┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■はじめに〜またしても安倍総理によるトンデモ発言!「総理なので森羅万象すべて担当している」と答弁!「#森羅万象担当大臣」というハッシュタグが急拡散!
┠■【中継番組表】
┠■<昨日のインタビュー報告>岩上安身によるインタビュー再開!「新刊『知ってはいけない2――日本の主権はこうして失われた』増補改訂『戦争をしない国 明仁天皇メッセージ』岩上安身による作家・編集者 矢部宏治氏インタビュー」をフルオープンで配信しました!
┠■国民民主党・玉木雄一郎代表と自由党・小沢一郎代表がAbemaTVの橋下徹氏冠番組『NewsBAR橋下』にゲスト出演! 玉木氏が橋下氏を「ポスト安倍に」といえば、小沢氏は「全野党をまとめるリーダー」と熱烈ラブコール!
┠■宮城で女川原発再稼働の是非問う住民投票求める署名が11万超え!必要署名数の3倍に迫る!防潮堤建設強行し水道法改悪の旗振り役も務めた村井嘉浩(よしひろ)知事の対応に注視を!
┠■<お知らせ>
┠■お待たせしました!昨日、岩上さんがついにインタビューの最前線にカムバックしました!矢部宏治氏に続いての第2弾は田代秀敏氏、第3弾は明石順平氏に決定しています!
┠■現在IWJではテキスト班スタッフを募集中です! ぜひご応募ください!
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■はじめに〜またしても安倍総理によるトンデモ発言!「総理なので森羅万象すべて担当している」と答弁!「#森羅万象担当大臣」というハッシュタグが急拡散!
おはようございます。IWJ編集部です。
アメリカのトランプ大統領は、現地時間5日夜(日本時間6日午前)に行われた一般教書演説のなかで、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長との2回目の米朝首脳会談を、今月27日、28日にベトナムで開くと宣言しました。この一般教書演説は、例の「国境の壁」の建設費をめぐって政府機関が閉鎖された影響で、予定された1月29日よりも一週間ほど遅れるという異例の日程で開催されたものです。
※米朝首脳会談、27日からベトナムで 一般教書で表明(朝日新聞、2019年2月6日)
https://digital.asahi.com/articles/ASM263DRXM26UHBI00G.html?iref=pc_ss_date
昨年6月に開かれたシンガポールでの会談では「朝鮮半島の非核化」が合意されましたが、その後は膠着状態が続いていました。また開催地として有力視されている「中部ダナン」は、ベトナム戦争の激戦地でしたが、後にリゾート地へと成長した都市です。一方で金委員長は、北朝鮮東部の元山(ウォンサン)で観光リゾート開発を進めています。このため中部ダナンで開催することは北朝鮮へのアピールになるという専門家の声を日本経済新聞が伝えています。
※米朝再会談、ベトナムで開催 識者の見方 (日本経済新聞、2019年2月6日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40995680W9A200C1FF2000/
国内に目を向けると、6日の参院予算委員会で安倍総理が「森羅万象を担当している」と発言したことが話題になっています。毎月勤労統計の不正調査についての特別監査委員の報告書を読んだのかという、国民民主党の足立信也議員による問いかけに、安倍総理は「読んでいない」と答えたうえに、言い訳として「総理なので森羅万象すべて担当している」から、「さまざまな報告書があり、すべて精読する時間はとてもない」と説明したと言うのです。
※首相「森羅万象すべて担当」でも統計不正報告書は未読(朝日新聞、2019年2月6日)
https://digital.asahi.com/articles/ASM2654KNM26UTFK00Z.html
※togetter 安倍総理、森羅万象を担当してしまう
https://togetter.com/li/1316543
安倍総理の発言にある「森羅万象」は、『デジタル大辞泉』の定義によると「宇宙に存在する一切のもの」とあります。つまり安倍総理は、宇宙にあるすべてを担当していると語っているのです。この総理のトンデモ発言に対して、ツイッターでは早くも「#森羅万象担当大臣」なるハッシュタグも登場しました。
※コトバンク「森羅万象」
https://kotobank.jp/word/%E6%A3%AE%E7%BE%85%E4%B8%87%E8%B1%A1-18412
また、同じく参院予算委員会で、国民民主党の大塚耕平代表代行は安倍総理に対し、日露間の北方領土返還交渉について、「『固有の領土』という言葉は使えなくなったのか。ロシアとの交渉姿勢が後退しているのではないか」と質問しました。安倍総理は「主権を有する島々だ。ロシアとの交渉姿勢は全く後退していない」とたどたどしく答弁するのが精一杯、という様子でした。
※6日の参院予算委の主なやりとり (日本経済新聞、2019年2月7日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO4099720007022019000000/
これを安倍総理の教養の問題、あるいは所謂「ネタ」で終わらせるのは考えものです。あえて軽蔑の対象となることで、正当な批判や議論から身をかわすという手法は、これまで多くの政治家が見せてきたものです。憲法改正における緊急事態条項の導入など、滑稽なやりとりの下で進行している現実の事態を考えると、笑うに笑えない話だと言えます。
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◆中継番組表◆
**2019.2.8 Fri.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ・Ch4】12:00~「勤労統計不正『賃金偽装』野党合同ヒアリング ―内容:2/8(金)の朝に発表される毎月勤労統計の速報値や、前回の宿題返しなどについて、厚生労働省、総務省、財務省、内閣府よりヒアリング」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch4
勤労統計不正「賃金偽装」野党合同ヒアリングを中継します。これまでIWJが報じてきた省庁ヒアリング関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E7%9C%81%E5%BA%81%E3%83%92%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0
