、確認の再質問をさせていただきお答え忘れた、し損ねた回答をしていただけるようにする。これを民間の一出入り業者の分際ではありますけど、お上に提案申し上げたい。ぜひご検討ください」

 それに対し、「運用を変えると言ってもなかなか難しい・・・・」と渋るT氏に対して、官邸や省庁と記者クラブがつくってきた、記者クラブ以外のメディアやフリージャーナリストらを大臣会見に入れない、という慣行を10年前に僕らは何人かで粘り強く交渉して、少しずつ変えていき、こうして官邸で総理に質問できるようになりました。話し合いをする、運用を変えるご提案をさせていただいて、内部で検討していただく、ということを、ずっと続けてきて、少しずつ少しずつ変わってきていただいております。

 今度のことも、質問に対して、回答がない、その理由は何?と疑問を抱く国民のために、メールで「さら問い」をさせてください、という趣旨です。

 国民のために、総理のお考えを誤解が生じないように、きちんと聞き出してお伝えする、ということが眼目ですので、どうかご検討を願いたいと思います」と岩上はT氏に重ねて述べて、下記のメールを昨日深夜の11時46分にお送りしました。

官邸報道室
T様

 先ほどは、長々とお電話で失礼いたしました。

 本日の総理会見において質問し、回答を得られなかった内容をお送りさせていただきます。

 これからの運用の課題として、回答をスルーされた場合、重ねてメールで問うことができる、という運用に変更していただけるよう、皆様でご検討いただきたいと存じます。      

よろしくお願いします。

 IWJ代表の岩上安身です。本日、質問の機会をいただきましたが、菅総理も、尾身分科会長も、お答えいただけなかった部分がありました。検査と五輪の関係についてです。この、お答えがなかった分だけ、重ねてメールさせていただきます。

 外国人選手、関係者、プレスに関しては、その行動を規制するプレイブックが作成され、PCR検査も複数回検査すること、などとされていますが、会場・現場の案内や誘導、通訳、警備などを担当するスタッフと、観客に関しては、プレイブックにはまだありません。五輪組織委や東京都などに確認しましたが、スタッフと観客全員へのPCR検査についてもいまだに予定されていないそうです。

 スタッフと観客全員にも検査すべきではないでしょうか。検査せずに観客を入れての五輪は開催すべきではないと思われますし、五輪をどうしても開催したいが、どうしてもPCR検査を大量に実施するのはやりたくないというならば、無観客の開催しかないと思います。

 実際、民間のスポーツイベントで入場時に短時間に結果の出るPCR検査を行った成功事例もあります。

 五輪を無観客でやるのか、あるいは観客を入れて行うというならば、観客全員にPCR検査を行うか、方針を早々に示すべきだと思いますが、総理のお考えをお聞かせください。

岩上安身拝

その3分後に、T氏より以下の返信がありました。

岩上様
お世話になります。
メール拝受いたしました。
来週、改めてご連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。

 官邸報道室 T拝

 来週、官邸報道室から、どのような回答が返ってくるか、お待ちすると同時に返事があれば、皆さまへお知らせしたいと思います。

■緊急事態宣言延長が発表された5日当日、東京都で新型コロナ新規感染者が増加に!

 東京都は5日午後3時発表の新型コロナウイルス患者発生の速報値で、5日確認された患者の総数が301人、7日間移動平均で対前週比102.1%と、新規感染者数が減少から増加に転じたことを発表しました。

※(情報提供)新型コロナウイルスに関連した患者の発生について【速報値】(東京都福祉保健局、2021年3月5日)
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/index.files/030305sokuhou.pdf

 東京都では新規感染者数の減少が鈍化し、いつ増加に転じてもおかしくない状況が続いていました。

※緊急事態宣言期限の7日を目前に首都圏の新規感染者数減少率が鈍化! 先に解除された愛知県、大阪府でも同傾向! 小池都知事は前週比7割を下回らないことに「スケジュールが間に合わない」と焦りをあらわに!【速報】東京都が、緊急事態宣言延長を要請へ!!(日刊IWJガイド、2021年3月3日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48403#idx-3

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、ご覧になってください!

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■「ワクチンだけに依存するのは間違い」! WHOの世界6地域中4地域で新型コロナ新規感染者数が7週間ぶりに増加に転じたことを受け、テドロス事務局長が警告! イタリアは自国内製造のアストラゼネカ社ワクチンのオーストラリア輸出を差し止め!

