┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■はじめに~統計不正問題の本質に立憲民主党・無所属フォーラムの小川淳也議員が切り込む!「GDP600兆円という大本営発表に辻褄を合わせようと、霞が関を上げて官僚が付いてきたんじゃないんですか!?」
┠■【中継番組表】
┠■<新記事アップ>【特別寄稿】スクープ!国民民主・自由両党は「ポスト安倍」にあの「橋下徹」氏を担ぐ!? 小沢氏が橋下氏に政界復帰を熱望!? 玉木雄一郎・国民民主党代表の「ぶっちゃけ」本音トーク全1時間を全部書く!
┠■<新記事アップ>『アベノミクスによろしく』明石順平氏「別人の身長を比較して、身長が伸びたと言っているようなもの」~1.22賃金偽装問題・野党合同ヒアリング「毎月勤労統計」の調査が不適切だった問題ついて
┠■<お知らせ>
┠■日本を取り巻く安全保障問題、米中貿易摩擦、統計偽装!日本が国際社会の孤児になる可能性が高まる今、岩上さんが2月からインタビュー最前線にカムバック! まずは今週7日(木)の矢部宏治氏からスタートです!
┠■現在IWJではテキスト班スタッフを募集中です! ぜひご応募ください!
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■はじめに~統計不正問題の本質に立憲民主党・無所属フォーラムの小川淳也議員が切り込む!「GDP600兆円という大本営発表に辻褄を合わせようと、霞が関を上げて官僚が付いてきたんじゃないんですか!?」
おはようございます。IWJ編集部です。
政府の勤労統計不正問題をめぐり、2月4日の衆院予算委員会で、立憲民主党・無所属フォーラムの小川淳也衆議院議員が質疑を行い、この問題の核心部分に切り込みました。
2015年10月16日の経済財政諮問会議で麻生太郎財務大臣は、「毎月勤労統計」の調査手法について次のように発言しています。
「(調査対象の)サンプル(事業所)の入れ替え時には変動があるということも、よく指摘されている」「具体的な改善方策を早急に検討していただきたい」
※毎勤不正で新疑惑「数値上昇」の発端は麻生大臣の“大号令”(日刊ゲンダイ、2019年1月23日)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/245950
この発言は、「(統計の)精度向上への取り組みを求めた」だけだと釈明する麻生大臣。これに対し、小川議員は「精度を高めろ、正しい統計を出せと表では言いながら、裏では数字を上げろと、いい数字を出せと、暗に政治的圧力をかけているのではないか」と追及しました。
不機嫌な表情を浮かべた麻生大臣は、「役所に圧力かけたら数字が上がるもんなんですか?」と答弁。与党側から嘲笑が起こりました。
これに対して小川議員は、「この政権は公文書を書き換えさせてますからね。指示してないのに官僚は追い詰められてそれをやる。そういう政権なんですよ」と、はっきりと述べました。
注目すべき点は、大号令とも揶揄されている「麻生発言」のタイミングです。この麻生大臣の発言の1か月前である2015年9月20日に、安倍総裁が自民党総裁選挙において無投票で再選。9月24日には「アベノミクス新三本の矢」が大々的に発表されました。その一本目が「GDP600兆円」だったことを、小川議員は指摘しました。
「このGDP600兆円という『大本営発表』に一生懸命、霞が関を上げて官僚が付いてきたんじゃないんですか? なんとか辻褄を合わそうと!?」と、追及しました。
続けて小川議員は、2016年6月2日に閣議決定された、「経済財政運営と改革の基本方針2016 ~600兆円経済への道筋~」に触れました。
「第2章のその2は『成長戦略の加速』。その中に、東京オリンピック、PFI、TPP、国土強靭化があるのはわかる。しかし、最後にこれらに並んで『統計改革』『統計改善』(実際は『経済統計の改善』)と書いてある。なぜ『統計改革』が成長戦略なのか?」
※経済財政運営と改革の基本方針2016~600 兆円経済への道筋~ 平成 28 年6月2日(内閣府 (pdf))
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/2016/2016_basicpolicies_ja.pdf
さらに小川議員は、「16年の12月には山本幸三氏(自民党衆議院議員)が経済財政諮問会議にて『政治主導の統計改革を実現しよう』と発言をしている。なぜ統計改革を政治主導でやらなきゃいけないんだ。一党一派に偏った政治家が、やれ統計改革だなどと旗を振ること自体が不謹慎だ」などと言及。さらに、「17年の2月には、今度は、菅官房長官を議長として、『統計改革推進会議』なるものができている」ことも指摘しました。
客観性のある統計を「国際基準に合わせる」というのであれば、その趣旨は理解できます。
しかし、成長戦略の具体的な内容として、統計を不正に改変することがすでに織り込まれていたのではないか、との疑念も生じます。そもそも「統計改革」を成長戦略に位置づけることに、はたしてどのような意味があるのでしょうか? 小川議員の指摘に対し、与党側から明確な答弁を聞くことはできませんでした。
この小川議員の質疑の動画は下記で視聴することが可能です。
※小川淳也(立憲民主党・無所属フォーラム)
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&media_type=fp&deli_id=48621&time=26443.5
