┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
┠■はじめに〜新型コロナウイルスで北海道で国内6人目の死者！ 大相撲春場所は安倍総理の要請に従い無観客開催！ 一方昨日の東京マラソンには沿道に7万2000人の観客が！ 無規制でマラソンを強行する主催者に「無神経」との声が！
┠■【中継番組表】
┠■新型コロナウイルスのパンデミックの危険度を最高レベルに引き上げたWHOが「予防目的のマスク着用は不要」との見解を発表！
┠■新型コロナウイルスが米中両超大国に大打撃！ 100年に1度の危機！ 日本はどうなる!?
┠■先週の米国市場はリーマンショック以降最大の株価下落率12%！
┠■ウィンドウズ7のサポート終了と、OSの更新に伴い、IWJの創業時から使い続けてきたPCが一度に6台使用不可能に！ 買いかえが必要となりました！ IWJの財政は大ピンチです！ 2月1日から28日までのご寄付・カンパの実績は373万3178円、月間目標額の67％にとどまっています！ コロナ危機と戦い、NHKが決して報じない安倍政権の腐敗ぶりについての真実の情報をお届けするIWJがこの財政危機を乗り越えられますよう、皆様からの緊急のご支援をよろしくお願い致します！
┠■【スタッフ募集・在宅テレワーク、地方在住者には都内で借り上げ社宅も！】IWJでは在宅テレワークのスタッフも募集します！ 地方にお住いの方、東京近郊で週のうち何日かは出勤、残りは在宅で、という働き方も可能です。ぜひご応募ください！
┠■【スタッフ募集・インターン】IWJでは現在大学院生や大学生のインターンも活躍しています！ 進路として報道メディアに興味ある学生の方はぜひご応募ください！ 就職・試験突破の相談にも乗りますし、もちろんペイワークです！
┠■【スタッフ募集・動画班・ウエブ班】動画班・ウエブ班の柱となる撮影・編集の経験者を募集します！ 時給1400円～にアップしました！
┠■【スタッフ募集・テキスト班】「岩上安身によるインタビュー」のパワポ作成に責任を持って関わって頂ける方：時給1500円～にアップしました！／日刊IWJガイドや記事の執筆、編集業務他：時給1300円～
┠■【スタッフ募集・取材カメラマン・記者】動画未経験者：時給1100円～／記事執筆できる方：時給1200円～
┠■【スタッフ募集・事務ハドル班】時給1150円～/特に秘書・マネージャー業種の経験のある方は時給1200円～
┠■【スタッフ募集・その他条件】週休2日、深夜割増あり、契約社員・正社員制度有り、社保あり、退職金制度有り、交通費・経費は別途支給、PCやカメラ、中継機材はIWJが用意します！
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■はじめに〜新型コロナウイルスで北海道で国内6人目の死者！ 大相撲春場所は安倍総理の要請に従い無観客開催！ 一方昨日の東京マラソンには沿道に7万2000人の観客が！ 無規制でマラソンを強行する主催者に「無神経」との声が！
おはようございます。IWJ編集部です。
新型コロナウイルスによる感染拡大をめぐり、日本相撲協会は昨日3月1日、安倍総理によるスポーツなどの自粛・規模縮小要請を受けて、今月8日から大阪で開催が予定されている大相撲春場所について、無観客開催とすることを決定しました。
日本相撲協会の八角理事長（元横綱北勝海）は会見で「政府の要請や社会全体で感染拡大を防いでいることを勘案し、このような判断になった。専門家の意見などを踏まえて、お客さんには迷惑をかけられないというのがいちばんの理由だ」と説明しました。
※大相撲春場所 無観客で開催へ 日本相撲協会（NHK、2020年3月1日）
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200301/k10012308621000.html
大相撲はNHKが生中継するため、観客のいない異様な取り組みが全国に放映されることになります。安倍政権を擁護するため、国会中継をしなかったり、野党議員の追及に対して安倍総理がしどろもどろの答弁をしている姿を、見事な答弁をしているかのように編集する巧みな技術を持つNHKですが、コロナショックを小さく見せようとしても、大相撲中継を放映することで、無観客状態という「異常」事態を映し出すことになります。
