日刊IWJガイド・番組表「決して忘れてはならない9月1日、『関東大震災直後の朝鮮人大虐殺』の記憶〜3日連続で『IWJ追跡検証レポート』を再配信中!/過去最大の防衛予算要求で戦争準備体制に移行しだした防衛省/泉田知事vs新潟日報!白熱した記者会見詳報!」2016.9.2日号~No.1449号~


■■■ 日刊IWJガイド・番組表「決して忘れてはならない9月1日、『関東大震災直後の朝鮮人大虐殺』の記憶〜3日連続で『IWJ追跡検証レポート』を再配信中!/過去最大の防衛予算要求で戦争準備体制に移行しだした防衛省/泉田知事vs新潟日報!白熱した記者会見詳報!」2016.9.2日号~No.1449号~ ■■■
(2016.9.2 8時00分)

 おはようございます。IWJの佐々木隼也と申します。

 昨日9月1日は、1923年に発生した関東大震災の記憶を忘れまいと制定された「防災の日」でした。会社勤めの方や学生の方は、避難訓練を通して、93年前の巨大震災の悲劇に触れた方も多いのではないでしょうか。

 しかし、この関東大震災には、忘れ去られようとしているもう一つの「悲劇」があります。それが、震災発生直後に起こった、「朝鮮人大虐殺」です。

 これは当時、行政機関や新聞、民衆を通して「混乱に乗じて朝鮮人が井戸に毒を入れたり、放火して暴れまわったり、凶悪犯罪や暴動を起こしている」という「デマ」が広がり、多くの朝鮮人や中国人、かばった日本人や、方言を話す日本人や、耳の不自由な日本人までが、「自警団」によって無残に虐殺された事件です。

 当時は「警察のみならず国家の全力をあげて、治安を維持」するためとして「戒厳令」が発布されており、混乱に乗じて自由主義者や社会主義者、労働運動の指導者を暗殺する「甘粕事件」や「亀戸事件」も発生しており、こうした状況も、混乱に拍車をかけました。

 あれから90年、第二次大戦を経て平和国家となったはずの日本。しかし今、当時を彷彿とさせるような不穏な空気が流れはじめています。

 新大久保の路上などでは在特会などの排外主義者たちが、「朝鮮人を殺せ」を叫びながら練り歩き、右派政治家や右派言論人たちが、在特会のヘイトスピーチを擁護するかのように、堂々と、朝鮮人やマイノリティーに対する偏見、差別発言を繰り返しています。

 豪雨や地震災害の際にはネット上で「在日朝鮮人が放火している」などの悪質なデマたびたび流布され、政界では日本会議のような極右団体が政権中枢に影響力を持ち、しかもそんな安倍政権は災害時に内閣に権限を集中させ、人権を制限する「戒厳令」さながらの「緊急事態条項の新設」を含めた憲法改正を推し進めようとしています。

 こうした、ナショナリズム、というよりもシュービニズム(排外主義)の横行に、現在の政官財の支配層は寛容な素振りを見せる一方で、財界は低賃金の外国人労働者を「経済移民」として迎え入れるよう政府に提言、政府もそれに呼応するような政策を進めています。

 「ヘイトな気分」は充満するばかりなのに、身近に外国人が増えてゆく、この「矛盾」を内包したまま、人々が極度の混乱状態に陥った時、同じ形ではないにしろ、再び血なまぐさい悲劇が再現されてしまうのではないか。そんな危機感を抱きます。だからこそ、朝鮮人大虐殺の記憶を「教訓」として語り継ぐことが求められているような気がします。

 IWJでは昨日から、「【IWJ追跡検証レポート】『九月、東京の路上で』~関東大震災・ジェノサイドの跡地を加藤直樹氏と歩く」の第1夜から第3夜までを、3日連続で再配信しています。

