日刊IWJガイド「ポツダム宣言の否認を中国政府は許さない/『九条の会』呼びかけ人・鶴見俊輔氏が死去」 2015.7.25日号~No.1046号~


■■■ 日刊IWJガイド「ポツダム宣言の否認を中国政府は許さない/『九条の会』呼びかけ人・鶴見俊輔氏が死去」 2015.7.25日号~No.1046号~ ■■■
(2015.7.25 8時00分)

 おはようございます。IWJで主としてテキスト関係の編集を担当している平山と申します。

 昨日、思想家・哲学者で、戦後日本を代表する知識人の一人である鶴見俊輔氏が今月20日にお亡くなりになっていたことが分かりました。享年93歳でした。

 鶴見氏は、ベトナム戦争への反対などの平和運動で中心的な役割を果たす一方で、哲学から大衆文化まで幅広い分野で研究や評論などを発表して、数多くの研究者や文化人に影響を与えたことで知られます。雑誌『思想の科学』も刊行されてきました。

 他にも、護憲の大切さを訴える「九条の会」設立にも呼びかけ人として参加。作家の大江健三郎氏らと活動をともにし、最近まで積極的に発言していました。

 私にとって鶴見氏といえば、『戦後日本の大衆文化歴 1945-1980』(岩波現代文庫)が思い出されます。自らはハーバード大学卒という超インテリでありながら、漫画や流行歌、テレビドラマといった大衆文化を分析し、庶民の生活様式を捉える視点は、非常に鋭いものがありました。

 加藤周一、吉本隆明、そして鶴見俊輔氏と、戦後の論壇を彩った「知識人」が、ここ数年で次々と亡くなっています。偉大な先人に先立たれるのは、切ないものがありますが、私たちは、自ら政治や社会問題について議論し、考えるための場を維持し続けなければならないと思います。IWJは、現場から「編集されていない事実」をまるごとお届けする、ということを第一のモットーにしていますが、ニュースを日々追うだけではなく、その流れの深層にあるものは何か、常に考察し続けることも忘れていません。

シンポジウムの他に、岩上さんが、その時々のキーパーソンや有識者へ重要なテーマの底部にあるものを掘り下げるべく、みっちりとロングインタビューを行ってきています。IWJの活動が、そうした議論のための場所作りの一端を担えれば、と思っています。

■ポツダム宣言と安保法制を巡り、中国政府が安倍総理を批判

 安倍総理の「ポツダム宣言不承知発言」に対し、中国政府から釘が刺されました。

 中国政府のシンクタンク「中国社会科学院」は7月23日、北京市内で記者会見を開き、第2次世界大戦で日本に無条件降伏を勧告したポツダム宣言について、「中日関係の法律的基礎になっている」との声明を発表しました。

※中国、ポツダム宣言巡り会見 「中日関係の法的基礎」(朝日新聞、2015年7月23日【 http://digital.asahi.com/articles/ASH7R65SQH7RUHBI01X.html 】)

 ポツダム宣言を巡っては、5月20日の党首討論で安倍総理が「つまびらかに読んでいない」「承知していない」などと発言。これについて中国社会科学院の呂耀東・日本研究所研究員は、「評論のしようがない」と批判しました。

 この会見では、安倍政権が7月15日に強行採決した集団的自衛権行使容認にもとづく安全保障関連法案についても批判が噴出。出席者は一様に「日本の戦争権を制限したポツダム宣言と戦争放棄を定めた日本国憲法に違反する動き」と断じました。

 尖閣諸島の領有権問題で日中間がこじれたのは今から3年前。それ以外にも、世界各国が参加表明をしているにも関わらず、米国の意向を過剰に忖度してAIIB(アジアインフラ投資銀行)への参加を見送るなど、日中関係は、政治だけでなく、経済面も溝が深まっています。

加えて、安倍総理の「ポツダム宣言不承知発言」、そして今回の解釈改憲による安全保障関連法案の提出は、日中関係をさらに悪化させることに一役買ってしまったようです。

しかし、ポツダム宣言を「読んでいない、不承知である」という発言は、中国だけを敵に回すという話にとどまりません。ポツダム宣言は連合軍から突きつけられた宣言であり、日本はそれを受諾して戦争終結したのであって、その合意に傷をつけることは、かつての連合軍すべてを敵に回すような話になります。連合軍も国連も、英語では「United Nations」。その国連の憲章には日本の戦前回帰は許さない、その兆候がある場合は制裁戦争が許されるという「敵国条項」が今なお残っています。岩上さんは、最近の有識者へのインタビューでは、しばしばこの敵国条項の問題に触れて、警戒を促しています。