また、本日18:30から新宿駅西口地下で国会パブリックビューイングでも、この小川議員の質疑を上映するとのこと。解説は、IWJでもおなじみ上西充子・法政大学教授氏と、全労連・雇用労働法制局長である伊藤圭一氏。詳細は下記よりご確認ください。
※国会パブリックビューイングのツイート(2019年2月4日)
https://twitter.com/kokkaiPV/status/1092433090738188288
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◆中継番組表◆
**2019.2.6 Wed.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ・Ch3】14:30~「原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch3
原子力規制委員会 更田豊志委員長による記者会見を中継します。IWJは今まで、原子力規制委員会の委員長定例会見を毎週中継してきました。以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E8%A6%8F%E5%88%B6%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A
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【録画配信・三重 IWJ_Youtube Live】15:00〜「『沖縄の米軍基地負担を考える三重県民会議』による『日米実動訓練の際の陸上自衛隊明野駐屯地へのMV22オスプレイの 飛来の中止を求める要望』申し入れ後の記者会見」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
2月5日に収録した、「沖縄の米軍基地負担を考える三重県民会議」による記者会見を録画配信します。
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【タイムリー再配信 314・IWJ_Youtube Live】19:00~「孫崎享×岩上安身 Deep Night 第2夜 自主防衛と核戦略 ~米中の覇権ゲームの狭間で」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
2010年7月に収録した、岩上安身と元外務省元国際情報局長・孫崎享氏による対談イベントを再配信します。これまでIWJが報じてきた孫崎享氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/magosakiukeru
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◆中継番組表◆
**2019.2.7 Thu.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ・Ch2】17:00~「東京電力 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch2
東京電力による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた東京電力関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9B%BB%E5%8A%9B
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【IWJ_YouTube Live】20:00~「新刊『知ってはいけない2――日本の主権はこうして失われた』増補改訂『戦争をしない国 明仁天皇メッセージ』岩上安身による作家・編集者 矢部宏治氏インタビュー」
YouTube視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
岩上安身による『天皇メッセージ』『知ってはいけない2 ―日本の主権はこうして失われた』著者・矢部宏治氏インタビューを中継します。これまでIWJが報じてきた矢部宏治氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E7%9F%A2%E9%83%A8%E5%AE%8F%E6%B2%BB
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
【特別寄稿】「強い野党」結集の「第1章」!? 統一会派を組んだ自由党・小沢一郎代表と国民民主党・玉木雄一郎代表の1.28有楽町街宣演説と玉木氏囲み取材を全文掲載!しかし続く「第2章」には橋下徹氏の姿が!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/441289
東京電力は「特定核燃料物質の防護に係る変更」を申請、記者の質問に対して「何らかの申請があったと言うことだけでご勘弁いただきたい」として何も答えず!~2.4東京電力 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/441243
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■<新記事アップ>【特別寄稿】スクープ!国民民主・自由両党は「ポスト安倍」にあの「橋下徹」氏を担ぐ!? 小沢氏が橋下氏に政界復帰を熱望!? 玉木雄一郎・国民民主党代表の「ぶっちゃけ」本音トーク全1時間を全部書く!
