日刊IWJガイド・日曜版「希望の党と日本維新の会が選挙協力で合意!/民進党前職からは『無所属出馬』続々、『新党結成』の機運高まる!/IWJが自由党・玉城デニー氏、山本太郎氏に連続インタビュー!/『共闘』で合意した共産党と社民党、さっそく共産党の街宣に社民党候補が登壇!『野党共闘』の誓い新たに!」2017.10.1日号~No.1843号~


■■■ 日刊IWJガイド・日曜版「希望の党と日本維新の会が選挙協力で合意!/民進党前職からは『無所属出馬』続々、『新党結成』の機運高まる!/IWJが自由党・玉城デニー氏、山本太郎氏に連続インタビュー!/『共闘』で合意した共産党と社民党、さっそく共産党の街宣に社民党候補が登壇!『野党共闘』の誓い新たに!」2017.10.1日号~No.1843号~ ■■■
(2017.10.1 8時00分)

 おはようございます。IWJ編集部です。日刊IWJガイド日曜版をお送りします。

 衆院選(10日公示、22日投開票)に向け、政局がめまぐるしく変わり続けています。昨日も「台風の目」となった希望の党の代表を務める小池百合子東京都知事が新たな動きをみせました。

 小池知事と日本維新の会の代表・松井一郎大阪府知事は昨夜会見し、衆院選において、互いに東京と大阪の小選挙区で候補者の競合を避ける「選挙協力」を行うと明かしました。会見には愛知県の大村知事も同席。IWJは全編生中継しています。

 小池知事は、「志を共有する皆さんと衆院選でも連携していこうということで一致した。日本維新の会とは、東京と大阪で選挙区のすみ分けをして、改革の志を国会に送り込む」と宣言。松井知事は、「小池知事が率いる希望の党と政策的に、ほぼ一致している状況。お互いに最大限、配慮することを約束した」と、「極右」政党同士の「親和性」を強調しました。

 野党を装いつつ、その実、与党の補完勢力として、これまでにもせっせと立ち働き、「安倍政権別働隊」としての役割を存分に果たしてきた維新のリーダーに「政策的に、ほぼ一致している」と持ち上げられたことで、希望の党の「正体」が維新と同様、安倍自民党の補完勢力であることがより一層明確となりました。

※希望と維新 東京と大阪で選挙協力(2017年9月30日、NHK)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170930/k10011163291000.html

 一昨日夜あたりから、民進党の中で、希望の党への「合流」を潔しとしない面々が、「無所属での出馬」さらに「新党結成」に向けて腹を固めつつあると報じられています。中心人物として名が上がっているのは民進党代表代行の枝野幸男氏で、もともと、リベラル色の強い枝野氏は、希望の党の「選別対象」になるとも見られていました。

※小池氏、憲法・安保で選別 枝野氏は無所属、新党視野(2017年9月30日、東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017092901002292.html

※「緊急事態条項」を全面否定!「一日も早い原発ゼロ」「小池新党は自民の補完勢力」「消費増税はやるべきでない」民進党代表選で前原氏との違い鮮明に〜岩上安身による枝野幸男候補インタビュー 2017.8.22
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/396053

※ハイライト動画URL
https://youtu.be/U36bC-t3aV8

 小池知事は民進党前職の議員らを露骨に見下し、「全員を迎える気などさらさらない」「選別する」「排除する」などと述べています。記者会見の場で、小池知事から「排除する」という発言を引き出したのは、IWJにいつも寄稿を寄せてくださるフリージャーナリスト・横田一氏です。IWJは昨日、この質疑応答などを詳しく記事化した横田氏の寄稿記事をホームページに掲載しましたので、こちらもご覧ください!

※【特別寄稿】笑顔でリベラル「排除」を口にする小池代表の「リベラル派大量虐殺(公認拒否)」断行!――前原誠司・民進党代表は「安倍(政権)倒す倒す詐欺」に騙された!? 2017.10.1
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/399497

 普通ならここまで「コケ」にされれば、「こっちから願い下げだ!」と激怒するのが当たり前ですよね。ちなみに、「選別対象リスト」には、菅直人氏、野田佳彦氏、岡田克也氏、長妻昭氏、枝野幸男氏、安住淳氏、近藤昭一氏、辻元清美氏などの名前が入っていると取り沙汰されています。

※「希望の党」公認拒否 民進“排除名簿”に載る15人の名前(2017年9月30日、日刊ゲンダイ)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/214651/1

 民進党の逢坂誠二氏は一昨日29日、「希望の党とはどうしても合わない。できれば無所属でやりたい」と述べていましたが、昨日は、リベラル系議員の代表格のひとりだった辻元清美氏が、「希望の党には行かない」と明言し、「無所属で立候補する」と決意を表明しました。