安倍総理の、非常識で、不遜な発言のために、日本国民全てが大変な迷惑をかけられかねません。我々は、安倍総理の考え方とは違うから、一緒にしないでもらいたいと、はっきり示す必要があるとつくづく思います。「I am not ABE」、いや、「We are not ABE」ということを国内外にアピールしないと、愚かな政治指導者のために、とんでもないとばっちりを食うのは我々国民です。

 日中、米中関係の実相に関しては、以下の動画アーカイブをぜひご覧ください。

※2015/04/21 AIIBへの参加 「好きかどうか」ではなく「ニーズがあるかどうか」で判断を~岩上安身による経済評論家・宋文洲氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/243213

※2015/04/24 「アジアのリーダーとして、AIIB参加を」中国経済の実態とAIIBの衝撃――これからの中国との向き合い方とは~岩上安身による富士通総研主席研究員・柯隆(かりゅう)氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/243539

 中国との間で不必要な緊張を取り除き、日本の真の意味での安全保障を確立するとともに、米国のいいなりの「属国」状態から抜け出すためにも、集団的自衛権行使容認にもとづく安全保障関連法案は廃案にすべきではないでしょうか。

昨夜は、「安倍政権NO!☆0724首相官邸包囲―民主主義を取り戻せ!戦争させるな!」と題した大規模な抗議行動が首相官邸と国会周辺で行われ、IWJはその模様を多元中継しました。

強行採決が行われた7月15日前後に行われたデモ・抗議行動に続き、非常に大規模な抗議行動が立て続けに行われました。菅官房長官は、連休が入れば国民の反発はやわらぐだろう、といった発言をしましたが、そんなことはありませんでした。戦争への懸念、憲法が捻じ曲げられることへの不安と怒りは、収まりません。今回も、官邸・国会前に、7万人の市民が参加しました。

ここで現場に行って取材した芹沢記者の報告を紹介します。

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おはようございます! 芹沢あんずです!

昨日、Ch6の遊軍チャンネルでは、官邸裏、官邸前、国会の左右、すべての抗議行動のエリアを回り、現場の状況をお伝えしました。

警視庁の交通規制が厳しく、警視庁の方の誘導にしたがって行くと、かなり大回りのルートを伝えられました。仕方がなく引き返し、今度は逆方向に行くという「二度手間」もありました。そのため、官邸裏から国会前の北庭エリアに到着するまで、普段なら20分ほどの道のりが、右に左に振られ、2時間ほどかかってしまいました。

多くの抗議参加者が至るところで、警備の警官に対し、不当な規制に関する怒りの声を上げていました。無理もないと思います。

また、抗議行動前日の23日夜に関西を車2台で出発し、抗議行動当日は、抗議開始の時間まで議員要請を行なっていた「SADL」のメンバーのふさえさんに、抗議行動開始直前のタイミングで、議員会館内の面談室にてインタビューすることができました。「SADL」のメンバーの方は抗議行動へ移動する直前だったということもあり、この時は一言だけいただき、抗議行動の後に、しっかりとお話をおうかがいすることができました。こちらの模様も是非、ご覧ください!

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以上、芹沢記者からの報告でした!

さて、各紙世論調査で安倍政権の支持率が急速に下がっていることからも分かるように、街頭に出ている市民だけではなく、安倍政権に対して「NO!」を訴える市民の声は確実に高まっています。IWJでは、声を上げ続ける市民の声を可視化し続けますので、どうぞこれからもご注目ください!

さらに、昨日は昼に築地本願寺で行われた、「宗教者・僧侶・門徒による、戦争法案に反対する集会」を中継しました。

こちらの現場も、取材したぎぎ記者の報告を紹介します。

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おはようございます! ぎぎまきです!

