日刊IWJガイド「<本日の再配信>本日午後8時より、『問題だらけの治水事業! 西日本豪雨被害は天災ではなく人災!? 大都市圏を豪雨が襲うリスクに迫る!岩上安身による拓殖大関良基教授+ジャーナリストまさのあつこ氏インタビュー(その3)』を、冒頭のみフルオープンで再配信します!/昨日、メルマガ『岩上安身のIWJ特報!』を発行しました! 7月号は『「市民レベルの追及はやり尽くした」 財務省強制捜査と昭恵総理夫人の証人喚問を! 岩上安身による木村真・豊中市議インタビュー』後編(その6からその9)です!/他」2018.8.1日号~No.2148号~


■■■ 日刊IWJガイド「<本日の再配信>本日午後8時より、『問題だらけの治水事業! 西日本豪雨被害は天災ではなく人災!? 大都市圏を豪雨が襲うリスクに迫る!岩上安身による拓殖大関良基教授+ジャーナリストまさのあつこ氏インタビュー(その3)』を、冒頭のみフルオープンで再配信します!/昨日、メルマガ『岩上安身のIWJ特報!』を発行しました! 7月号は『「市民レベルの追及はやり尽くした」 財務省強制捜査と昭恵総理夫人の証人喚問を! 岩上安身による木村真・豊中市議インタビュー』後編(その6からその9)です!/他」2018.8.1日号~No.2148号~ ■■■
(2018.8.1 8時00分)

 おはようございます。

 暑中お見舞い申し上げます。岩上安身です。

 本日8月1日、IWJは第9期を迎えることとなりました。前期・第8期は、最後の四半期で苦しみましたが、赤字転落を何とか回避することができました。いや、決算が完璧に終了する2か月後まで、正確には言いきれないのですが、おそらく回避できたと思われます。これも、ご寄附・カンパをお寄せいただいた皆様、「IWJファンドレイジング in Hot Summer 2018」にご参加いただいた皆様、多くの皆様のご支援のおかげです。IWJのピンチを救っていただいた皆様に、スタッフともども、心より厚くお礼申し上げます。

 IWJは小さなメディアではありますが、皆様からのご支援にお応えすべく、少数精鋭のスタッフが第9期以降も、精力的に幅広い活動を展開してまいります。皆様からお寄せいただく激励のお便りにお力をいただき、ご意見・ご批判は真摯に受け止めさせていただきながら、大手メディアが報じようとしない、公共性、公益性、緊急性のある報道を続けてまいります。

 どうか、変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます。

 まだまだ暑い日が続きます。気象庁の「異常天候早期警戒情報」によれば、西日本豪雨で被災された地域をはじめ、沖縄県を除く東海以西の西日本全域で、8月4日以降1週間の平均気温が「かなり高い」確率が30%以上と見込まれています。

※異常天候早期警戒情報(気象庁、2018年7月30日)
https://www.jma.go.jp/jp/soukei/

 「災害」と呼んでいいほどの酷暑が予想される被災地域で、復旧作業に当たられている皆様はもちろん、屋外で活動されている皆様は、くれぐれも熱中症に十分な注意を払ってください。また、就寝の2時間前からエアコンで寝室の壁を冷やすなど、夜間の熱中症対策もお忘れになりませんように。

★本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■<本日の再配信>本日午後8時より、「問題だらけの治水事業! 西日本豪雨被害は天災ではなく人災!? 大都市圏を豪雨が襲うリスクに迫る!岩上安身による拓殖大関良基教授+ジャーナリストまさのあつこ氏インタビュー(その3)」を、冒頭のみフルオープンで再配信します!
┠■昨日、メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」を発行しました! 7月号は「『市民レベルの追及はやり尽くした』 財務省強制捜査と昭恵総理夫人の証人喚問を! 岩上安身による木村真・豊中市議インタビュー」後編(その6からその9)です!
┠■<ニュース・フラッシュ!>
┠――【1】北朝鮮の脅威が去り、防衛省はPAC3撤収へ! しかし、同じ対北対策のイージス・アショアは購入!? 2基で総額4664億円という巨額の予算を投じても、「ミサイル防衛」は今も将来も役に立たない!
┠――【2】特捜へ直撃! 東京地検特捜部は「特捜」ではなく、今や「特高」!? 文科省を狙い撃ち!幹部を2人逮捕・起訴! 加計学園の獣医学部新設をめぐる「首相案件」は捜査せず! 森友問題で総理を守った財務省幹部は全員不起訴! 加計系列の2大学は東京医科大学と同じ「私立大学研究ブランディング事業」に選定! しかも、補助金は東京医科大より多く支給! それでも特捜は捜査に動かない!
┠――【3】海外メディアが、日本の記録的猛暑を相次ぎ報道! 東京五輪参加の選手や観客の健康に懸念!! 文科省とスポーツ庁による大学・高専へのボランティア参加要請に「まるで学徒動員」との批判!?
┠■<お知らせ>
┠―■IWJでは現在、テキスト班の新メンバーを緊急大募集中! 事務・ハドル班、ウェブ動画班の新メンバーも引き続き募集しています!
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◆中継番組表◆