ネットも見ない、見るのはNHKだけといった地方の高齢者のような「情報弱者」の方々にも、コロナショックの危機感が伝わるということは、非常に重要ですし、意味があります。
もっとも、大相撲は、力士と観客との接点をなくせばそれで感染拡大が防げる、というものではありません。すでに2月21日配信のIWJ記事で指摘したように、コンタクトスポーツは「濃厚接触」が避けられない上、角界の部屋ごとに集団生活をしており、さらに部屋を超えて、全員集合して、巡業して回るわけです。その集団内に1人感染者がまじれば、あっという間に、集団の大半に感染してしまうのは火を見るより明らかです。
一方、大相撲の八角理事長が会見で、力士が感染したらその時点で中止と発表しました。そのくらいの覚悟があるのであれば、まずは全員に検査をして、感染者を割り出して、隔離して、ほかの未感染者中心に稽古と本場所を行えばよいのではないでしょうか？「一斉休校」と同様、順番が逆です。すべて検査が先行すべきです。
※大相撲春場所、初の無観客開催へ 力士感染なら取りやめ（2020年3月1日、（共同通信） – Yahoo!ニュース）
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200301-00000075-kyodonews-spo
他方、昨日1日は東京マラソンが行われました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、約3万8000人の一般参加者の参加を中止し、沿道の観戦者「自粛」を呼びかけたものの、沿道には約7万2000人の観戦者が集まってしまいました。
※東京マラソン、沿道に７万２０００人 観戦自粛要請も各所で人だかり…主催者「集まってしまった」（デイリースポーツ、2020年3月1日）
https://www.daily.co.jp/general/2020/03/01/0013158149.shtml
例年の観戦者は100万人を超えることから、10分の1以下だっとの声もありますが、観戦者はコース全体にまんべんなくいたわけではありません。浅草雷門前など、観光地としても人気のスポットに観戦者が集中しました。こうした中にもし自覚症状のない感染者がいたら、たちまち感染が広がり、クラスターが発生してしまうでしょう。
昨日、BS朝日の夜の報道番組「日曜スクープ」で、東京五輪が2020年に開催されなかった場合、開催の延期がなく契約解除になる可能性があり、日本に賠償請求権がないとの報道がありました。
東京オリンピック・パラリンピック準備局の開催都市契約を見ると、「XI.解除」の「66.契約の解除」という項目に、次のように書かれています。
————————————
a） IOC（国際オリンピック委員会） は、以下のいずれかに該当する場合、本契約を解除して、開催都市における本大会を中止する権利を有する。
i) 開催国が開会式前または本大会期間中であるかにかかわらず、いつでも、戦争状態、内乱、ボイコット、国際社会によって定められた禁輸措置の対象、または交戦の一種として公式に認められる状況にある場合、または IOC がその単独の裁量で、本大会参加者の安全が理由の如何を問わず深刻に脅かされると信じるに足る合理的な根拠がある場合。
iii)本大会が 2020 年中に開催されない場合。
b） IOC が本契約を解除し、本大会の中止を決めた場合、（IOC がその単独の裁量で、緊急の措置が必要ないと決めた場合）次のように進行する。
i) IOC が上記第 66 条に定める事由が生じた、または生じている（または合理的に生じそうである）と判断した場合、IOC は、（中略）開催都市、NOC（日本オリンピック委員会） および OCOG（オリンピック大会組織委員会） に対し連名でおよび／または個別に通知し、当該当事者の一部またはすべてに対し、IOC が特定した事由について、その通知の日付から 60 日以内に是正または改善するように求める権利を有するものとする。（後略）
ii) 上記 b）項ⅰ）に従って通知が送達された後、IOC が確認した事由が、b）項ⅰ）に記された期限内に IOC が合理的に満足するように是正されない場合、IOC は次に、さらなる通知をすることなく、開催都市、NOC および OCOG による本大会の組織を即座に中止し、すべての損害賠償およびその他の利用可能な権利や救済を請求する IOC の権利を害することなく、即時に本契約を解除する権利を有するものとする。
