日刊IWJガイド「錦織圭が見せた『エア・ケイ』で4連覇!GDPがまたマイナス成長、アベノミクス3本の矢はどこへ!?~本日15時からは鳩山元総理が語る『世紀のスキャンダル』!『最低でも県外』の裏で外務省の役人が虚偽文書~福島県・県民健康調査で座長が記者会見中にまさかの退席!?」」2016.2.16日号~No.1251号~


■■■ 日刊IWJガイド「錦織圭が見せた『エア・ケイ』で4連覇!GDPがまたマイナス成長、アベノミクス3本の矢はどこへ!?~本日15時からは鳩山元総理が語る『世紀のスキャンダル』!『最低でも県外』の裏で外務省の役人が虚偽文書~福島県・県民健康調査で座長が記者会見中にまさかの退席!?」」2016.2.16日号~No.1251号~ ■■■
(2016.2.16 8時00分)

 おはようございます!IWJで記者をしている、ぎぎまきです。

 やりましたね、錦織圭選手!米国メンフィス・オープンのシングルス決勝戦で大会史上初の4連覇を達成しました。ぱちぱちぱち!!!闘いを終え、緊張感から解放された勝者の笑顔はやっぱり輝かしい!表彰台に立った錦織選手は、なぜかトロフィーではなくギターを抱えていました。なるほど、メンフィスはエルビス・プレスリーゆかりの地。トロフィーの代わりにギターを贈呈するのが、同大会のならわしなんですね。

 いやぁ、しかし、政治家の皆さんにも少しはスポーツマンシップを見習って欲しいところです。大切なのは潔さ。負けたら負けたで潔く敗北を認めていただかないと。安倍政権はちっとも、アベノミクスの失敗を認めませんね。昨日2月15日、内閣府が2015年10月~12月期のGDPがマイナス成長になったと発表。このニュースの詳細は後ほどお知らせしますが、その前に本日の日刊IWJガイドのラインアップをご紹介!体調不良のスタッフ続出の中、いつもより少しだけコンパクトになっていますのでご了承ください。

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■GDPがまたまたマイナス成長!原因は「中国」と「暖冬」!? 強弁を続ける政府にいつまで振り回されるのか!アベノミクスはアベノリスク!(ぎぎまき)
┠■日本の基地問題を「迷走」させた官僚の非情な手口とは!?マスコミがほとんど報じない「世紀のスキャンダル」を鳩山友紀夫・元総理が岩上さんのインタビューで明らかに!(佐々木隼也)
┠■委員が多数欠席のなか、中間取りまとめ最終案は「放射線の影響は考えにくい」の文言に固執~星座長がまさかの記者会見途中退席で大荒れ!福島県第22回「県民健康調査」検討委員会(葦澤美也子)
┠■民主党が音声データ公開! 甘利明前経済再生担当相の元秘書が「20億円かかる」と具体的金額を提示!(平山茂樹)
┠■お知らせ~岩上さんインタビュー
┠■わとはぷ~What happened today?――寒暖差に要注意!2月16日は「天気図記念日」(ぎぎまき)
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◆中継番組表◆

本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2016.2.16 Tue.**

【Ch4】10:00~「選挙市民審議会・第二部門会議『民意を反映した選挙制度・両院制のあり方』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「公正・平等な選挙改革にとりくむプロジェクト」主催の、選挙市民審議会・第二部門会議を中継します。

【Ch5】13:30~「第1部・『放射能汚染防止法』制定を求める院内学習会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※上田文雄弁護士・山本行雄弁護士による講演が予定されている院内学習会を中継します。主催は「放射性廃棄物全国拡散阻止!3.26政府交渉ネット」ほか。

【Ch4】14:00~「選挙市民審議会・第一部門会議『自由な選挙運動・政治参加のハードルを下げる』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「公正・平等な選挙改革にとりくむプロジェクト」主催の、選挙市民審議会・第一部門会議を中継します。