昨日、浄土真宗の僧侶や門徒、キリスト教の神父、神道の神主など、宗教や党派を超えた宗教者が全国から集まり、築地本願寺で「戦争法案」に反対する集会を開きました。

中野区から参加していた81歳の神父は「かつては、大日本帝国憲法のもと、信教の自由がなかった。キリスト教も弾圧され、迫害され、黙ってしまい、結果、先の戦争に参加してしまうことになった。私はまだ小さかったが。だから、今、どうしてもこの法案を止めなければいけない」と思いを語りました。

こちらの記事は、近日中にアップしますので、ご覧ください。

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以上、ぎぎまき記者からの報告でした!

(後半へ続く…)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.7.25 Sat.**

【IWJ_OKAYAMA1】13:30~「岡山弁護士会 シリーズ憲法講演会No.5『戦争法案 イケン!! 戦争法案の成立に反対する市民集会とパレード』」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-okayama1
※東京新聞論説兼編集委員の半田滋氏が登壇し、「日本は戦争をするのか-集団的自衛権と自衛隊」というテーマで講演後、ライブ、パレードが行われる予定。

【録画配信・Ch5】16:00~「緊急鼎談第二弾 樋口陽一、小路田泰直、小沢一郎「立憲主義の危険」はなぜ起きるのか」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※2015年7月24日(金)に収録した、 「自由と平等とデモクラシーを考える市民の会」主催で行われた、鼎談の模様を録画配信します。

【再配信・Ch6】18:00~「SEALDs主催『S4LON vol.2』第2部」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※2015年7月18日(土)に収録した、SEALDs主催の『S4LON vol.2』の第2部を再配信します。上智大学の中野晃一氏らがゲストとして参加しました。

【IWJ_IWATE1】18:15頃~「私たちは、絶対に、絶対に後戻りしない!」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-iwate1
※「若者憲法集会」主催の、岩手県盛岡市で行われる、「戦争法案」に反対する抗議行動。

【録画配信・IWJ_AOMORI1】20:00~「『青森空襲を記録する会』体験を聞く会 シリーズ10 ―境 理昭さん(82歳)の証言」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1
※2015年4月19日に収録した、「『青森空襲を記録する会』体験を聞く会 シリーズ10 ―境 理昭さん(82歳)の証言」を録画配信します。

【再配信・Ch4】21:00~「『安全保障関連法案に反対する学者の会』100人記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/254058
※2015年7月20日(月)に収録した、「安全保障関連法案に反対する学者の会」主催で行われた、記者会見の模様を再配信します。

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(…前半の続き)

■岩上さんは現在、書籍用の原稿に取り組んでいます

 現在、2冊の書籍に関して、編集作業が佳境を迎えつつあります。

 1冊目は、横浜市立大学名誉教授・矢吹晋氏との対談本です。AIIBの「衝撃」を中心に、中国経済の実相を徹底的に読み解くものです。現在、岩上さんはこちらの原稿について、用紙が真っ赤になるほど細かく校正を行っています。こちらの本は花伝社から出版予定です。発売の日程など、詳しい情報が分かり次第、TwitterやFacebook、そしてこの日刊ガイドでお知らせしますので、どうぞご期待ください!

◇矢吹晋氏 関連記事◇

・2013/12/10 外務省が削除した日中「棚上げ」合意の記録 尖閣諸島問題の核心について、岩上安身が矢吹晋氏にインタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/115882

・2014/02/13 尖閣問題から見えてきた「沖縄問題」の本質とは~岩上安身による横浜市立大学名誉教授・矢吹晋氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/125015

・2015/04/10 勃興する中国経済のインパクト AIIB不参加で日本は世界で孤立する!? ――現代の「シルクロード」に日本はどう対応すべきか?~岩上安身による横浜市立大学名誉教授・矢吹晋氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/242140

 そしてもう一冊が、鹿児島大学教授の木村朗氏、元衆議院議員の川内博史氏、政治経済学者の植草一秀氏と岩上さんが行ったクロストークをテキスト化し、読みやすく再構成した一冊です。クロストーク以外に、各氏の論考もあわせて掲載されます。

 クロストークでは、今年1月に発生したIS(イスラム国)による日本人人質殺害事件を皮切りに、辺野古新基地建設、集団的自衛権行使容認、TPPなどについて、詳しく議論を展開しています。

 さらに、こちらの書籍には、岩上さんの単独原稿として、米国の「オフショア・バランシング」戦略と集団的自衛権の関係について徹底的に分析した論考が掲載されます。なんと、2万字超えの大ボリュームです。原稿は無事、一昨日の夜に出版社の担当編集者の方へ入稿しましたので、後はゲラのチェックと刊行を待つだけです!