理由の如何を問わず IOC による本大会の中止または IOC による本契約の解除が生じた場合、開催都市、NOC および OCOG は、ここにいかなる形態の補償、損害賠償またはその他の賠償またはいかなる種類の救済に対する請求および権利を放棄し、また、ここに、当該中止または解除に関するいかなる第三者からの請求、訴訟、または判断から IOC 被賠償者を補償し、無害に保つものとする。OCOGが契約を締結している全ての相手方に本条の内容を通知するのは OCOG の責任である。
————————————
実際、現時点では確定的な根拠がないものの、北海道で感染者が数多く出ているのは、1月31日から2月11日まで開催された札幌雪まつりが感染源の一つになったからではないかという見方も出ています。今年の札幌雪まつりの来場者は202万人でした。
※雪まつりでコロナ感染拡大？ 札幌市に批判の声も 専門家は「裏付けない」（北海道新聞、2020年2月29日）
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/397831
未知のウイルスである新型コロナウイルスの危険性について、十分な警戒心を持たないまま、お祭り騒ぎがあればつい見に行ってしまうという人が少なからずいるということがわかります。こうした行為によって小規模なクラスター（集団感染）が発生してしまうリスクは否定できません。
その北海道で2月29日夜、新型コロナウイルスに感染した70代男性が死亡したことが昨日3月1日に発表されました。日本国内の死者はこれで6名となりました。
※新型コロナウイルスに関連した患者の死亡について（6例目）（厚生労働省、2020年3月1日）
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09862.html
北海道の鈴木直道知事は安倍総理官邸の意向を受けて28日、新型コロナウイルス対策会議で「緊急事態宣言」を出し、小中高校の一斉休校を決めるとともに外出を控えるように道民に要請しました。しかしこれは時限つきのものです。行政権力が個でも自由にできる訳ではありません。自民党の改憲案の緊急事態条項とは、まったくもって、似て非なるものです。
※観光客減、デパ地下がらがら 北海道 緊急事態宣言“やり方強引”（しんぶん赤旗、2020年3月1日）
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2020-03-01/2020030101_04_1.html
頭の痛いことに、新型コロナウイルスの感染拡大を口実に、改憲して憲法に緊急事態条項を導入することが必要だとの主張が後を絶ちません。感染拡大直後から、自民党の中から「コロナウイルスへの迅速な対応」を口実にして「憲法に緊急事態条項があれば」などと公言する議員が相次ぎました。
※WHOが新型コロナウイルスで緊急事態を宣言！ 政府の対応の遅れを憲法のせいにして「緊急事態条項」の導入を声高に叫ぶ自民党議員までが登場！ 2020.2.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/466825
また、2月28日にも一般のツイッターユーザーがテレビ東京の経済情報番組「ワールドビジネスサテライト」でコメンテーターが改憲で緊急事態条項の新設を主張していたとツイートし、これに対して岩上安身が1日、次のようにツイートしています。
「放送を見ていないが、事実なら許せない！ 緊急事態条項で、ウィルスが退治できるか？ 逆である。個人の基本的人権を踏みにじり、官邸に全権力を集中することが可能となり、無能なアベの好き勝手が可能になるだけ。グルメしていただけのアベが何か有効な対策を講じたか？ テレ東、見損なった！」
※岩上安身のツイート（2020年3月1日）
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1234007132866895872
IWJでは、安倍自民党が目論む「緊急事態条項」について特設ページを設けています。権力の暴走を抑止する憲法を無力化し、独裁への途を開く緊急事態条項を多くの人に知っていただくため、コンテンツをすべて無料で公開しています。この機会にぜひご覧ください。
※これこそ「ナチスの手口」！9条を含めすべての現行憲法秩序を眠らせ、日本改造を行う「緊急事態条項」 この上ない危険性!!