**2018.8.1 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch3】16:30~「原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見」
視聴URL: https://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3

 原子力規制委員会 更田豊志委員長による記者会見を中継します。この日の開始時間は定例から変わりますのでご注意ください。IWJは今まで、原子力規制委員会の委員長定例会見を毎週中継してきました。以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E8%A6%8F%E5%88%B6%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A
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【録画配信・滋賀・IWJ_Youtube Live】17:00~「7.29 安倍9条改憲NO!滋賀県民集会 in Summer 『東京新聞社会部記者 望月衣塑子講演会』」
YouTube視聴URL(会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 7月29日に収録した「安倍9条改憲NO!市民アクション滋賀」主催による集会を会員限定で配信します。第一部は、東京新聞社会部記者の望月衣塑子氏による講演「進む政治の私物化 瓦解する官僚たち ~森かけ疑惑、武器輸出、安倍政権とメディア~」、第二部では滋賀県立大学教員・河かおる氏と望月衣塑子氏によるトークセッション「政治、メディアの私物化と韓国キャンドル市民革命」がおこなわれました。これまでIWJが中継配信した望月衣塑子氏、河かおる氏の講演会や岩上安身によるインタビュー記事は以下のURLからご覧いただけます。
※望月衣塑子氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%9C%9B%E6%9C%88%E8%A1%A3%E5%A1%91%E5%AD%90
※河かおる氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%B2%B3%E3%81%8B%E3%81%8A%E3%82%8B
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【タイムリー再配信 218・IWJ_Youtube Live】20:00~「問題だらけの治水事業! 西日本豪雨被害は天災ではなく人災!? 大都市圏を豪雨が襲うリスクに迫る! 岩上安身による拓殖大関良基教授+ジャーナリストまさのあつこ氏インタビュー(その3)」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): https://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 7月21日に収録した、岩上安身による拓殖大 関良基教授+ジャーナリストまさのあつこ氏インタビューを、冒頭のみフルオープン再配信、その後は会員限定で再配信します。IWJでは、「『長州レジーム』から日本を取り戻せ!歴史の闇に葬られた幕末の思想家・赤松小三郎の夢と明治維新の闇」シリーズでおなじみの関良基教授と、IWJ初出演のジャーナリスト・まさのあつこ氏に、岩上安身が5時間以上におよぶ超ロングインタビューでたっぷりとお話をうかがいました。7月30日から8月1日まで、3夜に分けて連続配信いたします。
[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/427924

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◆中継番組表◆

**2018.8.2 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch4】14:30~「新外交イニシアティブ(ND)・原子力資料情報室(CNIC)共催『院内集会 再処理政策の経済性を問う』」
視聴URL: https://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4

 米国務省で核不拡散政策や日米原子力協力を担当してきたトーマス・カントリーマン氏、核燃料サイクル政策に詳しい長崎大学教授・鈴木達治郎氏、消費者の立場からエネルギー政策を提言してきた辰巳菊子氏らを迎えて開催される院内集会を中継します。新外交イニシアティブ(ND)、原子力資料情報室(CNIC)共催。
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【Ch2】17:00~「東京電力 定例会見」
視聴URL: https://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2

 東京電力による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた東京電力関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9B%BB%E5%8A%9B

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◆中継番組表◆

これ以降の予定で決定しているものは、以下のカレンダーよりご覧いただけます。あわせてご確認ください。

→「配信カレンダー」 https://iwj.co.jp/channels/main/calendar.html
(あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。)

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■<本日の再配信>本日午後8時より、「問題だらけの治水事業! 西日本豪雨被害は天災ではなく人災!? 大都市圏を豪雨が襲うリスクに迫る!岩上安身による拓殖大関良基教授+ジャーナリストまさのあつこ氏インタビュー(その3)」を、冒頭のみフルオープンで再配信します!

