日刊IWJガイド・非会員版「中国の『千人計画』はかつての米国のやったことを繰り返しているだけ! 『千人計画』の目的はスパイ目的の軍事研究ではなく科学技術の世界をリードするという科学技術覇権志向! どの国家も軍事研究に外国人は使わない!IWJは中国通のエコノミスト田代秀敏氏に直接取材!」2020.10.17号~No.2956号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに〜中国の「千人計画」はかつての米国のやったことを繰り返しているだけ! 「千人計画」の目的はスパイ目的の軍事研究ではなく科学技術の世界をリードするという科学技術覇権志向! どの国家も軍事研究に外国人は使わない!IWJは中国通のエコノミスト田代秀敏氏に直接取材!
■<昨日の岩上安身によるインタビュー報告>怒涛の連続インタビュー3本目!!「反対運動を『一市民』としてコツコツやってくことに意味がないことはない。成果は出てますよと私は思っている」!岩上安身による小原隆治(こはらたかはる)早稲田大学教授インタビュー
■【中継番組表】
■れいわ新選組の山本太郎氏の大阪戎橋の街宣に大阪府警南警察署が強制介入!府警記者クラブメディアは憲法で保障する表現の自由の侵害にあたる問題を報道せず! 報道したのはウェブメディアとスポーツ新聞のみ!?
■コロナ禍による経済悪化のため、9月1か月間のご寄付・カンパは月間目標額の26%にしか届かず! 10月も1日~15日で7%にとどまり、IWJの財政は大ピンチに! 会員登録と、ご寄付・カンパによるご支援を、ぜひ、よろしくお願いいたします!
■電通がIOC規定に反し、東京招致委へ巨額の寄付!IOC委員へのロビー活動も!? 屍臭すら漂い始めた東京五輪の中核に、またもDENTSUの影!!
■<本日の再配信>週明けはいよいよ岩上安身による怒涛の4連続インタビュー第4弾!これに先行して、本日午後8時より、2015年9月9日収録の「『沈みゆくアメリカにしがみつくのは最悪の選択』―中国研究者の矢吹晋氏が岩上安身のインタビューで警告『アメリカは中国とうまくやっていく』岩上安身によるインタビュー第581回 ゲスト 矢吹晋氏」(前編)を再配信します !!
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■IWJから皆様にサイトのコンテンツ管理中につき、お知らせがあります。一時的にご不便おかけします。
■【スタッフ募集・インターン】コロナ禍のためにバイト先がなくなり、退学を考える学生が急増しているといいます。退学を考える前に、IWJでアルバイトあるいはインターンの検討をぜひ! IWJでは現在大学院生や大学生のインターンも活躍しています!進路として報道メディアに興味ある学生の方はぜひご応募ください!就職・試験突破の相談にも乗りますし、もちろんペイワークです!
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■はじめに〜中国の「千人計画」はかつての米国のやったことを繰り返しているだけ! 「千人計画」の目的はスパイ目的の軍事研究ではなく科学技術の世界をリードするという科学技術覇権志向! どの国家も軍事研究に外国人は使わない!IWJは中国通のエコノミスト田代秀敏氏に直接取材!

 菅総理による日本学術会議会員任命拒否問題でにわかにクローズアップされてきたのが、中国の大規模才能リクルート計画である「千人計画」です。

 昨日もお伝えしたように、自身のブログに「日本学術会議は『千人計画』に『積極的に協力している』」と記した甘利明自由民主党税制調査会長や、フジテレビをはじめとする御用メディアなどが、日本学術会議が中国の「千人計画」に積極的に協力し、中国の軍事研究に加担しているかのような「虚偽情報」をたれ流して、日本学術会議のイメージを悪化させる悪質な情報操作を行っています。

※日本学術会議任命拒否問題にをうやむやにするために次から次へとテレビで「怪情報」と「虚偽情報」が流される!! フジテレビでは上席解説委員の平井文夫氏が番組内で「年間250万円年金もらえる」とデマ情報! 橋下徹氏はTBSで「メンバーの構成を考えるのは政治家としてあったり前」と放言! 甘利明氏もフジで、学術会議が中国の軍事研究に加担していると根拠のない嘘を主張! ネットでも渡邉哲也氏が「科研費4兆円を日本学術会議が再配分」という真っ赤な嘘が!!(日刊IWJガイド、2020年10月16日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/47609#idx-2

