■■■日刊IWJガイド・ウィークエンド版「【参院選まであと1日！】いよいよ投開票日前日！各候補者の声を最後までお届けします！／俳優の石田純一さんが会見、『野党統一候補なら』と都知事選立候補へ意欲／岩上さんによる石田勇治氏インタビュー、矢吹晋氏インタビューなど、IWJの一週間を振り返り！」2016.7.9日号～No.1394号～■■■

　おはようございます。IWJで主にテキスト関連の業務を担当している平山と申します。

　6月22日の公示日から17日間にわたって行われた選挙戦も、いよいよ今日が最終日です。泣いても笑っても、残り1日。本日もIWJでは、各党各候補者の街頭演説を全力で取材・中継いたしますので、ぜひご注目ください！

　IWJはこの17日間、北は北海道から南は沖縄まで、全国の街頭演説を取材・中継しました。この参院選に関する街頭演説・集会の動画アーカイブは、各県ごとに整理してIWJの参院選特集ページに集約しています。安保法に対する賛否や、日本会議、神道政治連盟、創生「日本」への所属の如何も分かるようになっていますので、ぜひ、投票の際の参考にしてみてください！

※2016参院選特集ページ
http://iwj.co.jp/feature/senkyo/sangiin2016/

　さて、参院選が終わった後には、舛添要一氏の辞任にともなう東京都知事選挙が控えています。IWJではこの間、都知事選よりもはるかに政治的に重要な意味を持つ参院選を優先した報道体制を敷いてきましたが、候補者が乱立の様相を呈するなど、都知事選も無視ができないものになってきました。

　まず、7月6日に自民党の小池百合子衆議院議員が、自民党都連の推薦を待たずに立候補を表明。自民党都連は当初、前総務事務次官でアイドルグループ嵐の櫻井翔さんの父親である桜井俊氏に白羽の矢を立てましたが、櫻井氏がこれを固辞。現在は、元岩手県知事の増田寛也氏を中心に調整を進めています。

　そのような中、昨日、かねてから出馬が噂されていた俳優の石田純一さんが記者会見を行い、「野党の統一候補であるならば、ぜひ出させていただきたい」と述べました。この会見について、IWJでは速報記事をアップしましたので、ぜひご覧ください。

※【速報！】俳優・石田純一氏が都知事選立候補に関して会見「野党統一候補であれば出たい」――さらに都知事選の過熱報道に釘!?「参院選に注目してほしい」と注目も
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/315435

　一方、「リベラル派」からは元日弁連会長の宇都宮健児弁護士が以前から立候補の準備を進めていると伝えられており、昨日7月8日に行われた囲み取材で宇都宮氏は、「石田純一氏が出ても、自分も立候補する」と出馬の意向を表明しました。また、民進党都連は元神奈川県知事の松沢成文氏や元経産官僚の古賀茂明氏の擁立の可能性を探るとしています。そのため、「野党統一候補」が誰になるか、そもそも「野党統一」が成立するか、依然として不透明な状況です。

　もちろん、7月10日まではIWJは参院選の取材に全力投球しますが、7月11日からは即座に頭を切り替えて、都知事選を全力で報じてゆきますので、どうぞご注目ください！

★本日の日刊ガイドは、「ウィークエンド版」として、一週間の振り返りをお届けいたします。

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■＜★本日の中継★＞本日14時～Ch1で中継します！『税金を払わない巨大企業』の著者、富岡幸雄氏に岩上安身がインタビュー第2弾！「パナマ文書」、そしてタックスヘイブンの実態とは!?（太田美智子）
┠■＜★岩上さんによる1週間のインタビュー総まとめ★＞「ナチスの手口」とは何か～東京大学教授・石田勇治氏に聞く／中国海軍による尖閣諸島「接続水域」進入の真相とは？～横浜市立大学名誉教授・矢吹晋氏に聞く（平山茂樹）
┠■＜★IWJが報じた1週間総まとめ★＞「選挙フェス」で創価学会員が公明党に怒りのスピーチ！／民進党・枝野幸男幹事長が小川敏夫候補への「戦略的投票」を呼びかけ！／創価学会員有志が怒りのサイレント・デモ！／小沢一郎氏が三宅洋平候補の応援演説！（平山茂樹）
┠■＜★記事アップのお知らせ＞おおさか維新から出馬した田中康夫候補に直撃取材を敢行！／自民党長野県議による悪質な「脅し」発言が明らかに！（平山茂樹）
┠■＜★お知らせ★＞一緒に熱く参院選を盛り上げましょう！スタッフを大募集中です！（平山茂樹）
┠■わとはぷ～What happened today？（平山茂樹）
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◆中継番組表◆