※「希望の党には行かない」と辻元氏(2017年9月30日、共同通信)
https://this.kiji.is/286782062512456801

 この混乱で、当初は希望の党に「希望」を寄せ、その後「排除」の壁に直面して動揺する議員の姿も見られます。

 阿部知子議員は29日の段階では、小池知事が「原発ゼロ」を掲げたことを歓迎し、「ぜひ一緒にやりたいと思う」などと合流に前向きな姿勢を示していましたが、昨日30日には、「安倍総理に代わる新しい独裁者はいらない」と小池批判を展開し、記者団に対し、「(希望の党が)イデオロギーで選別するなら希望の党には参加しない」と述べました。見出しを並べて見るだけで、気の毒なほどその動揺が伝わります。小池氏や、希望の党の「正体」を見誤り、ご自身が歓迎されると一度は思ったのでしょう。ちなみに、阿部知子氏も「選別対象」に入っているとみられています。

※民進・阿部氏「小池氏と原発ゼロ、ぜひ一緒にやりたい」(2017年9月29日、朝日新聞)
http://digital.asahi.com/articles/ASK9Y3GX7K9YUTIL00Z.html

※「新しい独裁者はいらない」民進・阿部氏、小池氏を批判(2017年9月30日、朝日新聞)
http://digital.asahi.com/articles/ASK9Z4DJQK9ZULOB003.html

 小池氏と希望の党の「正体」を見抜けなかった人は、他にもいます。菅直人元首相は9月26日のブログで、「希望の党」について「大いに協力したい」「小池氏が日本のメルケルになって、ドイツと同じようなテンポで原発ゼロを実現してほしい」などと大絶賛していました。

※「小池氏に日本のメルケルを期待」(2017年9月26日、菅直人氏公式ブログ)
https://ameblo.jp/n-kan-blog/entry-12314052006.html

 希望の党の細野豪志氏が首相経験者の入党を拒否する意向を示し(ついこの間まで同じ党の仲間だった人物に対し、細野氏の態度は実に冷酷で高飛車です)、自身が「選別対象」になっていると知って、菅氏はどんな思いにとらわれたのでしょうか。

 いささか驚くべきことですが、10月1日未明の時点でも、菅氏はまだ自分を「排除」する姿勢を示した希望の党への認識を改めてはいません。9月30日付のブログでも、まだ「小池氏が『原発ゼロ』を明確にしたことは評価しています」と綴っています。小池氏の、選挙対策としての「にわか公約」でしかない「原発ゼロ」を、真に受けているようです。

※「原発ゼロと最小不幸社会の実現」(2017年9月30日、菅直人氏公式ブログ)
https://ameblo.jp/n-kan-blog/entry-12315247580.html

 小池氏と希望の党に対して、まだ「甘い期待」を捨てきれないのは、人が良過ぎるからなのでしょうか。平然と手の平を返せる細野氏と比べ、はるかに人間的ではありますが、見ていて痛々しく、つらいものがあります。

 明日にも発表されるという、希望の党の「1次公認」には、民進党出身者は含まれていないということです。NHKに対し、細野豪志氏が明かしました。参加希望者をとりあえず「生殺し」状態にしておき、気に食わない人間は選挙ギリギリで切り捨て、捨てられた人間は準備不足のまま選挙に臨み、惨敗する…というシナリオにしかみえませんよね。

 民進党出身者らは、こんな残忍な仕打ちを受け入れるのか。そして、根本的な問題として、民進党出身者らは、元同僚の細野氏に、ここまでナメられて、恥ずかしくないのでしょうか?

 選挙で落選したくないからといって、極右に「命乞い」しているようでは、「リベラル」として看板を掲げてきた今までの政治理念や政治活動が無に帰してしまいます。残念でなりません。

※希望 細野元環境相 1次公認に民進党出身者含まず(2017年9月30日、NHK)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170930/k10011163051000.html

 もう時間はありません。小池知事にすがりつくか、無所属出馬か、新党結成で信念を貫くか、決断は早いほうがよいと思います。「選別」「排除」されてから、仕方ないので、いたし方なく無所属で出る、というのでは、有権者も落胆してしまいます。「リベラル」に票を投じたいと願っている有権者は、「極右」と真剣に戦う候補を選びたいと思っているはずです。

 希望の党に自らの意志で合流せず、無所属で選挙に臨む意向をまっさきに示した自由党の玉城デニー氏にIWJは昨日、直撃インタビューを行いました。玉城氏は「やっぱり自分は自分の公約を変えるつもりも、そこからブレる考えも毛頭ありませんので」と断言。自由党の両院議員総会で希望の党との合流話が出た際には、「即答」で参加しない意向を示したといいます。