【Ch1】15:00~「岩上安身による鳩山由紀夫・元総理インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※2月4日に行われた 「鳩山元総理が明かす 『辺野古新基地』 の真相 」にて語られた、鳩山由紀夫元総理が公約を撤回させた、極めて重要な文書の件について、お話をうかがう予定です。

【Ch5】16:30~「第2部・『放射能汚染廃棄物の不法投棄問題』を考える環境省交渉&院内集会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※「滋賀県放射性チップを告発する会」からの報告、環境省交渉を受けての行動提起が予定されています。主催は「放射性廃棄物全国拡散阻止!3.26政府交渉ネット」ほか。

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◆明日の中継番組表◆

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2016.2.17 Wed.**

【Ch3】14:30~「原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※原子力規制委員会 田中俊一委員長による定例会見を中継します。

【Ch1】15:00~「岩上安身による憲法学者 樋口陽一・東京大学名誉教授インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※憲法学者 樋口陽一・東京大学名誉教授に岩上安身がインタビューします。

【IWJ_IWATE1】16:00~「『ミナセンいわて』結成記者会見」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-iwate1
※岩手県庁記者クラブで行われる「ミナセンいわて」結成記者会見を中継予定です。

【録画配信・IWJ_CULTURE1】17:00~「2.10深尾葉子・大阪大学准教授ゼミ卒論報告会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-culture1
※2016年2月10日に収録した「2.10深尾葉子・大阪大学准教授ゼミ卒論報告会」を録画配信します。主催は「深尾葉子・大阪大学准教授ゼミ」。

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■GDPがまたまたマイナス成長!原因は「中国」と「暖冬」!? 強弁を続ける政府にいつまで振り回されるのか!アベノミクスはアベノリスク!

 GDP(Gross Domestic Product)とはざっくり言うと、日本国内で生み出された「付加価値」の総額です。GDPの伸び率というのはイコール、国の経済成長率を示すわけですが、昨日、2015年10月~12月期のGDPが前期比の0.4%減、年率換算で1.4%減になったと発表されました。安倍政権の目指す「経済の好循環」など、絵に描いた餅であることがまた証明されたわけです。

 マイナス成長の背景には、個人消費の停滞や中国など海外経済の減速懸念で、輸出が低迷したことが指摘されています。発表を受けて、菅義偉官房長官は15日午前の記者会見で「記録的な暖冬の影響で冬物衣料品が大きく落ち込み、個人消費がマイナスになった」とコメントしましたが、いやいやいや、相変わらず菅官房長官は何を言ってるんですか。この冬、懐具合も含めて嫌というほど冷え込みましたし、財布の中身さえ潤っていれば、衣料品以外にも買いたいものはいっぱいありましたよ!!!

 アベノミクス政策の顛末として経済成長がマイナスに転落した、という結末が示されているというのに、「暖冬」であまり買われなかった「冬物衣料品」という超ミクロな問題に矮小化して、政府の失策ではないとでも言いたげな物言い。気温のわずかな変化で、一国の経済成長の数値がプラスからマイナスに転落する、などということがしょっちゅう起きていたら大変です。
経済財政担当相の石原伸晃氏も、「力強さに欠けるが底堅い動き。日本のファンダメンタルズは良好」と言い、マイナス成長の大きな原因は中国の経済成長にあるとし、日本国内の経済状態は悪くないと強弁しました。

 無責任きわまりない安倍政権によれば、GDPのマイナスは「中国」と「暖冬」が原因ということらしいですが、そんなわけがありません。

 消費税を8%に上げたことで国民の生活は大打撃を受けました。さらに、第二次安倍政権発足後以降5%以上も落ち込み続けている実質賃金、非正規雇用が全体の4割を超えたという就業形態の変化も重なって、庶民の生活苦は本当に深刻です。