＊＊2016.7.9 Sat.＊＊

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_CHIBA1】8：00～「参院選 千葉選挙区 民進党 小西洋之候補 街頭演説」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=chiba1
※参院選民進党千葉選挙区 小西洋之候補の街頭演説を中継します。

【IWJ_KYOTO1】10：40～「参院選 京都選挙区 民進党 福山哲郎候補 街頭演説」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=kyoto1
※参院選 京都選挙区 民進党 福山哲郎候補の街頭演説を中継します。

【IWJ_KANAGAWA1】12：05～「参院選 神奈川選挙区 民進党 真山勇一候補 街頭演説 ―応援弁士 岡田克也代表」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=kanagawa1
※参院選民進党神奈川選挙区 真山勇一候補の街頭演説を中継します。

【IWJ_OSAKA1】13：30～「原発事故被害者の救済を求める全国運動 関西集会」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=osaka1
※「原発事故被害者の救済を求める全国運動」関西集会実行委員会主催の集会を中継します。

【Ch1】14：00～「『グローバル経済の闇のメカニズム』を暴く！パナマ文書から消費増税まで～『税金を払わない巨大企業』の著者・富岡幸雄氏に岩上安身がインタビュー第2弾」
UST視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL： http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※『税金を払わない巨大企業』の著者・富岡幸雄氏に岩上安身がインタビューします。

【IWJ_KYOTO1】14：00～「選挙最終日！白井聡×ＮＳＫ×ＪＣＰ合同街宣」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=kyoto1
※白井聡（精華大学専任教師）、NSK（NON STOP KYOTO）、JCP（日本共産党）による合同街宣を中継します。

【IWJ_KANAGAWA1】16：00～「参院選 神奈川選挙区 日本共産党 浅賀由香候補 －応援弁士 志位和夫委員長、 比例代表 椎葉寿幸候補、本間信和氏 （SEALDs）」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=kanagawa1
※参院選日本共産党神奈川選挙区 浅賀由香候補の街頭演説を中継します。

【Ch5】17：00～「選挙フェス ＜Day18＞ ～参院選 東京選挙区 三宅洋平候補」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※参院選東京選挙区 三宅洋平候補の「選挙フェス ＜Day18＞」を中継します。

【ツイキャス・IWJエリアCh2・群馬】17：00～「選挙フェスグンマ ―参院選 民進党 群馬選挙区 堀越啓仁候補」
視聴URL： http://twitcasting.tv/iwj_areach2
※参院選民進党群馬選挙区 堀越啓仁候補の「選挙フェスグンマ」を中継します。

【IWJ_OSAKA1】17：20～「参院選 大阪選挙区 日本共産党 渡部結候補 街頭演説」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=osaka1
※参院選 大阪選挙区 日本共産党 渡部結候補の街頭演説を中継します。

【Ch7】18：00～「参院選 社民党比例 福島瑞穂候補 街頭演説－石川大我・伊地智恭子・芦澤礼子議員と行く ずんずん街宣ツアー！フィナーレゲスト 宇都宮健児さん、佐高信さん」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=7
※参院選社民党 福島瑞穂候補による「石川大我・伊地智恭子・芦澤礼子議員と行く ずんずん街宣ツアー！ 」を中継します。

【Ch6】19：00～「『JCP SPEECH』－参院選 東京選挙区 日本共産党 山添拓候補、比例代表 田村智子候補、志位和夫委員長、吉良よし子参議院議員」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※『JCP SPEECH』を中継します。弁士は、参院選 日本共産党東京選挙区 山添拓候補、比例代表 田村智子候補、志位和夫委員長、吉良よし子参議院議員ら。

【IWJ_HOKKAIDO1】19：00～「『JCP SPEECH＠SAPPORO』―弁士 参院選 北海道選挙区 共産党 森英士候補ほか」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=hokkaido1
※「JCP SPEECH＠SAPPORO」を中継します。参院選 共産党北海道選挙区 森英士候補ほか市民団体のスピーチを予定。