https://iwj.co.jp/wj/open/%E7%B7%8A%E6%80%A5%E4%BA%8B%E6%85%8B%E6%9D%A1%E9%A0%85%E7%89%B9%E9%9B%86
また、岩上安身が梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士と自民党改憲案の危険性を読み解いた『【増補改訂版】前夜』をIWJ書店で販売しています。この機会にぜひお買い求めください。
※【増補改訂版】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=169
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◆中継番組表◆
＊＊2020.3.2 Mon.＊＊
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【タイムリー再配信 556・IWJ_Youtube Live】17：00～「緊急院内集会『「福島原発震災」後の日本の原子力政策を考える』神戸大学名誉教授石橋克彦氏講演会」
視聴URL： https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
2011年4月に収録した、「原子力資料情報室」主催の講演会を再配信します。これまでIWJが報じてきた原発事故関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/nuclearaccidents
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/7934
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【タイムリー再配信 557・IWJ_Youtube Live】20：00～「～日米FTAがもたらすもの～ 日本の食と農が危ない！わたしたちは未来を守れるのか !? ―講演：鈴木宣弘氏（東京大学大学院教授）」
視聴URL： https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
2019年10月に収録した、「関西よつ葉連絡会大阪産地直送センター」ほかの呼びかけで開催された講演を再配信します。これまでIWJが報じてきた日米FTA関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%97%a5%e7%b1%b3fta
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/458571
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◆中継番組表◆
＊＊2020.3.3 Tue.＊＊
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ・Ch5】15：00～「日本外国特派員協会主催 青木一政氏（市民放射能監視センター〈ちくりん舎〉副理事長）、伊藤延由氏（飯舘村民）、中村順氏（ふくいち周辺環境放射線モニタリングプロジェクト共同代表） 記者会見 ―内容：『オリンピック聖火リレールート上にある放射性ホットスポット』について」
視聴URL： https://twitcasting.tv/iwj_ch5
「日本外国特派員協会（FCCJ)」主催による「オリンピック聖火リレールート上にある放射性ホットスポット」についての記者会見を中継します。
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【タイムリー再配信 558・IWJ_Youtube Live】19：30～「日本の食と農が危ない！パート2 ～売り渡される食の安全～（大阪市）―講師 山田正彦氏（元農林水産相）」
視聴URL： https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
2月8日に収録した、「関西よつ葉連絡会大阪産地直送センター」ほかの呼びかけで開催された講演会を再配信します。これまでIWJが報じてきた食の安全関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e9%a3%9f%e3%81%ae%e5%ae%89%e5%85%a8
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/467078
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
アフリカ研究者・舩田クラーセンさやか氏「コンサルタントかモザンビーク政府のせいにして、ここにいない人たちのせいにしている」～2.19 第2回国会議員主催「海外援助（プロサバンナ事業）」勉強会
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/468038
【岩上安身のツイ録】コロナの影響による岩上安身の両親の法事中止の顛末から「通勤ラッシュ」解消の提案まで!!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/469112
