┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
┠■はじめに～スクープ！ IWJにSOS！ クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」クルーから助けを求めるコンタクトが！「16日間隔離され続けています！」「先が見えない、助けて！」「発狂しそう！」
┠■26日の国会で立憲民主党・枝野幸男代表と国民民主党・玉木雄一郎代表のによる「野党ツートップ」の質問リレーが実現！ 新型コロナウイルス感染症対策のスカスカ基本方針やデタラメ検察人事について、安倍晋三内閣総理大臣はじめ政府の無責任閣僚に猛然とツッコミ！他方、安倍総理は、コロナの感染拡大が進む中、対策本部への出席はごく短時間で、会食に時間をたっぷり費やす!!
┠■IWJが直撃取材！ 38℃～40℃の高熱が一週間続いても保健所から新型コロナウイルス検査を拒否された、福岡県在住の20代女性！ 厚労省・保健所・病院をたらい回しでPCR検査を受けられず!! 自主隔離を決めた東京都の家族の壮絶ドキュメント!!
┠■【中継番組表】
┠■安倍政権で初めての円と株の同時安！ アベノミクス神話がついに崩れた！ 新型コロナは日本だけではなく世界経済を直撃！ 東日本大震災とリーマンショックがダブルで起きたような衝撃！ 世界経済の成長エンジンである中国が止まった！ 世界同時恐慌の始まり!?
┠■イランに新型コロナウィルスが蔓延！ 中国、サウジアラビアに次ぐ死者数！ 保健省のハリルチ次官も新型コロナウィルスに感染！ コナ州の中国人労働者が感染源!?
┠■コロナの検査を韓国の実質40分の1しか実施せず!! コロナ対策予算を香港・台湾・米国など諸外国に比べ、けた違いに小さな予備費に限定する日本政府!!
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■はじめに～スクープ！ IWJにSOS！ クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」クルーから助けを求めるコンタクトが！「16日間隔離され続けています！」「先が見えない、助けて！」「発狂しそう！」
おはようございます。IWJ編集部です。
昨日の日刊IWJガイドの冒頭でご紹介した「スクープ！IWJにクルーズ船『ダイヤモンド・プリンセス』クルーから助けを求めるコンタクトが！」を記事化して、本日できるだけ早く、IWJのウエブサイト上にアップしますので、ぜひご覧ください。
ついては、記事内容の前半を以下に掲載いたします。なお冒頭部分の内容は昨日の日刊IWJガイドと重複しています。
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2月25日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」のクルーを名乗方からIWJに「船内で重大な人権侵害が起きています」「助けてください」と、以下のようなメールでコンタクトがありました。
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知って頂きたいことがあります。
私はダイヤモンドプリンセスで働いている◯◯◯◯といいます。
重大な人権侵害が船内で起きています。話を聞いてくださいますか？
現場では陰性か陽性か知らされることなく窓のない部屋で16日間隔離されております。いつ下船できるか分からず、下船後のスケジュールも知らされておりません。私は不安と恐怖で発狂しそうです。早く下船したい。それだけです。（陽性反応がある場合は下船する通知が来ますので私は２回のテストの結果も陰性だということです）
御社のことは、マスメディアの事情に詳しい方に「信頼のおける数少ない日本のメディア」だと聞きました。
私はマスメディアの対応に慣れていませんのでご了承下さい。
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
このメールに岩上安身は次のように返信しました。
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私は岩上安身と申します。このIWJというインターネット報道メディアの代表をしている、ジャーナリストです。貴重な情報提供、そしてご連絡、ありがとうございます。
実名で、このSOSを外に出していいですか？（我々のサイトに記事として出していいですか？）
何か、具体的に訴えることは、他にありますか？
順を追って、中がどう悪化したか、具体的に伝えることができますか？現状、船内はどんな様子でしょうか
必ず、本物の乗客か？偽物では？と疑う人が出てくるはずなので、船内の写真、船窓からの外の光景など、証拠となる写真を送ってもらえますか？
映像、動画があって、中の様子がわかればいいんですが、撮るのが難しい場合、この船の責任者なり、厚労省職員に話して、いつ降りられるのか、なぜ、検査もしないで、いつまでも閉じ込めておくのか、気が狂いそうだと訴えるなり、質問するなりしてください。（中略）
できるだけのことを、やりましょう。
もし可能ならば、顔を隠してでもいいので、船内とわかる状況で、助けてほしい、ここから出してほしい、と訴える動画を撮っていただきたいと思うのですが、可能ですか？（中略）
大変でしょうが、気を確かにもって、頑張りましょう。
よろしくお願いします。
岩上安身
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
すると夜、この方から編集部に電話がありました。この方の話によると、部屋からデッキに出られるのは1日に2時間だけ。電波の関係で、電話で連絡を取れるのは、このデッキにいる時間に限られるとのことです。電話を受けたのは、他の打ち合わせに入っていて編集部に居合わせなかった岩上ではなく、編集作業のため在社していた他の記者でした。
記事目次
・終わりの見えない長期間の隔離に「発狂しそう！」
・検査結果を知らされないまま「16日間隔離」され続ける！
・下船できないのは厚労省の判断！
・同じスタッフで18日間隔離されている者もいる！
・厚労省の窓口から「クルーの対応はできない」と言われた！
・2m離れるという感染防止のルールは守られず、自由時間内にはクルーは互いに歩み寄り、接触している！
●終わりの見えない長期間の隔離に「発狂しそう！」
このクルーの方は、仕事への影響や下船後の差別を恐れて、名前や顔、詳しい担当業務などは出したくないとのことなので、「Aさん」とさせていただきます。
Aさんは、いつまで続くのか終わりの見えない長期間の隔離に、「発狂しそう」と訴えます。以下は、Aさんとの電話での取材の内容です。
IWJ記者「いつから乗船されているのですか？ いつまでの乗船の予定だったんですか？」
Aさん「昨年末から今年の夏までです」
IWJ記者「その間、問題がなければ途中の寄港先では地上に降りられるんですか？」
Aさん「基本的には外には出られます。寝泊りは船の中です」
●検査結果を知らされないまま「16日間隔離」され続ける！
IWJ記者「横浜に着いてからの経緯を教えてください」
Aさん「2月3日に横浜に着いて、ゲストから優先的に検査が始まり、クルーの検査が始まったかは記録しているので、後でお送りします」
IWJ記者「検査結果は陰性だったわけですね？」
Aさん「結果としては知らされていないんです。いつ出られるのか、陰性陽性の結果がわかっているのかいないのか、何の報告もないまま、今まで16日間隔離をされているんです。陽性の方は2～3日の間に結果が出るので、下船することを伝えられるんです。なので、それ以外の人たちは、陰性ということだというふうに伝えられました」
この後の部分は、ぜひIWJウエブ上に本日掲載予定の下記の記事でご覧ください。
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スクープ！ IWJにSOS！ クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」クルーから助けを求めるコンタクトが！
「16日間隔離され続けています！」「先が見えない、助けて！」「発狂しそう！」
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■26日の国会で立憲民主党・枝野幸男代表と国民民主党・玉木雄一郎代表のによる「野党ツートップ」の質問リレーが実現！ 新型コロナウイルス感染症対策のスカスカ基本方針やデタラメ検察人事について、安倍晋三内閣総理大臣はじめ政府の無責任閣僚に猛然とツッコミ！他方、安倍総理は、コロナの感染拡大が進む中、対策本部への出席はごく短時間で、会食に時間をたっぷり費やす!!