 今年1月、連合がまとめた調査結果によると、派遣などの非正規労働者が主な稼ぎ手の世帯のうち、約2割が節約のため、食事の回数を減らしていることが判明しました。食事の回数を減らす。。。。命に関わる大問題です。戦後直後の復興期をのぞき、高度成長期以降戦後の半世紀以上にわたって、こんなに国民の生活が窮することがあったでしょうか。さらに、連合による報告では、世帯収入の半分以上を稼ぐ非正規労働者は全体の約34%にものぼり、このうち半数以上が、貯蓄が「100万未満」と回答したそうです。

 これが世界第3位の経済大国の現実です。実におかしな言い方です。中国経済が昨年の上海株バブル崩壊から以降、不調なのは事実ですが、その中国経済の影響を受けているということは、日本経済は中国経済に深く依存している、ということを意味します。ならば、上海株バブル崩壊以前に安倍政権のもとで日本経済が今よりは好調だったとして、それは中国のおかげ、ということになりますよね?
好調なときは「自分たちのアベノミクス政策のおかげ」、不調な時は「中国のせい」と、手柄は自分のものに、失敗は他者に責任転嫁するというのは政治家として実に見苦しい弁明ではないでしょうか。

 経済格差の広がりを指摘された安倍総理は、1月18日の参院予算委員会で「日本は貧困かといえば、決してそんなことはない。日本は世界の標準でみて、かなり裕福な国」などと、「経済格差」の質問に対して格差がつけられた貧しい国民の現状ではなく、毎日毎晩、焼き肉だ高級鮨だと、美食三昧の自分の暮らしぶりについて自慢しているかのような「異常」なほどトンチンカンな答弁をしています。

 その直後、塩崎恭久厚生労働相が、「(貧困率が)高まってきていることは間違いない。OECDが指摘しているように、相対的貧困率については、日本はレベルとしてはかなり高いし、方向としても増えてきている」と、安倍総理とは相反する答弁をして、政府見解を訂正したほどでした。言うまでもなく塩崎大臣の答弁の方がまともで、ごく普通の常識と知性を備えた答弁です。

 国会ウオッチしているIWJが毎日のように書いていることですが、安倍総理の答弁は尋常ではありません。「異常」という他ありません。質問と答弁がまったくかみあっていないし、その答弁の内容もデタラメ。こんな会話、元プロ野球選手がしていたら、間違いなく薬物中毒を疑われるでしょう。

 アベノミクスの失敗をいつまでも認めない安倍政権が、今後も行う「荒療治」で国民の暮らしはどうなってしまうのか。安倍総理は自らをドリルにたとえ、岩盤規制を破ると豪語していますが、冗談ではありません。正常とは思えない、何かに酩酊しているとしかみえない「異常」さで、日本経済や社会にドリルを打ち込み外科手術を施される国民の身にもなってもらいたい。

 GPIFによる年金の損失も深刻ですよね。昨日の衆院予算委員会で安倍総理は、「想定の利益が出ないなら当然支払いに影響する。給付に耐える状況にない場合は、給付で調整するしかない」と年金給付の減額は「あり得る」と発言しています。「あり得る」ってしゃあしゃあと、誰のせいなんだ、と言いたい。国民に向かって偉そうに「自己責任」を説き、決して自分は経済失政の責任をとらず、「国民」や「中国」や「暖冬」のせいにする。安倍政権のアベノミクスはアホノミクス(浜矩子先生)で、アベノリスク(植草一秀先生)!そう断言していいでしょう。

 2013年になりますが、改めて経済学者の植草一秀氏のインタビューを紹介します。その当時からすでに起きていたGDPの落ち込みを分析しながら、植草氏は安倍政権の経済政策の落とし穴を危険視。大蔵省官僚時代、自身もデータの改竄を強いられたエピソードを紹介しながら、経済が冷え込むことを承知の上で消費増税を断行する財務省の実態についても明らかにしました。

 インタビューのフルテキストも公開しています!こちらはサポート会員限定となっていますので、この機会にぜひ、登録のご検討をお願いします!