【IWJ_WAKAYAMA1】19：45～「参院選 和歌山選挙区 野党統一候補 由良登信 最後の訴え」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=wakayama1
※参院選 野党統一候補 和歌山選挙区 由良登信候補の街頭演説を中継します。

【録画配信・Ch4】20：00～「大阪における『不正選挙』疑惑を追及している自民党関係者Aさんへのインタビューダイジェスト版（聞き手：IWJ記者）」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※7月中に収録した、IWJ記者によるインタビューを録画配信します。

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◆中継番組表◆

＊＊2016.7.10 Sun.＊＊

各政党・選対事務所の開票の模様を中継します。
詳細は明日の日刊ガイドをご覧ください。

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■＜★本日の中継★＞本日14時～Ch1で中継します！『税金を払わない巨大企業』の著者、富岡幸雄氏に岩上安身がインタビュー第2弾！「パナマ文書」、そしてタックスヘイブンの実態とは!?

　おはようございます。テキスト班の太田美智子です。

　いよいよ参院選投開票が明日に迫りました。自民党の選挙公約はご覧になりましたか？公約のトップページに使われている写真は、我らが安倍総理の虚空を見つめる目と、空に泳がされた、ぼやけた手の写真とともに、「この道を。力強く、前へ。自民党」というキャッチコピーが秀逸です。ポスターなどでもおなじみですよね。

　続く「総裁挨拶」は、「政権奪還から3年半、経済最優先で取り組んできました」の一文で始まり、全部で21行ですが、このうち12行が経済、6行が日米関係で占められています。

　経済については、「道半ばではありますが、アベノミクスは、確実に『結果』を生み出しています」「消費税率引上げを2年半延期します」「アベノミクスのエンジンを最大限ふかす」など。日米関係は、「日米が力を合わせ、世界の平和と繁栄に貢献する」「日米の絆を壊すような無責任な試みを、絶対に許す訳にはいきません」など。残り3行は、「後戻りを許す訳にはいきません」「この道を、力強く、前へ」といった内容です。

・自民党参院選公約2016
https://special.jimin.jp/political_promise/

　改憲やTPPなどは、目立たないよう小さな文字で短く触れているだけ。姑息きわまりない争点隠しは許しがたいのですが、では、安倍・自民が誇る経済政策はどうなのでしょうか。

　第二次安倍政権発足直後の2013年1月、安倍総理は施政方針演説で「世界で一番、企業が活躍しやすい国を目指す」と宣言しました。しかし、「企業が活躍しやすい国」は、国民が幸せな国なのでしょうか？

　この問いについて考えるうえで、必見と思われるのが、本日14時から中継いたします、岩上さんによる『税金を払わない巨大企業』の著者、富岡幸雄・中央大学名誉教授インタビューです！

　IWJでもおなじみの富岡氏は、91歳の気骨の税制専門家です。本日は、今年5月28日のインタビューの続編として、「パナマ文書」とタックスヘイブン（租税回避地）を中心に、お話をうかがいます。

　パナマの法律事務所「モサック・フォンセカ」から流出した大量の文書、「（通称）パナマ文書」は、闇に包まれていたタックスヘイブンの実態に光を当てるものとして、注目されています。

　先月、国民投票でEUからの離脱が賛成多数となり、辞任を表明したイギリスのキャメロン首相は、亡父がタックスヘイブンにファンドを設立し、その恩恵を受けていたことが「パナマ文書」で明らかになりました。そのため、EU離脱を問う国民投票の前から首相辞任を求めるデモが起き、求心力低下が指摘されていました。

　しかし、米国の有名人や日本の政治家の名前は「パナマ文書」から出てきませんでした。なぜでしょうか？

　インタビューでは、富岡氏にこの謎について、明らかにしていただきます。そもそも、一部の富裕層と大企業だけがアベノミクスで潤い、その多くが租税回避して税収不足を消費税増税により庶民にツケ回す、などということがあっていいわけはありません。不公平きわまりない話です。

