■■■ 日刊IWJガイド・番組表「IWJがスクープ！ 成田市の国際医療福祉大学医学部に新疑惑！ 認可前から国家戦略特区会議に同大学経営者が参加！／自民党が10日実施の閉会中審査に前川喜平前事務次官を参考人招致!! 安倍晋三総理は外遊中!?／共産党志位和夫委員長は『都民ファースト』を『改憲勢力』と認識せず!?／『アベノミクスの仕掛け人』山本幸三・地方創生相が国会質疑で証券取引等監視委員会の強制調査に圧力!? 『便宜供与』疑惑が浮上！」2017.7.5日号～No.1755号～ ■■■
（2017.7.5 8時00分）

★本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします！

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■＜はじめに＞IWJがスクープ！　成田市の国際医療福祉大学医学部に新疑惑！ 認可前から国家戦略特区会議に同大学経営者が参加！／自民党が10日実施の閉会中審査に前川喜平前事務次官を参考人招致!!　安倍晋三総理は外遊中!?／共産党志位和夫委員長は「都民ファースト」を「改憲勢力」と認識せず!?（城石裕幸）
┠■【中継番組表】
┠■＜ニュース・フラッシュ！＞（ぎぎまき）
┠――【1】「アベノミクスの仕掛け人」山本幸三・地方創生相が国会質疑で証券取引等監視委員会の強制調査に圧力!? 「便宜供与」疑惑が浮上！
┠――【2】北海道の3大学が科学技術の軍事利用に「NO」！　岩上さんによる東京新聞・望月衣塑子記者インタビューをご紹介
┠■＜ハドル班からのお知らせ＞中継市民ボランティアさんから都議選中継の感想をお寄せいただきました（ハドル班）
┠■＜お知らせ＞都民ファースト圧勝と北朝鮮情勢でいっそう危機感が増した「緊急事態条項」での改憲！『前夜・増補改訂版』を読むと暑い夏も背筋が凍る！（関根かんじ）
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＜はじめに＞IWJがスクープ！　成田市の国際医療福祉大学医学部に新疑惑！ 認可前から国家戦略特区会議に同大学経営者が参加！／自民党が10日実施の閉会中審査に前川喜平前事務次官を参考人招致!!　安倍晋三総理は外遊中!?／共産党志位和夫委員長は「都民ファースト」を「改憲勢力」と認識せず!?
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　おはようございます。IWJ動画班カメラマンの城石裕幸です。

　都議選での歴史的な敗退によって、安倍政権に対する国民の信任の崩壊が、誰の目にも明らかになる中、「森友学園・加計学園問題」に続く、第3の学園問題が浮上してきました。千葉県成田市の国家戦略特区に設立された国際医療福祉大学医学部の疑惑です。

　昨日、民進党の「加計学園疑惑調査チーム会合」は岩手医科大学の小川彰理事長との会合を実施。会合は記者には非公開でしたが、終了後、座長を務める桜井充議員から、ブリーフィングが行われました。そこで桜井議員は、成田の国家戦略特区に新設された国際医療福祉大学の医学部をめぐり、裏で政治的なやりとりが行われていたことを裏づける証拠が出てきたことを明らかにしました。

　出てきた証拠とは、2014年10月1日に行われた「東京圏国家戦略特区会議第1回」の議事次第で、そこには、国家戦略特区担当の石破茂内閣府特命担当大臣（当時）と、舛添要一都知事（当時）、小泉一成成田市長ら、阿曽沼元博・瀬田クリニックグループ代表とともに、国際医療福祉大学の高木邦格理事長（代理：矢崎義雄総長）が出席者として明記されています。設置事業者の公募が始まる2015年11月12日よりも、前の話です。

　さらに、公募以前に行われた内閣府、文科省、厚労省の会合では、国家戦略特区での新設医学部は「一般の臨床への養成を主たる目的とする医学部とは異なる医学部にする」ことが決定されたはずなのに、今年3月27日付けで、千葉県と国際医療福祉大学が、「地域医療に貢献する人材を育成（＝一般的な医学部と同じ）」することを協定で取り交わしていたことも明らかに。