 それだけではありません。国会でも、自民党の山谷えり子元拉致担当相は、10月8日の参院内閣委員会で次のように発言して「千人計画」の脅威を煽っているのです。

 「(軍事目的の研究反対は)時代錯誤で『学術会議こそ学問の自由を侵している』という声もある。先進国では、軍事用と民生用の境界はない。インターネットやGPSも、もとは軍事研究から始まった」

 「学術会議は、中国や韓国の機関と(科学技術分野で)相互協力の覚書を結んでいるが、自由主義諸国は(中国が世界の頭脳とハイテク技術を盗む)『千人計画』への危機感がある。日本の平和を守る研究にはブレーキをかけて、中国に協力的なのは考え直すべきだ」

※政府が日本学術会議を行政改革の対象に 自民・山谷えり子氏「中国に協力的なのは考え直すべきだ」(夕刊フジ、2020年10月10日)
https://news.yahoo.co.jp/articles/70b0b3d038c240bf13932172b17e663fd9199a3d

 一方 「千人計画」について、米国は、2019年11月18日に、上院の調査に関する常設小委員会が「米国の研究活動に関する脅威:中国の才能リクルート計画」という報告書を発表しました。

※Threats to the U.S. Research Enterprise: China’s Talent Recruitment Plans(調査に関する上院常設小委員会、2019年11月19日)
https://www.hsgac.senate.gov/imo/media/doc/2019-11-18%20PSI%20Staff%20Report%20-%20China’s%20Talent%20Recruitment%20Plans.pdf

 この報告書では中国の「千人計画」を次のように説明しています。

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※昨日の日刊IWJガイドの「はじめに」の中で、事実の間違いがありました。「石橋湛山は初代の自民党総裁」という記載がありましたが、正しくは、第2代の自民党総裁でした。初代総裁は鳩山一郎になります。ここに訂正してお詫びいたします。
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■<昨日の岩上安身によるインタビュー報告>怒涛の連続インタビュー3本目!!「反対運動を『一市民』としてコツコツやってくことに意味がないことはない。成果は出てますよと私は思っている」!岩上安身による小原隆治(こはらたかはる)早稲田大学教授インタビュー

 岩上安身は16日午後7時過ぎより小原隆治(こはらたかはる)早稲田大学教授にインタビューを行いました。

 小原教授は政治学・行政学が専門で、立憲デモクラシーの会事務局長です。10月2日に日本学術会議問題について、「一市民として」いち早く官邸前抗議をツイッターで呼びかけ、3日の抗議行動には300人が集まりました。

 小原教授が直接声をかけていない中沢けい法政大学教授や本田由紀東京大学教授もかけつけ、スピーチをしました。

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◆中継番組表◆

**2020.10.17 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh1・大阪】14:00~「みんなで考えよう!住民投票シンポジウム ―登壇:朴一氏(大阪市立大学教授)」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach1

 「在日本大韓民国民団大阪府本部」主催のシンポジウムを中継します。これまでIWJが報じてきた住民投票関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e4%bd%8f%e6%b0%91%e6%8a%95%e7%a5%a8
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【タイムリー再配信 770・IWJ_YouTube Live】16:00~「『豊かな大阪をつくる』学者の会シンポジウム 大阪市『廃止』は、如何に『危ない』のか? 住民投票における理性的な有権者判断の支援を目指して ―報告:藤井聡・京大教授、桜田照雄・阪南大教授、河田恵昭・関西大社会安全研究センター長ほか」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 10月4日に収録した「『豊かな大阪をつくる』学者の会」主催のシンポジウムを再配信します。これまでIWJが報じてきた大阪都構想関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%a4%a7%e9%98%aa%e9%83%bd%e6%a7%8b%e6%83%b3

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/482118
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【IWJ・エリアCh1・大阪】18:30~「大阪市廃止分割を考える集い(自民党大阪府連・東住吉区) ―登壇:加藤仁子氏(大阪市議会議員)、柳本顕氏(前大阪市議会議員)」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach1