 ライターである加藤直樹さんは、歴史に埋もれかけている朝鮮人大虐殺の一次史料を丹念に調べあげ、それをもとに、「実際に虐殺事件の起こった現場」を歩きまわって取材し、その記憶と記録を現代に呼び起こしました。その取材をまとめた書籍『九月、東京の路上で――1923年関東大震災・ジェノサイドの残響』(2014年)は注目を浴び、IWJスタッフも、その信じられない凄惨な虐殺の事実の数々に、大きな衝撃を受けました。

 2014年8月、IWJスタッフが加藤さんとともに東京近郊の「虐殺の現場」を歩き、レポート。その上で、加藤さんをIWJにお招きして、岩上さんがインタビューを行い、3夜連続で配信しました。

 本日は15時から、その「第2夜」をチャンネル1で再配信します。ぜひご覧になっていただければと思います。

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 またIWJでは、今後も朝鮮人大虐殺の記録を調べ、その事実に迫る取材を進めていく予定です。先日、現代書館から出版された『関東大震災・朝鮮人虐殺の記録』は、1100件にも及ぶ虐殺の目撃証言を集めた、衝撃的な作品です。この書籍も、今後IWJの「献本コーナー」で詳しくご紹介させていただきます。

 そして、このように朝鮮人大虐殺の記録を調べている専門家の方々にも、今後、岩上さんがインタビューを行っていく予定です。その予習として、ぜひ、3日連続の再配信をご覧ください!

 こうした再配信を含めたIWJの中継配信をリアルタイムでお見逃しになった方でも、IWJの一般会員になっていただければ、配信から1カ月はすべて無料で、IWJのコンテンツをご覧いただくことができます。さらにサポート会員になっていただければ、動画だけでも1万6千本もあるコンテンツすべてを制限なく自由にご覧いただけます。

 サポート会員とは、いわば賛助会員です。IWJの活動を支えようというお気持ちのある方は、ぜひ、登録をご検討ください!すでに一般会員に登録されている方々も、ぜひ、サポート会員へのお切り替えをお考えいただければと存じます。

 IWJの会員に登録していただくと、【初月】はすべて【無料】で会員サービスをご利用できますので、ぜひ、この機会に、お試しで、IWJの過去、そしてこれからの様々な重要配信・記事に触れていただければ幸いです!

※IWJ定額会員へのご登録はこちらから
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 IWJの取材活動・経営は、会員様の会費だけではすべてをまかないきれないのが現状です。必要な機材の購入やWebページを利用者にとって見やすく、使いやすくするための改造費などにも、さらなる資金が必要です。8月より始まった新たな第7期では、どのようなWeb改造プロジェクトを行おうとしているか、以下でWeb班の伊藤チーフから、くわしくご説明させていただきますので、ぜひ、最後までスクロールしていただければと思います。必ずや、会員の皆様にとって、利便性が上がるシステムにしていきますので、どうかご寄付・カンパで、今後ともIWJの活動をお支えいただければと思います。

※ご寄付・カンパもどうぞよろしくお願いします!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 これまでご支援いただいた方は、以下のページにて、お名前をご紹介させていただいております。こうしてIWJの活動が続けられるのも、僕らが毎日、現場で走り回ることができるのも、皆様からのあたたかい励ましとご支援があってこそです。心より御礼申し上げます。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

・ご寄付についてのご報告(2016年)
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/information/donation/26390

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■<ニュース・フラッシュ>過去最大の防衛予算を要求した防衛省!さらに「戦闘型ドローン」研究にも着手!/「軍学共同」というタブーを解禁した安倍政権が軍事研究費を18倍増!/市民団体主催の「平和のための戦争展」を福岡市が後援拒否!/早くも「政治とカネ」の重大疑惑!山本幸三・地方創生担当相が資金提供者に対する強制捜査に国会で圧力?(佐々木隼也)
┠■<新記事アップ!>泉田新潟県知事「『説明しろ』と言った以上、県からの回答を握りつぶさないでいただきたい」と注文!新潟日報は「事実を書いている。圧力には屈せない」と反論!白熱した記者会見詳報!(原佑介)
┠■<お知らせ>「Webページ改造プロジェクト」進捗の最新報告です!(伊藤理)
┠■<お知らせ>まだまだご寄稿募集中!IWJ特設投稿欄「みんなで語る『改憲への危機感』」と、IWJオリジナルTシャツのご紹介!(城石エマ)
┠■わとはぷ~What happened today?(ぎぎまき)
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◆中継番組表◆