こちらの発行元は詩想社で、発売元は星雲社となります。仮タイトルですが「アメリカが隠す日本の真実を語る」というタイトルで、四六版ソフトカバーの予定です。発売の日程などが確定しましたら、IWJの各種媒体で告知いたします。どうぞ、ご期待ください!

◇クロストーク 関連記事◇

・2014/01/20 「日本の真実を語る」沖縄問題から原発まで ~クロストーク 木村朗×植草一秀×川内博史×岩上安身-前半
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/120550

・2014/01/20 東京都知事選はシングル・イシューなのか? 脱原発候補一本化をめぐり白熱討論 ~クロストーク 木村朗×植草一秀×川内博史×岩上安身-後半
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/120992

・2014/06/01 「日本の真実を語る~思考停止に陥らないために」 クロストーク:木村朗×植草一秀×川内博史×岩上安身
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/144261

・2015/01/23 いかにして、絶望を希望に転化させるか~クロストーク「日本の真実を語る」第3回 木村朗×植草一秀×川内博史×岩上安身
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/226919

■憲法違反の安全保障関連法案について、みなさまにご寄稿のお願いです!

憲法学者だけでなく、あらゆるアカデミシャンの間で、安全保障関連法案に対する批判の声が集まっています。

IWJの中継に登場したこともある青井未帆氏や西谷修氏などが呼びかけ人に名前を連ねている「安全保障関連法案に反対する学者の会」は、今年の6月に設立されたばかりですが、賛同者の学者の数が、なんと1万人を越えました。あらためて、この法案がいかに問題のあるものか、思い知らされます。

※安全保障関連法案に反対する学者の会ホームページ( http://bit.ly/1GJLP8C

 この「学者の会」は、7月20日(月)に「100人記者会見」を行いました。岩上さんはこの会見の後、IWJのサイトに真っ先に寄稿をお寄せいただいた京都大学教授で国際法が専門の高山佳奈子氏にインタビューを敢行。高山氏は、法律の専門家としての立場から、安倍総理と大手メディア幹部による会食について、「業務妨害罪や贈収賄罪といった刑事罰の対象になる可能性がある」と、非常に重要な指摘を行いました。

※【緊急アップ!】安倍総理とメディアの会食は「業務妨害罪」「贈収賄罪」の可能性!? 学者の会で刑事法学者・高山佳奈子氏が指摘!元共同通信・浅野健一氏も批判「御用メディアと闘わないといけない」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/254388

※2015/07/20 安保法案反対の学者ら約150人、打倒・安倍政治で若者との共闘宣言――ノーベル賞受賞の益川敏英氏「首相の判断次第で戦争が始まってしまう。安倍政権に鉄槌を下さねばならない」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/254058

IWJでは現在、学者のみなさまにご寄稿をお願いしています。もうすでに、何人かの学者の方から、ご寄稿が届いています。こちらは、順次HPにアップしています。

・2015/07/13 「安全保障関連法案に反対する学者の会」呼びかけ人の皆様へ
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/252770

◇安全保障関連法案に反対する学者の皆様からの寄稿◇

※2015/07/13 【安保法制反対 特別寄稿 Vol.1】横田喜三郎先生の講演(「安全保障関連法案に反対する学者の会」呼びかけ人 京都大学大学院法学研究科教授(刑事法):高山 佳奈子さん)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/252796

※2015/07/14 【安保法制反対 特別寄稿 Vol.3】戦場の〈恋〉 ― 戦時下、若者が愛した『建礼門院右京大夫集』―(名古屋大学准教授(日本文学・女性教育史):榊原千鶴さん)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/252930

※2015/07/14 【安保法制反対 特別寄稿 Vol.4】日本のことは日本が決める:アメリカ合衆国に隷属しつつ戦前体制に復古しようとする安倍政権に反対する(一市民・東京薬科大学生命科学部分子生命科学科 脳神経機能学研究室 教授:宮川博義さん)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/252938

※【安保法制反対 特別寄稿 Vol.40】「安保法案の成立は、議会制民主主義を死に至らしめる愚挙」(龍谷大学法科大学院教授・石埼学さん)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/253271