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【録画配信・IWJ_Youtube Live】14:00~「『日本盲導犬協会』の盲導犬ユーザー職員が、差別的取扱いおよび合理的配慮義務違反について同協会に対して損害賠償請求訴訟を提訴したことに関する記者会見」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
日本盲導犬協会元女性職員が同協会を提訴した裁判に関して、2月6日に原告がおこなった記者会見を録画配信します。
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【録画配信・茨城 IWJ_Youtube Live】15:00〜「東海第二発電所の新規制基準適合性審査等の結果に係る住民説明会(茨城県・日立市)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
東海第二発電所の再稼働に向けた新規制基準適合性審査等の終了を受け、2月2日に日立シビックセンターで開催された住民説明会を録画配信します。説明会の主催は茨城県。審査の概要は原子力規制庁職員が説明し、住民との間で質疑応答もおこなわれました。
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【IWJ・エリアCh1・岡山】18:30〜「前川喜平さんと考える メディアのあり方」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_areach1
「新聞労連」、「山陽新聞労働組合」主催で開催される講演会・パネルディスカッションを中継します。ゲストは前川喜平氏(元文部科学事務次官)、三宅勝久氏(ジャーナリスト、元山陽新聞記者)。これまでIWJが報じてきた前川喜平氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%89%8D%E5%B7%9D%E5%96%9C%E5%B9%B3
▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲
【IWJ・エリアCh5・東京】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach5
「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee
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【IWJ・Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5
「首都圏反原発連合」の呼びかけで開催される首相官邸前抗議を中継します。これまでIWJが報じてきた首相官邸前抗議関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E9%A6%96%E7%9B%B8%E5%AE%98%E9%82%B8%E5%89%8D%E6%8A%97%E8%AD%B0
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◆中継番組表◆
**2019.2.9 Sat.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
調整中
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
原発事故は過去の事!? 福島第一原子力発電所廃炉推進カンパニートップは現場のモチベーション向上に「楽しさ、面白さ」を掲げる!! ~12.27中長期ロードマップの進捗状況」に関する記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/438334
ウランと思しき物質がネット上で取引されていたことを問われ「原子力規制法の定めるところ、資格を持った者の間でしか流通しないことを理解することが重要」~2.6原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/441398
沸騰水型原子炉(BWR)で初めて40年超の運転延長、地震で被災、東京から110キロの最も危険な原発!運転期間満了直前に駆け込み認可!! ~11.7第40回原子力規制委員会東海第二発電所の運転期間延長認可
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/435318
米国発の超高額な新薬は保険適用で、安い薬は適用外に!? ~12.18緊急集会 Tpp11発効,日欧epa批准にno! メガ自由貿易協定にどう立ち向かうか
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/437892
菅官房長官会見で「東京新聞の特定の記者」による質問を官邸が「制限」!? 官邸報道室長・上村秀紀氏は「特定の記者」が望月衣塑子記者であることを認め、「排除する意図はない」と口を濁す!IWJが上村氏に直撃取材!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/441476
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■<昨日のインタビュー報告>岩上安身によるインタビュー再開!「新刊『知ってはいけない2――日本の主権はこうして失われた』増補改訂『戦争をしない国 明仁天皇メッセージ』岩上安身による作家・編集者 矢部宏治氏インタビュー」をフルオープンで配信しました!