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・【大義なき解散総選挙6】 (再掲)2013/11/15 「立ち直りかけては逆噴射する」アベノミクスと消費税増税がまねく「財政の落とし穴」とは
~岩上安身による植草一秀氏インタビュー
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・2015/05/30 「バブルは必ず弾ける、それは明日かもしれない」と断言する浜矩子氏、空前の官製相場で沸きに沸く株式市場、しかし…!
岩上安身が「アホノミクス恐慌」の危険性について訊く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/247279

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 さて、本日15時からはCh1に注目ですよ!

 2010年5月、普天間飛行場の移設問題をめぐり「最低でも県外」を示した鳩山友紀夫元総理。その後、県外移設を断念せざるを得なかった鳩山氏を追い込んだものとは!?
鳩山氏の口から語られる「世紀のスキャンダル」について岩上さんがうかがう予定です。佐々木記者がインタビューの見どころを紹介します!

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■日本の基地問題を「迷走」させた官僚の非情な手口とは!?マスコミがまったくと言っていいほど、ほとんど報じない「世紀のスキャンダル」を鳩山友紀夫・元総理が岩上さんの単独インタビューで明らかに!

 おはようございます!IWJで記者をしている佐々木隼也と申します。

 本日は15時からCh1で、鳩山友紀夫・元総理への岩上さんによるインタビューを行います。お聞きするのは、もちろん、「あの世紀のスキャンダル」についてです!

 安倍総理は1月12日の衆院予算委員会で、民主党議員の質問に対する答弁のなかで、鳩山氏をこう批判しました。

 「民主党政権は(移設先を)『最低でも県外』と打ち上げて、結果は『学べば学ぶほど抑止力を理解した』と御党の党首が言った。さまざまな選択肢を検討して、『辺野古しかない』と言ったのは御党の首相であり党首だ。まさにそこから迷走が始まった」。

 TPP反対と言いながら推進したり、消費税増税を強行したり、安保法制で暴力採決をしたりなど、迷走どころか暴走している安倍総理がよく言うわ!と、全国各地から批判の嵐がわき起こりそうな発言ですが、それはさておき。

 鳩山元総理が辺野古の米軍基地移設について、「最低でも県外」と公約を掲げ、実際に代替地を探し、最終的に国内に候補地が見つからなかった、として断念したことはよく知られている事実です。それを「迷走」と呼ぶかどうかはともかく、初志貫徹できず、県外移設を断念した、その決断が、じつは官僚のワナによって引き起こされたものだったとしたら、どうでしょうか。

 2月4日、鳩山氏は日本記者クラブで行われた講演会で、その「官僚の仕掛けたワナ」について、初めて明らかにし、その証拠を国民の前に提示しました。

 普天間飛行場の移設先として、沖縄県外に候補地を探していた鳩山総理(2010年当時)に対し、外務省の役人がこの「3枚のペーパー」を示しました。そこには、「沖縄米軍の訓練の一体性を考えると、移設先は65海里(約120km)以内でないと十分な訓練ができない、と米軍のマニュアルに明記されている」と書かれていました。

 当時、移設の候補地として鳩山氏は200km以上離れた鹿児島県の徳之島を念頭に置いていましたが、このペーパーによって、県外移設は断念せざるを得ませんでした。

 安倍総理が「迷走」と嘲笑し、揶揄する鳩山氏の「断念」は、3人の官僚の示したペーパーによって引き起こされたのです。

 しかし後になって、米軍のマニュアルに「65海里(約120km)以内」という内容は明記されていないことが発覚したのです。外務省の役人が虚偽文書を作成して時の総理を騙していたのでしょうか。そうであれば、これはれっきとした犯罪です。事実確認を求めると外務省は「知らない」とその存在すら認めず、現在「調査中」だとして逃げ続けています。これは、驚くべきことです。