昨日行われた衆議院予算委員会では、立憲民主党の枝野幸男代表と国民民主党の玉木雄一郎代表が相次いで質問に立ち、合わせて2時間を超える論戦が繰り広げられました。
※衆議院インターネット審議中継（2020年2月26日）
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=49839&media_type=
枝野代表・玉木代表共に、質疑に長い時間を費やしたのは「新型コロナウイルス感染症対策」と「検察官の定年延長」に関連する問題でした。
先に質問に立った枝野代表は、まず「新型コロナウイルス感染症」に対する政府の対応について、常に「後手」に回っているのではないかと糾弾しました。
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」に乗船していて罹患し死亡した女性は、2月5日には発熱があり、翌日に医師の診察を受けたものの、下船の許可が出たのは12日で、ようやく病院に搬送されていたこと、検疫に入った厚生労働省の職員の感染が最初に判明したときに、他の職員のウイルス検査をしてこなかったこと、最初に下船し帰宅した乗客に対し厚労省の検疫所から公共交通の利用自粛や健康観察の連絡が入ったのが下船から数日経ってからのことなどを指摘しました。
これに対して答弁に立ったのは加藤勝信厚生労働大臣でした。長期間にわたり乗客を船室に閉じ込めるという方法が感染拡大に役立たなかったように、政府が判断を誤った「現実」があるにもかかわらず、言い訳と屁理屈を並べ、頑として間違いを認めない姿勢に終始していました。しかしここに来て、さすがに表情には疲れの色が見え始めていました。
さらに枝野代表は、国民に対する情報公開も不十分であり、遅いと批判しました。
※政府の情報公開「不十分」枝野氏が首相追及（日テレNEWS24、2020年2月26日）
http://www.news24.jp/nnn/news890216447.html
安倍晋三内閣総理大臣は枝野代表に対する答弁の中で、「国民の命を守るのは私の最大の責任」などとまたしても空々しい大見得を切り、対策本部の議事は「私の指示でとりまとめている」という発言も飛び出しました。
しかし枝野代表はこの対策本部が毎回10～20分程度しか行われていないこと、また小泉進次郎環境大臣のように一部の閣僚は対策本部の会議を欠席し、副大臣や政務官を代わりに出席させていたことも指摘し、「危機意識の希薄さ」を厳しく指摘しました。
政府の対策本部が一昨日に出した「基本方針」も、その中身は自治体や民間企業、個人に「お願い」するもので、「政府として」何をするかが書かれていないと枝野代表が指摘しましたが、続いて質問に立った玉木代表も同様に、新型コロナウイルス感染症の対策においては「国の意志が見えない、総理の顔が見えない」という市井の声があることを明らかにしました。
ロイターは、25日「安倍はどこに？」という、安倍総理を揶揄した記事を公開しています。この「Where’s Abe?」というキーワードは、たちまちSNS上にあふれ、国内外に発信されています。下段の別稿をご覧いただければおわかりの通り、安倍総理は、国会にも出ず、対策会議も数分ですませ、あとはもっぱらオトモダチと会食の毎日。コロナショックが、国民の命と健康、そして経済へ大打撃を与えつつあることに、ほとんど関心がないかのような日々です。
※Where’s Abe?’ critics ask, as coronavirus spreads in Japan（REUTERS、2019年2月25日）
https://www.reuters.com/article/us-china-health-japan-abe/wheres-abe-critics-ask-as-coronavirus-spreads-in-japan-idUSKCN20J16F
24日の日刊IWJガイドでもお伝えしたように、安倍総理は、コロナの感染拡大が進む中、対策本部への出席はごく短時間で、会食に時間を費やしてきたようです。
25日（火）は新型コロナウイルス感染症対策本部に19分出席、夜は秋好陽介ランサーズ社長らと会食。26日（水）は新型コロナウイルス感染症対策本部に12分出席、夜は佐治信忠サントリーホールディングス会長らと会食でした。
※首相動静（２月25日）（時事通信、2020年2月25日）
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020022500238&g=pol
※首相動静（２月26日）（時事通信、2020年2月26日）
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020022600333&g=pol
なお、安倍総理が25日の午後6時38分から9時11分まで会食をした相手は、ランサーズ社を率いる秋好陽介社長。このランサーズという会社はフリーランサー等に仕事を紹介するクラウドソーシングの会社ですが、内閣府を主要取引先にもち、政権のためのネット工作に加担しているとして、以前から話題になってきた会社です。
※クラウドソーシングで保守系コメントの書き込み発注、1件30円 「テレビや新聞の偏向報道が許せない方」に依頼（ライブドアニュース、2017年9月26日）
https://news.livedoor.com/article/detail/13666803/
今回、総理と会食を取り上げた、サキオタ@sakiota48さんのツイッターには、ランサーズの人材募集情報の画像が貼られています。そこには仕事内容として「当方の運営している政治系ニュースサイトのコメント欄への書き込み」とあり、「安倍政治を応援している方」「テレビや新聞の左翼的な変更報道が許せない方」「産経新聞の論調に好感を持っている方」が募集されています。
※サキオタ@sakiota48さんのツイート
https://twitter.com/sakiota48/status/1232332908678930432?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1232332908678930432&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.mag2.com%2Fp%2Fnews%2F441896
同じくArtSalt@Art_Saltさんのツイートにも、ランサーズの募集の画像が貼られています。そこには「安倍総理のいいところがわかるエピソード」「本文 800字以上」「価格 250円」と記されています。
※ArtSalt@Art_Saltさんのツイート
https://twitter.com/Art_Salt/status/1232509625376874497