 大阪市東住吉区で開催される「大阪市廃止分割を考える集い」を中継します。これまでIWJが報じてきた大阪府関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%a4%a7%e9%98%aa%e5%ba%9c
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【タイムリー再配信 771・IWJ_YouTube Live】20:00~「『沈みゆくアメリカにしがみつくのは最悪の選択』──中国研究者の矢吹晋氏が岩上安身のインタビューで警告 「アメリカは中国とうまくやっていく」岩上安身によるインタビュー 第581回 ゲスト 矢吹晋氏(前編)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2015年9月に収録した、岩上安身による矢吹晋氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた米中関係関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/fellow/archives/tag/%e7%b1%b3%e4%b8%ad%e9%96%a2%e4%bf%82

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/262787

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◆中継番組表◆

**2020.10.18 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【録画配信・IWJ_YouTube Live】15:00~「女性と労働 ~コロナ災害のもとで働く現場はどうなっているの?~第1回 コロナ災害下での外国籍の女性の労働問題 ―登壇:ドアン・ティー・フォーン氏(国際人材サポート株式会社社長)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 9月27日に収録した、「女性の労働問題を考える小金井の会」主催の講座を録画配信します。これまでIWJが報じてきた労働問題関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8a%b4%e5%83%8d%e5%95%8f%e9%a1%8c
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【タイムリー再配信 772・IWJ_YouTube Live】18:00~「『沈みゆくアメリカにしがみつくのは最悪の選択』──中国研究者の矢吹晋氏が岩上安身のインタビューで警告 『アメリカは中国とうまくやっていく』岩上安身によるインタビュー 第581回 ゲスト 矢吹晋氏(中編)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2015年9月に収録した、岩上安身による矢吹晋氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた矢吹晋氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%9f%a2%e5%90%b9%e6%99%8b

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/262787
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【タイムリー再配信 773・IWJ_YouTube Live】20:00~「『沈みゆくアメリカにしがみつくのは最悪の選択』──中国研究者の矢吹晋氏が岩上安身のインタビューで警告 『アメリカは中国とうまくやっていく』岩上安身によるインタビュー 第581回 ゲスト 矢吹晋氏(後編)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2015年9月に収録した、岩上安身による矢吹晋氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた米中関係関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/fellow/archives/tag/%e7%b1%b3%e4%b8%ad%e9%96%a2%e4%bf%82

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/262787

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

米中戦争前夜における日本主体の安全保障論(1)自発的対米隷従国家・日本が対中ミサイル前線基地兼戦場に!?米国の対中戦略を読み解く!岩上安身によるインタビュー 第1013回 ゲスト東アジア共同体研究所上級研究員 須川清司氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/482747

10月17日の故中曽根康弘元総理合同葬問題!国公立学校はじめ公的機関各所に弔意や黙祷が要望され、大喪の国旗掲揚法が指定されるのはなぜか?関係省庁は答えず!~10.15 合同葬弔意要請に関する野党合同ヒアリング
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/482788

赤木雅子氏損害賠償裁判第2回審理後の記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/482823

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■れいわ新選組の山本太郎氏の大阪戎橋の街宣に大阪府警南警察署が強制介入! 府警記者クラブメディアは憲法で保障する表現の自由の侵害にあたる問題を報道せず! 報道したのはウェブメディアとスポーツ新聞のみ!?

 れいわ新選組の山本太郎代表が、10月12日の昼前過ぎ、大阪戎橋で、大阪市を2025年に廃止し、4つの特別区(「淀川区」「北区」「中央区」「天王寺区」)を新設する「大阪都構想」に反対する街宣を行いました。山本代表が街宣をしている途中、大阪府警南警察署が強制介入し、演説を中止させようとしました。

※大阪府警と一触即発のれいわ・山本太郎代表を直撃「やって正解だった」 今後もゲリラ継続(東スポWeb、2020年10月13日)
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/2277018/

 吉村府知事、松井一郎代表(大阪市長)の大阪維新の会が進める大阪都構想の住民投票は、10月12日告示、11月1日に投開票となります。

※大阪都構想賛否問う住民投票告示(NHK NEWS、2020年10月12日)
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20201012/2000035979.html

 山本代表は、都構想の本質を、元府知事の橋下徹氏が口にした言葉をそのまま使って「大阪市が持っている権限、力、お金をむしり取る」と説明しました。「大阪市が消滅したあと、もともとの大阪市は4つに分割されます。新しい特別区が4つできます。これ、無茶苦茶な話なんです」と批判してから、「この分割によって大阪は力が増すのか衰えるのか、当然、衰えますよ」と強調しています。

※【住民投票告示日 第一声】あかん!都構想 れいわ新選組代表 山本太郎 2020年10月12日 10:30
https://youtu.be/Na_kIKY1pWI