　「国家戦略特区」を隠れ蓑にした安倍政権による一部の学校法人への「優遇」は、どうやら安倍政権の「腹心の友」加計孝太郎氏率いる加計学園だけではないようです。IWJは昨日の民進党のブリーフィングを中継配信、ことの重大性に鑑みて、夜10時30分から緊急再配信もしました。お見逃しになった方はぜひ、以下よりアーカイブをご視聴ください！また、記事内の会員限定ページには、民進党が配布した資料を全文公開しています。ぜひ、この機会に会員登録もお願いいたします。

※スクープ！ 国際医療福祉大学医学部に新疑惑！ 認可前から国家戦略特区会議に同大学経営者が参加！ 石破氏、舛添氏らも同席～民進国対委員会と岩手医科大学・小川彰理事長会合後のブリーフィング 2017.7.4
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/387698

　「7・2都議選」の結果を受け、過去最低の23議席という歴史的大敗を喫した自民党は、民進、共産、自由、社民の野党4党が求めていた閉会中審査に応じることを決めました。

　自民党の竹下亘国対委員長は4日、民進党の山井和則両国対委員長と国会内で会談を行ない、10日に閉会中審査を開くことで合意。衆院文部科学、内閣両委員会の連合審査会とし、学校法人「加計学園」による獣医学部新設計画を巡り、文部科学省の前川喜平前事務次官を参考人として招致することも決まりましたが、安倍総理は7月7、8の両日、ドイツで開かれる主要20カ国・地域（G20）首脳会議に合わせて欧州を訪問し、12日に帰国のため、10日当日は不在です。

・前川前次官 招致へ　閉会中審査、１０日実施　首相は不在（毎日新聞、2017年7月4日）
https://mainichi.jp/articles/20170705/k00/00m/010/067000c

　「閉会中審査」とは、国会閉会中に各議院の常任委員会や特別委員会がその議院の議決によって、会議や審査を行なうことです。

・閉会中審査（衆議院）
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/kokkai/kokkai_heikaichusinsa.htm

　6月18日の国会閉会後、民進、共産、自由、社民の野党4党は臨時国会召集や閉会中審査を求めていましたが、与党は拒否し続けていました。7月2日の都議選投開票の大勢が判明した3日午前0時過ぎ、日本共産党本部で記者会見した志位和夫委員長は、自民党の大敗、共産党の議席増を受け、「速やかに臨時国会を招集して一連の疑惑の問題をはじめ国政の重大問題について審議・究明を行なうことを強く求める」と述べています。

　この会見で志位委員長は、「国政の私物化と憲法を壊す政治に対する怒りが、自民党の歴史的大敗につながった」と分析、「総選挙に向けて野党と市民の共闘を発展させ、自公とその補完勢力を少数に追い込む」と決意を語りました。

　他方、惨敗した自民党とは対照的に、都議選で圧勝をおさめた「都民ファーストの会」は、安倍政権にも劣らない極右勢力であり、用心が必要のはずです。

※都議選を圧勝した「都民ファーストの会」・小池百合子氏が代表を辞任！　自民党が離党届を正式に受理するも復党の道筋は絶たれていない!?　野田数新代表は極右政治思想の持ち主か 2017.7.4
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/387687

　しかし、会見で都民ファーストが改憲勢力であることを指摘し、今後どう戦うかを質問したIWJの記者に対し、志位委員長の口調は歯切れ悪く、「都民ファーストの会が、党として改憲を訴えた事実はないと認識しています」と答えたにとどまりました。

※「都民ファーストの会が改憲を訴えた事実はない」って!? 議席を伸ばした共産党・志位和夫委員長「総選挙で自・公・補完勢力を少数に追い込む」と宣言しておきながら都ファに遠慮!?～2017年東京都議会議員選挙2017.7.2
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/387408

　圧倒的人気の都民ファーストの会の支持者を敵に回したくない、ということなのでしょうか。しかし、今回の都議選の出口調査では、共産党が都民ファーストの会についで2番めに無党派層の支持を集めています。「立憲4野党」の立場からも、明確な態度を示すべきではないでしょうか。