なおリンクをたどって、該当するランサーズの募集ページにいくと、「利用規約・仕事依頼ガイドライン細則違反のため削除しました」と表示されています。
一方で、ランサーズは単なるクラウドソーシング大手であり、そこに政治絡みの仕事を依頼している人がいるだけである、との声もネット上にあります。
とはいえ、「差別扇動」「政権の擁護」の案件まで載せていたことや、このコロナ感染拡大の渦中に、「クラウドソーシング会社のトップと首相がわざわざ会食することの不自然さ」が指摘されているのも事実です。このタイミングで、ツイッター上では「よく考えたらコロナウイルスかかってる人あんまりいないよね笑（顔文字）
噂の力ってすごい（顔文字）」という一言一句変わらないツイートが、違うアカウントで次々と書き込まれています。非常に不自然です。
なお、秋好陽介社長は1981年生まれ、大阪府出身とのことで、以下にインタビューが掲載されています。人物像の一端がうかがえます。
※キーパーソンが語る渋谷の未来 秋好陽介さん（渋谷文化PROJECTホームページ）
https://www.shibuyabunka.com/keyperson/?id=110
※他方ニューヨークタイムズの社説には、「Japan Can’t Handle the Coronavirus. Can It Host the Olympics?」と「コロナウイルスにまともに対応できない日本がオリンピックを開催できるのか？」と痛烈に批判した意見を掲載しています。(ニューヨーク・タイムズ、2020年2月26日)
https://www.nytimes.com/2020/02/26/opinion/coronavirus-japan-abe.html
政府が検査対象の拡大を渋っていることもあって感染の全貌が見えない中、玉木代表の地元である香川県などではマスクがほとんど入手できず、不安な毎日を過ごす人が大勢いることを指摘すると、安倍総理は「各メーカーに増産を命じている」と回答しました。結局は、民間に責任を丸投げしているだけの無責任ぶりを露呈したわけです。
また、日本国内で感染が5月までに収束しなければ、オリンピック・パラリンピックの中止もあり得るという見解がIOCから出された事に関し、玉木代表は「4～5月には収束すると言った麻生太郎副総理兼財務大臣の発言は、政府の見解なのか」と質しました。
これに対しても、確信にもとづく見解を真正面から答えられない安倍総理・麻生副総理に対し、玉木代表は「2人とも楽観的すぎる」と断じ、円安に加えて株安も始まり（※本日刊の下段記載の「新型コロナウイルス禍が世界経済を直撃！」欄をご参照ください）いよいよ後退が隠せなくなってきた経済状況を指摘し、感染拡大とあいまって「これから悲惨な状況になる」と警鐘を鳴らしました。
一方の「検察庁人事」の問題については、まず枝野代表が「検察官に対して勤務延長が可能である」とするには法律の解釈変更が必要になるということを、政府側が途中で気がついたのではないかと指摘しました。
つまり、当初はこれまでの法律解釈で定年を延長することもできると踏んでいたところ、検察官については検察庁法を厳格に解釈し、延長は原則できないことを裏付ける資料が次々と出てきたために、慌てて法律の解釈を変更することにしたのではない、というものです。
これに対し答弁に立った森雅子法務大臣は「シナリオではなく、ファクトの積み上げで議論を」と発言しました。司法試験合格者とは到底思えないようなトンデモ法解釈を毎度開陳している森大臣から「ファクト」と上から目線で言われるとは思いもよらず、「ケンカ」を売られた野党議員は、怒り心頭に達して議場は騒然となりました。
結局、解釈変更の必要性や手続きの正当性についても何ら実のある回答はなく、枝野代表は最後に国家公務員法にもとづく「勤務延長」の規定について触れました。
仮に検察官に対しこの法律が適用できたとして、勤務延長の可能なケースとしてあげられているもののうち、黒川弘務東京高検検事長に当てはまるとすれば「いわゆる名人芸的技能等を有する場合」であるところ、「黒川氏の名人芸とはどんな名人芸か。『総理に取り入る』名人芸か？」と痛烈に皮肉りました。
そして玉木代表も枝野代表の発言を受けて、「我が国が『法治国家』なのか『人治国家』なのかが問われている。『ファクトにもとづいて』質問する」と、森法相から売られた「ケンカ」を買うような言葉を交えて質疑に入りました。
※【詳報】玉木氏あきれ「右クリックでプロパティ見て」（朝日新聞、2020年2月26日） 一部有料記事
https://www.asahi.com/articles/ASN2T5T7GN2TUTFK00Q.html
玉木代表は、枝野代表も指摘した「法律の解釈変更」の議論がいつから出てきたと推測されるか、政府内で協議がなされた日を時系列で追いながら論理を展開しました。
「1月16日の段階では、まだ解釈を変更しなくても可能だと法務省も総理も考えていた。協議の中では『解釈変更』という考えはなかったと思われる。
政府側は1月下旬に解釈変更したと主張しているが、実際には2月に人事院から『定年延長は検察官には適用されない』という松尾恵美子・給与局長の答弁があった翌日に『解釈変更』を宣言している。
松尾局長は答弁を撤回したが、誰が嘘つきなのか」として、玉木代表は人事院と法務省の「協議記録」とされる「日付のない」文書について指摘しました。
公文書であるにもかかわらず記録に日付が付されていないという不自然な「協議」については、野党が人事院に対し、さらに記録を提出するよう求めていました。
しかし今日の時点でも松尾局長は「確認中」と答えるにとどまったため、業を煮やした玉木代表は「探すのに1週間もかかるなんてどんな仕事をしているのか。文書を作成した電子データがあれば、パソコンを右クリックしてプロパティを見るだけで作成者も作成日時もすぐわかる」と指摘しました。
文書の作成日時が明らかになれば、おそらく政府の「嘘」がはっきりするでしょう。こうなると「桜を見る会」問題での内閣府同様、「データは消去して確認できません」なる回答がまたしても返ってくることが予想されます。本当にうんざりです。優秀なはずの官僚がなぜこのような不毛な答弁に終始するのか。安倍政権に忖度し、服従し、そのためには官僚は、法も道理も曲げるのだということを、これまでもモリカケ桜でさんざん見せつけられています。日本は三権分立の民主国家・法治国家ではなく、「人でなし」の治める「人治主宰国家」だという事実は、もう多くの人の目に明らかになりつつあります。不条理きわまりないことですが、安倍官邸は、この不条理さえも国民は慣れると、侮っていると思われます。決して「慣れる」ことなく、厳しい目を向けていかなければなりません。
■IWJが直撃取材！ 38℃～40℃の高熱が一週間続いても保健所から新型コロナウイルス検査を拒否された、福岡県在住の20代女性！ 厚労省・保健所・病院をたらい回しでPCR検査を受けられず!! 自主隔離を決めた東京都の家族の壮絶ドキュメント!!
