■■■日刊IWJガイド・番組表「泉田知事が会見で出馬辞退の真意を説明!『説明責任を求められ、県から回答したが無視された』〜新潟日報とのやりとりの舞台裏を説明!/小池知事が築地市場の豊洲移転を正式に延期表明!『都民ファーストの視点からすると、疑問が残る』~一方推進派は『何十億と被害が出る…お先真っ暗』」2016.9.1日号~No.1448号~ ■■■
(2016.9.1 8時00分)
おはようございます。IWJ記者の原佑介です。
今日から9月に入りました。大学生未満の学生さんたちは新学期の始まりです。まだ夏休み気分が抜けない人もいるかもしれません。大人の世界でも「二八(にっぱち)」という言葉がありまして、2月と8月に売り上げが下がる法則を示した俗語で、流通業界や建築業界などが特に関係するといわれているんですね。
2月と8月に売り上げが落ちる理由ですが、12月から1月まで出費のかさむ行事――例えばクリスマス、年越し、正月、忘年会、新年会などですね――が重なっており、その反動として2月は出費を抑えようとするため売り上げが落ちる、と言われています。
また、季節との関連性も指摘されています。2月は寒いのでお客の購買意欲が下がり、8月は季節的に暑いのでお客の購買意欲が下がる、ということ。寒すぎても暑すぎても人間は活動が鈍くなるんですね。
これは僕の肌感覚なので根拠はありませんが、この6年間で、IWJにも「二八」の法則が当てはまるような気がしています。
昨年は安保法制をめぐる国会論議が活発で、毎週末には国会前をはじめ、全国各地で大きなデモや抗議行動が行われました。全国的な市民運動の盛り上がりを受け、IWJは市民メディアとしての使命を果たすべくスタッフをフル動員し、多くの機材が雨などで故障するのもやむなしと割りきり(もちろん、防水対策などは全力でしています)、できる限り多くの現場で取材・中継にあたってきました。
こうした動きが評価されたのか、昨年夏はおかげさまでIWJの会員数が上昇。消費増税のあおりを受け、会員数が一時は4500人程度まで落ち込んだものの、なんとか6000人台に到達するに至りました。
現在はどうかと言うと、昨日時点で5950 名様に有効会員としてご登録していただいている状態です。毎月15日になると、それまでに会費をウッカリお振り込みいただけなかった皆さんの会員資格を泣く泣く停止し、再びお支払いいただけるまでの間、会員数としてカウントするのをストップさせていただいています。
なので、15日を過ぎると一度ガクンと会員数が落ち込み、その後、徐々に再開していただく、というのが毎月恒例の流れなのですが、今月は「二八」の影響もあってか、どうにも回復が遅く、このままではようやく到達した6000人台から滑り落ち、また5000人台をさまようことになってしまうかもしれない…などと気をもんでいます。
「でも国会も閉会中だし、特に大きなニュースもないから、別に今はIWJの会員じゃなくてもいいかなぁと思って…」
とお考えになられている方も、中にはいらっしゃるかもしれません。しかいし・・・!
IWJは昨日、知事選からの撤退を表明した泉田裕彦新潟県知事の記者会見に、東京からカメラマンを派遣。新潟県は記者クラブの壁が厚く、なんとかカメラマンは入れるものの、オブザーバーということで質問権が与えられず、「質問を託してもらえれば、読みあげることはできるかもしれません」と記者クラブの幹事社に言われる始末…。それでもことの重要性に鑑み、現場から生中継で会見の模様をお届けしました。
さらに昨日は、「公共事業チェック議員の会(超党派の議員連盟)」によるリニア新幹線現地視察の模様にもまる一日密着し、生中継でずっとその模様をお伝えしました。朝10時から午後7時まで、笛吹市や南アルプス、富士川など、山梨各地をまわり、リニアの高架施設予定地などを取材して回りました。マスコミ界のタブー、リニア新幹線問題は、軍事問題にも直結します。この現地調査も、フル中継したのはIWJだけです。
米軍オスプレイパッドの新規建設にゆれる沖縄・高江からも、もう1ヶ月以上、毎日中継を続けています。琉球新報、沖縄タイムスなどの地元メディア以外、メディアはろくろく沖縄の基地問題を報じません。しかし、沖縄の問題は全国の問題です。IWJは多額の費用を捻出しながら、孤軍奮闘、粘り続けています。
こうした取材は、安保法案のように全国的にメジャーな注目を集めているわけではないかもしれません。しかし、決して他人事ではなく、誰かが報じなければならない貴重な情報です。
泉田知事には現在、再び岩上さんのインタビューに応じていただけるよう、アポイントを申請しているところです。岩上さんも体調が上向きつつありますので、ご安心ください!(ここで無理を重ねると元の木阿弥になりかねないので、徐々にペースを戻そうとしているところです)
これからも良質な報道を続けていくため、どうか皆さん、IWJの取材活動をご支援ください。まだIWJの会員にご登録いただいていない方は、この機会にIWJの会員にご登録ください!ちょっとお休みしていた方、ぜひ、夏休みも終わったことですし、再開をよろしくお願いします!