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・2016/02/04 世紀のスキャンダル!?鳩山元首相が「最低でも県外」公約を断念するきっかけとなった書類が今は存在しない!?外務省が見せたペーパーに虚偽!?虚偽公文書の作成の可能性も!?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/285911
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 驚くべきことはもうひとつあります。この衝撃的なスキャンダルについて、公開の記者会見の場で元総理が明らかにしたというのに、大手メディアはほとんど報じようとしません。追及し、続報を出そうとする大手メディアもありません。

 この辺野古移設をめぐっては、官僚の上層部が裏で辺野古移設を譲歩しないよう、米国側に要望していたことがウィキリークスの暴露によって明らかになっています。さらには、鳩山氏が構想段階だった徳之島案を、官僚が勝手にマスコミにリークしたことも明らかになっています。官僚は、辺野古移設のために、平気で総理を騙し、裏切ってきたのです。

 そうした事実に触れながら、そうした官僚の裏切りを批判的に報じるどころか、辞任後も鳩山氏の方を批判的に報じてきたマスコミですから、今回の「世紀のスキャンダル」についても黙殺するのは当然のことでしょう。

 だからこそ、IWJはとことん報じます。ぜひ、本日はCh1を刮目していただければと思います!

 なお、この官僚の非情な裏切りについては、過去に岩上さんのインタビューで鳩山氏が詳細に明かしています。IWJのサポート会員であれば、こうした過去のインタビューについても、いつでも全編をご覧になれますので、ぜひ、サポート会員に登録していただければと思います!!

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・2012/07/18 鳩山由紀夫元首相が岩上安身のインタビューで「対米従属」官僚の全貌を激白「官僚は自分たちのやりたいことをやってくれればどんな政権でもいい」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/23153

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 鳩山元総理がこの件で単独インタビューに応じるのはIWJが初、なのではないでしょうか。皆さん、「世紀のスキャンダル」の目撃者になってください。本日15時からCh1でお届けします!

【Ch1 URL】
http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1

 さて、昨日は福島県で22回目となる「県民健康調査」検討委員会が行なわれました。座長を務める星北斗座長が記者会見を途中退席!?記者から相次いだ質問に耐えられず、アワプラ白石草さんの質問途中に、逃走した模様。葦澤美也子記者からの報告です!

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■委員が多数欠席のなか、中間取りまとめ最終案は「放射線の影響は考えにくい」の文言に固執~星座長がまさかの記者会見途中退席で大荒れ!福島県第22回「県民健康調査」検討委員会

 おはようございます。IWJで兼業記者をしております葦澤美也子です。

 昨日2月15日(月)13時30分から、第22回福島県「県民健康調査」検討委員会が開かれました。この検討会で配られた資料は、福島県のウェブサイト内で公開されています。

・第22回福島県「県民健康調査」検討委員会
URL:http://www.ustream.tv/recorded/83162896

 先日の岩上さんによる岡山大学大学院・津田敏秀教授へのインタビューでもお伝えした通り、福島県の子どもを対象とした甲状腺検査では、甲状腺がんの「悪性ないし悪性疑い」と診断される数が非常に多く、「多発」と言える状況です。しかし、「スクリーニング効果」や「過剰診断」という言葉で、曖昧にされています。津田教授のお話については、下記のインタビューでご覧になることができます。会員登録の上、フルボリュームのインタビューを、ぜひご覧ください。

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・2016/02/04 岩上安身による津田敏秀・岡山大大学院教授インタビュー(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/285916

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 今回の「福島県民健康調査」検討委員会では、2015年12月31日現在の数字が発表され、甲状腺がんの「悪性ないし悪性疑い」とされた人数は、本格検査で前回より12人増えて51人となりました。先行調査に比べて本格調査の受診数はかなり減っていることを考慮すると、3カ月で12人は決して少ない数字ではありません。

 また、すでに報告が出ている先行検査で追加された3人もあわせて、全体で「悪性ないし悪性疑い」は167人となりました(うち1人は良性結節)。スクリーニング効果や過剰診断で片づけるにはあまりに多いと思いませんか?