衆参両院での統一会派結成に踏み切った国民民主党の玉木雄一郎代表と自由党の小沢一郎代表が、通常国会初日に有楽町街宣演説をしたのが1月28日。両党代表のそろっての街頭演説は初めてのことです。
※【特別寄稿】「強い野党」結集の「第1章」!? 統一会派を組んだ自由党・小沢一郎代表と国民民主党・玉木雄一郎代表の1.28有楽町街宣演説と玉木氏囲み取材を全文掲載!しかし続く「第2章」には橋下徹氏の姿が!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/441289
その3日後の1月31日、橋下徹・前大阪市長がホスト役をつとめるAbemaTVの冠番組『NewsBAR橋下』に両代表がゲスト出演、対談をしました。収録場所は、テレビ朝日本社に近い六本木三丁目のBARスタイルのスタジオ。
収録スタッフが事前に「私人ですから」と、橋下氏の写真撮影と声掛け禁止を要請しました。別の場所でメイクと着替えを済ませた橋下氏が乗ったワゴン車が入口前で止まると、車中の同乗者が人垣を作ったところで、最後尾に座っていた橋下氏がスタジオ入りをしました。有名芸能人や大物政治家と同等以上の自称「私人」です。
収録後、「どんな話をしたのですか」との質問に無回答のまま車に乗り込んだ小沢代表とは対照的に、玉木代表に同じ質問をすると、「いやあ、面白かったよ。小沢さんが(橋下徹さんに)しきりに働きかけていたよ」と答え、スタジオ近くの飲食店を借り切っての囲み取材に応じました。
狭い店内のカウンター席とボックス席は約10名の記者たちでほぼ満席状態。ボックス席奥に座った玉木代表が収録内容を約40分にわたり、熱っぽく語りました。若干、アルコールが入ったこともあってか、高揚感あふれる口調で「今日は三人で会ったことがニュースだ!」「まあ、時代を動かして行こう!」と語り、囲み取材が終わった後もカラオケで、去年テレビドラマの主題歌や挿入歌でブレイクした、シンガーソングライターの米津玄師やあいみょんの歌を何曲も披露するなど、合計60分間、終始上機嫌な様子でした。
昨年11月24日号の『週刊現代』は、国民民主党の議員や幹部たちが橋下徹氏の著書『政権奪取論』をバイブルのように崇め、立憲民主と共産党を除く野党と無所属で事実上の新党として統一会派をつくり、橋下氏をトップに据える構想を語る様子を記事にしています。国民民主党のある幹部は、「橋下さんに(党を)居抜きで渡して新党を作ってもらってもいい」とまで語ったとされています。
※週刊現代2018年11月24日号「安倍首相・衆参ダブル選の可能性と、気になる『橋下徹氏の動向』」(現代ビジネス、2018年12月12日)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58786
『週刊現代』誌上での、国民民主党幹部のこうした発言は、匿名だったため、記事発表当時は大きな注目を集めたとは、正直、言いがたかったと思います。しかし、ふり返ってみれば、かなり的確な内容の記事だったといえるでしょう。
どうやら国民民主・自由両党のトップは、「ポスト安倍」の旗頭として、よりによってあの「橋下徹」氏を据えることを本気で考えているようです。フリージャーナリストの横田一氏が玉木代表に鋭く迫りました!この玉木代表のほろ酔い「ぶっちゃけ」本音トークの全文を、会員限定で記事化しましたので、ぜひ会員にご登録の上でご一読ください!
※【特別寄稿】スクープ!国民民主・自由両党は「ポスト安倍」にあの「橋下徹」氏を担ぐ!? 小沢氏が橋下氏に政界復帰を熱望!? 玉木雄一郎・国民民主党代表の「ぶっちゃけ」本音トーク全1時間を全部書く! 2019.2.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/441388
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https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
■<新記事アップ>『アベノミクスによろしく』明石順平氏「別人の身長を比較して、身長が伸びたと言っているようなもの」~1.22賃金偽装問題・野党合同ヒアリング「毎月勤労統計」の調査が不適切だった問題ついて
厚生労働省が毎月勤労統計調査の算出方法を変更したことにより、賃金の伸び率が急速に上がった件について、いち早く疑問を呈し、問題提起をしてきたのが弁護士の明石順平氏です。
明石氏は、2019年1月22日、東京都千代田区の衆議院本館で行われた、賃金偽装問題 野党合同ヒアリングに出席し、厚労省、総務省、財務省、内閣府の担当者らを前に、「今まで、賃金算出方法の改定時にはデータに段差ができるので、遡って改定していたのに、それをやめている。従前の低く出る値と、更新後の高く出る値をそのまま比較したので、伸び率が大きくなった。別人の身長を比較して、身長が伸びたと言っているようなもの」と喝破しました。
立憲民主党・無所属フォーラムの小川淳也衆議院議員は、「遡及改訂をしなかったのは、今回が初めてか」と厚労省に尋ね、「初めてならば、その理由を聞かせてほしい」と迫りました。厚労省の担当者は、今回が初めて遡及改訂をしない形での抽出および集計だと認めた上で、「経済財政諮問会議や統計委員会での議論を経て、遡及改訂しないという結論に至った」と回答しました。
国民民主党の山井和則衆議院議員は、「2015年10月18日、麻生財務大臣が配布した資料に『遡及改定により、すでに発表された数値から下方修正されている』とある。つまり、遡及改訂で賃金が下がるのはよくないね、と。今回の件は、この麻生大臣の発言から始まっている。それを受けた検討会の結果、遡及改定しないとなり、実行されたのが2018年の1月という事実関係だ」と指摘し、このように続けました。