 続けて、山本代表は「大阪市民は損します。大阪市民にメリットなし。大阪市の大きな権限と財源を大阪府に差し上げることになります」と断言しました。要するに、山本氏の街宣は、一貫して、大阪維新の会の都構想に批判的・否定的だったのです。

 れいわ新選組は、事前に、南警察署に戎橋での街宣の許可を申請しましたが、拒否されたといいます。街宣開始後17分経ったところで、南警察署の警官が「警察です、止めてください」という声を山本代表に向かってかけました。山本代表は「止めてくださいの根拠を示してください」と述べました。

 次に警察は拡声器を使って「南警察署です。街頭演説の方をいったん中止してください」と山本代表に向かって述べました。山本代表は「いったん中止する法的根拠はなんですか」と反論しました。山本代表は「なるほど、なるほど、警察も一体なわけですね」と、大阪維新の会と警察の一体化を指摘し批判しました。

 このように、山本代表と警察との間で押し問答が続きました。山本代表は、「道路交通法第77条にもとづいて、通行の妨げにならないように私たちは行っています。政治活動は基本的に自由なんです。憲法の保障する表現の自由です。警察が入ってきて、道をふさぐまでは交通の妨げになりませんでした。おかしくないですか」と述べています。

 この問題は、山本代表も述べているように、憲法で保障する表現の自由を、警察が一方的に侵害したという重大事件です。しかも、その妨害が、都構想に反対の演説をしたからという政治的な理由である可能性が強く疑われます。

 法にもとづき、公正であるべき警察権力が、一政治勢力に過ぎない維新に肩入れした、不公正な公務執行を行っている懸念がぬぐえません。

 IWJは、大阪府警に直撃取材を試みましたが、午後5時45分を過ぎたため当直体制になり、必要最低限の人員しかおらず、この件について答えられないという回答でした。平日の9時から5時45分までにかけてほしいというお役所の回答でした。

 この重要な問題を報道したのが、一部のウェブメディアとスポーツ紙だけで、府警記者クラブの大手メディアは、確認した限り、どこも報道していません。そこで、府警記者クラブの幹事社の朝日新聞に、なぜこの問題の報道がなかったのか、取材しました。

 朝日新聞の回答は、「記者クラブ所属の各社に、文書で質問を回すので、メールで質問を送付してほしい」というものでした。朝日新聞自身の回答は、「報道姿勢につきましては、社として回答させていただきたいと思いますので、お客様センターを通してほしい」というものでした。

 そこで、記者クラブ所属の朝日新聞のS記者に、「あなたは、12日当日に、この問題が起きたのを知っていましたか」と尋ねてみました。Sさんは明快に「その同日には把握はしていました」と答えてくれました。

 「すると、把握していながら、この問題の優先順位は高くないと現場で判断されたわけですね」と畳みかけると、Sさんは、「私だけで報道の優先順位を決めるわけではなく、会社として判断しますので、私としては答える立場にありません」という答えでした。

 朝日新聞がこの問題を直接取材したのかどうかまで、明らかでありませんが、同日には、知っていたのは確かで、ほかの記者クラブメディアもそれは同じでしょう。

 IWJは、この大阪都構想について、11月1日の投開票まで継続的に報道していきます。

 本日、夕方4時から、都構想に関連した「豊かな大阪をつくる」学者の会シンポジウムを再配信します。ぜひ、御覧ください。

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【タイムリー再配信 770・IWJ_YouTube Live】16:00~19:06
「豊かな大阪をつくる」学者の会シンポジウム 大阪市「廃止」は、如何に「危ない」のか? 住民投票における理性的な有権者判断の支援を目指して
―報告 藤井聡・京大教授、桜田照雄・阪南大教授、河田恵昭・関西大社会安全研究センター長ほか
視聴URL:https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
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■コロナ禍による経済悪化のため、9月1か月間のご寄付・カンパは月間目標額の26%にしか届かず! 10月も1日~15日で7%にとどまり、IWJの財政は大ピンチに! 会員登録と、ご寄付・カンパによるご支援を、ぜひ、よろしくお願いいたします!