※【安保法制反対 特別寄稿 Vol.47】 非暴力不服従運動のすすめ(「安全保障関連法案に反対する学者の会」賛同者 帝京大学名誉教授・山下甫さん)
http://iwj.co.jp/wj/open/anti-war-msg-00047

※【安保法制反対 特別寄稿 Vol.87】一方で日本会議、他方で日米合同委員会?日本政治を操るルートを国民の共有情報としたい(「安全保障関連法案に反対する学者の会」賛同者 ベルリン自由大学・野呂香代子さん)
http://iwj.co.jp/wj/open/anti-war-msg-00087

※【安保法制反対 特別寄稿 Vol.111】 声明 衆院での強行採決に抗議し、安保法案の撤回を求める(国際基督教大学特任教授(政治学)千葉眞さん、同客員教授(憲法学)稲正樹さん、同社会科学研究所顧問(国際関係学)功刀達朗さん)
http://iwj.co.jp/wj/open/anti-war-msg-00111

※【安保法制反対 特別寄稿 Vol.112】 安倍政権の暴挙を許せません (「安全保障関連法案に反対する学者の会」賛同者 東京大学名誉教授(工学)柴田浩司さん)
http://iwj.co.jp/wj/open/anti-war-msg-00112

※【安保法制反対 特別寄稿 Vol.113】(「安全保障関連法案に反対する学者の会」賛同者 富山国際大学(法学)後藤智さん)
http://iwj.co.jp/wj/open/anti-war-msg-00113

※【安保法制反対 特別寄稿 Vol.114】 平和のために尽力しよう (「安全保障関連法案に反対する学者の会」呼びかけ人早稲田大学教授(労働法・ジェンダー法専攻)浅倉むつ子さん)
http://iwj.co.jp/wj/open/anti-war-msg-00114

※【安保法制反対 特別寄稿 Vol.115】 なぜ「女の平和」なのか (「安全保障関連法案に反対する学者の会」呼びかけ人 前中央大学・元北海道大学・横湯園子さん)
http://iwj.co.jp/wj/open/anti-war-msg-00115

※【安保法制反対 特別寄稿 Vol.116】 なぜ安全保障関連法案に反対するか(「安全保障関連法案に反対する学者の会」呼びかけ人、青山学院大学特任教授・京都大学名誉教授・間宮陽介さん)
http://iwj.co.jp/wj/open/anti-war-msg-00116

※【安保法制反対 特別寄稿 Vol.117】安保法案をめぐる政府・与党の政治姿勢は立憲主義と平和に反する(「安全保障関連法案に反対する学者の会」呼びかけ人 上智大学教授・東京大学名誉教授・島薗進さん)
http://iwj.co.jp/wj/open/anti-war-msg-00117

※【安保法制反対 特別寄稿 Vol.118】 すぐそこまで忍び寄っている、反戦活動家等の予防拘禁(一橋大学大学特任教授・水岡不二雄さん)
http://iwj.co.jp/wj/open/anti-war-msg-00118

※【安保法制反対 特別寄稿 Vol.119】 若者たちの怒り(「安全保障関連法案に反対する学者の会」呼びかけ人 早稻田大学名誉教授・戒能通厚さん)
http://iwj.co.jp/wj/open/anti-war-msg-00119

※【安保法制反対 特別寄稿 Vol.120】 安倍ヒトラーを許してはならない 「安全保障関連法案に反対する学者の会」賛同者 須藤直子さん
http://iwj.co.jp/wj/open/anti-war-msg-00120

また、これとは別に、以下のページでは、学者の方以外にも、日本中、いや世界中のすべてのみなさまからのコメント、ご寄稿を募っています。また、今、全国各地で、それもあらゆる機会で(昨日は野球場でも)、憲法を守れ、戦争に反対、戦争法案は廃案、といったアピールが行われています。全国各地の集会、抗議行動、アピール、アクションについて、写真や動画も含めて、ぜひ、参加された方々の体験レポートなど、お願いしたいと思います。それも、メッセージ特設ページに掲載いたします。どしどしお送りいただければと思います。

・2015/07/13 IWJ代表・岩上安身より戦争法案に反対する全ての方へご寄稿のお願い
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/252769

いただいたすべてのご寄稿、コメントは、HPに順次アップしていくとともに、以下のページでまとめて掲載しています!! ぜひこのページを多くの方に拡散をお願い致します!!