また、一般会員の方は、新学期の始まるこの9月、サポート会員にお切り替えをご検討いただけないでしょうか。そして、IWJを知らない周りの方々に、口コミでぜひ、IWJのことをお知らせして、広めていっていただければと思います!
※IWJ定額会員へのご登録はこちらから
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
また、ぜひともお願いしたいことがあります!IWJは、残念ながら会員様の会費だけでは活動費を全額まかなうことはできません!どうかご寄付・カンパで、お支えいただければと思います。皆さまからのご支援をお待ちしております!どうぞ、よろしくお願いいたします!
※ご寄付・カンパもどうぞよろしくお願いします!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■<ニュース・フラッシュ>各地で氾濫、堤防が決壊…記録的大雨の被害 11人が死亡、3人が行方不明/肺がんの危険性を「確実」に高める!厚労省有識者会議が15年ぶりに「たばこ白書」取りまとめ!/「鳥獣駆除だ。防衛出動ではない」〜「シン・ゴジラ」の制作に関わった民進党・枝野幸男が映画に苦言/九電、川内原発の一時停止要請に応じない方針!(原佑介)
┠■本多さんパーツ入る
┠■小池知事が築地市場の豊洲移転を正式に延期表明!「都民ファーストの視点からすると、疑問が残る」~一方推進派は「何十億と被害が出る…お先真っ暗」(城石エマ)
┠■迫る臨時国会!安保法と同じ「強行採決」の危険性〜米国で「批准不可能」状態のTPPを日本国民は止められるか!?(佐々木隼也)
┠■<★お知らせ★>「ナチスの手口」に迫る!東京大学教授・石田勇治氏インタビューのフルテキストを掲載した有料メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」を発行しました!(平山茂樹)
┠■<お知らせ>まだまだご寄稿募集中!IWJ特設投稿欄「みんなで語る『改憲への危機感』」と、IWJの新作Tシャツ「Talk about democracy and constitution」のご紹介!
┠■わとはぷ~What happened today?
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◆中継番組表◆
**2016.9.1 Thu.**
【ツイキャス・IWJ_OKINAWA1】5:30頃~「政府による高江での米軍ヘリパッド強行建設工事と市民による抗議・集会の模様」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_okinawa1
※沖縄県東村高江から現地の模様を中継します。
【IWJ_FUKUSHIMA1】10:00~「『子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト』による福島県保健福祉部県民健康調査課、福島県立医科大学、福島県県民健康調査検討委員会への要望書提出」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=fukushima1
※「一般社団法人 子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト」が、県民健康調査・甲状腺検査に関して、福島県保健福祉部県民健康調査課、福島県立医科大学、福島県県民健康調査検討委員会に対し、要望書を提出する。
【再配信・Ch1】 15:00~「<IWJ追跡検証レポート>『九月、東京の路上で』~関東大震災・ジェノサイドの跡地を加藤直樹氏と歩く 第一夜」
UST視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※2014年8月収録の、<IWJ追跡検証レポート>『九月、東京の路上で』第一夜を再配信します。
[掲載記事はこちら] http://iwj.co.jp/wj/open/archives/165254
【Ch2】17:30~「 東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。
【築地市場移転問題・シリーズ特集3・再配信・Ch1】19:00~「ベンゼン、青酸カリ、ヒ素、鉛…豊洲新市場は『有害物質の汚染のデパート』! これから『壮大な「生体実験」が始まる』!? ~岩上安身による日本環境学会幹事・坂巻幸雄氏インタビュー!」
UST視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※2010年8月収録の、岩上安身による日本環境学会幹事・坂巻幸雄氏インタビューを再配信します。
[掲載記事はこちら] http://iwj.co.jp/wj/open/archives/1427
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◆中継番組表◆
**2016.9.2 Fri.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ_AOMORI1】18:30~「海渡雄一弁護士講演会『日本の原発裁判 現状と問題点』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=aomori1
※「核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団」主催の講演会を中継します。
▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲
【Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
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■<★お知らせ★>「ナチスの手口」に迫る!東京大学教授・石田勇治氏インタビューのフルテキストを掲載した有料メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」を発行しました!