 新型コロナウイルスの新規感染者が、世界で増加傾向に転じています。

 WHO(世界保健機関)のテドロス事務局長は3月1日、記者会見で、前の週、新型コロナウイルスの報告件数が7週間ぶりに増加に転じたと発表しました。

※WHO Director-General’s opening remarks at the media briefing on COVID-19 – 1 March 2021(WHO、2021年3月1日)
https://www.who.int/director-general/speeches/detail/who-director-general-s-opening-remarks-at-the-media-briefing-on-covid-19-1-march-2021

 発表によると、報告された症例は、WHOの6つの地域のうち、南北アメリカ、ヨーロッパ、東南アジア、および東地中海の4つで増加したとのことです。

※WHO Coronavirus Disease (COVID-19) Dashboard(WHO)
https://covid19.who.int/

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■<IWJ取材報告 1>飯舘村の山や川の放射能汚染はそのまま!山菜やキノコは何百年も食べられない!「謝れ! 償(まや)え! かえせふるさと飯舘村」~3.5損害賠償請求訴訟提訴記者会見

 福島県相馬郡飯舘村の住民(12世帯、29名)たちが10年前、2011年3月11日に起きた福島第1原発事故によって、数々の誤った国、および東京電力の対応により、避難が遅れて、初期被ばくを受け、ふるさとを喪失(飯舘村「村民生活破壊」)したとして、それに伴う慰謝料請求を国及び東京電力ホールディングスに対し提起した後の会見を取材しました。

 冒頭、代理人の中川泰充弁護士が、慰謝料請求額は、初期被ばく慰謝料と、ふるさと喪失慰謝料として650万円、弁護士費用として請求金額の1割65万円と説明。事故直後の被ばくによる慰謝料の請求は初めてではないかと述べました。こちらの慰謝料額は、ひとりあたりの額で、総価額は2億735万円です。

 また「2011年4月に計画的避難区域に指定されたが『帰還困難』『居住制限』『避難指示解除準備』の3地域に分けられ、全村避難となり、各地での避難生活を強いられ、自宅や田畑を奪われ地域コミュニティーは破壊された。2014年11月に村民約3000人が立ち上がって、東京電力に対して初期被ばく、生活破壊、避難生活による精神的苦痛に対する慰謝料や不動産(田畑など)の賠償額の増額を求めるためADR(裁判外紛争解決手続)の申し立てを行いました」と述べ、不調に終わったADRの申し立ての過程で「早くから訴訟を提起したいと表明していた菅野哲(かんのひろし)氏と協議を続け、菅野さんの強い意志で、訴訟を提起することになりました」と述べました。

 続いて、原告29名の代表である菅野哲(かんのひろし)氏が、今回の経緯を説明。「飯舘村は、村の80%の除染ができておらず、山も川も放射能汚染はそのままで、野山の恵みである山菜もキノコも何百年と食べることもできないという」と飯舘村の現状を話し、「『風評』という言葉は、政治・行政が作り上げた戯言で、如何にも安全だとアピールし、国民を安心させ黙らせようするまやかしの手法だ」と実際の被害があったことについても『風評』と断じる、国・行政の姿勢を痛烈に批判しました。

 最後に菅野氏は「私たちは、飯舘村という大地に根を張った飯舘村民なのです。それを放射能によって長期的に汚染された悔しさは計り知れない。誰がこのことを解ってくれるのでしょうか、どうか理解して欲しい。裁判では、この私たちの思いを力強く訴えていきます」と述べました。

詳しくは、下記のURLから動画を御覧下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=-z37xER0-sU

■<IWJ取材報告 2>選択的夫婦別姓制度に反対しながら自らは旧姓を通称使用する丸川大臣! IWJ記者の質問に「同氏と通称使用が混同されている」と噛み合わない答弁!~3.5丸川珠代 東京オリンピック・パラリンピック大臣 定例記者会見

 昨日5日、東京都千代田区永田町の内閣府本部庁舎にて、丸川珠代 東京オリンピック・パラリンピック大臣の定例記者会見が開催されました。

 IWJ記者は、質疑応答で選択的夫婦別姓制度について、以下のとおり質問しました。

IWJ記者「夫婦が同姓を使用することを強制する『家父長制』は、明治以降に作られた伝統であり、近代以前のもともとの日本の伝統ではありません。徳川時代およびそれ以前には、妻が氏を持つ場合には妻はもっぱら生家の氏を名乗り、夫の氏にはならず、夫婦別氏だったとする説がもっとも有力であるとのことです。いわば、選択的な夫婦別姓こそが日本の伝統です。

 丸川大臣はこうした歴史をご存知の上で、夫婦同姓が日本の伝統であると信じ、その選択的夫婦別姓に反対なさっているのでしょうか?