　安倍政権は「パナマ文書」の調査すら行う素振りも見せません。参院選の投票先をまだ考えている方、ぜひ、これをご視聴されてから、一票を投じていただきたいと思います。

　ほかにも、世界最悪のタックスヘイブンと言われるロンドンのシティと米国の実態に迫ります。世界の税制格差を巧みに利用した企業の戦略、日本の「税制回避の否認防止規定」などについてもお話しいただく予定です。どうぞご期待ください！

【Ch1】14：00～「『税金を払わない巨大企業』の著者・富岡幸雄氏に岩上安身がインタビュー第2弾」
UST視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL： http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

　5月28日のインタビューも必見です。お時間のない方は、とりあえず、ログイン不要のイントロ動画（15分33秒）だけでもご覧いただければと思います。

　イントロ動画では、富岡氏が大学2年生で少年兵となり、3カ月間、「思考力をなくして人殺しの道具にするため、毎晩、殴られた」経験や、「税制を政治の道具に利用して、国民を愚弄するにも限度がある」「結局、アベノミクスは中身がなかった」など、安倍政権の経済政策や税制についても厳しい指摘をしてくださっています。

　ぜひこちらからご覧ください！

※2016/05/28「消費税増税延期」にだまされるな！日本経済再生に必要なのは「消費税増税の中止」そして「8％から5％への減税」だ！～『税金を払わない巨大企業』著者・富岡幸雄氏に岩上安身がインタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/304535

■＜★岩上さんによる1週間のインタビュー総まとめ★＞「ナチスの手口」とは何か～東京大学教授・石田勇治氏に聞く／中国海軍による尖閣諸島「接続水域」進入の真相とは？～横浜市立大学名誉教授・矢吹晋氏に聞く

【1】自民党の「緊急事態条項」は「ワイマール末期にナチスが利用した大統領緊急令（緊急事態宣言）と授権法（全権委任法）を足した内容」～「ナチスの手口」について東京大学教授・石田勇治氏に岩上さんがインタビュー

　7月1日、岩上さんが東京大学教授の石田勇治氏にインタビューを行いました。石田氏の専門はドイツ近現代史で、新刊『ヒトラーとナチ・ドイツ』（講談社現代新書）が話題を呼んでいます。インタビューでは、国会議事堂炎上事件から緊急事態宣言の発動、そして全権委任法（授権法）に至る「ナチスの手口」に関して、約4時間にわたりたっぷりとご解説いただきました。

　自民党改憲草案の98・99条に新規創設が明記されている「緊急事態条項」について岩上さんが石田氏に見解をたずねると、石田氏は「これはワイマール末期にナチスが利用した大統領緊急令（緊急事態宣言）と授権法（全権委任法）を足した内容だ」との見解を表明。緊急事態条項を引っさげて、改憲に突き進む安倍政権への危機感をあらわにしました。

　インタビューの最後で、石田氏には「創生『日本』」の集会での長勢甚遠・元法務大臣（第一次安倍内閣）による「国民主権、基本的人権、平和主義、これをなくさなければ本当の自主憲法ではない」といった発言や、自民党・稲田朋美政調会長の「自分の国を守るためには、皆さん方が血を流す覚悟をしなければならない」といった発言に関する動画を見ていただきました。

　動画を見た石田氏は絶句。「なんというか、言葉がない」と述べ、深々としたため息をつきました。

　現在の日本は、まさに「独裁前夜」とでも言うべき状況です。投開票日まで残りわずかしかありませんが、ぜひ、下記URLから岩上さんによる石田氏へのインタビュー全編をご覧いただき、投票の際の参考にしてみてください！

※2016/07/01参院3分の2議席で現実化する！世界の常識では絶対悪「ナチス」の手口。ヒトラー独裁政権を徹底検証！～岩上安身による石田勇治・東京大学教授インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/313466

【2】中国海軍による尖閣諸島「接続水域」への進入、その知られざる背景とは？岩上さんが中国問題のエキスパート・横浜市立大学名誉教授の矢吹晋氏にインタビュー！

　7月3日、岩上さんが横浜市立大学名誉教授・矢吹晋氏にインタビューを行いました。インタビューでは、6月9日未明に発生した中国軍艦による尖閣諸島「接続水域」への進入事案に関して、その背景と、目前に迫った参院選で「中国の脅威」を強調する安倍政権の狙いについて、中国問題のエキスパートである矢吹氏に詳しくご解説いただきました