「明石先生は『この伸び率3.3%は、違う人間の身長を較べているから嘘で、本当は1.3%ではないか』と本質的なことを言っている。そうであれば、賃金偽装のみならず、アベノミクス偽装になる。問題が発覚した現時点でも、政府発表の去年6月の前年比伸び率は3.3%のままで変わっていない。1.3%に書き換えないとダメではないか」
これに対して厚労省側は、「今は再集計値の公表に向けて準備をしている。再集計値の結果次第だ」と述べるにとどまりました。
山井議員は、「賃金は21年ぶりの伸び率だというが、実は調査方法を変え、去年とは比較している事業所が違い、かつ、遡及改定をしなかったことが原因だ。これを麻生財務大臣や安倍総理が知らずに喜んでいたのなら、そんな話はありえない。閉会中審査での根本厚労大臣の『伸び率がプラスかマイナスか、わかりません』という答弁は許されない」と批判しました。
昨日、この野党合同ヒアリングに全文文字起こしをつけました。ぜひご覧ください。
※『アベノミクスによろしく』明石順平氏「別人の身長を比較して、身長が伸びたと言っているようなもの」~1.22賃金偽装問題・野党合同ヒアリング「毎月勤労統計」の調査が不適切だった問題ついて 2019.1.22
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/440232
■日本を取り巻く安全保障問題、米中貿易摩擦、統計偽装!日本が国際社会の孤児になる可能性が高まる今、岩上さんが2月からインタビュー最前線にカムバック! まずは今週7日(木)の矢部宏治氏からスタートです!
いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。
連日この日刊ガイドでお知らせしていますとおり、岩上さんは2月からIWJの看板番組であるインタビューに復帰します! 今月はすでに3名のゲストの方ヘのインタビューが決定しています。
記念すべき復帰第1弾は、明日2月7日(木)。編集者・作家である矢部宏治氏にインタビューを行います! 矢部氏は『知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた』(講談社現代新書、2018年)( https://amzn.to/2QWtzBP)などの著作があり、またインタビュー当日の7日には『天皇メッセージ(『戦争をしない国 明仁天皇メッセージ』増補改訂版)』(小学館、2019年)(https://amzn.to/2GmIMdb)も発刊される予定です。
このインタビューでは、辺野古新吉建設、北方領土、米国のINF条約破棄など、論じるべきニュースがたくさんありますが、限られた時間の中で、テンポよく進めて行きます。
そして第2弾は、翌週13日(水)。中国通でもあるエコノミストの田代秀敏氏へのインタビューを行います。中国通信大手ファーウェイ幹部のカナダでの逮捕、米国による起訴、そして加熱する米中貿易戦争はどこへ向かうのかなど、台頭著しい中国経済の新局面をお伝えしていく予定です。さらに、2月末に米中首脳会談が行われる可能性も一部メディアで報じられています。この件についても田代氏の見解をお聞きしてゆく予定です。
※米中首脳会談か 27~28日にベトナムで=中国紙
https://jp.sputniknews.com/politics/201902035880965/
冒頭でも触れましたが、国内では厚労省による統計偽装が、今国会での最も大きな争点となっています。賃金伸び率がマイナスだったとなると、安倍総理ご自慢のアベノミクスの成果が偽装だったことになります。また、国の政策の指標となるべき統計が官僚の手によって偽装されていたとなると、旧共産圏や第三世界の独裁国家と大差ありません。日本の国際的信用の失墜は免れないでしょう。
田代氏によれば、厚労省による統計偽装に関連して、「ヘッジファンドのレポートでは、『日本政府の統計は40%フェイクだ』」との情報も出ているとのこと。これは非常に危険な兆候です。世界の投資家は、東京が公表するほとんどすべての情報を疑い始めています。
そして第3弾となる19日(火)のゲストは、2月7日発売予定の『データが語る日本財政の未来』(集英社インターナショナル、2019年)(https://amzn.to/2SpMLvG)の著者で弁護士の明石順平氏です。岩上さんが「アベノミクス偽装」と日本財政の将来についておうかがいします。
連日の賃金統計の不適切な処理をめぐる野党合同ヒアリングや院内集会でも、明石氏は鋭い追及を続け、IWJはそのライブ中継・取材を行っています。どうぞご注目ください。
※勤労統計問題追及で明石順平弁護士が訴える!「昨年の夏、『賃金は21年5ヵ月ぶりの大きな伸び率に』と報道されたが、あれは確信犯的な嘘だった!」国家による統計の偽装は戦争の始まり!! 統計不正・賃金偽装 真相究明 院内集会 2019.1.29 /2月19日に、勤労統計不正調査問題について岩上安身が明石弁護士にインタビュー!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/440818
さて、1月1日から31日までにいただきましたご寄付・カンパは320万9933円で、月間目標額の71%となりました。ご寄付・カンパによるご支援をしていただいた皆様には、心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございます!