 3夜連続でお届けしている「岩上安身による拓殖大関良基教授+ジャーナリストまさのあつこ氏インタビュー」。最終日となる今夜は「疑問の残るダム建設・スーパー堤防は日本の災害リスクを低減させられるのか!?」と題して、岩上さんが拓殖大学経済学部の関良基教授にうかがったお話を中心にお送りします。

 スーパー堤防(高規格堤防)は盛土により、高さに対して堤体の幅を約30倍にしたものですが、盛土は揺れに弱いので、震災リスクを高めることになります。また、築堤には堤防沿いの建物などの移転や住民の立ち退きが必要で、整地後に堤防上に改めて建物を建築するため、工期や財政面でも重大な問題を抱えています。

 関教授には、こうしたスーパー堤防の問題点や代替可能な工法、国交省と学会との癒着、ダムと堤防をめぐるからくりなど、日本の治水事業が抱える「闇」について詳しくお話をうかがいました。ぜひご覧ください。

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【タイムリー再配信 217・IWJ_Youtube Live】8月1日(水)20:00~
「問題だらけの治水事業! 西日本豪雨被害は天災ではなく人災!?大都市圏を豪雨が襲うリスクに迫る!岩上安身による拓殖大関良基教授+ジャーナリストまさのあつこ氏インタビュー(その3)」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
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 再配信は、冒頭のみフルオープン、そのあとは会員限定配信となります。まだ会員にご登録いただいていない方は、ぜひ、この機会にご登録ください。

※会員登録はこちらから。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■昨日、メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」を発行しました! 7月号は「『市民レベルの追及はやり尽くした』 財務省強制捜査と昭恵総理夫人の証人喚問を! 岩上安身による木村真・豊中市議インタビュー」後編(その6からその9)です!

 昨日は「岩上安身のIWJ特報!」第385号から390号(その6からその9まで)を発行しました! 7月号は昨年12月に行われた岩上さんによる木村真・豊中市議インタビューです!

 木村氏は豊中市議をつとめるかたわら、森友学園問題の端緒をつかみ、独自の調査で真相に迫っていきました。それは安倍晋三総理夫人・昭恵氏を軸に、財務省、国交省、会計検査院、法務省らを巻き込みながら、関係文書の廃棄や改竄が繰り返され、国有地売却をめぐる一大疑獄事件へと拡大していきました。

 「岩上安身のIWJ特報!」7月号では冒頭、森友学園前理事長の籠池泰典氏と妻の諄子氏が2017年7月末に国から補助金をだまし取った疑いで逮捕されて以降、10ヶ月近くに及ぶ不当な長期勾留を受けていたことから、国連の見直し・廃止の勧告があっても、国も警察も検察も改めようとしない「代用監獄」の問題を掘り下げています。

 その後、話題は自民党改憲草案から大日本帝国憲法下で起きていたこと、そして森友疑惑の核心である、次々に明るみに出てくる財務省の虚偽答弁へと展開していきます。

 本日発行した「岩上安身のIWJ特報!」の特筆すべき点は、注釈が非常に充実していることです。

 木村氏のインタビューをご覧になっていない方でも、木村氏と岩上さんとのやり取りをスムーズに読んでいただけることと思います。また、すでに木村氏インタビューをご覧になった方であれば、さらに広く、深く掘り下げていくきっかけになることと思います。

 この機会に、ぜひ「まぐまぐ」にご登録の上、「岩上安身のIWJ特報!」をご購読ください!

※「岩上安身のIWJ特報!」ご購読はこちらから(月額864円、初月無料)
http://www.mag2.com/m/0001334810.html

 これまでに発行した「岩上安身のIWJ特報!」「『市民レベルの追及はやり尽くした』 財務省強制捜査と昭恵総理夫人の証人喚問を! 岩上安身による木村真・豊中市議インタビュー」は、以下のURLよりご覧ください!