・安倍政権の集団的自衛権にもとづく「安保法制」に反対するすべての人からのメッセージ
http://bit.ly/1Dctmg0

■全国の「戦争法案」反対抗議・デモの予定を一覧できるページを開設しました!

安全保障関連法案の強行採決に対する抗議が行われているのは、国会前だけではありません。これは、すべての国民に直結する大問題です。日本中、あらゆる場所で、抗議行動、デモが開催されています。

IWJでは可能な限りその情報を集め、予定を記したスケジュール表を作成しました。あなたの地元でも近々開催されるかも知れません。ぜひ、参考にしてみてください!!

・「集団的自衛権・戦争法案 反対」全国デモ・抗議行動情報
http://iwj.co.jp/feature/demo/

 また、全国で、デモや抗議行動を企画・予定されている方々、ご存知の方は、どしどし情報をお寄せ下さい。他にも、中継にトライしてみたいという方がいらっしゃいましたら、ぜひIWJまでご連絡下さい。機材のこと、回線のこと、技術のこと、ご心配がおありかと思いますが、大丈夫です! IWJでは、全国の中継市民への機材のレンタルも行っていますし、撮影や中継についてのレクチャーも行っています! せっかくのアピールも、その場限りで終わってしまってはもったいない! ぜひ、ライブストリーミングによって全国(世界にまでも)にその模様をお伝えして、記録にも残していきましょう! ご連絡をお待ちしております。

※ご連絡はこちらまで!
→office@iwj.co.jp

■中継・動画編集のスタッフ募集のお知らせです!

ここで、事務にカメラマンに新番組ディレクターとフル回転中の谷口から、スタッフ募集のお知らせです。

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 IWJのカメラマン兼事務スタッフの谷口です。

 現在IWJでは、中継・動画編集を担当していただくスタッフを募集中です。IWJの記者や中継市民の皆さんが、日々取材してきた映像を動画編集ソフト(adobe Premiere)で編集したり、サーバーへアップロードする作業をメインに担当していただきます。

 動画編集の経験や知識をお持ちの方はもちろん大歓迎ですが、そうした経験がなくても、映像やIWJのコンテンツに興味がある方なら大丈夫です!

 経験豊富なIWJスタッフが親切にレクチャーいたします。自主性と向上心を持って、学び成長できる方をお持ちしております。

 また、動画編集だけでなくカメラを持って、記者会見やシンポジウム、デモの現場などに取材に行っていただくこともあります。こちらも、ビデオ撮影の経験や知識をお持ちの方は大歓迎ですが、「ホームビデオぐらいしか使ったことないなぁ…」という方でも心配いりません!

 映画やドキュメンタリーに興味があって、ビデオ撮影に挑戦したいという情熱をお持ちの方を募集します。あとは、体力と運転免許があれば、云うことなしです。

 経験や知識を持っているに越したことはありませんが、何よりもまず第一に、映像とIWJに対する情熱を重視します。

 フリーランスの方などで兼業も可能ですので、ふるってご応募ください。また、ご紹介をくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。

<スタッフ募集フォーム>

http://bit.ly/1ALJypQ

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■Web班からも人材募集のお知らせです!

さらに、日夜、事務所に泊まりこんで記事の更新作業を行っているWeb班チーフの伊藤からも、スタッフ募集のお知らせです。

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 IWJでWeb関連の仕事を担当している伊藤です。

 ただ今、Web班では、個別記事のデザイン統一化や、カレンダーページのシステム構築にとりかかっておりますが、まだまだ発展途上、課題山積のため、Web班の人材を緊急補強したいと思います。

 日々の記事コンテンツのアップロード・更新・管理などWordPressによる作業を行いつつ、HTMLやCSS言語によるページデザイン変更、記事検索システムのさらなるバージョンアップ、また、中途となってしまっているスマホ対応などのWeb構築作業に当たっていただきます。Web作成の経験のある方でしたら、WordPressはあまり扱ったことがない方でも大丈夫です。

 週2日以上の出社が可能でしたら、フリーランスの方などで兼業も可能です。また、今のスキルに多少自信がなくても意欲の強い方でしたらOKですので、ぜひぜひ奮ってご応募ください。

<スタッフ募集フォーム>
http://bit.ly/1ALJypQ

■本のお買い物は「IWJ書店」をご利用ください!