・出口調査 無党派層の４割が都民（NHKニュース、2017年7月2日）
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20170702/4171802.html

　安倍総理は3日、毎日新聞のインタビューに答え、秋の臨時国会に自民党の憲法改正案を提出する方針は「変わっていない」と明言しました。

・安倍首相 改憲行程変えず　都議選「緩みに批判」（毎日新聞、2017年7月4日）
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20170704/k00/00m/010/119000c

　都議会自民党が大敗しても、都民ファーストの会が圧勝したなら改憲勢力としてはダメージがないということではないでしょうか。都議選直後、国政への進出を聞かれて「考えていない」と否定していた小池都知事ですが、7月3日、記者からの質問に対し、「色々な動きは国政で出てくると思うが、私たちは『都民ファースト』ならぬ『国民ファースト』ということをベースに考えていく必要がある。そういう方が増えていけば国民にとっても良いこと」と答え、国政進出を匂わせるような発言をしました。1日前の発言を早くも覆したわけで、油断ができません。

　自民党を離党した若狭勝氏や、日本維新の会を除名された渡辺喜美氏ら複数の国会議員が都民ファーストの会を支援しており、2日、党内で憲法改正についての議論が深まっていないことなどを理由に、党本部に離党届を提出した民進党の藤末健三政調会長代理も、都民ファーストの会との連携するのではないかとの憶測も出ています。まだ国政の舞台に存在していない小池新党にすり寄って離党したのですから、藤末氏も気が早いというか、小池さんの国政進出を裏づけてしまった、というか。

・「国民ファーストの考え必要」小池知事、国政関与に含み（朝日新聞、2017年7月3日）
http://www.asahi.com/articles/ASK735R32K73UTIL03H.html

・民進・藤末健三政調会長代理、離党届提出（産経ニュース、7月3日）
http://www.sankei.com/politics/news/170703/plt1707030066-n1.html

　IWJはこの都議選期間中、ボランティア中継市民の方の助けも借りながら、都内各地で各候補者や応援演説の中継だけでなく、候補者本人や党幹部、支持者へのインタビューなども行なってきました。

　7月1日に秋葉原・ガンダムカフェ前で行なわれた自民党・中村彩候補への安倍総理の応援演説のハイライト動画は、YouTubeの再生回数が昨日4日時点ですでに9万回を超えました。現在、6月23日の各党第一声から7月2日深夜の各党・候補者の開票結果を受けた会見までをドキュメンタリーとしてまとめています。完成次第、近日中に公開致しますのでお待ち下さい。

　大手メディアは「自民対都民ファースト」の対決ばかりを煽っていましたが、私たちは築地再整備を訴える中央区の無所属2候補（森山高至候補、立石晴康候補）へのインタビューや、共産党候補を応援して志位委員長と手をつなぐ元公明党副委員長・二見伸明氏の姿など、独自の視点で取材を進めました。こうした活動は、会員の皆様の会費によってなりたっています。

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◆中継番組表◆

＊＊2017.7.5 Wed.＊＊

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch3】14：00～「原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※原子力規制委員会 田中俊一委員長による記者会見を中継します。

【ツイキャス・IWJエリアCh1・大阪】18：30～「NIHU『パレスチナ占領50年』企画連続国際シンポジウム ＜大阪＞ 講演者 ハリール・ナハレ」
視聴URL： http://twitcasting.tv/iwj_areach1
※「パレスチナの平和を考える会」の主催で行われるシンポジウムを中継します。

【タイムリー再配信 18・IWJ_YouTube Live】21：00～「＜特別編集バージョン＞『前川氏や詩織さんの思いを直接ぶつけたかった』 菅官房長官を厳しく追及し内部文書の『再調査』を実現！ 岩上安身による東京新聞記者・望月衣塑子氏インタビュー（2）」
YouTube視聴URL： https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL： http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※6月16日収録。岩上安身による東京新聞記者・望月衣塑子氏インタビューを再配信します。
[記事URL] http://iwj.co.jp/wj/open/archives/383824