テレビやTwitterでは、例えば今月16日から発熱の症状があり38℃以上の高熱が4日も続く9歳男児の母親が大学病院に男児の新型コロナウイルスの検査を願い出るも断られた件など、軽度の症状でなくても検査を断られるケースが報じられています。
※「羽鳥慎一モーニングショー」で紹介されたすべての情報（テレビ紹介情報、2020年2月25日）
https://kakaku.com/tv/channel=10/programID=59158/page=4695/
「東京都福祉保健局」ホームページの「『帰国者・接触者電話相談センター』について」には「次の症状があり、新型コロナウイルス感染症を疑われる方は、同相談センターにご相談ください」として、「風邪の症状や37．5℃以上の発熱が4日以上続いている。（解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます）」「強いだるさ(倦怠感）や息苦しさ（呼吸困難）がある」という2つの症状が挙げられています。
※新型コロナウイルス感染症にかかる相談窓口について（東京都福祉保健局）
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/coronasodan.html
無症状であっても感染者だったケースも見受けられる中、福祉保健局のホームページでは「帰国者・接触者電話相談センター」に相談するように勧められている症状が出ていても、検査を断られたケースが見受けられます。
そこで、IWJでは前号から「検査を断られた」ご本人、或いは同僚など周囲の方が検査を断られたという方に連絡を取って取材を行い、経験談をお聞きして記事となり、ご承諾を得てツイートをご紹介したりしています。
※新型コロナウイルス感染症無症状病原体保有者の発生について（千葉県、2020年2月25日）
https://www.pref.chiba.lg.jp/shippei/press/2019/ncov20200222-2.html
※日刊IWJガイド「新型コロナウイルス検査拒否の各地の実態!! IWJが取材した兵庫県の妊娠中の女性は救急車を呼んでも検査してもらえず、容体が急変!!」2020.2.25日号～No.2721号
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/39690
本日ご紹介させていただく1つ目のケースは、2月19日の時点で38.1℃の熱があり、本日25日時点まで連日高熱（ひどい時には40℃）が続いている福岡県在住の20代女性のmocaさんという方の体験です。
以下、ご本人による2つのツイートに書かれている通り、この女性の方は、診察を受けた4軒の病院で扁桃炎と診断されていました。しかし、高熱が続いた現状を受けて、病院の指示で保健所に新コロナウイルスの検査が受けられるか否か電話で問い合わせた結果、検査を受けさせてもらえなかったとのことです。
「今日で38～40℃の高熱が続いて7日目ですが保健所やコロナの相談窓口？に電話してもコロナの検査断られました。病院に4軒行き、全て扁桃炎と診断されましたが熱が長く続くので病院側から 保健所に電話してコロナの検査受けられるか指示貰ってください とのことで電話しましたが結果受けられませんでした」 （2月25日のツイート）
https://twitter.com/149cm_ytb/status/1232071667058278402
「断られた理由は 肺炎としての症状ではないから とのことです。確かに咳はわずかですが無症状の感染者もいる中でそんなこと言ってたらコロナを広めようとしているようなもの。37.5℃以上の発熱が4日以上続き、風邪の症状があれば検査の対象になると思ってましたが違ったみたいです。対応にガッカリ」 （2月25日のツイート）
https://twitter.com/149cm_ytb/status/1232072344979460101
mocaさんとはTwitterのダイレクトメッセージでもやり取りをさせていただきました。ご本人は本日入院され、そのこと自体については安心なさっていらっしゃいましたが、「発熱ものどの炎症も変わらずです」と仰っていました。入院そのものは、高熱が続いていることが懸念されたためであろうと推察します。
一方、東京都在住のツイッター・ユーザーのotoさんという女性も、PCR検査が受けられない窮状を訴えています。
PCR検査は新型コロナウイルスを検出する唯一の検査方法で、患者の喉から取ってきた検体に新型コロナウイルスの遺伝情報が含まれているかどうかを調べることで、感染しているのかどうか判断する方法です。
otoさんのツイッターのプロフィール欄（2月25日現在）には、以下のように書かれています。
「3週間以上咳をし続けた夫が肺炎+嘔吐+高熱で救急搬送、入院するもPCR検査できません。家族も次々と同じ症状が出てきています。新型コロナウィルス関連の情報を求めております。東京都在住。」
https://twitter.com/ototototoi
otoさんは今月2月23日、ツイッターに、およそ4500文字の文章を画像の形で投稿しました。長文ですが、貴重なドキュメントです。otoさん本人の許諾を得たIWJは、その全文を公開します。
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【以下、otoさんの2月23日の投稿】
（私の夫は）1月末頃から、風邪の初期症状(鼻水や喉の痛み)がはじまり、2月上旬から突然しつこい咳と、発熱(38.5前後)。そしてものすごく強い倦怠感(日常生活はできるレベル)。数日平熱に戻りましたが、2週間経っても倦怠感と激しい空咳は続いていました。また家族にも次々に似た様な症状が。ニュースで見た新型肺炎の症状とあてはまり、仕事柄海外渡航者とも接触が多いので、感染の可能性も含め厚労省の相談窓口、保健所、及び医療機関2軒に連絡をしました。
質問内容「新型コロナウィルスの可能性が否めないです、PCR検査はできますか」
・厚労省→「中国渡航歴がなく熱がないのであれば検査は出来ません。」
・保健所→「中国渡航歴がなく熱がないのであれば検査はできません。お近くの病院を受診してください。医師の判断に任せます。」
・近所の個人病院、総合病院→「できません、保健所にまず連絡をしてください」
私「保健所に電話したら病院に行くようにと言われたのですが。。」
病院「そうですか…そうしましたら『新型コロナウィルスの検査で』という受付はできませんが、通常の疾患でということであれば受付いたします。」という回答。
病院に行く場合は隔離などはないと言われたので、感染させるリスクも、感染するリスクも考慮して自宅で安静にしていました。
数日後、症状が悪化(咳、血痰)→咳が悪化してからは自宅で安静に。しかし熱は高くなく、36.8~37.4°C(しかし夫は平熱が35.5°Cくらい、と低め)厚労省、保健所、医療機関に再度質問。しかし、残念ながら対応はほぼ同じ。
・厚労省→「それはお辛いですね、、保健所へ連絡を。」
・保健所-「過去発熱していても今37.5度以上の発熱がなければ、中国の人との接触があっても新型コロナウィルスの検査が出来る病院などの情報は公開できません。非公開、としか答えられません。熱がもし上がったらまたお電話ください。」
・近所のかかりつけ医、総合病院、及び第一種感染症指定医療機関5カ所
□A病院(近所の呼吸器内科がある個人病院)「新型肺炎についてはすみませんが対応していません。先生の判断となるのでとりあえずマスクを付けてお越し下さい。」
□B-C-D病院3軒(通える距離にある総合病院、大学病院)「新型コロナウィルスの検査を、と言われてしまうと受付出来ないんです。。その先は先生の判断となるので、マスクを付けてお越し下さい。」
□E病院(第一種感染症指定医療機関)「通常の外来としての予約はしますが、PCR検査はできません。発熱が37.5度以上出ていない場合は感染無しとみなしています。発熱してる場合は入口は別です。とのことでした。医療機関の電話は混み合っており、繋がるまで30分近くかかる事も。電話だけで2時間、ヘトヘト。私はこの作業を夫の代理でできますが重症患者や単身者に、これは過酷だなと感じました。
結論から言うと、この日もPCR検査をしてくれる病院は見つかりませんでした。(2/17昼の時点)通常の外来としては診てくれるとのこと。私が驚いたのが、E病院(第一種感染症指定医療機関)以外の4院は、「マスクしてきてください」とだけ告げて、外来受診は通常通り受付けてくれたこと。「マスクだけでいいんですか?」-はい。「入り口も受付も同じで良いんですか?」-はい。「他の患者さんと同じ待合室で待つのですか?」はい。、、だそうです。夫がただの気管支炎とかでしたら良いのですが、もし新型コロナウィルスに感染しているのならば、、と思うと、ぞっとします。院内感染するのでは?そして自分が感染する可能性も高まります。ですのでこの日も一日自宅療養しておりました。午後の厚労省の会見で、検査対象の範囲が広がったことを知り、すぐに保健所に電話をしましたが窓口は17時で閉まってしまいました。電話繋がらず。
翌日、厚労省、保健所、医療機関に再々度連絡
・保健所「今現在、【検査ができる病院」というのはないんですね。感染の疑いが強い場合は病院の方から保健所に連絡が入って、そこで初めて国の機関を紹介されます。ですのでとりあえず一度、お近くの病院にかかられてください。そして肺のレントゲンを撮って頂いて、医師の判断で初見に問題がある場合でも、ご自宅で3、4日ほど安静にして頂き、それでも緩和されない場合はまた保健所に連絡をください。」