※【第380-384号】岩上安身のIWJ特報!「市民レベルの追及はやり尽くした」 財務省強制捜査と昭恵総理夫人の証人喚問を! 岩上安身による木村真豊中市議インタビュー(前編) 2018.7.31
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/426213

 なお、2017年12月15日、森友問題追及での功績が認められ、木村氏にはジャーナリストの金字塔「日隅一雄・情報流通促進賞 2017」特別賞が授与されています。

 IWJでは森友問題が取り沙汰され始めた初期の段階から、この問題の立役者である木村氏や前文科事務次官の前川喜平氏をはじめとした岩上さんによるインタビューの数々、シンポジウム、記者会見、野党合同ヒアリング、記事など、膨大なコンテンツを発信してきました。こちらもあわせて、ぜひご覧ください。

※【特集】国有地売却問題だけじゃない!教育勅語の暗唱にヘイト文書配布・・・極右学校法人・森友学園の闇に迫る
https://iwj.co.jp/wj/open/school_corporation_moritomo

 こうした数多くのコンテンツも1ヶ月を経過すると、一般会員ではご覧いただけません。ぜひこの機会に、サポート会員へのお切り替えをご検討ください!

※会員種別の切り替えはこちらから(ログインが必要です)
https://iwj.co.jp/ec/mypage/changerank.php

※登録がまだの方へのご案内はこちらです。ぜひご検討ください。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■<ニュース・フラッシュ!>

【1】北朝鮮の脅威が去り、防衛省はPAC3撤収へ! しかし、同じ対北対策のイージス・アショアは購入!? 2基で総額4664億円という巨額の予算を投じても、「ミサイル防衛」は今も将来も役に立たない!

 防衛省は7月30日、北朝鮮の弾道ミサイル発射に備え、北海道や中国、四国の陸上自衛隊駐屯地に展開していた地対空誘導弾「パトリオット」(PAC3)の撤収を公表しました。これは、北朝鮮が2018年に入って弾道ミサイルを発射しておらず、6月12日には米朝首脳会談も実現し、北東アジアの緊張が緩和されたことにともなうものです。

※PAC3部隊撤収へ 中四国、北海道 ミサイル警戒緩和(東京新聞、2018年7月30日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201807/CK2018073002000255.html

 ところが、防衛省は同日、対北対策という同様の狙いで導入を検討してきた、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」(地上イージス)を米国から購入することもあわせて発表しました。

 小野寺五典防衛相はここでは「北朝鮮の脅威に変化はない」と強調しましたが、2017年11月6日、東京都港区の赤坂迎賓館での日米首脳会談後の記者会見で、ドナルド・トランプ米大統領が「日本は防衛力を質、量ともに拡充するため、米国製の武器を大量に購入すべきだ」と明言したことに配慮した対応と考えられます。

 しかも、検討段階ではイージス・アショアは1基700億円から800億円とされ、1000億円以上とされる高高度ミサイル防衛システム「THAAD(サード)」より安価なことから、イージス・アショア導入に傾いた経緯があるにもかかわらず、今回の発表では1基約1340億円、2基配備後30年間の維持・運用費は、導入費用も含め、約4664億円に上ることが明らかになりました。

※陸上イージス4664億円 膨らむ総額、運用開始遅れ(朝日新聞、2018年7月31日)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13614000.html

 費用が膨らむであろうことは、当初から予想されていたこととはいえ、いくらなんでもこれはひどすぎます。なぜ、このような高値をふっかけられて、唯々諾々と日本政府は従わなければならないのか。それはイージス・アショアが他の米国製武器と同様に、対外有償軍事援助プログラム(FMS)という米国独特の売買方式で、米国政府から日本政府に売却されるからです。

 FMSは米武器輸出管理法にもとづき、以下のようなきわめて不公平な条件を付し、米国はこれらを受け入れる国にのみ武器を提供します。

・契約価格、納期はあくまで見積もりで、米国政府はこれらに拘束されない。
・代金は前払い。
・米国政府は自国の国益を守るため、一方的に契約解除できる。

 また、小野寺防衛相は、「イージス・アショア」に搭載するレーダーは、米国のロッキード・マーチン社製の「SSR」という最新鋭レーダーを選定したことも発表しました。

※防衛省、「イージス・アショア」に米国製最新鋭レーダーを選定(TBS、2018年7月30日)
http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye3433973.htm