 そして、昨日の検討委員会のメインの議題は、県民健康調査の「中間取りまとめ案」の最終案について(取りまとめ案は上記のリンクの資料から読むことができます)。しかし、この重要な議題の検討をするにあたって、甲状腺部会をまとめる清水一雄委員や国立がん研究センターの津金昌一郎委員など、いつも議論の中心にいる委員が欠席。星座長が「時間が余るのは初めて」と追加の議論を提案するほど、中身の薄い議論になってしまいました。

 そのためもあり、記者会見では各記者からの質問が殺到。現段階で「放射線の影響とは考えにくい」という文言に収束させる検討委員会の態度に多くの疑問が寄せられました。しかし、星座長からは「影響は考えにくい」という文言は妥当であるという結論だけが繰り返されます。特に、「甲状腺がんの手術におけるリンパ節廓清(リンパ節を切除する外科的治療法)の件数は?」「手術の中には過剰治療が含まれるのか?」といった具体的な質問には、星座長は「答えられる人がいない」と答えを避けるばかり。福島医大担当者に答えがふられるも、歯切れの悪い回答が続きました。

 また、床次眞司委員の示した「福島原発事故における甲状腺被ばくの線量推定」という資料についても、「科学的とは言えないのでは」と疑義が呈されました。

 この床次委員の資料は、前回までの「内部被ばくなどの線量がわかっていない中で本当にチェルノブイリより放射線量は低いと言えるのか?」という議論に対して、事故直後の実測値がある飯館村や浪江町などの住民のデータをもとに、甲状腺に限った実効線量はどの程度だったのかを示すものとして提出されたようです。
結論として「甲状腺の線量を推計する場合には、様々な不確かさが伴う」という但し書きがつきながらも、「福島での甲状腺の実行線量は80mSv以下にとどまり、チェルノブイリより低い放射線量だった」ということで、「放射線の影響とは考えにくい」という言葉の根拠として使われました。

 しかし、今までの県民健康調査の資料では「基本調査で5mSvを超える子どもはいない」という前提が示されてきています。それなのに今回、「甲状腺に限ってみれば数十mSvの実効線量」という数値を示されたうえで、「低かった」と結論付けられることには、素人目に見ても非常に違和感を覚えます。

 挙句の果てには、アワープラネットTV白石さんから「この重要な議論に甲状腺外科医が一人もいない状況」についての質問が出されている間に、星座長が退席してしまう始末(「新幹線の時間なので」と司会が説明)。これで中間取りまとめ案の最終版への議論は尽くされたと言えるのでしょうか?
非常に疑問が残る結果となりました。

 今回の委員会では、ほかにも、避難した方の自殺者数、震災関連死が他県より多いこと、妊産婦や小児の検査の今後の方向性など、ほかにも気になる議論があります。
 詳しくは、ぜひ動画にてご覧になっていただければと思います。

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・【福島】第22回「県民健康調査」検討委員会(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/287363
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 続いても、IWJ記者からの取材報告です。昨日の衆院予算委員会で突然、民主党の玉木雄一郎議員が、甘利明前大臣の秘書とUR(都市再生機構)とのやり取りが録音された音声ファイルを入手したと発言!夕方17時から記者会見が行われるという情報をキャッチし、平山記者が現場に急行しました。さて、記者会見では何が明かされたのか。平山記者、報告をお願いします!

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■民主党が音声データ公開! 甘利明前経済再生担当相の元秘書が「20億円かかる」と具体的金額を提示!