**2016.9.2 Fri.**

【ツイキャス・IWJ_OKINAWA1】5:30頃~「政府による高江での米軍ヘリパッド強行建設工事と市民による抗議・集会の模様」
視聴URL:http://twitcasting.tv/iwj_okinawa1
※沖縄県東村高江から現地の模様を中継します。

【Ch4】13:30~「民進党代表選挙候補者による共同記者会見」
視聴URL:http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※民進党代表選挙候補者による共同記者会見を中継します。

【Ch5】14:00~「小池百合子 東京都知事 定例記者会見」
視聴URL:http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※池百合子 東京都知事による定例記者会見を中継します。

【再配信・Ch1】15:00~「<IWJ追跡検証レポート>『九月、東京の路上で』~関東大震災・ジェノサイドの跡地を加藤直樹氏と歩く 第二夜」
UST視聴URL:http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL:http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※2014年8月収録の、<IWJ追跡検証レポート>『九月、東京の路上で』 第二夜を再配信します。
[掲載記事はこちら]http://iwj.co.jp/wj/open/archives/165254

【築地市場移転問題・シリーズ特集4・再配信・Ch1】18:00~「土地の汚染で流産や病気が急増!?
米『ラブカナル事件』が築地市場移転先の豊洲でも起こるかもしれない!
~岩上安身による大阪市立大学大学院特任教授・畑明郎氏インタビュー!」
UST視聴URL:http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL:http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※2010年9月収録の、岩上安身による大阪市立大学大学院特任教授・畑明郎氏インタビューを再配信します。
[掲載記事はこちら]http://iwj.co.jp/wj/open/archives/9746

【IWJ_AOMORI1】18:30~「海渡雄一弁護士講演会『日本の原発裁判 現状と問題点』」
視聴URL:http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=aomori1
※「核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団」主催の講演会を中継します。

▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲

【IWJ_TOKYO8】 18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL:http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=tokyo8

【Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議」
視聴URL:http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

【IWJ_IBARAKI1】19:00~「第198回原電いばらき抗議アクション」
視聴URL:http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=ibaraki1

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◆中継番組表◆

**2016.9.3 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【再配信・Ch1】15:00~「<IWJ追跡検証レポート>『九月、東京の路上で』~関東大震災・ジェノサイドの跡地を加藤直樹氏と歩く 第三夜」
UST視聴URL:http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL:http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
2014年8月収録の、<IWJ追跡検証レポート>『九月、東京の路上で』第三夜を再配信します。
[掲載記事はこちら]http://iwj.co.jp/wj/open/archives/165254

【IWJ_HYOGO1】17:00~「それってどうなの? 沖縄の基地の話。どうする?普天間、辺野古、そして尖閣問題」
視聴URL:http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=hyogo1
※「非核の政府を求める兵庫の会」主催、「神戸YWCAピース・ブリッジ」共催の市民学習会を中継します。講師は屋良朝博氏(ジャーナリスト、元沖縄タイムス論説委員)。

【IWJ_KYOTO1】18:50頃~「『日本と原発4年後』上映後の弁護士・映画監督河合弘之氏舞台挨拶」
視聴URL:http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=kyoto1
※映画『日本と原発4年後』上映後の弁護士・映画監督河合弘之氏舞台挨拶を中継します。

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 …続いては、原佑介記者より、一昨日の泉田裕彦・新潟県知事の会見での、記者クラブの「悪質な」追及の報告です!