 米国の防衛産業を潤すだけで、日本の安全保障にとって、まったく意味のない買い物と言わざるを得ません。

 これほどの巨額の防衛予算を投じるわけですから、その性能については折り紙つきと思われがちですが、岩上さんは2017年10月17日、教職員組合支部主催の講演会で鹿児島を訪れた際、こうツイートしています。

 「『ミサイル防衛システムがあるから、全部、北のミサイルは撃ち落とせると思っていた』という人もいた。これは衝撃だった。皆さん、ミサイル防衛システムは高過ぎる気休めでしかなく、米国から押し売りされ、泣く泣く買わされていることは、もう知っているだろうと思いこんでいた。テレビかどこかで、ミサイル防衛システムが万全とか、バカなことを吹き込んでいる輩がいるらしい」

※【岩上安身のツイ録】安倍政権下で増え続ける業務に疲れ切り、思考力まで奪われて「ミサイル防衛システムが万全」という気休めを信じ込まされる、これが地方の教職員のリアル~鹿児島講演会を終えて 2017.10.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/401809

※防衛相、迎撃実験の失敗認める「うまくいかなかった」(朝日新聞、2018年2月2日)
https://www.asahi.com/articles/ASL2235BLL22UTFK009.html

 北朝鮮の脅威が去りつつある一方で、災害列島と化した日本は毎年のように巨大災害に見舞われています。「国を守る」と言うなら、限りある予算をどこに充当すべきか、誰の目にも明らかだと思います。

 巨額の予算を投入し、日本政府が推し進めようとするこのような「ミサイル防衛」に有用性がないことは、岩上さんが数々のインタビューを通して訴え続けてきたことです。元外務省国際情報局長・孫崎享氏は「ミサイル防衛は、今も将来も役に立たない」と断言しています。ぜひ、下記のインタビューをご視聴ください。

※「米国にいくミサイルを日本が攻撃すれば日本にミサイルが飛んでくる」――先制攻撃による敵基地攻撃が北朝鮮の容赦ない反撃を招く!? 岩上安身が元外務省国際情報局長・孫崎享氏に訊く! 2017.8.12
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/395300

※「イージス・アショア」を買わされた日本はカモにされたのでは!? IWJが小野寺防衛相を直撃!安倍政権の軍事国家化に拍車か!? 会見では護衛艦「いずも」の空母化検討に質問相次ぐ 2017.12.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/408502

※北朝鮮への「異次元の圧力やめとけよ!!」これが日本のミサイル防衛の現実!?~ベテランズフォーピースジャパンのシカゴ総会報告会と最新情報 2017.9.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/398131

【2】特捜へ直撃! 東京地検特捜部は「特捜」ではなく、今や「特高」!? 文科省を狙い撃ち!幹部を2人逮捕・起訴! 加計学園の獣医学部新設をめぐる「首相案件」は捜査せず! 森友問題で総理を守った財務省幹部は全員不起訴! 加計系列の2大学は東京医科大学と同じ「私立大学研究ブランディング事業」に選定! しかも、補助金は東京医科大より多く支給! それでも特捜は捜査に動かない!

 受託収賄の罪で起訴された文科省の佐野太前科学技術・学術政策局長に続いて、同じ文科省の川端和明前国際統括官が、7月26日、収賄容疑で逮捕されました。2人の具体的な罪と容疑は、佐野前局長が、息子の東京医科大学への裏口入学と引き換えに、同大学を「私立大学研究ブランディング事業」に選定し、補助金3500万円を交付した罪です。

※文科省汚職 佐野前局長らを起訴 受託収賄罪などで(毎日新聞、2018年7月24日)
https://mainichi.jp/articles/20180724/k00/00e/040/260000c

 他方、川端和明前国際統括官は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)理事の時代に、JAXAの防災事業に関連して、谷口容疑者に便宜を図った見返りに、140万相当の飲食接待を受けた疑いが持たれています。

※JAXA防災事業で便宜か 川端容疑者、見返りに過剰接待(産経新聞、2018年7月29日)
https://www.sankei.com/affairs/news/180729/afr1807290005-n1.html