 皆様、いつもIWJへの温かいご支援、本当にありがとうございます。岩上安身とスタッフ一同、心から感謝いたします。

 岩上安身の血中酸素飽和濃度が、通常の人より10%程度低い水準になっていることは、連日この日刊IWJガイドでもお伝えしていますが、このような状態が続くと、脳機能の低下や仕事の作業効率の問題だけでは済まず、狭心症の発作といった致命的な事態にも至りかねません。

 岩上は、狭心症の突然の発症時に用いるため、肌身離さずニトログリセリンを持ち歩いていますが、夜中に睡眠薬が深く効いている状態で、冠攣縮性狭心症の発作に襲われれば、枕元においてあるニトログリセリンに手をのばすことも、携帯電話で119番に電話することもできず、手遅れになる可能性もありえます。

※【検証レポート】2015年1~2月、岩上安身が北の大地で倒れるまでの道程~IWJスタッフあてメールも検証。「心臓の動脈の痙攣」を引き起こしたストレス、過労の実態と、追い打ちをかけた「世界の危機」の正体 2015.3.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/237316

※2018年10月30日夜、再び冠攣縮性狭心症の発作に見舞われた岩上安身!~ 発作以降、体調は一進一退が続くものの、療養に専念しつつ必ず復帰することを誓う!
https://iwj.co.jp/wj/open/condition_report

 IWJは現在、未曽有の財政的にピンチにあり、岩上安身は全力投球で仕事に臨みたいと願っています。

 しかし、命にはかえられません。この睡眠障害と、睡眠時無呼吸症候群と、鼻呼吸ができない鼻づまりを起こす肥厚性鼻炎の悪化という三重苦を打開すべく、手術も覚悟の上でクリニックから紹介状を書いてもらい、15日に総合病院の耳鼻科でCTを撮りました。

 その結果、手術では症状は改善が見込めないとの診断を受けました。今までのように、対処療法的に、点鼻薬を用いながら、睡眠時無呼吸症候群による酸素飽和濃度低下に対するCPAP治療は、鼻を手術しなくても可能とのことでした。

 睡眠時無呼吸症候群は、中高年以上の男性に多く、年をとるにつれ、悪化していきます。若さはとり戻せませんが、肥満を解消することで、疲れは軽減される可能性があるとのことで、岩上は、今、食事制限だけではなく、社内の若手スタッフと一緒になってキックボクシング部の活動を再開し、若いスタッフ(一部年配のスタッフもいますが)と汗を流しながら、減量につとめています。

 この減量とともに精密検査を経て、近いうちに開始されることになる酸素吸入療法によって、「酸素飽和濃度を99%に戻す!」と毎日周囲に、そして自分自身への励ましを込めて喝を入れてます!

 岩上安身の気力は横溢しており、闘病へも前向きです!

 どうぞ「復活」への岩上安身のこの意気込みをご理解賜り、岩上とIWJにご支援いただけたら幸いです。

 IWJの第11期は8月1日からスタートして2か月が過ぎました。しかしながら、8月のカンパ総額は月間目標額の36%にしか届かず、9月は月間目標額の26%の達成率にとどまっています。

 この結果、10月の月間目標額は9月の不足分が加算された995万3340円となりました。10月も月の半分が経過しましたが、10月1日から15日までのカンパ総額は約67万3969円であり、約7%の達成率です。

 9月は8月よりも達成率が大きく低下してしまいましたが、10月もこのままではさらに低い達成率となってしまいます。今月はキャッシュフローが足りず、岩上安身個人からの借り入れが必要になりそうです。これでは、IWJは秋以降、これまでのような活発な活動を継続することはできそうにありません。

 岩上安身は、必ずこの危機を乗り越えて復活する!と周囲に宣言していますし、我々スタッフも岩上安身が減量にも成功し、治療も成果をあげて、血中の酸素飽和濃度99%の身体に戻って、フル回転するようになると信じています!

 私たちは、岩上安身がフル回転して最前線に戻ってくるまで、何としても活動を継続していきたいと強く願っています。そのためには、市民の皆様のお支えがぜひとも必要です! このコロナ危機によるピンチに際し、ぜひ、会員登録と、ご寄付・カンパによる緊急のご支援を、ぜひ、よろしくお願いいたします!

 また、ご友人や知人にぜひ、IWJの活動をお知らせいただき、ご支援の輪を広げていただけるようお願いいたします! ぜひ、みなさまのお力で、SNS等を使って、IWJの良い点、優れた点を、口コミでお知らせいただければと思います。10月13日時点で会員登録いただいている会員様の総数は、4256名です。この数を皆様とともに、ぜひ伸ばしていきたいと考えております! 

