■■■ 日刊IWJガイド「自衛隊内部文書の暴露で国会が散会! あらゆる極秘資料を手に政府を追及し続ける小池晃議員に本日インタビュー」2015.8.12日号~No.1064号~ ■■■
(2015.8.12 8時00分)
おはようございます。IWJのぎぎまきです。
昨日、鹿児島県の川内原発1号機が再稼働してしまいました…。
午後18時から官邸前で行なわれた再稼働に反対する抗議行動。これまでの約2年間、原発の稼働ゼロが実現し続ける中での反対運動でしたが、昨日は久しぶりに「止めろ」コールが復活。あぁ再稼働してしまったんだなぁと、私はその時に実感しました。
先月31日、東電の勝俣恒久元会長ら3人が刑事裁判で福島原発事故の責任を問われることになりました。この時点での再稼働は政権にとってもマイナスなはずです。毎日新聞が今月8、9日の両日、全国で実施した世論調査でも、再稼働に「反対」と回答した人は57%にのぼっています。
なぜ、安倍政権は川内原発の再稼働を強行したのでしょう。
2013年2月に安倍総理は施政方針演説で原発再稼働を明言した時から、福島や東京から離れた九州や北海道の原発から再稼働させることは決まっていたと、10日、日刊ゲンダイが経産省関係者の発言として紹介しています。
また「永田町関係者」によれば、来年の参院選に近づけば近づくほど再稼働は難しくなると判断、今国会中の再稼働が必至だったと言います。
政治にとって、国民はいつでも二の次です。それを包み隠すこともしないわけです。まさに、国民、なめんな! です。
ご存知のように川内原発の再稼働は問題だらけです。住民の避難計画もなければ、ベント施設も完成していない、欠陥を抱えたままの再スタート。しかも活火山に囲まれ、それぞれ噴火活動は活発化しています。
未曾有の原発事故をたった4年前に経験した国が、避難計画なしに再稼働するなんて正気の沙汰ではありません。
川内原発の再稼働に反対する市民が8月4日、規制庁と行なった政府交渉では、原発の老朽化について追及しました。また、7日には市民1973人が規制委員会に対し異議申し立てを行なうなど、このところ相次いだ、川内原発再稼働の取材記事を、下記にまとめましたのでご紹介します。
また、私が昨年4月に福島原発事故の被災者の声や被災地の状況を取材した「事故が忘れられていく」という前編と後編に分かれたルポも、この機会にぜひ、改めて目を通していただければと思います。
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・2015/08/04 市民 vs. 規制庁、川内原発「老朽対応ルール」をめぐり激しい応酬 ~規制庁の答弁に「これで事故が起きれば犯罪だ」と怒りの言葉も
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/256302
・2015/08/09 【鹿児島】問題だらけの川内原発が再稼働「免震重要棟も土台しかない。ベント施設も完成していない。住民の避難計画もない。これが原子力社会、核社会の本質だ」2000人超が抗議
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/257111
・【IWJルポルタージュ】「事故が忘れられていく」~福島原発事故から3年と1ヶ月、立入りが制限された20km圏内の今(前編)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/138308
・【IWJルポルタージュ】「事故が忘れられていく」~福島原発事故から3年と1ヶ月、立入りが制限された20km圏内の今(後編)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/139492
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■急遽決定! 共産党・小池晃議員インタビュー
さて、昨日の安保法制国会。共産党の小池晃議員が出してきたある資料がきっかけで、国会が紛糾し、散会となりましたね!