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 …続いては、Web班の伊藤理チーフより、あらためてIWJの「Web大改造プロジェクト」の最新進捗報告をさせてください!

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■<お知らせ>「Webページ改造プロジェクト」進捗の最新報告です!

 おはようございます。「Web班」チーフの伊藤理です。

 先日、動画班兼一般事務班リーダーの谷口直哉スタッフより、社内ハードディスクの容量不足についてみなさまにお伝えさせていただきました。また、機材の損耗によってメンテナンスと補充の必要性に迫られていることも危機感をもってお知らせさせていただきました。これらの費用は、どうしても負わなければいけないコストです。待ったなしです。

IWJの活動を継続するためにも、皆さまに緊急のご寄付・カンパをお願いさせていただいております。この点につきましては、Web班チーフの私からも、ぜひ、ご支援をお願い申し上げたいと存じます。

・<☆お願い☆>大手マスコミが伝えない現実を、市民の皆さまにお伝えするために~一般事務リーダー・谷口直哉スタッフよりお願い
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/26585

 本日は私より、5月と8月の日刊ガイドでご報告した「Webページ改造プロジェクト」のその後の進捗の最新状況をお知らせいたします。

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※日刊IWJガイド2016年5月6日号
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/25213
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 前回、作業項目とその支出見通しについて、以下のように8項目を挙げさせていただきました。

(1)約20万円   記事システムの改造費用
(2)約250万円  1万6000記事の移行作業費
(3)約40万円   TOPページと記事システムの統合作業費
(4)約20万円   新しいキーワード検索システムの導入
(5)約50万円   会員ログインの改善
(6)約50万円   スマホ対応(かなり不確定な数字です)
(7)約76万円   ロードバランサ(初年度支払い分)とサーバー増強
(8)約40万円   データベースエンジンの設定など

 以上で合計、546万円です。

 うち、サーバー代を除けば、かかった費用のほとんどが、臨時の人件費です。新たにプロのWeb専門スタッフを雇い、さらに臨時で多くの方に上記の作業に携わっていただきました。さらに、それでも人手は足りないため、外部のWeb開発業者にも発注しました。

 その内訳は、以下になります。

■外部のWeb開発業者への発注費用

(5)約50万円   会員ログインの改善
(7)約76万円   ロードバランサ(初年度支払い分)とサーバー増強
(8)約40万円   データベースエンジンの設定など

■人件費以外の費用

(4)約20万円   新しいキーワード検索システムの導入
→ このうち、WordPress用検索プラグイン購入で6万円

(7)約76万円   ロードバランサ(初年度支払い分)とサーバー増強
→ このうち、サーバー機のメモリー増設・ハードディスク容量増設などで約35万円

 こうした大規模作業の結果…

 (1)の記事システムの改造については、各記事ページの右サイドメニューなど、まだ未完成な部分はありますが、動画や記事本文、関連記事など、根幹部分はほぼ完成しており、すでに稼働中です。

 過去5年半にわたる1万6000記事を、以前のシステムからこの新しい記事システムに移行させる(2)については、7月に参院選、都知事選と大きい選挙が続いたことも影響して、当初の見通しより、大変難航しています。どうしても手作業を強いられることもあって、現在、1万6000記事の3割ほどの達成率で、まだまだ、人手と時間がかかってしまいそうです。

 資金不足と聞くと、「新しい作りかけの建物への引っ越し」をあきらめるような、弱気な気持ちにもなるのですが、代表である岩上さんとのミーティングを重ねて、「ここであきらめたらすべて無駄になる。頑張ってやりとげよう!」と背中を押されました。IWJにとっては、アナログから地デジに移行するくらいの難作業ですが、皆様のお力をお借りして完遂したいと思います。

 (3)のTOPページと新しい記事システムの統合作業は、微調整はあるかもしれませんが、ほぼ完了しました。

 これはどういうことかと申しますと、今までは、「TOPページ」と「記事を掲載するページ」は、別々のプラットフォームを使用していました。複雑な9面パネルをいじったり、TOPページに新たな機能を実装するために、やむなく分離していました。今回は、この2つのプラットフォームを力技で統合したのです。

