【第380-384号】岩上安身のIWJ特報!「市民レベルの追及はやり尽くした」 財務省強制捜査と昭恵総理夫人の証人喚問を! 岩上安身による木村真豊中市議インタビュー(前編) 2018.7.31

記事公開日:2018.7.31 テキスト
このエントリーをはてなブックマークに追加

(岩上安身)

※サポート会員に登録すると無制限で、岩上安身インタビューおよび特報など、すべて閲覧できるようになります。ぜひサポート会員登録をご検討ください!→登録はこちらから

 安倍晋三・昭恵総理夫妻が関与したと疑われる森友学園、加計学園問題は、2017年早々に発覚してから1年を経て、ついに解決しないまま年を越した。2018年も夏にさしかかり、もう折り返し点を越えた。

 極右教育を評価され、思想的に偏った安倍総理と共鳴する森友学園の籠池泰典前理事長と、昔年の盟友である加計学園の加計孝太郎理事長。2人の学校経営者はどのように安倍夫妻と関わったのか。優遇はあったのか、安倍政権による行政操作、権力の私物化はあったのか。すべてをはぐらかされたまま、膠着状態に陥る異常事態が続いている。

 森友学園の不正疑惑の端緒をつかんだのは、豊中市の木村真市議である。単独で調査を進め、問題の奥深く切り込んでいった木村氏の歩みは平坦なものではなかった。

 問題は行政の歪みだけではない。正当に捜査をおこなわない検察、政権に気がねをして、はじめから腰が引けている司法、真実を報道せず追及もしないメディア。それがために現政権の異常さに気づかない国民も少なくない。そうした嘘と忖度のベースの上に立つ安倍政権が最後に狙う砦は改憲である。

 改憲の果てには、基本的人権がないがしろにされ、国民主権を転覆され、平和の上に人々の生活を築くことができない世の中が待っている。その時「こんなはずではなかった」と嘆いても遅い。おかしいことは「おかしい」と、「今」声に出さなければならない。

 森友学園の籠池夫妻の勾留は、2018年5月25日の保釈まで、実に10か月間に及んだ。籠池夫妻の長期勾留には、権力の思惑も透けて見える。以前から問題となっている代用監獄についても深く掘り下げ、基本的人権の危機の危機についても岩上安身と木村氏が論じる。

▲木村真 豊中市議(https://bit.ly/2KnVtXs

 「モリカケ問題はもう詰んでいる」。しかし問題終結の具体的な方向は見えない。本来終わっているはずのモリカケ問題を本当の意味で終わらせる、それは安倍政権の政治を終わらせるということにほかならない。

 独自の調査をもって森友問題を追及した立役者である木村氏は「市民レベルの追及はやり尽くした」と言う。しかし、2018年5月31日、大阪地検特捜部は、虚偽公文書作成などの疑いで刑事告発されていた佐川宣寿・前理財局長らを不起訴とした。同時に、8億円の値引き問題で背任の容疑で告発されていた近畿財務局の担当者も不起訴となり、結局、告発されていた財務省幹部および近畿財務局職員の計38人は全員が不起訴処分となった。

 2018年3月27日の国会証人喚問では「刑事訴追を受ける可能性がある」との理由で証言拒否を繰り返した佐川氏だが、そうであれば不起訴処分となった今、改めて再喚問をおこない安倍昭恵氏の関与についても問い直す必要があるだろう。安倍昭恵氏の証人喚問も必要だ。

 2017年12月28日と2018年1月5日、岩上安身が木村真豊中市議へインタビューをおこなった。前後編に分けてお届けする。

記事目次

  • 豊中市議をつとめるかたわら森友疑惑に気づき、独自の調査で真相に迫る。功績が認められ、ジャーナリストの金字塔「日隅一雄・情報流通促進賞」特別賞を受賞
  • 食うだけ食って記事に出さない便秘体質の大手メディア!取材もせずに事実をねじ曲げる文筆家!くさった連中の侮辱や中傷には真っ向から立ち向かえ!
  • 総理夫妻の関与が疑われ、官僚による総理への忖度も窺われる、よく似た構図の森友、加計問題。公正であるべき行政の姿を歪めた二つの問題は、「モリカケ共同追及プロジェクト」で共闘することで、国民の目を開き、全国的なムーブメントを引き起こすことができるか!?
  • あの手この手で問題終結を図る国側に対し、木村氏は徹底抗戦!真相解明を希求。たった11万円の損害賠償をめぐってさまざまな思惑が明るみに出される世にも「面白い」裁判
  • 森友と加計、何が共通して何が違うのか。友人と他人の違い? 個人的なつながりと思想的なつながりの違い? 自分自身を守るために総理は何を捨て何を利用するのか
  • 問題が表面化した結果、森友学園は小学校の認可申請を取り下げたが、今さら認可取り消しができない大阪府にとっては願ってもない展開。その大阪府の府知事が松井氏。籠池氏に取り下げを促したのが当時の顧問弁護士・酒井氏。とも維新の会がらみの人物ということに意味はあるか
  • 森友学園と地域住民とのトラブルに介入し、籠池氏に肩入れした大阪市議会員はまたもや維新の会所属! 維新は果たして正義の野党か否か!?
  • 2017年春から夏、優遇を受けていたと思われる森本学園は坂道を転がり落ち始める。森友学園の旗色が悪くなったと見るや、被害者面で籠池氏を追い詰めた大阪府大阪市の責任やいかに? 逮捕に次ぐ再逮捕で勾留された籠池夫妻の勾留期間は常軌を逸する長期に

豊中市議をつとめるかたわら森友疑惑に気づき、独自の調査で真相に迫る。功績が認められ、ジャーナリストの金字塔「日隅一雄・情報流通促進賞」特別賞を受賞

岩上安身(以下、岩上)「皆さん、こんにちは。岩上安身です。本日は、単身森友学園問題に取り組み、独自の調査を行ってきた森友問題の立役者・木村真豊中市議のお話をうかがいます。木村さん、よろしくお願いいたします」

木村真氏(以下、敬称略)「よろしくお願いいたします」

岩上「2017年の話題を振り返りますと、やはり森友・加計問題、いわゆるモリカケ問題が大きかったですね。森友問題は非常に大きく進展を見せたけれども決着のつかないまま膠着状態に陥っています。木村さんが批判の対象としていた籠池泰典さんが収監されたまま、もう何ヵ月も経っています」

木村「それはそれで、本当にひどいびっくりするような話ですよね」

岩上「人権問題ですよね。今日のタイトルに『市民レベルの追及はやり尽くした』とありますが、木村さんが情報公開請求をしなければ、この問題はスタートしませんでした。そういう意味では、私は木村さんのことを森友問題の立役者だと思っています。その追及をずっとされてきた木村さんが『市民レベルの追及はやり尽くした』とおっしゃる。あとは『財務省の強制捜査と昭恵夫人の証人喚問を』ということですね。もう国会と特捜に期待するしかないということですね」

木村「そう思っています。もちろんまだなにか新たな事実を掘り起こすことができるかもしれないけれども、大筋での構図はもうはっきりしています。公共地の叩き売りの件では、ゴミなんてほぼなかった。あったにしてもごくわずかだし、工事に何の支障もなくて、値引きの理由には全くならない。とにかく、財務省なり国土交通省なりの方が、ゴミなんかあろうがなかろうがおかまいなしに、それを値引きの口実に使ったにすぎないことは、これ以上ないほど明らかになっていると思うんですね。

(…サポート会員ページにつづく)

アーカイブの全編は、下記会員ページよりご覧になれます。

サポート会員 新規会員登録

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です