 1月28日、「週刊文春」が報じた政治資金問題で、経済再生担当大臣を辞任した甘利明氏。民主党はこの間、「甘利明前大臣疑惑追及チーム」を結成し、UR(都市再生機構)や国交省の担当者から事情を聴取してきました。

 そして昨日、この「甘利明前大臣疑惑追及チーム」の玉木雄一郎衆議院議員が、甘利氏側に口利きを依頼した千葉県の建設会社の担当者・一色武氏と、甘利氏の元秘書との面会を記録した音声データと議事録を公開しました。この音声データと議事録は、昨日17時15分から国会内で行われた「甘利明前大臣疑惑追及チーム」の会合内で報道陣に公開され、IWJはその模様を中継・配信しました。

 公開された音声データは、2015年11月2日(月)に、神奈川県大和市の喫茶店で録音されたもの。音声データには、次のように、甘利氏の秘書が一色氏に対し、「20億円」という具体的な金額を示して、補償額をUR側に提示するよう促す様子が記録されています。

 「だいたいそしたらカッコ書きでもいいです。でも、一応推定20億かかりますとか、かかると聞いておりますとか、そういうなんか言葉にしてほしいんですね。あっちの言い分も明確なあれがないって話だったんで明確にしなきゃですよね。もしかしたら実際の金額について細かいとこまで絡めないですよ。こういうところは今だったらギリギリ絡めるんで」

 甘利氏は1月28日の辞任会見の際、一色氏から2度にわたり50万円を受け取ったこと、そして秘書が一色氏から500万円を受け取り、そのうち200万円を個人的に使った事実は認めていました。しかし、甘利氏は、一色氏とUR側の補償交渉に関しては、「金額交渉等に介入したことはない」と述べるなど、口利きの事実を否定していました。

 今回、民主党が公開した音声データが本物であるならば、甘利氏は辞任会見の場で虚偽の説明を行っていたことになります。民主党は甘利氏と秘書に対し、国会での証人喚問を求めるとともに、安倍総理の任命責任を追及していく構えです。

 甘利氏に関しては、大臣を辞職することにより、責任をうやむやにする雰囲気が既存大手メディアによって醸成されています。今回公開された音声データのように、甘利氏が口利きを行なったとされる証拠が提出されている以上、甘利氏は国会の場で説明を尽くすべきです。疑惑を自らの手で晴らせないというならば、不倫が明らかとなった宮崎謙介議員と同じように、議員辞職をするべきではないでしょうか。
議員の身分でなくなれば、不逮捕特権もなくなります。捜査当局は、手加減することなく、疑惑の追求が可能となるでしょう。甘利氏の主張通り、身の潔白が間違いなければ、司直の手に委ねるべきでしょう。潔白ならば嫌疑なしと明らかにしてくれるはずです。

 「電波停止」発言の高市早苗総務相、「1ミリシーベルト」発言の丸川珠代環境相、「パンツ泥棒」の高木毅復興相、「歯舞群島」が読めず、公職選挙法違反の疑いも浮上している島尻安伊子沖縄北方担当相、暴力団との関係が取り沙汰されている森山裕農水相など、現在の安倍内閣は問題のある大臣だらけです。

 そしてもちろん、このように問題のある大臣たちの任命責任があるのは、他でもない安倍総理です。しかし安倍総理は、国会の場で追及されても、のらりくらりと逃げまわるばかりで、正面から答えていません。

 このように、欺瞞に満ちた政権を放置しておくわけにはいきません。IWJでは引き続き、疑惑の浮上している大臣や国会議員を追及していきますので、ご支援のほど、よろしくお願いいたします!

※IWJ定額会員はこちらから
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパもよろしくお願いいたします!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

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■岩上さんのインタビューと講演のお知らせ

 今日も明日も岩上さんによる注目のインタビューが続きます!その他にも続々とアポイントメントを調整中!確定次第、どんどんラインナップを更新していきますので、毎日、このコーナーにご注目ください!

 ただ心配なことは今、IWJ内ではインフルエンザが感染爆発中であること。毎日、誰か新たに発熱して倒れる、といった繰り返しです。戦力30人位のうちすでに8人が感染しました。まだ熱を出したりしていませんが、もしインフルエンザにかかると、本日16日(火)の鳩山由紀夫元総理のインタビューからの4連続インタビューが吹っ飛んでしまいます。なんとか今週をしのいでもらいたい!と願うばかりです!