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◆中継番組表◆

＊＊2017.7.6 Thu.＊＊

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch2】17：00～「東京電力 定例会見」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による記者会見を中継します。

【タイムリー再配信 19・IWJ_YouTube Live】21：00～「加計学園に建築費水増し疑惑!! 96億円の補助金支出を決定した今治市は見積もりを一切チェックせず!? 岩上安身による『今治加計獣医学部を考える会』共同代表・黒川敦彦氏インタビュー！（1）」
YouTube視聴URL： https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL： http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※7月2日収録の、岩上安身による黒川敦彦氏を再配信します。
[記事URL] http://iwj.co.jp/wj/open/archives/387406

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

スクープ！ 国際医療福祉大学医学部に新疑惑！ 認可前から国家戦略特区会議に大学関係者が参加！石破氏、舛添氏らも同席～民進党国対委員会と岩手医科大学・小川彰理事長の会合後のブリーフィング
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/387698

「都民ファーストの会が改憲を訴えた事実はない」って!? 議席を伸ばした共産党・志位和夫委員長「総選挙で自・公・補完勢力を少数に追い込む」と宣言しておきながら都ファに遠慮!?～2017年東京都議会議員選挙
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/387408

やっぱり加計ありき！京都産業大を落とし、加計学園に絞り込んだ経緯の「記録は取っていない」と内閣府が証言！小西洋之議員は違法性を指摘！民進党加計問題追及チームで
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/387534

都議選を圧勝した「都民ファーストの会」・小池百合子氏が代表を辞任！自民党が離党届を正式に受理するも復党の道筋は絶たれていない!? 野田数新代表は極右政治思想の持ち主か
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/387687

「安倍首相はこの都民の審判を重く受け止めるべき」「臨時国会を直ちに召集し、前川さん、昭恵さんの証人喚問を！」～日本共産党・志位和夫委員長と都議選当選者19人が緊急街頭演説会
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/387560

民進党、安倍政権追及をアピールするも議席減　松原仁・都連会長は「実績が選挙の結果に直接的に結びついていない」と反省　豊洲移転は「安心・安全を環境基準値以下で確認できるかどうか」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/387409

自民党「歴史的惨敗」!！ 下村博文・自民都連会長会見「加計学園問題、稲田大臣失言など国政の問題が都議選に影響」――自民党・東京都議選 開票センター
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/387410

「日本の種子（たね）を守る会」設立!!「多国籍企業は10年先を読んで仕込んでくるが、我々は100年先を考えて集中した活動を地道に積み上げていく」～西川芳昭教授記念講演・同会設立総会・記者会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/387532

「半年で50mSv」年度をまたぎ被爆した作業員がいわき市議に相談「制度からこぼれ落ちた高線量被爆者数を人道的な立場から調査・把握する考えは？」―「現行の制度では考えていない」～東電定例会見
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/387536

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＜ハドル班からのお知らせ＞中継市民ボランティアさんから都議選中継の感想をお寄せいただきました
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　おはようございます。ハドル班からのお知らせです。

　IWJでは、この東京都議会選挙中、中継・取材にご協力いただける中継市民ボランティアを募集いたしました。今回、この呼びかけに応じてくださった4名の方々が都内各地、西へ東へ駆け回ってくださった結果、42選挙区中、21地区で繰り広げられた選挙戦の模様を中継することができました。

　広い東京、IWJの限られたスタッフだけでは、ここまでの地域をカバーすることは到底難しかったことと思います。中継市民ボランティアに名乗りをあげ、取材に奔走してくださった皆さまには、この場をお借りして心より御礼申し上げます。

　さて、本日は中継市民ボランティアのお一人、みなとかおる様に都議選中継の感想をお寄せいただきましたのでご紹介いたします。

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　都議選で中継のお手伝いをした、IWJ会員のみなとかおると申します。

　6月30日、府中から出馬した日本共産党・柄沢地平（からさわちへい）候補の街宣をツイキャスしました。

※東京都議選・府中市 共産党 柄沢地平候補 街頭演説 ―応援 田村智子副委員長 2017.6.30
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/386555