 2月26日の定例記者会見において、丸川大臣は、自らの『信念』について、『私が民主主義国家の一員だということです。日本国憲法のもとで、立法をしながら、国民の声を聞くにあたっては、様々な声を聞くということが、私たちに課せられた使命だ』とお答えになられました。

 『国民の様々な声を聞く』という信念に従うのであれば、選択的夫婦別姓制度に反対する前に、選択的夫婦別姓を求める人々の事情にも耳を傾けるべきです。

 また、丸川大臣は、現在、戸籍上の『大塚』姓を使わず、旧姓を通称使用していると仄聞しております。反対する根拠を含めて、ご自身の『信念』の中身について、もう一度、ご教示ください」

 これに対し、丸川大臣は、以下のとおり答弁をしました。

丸川大臣「まず、『氏(うじ)』の使用についての歴史というのは、これはもう、特に、制度化される前の話は、歴史家の皆さんにお任せしたいと思う。

 そして、『氏』と『戸籍』が一体となって、ひとつの夫婦と子という単位をつくるという制度が、明治当初に、確か一度、別氏(べつうじ)の形で設定され、やってみたのだけれども、結果的にそれが、社会に受け入れられなくて、同氏(どううじ)にした歴史があったのではないかと思う。

 まあ、そうしたこともありますけれども、とは言え、100年以上、この形で来ております。そうしたものを踏まえて、多様な変化をしてきたこの社会のあり様を、どう制度に反映させていくかという議論が、今まさに、進んでいるのだと思う。

 昨年末、この『第5次男女共同参画基本計画』を定めるときには、選択的夫婦別姓に賛成の方も、反対の方も、本当に真剣に議論をして、激論を交わした末に、検討を進めていくということになった。

 それを踏まえて、私たちは政府の立場で、色んな立場の人がいる、多様な考えがある。私はここで、就任の会見のときも申し上げたが、それぞれの人生の数だけ、氏に対する思いがあると思うので、そうしたことを、ひとつひとつ、耳を傾けながら、議論をとにかく、まず、しないと。

 今、私は同氏です。主人と同氏です、ということを、国会でも申し述べたが、この『氏』と『通称使用』が、どうも混同されているような印象をずっと今回、色々な話を聞かせていただく中で、感じている。

 同氏で通称使用の場合は、法律の改正が多分、必要ないのではないかと、私は理解しているので、こうしたことの理解を深める、ということも、ひとつ、家族の根幹に関わる法律の制度だと思うので、よく議論を皆さんと一緒にして、そしてその中で、今の時代に合った答えを、導き出していく、道を開いていくことが重要ではないかと思う」

 いみじくも、丸川大臣自身が言ったように、「よく議論をして、今の時代に合った答えを導き出す」ことが重要なのは間違いありません。議論の行方を注視していきたいと思います。

 丸川大臣定例記者会見の一部始終は、全編動画にてご確認ください。

※選択的夫婦別姓制度に反対しながら自らは旧姓を通称使用する丸川大臣! IWJ記者の質問に「同氏と通称使用が混同されている」と噛み合わない答弁!~3.5丸川珠代 東京オリンピック・パラリンピック大臣 定例記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/489462

■<本日のタイムリー再配信>本日午後8時から2012年6月10日収録「『日本の医学会にはペレストロイカが必要』――チェルノブイリ原発事故より情報が開示されない日本の現実を指摘~岩上安身によるインタビュー 第217回 ゲスト 物理学者・藤田祐幸氏」を再配信します!

 東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所事故からまもなく10年目を迎えます。IWJでは連日3.11を振り返るタイムリー再配信をお送りしています。

 本日午後8時から、2012年6月10日収録「『日本の医学会にはペレストロイカが必要』――チェルノブイリ原発事故より情報が開示されない日本の現実を指摘~岩上安身によるインタビュー 第217回 ゲスト 物理学者・藤田祐幸氏」を再配信します。

 インタビューは冒頭のみオープンで、その後はIWJ会員の方限定での配信となります。まだIWJ会員でない方は、この機会にぜひ、会員へのご登録をお願いします。

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
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 物理学者で科学史家の藤田祐幸氏は、「水俣病の時、漁民農民の側に立つ科学者がひとりもいなかった。それを見て、原子力ムラと闘っていこうと決めた」と語りました。石橋克彦・神戸大学名誉教授の『原発震災』(2012年2月、七つ森書館)を読み、勉強を始めたといいます。