その後に予定されていた山本太郎議員の質疑もなくなりました。
小池議員が出してきた資料とは何か。防衛省の統合幕僚監部が5月時点で、安保法制成立を前提とした「今後の方向性」を検討していたという内部文書の存在を小池議員は暴露したのです。
小池議員によれば、防衛省の内部文書では「8月に法案成立。2月に法施行。南スーダンPKOについては年明けの2月から新法制のもとで運用する」といった「日程表」が記載されているといい、もしこれが事実であれば、法案成立以前から国会の議論は茶番であることが200%証明されるわけです。
中谷防衛大臣は小池議員に問いつめられると、答えに窮しました。それはそうですよね。統合幕僚監部が作成した文書なのに大臣がその存在を知らなかったら大問題。知っていても大問題。法案が成立することをあらかじめ前提にして運用計画が練られているということは、シビリアンコントロールの崩壊を意味します。「自民党、文官統制やめるってよ」って話です。
「なぜいくつも自衛隊の内部文書が手に入るか。情報源を明かすことはできないが、法案に対する怒りは自衛隊の中にも広がっている、とだけ言っておきます」
小池議員は国会でこう述べたといいますが、かっこいい決め台詞ですね。それに、これだけじゃありません!
小池議員が暴露した重大な疑惑は他にもあるんです。が! この続きはウェブで~
なんと! 今夜、17時過ぎから、岩上さんが小池晃議員に急遽インタビューすることになりました!
もちろんお聞きするのは国会が流れるほどの事態を招いたあの資料についてです。これはかなり必見ですね!
タイムリーな独占インタビューをぜひご視聴ください!
…(後半へ続く)
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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
**2015.8.12 Wed.**
【IWJ_SF】7:15~「サンフランシスコ・第37回月例11日原発反対集会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-sf
※「No Nukes Action」主催の原発反対集会をサンフランシスコ総領事館前から中継。
【再配信・IWJ_SF】13:00~「サンフランシスコ・第37回月例11日原発反対集会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-sf
※2015年8月12日(水)に行われる「サンフランシスコ・第37回月例11日原発反対集会」の模様を再配信します。
【Ch1】17:00頃~「岩上安身による日本共産党・小池晃副委員長インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※防衛省の統合幕僚監部が、5月時点で、安保法制成立を前提とした「今後の方向性」を検討していたという内部文書の存在を暴露した小池晃議員へ、IWJ代表・岩上安身が緊急インタビューします。
【Ch4】18:00~「WORLD PEACE FESTIVAL」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※沖野修也氏(Kyoto Jazz Massive)、三宅洋平氏、DELI氏、AFRA氏、オーサカ=モノレール、ROOT SOUL(池田憲一/藤井伸昭/中村新史)らが出演予定の「WORLD PEACE FESTIVAL」を中継します。
【Ch5】19:00~「川内原発再稼働反対!スーツ街宣&抗議行動」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※九州電力東京支社前で行われる、「脱原発☆スーツデモ」が主催の「川内原発再稼働反対!スーツ街宣&抗議行動」を中継します。
【再配信・Ch1】 20:00~「岩上安身による矢吹晋・横浜市立大学名誉教授インタビュー ―前半」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/255325
※2015年7月29日に行われた、岩上安身による矢吹晋・横浜市立大学名誉教授インタビューの前半の模様を再配信します。
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◆明日の中継番組表◆
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
**2015.8.13 Thu.**
【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見の模様を中継します。
【Ch未定】11:00~「シンポジウム『国民の70年談話』─日本国憲法の視座から」
※高橋哲哉・東京大学教授、堀尾輝久・元日本教育学会・教育法学会会長、暉峻淑子・埼玉大学名誉教授、新井章・弁護士、杉原泰雄・一橋大学名誉教授らが登壇予定のシンポジウム。
【Ch未定】18:30~「戦争法案反対国会前集会~第13回目」
※「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」主催の国会前集会を中継予定。
【Ch未定】19:00~「川内原発再稼動反対! 0813九州電力東京支社前大抗議」
※「首都圏反原発連合」、「さようなら原発1000万人アクション」、「原発をなくす全国連絡会」らが呼びかけ人となって行われる、川内原発再稼働反対の抗議行動を中継予定。
【再配信・Ch1】 20:00~「岩上安身による矢吹晋・横浜市立大学名誉教授インタビュー ―後半」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/255325
※2015年7月29日に行われた、岩上安身による矢吹晋・横浜市立大学名誉教授インタビューの後半の模様を再配信します。
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(前半の続き)…
■ハワイから帰国直後の山田、内田両氏にインタビューを敢行!