 コロナ禍の状況で皆様にご寄付・カンパのお願いを続けることは心苦しいことではありますが、特定のスポンサーに頼らない独立メディアであるIWJが、活動を継続していくためには、市民の皆様の会費とご寄付・カンパによるご支援が欠かせません! 皆様と一緒に私たちもコロナ危機を何としても乗りきりたいと思います!

 下記URLに、ご寄付・カンパくださった皆様のお名前を記して感謝の意を捧げております。ぜひ御覧いただければと存じます。

※いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。取材・報道活動にお力添えいただきましたみなさまへ心より御礼を申し上げ、お名前を掲載させていただきます<ご寄付・カンパのお礼とご報告>
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/category/information/donation

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします! 1000円からクレジットカードの使用も可能です。ぜひご検討ください。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

■電通がIOC規定に反し、東京招致委へ巨額の寄付!IOC委員へのロビー活動も!? 屍臭すら漂い始めた東京五輪の中核に、またもDENTSUの影!!

 始まりからして安倍前総理による「アンダーコントロール」のウソっぱち演説、ということが象徴するように、2020年東京五輪には、当初から欺瞞と利権の匂いが立ち込めていました。

 2016年5月に英『ガーディアン』紙が、東京五輪招致委員会からIOC(国際オリンピック委員会)委員に130万ユーロ(約1億6100億円)ものカネが流れていたことを報じて以来、「カネで買収した穢れた五輪」疑惑も上乗せされ、近代オリンピックの生みの親、クーベルタン男爵の母国フランスでは、検察による捜査の対象にまでなっています。

 そうした買収疑惑の核心に電通の影が見え隠れすることは、IWJもこれまでお伝えしてきたとおりです。

※【IWJ検証レポート】「東京オリンピック裏金問題」徹底追及シリーズ第1弾!国際的大スキャンダル発覚!疑惑告発の”発火点”となった報道を一挙仮訳! 2016.5.18
https://iwj.co.jp/wj/member/archives/302346

※【IWJ検証レポート】「東京オリンピック裏金問題」徹底追及シリーズ第2弾!竹田恒和JOC会長、2億3千万円の使途について「確認していない」とア然答弁!民進党・玉木雄一郎衆議院議員による質疑全文掲載! 2016.5.18
https://iwj.co.jp/wj/member/archives/302352

※【IWJ検証レポート】「東京オリンピック裏金問題」徹底追及シリーズ第4弾!「ペーパーカンパニー」疑惑の「ブラック・タイディングス社」と電通の関係は!? 世界反ドーピング機関報告書に登場するスイスの電通子会社の役割は!?電通本社に直撃取材! 2016.5.24
https://iwj.co.jp/wj/member/archives/303632

※【IWJ検証レポート】東京五輪招致不正疑惑問題について、仏紙『ル・モンド』が新たなスクープ! 日本のメディアが総スルーする「電通」関与の動かぬ証拠とその手口! 2018.3.3
https://iwj.co.jp/wj/member/archives/413827#memberB

 そして、10月15日付ロイターの報道により、またもや電通に新たな疑惑が持ち上がりました!五輪招致運動も真っ盛りの2013年、電通はIOCが定める行動規約に反し、東京五輪招致委員会へ6億7000万円もの金を「寄付」していたこと、さらには、日本陣営の代表者としてIOC委員に対してロビー活動を行っていたことが明らかになったのです!!

※焦点:電通、東京招致へ巨額の寄付とロビー活動 IOC規定に抵触も(ロイター、2020年10月15日)
https://jp.reuters.com/article/insight-dentsu-idJPKBN26Z3AU

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■<本日の再配信>週明けはいよいよ岩上安身による怒涛の4連続インタビュー第4弾!これに先行して、本日午後8時より、2015年9月9日収録の「『沈みゆくアメリカにしがみつくのは最悪の選択』―中国研究者の矢吹晋氏が岩上安身のインタビューで警告『アメリカは中国とうまくやっていく』岩上安身によるインタビュー第581回 ゲスト 矢吹晋氏」(前編)を再配信します !!

 10月13日(火)からスタートした岩上安身による怒涛の1週間4連続インタビュー!第4弾となる週明けの10月19日(月)は、皆さまお待ちかね、日本における現代中国研究の第一人者、横浜市立大学名誉教授の矢吹晋氏のご登場です!!