私は何度も確認しました。「自分で感染しているかもしれないという自覚があるのに、普通にマスクだけして近所の病院に行っていいのですか?もし感染してる場合、行き先の病院や患者さんを巻き込むことになりませんか?」
保健所の回答「はい、現状はそのようにガイドするようにと通達が来ております。もしお気になされるようでしたら、事前に病院に連絡を入れて頂き、受付でもコロナウィルスの疑いがあると伝えるなどして、しっかりとマスクをして行かれてください。」とのこと。
絶望的です。マスクのみでは感染拡大は防げません。しかも、窓口は17時で閉まり、夜間受付の案内などもありません。
しかし、症状は日に日に悪化。病院に行くのを本当に最後まで迷いましたが、近所にネット予約ができる病院があり、ゴム手袋の上に手袋をしてメガネをして、マスクをして、なるべく待合室にいる時間を最短で済ませるようにして、夫、私、子どもの、3名で受診しました。
・インフルエンザや溶連菌は全員陰性。医師の判断で、夫と私のみ、肺のレントゲンを撮りました。(CTはその病院ではとれず)結果、夫は肺炎の疑いで移送決定。私の姉は異常なし。私+子どもは、気管支炎と診断。夫は紹介状をもらい総合病院へ。
総合病院では、CT撮影や血液検査などをして、抗生剤などの点滴が投与されました。隔離等はなし。PCR検査を強く希望しましたが、よっぽど重症でないと、検査はできない旨を伝えられました。重症とはどういった状況ですか?と医師に聞くと、「一概に言えませんが、このPCR検査に関して言えば、例えば人工呼吸が必要だとか、呼吸困難であるとか、そう言った状況です。ごめんなさいね、、私たちもそうとしか言えないんです、、データもないのでね(医師は困り顔でした)」てっきり入院かと思って準備していったのですが、服薬のみで自宅で安静に、とのこと。軽症だからだと思い込む。
数日後夫、突如夜に嘔吐し発熱、救急相談ダイヤルに電話し、救急搬送。そして入院。その後、あれこれと診察、検査をして、ここでも肺炎という所見。病理検査の結果はこれから。現在、抗生剤、鎮痛剤などの点滴をしています。確かに熱は38度代でそこまでは高くないですが、PCR検査はしてもらいたいので、希望は強く強く、懲りずに出し続けています。しかし、主治医の判断は、まだ検査は必要ではないという判断。
朝の回診後、主治医Aとは別の、B医師より「A先生、保健所にPCRの依頼を出していますよ」という情報があったので、その旨を主治医に質問すると、「保健所?あぁ、、連絡しました。向こう側にも医師が居て、そちらの所見では該当しないという判断だから、こちらが検査を希望してもできないんです。どちらにせよこの病院では検査はできないし、そもそも検査する必要もないということ。まずは経過を看ましょう。あまり心配しすぎてもいけないですよ。不安が強いと色々と思い込んで精神的にも良くないので、今はインターネットとかはあまり見ないほうが良いかもしれない。万が一新型コロナだったとしても治療法がないのでね、処置は同じですよ。それ以外は、わからないとしか言えない。なんせ前例がないので。もっと症例が集まってデータが取れたら良いのですけどね。。」とのこと。
持病もなく喫煙もしない、普段風邪すらひかない夫が、過去にない酷い咳と強い倦怠感を示し、血痰や嘔吐をしたのです。しかも人生初の入院、そして肺炎です。ただ事ではないと感じています。また、インバウンドの方々との接触も多く、もちろん中国国籍の人とも大勢接触しています。毎日満員電車に乗り、観光地も近いです。症状も当てはまり、もしかしたらコロナ感染している可能性があるかもと本人も自覚しています。なのに、検査ができません。隔離もされていません。(個室でも不十分)
また、変な噂が流れそうで、友人含め周囲の人にも誰にも相談できません。SNSで情報やアドバイスを頂ける方々のおかげで、なんとか冷静に対処できております。また、すぐ近くに高齢者が住んでいるので、万が一得体の知れないものをうつしてしまったら、と自主隔離しています。スーパーにも行かず、食材や生活消耗品は宅配で、宅配業者の方には接触せずに玄関先に置いていってもらってます。
私たち家族が今一番強く求めていることは、・とにかく検査したい。軽症者でも検査すべきです。治療をしてほしい、という意味ではありません。不本意に高齢者や基礎疾患のある方々を感染させてしまいます。症状がある方は、一刻も早く検査し、自主的にでも隔離するべきです。また、全ての国民がこの危機感をもって、今起きている現実を受け入れないといけません。
・高齢者や基礎疾患がある方に感染させないためにも、感染の疑いがあるならばしっかり検査してほしいです。
・日本の医師や専門家たちにもデータの蓄積が必要です。国内の正確な感染者の数を発表、また医師が求めているであろう中国の診療データを至急共有してください。
・企業や学校が安心して休める体制を。不要不急の外出を越えることを、各自で判断するのではなく国からしっかりと指導をしてほしいです。
・海外で効果的だとされた薬を国内でも早く使えるようにしてもらいたい。
【もし新型コロナウィルスと疑われる症状が出た方へ】現状日本では治療法はないそうです。症状が軽い場合は、今のうちに治す意いで、なるべく自宅でしっかり休んでください。栄養のあるもの、睡眠をいつも以上に多めにとる、などしっかりと体力をつけて備えてください。もし呼吸症状が強く出てしまった場合は、保健所に電話をし対処法を聞いた上で、病院に連絡をし、手袋、マスクを着用し(できればサングラスやゴーグルなども装着)なるべく自主隔離しつつ、病院に行って下さい。また、待ち時間は受付に一言、「外出します、いつまでに戻れば良いですか?」などと一言断った上で、人の少ない換気の良い場所で待機をするなどして診察を受けると良いです。
CXレントゲンでは、例え肺炎でも確定診断が難しいです。時間短縮のためCTスキャンが撮れる病院の受診をオススメします。また血液検査は必須です。(リンパ球の数などの数値で新型コロナウィルス感染の特徴がみえるとのこと。)
また、診察後に情報診断提供を申し込むと自分のデータをもらえます。転院を希望する場合や、セカンドオピニオンの際にも使えます。
最後に、私は病院や保健所の対応に対して批判を言いたい訳ではありません。医師達も保健所の方も、最大限、精一杯、力を尽くしていると感じています。でも、「こういう対応しかできなくて申し訳ない、、と肩を落としている様子です。
経済、オリンピック、それぞれの企業や法律など、様々な難しい問題はあるでしょうが、正しく防ぎ、正しく行動してくれる政府の方々の対応を、心から切に強います。
https://twitter.com/ototototoi/status/1231579347300937729
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IWJ記者がotoさんに「現在の『心境』を簡単にお知らせ願えませんか？心細いでしょうか？あるいは、逆にツイッターなどのSNSでのつながりで勇気づけられている状況でしょうか？」と質問したところ、otoさんは以下のように回答しました。
「心細くとても不安です。主治医が検査必要と判断しているのに検査ができないので、自分たちがどこまで行動を制限すればいいのかわからず自主隔離しています。致死率2%だから大丈夫？その2%にもし夫が入ったらと思うと夜も眠れません。どこにも頼れず宙ぶらりんで、国から見捨てられた気分です。経済やオリンピックも大事ですが、もっと大切なのは一人一人の命です。SNSで寄せられる励ましはとても心強く、またこれがいいよ、あれがいいよ、と色々と情報を教えてくれるのは大変有難いです」
福岡県では、感染者は2月26日時点までで2人。ここまで重症な市中感染者に対してもPCR検査を行わなければ、統計上の「感染者数」は低いままにとどまります。しかしそのドライな数字に現実が反映されているでしょうか？
どうせ治療法がないのだから、検査してもしようがないという医師の言葉には、耳を疑います。
発症の現実は検査を行いデータとなってはじめて把握されるものです。治療できなければ、診断や検査に意味がないといっているに等しく、診断の積み上げから疫学的データ、病理の解明、治療薬の開発、現場での治療という一連のサイクルを投げ出したような捨て鉢な発言であり非常に遺憾です。
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◆中継番組表◆
＊＊2020.2.27 Thu.＊＊
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ・Ch4】10：30～「共同会派『文部科学部会』―内容：新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する対応について文科省よりヒアリング」
視聴URL： https://twitcasting.tv/iwj_ch4
共同会派「文部科学部会」を中継します。これまでIWJが報じてきた新型コロナウイルス関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%96%b0%e5%9e%8b%e3%82%b3%e3%83%ad%e3%83%8a%e3%82%a6%e3%82%a4%e3%83%ab%e3%82%b9