　今回の中国軍艦による接続水域への進入に関して、NHKをはじめとする日本の既存大手メディアは、安倍政権の意向に沿うがごとく、「中国の脅威」をことさら煽り立てて報じました。しかし、日本の既存大手メディアがまったくといって言いほど報じていないことがあります。それが、日米印共同訓練「マラバール2016」の存在です。

　この「マラバール2016」が、「仮想敵国」として設定している中国、そしてロシアを刺激しないわけがありません。6月8日午後9時50分頃、まず「マラバール2016」を監視していたロシア海軍の駆逐艦が、尖閣諸島の久場島と大正島の間の接続水域に進入。それを海上自衛隊の護衛艦「はたかぜ」が追跡して接続水域に入ったため、それにあわせて中国海軍のフリゲート艦が同じように接続水域に入りました。

　接続水域はあくまで「公海」であり、矢吹氏によれば、尖閣諸島の領有権を同様に主張している日中間で、「接続水域には入らない」という「黙約」が存在していたといいます。しかし今回、ロシア海軍を追跡した護衛艦「はたかぜ」が接続水域に入るという「黙約破り」を行ったため、中国海軍も進入した、というわけです。

　今回のインタビューでは他にも、日本に5つ存在する「特定海域」の問題について矢吹氏にご説明いただきました。この「特定海域」では、領海の範囲が通常の12カイリではなく3カイリとなっているのですが、実はその背景にも日本における「対米従属」の構造が存在します。矢吹氏によれば、今回中国側はこの「対米従属」の矛盾点を巧妙についてきた、というのですが、その実態とは・・・。続きはぜひ、IWJ定額会員にご登録いただき、動画アーカイブ全編をご覧ください！

※2016/07/03 中国軍艦の尖閣「接続水域」進入、背景に日米印の大規模共同訓練が～安倍政権による「中国脅威論」のウソを暴く！岩上安身による横浜市立大学名誉教授・矢吹晋氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/313979

■＜★IWJが報じた1週間総まとめ★＞「選挙フェス」で創価学会員が公明党に怒りのスピーチ！／民進党・枝野幸男幹事長が小川敏夫候補への「戦略的投票」を呼びかけ！／創価学会員有志が怒りのサイレント・デモ！／小沢一郎氏が三宅洋平候補の応援演説！

【1】「これが池田大作先生が思い描いた世界なのか!?」三宅洋平候補の「選挙フェス」で創価学会員が安倍政権と公明党に怒りのスピーチ！

　毎日毎回、広場や沿道を溢れんばかりの人が埋め尽くし、しかし大手メディアでは一切報道されない東京選挙区・三宅洋平候補の「選挙フェス」。一昨日、渋谷ハチ公前で行われたこのフェスで、ひときわ観衆のボルテージが上がった一幕がありました。

　敬虔な創価学会員たちが、学会のシンボルである三色旗を片手に、安倍政権と公明党、そしてそれを支持する創価学会に対して批判の声をあげたのです。

スピーチを行ったのは、曾祖母から4代にわたって学会員だという竹原弘樹さん。現在も、創価学会男子部のニューリーダーとして活動している竹原さんは、学会幹部から「安保を批判すると地獄に落ちるぞ」と脅されたことを告白しました。

　IWJではこのスピーチ動画と全文を文字おこしして公開していますので、ぜひ下記URLよりご一読ください。

※【スピーチ全文掲載！】「これが池田大作先生が思い描いた世界なのか」三宅洋平の選挙フェスで創価学会員が安倍政権と公明党に怒りのスピーチ！
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/314096

【2】蓮舫候補は「放っておいても勝ちます！小川敏夫候補に力を結集していただきたい！」――民進党が「戦略的投票」を呼びかけ！

　2015年7月3日（日）の銀座四丁目、梅雨明けしたのではと疑いたくなるような強い日差しが降り注ぐ中、参議院選挙・東京選挙区に立候補した民進党の小川敏夫の応援演説に駆けつけた同党幹事長の枝野幸男氏は、有権者に次のように訴えました。

　「もう一人は放っておいても勝ちます。一番じゃないかもしれないけど、二番でもいんですから。こっちは六番（最下位当選）に入らないと、七番（次点で落選）とでは雲泥の差。なんとか、日本の平和と暮らしを守るための力は、小川敏夫さんに結集していただきたい」