しかし、ご寄付・カンパが現在のように目標額に到達しない状況が毎月続きますと、IWJの活動を維持していくことが困難となります。実際、IWJは昨年8月に第9期を迎えてから、8、9、10月と3ヶ月連続で月間目標額を達成することができませんでした。11月は皆様のご厚意のおかげで目標額を達成することができましたが、12月は94%とあと少しの所で目標額に達することができず、1月は前述のとおりで、厳しい経営を迫られています。
毎月のご寄付・カンパの目標額は、前期までは500万円に設定していました。しかし、前期は最終的な決算処理を終えた時点で、逆転赤字となってしまいました。このため、スタッフの給与となる人件費を削減することがないように、岩上さんは自らの役員報酬を50%カットしたうえで、今期は目標額を450万円に下げ、緊縮予算に改めました。岩上さんは、文字どおり身銭を切ってIWJを支えています。
復帰第1弾となる矢部氏へのインタビューは、岩上さんによる通算953回目のインタビューとなります。岩上さんは今年のうちにインタビュー通算1000回を目指す意気込みです! IWJが、今後とも独立メディアとして精力的な活動を続けていくには、皆様からのご支援がどうしても必要です! ぜひみなさまのお力で支えてください。よろしく願い申し上げます。
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IWJは、決してブラック企業ではありません。小さな会社ですが、税理士、社労士、産業医に報酬を払って顧問としてお願いしているのは、珍しいと自負しています。正社員に限らず、スタッフには健康診断を受診できるようにしています。慢性的な体調不良や病気がある場合には、産業医と面談し、適切な病院を紹介してもらうなど、スタッフの健康管理にも、細心の注意を払っています。
労基法に拘束されない経営者で、IWJのオーナーである岩上さんは、休みなしで働くことで知られ、それが故に無理をしすぎていて、体を壊したりもしますが、スタッフに対しては労基法を遵守し、健康配慮も怠っていません。
世間では、熱があるのに会社へ出てこい、などという経営者が少なくないようですが、岩上さんは決してそんな無茶は言いません。口を酸っぱくして、病院嫌いのスタッフに、体調不良ならばすぐ病院へ行くようにと指示。インフルエンザを社内に蔓延させてしまうようなことがないよう、罹患した人には熱が下がっても、ウイルスが抜けるまで在宅を指示するなど、スタッフの健康管理のため、できることは徹底しています。
一部の大企業の正社員並の高給が支払えるわけではありませんが、法規やルールはきちんと守り、約束した賃金は滞りなくお支払いしています。企業でも人間でも、一番大切なものは信用です。その信用は大切に守り通しています。
また、同時にプロの外注ライターの方、地方を含む在宅ライターの方も募集しています。サマリーライターは、難解な文章を書く必要はありません。新聞・雑誌の一般的な記事程度の文章を書ければ大丈夫です。
外部ライターの方は通年で募集しています。どんな分野でも書ける方であればとても助かりますが、自分は、原発だけ、貧困・格差問題だけ、といったワンテーマライターの方も歓迎です。他の仕事(メディア以外の仕事、メディアの仕事)との兼業も、話し合って調整できれば、可能です!
また、全国各地で、ライブストリーミングをやってくださる中継市民の方々も募集しています。ボランティアでも、ペイワークでも、ご相談に乗ります。機材の貸し出しもします。現場への交通費などの経費は全額IWJが持ちます。もちろん、ボランティアとして、中継を中心にお手伝い下さる方は、週に一度であろうと、月に一度であろうと歓迎です。その方のペースで、ご助力いただければと思います。
ぜひ、ご応募ください!お待ちしております。
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それでは、本日も1日よろしくお願いします。
IWJ編集部(岩上安身、城石裕幸)
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/ 】