そして昨日は岩上さんが、TPP閣僚会合が行なわれていたハワイから帰国したばかりの山田正彦元農水相、内田聖子PARC事務局長にインタビューを敢行! しました。こちらも中身の濃い内容をお届けできたと思います。
山田、内田両氏は、現地に赴いた感触として、「TPP交渉が妥結したら自分たちに何が起こるかという認識と想像力が日本には欠如している」「他の国は気づいてきているのに、分かっていないのは日本だけだ」と批判。山田氏は「安保法制は政権が変わって法律を変えれば何とかなるが、国内法の上位にくるTPPは、いったん、されればもうどうしよもなくなってしまう」と幕末に次ぐ、第2の国難であるとも指摘。
分かりやすい表現な分、とんでもない危機感が伝わってきますね。。
IWJはどこのメディアよりもいち早くTPPに注目し、問題点を分かりやすくお伝えして来たという自負があります。TPPに関連した中継は500本以上にのぼり、キーパーソンへのインタビューも数多くお届けしてきました。
TPPが妥結されれば、米国の企業にとって有利な「国家戦略特区」となってしまう日本。みなさま、ぜひ、安保法制と並んでTPPの危機についても、周りの方に広めてください。
TPP特集ページにこれまでの取材記事を時系列でまとめています。また、昨日の山田正彦元農水相、内田聖子両氏のインタビューについては、近日中に記事にまとめてUPしますので、こちらもご確認ください!
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【特集】IWJが追ったTPP問題
http://iwj.co.jp/wj/open/tpp
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■なぜ、1万3千人以上の学者が分野を超えて連帯するのか
すでに250本以上の大ボリュームとなっている「安保法制反対 特別寄稿」プロジェクト! 寄稿してくださったみなさまありがとうございます!
今日はアップされたばかりの、上智大学・中野晃一教授のメッセージをご紹介します。
中野教授は寄稿の中で、なぜ、1万3千人の、学術分野や方法論を超えて、広範な学者が連帯し、反対の声をあげることになったのかを述べられています。
安倍政権の「?」「歴史の改ざん」「マスメディアや学界に対する統制の強化」。中野教授はこの3点は共通して、論理、真実、知性を冒涜しているといい、ゆえに、1万人を超える数多くの学者たちが連帯し、この法案に反対しているのだと指摘されています。
学者や専門家に限らず、「安保法制」に反対するすべての人からのメッセージをこちらのページで掲載しています。一般市民の方からのメッセージも大歓迎です。時間が取れるときなどに、是非、ゆっくりとお茶でも飲みながらでも、みなさんのメッセージに触れてみてください。
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【安保法制反対 特別寄稿 Vol.206】 論理や真実、そして知性に対する冒涜 「安全保障関連法案に反対する学者の会」賛同者
上智大学国際教養学部教授・中野晃一さん
http://iwj.co.jp/wj/open/anti-war-msg-00205
安倍政権の集団的自衛権にもとづく「安保法制」に反対するすべての人からのメッセージ
http://bit.ly/1Dctmg0
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■一般事務スタッフ大募集中!
ここから、人手不足で悲鳴をあげている一般事務班から、募集のお知らせです!
IWJで事務を担当している、スタッフの芹沢あんずです。
現在、一緒に働いてくださる、一般事務スタッフを大募集中しております!!!
作業内容は、電話やメールでの外部の方との連絡、岩上さんのスケジュールを把握してのインタビューのアポ取りや、スケジュール管理。イベント開催の準備、その他、諸々発生する、庶務的なことなど、色々とあります。
必要なパソコンのスキルは、メール送信や、ワードやエクセルなど、基本的なものを、最低限、お使いいただくことができれば大丈夫です。
勿論、パソコンのスキルなどがあれば、大変嬉しく思いますが、スキルよりも心意気です!
一般事務は、その時々に発生する作業に対して、柔軟に対応していただける方、どんなことにも前向きに取り組める方、繋ぎ役になって、他のスタッフたちと、相談し、情報を共有しながら、物事を進めていける方、事務スタッフとしてこのIWJを一緒に支えていこうと思っていただける方、どしどし、お待ちしております!