　緊張でガチガチの柄沢候補。最初の5分ぐらい、農工大で環境や食物の安全について勉強したこととかをお話ししている間、私も緊張で、中継の音声が出ていなくて申し訳ありませんでした。

　国会での質問と同じ迫力で堂々とした応援演説をしてくださる田村智子参議院議員に、途中で自転車のおじさんが、「国政のことじゃなく都知事のこととか話せ！」と野次を飛ばしてきました。運動員の方がなだめると去ってくれて、ことなきを得ましたが、国政の酷さに都議選の投票で意思を表すのも、国民の権利の一つだと思います。

　秋葉原では、非難の野次に対して安倍総理は、あろうことか指をさして「こういう人たちには負けるわけにはいかない」と怒鳴ったわけですが、野次を飛ばす人も、批判や非難をする人も、有権者です。穏やかになだめた共産党の運動員の方々と、安倍総理の攻撃的な切り返しと、どちらがまともだったか。結果は投票に現れました。自民党は歴史的な大敗。共産党は2議席増やす19議席を獲得しました。

※都議選前日ようやく表に姿を現した安倍総理を待っていたのは「やめろ!」「帰れ!」の嵐！　怒れる聴衆の中には森友・籠池氏の姿も！　安倍総理は有権者を指差し「こんな人たちに負けない」と逆上！ 2017.7.1
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/387185

　7月3日に府中に用事があって、フォーリス（ショッピングモール）前を通りかかると、共産党の方が「しんぶん赤旗」の号外を配ってご挨拶をしていました。柄沢さんもいらして、お買い物帰りの奥さんに握手を求められていました。

　私は、柄沢さんに「IWJの中継をアーカイブで見てください」とお伝えすると「志位（和夫委員長）さんのは見たけれど、自分のは恥ずかしくて見られない」というお返事でした。「応援演説も見てくださいね！」とお勧めしました。柄沢さんは、落選とはいえ、前回より4000票も得票数が増えたのですが、これは自民党への腹に据えかねる気持ちが有権者の投票行動としてあらわれたのだと思います。

　都議会選挙は、人気者の小池都知事が率いた（そして選挙後にすぐ代表を野田数氏に交代した）都民ファーストの会が圧勝しましたが、ほとんどが素人集団で、政策にも通じていない方が多いご様子。波乱万丈が続くと思われます。さらに国政進出を考えていて、国会議員を集めて国民ファーストの会を作るのだとか。何が本当か、何が嘘か、騙されないように、IWJの中継を皆さん、見てくださるようにお勧めします。

　みなとかおるでした。

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　選挙が終わったあとも、岩上さん始めスタッフは、現場での中継や取材に走り回る日々です。IWJではボランティアさんを随時募集しておりますので、今回参加してくださった方はもちろん、中継に興味のある方、「我こそは！」という方は、以下の募集フォームからご連絡ください。

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IWJボランティアスタッフ募集フォーム＞
https://docs.google.com/forms/d/1VBZLYidHi8w1XNCJ1vu4NB82NENhjaz-5ASVxH5Kamc/edit
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＜お知らせ＞都民ファースト圧勝と北朝鮮情勢でいっそう危機感が増した「緊急事態条項」での改憲！『前夜・増補改訂版』を読むと暑い夏も背筋が凍る！
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　おはようございます。WEB班の関根かんじです。

　東京都議選での自民党大敗北の激震、おさまらぬうち、案の定、昨日4日、アメリカ独立記念日に当てこすり？ 北朝鮮はミサイルを発射しました。

　安倍総理は待ってましたとばかりに「北朝鮮の脅威が増した」と雄叫びをあげました。これで何度目でしょうか？ それこそ共謀罪で捜査して欲しいくらいですが、私たちもこうした挑発に動ぜず、北朝鮮が、大陸間弾道ミサイル（ICBM）をアメリカにほんとうに放ったり、日本にミサイルを打ち込んだら、北朝鮮や金正恩はどうなってしまうのか？ 外交交渉の切り札にすぎないのでは？ ともっと冷静になって考えるべきだと思います。