 これによって、ユーザーのみなさまにとって何が便利になったかというと…今までは、TOPページを開くと、9面パネルの下にある記事一覧エリアが表示されるまで、かなり時間がかかっていました。しかしプラットフォームが統合されたことにより、TOPページを開いた時に、瞬時に、9面の下の記事一覧ページも表示されるようになったのです。

 些細なことと思われるかもしれませんが、肝心の記事一覧の表示が遅いというストレスは、蓄積するとユーザーの大きな負担となり、「改善できないのか」というお声も多数頂戴しておりました。今後は、ストレスのないTOPページとなったことで、より多くの人たちに、IWJのサイトに親しんでいただけるのではないかと思っています。

 ネットメディアである以上、その「陳列棚」ともいえるTOPページの改善は急務です。今後もIWJは、みなさまがいかに見やすく、分かりやすく、ストレスなくIWJの発信する情報に触れていただけるかに腐心したいと思っています。

 (4)のキーワード検索の改良についても、過去の記事を調べたい多くのユーザーにとって、より便利なものとなりました。

 これまではIWJのTOPページの9面の右側にある「検索バー」で、例えば「東京電力」で検索すると、東京電力に関係ない中部電力の記事なども一覧で表示されてしまっていました。これは、この中部電力の記事にある「関連記事」に東京電力の記事が入っていた場合、それも一緒に検索に引っかかってしまっていたからでした。

 しかし今後は、「関連記事」は検索に引っかからないように改良したため、「東京電力」で検索したら、純粋に「東京電力」に関係する記事のみが一覧で表示されるようになりました。

 さらに、IWJの記事を数々ご覧になっている方ならお分かりかと思いますが、IWJの記事には、動画しか貼り付けていない記事と、動画に詳細なテキストが付いた記事の2種類が存在しています。ユーザーの方のなかには、「しっかりとしたテキストが付いた記事だけが読みたい」という声もあがっていました。そこで、今後は簡単に、「テキストが付いた記事」だけを読むことができるようになりました。

 どうするかというと…IWJのTOPページにある記事一覧を見ていただくと、記事タイトルの下に【動画】と書かれた赤い四角と、【テキスト】と書かれた青い四角があります。この【テキスト】と書かれた青い四角をクリックしていただくと、「テキストが付いた記事」の一覧を表示することができます。

 このように、IWJの膨大なコンテンツのなか、みなさまがより簡単に、目当ての記事にたどり着けるよう、今後もコツコツと改良を続けていきたいと思っています。

 (5)のログイン改善が終われば、会員記事ページをご覧になる際、1回ログインをすればページを移動しても引き続き会員ページのまま閲覧が可能になります。こちらは、ただいまテスト環境で構築中です。9月中には運用できるように頑張っています。

 (6)のスマホ対応については、記事一覧ページや各記事ページは、ほぼスマホ対応済みとすることができました。TOPなどその他のページについて、これからの本作業となります。

 (7)のロードバランサとサーバー増強は、6月15日に行ったサーバーメンテナンス作業で完了し、おかげさまで、念願のロードバランサを導入することができました。ご協力、ご支援いただいた皆様には、心から感謝申し上げます。

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※「ロードバランサ」については、2016年4月7日の日刊IWJガイドをご参照ください!
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/24759
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 最後に、(8)のデータベースエンジンの設定は、こちらも6月15日に行ったサーバーメンテナンス作業で完了しました。

 以上、進捗状況をご報告いたしましたが、(2)の1万6000記事の移行作業と(6)のスマホ対応など、まだまだマンパワーと費用がかかります。

 特に(6)のスマホ対応は、コツコツと記事ページや記事一覧ページを改良し、下準備を整えました。ここからやっと、TOPページのスマホ版対応工事という、本作業が始まります。