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【IWJ・Ch3】17：45～「福島第一原子力発電所『中長期ロードマップの進捗状況』に関する記者会見」
視聴URL： https://twitcasting.tv/iwj_ch3
東京電力による記者会見を中継します。「中長期ロードマップの進捗状況」の記者会見は、毎月1回開催されています。これまでIWJが報じてきた「中長期ロードマップの進捗状況」に関する記事は以下のURLからご覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/medium-to-long-term-road-map
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【タイムリー再配信 550・IWJ_Youtube Live】19：30～「『本物の保守』がすべきことは『国を守ること！』米国側の要求に従って日本の農業を売り渡そうとする政府を痛烈に批判！ 岩上安身による東京大学大学院農学生命科学研究科・鈴木宣弘教授インタビュー第2弾」
YouTube視聴URL（冒頭以降は会員限定）： https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL（冒頭のみ）： http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
2018年6月に収録した、岩上安身による東京大学大学院農学生命科学研究科・鈴木宣弘教授インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた鈴木宣弘氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e9%88%b4%e6%9c%a8%e5%ae%a3%e5%bc%98
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/425083
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◆中継番組表◆
＊＊2020.2.28 Fri.＊＊
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ・エリアCh5・東京】18：00～「原発反対八王子行動」
視聴URL： https://twitcasting.tv/iwj_areach5
「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee
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【タイムリー再配信 551・IWJ_Youtube Live】21：00～「種子法廃止の次は自家採種も禁止!? 長年にわたる農家の蓄積と知見をグローバル企業にただ同然で譲り渡すのか！～岩上安身によるインタビュー 第878回 ゲスト 『日本の種子を守る会』元農水大臣・山田正彦氏！」
YouTube視聴URL（冒頭以降は会員限定）： https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL（冒頭のみ）： http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
2018年7月に収録した、岩上安身による元農水大臣・山田正彦氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた山田正彦氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%b1%b1%e7%94%b0%e6%ad%a3%e5%bd%a6
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/426327
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
人類と細菌・ウイルスの戦いは永遠のテーマ！N95マスクでもコロナウイルスは完全にブロックできない!? ～2.20岩上安身によるインタビュー 第984回 ゲスト 北海道がんセンター名誉院長 西尾正道氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/468098
【岩上安身のツイ録】岩上安身が予約していた歯科医で、通院していた患者が発症し、コロナ肺炎の感染の疑いが濃厚なるもPCR検査を受けられず！ 歯科医は判断がつかないまま、大事をとって自主休業！
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/468461
籠池氏に懲役5年！諄子夫人に執行猶予つき懲役3年！「補助金適正化法違反ではなく詐欺罪が適用された。これは国策判決だ」～判決後初めての記者会見 ― 籠池泰典氏（森友学園元理事長）、籠池諄子氏（森友学園元副理事長）
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/468457
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■安倍政権で初めての円と株の同時安！ アベノミクス神話がついに崩れた！ 新型コロナは日本だけではなく世界を世界経済を直撃！ 東日本大震災とリーマンショックがダブルで起きたような衝撃！ 世界経済の成長エンジンである中国が止まった！ 世界同時恐慌の始まり!?
新型コロナウイルスが世界的に蔓延するパンデミックの様相を呈し始めています。増殖するウイルスの侵略は、個々のヒトの身体だけでなく、世界中の社会経済システムをも蝕み始め、世界経済に甚大な負の影響を及ぼし始めました。
※Tracking coronavirus: Map, data and timeline（BNO NEWS、2020年2月25日）
https://bnonews.com/index.php/2020/02/the-latest-coronavirus-cases/
26日の水曜日、東京株式市場は、日経平均株価が連日の大幅安となっています。下げ幅は470円を超える場面もありました。午前終値は前日比248円02銭安の2万2357円39銭でした。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により前日の欧州や米国の株式相場が大幅に下落したのを受け日本株にも売りが続きました。
新型コロナウイルスの感染拡大が企業業績の悪化につながるとの警戒感から、景気敏感株を中心に幅広い銘柄が下げました。
※日経平均前引け 続落、248円安の2万2357円（日経新聞、2020年2月26日）
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL26HQY_W0A220C2000000/
その前日、25日の火曜日は、三連休明けでした。25日の東京株式市場は、日経平均株価が取引開始直後から大きく値下がりし、前週末終値から一時1000円超下落しました。日経平均が1000円超値下がりするのは、2018年12月25日以来のことです。トヨタ自動車やユニクロを運営するファーストリテイリングなど、生産活動が停止している中国に大きく依存する企業を中心に、株価を下げました。
また、さかのぼること5日、連休突入前の20日、木曜日の東京外国為替市場は、国内で新型コロナウイルスの感染拡大の影響が懸念され、円を売ってドルを買う動きが広がり、円相場は９か月ぶりに１ドル111円台まで円安が進みました。
ここは重要な点です。円安とともに株安とが同時に起きたのは安倍政権になってから初めてのことなのです。円安が進めば、日本の輸出大企業にとって有利になり、株価は上がる（実際にはそんな単純なものでもなくGBIFによる株買い支えが入っていたのですが）というアベノミクスの「神話」のひとつが、20日から26日にかけての1週間で、ついに崩れたのです。
※世界的に株価急落、新型コロナウイルス懸念で（BBC、2020年2月25日）
https://www.bbc.com/japanese/51624013
※円相場 円安進む ９か月ぶり１ドル111円台に（NHK NEWS、2020年2月20日）
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200220/k10012294181000.html
24日のニューヨーク株式市場は、ダウ工業株30種平均株価が急落し、終値で下げ幅は1000ドルを超えました。この下げ幅は2018年2月以来、約2年ぶりの大きさです。S&P総合500種指数は3.3％安、ナスダック総合は3.7％安で取引を終えました。
また、25日午後のニューヨーク債券市場では、長期金利の指標となる米10年物国債利回りが一時、前日比0.06%低い（価格は高い）1.31%と2016年7月6日に付けた過去最低水準を更新しました。新型コロナウイルスの感染が米国にも感染が広がるとの懸念が強まり、株式よりも安全な資産である米国債へ資金流入が続いたためです。通常であれば、安全資産として評価されるのは日本円なのですがコロナの感染ハブであり、また安倍政権の鈍い動きを見て、これでは日本政府は感染拡大を防げないと、見切りをつけたのでしょう。日本円は前記の通り、見向きもされず、遂に売られました。