　もっとも、こんな意見をポータルサイト・ヤフーのコメント欄に書き込んだら、北朝鮮のミサイルより激しくネトウヨにディス（ディスリスペクト＝侮辱）られてしまうことでしょう。と思いきや、「ネトウヨのコメントが急に減った」とネットで話題になっていました。

　私は気分が悪くなるのでヤフコメを完全スルーしていたのですが、今回、確かに安倍政権批判の意見が多く見受けられるようになっていて驚きました（それでもまだまだネトウヨのコメントは多いですが）。

　木村忠正立教大学教授は、ヤフーのコメントは月間約660万件あり、1週間で100回以上コメントする人が1％。その人たちが全体の20％のコメントを占めていたとの調査結果を出しました。それを受けた対応かどうかは不明ですが、どうも1人で複数のアカウントを登録して、各アカウントで投稿することを禁止したとも聞かれます。

・コメント欄にはびこる嫌韓・嫌中　ヤフー・ニュース分析（朝日新聞、2017年4月28日）
http://www.asahi.com/articles/ASK4W63LTK4WUTIL060.html

　ちなみに、東京都議選が終ったら、自民党の汚点を払拭するためか、政府系マスメディアから、反韓、反中、北朝鮮ネタが増えた印象です。安倍総理は、マスメディアに「このハゲーー！ ちーがーうだーろーっ！」と、印象操作せよとのゲキを飛ばしたのでは、というのはゲスの勘ぐりでしょうか？

　冗談はさておき、本末顛倒もいいところで、北朝鮮の脅威は、ほんとうに懸念すべきことですから、今こそアジアの平和を保つため、安倍総理は率先してアメリカ、韓国、中国、ロシアも含め対北朝鮮の対応協議と協力を請うべきでしょう。それが国のリーダーのとるべき姿だと思ってしまいます。決して北の方向を指差して、「こんなやつらには負けない」と絶叫するのだけは、やめていただきたい。

　ところで、すでに日刊IWJガイドで述べているように、小池百合子都知事も野田数（かずさ）都民ファースト代表も、極右思想を臆面もなく披露してきた面々です。ということでIWJは、今回東京都議選の結果に、溜飲をさげているどころか、新たな危機感を抱いているのです！

※都議選を圧勝した「都民ファーストの会」・小池百合子氏が代表を辞任！自民党が離党届を正式に受理するも復党の道筋は絶たれていない!? 野田数新代表は極右政治思想の持ち主か
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/387687

　昨日のICBM発射に成功したとする北朝鮮情勢を含め、「緊急事態条項」での改憲の危機感は、むしろ『脅威が増した』のかもしれません。この機会に、まだ「緊急事態条項」の何か？ をご存知のない方はぜひ、梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士とともに自民党改憲草案を逐条で読み解いた書籍『前夜～増補改訂版』をご一読ください。安倍政権（もしかすると小池知事もいっしょに）が目指す「改憲」が、どんな危険をはらんでいるか、おわかりいただけると思います。

　ご購入はぜひ、「IWJ書店」で！

※【増補改訂版】『前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=169

　また、IWJでは「緊急事態条項」特集ページも開設しております。緊急事態条項の危険を早くから訴えてきた、升永英俊弁護士や永井幸寿弁護士、ヒトラーの独裁政権誕生の過程を徹底検証した東大・石田勇治教授への岩上さんのインタビューなど、充実のコンテンツを掲載しております。ぜひ、ご覧ください！

※【特集】これこそ「ナチスの手口」！　9条を含めすべての現行憲法秩序を眠らせ、日本改造を行う「緊急事態条項」　 この上ない危険性!!
http://iwj.co.jp/wj/open/%E7%B7%8A%E6%80%A5%E4%BA%8B%E6%85%8B%E6%9D%A1%E9%A0%85%E7%89%B9%E9%9B%86

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　では今日も1日、IWJをよろしくお願いいたします。

※日刊IWJガイドのフルバージョンは下記URLより御覧ください。
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20170705

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