おはようございます。IWJで主にテキスト関係の業務を担当している平山と申します。
月末である昨日8月31日、有料メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」最新号を発行いたしました!今月も先月に引き続き、ドイツ近現代史が専門で『ヒトラーとナチ・ドイツ』(講談社現代新書)が大きな注目を集めた、東京大学教授・石田勇治氏への岩上さんによるインタビューのフルテキストをお届けします。
当時、世界で最も民主的と言われたヴァイマル憲法のもとで、なぜナチスが台頭し、ヒトラーが独裁体制を築くに至ったのか。「大統領内閣」「緊急事態条項」「授権法(全権委任法)」といったキーワードに触れつつ、石田氏が丁寧に噛み砕いて解説してくださっています。
このインタビュー原稿を編集していてつくづく感じたのが、第一次大戦後にヒトラーが台頭したドイツと、現在の安倍政権下の日本の共通性です。ナチスが「T4作戦」と呼ばれる障害者の絶滅政策を行ったように、日本でも神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で、許しがたい「ヘイトクライム」が起きてしまいました。このインタビューで石田氏の口から語られる第2次世界大戦前夜のドイツの世相は、現在の日本にとっても決して他人事ではないのです。
今回のメルマガでは、編集作業するにあたり、いつにも増してふんだんにビジュアル素材を盛り込みました。ヒトラーは、レニ・リーフェンシュタールにプロパガンダ映画を撮らせるなど、自らのイメージ戦略を熱心に展開したことで知られます。今回のメルマガをお読みいただければ、ヒトラーがどのようにして自らを英雄化し、ドイツ国民を熱狂させていったか、お分かりいただけると思います。
実は石田先生は、私が大学の教養課程でドイツ語を教わった「恩師」でもあります。といっても、試験の成績はいつも「カフカ」(可・不可)という劣等生でしたが・・・。今回は、石田先生の「学恩」に報いるべく、夜を徹してメルマガの編集作業にあたらせていただきました。
メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」は、「まぐまぐ」からご購読いただけます。月額864円で、なんと初月無料です!この機会にぜひ、ご購読ください!
※有料メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」ご購読はこちらから
http://www.mag2.com/m/0001334810.html
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■<お知らせ>まだまだご寄稿募集中!IWJ特設投稿欄「みんなで語る『改憲への危機感』」と、IWJの新作Tシャツ「Talk about democracy and constitution」のご紹介!
今日もおはようございます。IWJ記者のぎぎまきです。
まだまだ、皆さまからの寄稿文、「改憲への危機感」が連日事務所に届いています。ありがとうございます!本ガイドで全てをご紹介することはできませんが、これまでお寄せいただいたものはこちらのページで一挙掲載していますので、お時間のある時にぜひご覧ください!そして、寄稿文は今も募集中です。ぜひ、皆さまの思いを共有してください!