※NYダウ1031ドル急落、世界株安連鎖 感染拡大に身構え（日経新聞、2020年2月24日）
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO56002760U0A220C2000000?n_cid=BMSR3P001_202002242335&s=4
※米長期金利が過去最低の1.31%に NYダウは800ドル下げ（日経新聞、2020年2月26日）
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56056700W0A220C2000000/
24日のロンドンではFTSE100種総合株価指数が、3.3％安で取引を終え、2016年1月以来の下げ幅を記録しました。欧州ではイタリアが25日までに感染者322人、死者11人と深刻な事態となっています。その中でイタリア証券取引所のFTSE MIB株価指数は24日、5.43％安と急落しました。
※世界的に株価急落、新型コロナウイルス懸念で（BBC、2020年2月25日）
https://www.bbc.com/japanese/51624013
現在の、世界同時株安と円安の進行によって、日本は恐慌一歩手前の事態にさしかかっているのではないかとの懸念が拭えません。反発材料が出てくれば、反騰することもありえますが、すでに国内産業は、インバウンド需要に大きく依存するに観光業、航空会社、百貨店などで、新型コロナウイルス禍により大きな経済損失が出ています。
IWJのインタビューでもおなじみのエコノミストの田代秀敏氏は、IWJの取材に対して現在の経済状況を深刻さを次のように述べています。
「東日本大震災・福島第一原発事故とリーマンブラザーズ破綻とがダブルで起きたような状態です。未知の病原体ウイルスの蔓延が中国で起きたからです。中国は世界経済の最大の成長エンジンです。購買力平価で換算した国内総生産(GDP)では中国は米国を既に追い越していますし、名目でも中国のGDPの成長幅は中国の方が大きいのです。中国が実質6％前後の経済成長を当分は続けることを前提にして、世界経済は成り立ってきました。
中国は、地球を覆うサプライチェーンの起点であり終点でもあります。中国企業がウイルスのために生産を停止すれば中国から部品が届かず、トヨタなどは自動車の組み立てができません。韓国では、中国から部品が届かないため、現代自動車の生産ラインが止まっています。さらに、中国は世界最大の原油輸入国です。国内の工場が止まっているので原油の輸入が大幅に落ち込み原油価格が下がっています。また、中国は半導体の世界最大の輸入国であり、その輸入額は原油の輸入額を上回ります。しかし、中国の工場が止まっているため、半導体の輸入が止まっています。工場が再開されても、交通網が遮断されているため、労働者が帰ってこれません。
米国は実体経済の指標が悪化していましたが、自社株買いによって吊り上げられた株高でこれまでごまかしてきました。新型コロナウイルス禍の影響で、株高が一気に崩れかかっています。新型コロナウイルス禍の影響は非常に深刻なのです。
日本の株式市場で売買の主力は外国の機関投資家です。彼等は米国株での損失を補填する為に日本株を売ります。そればかりか、日本政府の新型コロナウイルス禍対策の無能さを目のあたりにして「日本売り」に出て、日本株だけでなく円も売っています。3月8日に開催が予定されていた自由民主党の年次党大会が延期となり、開催予定は未定だとされているのは非常に深刻です。権力の座にある自民党でも新型コロナウイルス禍の対策を打ち出せず、その終息時期も見通せないことを意味するからです。
これまで大震災や金融危機の際には円高が起きてきました。ところが現在は円安傾向にあります。これは資金が日本から逃げていることを意味しています。為替市場は日本経済の将来に黄信号を出しています」。
田代氏の分析は、決して過剰に悲観的なものではありません。現実に円と日本株は同時に売られつつあります。過去、2008年のリーマンショックの時は、中国経済が健在で、隆々と成長しつつありました。中国は内需を思い切って拡大し、日本を含む世界は、中国へモノを売って、リーマンショックから持ち直すことができました。しかし、今度のショックにはその時の中国の役割を果たす牽引車がいません。
だからこそ、中国も米国も、そして日本も膨らませに膨らませたバブルを持っています。ここでバブルが破裂することがあれば、その痛手ははかりしれません。新型コロナウイルス禍の世界経済へのダメージは、世界経済の最大の成長エンジンである中国が震源地であるがゆえに、非常に深刻な事態だという田代氏の指摘は事実です。
今後も、新型コロナウイルス禍の日本経済および世界経済への影響から目が離せません。
■イランに新型コロナウィルスが蔓延！ 中国、サウジアラビアに次ぐ死者数！ 保健省のハリルチ次官も新型コロナウィルスに感染！ コナ州の中国人労働者が感染源!?
新型コロナウィルスの蔓延は、東アジアだけでなく、「シルクロード」の西方、西アジアにも及んでいます。
とりわけイランは、2月25日現在で、死者15名、感染者数95名（感染の疑い785名、2月24日現在、外務省発表）と数多く、イラク（感染者5、死者0）、クウェート（感染者11、死者0）、バーレーン（感染者23、死者0）、オマーン（感染者4、死者0）、エジプト（感染者1、死者0）、UAE（感染者13、重症2、恢復3、死者0）、レバノン（感染者1、死者0）、アフガニスタン（感染者1、死者0）など他の西アジアの諸国と比較すると、特出して感染者数、死者数ともに多くなっています。
ただし、サウジアラビアは、26日現在で、サウジアラビア保健省の発表によれば、感染者数244名、死者18名と西アジア最大の感染者数・死者数を記録しています。
※Tracking coronavirus: Map, data and timeline（2020年2月25日）
https://bnonews.com/index.php/2020/02/the-latest-coronavirus-cases/
※【注意喚起】新型コロナウイルスについて（その８：感染の拡大及びイラン政府対応）（外務省、2020年2月24日）
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=79156
※西アジア諸国で、新型コロナウイルスが蔓延（ParsToday、2020年2月26日）
https://parstoday.com/ja/news/middle_east-i59361
イラン保健省は22日声明を出し、「イランの全ての都市に感染が拡大している可能性がある」として、警戒を呼びかけました。テヘラン市内の薬局ではマスクや消毒液などが売り切れ、次の入荷予定も未定だということです。
※新型コロナ、イランも警戒「すべての都市に拡大の可能性」（TBS NEWS、2020年2月22日）
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3911781.htm
イランでは多くのスポーツイベントが中止されたほか、サッカーのプロリーグの試合も当面、観客なしで実施されることになっています。また首都テヘランをはじめ感染者が出ている地域では学校が休校になっているほか、イラン人にとって重要な娯楽施設である映画館が全土で閉鎖されました。
また、24日に国内外のメディアを前に記者会見を開いていた保健省のハリルチ次官が新型コロナウイルスに感染していたことが確認されました。この記者会見には、大統領府のラビー報道官が同席していたほか、国内外のメディアの記者やカメラマンなど40人がいたということです。
※イラン 新型ウイルス 死者15人に 記者会見の保健省次官も感染（NHKニュース、2020年2月26日）
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200225/k10012301131000.html
いずれイランも、中国のように無人の記者会見場をストリーミングで結ぶ改憲を実現せざるをえなくなるかもしれません。さらに、いずれそれを我が国も模倣しなければならなくなる日も遠くないのではないかと思います。
※中国政府会見に記者1人も出席せず 感染防止の措置（テレ朝ニュース、2020稔2月15日）
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000176373.html
なぜ、イランに感染者がこれほど増えているのでしょうか。NHKやTBSなど、複数のメディアは、テヘラン南部のコム州に感染者が多く、この州では、中国人労働者が多く働いていることを指摘しています。
イランのローハニ大統領は25日、テヘランの新型コロナウイルス予防対策管理本部の会議で、「国内のすべての組織が新型コロナウイルス対策にむけて相互に協力している」とし、「国内のすべての病院は装備が整っており、イランは消毒剤や漂白剤、マスクなどの確保に問題はない」と述べています。
※イラン大統領、「新型コロナウイルス対策に向けた完全な用意が整う」（ParsToday、2020年2月26日）
https://parstoday.com/ja/news/iran-i59363
■日本は、コロナの検査を韓国の実質40分の1しか実施せず!! 日本のコロナ対策予算は人口1人あたり香港の430分の1！ けた違いに小さな予備費のみで新年度の予算案の衆院通過を今週末に強行しようとしている安倍政権!!