　「もう一人」とは、同じく東京選挙区に立候補している同党の蓮舫候補のこと。知名度、人気度などからか当選は確実とされる蓮舫氏に対して、定数6名の同選挙区で、小川敏夫候補は当落線上の6、7番目を、おおさか維新の田中康夫候補と争っていると考えているようです。枝野氏のスピーチの詳細、そして小川敏夫候補の演説に関しては、下記のアーカイブをご一読ください！

※2016/07/03蓮舫候補は「放っておいても勝ちます！一番じゃないかもしれないけど、二番でもいんですから!!」、当落線上の小川敏夫候補に「力を結集していただきたい！」――民進党・枝野氏が「戦略的投票」を呼びかけ
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/313970

【3】参院選を前に、安保法で揺れる創価学会！ 法案に反対する学会員たちが、創価学会本部前で抗議のサイレント・スタンディング！！ その後、急遽8名の学会員にインタビュー

　7月3日、東京都新宿区にある創価学会本部前で、安保法に反対する学会員35名が集まり、サイレント・スタンディングを行ないました。

　学会員たちは、「安保推進の公明党を支援することは創価三代に違背している！」「安保法制を容認し師匠に敵対する執行部は退陣せよ！」「安保法制に反対の声を上げる会員を処分するな！」などと掲げたプラカ―ドや横断幕を掲げ、昨年9月に行われた、安保法の強行採決を容認した公明党と創価学会執行部に対し、抗議の意を表わしました。

　IWJではその様子を取材し、参加者にインタビュ―を行いました。また、スタンディング終了後には、IWJ記者と8名の参加者で公園に集まり、じっくりとお話をうかがいました。

　サイレント・スタンディングの様子とインタビューの詳細はこちらからご覧になれますので、是非チェックしてみてください！

※2016/07/03 「参院選では自公をギャフンと言わせるために、野党に一票を投じたい！」～安保関連法に反対する創価学会員たちが、創価学会本部前で抗議のサイレント・スタンディング！！その後、8名の学会員たちが思いのたけをぶちまけた！
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/314014

【4】「今の政界で一番必要な人材っちゅうのは、政治のプロである必要全然ないんですよ！」生活の党共同代表・小沢一郎氏が三宅洋平候補にエール！～選挙フェス〈DAY13〉～アップしました！

　7月4日、立川駅北口で行われた三宅洋平候補の「選挙フェス」に、生活の党と山本太郎となかまたち共同代表の小沢一郎衆議院議員が登壇し、スピーチを行いました。

　小沢氏が、三宅氏の「選挙フェス」に駆けつけたのは初めて。ノリの良い曲をバックに小沢氏が現れる姿は、ある意味「意外」な光景と言って間違いありません。しかし、誰よりも嬉しそうに見えたのも、やはり小沢氏でした。

　党共同代表の山本太郎氏とのこれまでの活動を、「純粋で純情な山本太郎さんでして、私は会ってみて、一緒に組んで政治活動して、ほんとうに今は良かったと思っております」と語った小沢氏は、次のように続けました。

　「今の政界でやっぱり一番必要な人材っちゅうのはですね、政治のプロの必要は全然ないんです。政治のプロである必要ないんですよ。みんなの気持ちをしっかりと自分で分かって、素直にひたすらひたむきに政治の世界に取り組んでいこうと、そういう人間が今必要なんです！」

　三宅洋平候補の「選挙フェス」＜day13＞に駆けつけた小沢氏の応援演説全文は、以下のURLからお読みいただけます！ぜひ、クリックしてみてください！

※2016/07/04【参院選東京選挙区】「今の政界で一番必要な人材っちゅうのは、政治のプロである必要全然ないんですよ！」生活の党共同代表・小沢一郎氏が三宅洋平候補にエール！～選挙フェス〈DAY13〉
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/314131

■＜★記事アップのお知らせ★＞おおさか維新から出馬した田中康夫候補に直撃取材を敢行！／自民党長野県議による悪質な「脅し」発言が明らかに！

　昨日は注目の記事を2本アップしました。

　1本目は、東京選挙区でおおさか維新の会から出馬した田中康夫候補に関する取材レポートです。6月28日、IWJの青木浩文記者が、中野駅の商店街で練り歩きを行った田中候補に、直撃取材を敢行。「改憲勢力」であるおおさか維新の会から出馬した意図などについて聞きました。