※特集: みんなで語る「改憲への危機感」寄稿文(会員・読者)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/feature/consti-msg-1
今日、ご紹介するのは会社員である、garlicpepperさんの「ヘイトスピーチ??」です。
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最近 淀屋橋の大阪市役所前で、一人の若い男性がスピーチしているのを見かけた。在特会の主張と大差のない内容だったが、ドスの効いたよく通る声で畳み掛けるように訴えかけてくる。なかなかの熟練スピーカーだった。まわりに5、6人の警官がぴったりついて、他にスーツを着た連中、所属会の人間のほか、私服警官もいたかもしれない。
聴衆は結構いた。ほぼ男性サラリーマン。スピーカーに対峙するのではなく、横向きにうつむき加減でしずかに聴いている。街宣車や護憲のスピーカーには無反応であってもこういうスタイルだとしっくりくる人々がいる。
在特会や「新しい歴史教科書をつくる会」に近いと伝えられる小池候補が当選すれば東京でこういった光景が当たり前になるのかもしれない。
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garlicpepperさんと同じく、私も在特会の主張と大差ない男性のスピーチに、熱心に耳をすます聴衆の姿を見たことがあります。30人はいたでしょうか。娘と遊びに出かけていた先で遭遇したその人物とは、都知事選に立候補した桜井誠氏本人でした。
都知事選の結果、桜井氏は5位で終わりましたが、得票数は11万票以上。排外主義的思想を持つ有権者の多くがおそらく小池百合子氏に入れたことを考えれば、その上でこれだけの票を集めた桜井氏の得票数はあなどれませんね。
ヘイトスピーチの対象の多くが、今、日本に在住する外国人でトップ2の中国人と韓国人の皆さん。日本を観光する外国人で一番多いのも、中国と韓国からの方々です。garlicpepperさんがおっしゃるように、小池知事の本性が明るみになるにつれ、在日や観光中の外国人に対するヘイトが幅を利かせるようにならないかと、私も同じように危惧しています。
※【東京都知事選】序盤情勢調査では「一歩リード」の小池百合子候補、「改革派」の裏の顔は典型的なタカ派議員!日本会議、そしてヘイト団体とのつながりも 2016.7.19
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/319071
目の前で、ネット社会でヘイトスピーチやヘイトクライムに遭遇したとき、自分はどうそれに反応し、行動を起こせるのか。桜井氏のような人物を支持する層が一定数いることが改めて可視化された今、これまでよりもより一層、周囲を見回し、気を配るようになりました。
garlicpepperさんは寄稿文の最後に、軍備増強や老齢化や貧困、今後、描かれるだろう日本の未来を憂いながらも、「ささやかでも本当にこのくにをよくしたいという想いと願いが少しづつでも伝われば。あきらめない志があれば人の輪は広がると信じる」と締めくくられています。
私もそう思います!未来は希望だと思って生きています。10歳の娘もいるのでなおさらです。子どもたちからは希望しか感じません!それは、私たち大人が想像できる以上の未来を、築いていく力が彼らにはあると信じているからです。あきらめない志を次につなげていきたいですね!
【会社員garlicpepperさんの投稿の全文はこちらでご覧になれます!】
http://iwj.co.jp/wj/open/consti-msg/1-010
そして、まだまだ皆さまからの寄稿文をお待ちしています!
※寄稿の投稿フォームはこちらから
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc7bnfuZOlRy0S9o9HmEGQWgdgT7TYJJIth4J3GaWHMgUPAzw/viewform?c=0&w=1
「思うまま、いろんなことを言い合える友人、知り合い、家族があなたの周りにどんどん増えるといいですね」。そんな願いもこめて、投稿欄のコラボ企画として、IWJが作った新デザイン(実は復刻版)のTシャツをご紹介します。
色は、「ヘザーグレー」(灰色)と「バーガンディ」(ワインレッド)の2色。サイズは、YL(XS相当)、S、M、L、XLの5種類です。
どちらも100%コットンの地に「TALK openly ABOUT DEMOCRACY and CONSTITUTION for Our
FREEDOM and FUTURE」――民主主義と憲法についてどんどん話してみようよ、私たちの自由と未来のために――というメッセージが。
好評発売中です!ぜひ、お買い求めください!
※復刻版!! Tシャツ TALK ABOUT DEMOCRACY 色:ヘザーグレー
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=256
※復刻版!! Tシャツ TALK ABOUT DEMOCRACY 色:バーガンディ
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=257
※日刊IWJガイドのフルバージョンはこちら!
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20160901
それでは今日も1日、よろしくお願いします!
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/ 】
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