日刊IWJガイド「安倍・日本会議政権が戦々恐々! 彼らが恐れるのはSEALDsではなく、その後ろにいる大多数の日本国民」2015.8.7日号~No.1059号~


■■■ 日刊IWJガイド「安倍・日本会議政権が戦々恐々! 彼らが恐れるのはSEALDsではなく、その後ろにいる大多数の日本国民」2015.8.7日号~No.1059号~ ■■■
(2015.8.7 8時00分)

おはようございます!IWJで記者をやっている佐々木隼也と申します。

連日35℃以上の猛暑日に襲われている東京ですが、本日の国会前抗議はさらに蒸し蒸ししたものになりそうです。噂ですが、あの在特会初代会長の桜井誠氏が、先日のニコ生で「次回、SEALDsがデモをやる際には必ず抗議に行く。お楽しみに。絶対に抗議する」と予告したそうです。

直近では、自民党の武藤貴也衆院議員(36)が「SEALDsは『だって戦争に行きたくないじゃん』という自分中心、極端な利己的考えに基づく。利己的個人主義」などと中傷したことが話題になりましたね。最近になって、安倍総理支持者によるSEALDsへの大人げない下品な批判が活発になってきています。

つまり、安倍総理やその周辺が、この抗議の動きに相当な焦りを見せている現れですね。彼らがおそれているのは、SEALDsではなく、SEALDsに象徴される、全国各地での、多くの国民による抗議の声の爆発的な広がりと高まりです。

SEALDsさえ叩けば、そうした動きも少しは沈静化できるだろうと考えているのですから、本当に浅はかな人たちだな、と思います。

IWJでは全国すべての人たちに、この安保法制に関する寄稿、メッセージ、コメントを募集しており、多くの声が寄せられているのですが、それぞれが確固たる意志を持った個人として、声を上げています。武藤議員が言うように、「扇動や間違った情報で若い人がだまされている」のではありません。

・安倍政権の集団的自衛権にもとづく「安保法制」に反対するすべての人からのメッセージ
http://bit.ly/1Dctmg0

まだまだみなさんの声を募集しています。ぜひ【 office@iwj.co.jp 】までお寄せください!

また、全国各地のデモや抗議行動の盛り上がりも、凄まじいものがあります。IWJでは可能な限り開催日時を把握し、以下のページに掲載しているのですが、まだまだ漏れているものもあるかもしれません。「うちの地元のこれが載ってないぞ」という方がいましたら、ぜひ情報をお寄せください。

・「集団的自衛権・戦争法案 反対」全国デモ・抗議行動情報
http://iwj.co.jp/feature/demo/

IWJではできる限り中継・取材できればと思っておりますが、財政難の折、人員にも限界があります。しかし、できるだけ多くの動きを可視化したい…! ぜひ、IWJの会員となって、IWJの安定的で広範囲でピンポイントな取材を直接お支えいただければと思います!

※会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※またカンパによるご支援も、IWJの命綱です!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

桜井誠さんや武藤議員、ネトウヨや安倍総理支持者の方々、そして安倍総理にはぜひ、上記のページをご覧いただき、寄せられた200件の声に、一つ一つ反論していただければと思います。決して、SEALDsに向けるお決まりの「中核派だ」「共産党だ」というデマではなく、正々堂々と国民世論の大多数の反対の声に、向き合っていただければなと思っています。

ということで、本日の抗議に桜井氏が来るかは定かではありませんが(暑いですしね)、IWJはCh4と6の2カメを使って、国会前の模様を可視化します。兵庫Ch1では、SEALDs KANSAIの街宣アピールも中継します。ぜひ、行ける方は現場へ、行けない方はIWJの中継をご覧ください!

■広島原爆投下の日、安倍総理があいさつから「非核三原則」を除外 ~その裏に見えてくる米国の肩代わり戦略

昨日は、広島で原爆投下を悼む平和記念式典が行われ、安倍総理があいさつをしました。昨年は、一昨年のあいさつを「コピペ」したことが話題と批判を呼んだ安倍総理。今年は、紛糾する安保法制の問題で国民の支持率が下がっていることもあり、無難なものとなりました。

しかし気になる点がひとつだけ。今回、安倍総理は初めて、あいさつで「非核三原則」に言及しなかったのです。

共同通信によれば、「政府筋」は盛り込まなかった理由について、「全く他意はない」としているとのことですが、昨年も一昨年も「非核三原則を堅持」とはっきり言っていたので、やはり気になってしまいます。