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■新型コロナウイルスのパンデミックの危険度を最高レベルに引き上げたWHOが「予防目的のマスク着用は不要」との見解を発表！
WHO（世界保健機関）は2月28日、南極大陸をのぞく世界6大陸すべてに感染が広がった新型コロナウイルスの世界的な感染の拡大を受け、パンデミック（世界的流行）の危険度を、最高レベルの「非常に高い」に引き上げました。
※新型ウイルスの世界的危険度、最高レベルに引き上げ＝WHO（BBC、2020年2月29日）
https://www.bbc.com/japanese/51685708
また、WHOのライアン博士は28日の会見で、「マスクをしていないからといって、感染の可能性が必ずしも上がるわけではない」と発言。WHOは、せきやくしゃみといった症状がない人は、予防目的で学校や駅、商業施設など公共の場でマスクを着用する必要はないとの指針を公表し、過度の使用を控えるように呼びかけています。
※WHO、症状ない人「予防にマスク着用不要」 過度の使用控えるよう呼びかけ 新型コロナ（毎日新聞、2020年3月1日）
https://mainichi.jp/articles/20200301/k00/00m/040/082000c
日本では、マスクの不足とあいまって、心無いネットユーザーが、「マスクの次は、トイレットペーパーが…」という内容をSNS上で拡散し、一部のネットユーザーが買い占め、高値で転売し、取引されているという事象が発生しています。これは全くのデマですので、振り回されないようご注意ください。
※トイレットペーパー買い占め相次ぐ 新型肺炎の影響巡りデマ 熊本で（毎日新聞、2020年2月28日）
https://mainichi.jp/articles/20200228/k00/00m/040/055000c
一方、政府が見当違いの指示を出していることが明らかになりました。スポーツジムや雀荘、あるいはビュッフェスタイルの形式をとる会食など、換気の悪い密集空間に人が集まることがないよう自粛を要請していまです。ビュッフェは、自分たちがつい最近まで立食パーティー形式で、政治資金パーティーをやっていたくせに、何をかいわんやです。まず最初に自粛すべきは、自民党の政治資金パーティーです。
さらに言えば、日々、最も多くの人が感染リスクにさらされているのは、満員の通勤電車です。その最たるものが、「ダイヤモンド・プリンセス」だったのではないでしょうか？ そのことにいつまでたっても言及しない、抜本的な対策も打たない政府の対策会議など、何の役に立つのでしょう。岩上安身はコロナ問題が明らかになってから、ずっと満員の通勤ラッシュを緩和したり、個々人や個々の企業が避けるようにするために何をしたらいいか、発信し続けています。
【岩上安身のツイ録】コロナの影響による岩上安身の両親の法事中止の顛末から「通勤ラッシュ」解消の提案まで!! 2020.3.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/469112
岩上安身は、政府の発表を受けて下記のようにツイートしています。（2020年3月1日）
「一斉休校は、『早期に検査を行い、早期に隔離する』という感染症対策の基本を、安倍政権がサボタージュするための、目くらましだと思います。第二次対策も時間稼ぎをしているだけだと思います。」https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1233829245861810177
「一刻も早く、PCR検査が行政検査の縛りが解けることを。医師の判断と患者の意思が尊重され、官だけでなく、民間も検査と新薬の開発に全力をあげられるように。時間が経てば経つほど、犠牲者が増える。手に負えなくなる。五輪開催も可能性がどんどん遠のく。五輪やりたいなら本気でやれ！シンゾウ！」
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1233822151364399105
他方でWHOが予防に効果がない、と発表しているマスクを北海道に配布したりしています。どれも抜本的な対策ではありません。それよりも、感染の疑いのある人たちに検査を受けさせることが、優先されるべきではないでしょうか。今のままでは、検査の利権問題に一歩も踏み込んでおらず、ただの目くらましととらえられてもしょうがありません。
※政府、ジムやビュッフェ自粛呼びかけ 「換気悪く密集」にリスク 新型コロナ（毎日新聞、2020年3月1日）
https://mainichi.jp/articles/20200301/k00/00m/040/318000c
■新型コロナウイルスが米中両超大国に大打撃！ 100年に1度の危機！ 日本はどうなる!?
新型コロナウイルスは、人類の生命や健康を脅かしているだけなく、世界経済へも深刻で甚大な影響を及ぼしています。「100年に1度の危機」ととらえる専門家もいます。
米国市場では先週、新型コロナウイルス感染拡大への懸念から、大きな動きが続きました。
ダウ工業株30種平均は24日から28日の一週間の下落率が12%に達しました。これは2008年10月のリーマンショック以降最大で、2001年9月の米同時テロ（14%）や1987年10月のブラックマンデー（13%）に次ぐ下落率です。