ご検討していただける方、まずは一度< office@iwj.co.jp >までご連絡ください。
具体的な勤務日数などについては、直接連絡をとり、ご相談させていただきたいきたいと思います。
何卒よろしくお願いいたします!
■復刻版「TRUE DEMOCRACY」Tシャツ、再入荷&追加サイズ発売!!
先日、発売をお知らせしたTRUE DEMOCRACY」シリーズの復刻版が、完売サイズ続出の大好評いただいております。
沢山のご注文いただきまして、ありがとうございます。
また、当初の控えめな見込みを大きく超えた売れ行きから、完売サイズを続出させてしまい、お届け出来ていない皆さま、申し訳ございませんでした。
またしても、沖縄のdoucatty田原様に無理を聞いていただき、急遽、追加生産を行いました。
早速、本日、8/12に再入荷分がIWJ事務所に夕方到着予定です。
予定通り到着しましたら検品後、20時に再入荷分を販売開始する予定です。
さらにさらに、大急ぎで作製した初回生産分では、用意できるサイズに限りがあり、発売直後からお客様や社内スタッフからも、「華奢な女性でも着やすい、もう少し小さいサイズが欲しい」という声が上がっていたため、再生産に併い、XSサイズ相当のYLサイズ(着丈63cm、身幅46cm)も、各色で作製いたしました!!
Sサイズが着丈66cm、身幅46cmですので、まさにXSサイズといえる一回り小ぶりな大きさです!!
再入荷分と一緒に、先行生産分のYLサイズが入荷しますので、こちらも20時に販売開始予定です。
無謀な大量生産は出来ないため、再入荷分とYLサイズはそれぞれ10枚程度ずつの少数の入荷となりますが、全てのサイズを揃えてお待ちしております。
販売開始の際は、IWJスタッフアカウントでお知らせいたします。
https://twitter.com/iwakami_staff
よろしくお願いします。
まだまだ残暑の厳しさも、「TRUE DEMOCRACY」を求めて抗うべき状況も続いています。是非「TRUE
DEMOCRACY」を着て、力強く元気にお出かけください!!
ブラック?レッド
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=140
生成り(ナチュラル)?エンジ
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=141
ネイビー?イエロー
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=142
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■わとはぷ!のコーナー ~What happened today?
1964年の今日、アパルトヘイトへの制裁措置として、IOC(国際オリンピック協会)が南アフリカ共和国をオリンピックから追放しました。
この年のオリンピックはどこで開催されたかご存知ですか?
夏季オリンピックとしては第18回にあたるこの年、開催国は日本だったんです!
そんな出来事があったなんて全然知りませんでした。IOCはアパルトヘイト政策を採る南アフリカ共和国に対し、再三、勧告をし続けたにも関わらず、同国はこれを拒否。1970年には除名処分を受け、92年のバルセロナオリンピックまで復帰は認められなかったそうです。
2020年、東京でオリンピックが開催されます。日本もヘイトスピーチという恥ずかしい問題を抱えたままです。それまでにどうにかヘイトスピーチが規制されて欲しいものですが、8月4日から、国会で人種差別撤廃法案が審議入りしました。
この法案は、人種を理由とする差別の禁止を原則とし、国や自治体に防止策をつくる責務を課すものではありますが、罰則はない「理念法」です。それでもヘイトスピーチに反対する世論が後押しし、実現となった法案提出。個人的にも法案の実現を切に願います。
ヘイトスピーチ、安保法制、TPP、原発、子宮頸癌ワクチン、盗聴法など、IWJが追い続けなければいけない問題は減るどころか、本当に増えていく一方です。
でも負けませんよ~! 猪突猛進、IWJはひるまずに一丸となって闘い続けます。ですので、ぜひ、今日も明日も明後日も、IWJをどうぞよろしくお願いいたします!
最後になりましたが、一人でも多くの方がIWJに会員登録してくださったり、カンパという形でご支援をいただくことで私たちの活動は成り立っています。いつも応援をありがとうございます!
引き続き、よろしくお願いします!
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