というのも、ちょうど一昨日、国会では中谷防衛相が、参議院質疑で「自衛隊による核兵器の輸送も法文上排除していない」と明言。さらに、後方支援活動として核兵器を搭載した戦闘機や原子力潜水艦への給油活動ができることも認めたのです。核兵器は核弾頭がついているから「弾薬」だ。「弾薬」は消耗品だから「武器」ではない、というあの謎理論を、またもや展開したのです。

・【安保法制国会ハイライト】また解釈変更!? 「米軍のニーズ」によって禁止されていた弾薬提供が解禁へ! 中谷防衛相「弾薬は消耗品だから武器ではない」!?憲法違反の「武力行使との一体化」定義が曖昧に
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/255863

この発言は主にネット上で大きな波紋を呼びました。「こりゃまずい!」と思ったのか、安倍政権の御用メディアであるNHKと読売新聞は、「確かに法文上は可能との認識を示したが、中谷大臣はあくまで『非核三原則があるので想定していないし、ありえない』と強調した」と真逆の意味合いを込めて報じました。

いや…法文上、核兵器の輸送が排除されていない、という事実が大問題なんですが。

ここで注目すべきは「非核三原則があるので想定していない」という中谷大臣の発言です。非核三原則は、核兵器を「持たず」「つくらず」「持ち込ませず」という日本政府の基本的な核政策です。

そして昨日、安倍総理があいさつから「非核三原則」を除外したことをふまえると…もしかしたら、安倍政権は将来的に核兵器の輸送や、他国の核兵器の製造に関わったり、自国での核兵器の製造保持までも、目論んでいるのかも…という深読みもできてしまいます。

何をバカな…と思われる方がいるかもしれませんが、実は米国では「日本に核を持たせよう」という声があがっているのです。

米国のリアリズムの戦略家・クリストファー・レインは、米国の衰退は不可避なので、東アジアにおける地域覇権は中国にまかせて、米国は西太平洋以東へ下がり、日米同盟は破棄して、そのかわり日本には核兵器の保有を認めさせよう、という指摘をしています。

いずれにしても、国力の衰退する米国は、その覇権維持のために日本に面倒を肩代わりさせる「リバランス」戦略をとっています。その戦略の一部が、秘密保護法であり、集団的自衛権の行使容認であり、日米新ガイドラインなんですね。

この米国の戦略と、翻弄され属国化の道をひた走る安倍政権については、以下のトリセツで岩上さんが詳細に論じているので、ぜひご覧ください!

・【岩上安身のニュースのトリセツ】安保法制による日本の戦争参加国家化は「ペンタゴンが長年望んできた、米軍需産業にとって非常に良いニュースだ」米外交専門誌が米国の戦略を惜し気もなくさらけだす
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/255918

■「戦争は人殺し」被曝者の思いは、遮二無二戦争に参加しようとする安倍総理に届くのか

平和記念式典のあと、安倍総理は広島の被爆者7団体の代表と面会しました。

そこで7団体側は「最近の政府の施策には被爆者の願いに反するものがあり、危惧と懸念を禁じえない。その最たるものが安保法案だ」とする、法案撤回を求める要望書を渡しました。

これに対して安倍総理は、壊れたレコードのように「逆に紛争を未然に防ぐ云々…」と答えにならない答えを繰り返しました。

安倍総理は、一度でも被曝者の辛い経験、願いに思いを馳せたことはあるのでしょうか?
仮に安保法制が重要だと思っていても、普通だったら、こんな粗末な答えはしませんよね。

被曝者の見た光景とはどのようなものだったのでしょうか。原爆写真の収集・保存に取り組む「反核・写真運動」はこの夏、合計830点の原爆写真をまとめた『決定版 広島原爆写真集』『決定版 長崎原爆写真集』(勉誠出版)を出版します。

これに先行し、2015年7月23日から26日まで、東京・文京シビックセンターで「原爆投下70年―広島・長崎写真展」が行われました。ギャラリーには初公開のものも含め、約80点の原爆写真が展示されたのですが、この模様をIWJの原佑介記者が取材してきました。

広島での被爆体験を語る活動を長年行ってきた天野文子さん(84)の経験談は、やはり僕らがいくら想像しても、それが及ばない生々しいものでした。

「戦争は人殺し。大東亜戦争なんて人殺し」

壮絶な被爆体験、戦争を生きてきた天野さんのこの言葉を、安倍総理は理解できるでしょうか?
ただの人殺しでしかない戦争に、あの手この手でどうにか「参加」しようとしている安倍政権は、被曝者から見たら、狂気の沙汰に見えるのでしょう。