FRB（米連邦準備制度理事会）のパウエル議長は米国時間28日午後に「経済活動に対する新型コロナウイルスのリスクは変質しつつある。金融当局は今後の展開と経済見通しへの影響を注視している。われわれは経済を支えるための手段を活用し、適切に行動する」との緊急声明を発表しました。市場では0.5%の利下げが行われるとの見方も現れています。
※＜新型コロナ＞米国 株損失、先週３２３兆円 リーマン級影響（東京新聞、2020年3月1日）
https://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/202003/CK2020030102000121.html
日経平均株価は5日続けて下落し、今週25日から28日までで、合計2243円78銭下がりました。これは2008年9月15日のリーマンショック直後（2008年10月6～10日（2661円））以来の大きさです。
※日経平均、週間下げ幅2243円 リーマン以来の大きさ（日本経済新聞、2020年2月28日）
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56171930Y0A220C2I00000/
中国国家統計局が2月29日に発表した資料によると、製造業の活動を測る2月の製造業購買担当者指数（PMI）は35.7で、前月の50.0から14.3ポイント下がり、過去最低となりました。市場予測は45.0、リーマンショック直後の2008年11月は38.8でしたので、景気悪化への影響がいかに大きいかがわかります。PMI50.0は製造業活動の拡大・縮小の分かれ目といわれています。
また、非製造業のPMIは29.6と、こちらも過去最低になりました。非製造業は前月が54.1、市場予測は50.5でした。
ただ、国家統計局が発表した資料によると、中国国内の中・大規模企業の業務再開率は2月25日時点で78.9%で、3月末までに90.8%に持ち直すだろうという比較から、楽観的な見通しもありますが、予断は許しません。グローバル化した世界経済は、深い相互依存関係にあり、特に世界最大の経済大国となった中国の不況は、そのまま全世界の不況に直結します。日本ももちろん例外ではありません。
※中国、２月製造業ＰＭＩは過去最低－新型ウイルスの影響深刻（ブルームバーグ、2020年2月29日）
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-29/Q6FVAODWX2PU01?srnd=cojp-v2
世界のサプライチェーンの中心地である中国での製造業の低迷が世界経済へ与える衝撃の大きさは計り知れません。
問題は、リーマンショックで落ち込んだ世界経済と、2008年当初は、急速に発展していた中国が公共性を増発し、内需拡大し、世界中からモノを買い入れて、世界経済が恐慌に陥る一歩手前で、「救世主」の役割りを果たしたのですが、今回の危機では、その「救世主」の役割を中国は果たせず、代わりは「誰もいない」という状態にある点が最も異なる点です。
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以下、米国の株式市場について、岩上安身とのインタビューでおなじみのシグマキャピタル・チーフエコノミストの田代秀敏氏のコメントです。
2020年2月27日の木曜日、ニューヨーク株式市場は幅広い銘柄が売られ、代表的な株価指標であるダウ・ジョウンズ工業株平均は、前日より1190・95ドル（4・42%）下落し、1日の下げ幅として史上最大の下げ幅となった。「史上最大の下げ幅」ということは、大恐慌の発端となった1929年10月24日の「暗黒の木曜日」を超える下落であったのである。
ニューヨーク株式市場は、トランプが大統領選挙に当選して以来、上昇基調を続け、ダウ・ジョウンズ工業株平均は最高値を更新し続け、空前の３万ドルに迫っていた。
しかし、空前の株高は米国経済の絶好調を反映したものではなかった。株価上昇の最大の原動力は、企業が発行した株式を買い戻す「自社株買い」であった。
実際、米国の大企業の主要500社が「自社株買い」に投じた資金の合計は、2019年9月末までの1年間で7700億ドル（約84兆円）と史上最高水準に達した。これは日本政府の2019年度の一般会計予算の約62兆4950億円を34％も上回る水準である。巨額の「自社株買い」によって、米国の株価は平均して24％押し上げられてきたと推計されている。
個別企業で見れば、アップルは昨年9月までの１年間、「自社株買い」に668億ドル（約7.2兆円）を投じた。これは2019年に東京証券取引所の１部上場企業が「自社株買い」に投じた資金の合計に匹敵する。アップルの2019年9月における最終利益は552億ドルであったから、利益より約21%も大きな金額を「自社株買い」に投じたことになる。
「自社株買い」は株価を劇的に押し上げる。いうなればこれは「自社株買いバブル」だったのである。しかし、雇用や設備を増やしたり、イノヴェイションを引き起こしたりすることはない。既存の株主は大きな利益を得るが、生産性は向上せず、中間層は没落し、長期的な繁栄の条件は失われていく。そうした目に見えない犠牲に支えられた株高が持続不可能であることは明らかであったので、米国株へ投資している人々は「売り抜け」のタイミングを待っていた。