 IWJが今年になって新しく始めたサービス「IWJ書店」。おかげさまで、大変なご好評をいただいています。最近では、孫崎享氏の『日米開戦の正体~なぜ真珠湾攻撃という道を歩んだのか』が、すぐに売り切れとなりました。

 他にも、早稲田大学教授の長谷部恭男氏の著書『憲法と平和を問いなおす』、東京外国語大学教授の伊勢崎賢治氏の著書『本当の戦争の話をしよう~世界の「対立」を仕切る』なども、おかげさまでたて続けに完売となりました。お買い求めいただいた皆様、誠にありがとうございました!

 現在、莫大な建設費が問題となっている新国立競技場問題の論点について分かりやすく記した森まゆみ氏の『異議あり! 新国立競技場~2020年オリンピックを市民の手に』も、在庫が残りわずかとなっています。ぜひ、この機会にお買い求めください!

 お待たせいたしました! ここのところ品薄状態が続いていた「IWJ書店」に、新商品が入荷いたしました! 労働問題に詳しい笹山尚人弁護士の『ブラック企業によろしく~不当な扱いからあなたを守る49の知識』『パワハラに負けない!~労働安全衛生法指南』と、学習院大学教授で憲法学が専門である青井未帆氏の『国家安全保障基本法批判』『憲法を守るのは誰か』です。

 他にもこの「IWJ書店」では、「福沢諭吉神話」を批判する杉田聡氏の書籍などを、ご本人のサイン入りでお買い求めいただけます。

 この「IWJ書店」のご利用には、IWJ定額会員へのご登録が必要です。ぜひ、会員にご登録いただき、豊富な品揃えの「IWJ書店」をご利用ください!

New!【笹山尚人さんサイン入り】『ブラック企業によろしく 不当な扱いからあなたを守る49の知識』
http://bit.ly/1JCpqHB

New!【笹山尚人さんサイン入り】『パワハラに負けない!―労働安全衛生法指南』
http://bit.ly/1Oq1tqN

New!【青井未帆さんサイン入り】『国家安全保障基本法批判』
http://bit.ly/1gS9fiF

New!【青井未帆さんサイン入り】『憲法を守るのは誰か』
http://bit.ly/1Imo3jJ

New!【森まゆみさんサイン入り】『青鞜』の冒険: 女が集まって雑誌をつくるということ
http://bit.ly/1Ko5dbB

【森まゆみさんサイン入り】『異議あり! 新国立競技場――2020年オリンピックを市民の手に』
http://bit.ly/1Kgr6vU

【杉田聡さんサイン入り】「福沢諭吉 朝鮮・中国・台湾論集―「国権拡張」「脱亜」の果て―」
http://bit.ly/1IXYHqA

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■わとはぷ~What happened today?

 今日は7月25日です。1992年のこの日、バルセロナ・オリンピックが開幕しました。当時、私は10歳でしたが、開会式や競技の模様をよく覚えています。

 この大会では、日本人選手の活躍が目立ちました。水泳の200メートル平泳ぎでは、当時中学2年生で14歳になったばかりの岩崎恭子選手が金メダルを獲得。インタビューで「今まで生きてきた中で、一番幸せです」と話し、一躍時の人となりました。

また、柔道男子では、古賀稔彦選手と吉田秀彦選手が金メダルを獲得。2人は同じ世田谷学園高校の出身だったこともあり、「古賀・吉田」ペアとして大きな注目を集めました。ちなみに世田谷学園は、私の母校でもあり、二人の先輩の活躍は、今思い返しても誇らしく思います。

オリンピックといえば、2020年東京オリンピック・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場の建設問題が注目を集めています。安倍総理が計画を白紙に戻す決断をしたことで、また一からやり直しとなったこの問題、今後、どのような方向に進むのでしょうか。オリンピック組織委員会会長を務める森喜朗元総理は「私も迷惑している」などと、責任逃れの発言に終始しています。

 オリンピックの主役は、大会に出場するアスリートなのであって、政治家ではありません。日本政府には、「アスリート・ファースト」(選手第一)の考えのもと、選手が戦いやすいスタジアムの建設に努めてほしいと願います。

 それでは本日も、よろしくお願いいたします。

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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