 この(2)と(6)を仕上げることで、やっとIWJのWeb改造プロジェクトはひとくぎりつけられることになります。どの程度人手がかかるのか。結局、どのくらいコストがかかるか、現在、見積もりを計算中し、前記の金額は、ごくごく粗っぽい見積もりです。実際にはこれよりも膨らんでしまう可能性があります。

 マンパワー不足とともに財政難でもあるIWJでは、このプロジェクト完遂には、皆さまのご支援が欠かせません。

 どうぞ、IWJの肝であるウェブサイトが、皆さまにとってより使い勝手の良いものになり、さらに多くの方々に訪れてもらえるようなものになるよう、お力をお貸し願えればと存じます。どうぞご支援をよろしくお願いします。

※ご寄付・カンパをどうぞお願いいたします!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 …続いては、城石エマ記者より、自身も愛用しているというハイセンスなIWJ・Tシャツのお知らせと、現在も大募集中の寄稿のご案内です!

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■<お知らせ>まだまだご寄稿募集中!IWJ特設投稿欄「みんなで語る『改憲への危機感』」と、IWJオリジナルTシャツのご紹介!

 おはようございます、IWJ記者の城石エマと申します。

 昨日は9月1日「防災の日」。今年もすでに、4月の熊本・大分大地震、先日の台風10号など、自然の猛威を痛感する災害が多数日本を襲いました。被害に遭われた方には、心からお見舞いを申しあげます。

 災害のたび、私たちは、「どうやったら災害から身を守れるか」と悩みます。今回の台風で犠牲者を出した岩手県の岩泉町には、小本小学校という小学校があります。ここは海岸から約4km。2011年の3月11日には、巨大な津波が校舎を襲いました。

 幸い、児童88人は全員無事でした。彼らを救ったのは、震災の2年前に住民からの強い要望を受け急遽つくられた、全130段、長さ30mの避難階段でした。元々、小学校は崖に阻まれ高台への逃げ場がなく、万が一津波が来たら、いったん津波に向かって逃げなければならなかったそうです。伊達勝身町長が、そうした地域の事情をよく把握して国土交通省に掛け合った結果、避難階段ができ、児童が全員助かったのでした。

 「奇跡の130段の階段」と呼ばれる小本小学校の話は、地域の事情をよく把握することや、災害を「まさか」と思わず「もしかしたら」と思い準備することが、まさに生死を分けることを教えてくれます。自然が相手である以上災害を「なくす」ことはできませんが、「身を守る」ためにできることはいくらでもあるでしょう。

 反対に、災害のたびに浮上する「国に権力をもっと集中しよう」という主張は、眉に唾して聞く必要があります。災害の被害を小さく抑えるのに必要なことは、国の権限の強化ではなく、日頃の準備と地元の事情への精通が一番大事だと、幾度もの災害の経験によって教えられてきたはずです。

 今月から始まる秋の臨時国会では、安倍総理が憲法改正論議を本格化させたい構えでいます。自民党が創設を目指す「緊急事態条項」は、災害を口実にして、国民の基本的人権をどこまでも無期限に封じ込めることを可能にする、恐るべき条項です。

 いよいよ現実味を増す改憲論議を前に、読者のみなさまからお寄せいただいた「危機感」を、ご紹介したいと思います。本日ご紹介するのは、早稲田大学法学学術院・教員
守中高明さんからのご投稿、「自民党『憲法改正草案』の危険」です。

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 安倍首相は、先の選挙戦中には、ただの一度も改憲に言及しなかった。にもかかわらず、投開票日の夜のテレビ番組では、一転して次の国会から憲法審査会で議論を開始することを明言し、翌日の記者会見では、自民党による「日本国憲法改正草案」をもとに改憲に着手することを公言した

 政治目的を争点化することをこのように意図的に隠蔽することで獲得した「2/3」という数字は、民意を反映しているとは言えない。ましてや制度上可能になったからと言って、国民が現政権に改憲発議へのフリーハンドを与えたわけではまったくない。衆参両院における実質的かつ充分な時間をかけた熟議が求められる
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 守中さん、ありがとうございました!