 「結局、希望の党に入ったら、逆に沖縄県民の希望が失われてしまう。皆で合流して安倍政権を倒すということは、もちろんなんですけれども、その上で守らなければならないものを優先して考えた場合に、私にとっての沖縄というのは、私の政治の根っこでもあるし、沖縄のためにどれだけ自分が尽くせるのかというのが私の生きがいというのもありますから、そういうところは大切にすべきだというのがあります」

 玉城氏はインタビューの中で、この希望の党「合流」劇の内情を「激白」しています!フルテキストにしてアップしましたので、ぜひともご一読ください!

※「『希望』に入ったら沖縄県民の希望が失われてしまう」――小池新党への「合流」を即座に拒み、無所属での出馬を決めた自由党・玉城デニー氏が決断の真意と「合流」騒動の舞台裏真相を「激白」! 2017.10.1
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/399514

 IWJは昨日(9月30日)、玉城氏と同じ自由党に所属する山本太郎参議院議員にも再度の取材を敢行しました。山本議員の置かれた状況もシビアです。

 「私は、『希望には(票を)入れるな』というキャンペーンは今の時点ではなかなかやれない。なぜなら、まだ党の決定が出ていないっていう状況。出れば、『自分はこうします』っていうことにできるけれども。やっぱり今、デニーさんが無所属になるということは、私一人いなくなると、政党要件を満たせなくなるんですよね。で、小沢さんは自由党から出るという選択をしているから。なんやろこれ、民進党のリベラルみたいなことになってんのかな、私も(笑)」

 これに先立つ28日のIWJによるインタビューでは、山本太郎議員は、民進党から希望の党に合流するメンバーに対し、「有事の際はトロイの木馬になってほしい」と語っていましたが、2日経った昨日(30日)のインタビューでは、「この選挙の結果によって生まれたこのパワーバランスで、『トロイの木馬』的なものも、できるのか、できないのかわからない。『トロイの木馬』的なものも必要だし、他の勢力で止めることも重要だし。本当に、市民の皆さんの力でコントロールするということが今まで以上に必要になってくる局面がやってくるでしょう」と語りました。

 民進党議員の中には、大挙して希望の党になだれこんで、希望の党の内側から変える「トロイの木馬作戦」が可能だと思っていた人もいるでしょうが、そうした思惑はあてが外れることでしょう。希望の党の冷酷さ、意地の悪さは生半可なものとは思えず、そんな「甘い期待」は通じないと思われます。

 30日のインタビューも記事化しましたので、前回、28日のインタビュー記事とあわせてご覧ください。

※「玉城デニーさんが無所属になるということは、私一人いなくなると、政党要件を満たせなくなる」 混乱した政局については「ストーリーを描いている人がいるはず」――自由党・山本太郎参院議員が語る 2017.9.30 17:00~新宿西口
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/399404

※【文字起こし掲載】「女王様の『踏み絵』――安保法制・改憲」~自由党・山本太郎議員が胸中を語る「『希望の党』に手を挙げた民進党議員で心ある人は有事には『トロイの木馬』となってくれ」 2017.9.28 18:30~新宿駅西口地下
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/399141

 他方、共産党は昨日、埼玉県の浦和駅前で街頭演説会を開催。志位和夫委員長が駆けつけ、聴衆が詰めかけていました。

 共産党の候補予定者が次々と登壇する中、聴衆がひときわ盛り上がったのが、社民党の池田万佐代候補(埼玉13区)が登場した時です。池田候補は社民党ですが、共産党が推薦しています。前原氏のイニシアティブによって、民進党が迷走を続ける中で、共・社がこれまでの「野党共闘」の姿勢を崩さずに候補者の一本化で合意。昨日の街宣では、さっそく、「共闘」を目に見えるかたちでアピールしたことになります。共・社の共闘の象徴である池田候補は「統一候補として押し上げていただき心よりお礼申し上げます。リベラルの票を集めるため全力で闘っていきたい」と意気込みを述べました。

 街宣後の囲み取材で、志位委員長は、「自公補完勢力の日本維新の会との連携を打ち出したことで、『希望の党』も自民党の補完勢力であることが一層明らかになった。自民も希望も、(対決姿勢をとっているが)中身は変わらない。偽りの戦いだ」と指摘。IWJ記者が、「民進・枝野氏らが新党を結成する可能性もあるが、連携の可能性はあるか」と質問すると、志位委員長は、「そういう動きを私たちは歓迎する。『希望』への合流とは一線を画す本当の共闘で安倍政権に対峙したい」と期待を表明しました。