昨日、岩上さんの3か月ぶりのインタビューをフルオープンで配信しました!
復帰第1弾として編集者・作家である矢部宏治氏をお招きし、日米安保の構造を抉り出し、かつ明仁天皇メッセージを受けて平和とは何かを考えていく、という趣旨でインタビューを進めていきました!
3か月ぶりとなるインタビュー復帰に際して岩上さんは、昨今の政治情勢の話題に矢部氏とともにふれつつ、その根底にある問題の闇の深さをお伝えしていきました。
矢部氏からは、「意外に血色が良くて安心しました。ほぼ同い年だからわかりますが、自分が下降ぎみであることに気づかないんですよ。復活して良かったですね」とお声がけいただきました。
冒頭、矢部氏は明仁天皇のメッセージを写真とともに紹介した『天皇メッセージ』の増補改訂(小学館より刊行)(https://amzn.to/2GmIMdb)について「前回は安保法制問題のころで、『戦争をしない国』と政治的なタイトルで出したので、今回は純粋に天皇のメッセージとして作りたいという編集者の主導で実現しました」と語りました。加えて、小学館が本書の全編ダウンロード(https://bit.ly/2Ta5hFt)に踏み切ったことについて矢部氏は、「出版業界もインターネットを活用しないといけないことがわかっているから、そういう意味でうれしいことです」とも述べています。
また近著の『知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた』(講談社現代新書、2018年)(https://amzn.to/2QWtzBP)に関して、岩上さんは「これを熟読して鬱になりそうでした」と切り出しました。日本がいかに根本的なところでガッチリと米国に主権を握られてしまっているのか、その現実に嫌というほど向き合わされることになったから、というのです。
ところが「僕は意外に明るいんですよ」と応じた矢部氏は、朝鮮半島の緊張緩和を評価し、今日までの日米安保の構造は「日本人が嫌だと言えば絶対続けられないし、ミニマムでここを変えれば良いという部分がわかった」と、吹っ切れたようなご様子でした。
本インタビューは辺野古新基地建設、日露間の北方領土返還交渉、米国のINF全廃条約停止表明など、多岐にわたる問題を扱いつつも、そうした問題に通底する日米安保の知られざる真実に迫りました。
矢部氏の研究の到達点である「世界一簡単な日米安保条約の解説」はハイライト動画を作成します!このパートだけでもご覧になって、拡散してください!!
一方で、日米安保の問題は内政の行方とも密接に関係します。ポスト安倍に向けた驚愕の動きも出ています。国民民主・自由両党と自称「私人」橋下徹氏との関係についても論じました。そうした点もぜひ、お見逃しなく!