 「文科省汚職」としてメディアで報じられている一連の事件に関する東京地検特捜部の捜査には、誰が見ても不合理な点がいくつかあります。

 第一に、加計学園の獣医学部新設に総理が関与していたのではないかという「首相案件疑惑」には、特捜部はまったく動く気配がないことです。

 第二に、2016年11月には、東京医大と同じ「私立大学研究ブランディング事業」に加計系列の千葉科学大学と岡山理科大学が選定されたことです。全申請校198校のうち、選定されたのは40校でした。そのうち2校が加計学園系列です。倍率5倍を2校も突破し、さらに、交付された金額も、千葉科学大は1年目に3750万円、岡山理科大は4200万円と相場の2000万~3000万を大きく上回っています。こうした文科省による「加計優遇疑惑」についても、東京地検特捜部は捜査に乗り出す気配はないのです。

※医科大と同じ補助金を受給 文科省「加計優遇」疑惑が浮上(日刊ゲンダイ、2018年7月6日)
https://www.excite.co.jp/News/society_g/20180706/Gendai_473530.html

 さらに、第三に、森友学園問題で公文書改竄に関与したとして告発された、佐川宣寿前国税庁長官を含む、財務省の38人は全員不起訴でした。不起訴の理由は、公文書の改竄によって公文書の本質に変化がないという詭弁を弄したものでした。問題の本質である歪んだ土地取引は一切問題にしないという欺瞞ぶりが目に余ります。

 IWJが、こうした不自然な点を東京地検特捜部に電話取材したところ、「捜査に関する取材には一切お答えできない」という門前払いでした。「どういう質問なら答えられるのか」と問うたところ「検察庁に入りたいのですが」のような人事に関する質問なら、お答えできるというトンチンカンぶりです。「まともな捜査方針で捜査を行っているとは思えない」と述べると、「ご意見として承りました」という返答です。暖簾に腕押しとはこのことではないでしょうか。

 東京地検および大阪地検の特捜部の捜査方針は、明らかに、総理の関与する事件を回避するダブルスタンダードです。対社会的には、「やっている感」を演出して森友・加計問題での社会の批判を回避しガス抜きを図ると同時に、加計に関わらない事件で、文科省を狙い撃ちにして、中央官僚に対する見せしめとしています。つまり、中央官僚への特捜部のメッセージは、財務官僚のように、総理を守り切れば起訴はしないが、官邸に歯向かえば、狙い撃ちにするということでしょう。

 ではなぜ、文科省なのか。それは安倍政権に鋭い批判を繰り返す前川喜平前文科事務次官の影響力が省内にまだ残っているとみているからでしょう。前川前事務次官の影響力を徹底的に排除し、官邸に逆らえばこういう目にあうんだぞと脅しをかけて萎縮をはかり、外に向けては、文科省のイメージダウンを図ることで、文科省の力を弱め、官邸の教育行政操作を一段と強化する狙いがあるのではと疑われます。

 このように、特捜も裁判所も正義を実現しようとしないとき、いったいだれが法治国家と民主主義を守るというのでしょうか。

【3】海外メディアが、日本の記録的猛暑を報道! 東京五輪参加の選手や観客の健康に懸念!! 文科省とスポーツ庁による大学・高専へのポランティア参加要請に「まるで学徒動員」との批判!?

 海外メディアが相次いで、日本が記録的な猛暑に見舞われていることを報じ、2020年7月24日に開幕する東京五輪でのアスリートや観客の健康状態に懸念を示しています。

 7月23日付の英ガーディアン紙はこの日、「東京北西部に位置する熊谷市で観測史上最高の41.1度を記録し、日本全国で過去2週間に数十人が熱中症で死亡し、数千人が病院に運ばれた」と報じました。

 また、東京での晴れた日のマラソンは「危険」もしくは「非常に危険」で、「会場を北海道に移すか、午前2時スタートに変更するなど、抜本的な対策が必要だ」と、都市工学が専門の横張真・東京大学大学院教授の指摘を紹介しています。

※Japan heatwave: record broken as concern grows over 2020 Olympics(ガーディアン、2018年7月23日)
https://www.theguardian.com/world/2018/jul/23/japan-heatwave-prompts-concern-over-conditions-for-2020-olympics

 英通信社ロイターは、「1964年に初めて東京で夏季五輪が開かれた際には10月開催だった」と伝え、マラソンについて、横張教授が「五輪史上で、東京が最悪のコンディションになりかねない」と警告したと報じました。