そのような情況の最中に新型コロナウイルスCOVID-19が流行蔓延し、投資家達に米国株を売り抜ける格好の口実を与えてしまった。株をもつ誰もが考えることは、「利益確定」である。全員が一斉に、その方向に走った時が怖い。その結果がダウ・ジョウンズ工業平均株価の市場最大幅の下落なのであった。
「自社株買い」がもたらした株式バブルが崩壊し尽くすと、米国経済は「自社株買い」によって「失われた10年」に直面する。そうなったら、日本がバブル崩壊後の1990年代に辿った道を、米国経済は歩んでいくことになるのだろう。
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■【スタッフ募集・在宅テレワーク、地方在住者には都内で借り上げ社宅も！】IWJでは在宅テレワークのスタッフも募集します！ 地方にお住いの方、東京近郊で週のうち何日かは出勤、残りは在宅で、という働き方も可能です。ぜひご応募ください！
IWJではテキスト班、動画班、事務ハドル班などの一部で、コロナウイルスショックに見舞われる前から、在宅テレワークでの働き方を進めています。
テキスト班は、リサーチや記事執筆、岩上安身のインタビューのパワーポイント作成や、この日刊IWJガイドの執筆などを在宅でお願いしています。
動画班では、お住いの地域での中継スタッフをお願いします。動画編集が得意な方であれば、在宅でYouTubeのIWJアカウント「Movie Iwj」用の動画編集をお願いいたします。
事務ハドル班は、岩上安身のインタビューのアポイントやIWJの日々の中継の手配、取材交渉などを、在宅でお願いいたします。
首都圏近郊にお住まいであれば、週のうち何日かは事務所に出勤、残りは在宅テレワークという働き方も可能です。東京から離れた、通勤はまったく無理な地方の方も、在宅テレワークで働くことが可能です。
また、IWJには借り上げ社宅という制度もあります。都内のIWJの事務所の近くに会社が借り上げたワンルームマンション等に、住居費の半額を支払って住み、通勤時間ゼロで仕事をすることができます。
東京は家賃が高く、安い家賃の物件を探そうとすると、都心からかなり離れないと見つけられません。そのために他の都市圏では考えられないほどの超長時間の遠距離通勤が「当たり前」とされているのです。
言うまでもなく、満員電車ですし詰めにされることは、コロナ感染のリスクがきわめて高い状態であることは言うまでもありません。その点からも、避けるに越したことはありません。
地方にお住いの方でも、また、首都圏でも都心までは遠距離で毎日通うのは大変、という方でも、ぜひご応募ください！
詳しくはぜひ、以下のスタッフ応募フォームよりご応募ください！ お待ちしております。
■【スタッフ募集・インターン】IWJでは現在大学院生や大学生のインターンも活躍しています！ 進路として報道メディアに興味ある学生の方はぜひご応募ください！ 就職・試験突破の相談にも乗りますし、もちろんペイワークです！
進路として、報道メディアに興味ある学生の方はぜひご応募ください！ 就職の相談にも乗りますし、もちろんペイワークです！
IWJでは現在大学院生や大学生のインターンも活躍しています！ ポストドクターの方も含めて、報道に興味ある学生の方は、上記応募フォームより、ぜひご応募ください！
■【スタッフ募集・動画班・ウェブ班】動画班・ウェブ班の柱となる撮影・編集の経験者を募集します！ 時給1400円～にアップしました！
現在、IWJではYouTubeに力を入れています。動画班では、撮影だけでなく、動画の編集経験者も募集しています。
※Movie Iwj
https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos
映像編集ソフト（Premiere, Aftereffect）での実務経験のある方を歓迎します。IllustratorやPhotoshopといったグラフィックソフトのスキルがあればなお可です。
経験・技術のある方は、これまで時給1300円からのスタートでしたが、時給1400円からのスタートにアップしました！
また、ウェブ班でもYouTube動画のサムネイルデザインなどを行っています。
ウェブ班で必要なスキルは、html、cssの知識およびWordPressでの実務経験ですが、IllustratorやPhotoshopといったグラフィックソフトが扱える方は歓迎します。php、javascriptなどが使える方も歓迎します。
面談の際に、履歴書と成果品（作品）を持参してください。
取材内容を把握し、必要なカットを無駄なくつなぐ編集センス、視聴者の目を引く効果的なサムネイルデザイン、発言者のセリフを伝える字幕、場面を盛り上げる効果的な音楽などでIWJのYouTubeアカウントを盛り上げてください！
■【スタッフ募集・テキスト班】「岩上安身によるインタビュー」のパワポ作成に責任を持って関わって頂ける方：時給1500円～にアップしました！／日刊IWJガイドや記事の執筆、編集業務他：時給1300円～
テキスト班で「岩上安身によるインタビュー」のためのパワーポイント作成に責任を持って携わっていただける方の時給は、これまで1350円からのスタートとしていましたが、新年より1500円からのスタートと、大幅にアップすることにいたしました！
パワポ作成には書物や資料を読み砕いていく読解力やリサーチ能力が必要なため、基礎的な学力や広範な教養・知識力が必要です。優れた人員を募集しています。