・2月17日(水)15時~ 樋口陽一さん(東京大学名誉教授)
※日本における憲法学の権威であり第一人者である樋口氏に、立憲主義が危機に瀕している現在の状況や日本国憲法改正草案の危険な内容などについて、岩上さんがインタビューします。

・2月18日(木)14時~ 中野晃一さん(上智大学教授)
※「市民連合」結集の立役者である中野さんは、立憲デモクラシーを牽引し、SEALDsのよき理解者でもあります。野党共闘の必要性を訴えている中野さんは、今の煮え切らない民主党の動きをどう見ているのでしょうか?岩上さんがインタビューします。

・2月23日(火)13時~ 高山佳奈子さん(京都大学大学院教授)
※国際刑事法が専門の高山さんは、「学者の会」の記者会見の際、岩上さんのインタビューに応えて、「マスコミの経営幹部と政権トップが会食を重ねることは、刑法上、贈収賄を構成する」と発言された方です。その際の記事については、以下をぜひご覧ください。(http://iwj.co.jp/wj/open/archives/254388
)。岩上さんによる、待望のインタビューです。

・2月26日(金)19時~ 蓮池透さん<後編>
※北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)元副代表で、新刊『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』を出した蓮池さん。おうかがいしたいお話がまだまだ沢山あり、去る1月27日に行ったインタビューに引き続き、岩上さんがインタビューします。

・3月1日(火)14:00~ 是枝裕和さん(映画監督)
※「誰も知らない」「海街diary」などで知られる是枝監督。「クローズアップ現代」のやらせ問題に関するBPO放送倫理検証委員会の委員も務め、「BPOは政治家たちの駆け込み寺ではない」などと自民党による報道圧力を批判されています。高市早苗氏による、「公平な報道をしない場合や、TVでテロを呼びかけた場合は、電波停止もありうる」との、放送法を悪用した威圧発言についても、しっかりインタビューします。なお、高市氏の発言については、アーカイブ、http://iwj.co.jp/wj/open/archives/286707をご覧ください。

・3月3日(木)15時~ 施光恒さん(九州大学准教授)<後編>
※新刊『英語化は愚民化~日本の国力が地に落ちる』が話題沸騰中の施光恒さん。1月26日に放送したインタビュー前編は、大好評をいただきました。安倍政権が「成長戦略」の名の下に進めている「グローバル化=英語化」の危険性について、まだまだおうかがいしたいお話が沢山あります。本後編インタビューにどうぞご期待ください。

■わとはぷ~What happened today?――寒暖差に要注意!2月16日は「天気図記念日」

 夏日と言われるほどの陽気に恵まれた直後、昨日はまた冷え込みが厳しくなり、東京では雪がちらつきました。天気予報も大忙しです。

 さて、1883年の今日2月16日は、東京気象台(現・気象庁)において日本で初めての天気図が作られた日として、「天気図記念日」に制定されています。日本最古の天気図を作成したのは、ドイツの航海士、エリヴィン・クニッピング氏という方。残念ながらクニッピング氏が残した天気図は現存していないようですが、当時は明治天皇にも献上されたようです。

 もちろん手作業で天気図を描いていた、クニッピング氏。毎日休むことなく出勤し、一日に3回、地道に天気図を作成。そうした努力の甲斐あって、その後133年間、天気図の作成は今日に至るまで脈々と受け継がれ、私たちの生活には欠かせないものとなっています。

 今日は全国的に晴れるそうですが、寒気が残るようです。寒暖差で体調を崩さないよう、皆さま、体調管理には十分お気をつけください。インフルエンザなどで倒れるスタッフが続出しているIWJですが、チームワークでなんとか乗り切っている毎日です!そんなIWJを今日も一日、よろしくお願いいたします!

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岩上安身サポーターズクラブ事務局
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