【守中高明さんからのご投稿全文は、以下でお読みいただけます!】
http://iwj.co.jp/wj/open/consti-msg/1-017

 参院選で改憲勢力に3分の2議席を占められ、改憲発議が可能となってしまいました。国会をするりと通り、あっという間に国民投票を迎える可能性が非常に高いと思われます。守中さんは国民投票に対し、「もし国民投票が実施されることになれば、それは、まさに私たちの権利と自由のすべてが賭けられた死活的に重要な場面となる」と危機感を語ります。同じような危機感を、IWJはもっともっと多くの方に広めていきたいと思います。

※寄稿文はまだまだ募集しています。ぜひ、下記の応募フォームよりご応募ください!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc7bnfuZOlRy0S9o9HmEGQWgdgT7TYJJIth4J3GaWHMgUPAzw/viewform?c=0&w=1

 さて、災害準備というと、みなさんはご自宅でどんな備えをしていらっしゃるでしょうか?日頃の準備を、などと言いつつ、私も非常用持ち出し袋を用意したのは、先日の台風9号で自宅周辺に避難勧告が出たときが初めてでした。。。

 実際に用意してみると、実にいろんなものが必要なのが分かります。舛添前都知事の笑顔の写真が載った「東京防災」の冊子に従って準備をしてみたら、40Lのバックパックがいっぱいになってしまいました。

 IWJの記者が4月に熊本・大分へ救援物資をお届けしつつ取材をしたときには、避難されている方々の「もう何日もシャワーを浴びることができていない」とおっしゃる声に、多数出会ったようです。災害時には、衛生を保つのに非常に苦労するそうです。

 被災者の方々が語ってくれた体験談は、貴重な教訓です。衛生を保つのは、病気を防ぎ体力をムダに消耗しないためにも、必須とのこと。心して聞きましょう。ぜひ、水や食料だけでなく、清潔グッズもお忘れなく!

 ということで今日は、IWJがみなさんにご提供できる、「清潔グッズ」をご紹介します!

 …復刻版・TALK ABOUT DEMOCRACY Tシャツです!!

 胸元に「TALK openly ABOUT DEMOCRACY and CONSTITUTION for Our FREEDOM and
FUTURE(民主主義と憲法についてどんどん話してみようよ、私たちの自由と未来のために)」というメッセージとともに、かわいい男女の絵が描かれた、今IWJスタッフが一番にプッシュするこのTシャツ。

 普段使いをすれば、みなさんの周囲にTシャツに込められたメッセージを広めることができますし、非常用持ち出し袋に入れておけば物資不足に陥るかもしれない状況下でも、みなさんの衛生向上を助けてくれます。

 生きるか死ぬかの過酷な避難所生活で、「民主主義」や「憲法」について考える余裕なんて、どれほどあるだろうか…と、想像しつつ、「そんな状況下でも、強い気持ちを持っていたい」という願いを込めて、私もあえてこの「TALK
ABOUT DEMOCRACY Tシャツ」を、入れておこうと思います!

 サイズは150(XS相当)、S、M、L、XLと豊富に取り揃えております。どうぞ、ご家族みんなで「TALK ABOUT DEMOCRACY
Tシャツ」を非常用持ち出し袋に入れておいてくださいね!

【ご購入はこちらから!】
※復刻版!! Tシャツ TALK ABOUT DEMOCRACY 色:ヘザーグレー
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=256

※復刻版!! Tシャツ TALK ABOUT DEMOCRACY 色:バーガンディ
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=257

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 IWJは今日もタブーに切り込んでいきますよ〜!頑張りますので、どうぞ、ご支援をよろしくお願いいたします!

※日刊IWJガイドのフルバージョンは下記URLより御覧ください。
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20160902

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岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/