日刊IWJガイドや記事の執筆、編集などの作業は、パワポ作成の担当にかかわらず、すべてのテキスト班スタッフの共通の仕事となります。パワポ作成には関われないが、他のテキスト班の業務は可能という方は、時給1300円からのスタートになります。
■【スタッフ募集・取材カメラマン・記者】動画未経験者：時給1100円～／記事執筆できる方：時給1200円～
IWJではカメラを持って現場へ行き、中継と取材を行う記者を募集しています。機動力が求められますので、運転免許をお持ちの方、特に運転に慣れている方は大歓迎です。体力のある方であれば、男女は問いません。
動画未経験の方は時給1100円からのスタートになります。また、取材した動画に添える記事も書ける方は、時給1200円からのスタートとなります。
■【スタッフ募集・事務ハドル班】時給1150円～/特に秘書・マネージャー業種の経験のある方は時給1200円～
事務班は電話やメールでの外部の方との連絡、岩上安身のスケジュールを把握してのインタビューのアポイント調整や、イベント開催の準備など、IWJの中核となる岩上安身のスケジュール管理という、まさに屋台骨となる重要なお仕事です。
ハドル班は岩上安身以外の記者・カメラマンの中継のアポ取りや取材の手配をしたり、再配信や録画配信の予定を立てるのが主なお仕事です。こちらのお仕事の希望者も募集しています。IWJのヘビーユーザーで過去のコンテンツをよく知っているという人には有利な職種です。
時給1150円からのスタートですが、特にスケジューリングの実務経験のある方、企業の秘書・マネージャー業種の経験のある方は、時給1200円以上からのスタートと、さらに優遇します！是非ご応募ください！
■【スタッフ募集・その他条件】IWJなら通勤ラッシュは避けられます！ 残業代未払一切なし！ 無駄な朝礼、会議なし！ 在宅テレワークもあり！ 地方出身者のための借り上げ社宅あり！ 週休2日、「裁量労働制」「みなし残業」「固定残業」を排し、深夜の残業代割増できちんと支払われます！ 契約社員・正社員制度有り、社保あり、退職金制度有り、交通費・経費は別途支給、PCやカメラ、中継機材はIWJが用意します！
コロナウイルスが蔓延して、日常生活においても感染が心配な日々が続きますが、IWJでは、スタッフが一律に定刻に出社退社するという制度になっていません。創業期からですが、機能的に仕事をするために無意味な通勤ラッシュを避けて時差通勤を徹底しています。また、体調が悪いが欠勤するほどではないという時などは、職務内容にもよりますが、柔軟に在宅テレワークに切り替えることもすでに実践しています。
そしてもう一点、残業代不払いは一切なし！ 同時に無駄な会議もありません！ ホウレンソウや引継ぎ等は、おおむねメーリングリストやメール、LINEなどですませています。スタッフが総勢顔をそろえて延々と無駄な会話をやることも、意味のない形式だけの朝礼をすることもありません。無駄な時間は使わず、集中して業務に取り組み、チームワークを発揮するというのがIWJのポリシーです。
すべての班に共通して、スタート時はアルバイトとなりますが、実績次第で契約社員、正社員への昇格が可能です。正社員の定年は65歳で退職金も会社として積み立てています。
また、通勤交通費や業務中に移動した交通費、および仕事上必要になった経費やカメラ・PCなど必要な備品も会社が別途支給します!
なおIWJでは、全職種で、残業が発生した場合は法令にのっとり、きちんと残業代をお支払いし、22時以降は深夜割増も加算されます。
メディア業界はどこも、「裁量労働制」（注）をとっているところがほとんどですが、この裁量労働制は過労死に至るほどの長時間労働の根源です。NHKや電通でも長時間労働の果てに過労死・過労自殺などの痛ましい事件が起こっていることは、みなさんご承知の通りです。
IWJでは、記者職・編集職であっても、裁量労働制はとっていません。長時間残業はさせず、6時間ごとの休息もとらせ、週2回の休みも必ずとらせています。IWJでは「サビ残」や「残業代不払い」などは一切ありません！
（注）「裁量労働制」は何時間働いても一定時間の労働と「みなす」制度です。専門職など労働者の裁量で時間管理するとされますが、経営側に都合の良い「定額働かせ放題」になりがちなのが実態です。「みなし残業」も、何時間残業しても一定時間の残業と「みなす」制度です。「固定残業代」というのも同じです。要するに労働者を長時間「働かせホーダイ」にし、その賃金を支払わずにすませるトンデモない制度なのです。
裁量労働制の問題については、岩上安身による明石順平弁護士へのインタビューをご覧ください。
※「低賃金・長時間労働」その結果としての「過労死」の元凶は「残業代不払い」!! ～「裁量労働制」が労働者を殺す！～岩上安身によるインタビュー 第979回ゲスト『人間使い捨て国家』著者・明石順平弁護士 前編
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/465264
※スタッフ応募フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfXmrohCgSv4wxA-iWUk227Ber03r14GPhDoJgu4xyFyxKiCA/viewform
それでは、本日も1日よろしくお願いします。
IWJ編集部（岩上安身、城石裕幸、中村尚貴）
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/ 】