 日本が地震活動期に入るということと、食料危機も考慮していた藤田氏は、農村を探して2007年に長崎県に移住しました。「このあたりはプレート境界から最も離れている。日本では、稚内とここくらいだ」と、藤田氏は移住と脱原発にいたった経緯を語りました。

 藤田氏は、チェルノブイリ事故の際、現地に行って調査した経験も語りました。「その時わかったのが、旧体制側と改革側で意見が真っ二つに割れていたこと。日本政府の調査グループは、旧体制側としか接触していないので、紋切り型の安全なデータしかない。今、日本の医学会にはペレストロイカが必要。福島の原発事故も、当時のソ連と同じ状態だ」と、日本の政府と有識者に疑問を呈しました。

 スリーマイル島事故をきっかけに、脱原発を主張し続けている藤田氏は、「日本は、原発がなくても十分に電力は賄える」と訴えます。

 「原発は電力のためではない。(岸信介元首の弟の)佐藤栄作は核武装論者で、将来、アメリカと再び仲たがいをすることを考えていた。だから、たくさんの原発を日本の海岸線に作った」と述べ、原発の本当の役割、日本政府の原子力政策、エネルギー問題、放射能汚染などについて語りました。

 詳しくはぜひ、本日の再配信をご視聴ください!

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【タイムリー再配信 880・IWJ_Youtube Live】20:00~
「『日本の医学会にはペレストロイカが必要』――チェルノブイリ原発事故より情報が開示されない日本の現実を指摘~岩上安身によるインタビュー 第217回 ゲスト 物理学者・藤田祐幸氏」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

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■<IWJからのお知らせ>「報道・ジャーナリズムの現場ってどんななの?」そんな学生さん大歓迎!IWJでは「学生インターン」募集中です!

 インターンは、1日から数日、IWJの仕事を見学していただき、マスコミ志望などの希望があれば進路のアドバイスも致します。研修名目で実際には働かせる、ということはありません。アルバイトをしたいという希望があれば、別途、面談に応じます。

 インターンとアルバイトにはきちんと境界線がありますので、ご心配なく、お気軽にご応募ください。

 岩上安身のインタビューには、最新の社会問題を急先鋒で追及する議員の方々や、学者の方々が多数いらっしゃいます。インタビューは、大手メディアが決して伝えない深く広がりのある内容になっており、IWJでインターンをすると、そうした方々にお会いするチャンスがあるばかりか、大手メディアでは伝えられない真実に触れることができるでしょう。

 その経験は、若い方々の今後の人生に大きな影響と方向付けを与えることになるでしょう。ぜひ、奮ってご応募ください。

 下記URLは、IWJでインターンとして活躍した方の記事です。ぜひ御覧になってみてください。

※内田雅敏弁護士「隣国全てが友人になるのが究極の安全保障! 歴史問題の解決こそが日本の安全保障に繋がる!」~ジャーナリスト・志葉玲氏主催「韓国叩きおかしくない? 徴用工問題の本質と和解への道」勉強会 2019.10.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/458553

※将来の年金は結局いくら!? ストレステストの結果を公表しないGPIF!立民会派山井衆院議員「国民が知って当然のことが黒塗りになるならば予算委員会でも追及する」~9.3 2000万円貯金・年金カット追及 野党合同ヒアリング 2019.9.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/456369

■<お知らせ>2021年3月31日をもって「ニコニコチャンネル」内「岩上安身のIWJチャンネル」を終了いたします。これまでお世話になりました。ありがとうございました。

 IWJはこのたび、株式会社ドワンゴが運営する「ニコニコチャンネル」内での「岩上安身のIWJチャンネル」を終了することといたしました。

 「岩上安身のIWJチャンネル」は開設以来、多数の皆様よりご利用いただいてまいりましたが、2021年3月31日をもちまして、閉鎖いたします。

 これまでご利用いただきました皆さまには、改めて御礼申し上げますとともに、閉鎖まで短い期間ではございますが、引き続きご愛顧くださいますと幸いでございます。

 なお、チャンネル会員の退会手続きは、閉鎖月にシステム側でおこないますので、お客様による退会手続きは不要です。

 また、2021年2月26日をもちまして、チャンネルへの新規入会を終了とさせていただきました。

 新規入会停止後は、有料コンテンツ(動画、生放送、ブロマガ等)を購入できなくなります。何卒ご了承ください。

 「ニコニコチャンネル」で御覧いただいていた方は、どうぞ、IWJの公式の会員としてご登録いただき、引き続き、ご視聴・ご購読をよろしくお願いいたします。

 会員へのご登録はこちらからお願いいたします。https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、塩澤由子、尾内達也、浜本信貴、城石裕幸、中村尚貴)

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