※【特別寄稿】スクープ!国民民主・自由両党は「ポスト安倍」にあの「橋下徹」氏を担ぐ!? 小沢氏が橋下氏に政界復帰を熱望!? 玉木雄一郎・国民民主党代表の「ぶっちゃけ」本音トーク全1時間を全部書く! 2019.2.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/441388
なおIWJ書店では、矢部宏治氏の直筆サイン入りのご著書2タイトルを取り扱っております。『知ってはいけない2』は昨日発行の日刊IWJガイドで告知後すでに注文が入りました!この機会にぜひ、お買い求めください!
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【矢部宏治さんサイン入り!!】残り9冊 知ってはいけない 2 日本の主権はこうして失われた
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=433
【矢部宏治さんサイン入り!!】残り15冊 天皇メッセージ
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=432
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そして、インタビュー本番中も告知しましたが『知ってはいけない2』はプレゼント応募企画も同時に進めております。ぜひ下記のURLよりご応募ください。
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『知ってはいけない2』(講談社現代新書)プレゼント企画のご応募はこちらまで!
https://goo.gl/forms/wlUUfpn48uchupFJ3
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最後になりますが、チャット欄でカンパの仕方をお伝えくださった視聴者の方のご厚意に感謝申し上げます。今後ともIWJをご支援くださるよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
■国民民主党・玉木雄一郎代表と自由党・小沢一郎代表がAbemaTVの橋下徹氏冠番組『NewsBAR橋下』にゲスト出演! 玉木氏が橋下氏を「ポスト安倍に」といえば、小沢氏は「全野党をまとめるリーダー」と熱烈ラブコール!
1月31日、橋下徹・前大阪市長がホスト役をつとめるAbemaTVの冠番組『NewsBAR橋下』に国民民主党の玉木雄一郎代表と自由党の小沢一郎代表がゲスト出演し鼎談の収録が行われ、昨日2月7日午後11時から配信されました。
昨日、2月7日に配信された番組では、45分あたりで司会の高橋茂雄(お笑いコンビ・サバンナ)氏から、橋下氏の政界復帰について話を振られた小沢代表は、「橋下さんはぜひ国政に出るべきだと、かなり前、何年も前に2〜3度言った」「今も決断してもらったらいいと思っている」と発言。玉木代表は「橋下さんは安倍総理をある程度評価しているが、ポスト安倍になってくる」とまで、語っていました。
さらに、小沢氏は「橋下さんは二大政党制の考えを持っている。ぜひ、その中心となってほしい」と述べた上で「全野党をまとめるリーダーと、やるならそうしなきゃ。実務は我々がやるから、国民に対するアピールの面で役割を果たしてほしい」と、熱烈なラブコールを送りました。
番組収録が終了直後、気になる鼎談内容について、取材したフリージャーナリストの横田一氏の「橋下さんは政界復帰に前向きなのですか?」との問いかけに玉木代表の秘書は、「小沢さんが橋下さんに秋波以上に、(政界復帰のラブコールを)明確に送っていました」と証言し、さらに玉木代表が「かめはめ波を送っていました」と明かしました。横田氏が「『野党のアタマになってもらいたい』とか、そんな感じですか?」と重ねて聞くと、玉木氏は「まあ、いろいろな話をしましたね」とぼかしていましたが、実際にオンエアされると、「全野党をまとめるリーダー」になってもらいたいと言葉にしているのですから、それ以上です。
※【特別寄稿】スクープ!国民民主・自由両党は「ポスト安倍」にあの「橋下徹」氏を担ぐ!? 小沢氏が橋下氏に政界復帰を熱望!? 玉木雄一郎・国民民主党代表の「ぶっちゃけ」本音トーク全1時間を全部書く! 2019.2.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/441388
一方、自由党の小沢代表は、2月5日の定例記者会見で、「具体的な話に及んだわけではありません。『野党がしっかりせい』という結論になったかな」と述べた上で、「諸君がニュースにするほどの話ではありません」と、会見に臨んだ記者たちを牽制するかのように答えていました。実際には、フタを開けたらご覧のとおり、あの「橋下徹」氏に「全野党をまとめるリーダーに」などとおだて上げていたのです。オトボケが過ぎるというもので、小沢氏や自由党の支持者の間でも、動揺は避けられないでしょう。
※2.5共同記者会見で自由党・小沢一郎代表が政権奪取へ明確な意思表明!「政権を取ることが最優先」と橋下徹氏に共感示しながら「ニュースにするほどの話ではありません」!? 2019.2.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/441539
■宮城で女川原発再稼働の是非問う住民投票求める署名が11万超え!必要署名数の3倍に迫る!防潮堤建設強行し水道法改悪の旗振り役も務めた村井嘉浩(よしひろ)知事の対応に注視を!