以下、この原記者の取材した写真展の模様、天野さんの体験談をまとめた記事を再掲しましたので、ぜひご覧になってみてください。

・【再掲】2015/07/23 「なんであんな殺され方をしたのか、私は知りたい。あの世で、ちゃんとお兄ちゃんに説明できるように」――原爆投下から70年。広島の被爆者が語った原爆被害と戦争への思い
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/254448

…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.8.7 Fri.**

【再配信・IWJ_SF】13:00~「広島原爆投下70周年・ローレンス・リバモア国立研究所前での核廃絶アクションイベント」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-sf
※現地時間の2015年8月6日 8時から行われた、核廃絶アクションイベントの模様を再配信します。

【Ch4】13:30~「川内原発1号機の高経年化技術評価に関する保安規定変更申請認可処分に対する異議申し立て 抗議行動~記者レク」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※原子力規制庁で行われる抗議行動と、異議申し立て書の提出の模様、その後に行われる記者レクの模様を中継します。

【Ch5】14:00~「『杉並市民による戦後70年宣言』記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※「杉並市民による戦後70年宣言」に関する記者会見の模様を中継します。主催は、「杉並の市民による戦後70年宣言」実行委員会。

【IWJ_HYOGO1】19:00~「SEALDs KANSAI 戦争法案に反対する金曜街宣アピール」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-hyogo1
※学生団体『SEALDs KANSAI』による、毎週金曜日に行われる街宣アピールの模様を中継します。

【Ch4】19:30~「SEALDs主催 戦争立法に反対する国会前抗議行動~固定カメラ」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※学生グループ「SEALDs」主催の毎週金曜に行われる国会議事堂前での抗議行動の模様を中継します(こちらは、固定カメラでの中継チャンネルです)。

【Ch6】19:30~「SEALDs主催 戦争立法に反対する国会前抗議行動~遊軍カメラ」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※学生グループ「SEALDs」主催の毎週金曜に行われる国会議事堂前での抗議行動の模様を中継します(こちらは、遊軍チャンネルとなります)。

【再配信・Ch1】20:00~「広島原爆の被爆者であり、放射線内部被曝研究の第一人者・沢田昭二氏が語った、壮絶な『原爆体験』 ―名古屋大名誉教授・沢田昭二氏に岩上安身が訊く」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/80
※2011年6月8日に行われた、IWJ代表・岩上安身による名古屋大学名誉教授・沢田昭二氏へのインタビューの模様を再配信します。

▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲

【Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議(首相官邸前/国会正門前)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

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(前半の続き)…

■今こそ振り返らなければならないあの馬鹿馬鹿しい戦争、今日からインタビューを再配信します!

IWJでは、この原爆の恐ろしさ、悲惨さ、戦争の馬鹿馬鹿しさを今こそ多くの人に知って、考えていただくべく、今日から11日まで、連続してあの(馬鹿馬鹿しい)戦争を振り返るインタビュー再配信を行っていきます。

ぜひ夏休み中の学生を子どもに、兄弟に、親戚に持つ方、この機会に一緒にご覧になってみてはいかがでしょうか。メディアでは決して可視化されない事実を、できるだけ多くの人に知ってもらいたいと思っています。

以下、再配信のスケジュール予定です!

【再配信・Ch1】
広島原爆の被爆者であり、放射線内部被曝研究の第一人者・沢田昭二氏が語った、壮絶な『原爆体験』 ―名古屋大名誉教授・沢田昭二氏に岩上安身が訊く
[配信日時] 2015年8月7日(金) 20:00~
[記事URL] http://iwj.co.jp/wj/open/archives/80

【再配信・Ch1】
岩上安身による肥田舜太郎氏インタビュー
[配信日時] 2015年8月8日(土) 19:00~
[記事URL] http://iwj.co.jp/wj/open/archives/43

【再配信・Ch1】
「核と人類は共存できない。核には、きれいな核も、汚い核もない」 ~岩上安身による谷口稜曄(すみてる)長崎原爆被災者協議会会長インタビュー
[配信日時] 2015年8月9日(日) 20:00~
[記事URL] http://iwj.co.jp/wj/open/archives/95640

【再配信・Ch1】
「昭和一桁」と重なりあう、現代日本の軍事国家化 今こそ、昭和史から教訓を引き出すべき時 ~ノンフィクション作家・保阪正康氏に岩上安身が聞く ―前半
[配信日時] 2015年8月10日(月) 20:00~

【再配信・Ch1】
「昭和一桁」と重なりあう、現代日本の軍事国家化 今こそ、昭和史から教訓を引き出すべき時 ~ノンフィクション作家・保阪正康氏に岩上安身が聞く ―後半
[配信日時] 2015年8月11日(火) 20:00~

もし見逃してしまったという方、もう一度見返したいという方、先取りして観たいという方、IWJのサポート会員であれば、いつでも何度でもご覧になることができます。

ぜひこの機会に、会員に登録していただければと思います。夏の夜長に、IWJの貴重なアーカイブをぜひ堪能していただければ幸いです。

※会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■自民党議員の暴言の裏にまたもや日本会議!?