※焦点:東京五輪、なぜ真夏に開催か 猛暑で懸念高まる(ロイター、2018年7月30日)
https://jp.reuters.com/article/summer-olympics-tokyo-idJPKBN1KK09D

 米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、「東京の7月から8月の平均気温はヒートアイランド現象で、前回開催した1964年と比較して数度上昇したが、国際オリンピック委員会(IOC)が、夏季五輪は7月と8月に開催することをルール化している」と指摘しています。

 その上で、「2022年にカタールで開かれるサッカーワールドカップは、当初夏だった開催時期を11月・12月に変更し、スタジアムには冷房設備も整っている」と伝えています。

※Setting Records: Japan Worries About Too-Toasty Tokyo for 2020 Olympics(ウォール・ストリート・ジャーナル、2018年7月23日)
https://www.wsj.com/articles/setting-records-japan-worries-about-too-toasty-tokyo-for-2020-olympics-1532345582

 こうして海外からも懸念を示される酷暑の中の東京五輪をめぐり、文科省とスポーツ庁は全国の大学と高専に、大会期間中の授業や試験の日程などで柔軟な対応を求めましたが、インターネット上では「まるで学徒動員だ」との批判が出ています。

 そんな中、文科省とスポーツ庁の呼びかけに、いち早く応じたのが明治大学です。

 東京五輪が開催される2020年前期課程は大型連休中のすべての休日で授業を実施するなど、全体の授業スケジュールを五輪開催期間と重複しないよう繰り上げるとしています。また、ボランティアにより授業や試験を欠席せざるを得なくなる場合は、代替措置を取るなど、一定の配慮をするともしています。

 7月31日には東京都千代田区の上智大学で、全国に先駆け、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会による「ボランティア募集説明会」が開かれました。

※五輪ボランティア促す通知は「学徒動員」? 学生に聞く(朝日新聞、2018年7月31日)
https://digital.asahi.com/articles/ASL704HGRL70UTQP01H.html

 国は東京五輪に向けて「学徒動員」を推し進めたいようですが、東京都は2017年3月6日、東京五輪が全国に及ぼす経済効果は、2013年から2030年までの18年間で約32兆3000億円にのぼり、雇用者は約194万人増加するという試算を発表しています。

※東京五輪の経済効果、全国で32兆円 都が30年まで試算(日本経済新聞、2017年3月7日)
https://www.nikkei.com/article/DGXLZO13742810X00C17A3EA1000/

 東京五輪でこれだけ大きな経済効果が生まれるならば、もっと人件費に還元できるはずです。大学に授業日程の調整を求めてまで、ボランティアスタッフを確保する必要性が感じられません。

 文科省とスポーツ庁が「学徒動員」を進めている一方で、NHKは2016年8月、朝のニュース番組「おはよう日本」で、「五輪開催5つのメリット」として「国威発揚」を挙げていました。

※五輪メリットは「国威発揚」 NHKが憲章と真逆の仰天解説(日刊ゲンダイ、2016年8月22日)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/188253

 五輪を国威発揚に利用したのがナチス・ドイツで、その反省からオリンピック憲章は、オリンピックは選手間の競争であり、国家間の競争ではないことを示しています。

 IWJでは東京オリンピック・パラリンピックをめぐり、岩上さんのインタビューや記事などで様々な角度から問題点を指摘してきました。以下のリンクから、ぜひご覧ください。

※五輪選手村跡地にタワマン林立プロジェクトの影で1300億円の都有地が9割引きの129億で叩き売りされていた!? 岩上安身による「晴海選手村土地投げ売りを正す会」市川隆夫氏インタビュー! 2017.8.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/396228

※「東京五輪が誘致できなかったら、東京電力に賠償請求する」――東京都が東電を脅迫!? 衝撃の内部告発! 東電社員として声をあげた一井唯史氏に岩上安身がインタビュー<後編> 2016.12.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/348718

※IWJ検証レポート・東京五輪招致不正疑惑問題について、仏紙『ル・モンド』が新たなスクープ! 日本のメディアが総スルーする「電通」関与の動かぬ証拠とその手口! 2018.3.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/413827

※東京都全公立学校に配布の『オリンピック・パラリンピック学習読本』中身は終始 一貫して「日本最高!」 カネと利権と国威発揚~東京五輪の病理 スポーツジャー ナリスト谷口源太郎氏講演会 2016.12.4
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/349497

■<お知らせ>

■IWJでは現在、テキスト班の新メンバーを緊急大募集中! 事務・ハドル班、ウェブ動画班の新メンバーも引き続き募集しています!