※日本共産党の街頭演説に、社民党候補が万雷の拍手の中登場!2党協力へ期待持てるスタートに!リベラル派新党実現時、連携可能性について志位和夫委員長「流れは歓迎、共闘は常にオープン」 2017.9.30 13:00~浦和駅東口
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/399352

 東京・石神井駅前で街宣した共産党の小池晃書記長も、「枝野さん無所属、新党考えていると報道が出ているが、大歓迎!」と熱弁をふるい、枝野氏ら、民進党リベラル派へエールを送りました。IWJはこちらの街宣も取材・中継しましたので、ぜひご覧ください。

※「私じゃない方の小池さんはアベ政治を中心で進めてきた人!改憲右翼団体・日本会議メンバーばかりだ」共産党・小池晃書記局長が「希望の党」批判!枝野幸男議員らリベラル派へエールも! 2017.9.30 13:00~東京都練馬区・石神井公園駅北口
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/399353

 IWJはさらに、神奈川・桜木町駅前で行われた、市民連合横浜の主催による「4野党の選挙協力を求める 9・30緊急集会」にも駆けつけ、中継を行いました。こちらの現場は率直に言って、かなり閑散とした様子でした。

 演説に立った民進党参議院議員・真山勇一氏は、希望の党への民進党の「合流」について、「小池さんの都庁のように、ブラックボックスの中でいろんなことが進んでいる」と懸念を示し、「小池さんの新党だって、もしかすれば政権側についてしまう。そうなったら、民主主義を守ろう、憲法を守ろうという、野党の存在がまったく無力になってしまう」と危機感を表明しました。

 街頭演説後、現場でIWJの単独インタビューに応えた真山議員は、民進・枝野氏が新党結成を検討しているという報道に関して、「そういう動きがあるんなら、参議院の民進党も一緒になれる人は一緒になるという選択も出てくる」と答え、新党結成を歓迎する考えを示しました。

 集会の終盤、通りすがりの若い女性のグループが「安倍やめろ!」と書かれた横断幕の前を通りすぎざまに、「だから野党は対案だせよ、ハハハ!」と、嘲笑するように吐き捨てていきました。彼女たちが世間一般の意見を代表しているとは思いませんが、「奇策」におぼれて、両院議員総会で「満場一致」で希望の党への「合流」に同意してしまった民進党議員への「失望」や「見下し」が、今の日本には広がっているのかもしれません。世間の「空気」というものは、恐いものです。

 このままでは、選挙後の日本は、自民党と希望の党の「2大極右政党制」になってしまうかもしれない――そんな危機感を抱くのは、決して大袈裟なことではなさそうです。

※「安倍政権が傲慢だと思っていたら、希望の党・小池さんはそれを上回る横暴ぶりです!」民進党・真山勇一参院議員がマイルドなイメージ先行の「希望の党」の危険性を鋭く指摘!~4野党の選挙協力を求める 9・30緊急集会 2017.9.30 14:00~桜木町駅前広場
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/399354

 さらにさらに昨日、IWJは福岡からも「どうなるの??市民とオール野党はひとつ」を中継。こちらの集会では自由党・森ゆうこ参議院議員、共産党・仁比聡平参議院議員らが発言しました。

 森議員は、「日本初の女性総理を目指すなら堂々と結集をはかり、選挙をすればいい。なぜ『排除』などするのか。私は『希望』から排除されるでしょうね」「小沢代表は自由党か無所属か、分からない。復活を目指す仲間たちが勝つために『希望』に結集できるならそこから公認の可能性も。週明けにも明らかに」などと述べました。

※どうなるの??市民とオール野党はひとつ(福岡市) ―登壇 自由党・森裕子参議院議員ほか、民進・共産・社民・緑の党各党 2017.9.30 13:45~福岡市・ももちパレス
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/399331

 また、愛知からは山尾志桜里氏の応援集会を中継。山尾志桜里氏は、「比例復活はありません。勝つか負けるかの勝負です」と述べ、「皆さんと一緒に、勝って、やっぱりこの国に必要な、当たり前の、皆が求めているリベラルな価値をしっかりと訴えていける、『物言えば唇寒し』じゃない、当たり前のことが当たり前に口に出せる、そういう社会をつくる一員として、国会で仕事を続けさせて下さい。そのために私、死に物狂いで頑張ります」と訴えました。

※山尾志桜里応援集会 小林よしのり氏来訪+本人トーク(豊明市) 2017.9.30 14:00~ 愛知県・豊明商工会
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/399340

 IWJは、事実上スタートを切った選挙戦を、この後も全力で取材・中継していきます。目をそむけたくなるようなシビアな現実も、今、この選挙前に伝えていかなければ、本当に取り返しがつかないことになる、と真剣に憂うからです。

 しかしながら、IWJが、この前代未聞の政局と選挙戦を追いかけ続けてゆくには、財源も人手も足りません。駆けずり回れば回るほど、取材経費がかさんでいきます。しかし、赤字がふくらんでも、22日までは全力投球、全力疾走する所存です。どうか有料会員としてご支援のほどよろしくお願いします!