ところで冒頭に紹介した武藤議員の発言、どこからどう突っ込んで良いのやら…と考えていましたが、無意味なことに気づきました。それは、思考・思想のベースがあまりに違い過ぎるからです。おそらく馬の耳に念仏状態でしょう。だからこそ、武藤議員は発言を撤回しようとしませんね。

その違い過ぎるベースとは、またもや「日本会議」です。

武藤議員は2012年、地元・滋賀県の日本会議のイベントに参加したことを誇らしげにブログに書き、「もちろん私も会員です。皆さんも是非入会してくださいね!」などと興奮していました。

・武藤議員ブログより
http://ameblo.jp/mutou-takaya/entry-11937105285.html

失言・暴言議員の裏に、また日本会議。日本会議議連の政策審議会副会長を務めている礒崎陽輔・総理補佐官が「立憲主義なんて知らない」「法的安定性は関係ない」などと暴言を繰り返したり、安倍政権の閣僚ポストの8割を占めていたりと、最近では多くの人が安倍政権と日本会議のただならぬ関係に気づき始めているのではないでしょうか。

・【IWJブログ】「法的安定性は関係ない」発言の礒崎総理補佐官、言い訳にならない言い訳の裏に日本会議の思惑?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/255719

自民党の深淵を知る憲法学者の小林節氏が、岩上さんのインタビューで「彼らは自分が特権階級であり、下々の者を管理するんだ、というおかしな人たち。はっきり言って気持ち悪い」と言っていましたね。

つまり、「下々」である我々日本国民が、「戦争に行きたくない」などと駄々をこねるのは「利己的個人主義」だ、黙って我々に従え、というのが彼らの真っすぐな気持ちなのでしょう。おかしな特権意識、優生思想です。

【小林節氏のインタビューの模様はこちら!】
・安保法制「予定通り」の衆院突破 小林節氏が岩上安身のインタビューで「共産党を入れた野党連立」を提言!自民党を牛耳る日本会議は「おかしな人たち」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/253214

だからこそ、「下々」の我々が結集して歯向かってくるのが、我慢ならないし、心の底から恐いのでしょう。

日本会議議連の事務局長を務める、萩生田光一・自民党副幹事長は、7月17日、自民党本部で開かれた会議で「SEALDsという団体は警視庁の公安部がマークする団体で、革マルから豊富に資金提供を受けている」とまくし立てたそうです。

しかし公安当局はSEALDsの中心メンバーについて出身地の県警まで動員して調べたものの、「家族や交友関係を調べても、特定の政治的背景はなかったという報告があげられた」といいます。このあたりの詳細は月刊誌『選択』(8月号)が報じていますので、そちらをご覧ください。

・『選択』(8月号)より
http://www.sentaku.co.jp/pick-up/post-4106.php

とにかくデマを創作して、レッテル貼りでもしないと、恐くて夜も眠れない少数の人たち。彼らが何が何でも目指しているのが、「憲法改正」です。

■「おかしな人たち」が「おかしな思想」に基づいて、「おかしな憲法」を~!

下々の人間を、我々特権階級が支配する――。

そんなショッカーも顔負けの中2病的企みを地でいく彼らは、新憲法には「国民を縛る条項も盛り込むべき」「国民に命ずる項目があってしかるべき」などと、およそ民主主義国家の政治家とは思えない危険な思惑を、堂々と宣言しています。

・2015/04/28 「国民に命ずる項目があってしかるべき」!? 船田元・自民党憲法改正推進本部長が会見で「人権を抑制する」改憲案に言及 ~「国民が国を縛る」という憲法の存在理由を堂々否定
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/243853

この「おかしな人たち」が「おかしな思想」に基づいて、「おかしな憲法」を作る。これが、自民党・安倍政権の憲法改正のすべてです。シンプルですね。

では具体的にはどんな手口で国民を縛ろうとしているのかは、岩上さんが梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士とともに行った憲法鼎談で、逐条的に解説しています。そして、それを1冊の本にまとめた『前夜』で、さらに分かりやすく紹介されています。

