まだまだご寄稿募集中!IWJ特設投稿欄「みんなで語る『改憲への危機感』」と、IWJオリジナルTシャツのご紹介!


 おはようございます、IWJ記者の城石エマと申します。

 昨日は9月1日「防災の日」。今年もすでに、4月の熊本・大分大地震、先日の台風10号など、自然の猛威を痛感する災害が多数日本を襲いました。被害に遭われた方には、心からお見舞いを申しあげます。

 災害のたび、私たちは、「どうやったら災害から身を守れるか」と悩みます。今回の台風で犠牲者を出した岩手県の岩泉町には、小本小学校という小学校があります。ここは海岸から約4km。2011年の3月11日には、巨大な津波が校舎を襲いました。

 幸い、児童88人は全員無事でした。彼らを救ったのは、震災の2年前に住民からの強い要望を受け急遽つくられた、全130段、長さ30mの避難階段でした。元々、小学校は崖に阻まれ高台への逃げ場がなく、万が一津波が来たら、いったん津波に向かって逃げなければならなかったそうです。伊達勝身町長が、そうした地域の事情をよく把握して国土交通省に掛け合った結果、避難階段ができ、児童が全員助かったのでした。

 「奇跡の130段の階段」と呼ばれる小本小学校の話は、地域の事情をよく把握することや、災害を「まさか」と思わず「もしかしたら」と思い準備することが、まさに生死を分けることを教えてくれます。自然が相手である以上災害を「なくす」ことはできませんが、「身を守る」ためにできることはいくらでもあるでしょう。

 反対に、災害のたびに浮上する「国に権力をもっと集中しよう」という主張は、眉に唾して聞く必要があります。災害の被害を小さく抑えるのに必要なことは、国の権限の強化ではなく、日頃の準備と地元の事情への精通が一番大事だと、幾度もの災害の経験によって教えられてきたはずです。

 今月から始まる秋の臨時国会では、安倍総理が憲法改正論議を本格化させたい構えでいます。自民党が創設を目指す「緊急事態条項」は、災害を口実にして、国民の基本的人権をどこまでも無期限に封じ込めることを可能にする、恐るべき条項です。

 いよいよ現実味を増す改憲論議を前に、読者のみなさまからお寄せいただいた「危機感」を、ご紹介したいと思います。本日ご紹介するのは、早稲田大学法学学術院・教員
守中高明さんからのご投稿、「自民党『憲法改正草案』の危険」です。

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 安倍首相は、先の選挙戦中には、ただの一度も改憲に言及しなかった。にもかかわらず、投開票日の夜のテレビ番組では、一転して次の国会から憲法審査会で議論を開始することを明言し、翌日の記者会見では、自民党による「日本国憲法改正草案」をもとに改憲に着手することを公言した

 政治目的を争点化することをこのように意図的に隠蔽することで獲得した「2/3」という数字は、民意を反映しているとは言えない。ましてや制度上可能になったからと言って、国民が現政権に改憲発議へのフリーハンドを与えたわけではまったくない。衆参両院における実質的かつ充分な時間をかけた熟議が求められる
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 守中さん、ありがとうございました!

【守中高明さんからのご投稿全文は、以下でお読みいただけます!】

http://iwj.co.jp/wj/open/consti-msg/1-017

 参院選で改憲勢力に3分の2議席を占められ、改憲発議が可能となってしまいました。国会をするりと通り、あっという間に国民投票を迎える可能性が非常に高いと思われます。守中さんは国民投票に対し、「もし国民投票が実施されることになれば、それは、まさに私たちの権利と自由のすべてが賭けられた死活的に重要な場面となる」と危機感を語ります。同じような危機感を、IWJはもっともっと多くの方に広めていきたいと思います。

※寄稿文はまだまだ募集しています。ぜひ、下記の応募フォームよりご応募ください!

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc7bnfuZOlRy0S9o9HmEGQWgdgT7TYJJIth4J3GaWHMgUPAzw/viewform?c=0&w=1

 さて、災害準備というと、みなさんはご自宅でどんな備えをしていらっしゃるでしょうか?日頃の準備を、などと言いつつ、私も非常用持ち出し袋を用意したのは、先日の台風9号で自宅周辺に避難勧告が出たときが初めてでした。。。

 実際に用意してみると、実にいろんなものが必要なのが分かります。舛添前都知事の笑顔の写真が載った「東京防災」の冊子に従って準備をしてみたら、40Lのバックパックがいっぱいになってしまいました。

 IWJの記者が4月に熊本・大分へ救援物資をお届けしつつ取材をしたときには、避難されている方々の「もう何日もシャワーを浴びることができていない」とおっしゃる声に、多数出会ったようです。災害時には、衛生を保つのに非常に苦労するそうです。

 被災者の方々が語ってくれた体験談は、貴重な教訓です。衛生を保つのは、病気を防ぎ体力をムダに消耗しないためにも、必須とのこと。心して聞きましょう。ぜひ、水や食料だけでなく、清潔グッズもお忘れなく!

 ということで今日は、IWJがみなさんにご提供できる、「清潔グッズ」をご紹介します!

 …復刻版・TALK ABOUT DEMOCRACY Tシャツです!!

 胸元に「TALK openly ABOUT DEMOCRACY and CONSTITUTION for Our FREEDOM and
FUTURE(民主主義と憲法についてどんどん話してみようよ、私たちの自由と未来のために)」というメッセージとともに、かわいい男女の絵が描かれた、今IWJスタッフが一番にプッシュするこのTシャツ。

 普段使いをすれば、みなさんの周囲にTシャツに込められたメッセージを広めることができますし、非常用持ち出し袋に入れておけば物資不足に陥るかもしれない状況下でも、みなさんの衛生向上を助けてくれます。

 生きるか死ぬかの過酷な避難所生活で、「民主主義」や「憲法」について考える余裕なんて、どれほどあるだろうか…と、想像しつつ、「そんな状況下でも、強い気持ちを持っていたい」という願いを込めて、私もあえてこの「TALK
ABOUT DEMOCRACY Tシャツ」を、入れておこうと思います!

 サイズは150(XS相当)、S、M、L、XLと豊富に取り揃えております。どうぞ、ご家族みんなで「TALK ABOUT DEMOCRACY
Tシャツ」を非常用持ち出し袋に入れておいてくださいね!

【ご購入はこちらから!】
※復刻版!! Tシャツ TALK ABOUT DEMOCRACY 色:ヘザーグレー

https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=256

※復刻版!! Tシャツ TALK ABOUT DEMOCRACY 色:バーガンディ

https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=257

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 IWJは今日もタブーに切り込んでいきますよ〜!頑張りますので、どうぞ、ご支援をよろしくお願いいたします!