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 人もいなければ、組織もなく、金もないし、政策も、歴史もない。ないないづくしの空っぽの小池新党が、野党第一党を見下して丸のみしようとしているのは、ひとえに都知事選以来、テレビのワイドショーを筆頭に、マスコミが足並みをそろえて小池氏のみを取り上げ続けてきたからです。希望の党とは、マスコミが作り出した幻影に過ぎません。しかし、「テレポリティクス」の猛威はすさまじく、幻影が現実をむしばんでいます。

 異常なほどに偏ったマスコミのあり方に、風穴をあけてゆくには、独立メディアの存在が必要だと、我々自身が今、痛感しています。

 IWJが現状の活動規模を維持するためには、年間で6000万円、月平均で500万円のカンパやご寄付が必要です。しかし、今期がスタートした8月以降、厳しい財政状況が続いています。

 今後、我々の取材活動や配信規模の大幅な見直しを行なわなくてはならないかもしれません。ぜひ、皆さんのカンパ・ご寄付でIWJの活動を支えてください!銀行口座への振込に加え、クレジットカードでの決済も可能です。ご検討のほどよろしくお願いいたします!

※寄付・カンパのお申し出はこちらからよろしくお願い致します。
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

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◆中継番組表◆

**2017.10.1 Sun.**

 あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【ツイキャス・IWJ_KYOTO1】13:30~「『今 自衛隊をどうする?』〈第1部〉オキナワ島嶼戦争――南西諸島への自衛隊配備 ~講師:軍事ジャーナリスト・小西 誠氏」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_kyoto1

 「自衛隊員の命と人権を考える京都の会」主催による講演会を中継します。
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【Ch5】14:30~「FORCE QUIT 安倍政権強制終了〜新しい未来を求めるデモ〜」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

 「FORCE QUIT – 新しい未来を求めるデモ実行委員会」主催でおこなわれるデモの模様を中継します。
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【Ch4】16:00~「日本共産党街頭演説 ―弁士:吉良よし子 参院議員、宮本栄 衆院東京5区予定候補」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4

 日本共産党街頭演説を中継します。弁士は吉良よし子 参院議員、宮本栄 衆院東京5区予定候補。
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【録画配信・IWJ_KYOTO1】18:00~「ユナイトきょうと(略称 みみうさぎ)立ち上げ記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=kyoto1

 9月26日に収録した、ユナイトきょうと(略称 みみうさぎ)の立ち上げ記者会見の模様を録画配信します。
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【録画配信・IWJ_HYOGO1】19:00~「中野晃一講演会『アベ政治をやめさせるとき、社会は変わる』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=hyogo1

 9月30日に収録した、中野晃一氏講演会の模様を録画配信します。

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◆中継番組表◆

**2017.10.2 Mon.**

 あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch2】17:00~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2

 東京電力による記者会見を中継します。

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

関東大震災時の「不逞鮮人」虐殺を彷彿とさせる麻生副総理の「武装難民」射殺発言!!〜追及しない記者クラブメディア!? 官邸内記者会見から締め出されるIWJ!!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/399302

「ファシズムは身びいきの蔓延や腐敗から始まる」「ファシズムの兆候は全て戦争のきっかけであり、戦争の結果でもある」~伊藤真氏が基調講演!山城博治氏も発言!!――安保法制の憲法違反を訴える市民大集会
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/399094

「原発に対するミサイル攻撃について専門家を交えた検討もしていないし公開できるデータもない」 ――原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/399012

「反戦・反核・反貧困、政党ではなく政策を基軸として候補者を支援していく」~植草一秀氏ら「オールジャパン平和と共生」が衆院総選挙緊急総決起集会を開催!!――森友・加計問題も講演
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/399226

政治的配慮⁉︎ 2016年参院選「一票の格差」3.08倍に「合憲」判決!過去5回の「違憲状態」判決を理由も示さず覆した最高裁に「法治国家の破壊、憲法98条違反」と原告弁護士らは猛批判!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/399055

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 それでは今日も1日、よろしくお願いします!

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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