　田中候補はIWJの取材に対し、「IWJの人はですねえ、いまだに半信半疑な、自頭のちょっと足らない方がいるんで、頭をちょっと解きほぐしてほしいと思います」などと反論。党の共同代表である松井一郎氏や片山虎之助氏が「自民党の改憲案には反対だ」と述べたことをあげ、「（おおさか維新を改憲勢力とすることは）レッテル貼りだ」と述べました。

　しかし、田中候補がいくら強弁しても、おおさか維新に対しては、拭い切れない不信感があります。おおさか維新はかつて、「野党共闘」を裏切り、安倍政権の強力な「後方支援」にまわったという「前科」があるのです。

　昨日アップした記事では、この「前科」を含め、田中候補の発言を詳しく検証していますので、ぜひ、ご一読ください！

※【東京選挙区】「おおさか維新は改憲勢力なのか？」 IWJが田中康夫候補に直撃インタビュー！田中氏は「レッテル貼りだ」と反論！
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/312698

　もう一本は、参院選・長野選挙区に関するIWJのスクープ記事です。元ニュースキャスターとして抜群の知名度を誇る民進党の杉尾秀哉候補に対し、焦りを感じた自民党の若林健太陣営が、秋の補正予算を盾に、有権者に若林候補への投票を迫ったというのです。

　7月3日、若林候補の決起集会で、応援弁士として登壇した自民党県議会議員の垣内基良（かきうち・もとよし）氏の口から、こんな言葉が飛び出しました。

　「先日総理大臣が来て、おっしゃいました。平年ですと補正予算は3兆円規模、本年度に限り10兆円。しかしこの選挙に負けた長野県に関しては、『ものの考え方を変える』とまでおっしゃいました。

　今日は建設業の方もその他の業種の方もお見えですが、この選挙に負けたら10兆円の補正予算があるのに、長野県はいい思いはできない、ということになるということであります」

　もし総理の言葉が事実だとすれば、それは極めて差別的な利益誘導ですし、事実でなかったとしたら、この県議は総理の言葉を「捏造」し、デマを使って有権者を脅し、票を集めようとしていることになります。いずれにしても、大問題です。

　IWJでは、この発言に関して独自に取材を敢行し、記事としてまとめました。投票先を決める前に、ぜひご一読ください！

※【スクープ！】「自公候補が負けたら長野県は補正予算でいい思いはできない」と安倍総理が発言！？自民党長野県議による極めて「悪質」な脅し発言が明らかに！
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/315542

■＜★お知らせ★＞一緒に熱く参院選を盛り上げましょう！スタッフを大募集中です！

　地方選と違い、全国各地全てが「現場」となる参院選。IWJでは手を抜くことなくくまなく取材をしたいところですが、肝心の「手」が足りていません。どうぞラストスパートでお手を貸していただける方、特に現在は、中継市民の方を大募集しています！

◇◆中継市民◆◇

　全国で中継市民の皆さんを募集します。現在募集しているのは、秋田・山形・栃木・群馬・長野・静岡・富山・石川・福井・滋賀・鳥取・島根・香川・高知・徳島・そして九州全域で中継市民を担当してくださる方です！

【応募条件】

　特にありません。元気に動ける方なら誰でも歓迎です！できれば運転免許のある、機動力のある方希望！中継機材の扱い方については、IWJ本部のスタッフがレクチャーします。必要な場合、ビデオカメラなどの機材も回線も貸し出します。

※中継市民への応募はこちらから！
https://docs.google.com/forms/d/1VBZLYidHi8w1XNCJ1vu4NB82NENhjaz-5ASVxH5Kamc/viewform?c=0&w=1

　その他、IWJのスタッフも募集中です。募集しているのは、「会員管理」「一般事務」「テキストスタッフ」「WEBスタッフ」「中継動画スタッフ」。参院選にあたって、「緊急で手伝います！」という方も、「長期的にIWJで働いてもいいかも」という方も、大歓迎です！以下のフォームよりぜひ、ご応募ください！

※スタッフへの応募はこちらから！
http://bit.ly/1ALJypQ

※本日の「日刊IWJガイド」のフルバージョンは下記URLよりご覧ください。
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-160709