 IWJでは現在、テキスト班の新メンバーを緊急大募集中です! 事務・ハドル班、ウェブ動画班の新メンバーも引き続き募集しています!

 報酬については事務・ハドル班、ウェブ・動画班は時給1100円からのスタートとなります。テキスト班のみは読解力・文章力のある方に来ていただきたいので、時給1200円からのスタートです。時給は、本人の能力・実績に応じて順次昇給してゆきます。

<テキスト班>
 テキスト班では現在、週5日フルタイムの勤務は難しい、兼業でライターをやりたいという方と、週5日フルタイムでしっかり働ける、という方の2タイプの人材を募集しています!

 このうち、後者の週5日フルタイムで勤務するテキスト班スタッフは、原稿の校正、入稿を夜の遅い時間帯までこなせることが前提となります。ハードな仕事ではありますが、やりがいがあるのはもちろんのこと、給与面での優遇もあります!

 知的好奇心が旺盛な方、地道に粘り強く仕事のできる方、気力・体力・機動力のある方、そして、チームワークを大事にできる方、大歓迎です!

<事務・ハドル班>
 事務・ハドル班は、中継スタッフやテキストスタッフと連携して、予定を組み立てるという、重要な役割を担っています。翌日以降の中継・配信予定と、撮影後に記事化された動画の情報を整理し、翌日の日刊ガイドでの番組表へ反映させる、IWJのコンテンツ構成の要ともなる部署です。

 ご応募の資格は第一に穏やかな性格で、明るく協調性のある方。第二にトラブルなく対外的な交渉をできるコミュニケーション能力の高い方、そして第三にPCスキルがある方です。

 なお、「ハドル」、「事務」に限らず、総務、庶務、会員管理事務等なんでも、またはいずれかに興味のある方を広く募集します。

<ウェブ・動画班>
 ウェブ・動画班では、動画の機材や技術、PC、撮影、編集に関して知識やスキルがある方、またウェブサイトの見せ方やリニューアルにアイデアやスキルのある方を募集しています。これらのいずれかに何か得意分野がある方なら、どなたでもご応募いただけます。素直に学ぶ気持ちのある方を歓迎します。

 IWJは、スタッフが複数ポジションをこなし、悪しきセクショナリズムの弊害にとらわれないよう、1970年代にヨハン・クライフが率いて活躍したオランダ代表チームの「トータルフットボールシステム」を採用しています。全員が攻撃にかかり、全員が守備にもつきます。こうした柔軟性に富む方も歓迎いたします。会社は365日稼働していても、全員が週休2日を取れるのは、ローテーションで回しているからです。チームワークは最も大事な要素です。

 皆様のお知り合いで、ネットメディアの仕事に強い興味をお持ちの方などもおられましたら、ぜひお声をかけていただければと存じます。いずれのセクションも能力と実績によって順次昇給していきますが、2ヶ月の研修期間があり、本採用に至らないこともありますので、その点ご承知おきください。

 他の仕事と兼業したい、あくまで独立業者として関わりたい等のリクエストにも柔軟に応じて、パートタイム、兼業、業務委託、外注などの働き方もあります。お迷いの方も、ぜひご応募ください!

 ご応募は、以下のフォームからお願いいたします!

※【IWJレギュラースタッフ募集フォーム】
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdbeeE8cGfuFucSge58KaR0vRQF5-uYoc52DeRCENG4u3_1mg/viewform

 また、全国各地でIWJの活動を支えていただける中継市民、及びボランティアでお力を貸してくださるという方も募集します!

※IWJボランティアスタッフ募集中
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/11588

 さらに、ご自分が撮影された動画の投稿も随時受け付けています。ぜひ、ご応募ください。

 また、在宅のサマリーライターから、独自ネタで企画を持ち込み、寄稿したいという現役プロのジャーナリストやライターの方まで、投稿も随時受け付けています。投稿していただいた動画や原稿にももちろん報酬をお支払いいたします。

※お問い合わせはこちら
office@iwj.co.jp

 それでは本日も1日、よろしくお願いいたします!

IWJ編集部(岩上安身、松本聰、尾内達也、川上正晃、段田亜由美)
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/