 「メイドインジャパン」の残夢にしがみつき、的外れな中国脅威論のもとで国益を損なうような外交・安全保障政策が進められる日本の現状を憂いて、精力的な執筆・言論活動を続けておられる矢吹氏。岩上安身のIWJインタビューにも、2013年12月以来、7回もご登場いただいています!

 この夏にも『<中国の時代>の越え方 一九六〇年の世界革命から二〇二〇年の米中衝突へ』(白水社)と『コロナ後の世界は中国一強か』(花伝社)の2著作を上梓。「チャイメリカ」体制(米ドルと中国人民元の補完関係で成立する世界経済のあり方)の将来と、来たるべき米中逆転を明らかにしています。

 今回のインタビューでは、その『<中国の時代>の越え方』のいくつかの章で語られる矢吹氏の半世紀以上の歩みを辿りつつ、こんにちの日本が、そして今や米国に比肩する大国となった隣国中国がどのように形づくられてきたのか、振り返ります。

 その過程で、60年安保闘争で若き命を散らした樺美智子氏や、世界平和実現のための現実的提言を発信し続けた、偉大なジャーナリストかつ第55代内閣総理大臣、石橋湛山の思い出なども語っていただきます。どうぞご期待ください!

 期待のインタビューに先行して、本日午後8時より、2015年9月9日収録の「『沈みゆくアメリカにしがみつくのは最悪の選択』―中国研究者の矢吹晋氏が岩上安身のインタビューで警告『アメリカは中国とうまくやっていく』岩上安身によるインタビュー第581回 ゲスト 矢吹晋氏」(前編)を再配信します。

 安倍政権による安保法制案の強行可決前夜、戦争法案反対を叫ぶ大勢の国民の声がこだまし、60年安保闘争の再現を思わせる東京での、4時間半を超える渾身のロングインタビューです。

 本日配信するのは、その三部構成の第1部。安倍総理(当時)が喧伝する「中国封じ込め」論がいかに「気違い沙汰」か、また、日本マスメディアがまことしやかに報じる種々の中国自壊論がいかに「大ウソ」か、明らかにされます。

 その過程で、今や「アメリカの本音は、いかに中国とうまくやって覇権を続けるか」であり、米国にとってもはや「昔のオンナ」に過ぎない日本が「国民の生活を守る」とすれば、いかに「つまらない挑発はやめて、中国とまともな対話をすべき」かが浮き彫りにされます。

 このインタビューを通じて、矢吹氏は、「第二次大戦後、パックスアメリカーナはベトナム戦争など失敗続き。かたや中国は、ここに来て成長してきた。その狭間にいる日本は、その両国とうまく付き合う道しかない。沈みゆくアメリカにしがみつくのは最悪の選択」と力強く訴えかけます。

 安倍政権を継承し日米安保強化を掲げる菅政権は、発足早々「日米豪印外相会談」を開催。対中包囲網形成を呼びかけるポンペオ米国務長官の音頭に合わせて踊り、中国相手にいらぬ敵意を掻き立てています。これで敵基地攻撃能力まで保有しようとは、正気の沙汰ではありません。

他方、IWJ六反田記者が、先週の防衛大臣会見において質問し、日本の防衛計画がいかに問題がおおありかを浮き彫りにさせたという記事は以下のURLからぜひ、御覧になってみてください。

※敵基地攻撃能力の保有というけれど、攻撃すべき対象となる「敵国」のミサイル基地の数はいくつある?報復攻撃を受けた時の勝算は?「敵国」は中国なのか?いろいろ気になることを聞いてきた!~10.9 岸信夫防衛大臣会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/482346

 矢吹氏のインタビューは、そのことを改めて実感させてくれるでしょう。詳しくはぜひ、本日の再配信を御視聴ください!

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【タイムリー再配信 771・IWJ_YouTube Live】20:00~
「沈みゆくアメリカにしがみつくのは最悪の選択」──中国研究者の矢吹晋氏が岩上安身のインタビューで警告 「アメリカは中国とうまくやっていく」岩上安身によるインタビュー 第581回 ゲスト 矢吹晋氏(前編)
視聴URL:https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

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IWJ編集部(岩上安身、尾内達也、杉浦まりあ、辻部亮子、塩澤由子、中村尚貴)

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