宮城県の女川(おながわ)町と石巻市にまたがる東北電力女川原発2号機の、再稼働の是非を問う住民投票条例制定を目指して、市民団体「女川原発再稼働の是非をみんなで決める県民投票を実現する会」が昨年の10月から集め始めた署名が、先月1月には11万4303人に達しました。1月10日に署名簿を県内各市区町村選管に本提出した「実現する会」は、本日2月8日、村井嘉浩(よしひろ)知事に県条例制定を直接請求します。
宮城県では条例制定の請求には、有権者数の50分の1である4万人の署名が必要ですが、昨年12月3日の時点で、署名数は8万人を突破していました。最終的には3ヶ月の間に、必要署名数の3倍に迫る署名が集まったことになります。
※<女川原発>再稼働問う住民投票請求 11.4万人分の署名を本提出(河北新報、2019年01月11日)
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190111_13007.html
IWJは、核と原発の問題に取り組み続けてきた仙台市民の降旗(ふりはた)竜児氏に取材しました。降旗氏によると、名前と住所に加え印鑑押印も必要な「法定署名」であるため、まずは署名を集約する受任者を募り、その受任者が家族から確実に署名を集めるという、地道な活動に主眼を置いたそうです。
「東北電力の仕事で飯を食っている人が多いのは事実。でも、女川原発再稼働には70%の県民が反対しているというアンケート結果もあり、署名が法定必要数に達するという自信はあった」と降旗氏は語ります。
311以降、原発問題について発言し続けてきた多くのグループ、なかでも女性を中心としたグループの粘り強い活動が、11万筆突破の大快挙につながったのだろうとのことです。
なお、宮城県の村井知事について降旗氏は、「知事自身は再稼働についての意思表示をせず、『地元住民が決めること』と言って、女川という小さなコミュニティーに判断を押しつけてきた。その卑怯な態度に、多くの県民は納得していない」と言います。
一切の対話を拒絶して日本政府が辺野古新基地建設を強行している沖縄では、埋め立ての是非を問う県民投票(24日投開票)が、今月14日に告示されます。そして宮城県では、「再稼働については自分たちで決める」という明確な民意が示されました。宮城県議会が、そして村井知事がどのような対応をとるのか、全国から注視する必要があります。
■<お知らせ>
■お待たせしました!昨日、岩上さんがついにインタビューの最前線にカムバックしました!矢部宏治氏に続いての第2弾は田代秀敏氏、第3弾は明石順平氏に決定しています!
いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。
岩上さんのインタビュー復帰については、連日この日刊ガイドでお知らせしていますが、昨日7日に矢部宏治氏へのインタビューを実施しました!今月はさらに2名のゲストの方ヘのインタビューが決定しています。
インタビュー第2弾は、来週13日(水)に、中国通でもあるエコノミストの田代秀敏氏へのインタビューを行います。中国通信大手ファーウェイ幹部のカナダでの逮捕、米国による起訴、そして加熱する米中貿易戦争はどこへ向かうのかなど、台頭著しい中国経済の新局面をお伝えしていく予定です。さらに、2月末に米中首脳会談が行われる可能性も一部メディアで報じられています。この件についても田代氏の見解をお聞きしてゆく予定です。
※米中首脳会談か 27~28日にベトナムで=中国紙(スプートニク日本、2019年2月3日)
https://jp.sputniknews.com/politics/201902035880965/
国内では厚労省による統計偽装が、今国会での最も大きな争点となっています。賃金伸び率がマイナスだったとなると、安倍総理ご自慢のアベノミクスの成果が偽装だったことになります。また、国の政策の指標となるべき統計が官僚の手によって偽装されていたとなると、旧共産圏や第三世界の独裁国家と大差ありません。日本の国際的信用の失墜は免れず国の信用の毀損はかねてより田代さんが警鐘を鳴らしてきた国債の暴落に直結しかねません。
田代氏によれば、厚労省による統計偽装に関連して、「ヘッジファンドのレポートでは、すでに『日本政府の統計は40%フェイクだ』との情報も出ている」とのこと。これは非常に危険な兆候です。世界の投資家は、東京が公表するほとんどすべての情報を疑い始めています。
第3弾となる19日(火)のゲストは、2月7日発売予定の『データが語る日本財政の未来』(集英社インターナショナル、2019年)(https://amzn.to/2SpMLvG)の著者で弁護士の明石順平氏です。岩上さんが「アベノミクス偽装」と日本財政の将来についておうかがいします。
連日の賃金統計の不適切な処理をめぐる野党合同ヒアリングや院内集会でも、明石氏は鋭い追及を続け、IWJはそのライブ中継・取材を行っています。どうぞご注目ください。
※『アベノミクスによろしく』明石順平氏「別人の身長を比較して、身長が伸びたと言っているようなもの」~1.22賃金偽装問題・野党合同ヒアリング「毎月勤労統計」の調査が不適切だった問題ついて 2019.1.22
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/440232
※勤労統計問題追及で明石順平弁護士が訴える!「昨年の夏、『賃金は21年5ヵ月ぶりの大きな伸び率に』と報道されたが、あれは確信犯的な嘘だった!」国家による統計の偽装は戦争の始まり!! 統計不正・賃金偽装 真相究明 院内集会 2019.1.29 /2月19日に、勤労統計不正調査問題について岩上安身が明石弁護士にインタビュー!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/440818
2月1日から7日までにいただきましたご寄付・カンパは45万5568円です。2月の4分の1が過ぎましたが、現在月刊目標額の10%の達成率となっております。
ご寄付・カンパによるご支援をしていただいた皆様に、心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございます!ですが、ご寄付・カンパが現在のように目標額に到達しない状況が毎月続きますと、IWJの活動を維持していくことが困難となります。実際、IWJは昨年8月に第9期を迎えてから、8、9、10月と3ヶ月連続で月間目標額を達成することができませんでした。
11月は皆様のご厚意のおかげで目標額を達成することができましたが、12月は94%とあと少しの所で目標額に達することができず、1月は目標額の71%と、やはり未達です。
振り返ってみれば第9期も1月末で6ヵ月と半期を過ぎ、その間で寄付、カンパの目標達成ができた月はわずか1ヵ月のみと、非常に厳しい経営を迫られています。
毎月のご寄付・カンパの目標額は、前期までは500万円に設定していましたが、岩上さんは自らの役員報酬を50%カットしたうえで、今期は目標額を450万円に下げ、緊縮予算に改めました。岩上さんは、文字どおり身銭を切ってIWJを支えています。
復帰第1弾となる昨日の矢部氏へのインタビューは、岩上さんによる通算953回目のインタビューとなりました。岩上さんは今年のうちにインタビュー通算1000回を目指す意気込みです! IWJが、今後とも独立メディアとして精力的な活動を続けていくには、皆様からのご支援がどうしても必要です! ぜひみなさまのお力で支えてください。よろしく願い申し上げます。
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テキスト班は、毎日発行している現在お読みの日刊IWJガイドの執筆や編集、 IWJのサイトの記事の取材や執筆・編集、岩上さんによるインタビューのためのリサーチとパワーポイント作成が主な仕事になります。その他にも、記者会見での現場記者や、時にはインタビューアーも務めます。
これらの仕事がすべてできる必要はありません。現在のスタッフにもそれぞれ得意・不得意があり、他班のスタッフとも助け合いながら仕事を行っています。
メディアでの仕事の経験は問いません。経験のない方には、丁寧にご指導いたします。必要な条件は、旺盛な知的好奇心と、当方の指示・当社のルールを守れるチームワークです。
現在の政治に危機感をお持ちの方、ぜひ、IWJで一緒に働いて、力を貸してください!