26日に韓国での新型コロナ感染者数が1146人になったことが報じられました。日本の感染者数は25日段階で164名ですから、韓国は約7倍です。
※コロナウイルス 韓国で感染確認1146人に（NHK、2020年2月26日）
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200226/k10012301691000.html
※新型コロナウイルスに関連した患者の発生について(140～147例目)（厚生労働省ホームページ、2020年2月25日）
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09755.html
しかし、検査の実施数を比べると、日韓で大きな開きがあります。韓国は25日までに約4万件であると報じられているのに対して、日本は25日現在1846人ですから、韓国は日本の21～22倍です。韓国の人口は5200万人弱で、日本の1億2600万人の半分以下ですから、人口比で言えば40倍以上の検査数になります。40倍の検査を行って、感染者数は、日本の7倍どまり、ということは、韓国よりも実は日本の方が、潜在的には感染拡大がひそかに進んでいるのではないか、と思われます。
※韓国大統領、感染多発の大邱訪問 検査実施数は４万件、１１人死亡（東京新聞、2020年2月25日）
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020022501002629.html
※新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について（令和２年２月25日版）（厚生労働省ホームページ）
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09747.html
IWJでは、発熱などの症状があり、コロナの検査を受けようとしても受けさせてもらえない方の悲痛な声をお伝えしています。
岩上安身自身も、身近なところで、患者がコロナ検査を受けられないため、自主休業してしまった歯科医の方の話を、「ツイ録」としてあげています。
※【岩上安身のツイ録】岩上安身が予約していた歯科医で、通院していた患者が発症し、コロナ肺炎の感染の疑いが濃厚なるもPCR検査を受けられず！ 歯科医は判断がつかないまま、大事をとって自主休業！ 2020.2.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/468461
日本でコロナの検査が異常と思われるほど低い原因の一つを、岩上安身が緊急インタビューした上昌広医師は、「一斉に検査をやったら、感染者が大量に出る可能性がある。安倍政権の責任問題になることを、厚労省が忖度しているんだと思う」と語っています。この言葉は、日に日に単なる推測から、確信へと変わりつつあります。
※パンデミック前夜!? 日本人の間で感染爆発!? 2月13日からフェイズが変わった！「不要な」水際対策で「ダイヤモンド・プリンセス」が犠牲に！～岩上安身によるインタビュー 第983回 ゲスト 医療ガバナンス研究所理事長・上昌広氏 2020.2.16
https://iwj.co.jp/wj/member/archives/467819
また、日本と海外では、コロナ対策に投じる予算にも大きな違いがあります。2月14日に閣議決定された日本の新型コロナウイルスの緊急対策費は153億円。これに対して、香港はコロナ対策に280億香港ドル（約3900憶円）を供出すると報じられています。日本の25倍以上です。香港の人口は約752万人なので、1人当たりでは約5万2000円弱、日本は1人あたり121円で、なんと約430倍です。予算項目などの点から一概に比較はできないでしょうが、それにしても驚くべき違いです。戦後史上、こんなに国民を大事にしない政権が、かつてあったでしょうか!? 安倍政権の人権軽視ぶりは、「異常」「異質」と表現するほかありません。
※新型肺炎、政府が緊急対策に153億円 企業支援も拡充（朝日新聞、2020年2月13日）
https://digital.asahi.com/articles/ASN2F6JQRN2FULFA01Y.html
※香港政府、新型コロナウイルス対策に280億香港ドル拠出（日本貿易機構（ジェトロ）ホームページ、2020年02月18日）
https://www.jetro.go.jp/biznews/2020/02/70cf3176a3ddb239.html
さらに香港は26日、新型コロナや民主派デモの影響に対する景気対策費として１２００億香港ドル（１５０億米ドル）の予算を盛り込んだ２０２０／２１年度（２１年３月まで）予算案を発表したことが報じられました。
※香港、新型肺炎やデモ受け景気対策150億米ドル 財政赤字過去最大に（ニューズウイーク、2020年02月26日）
https://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2020/02/264500.php
台湾は25日、新型コロナの影響に対する景気対策費として６００億台湾ドル（約２２００億円）の特別予算を国会で可決しました。
※台湾、新型ウイルス対策で特別予算 ２２００億円、観光業など救済（時事、
2020年02月25日）
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020022501303&g=int
アメリカでも25日、トランプ大統領が、新型コロナウイルス対策として、25億ドル（約2800億円）規模の緊急予算措置を議会に要請することが報じられました。
※米、2800億円の緊急予算措置 新型コロナ対策で（日本経済新聞、2020年2月２６日）
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56054450V20C20A2FF8000/
25日の加藤厚生労働大臣の記者会見で、IWJの記者が「今週中に衆議院を通過させると、自民党の森山裕国対委員長が明言している予算案には、ほとんどコロナ対策費が盛られていない。予算案の組み換えが必要ではないか？」と質問したのに対して、加藤厚労相が「当面の措置については、先般、予備費でも手当をしていただいた。行政面の執行に加えて、同時に迅速に判断できる簡易キットの開発等に対する支援も盛り込んでいく。こうした予算をベースに対応していきたい」と回答しました。たのは、記憶に新しいところです。言葉数は多いが、要するに、先につけた予備費153億円のみで、追加予算はないという意味です。
※東京五輪は新型コロナウイルス対策基本方針と矛盾する!! 五輪開催は返上すべきではないか？加藤厚労大臣「私どもは現在の話をしている。五輪は7月。それを今とやかく言わない」!?～2.25 加藤勝信 厚労大臣記者会見 2020.2.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/468366
コロナ関係の予算を諸外国に比べてけた違いに小さな予備費に限定し、検査を韓国の実質４０分の１しか実施していない日本政府のコロナ対策は、国際的に見ても「異常」であり、本当にパンデミックを抑え込こむどころか、その事実を隠蔽しようともくろんでいるとしか思えず、国際的信用は低下する一方です。
それでは、本日も1日よろしくお願いします。
IWJ編集部（岩上安身、磯貝哲男、西谷 恵、永田由美、尾内達也、木原匡康、中村尚貴）
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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