まずは手に取って、さらっと読んでみてください。必ず何カ所か「ん!? 自民党何言ってんだ!?」とビックリする部分が目に飛び込んでくると思います。そして、そのうちの1カ所でも良いので、自分が一番ビビった箇所を、人に伝えてみてください。それだけで、「あー彼らは頭がおかしいのね」と納得させることができる、それだけのインパクトを、この改憲案は持っています。

※ということで『前夜』購入はこちらからです!
http://iwj.co.jp/wj/open/%E5%89%8D%E5%A4%9C

■無料で、IWJの会員様限定コンテンツをお試しいただけます!!

さてここで、IWJ事務スタッフの元コム・デ・ギャルソンスタッフ・中山ゆうきより、サポーターのみなさまにお知らせがあります!

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IWJ会員様向けの事務を担当しております、中山裕規と申します!

日頃、「日刊IWJガイド」をご覧くださっている岩上安身サポーターズクラブ会員様には、IWJ会員様限定のコンテンツをご利用いただけておりませんが、IWJ会員へ登録していただけますと、IWJへのご入会くださった当月中は、月末までの期間、無料でIWJ会員様限定コンテンツをご利用いただけます!!

月の初めに会員登録いただけますと、より長い期間、ご利用いただけますので、IWJならではの情報をじっくりお試しいただけます。

是非、この機会に、こちらから、会員登録していただき、IWJの会員様限定コンテンツをじっくりお試しくださいませ!!

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一度、じっくりお試しいただきまして、ご継続いただけましたら幸いです。

是非、ご検討ください。
よろしくお願いいたします。

■わとはぷのコーナーです!

本日8月7日は、個人的には仲の良い友達2人の誕生日なので、とてもめでたい日です。

IWJに関わりの深い人物では、維新の党の小野次郎議員の誕生日ですね。今日で62歳とのことですが、とても60代には見えません。先日岩上さんがインタビューした時も、終始ユーモアとチャーミングさがにじみ出ていて、元ゴリゴリの警察官僚だったなんて思えませんよね。

・2015/07/15 岩上安身による維新の党・小野次郎安全保障調査会長インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/253110

インタビューでは、維新の対案の正当性と必要性についてうかがいました。この参議院でも、対案を出すかどうかで党内外で揺れています。安倍総理や菅官房長官は、「対案は歓迎する」と秋波。狙いは見え見えですね。維新の動向、今後も注目です。

そして、「維新」つながりで言えば、本日は作家の司馬遼太郎さんの誕生日でもあります。

「坂の上の雲」などで明治の栄光を描き、いわゆる「司馬史観」なるものを生み出してしまった、今思えば罪作りな人だな、と個人的には思います。もちろん勝手に、それを史実だと思い込んだり、確信犯的にあてはめたりした人に罪があるのですが。

いま、その歴史のベールが剥がされ、本当の明治、そして延長線上にある昭和の本当の姿が、浮き彫りになってきています。

ノンフィクション作家で、昭和史に詳しい保阪正康氏は岩上さんのインタビューで、昭和の歴史を振り返りつつナショナリズムには3つの層が存在する、と述べています。政府レベルでの「国家ナショナリズム」、相互理解をめざす国民レベルでの「庶民ナショナリズム」、そして感情だけの「歪みの伴うナショナリズム」の3つ。

そのうえで保阪氏は、昭和の時代は「庶民ナショナリズム」が欠落し、「国家ナショナリズム」と「歪みの伴うナショナリズム」が接続された地点において、戦争が起きるのだと指摘しました。

このインタビューの模様は、全文文字起こしの上、分かりやすい注釈を加えてIWJの有料メルマガ「IWJ特報!」で発行しました。今月購読申込みをしていただければ、無料で、読みやすいepub版がご覧になれますので、ぜひ申込みをオススメです!

・【岩上安身のIWJ特報! 第214~219号】「ナショナリズム」とは何か
今こそ、昭和史の教訓に学ぶとき~ノンフィクション作家・保阪正康氏インタビュー(ePub版を発行しました!)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/256677

そんな明治の、そして昭和の亡霊たちが、今も日本会議や安倍政権に取り憑いて離れない昨今の日本ですが、そんな今日も、国会前では多くの国民が声を上げています。みんなの力で祓いましょう! ということで、本日もIWJをよろしくお願い致します!

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
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