現在、IWJでは、退職金を会社が積み立てている無期雇用の正社員、退職金はない有期雇用の契約社員、アルバイトの3種類の雇用形態があります。いずれも健康保険、厚生年金、雇用保険など、社会保険が完備されています。そのほかに、他の仕事と兼業するための業務委託、外注、などの働き方もあります。
また、IWJでは、社会保険労務士と顧問契約を結んでおり、労働法規を過失であっても違反しないように気をつけています。残業には、すべて規定どおり割増賃金が付きます。深夜残業により終電を逃した場合は、車を運転できる人には社用車を貸し出し、運転できない人は運転できる人が自宅まで送ります。また、仮眠室も用意しています。週2日の休みは必ず取れるようにし、どうしても休日出勤せざるをえなかった場合には、必ず代休をとれるようにしています。
IWJは、決してブラック企業ではありません。小さな会社ですが、税理士、社労士、産業医に報酬を払って顧問としてお願いしているのは、珍しいと自負しています。正社員に限らず、スタッフには健康診断を受診できるようにしています。慢性的な体調不良や病気がある場合には、産業医と面談し、適切な病院を紹介してもらうなど、スタッフの健康管理にも、細心の注意を払っています。
労基法に拘束されない経営者で、IWJのオーナーである岩上さんは、休みなしで働くことで知られ、それが故に無理をしすぎていて、体を壊したりもしますが、スタッフに対しては労基法を遵守し、健康配慮も怠っていません。
世間では、熱があるのに会社へ出てこい、などという経営者が少なくないようですが、岩上さんは決してそんな無茶は言いません。口を酸っぱくして、病院嫌いのスタッフに、体調不良ならばすぐ病院へ行くようにと指示。インフルエンザを社内に蔓延させてしまうようなことがないよう、罹患した人には熱が下がっても、ウイルスが抜けるまで在宅を指示するなど、スタッフの健康管理のため、できることは徹底しています。
一部の大企業の正社員並の高給が支払えるわけではありませんが、法規やルールはきちんと守り、約束した賃金は滞りなくお支払いしています。企業でも人間でも、一番大切なものは信用です。その信用は大切に守り通しています。
また、同時にプロの外注ライターの方、地方を含む在宅ライターの方も募集しています。サマリーライターは、難解な文章を書く必要はありません。新聞・雑誌の一般的な記事程度の文章を書ければ大丈夫です。
外部ライターの方は通年で募集しています。どんな分野でも書ける方であればとても助かりますが、自分は、原発だけ、貧困・格差問題だけ、といったワンテーマライターの方も歓迎です。他の仕事(メディア以外の仕事、メディアの仕事)との兼業も、話し合って調整できれば、可能です!
また、全国各地で、ライブストリーミングをやってくださる中継市民の方々も募集しています。ボランティアでも、ペイワークでも、ご相談に乗ります。機材の貸し出しもします。現場への交通費などの経費は全額IWJが持ちます。もちろん、ボランティアとして、中継を中心にお手伝い下さる方は、週に一度であろうと、月に一度であろうと歓迎です。その方のペースで、ご助力いただければと思います。
ぜひ、ご応募ください!お待ちしております。
※スタッフ応募フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdbeeE8cGfuFucSge58KaR0vRQF5-uYoc52DeRCENG4u3_1mg/viewform
それでは、本日も1日よろしくお願いします。
IWJ編集部(岩上安身、池田雄一、小野坂元、上杉英世、城石裕幸、中村尚貴)
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/ 】