日刊IWJガイド「知性がないと安保法制反対の声をあげちゃダメなんておかしい!」と学者の会、知性がなくても堂々賛成の総理とネトウヨを見習うべし2015.7.22日号~No.1043号~


■■■ 日刊IWJガイド「知性がないと安保法制反対の声をあげちゃダメなんておかしい!」と学者の会、知性がなくても堂々賛成の総理とネトウヨを見習うべし2015.7.22日号~No.1043号~ ■■■
(2015.7.22 8時00分)

おはようございます! IWJで記事を書いたりしている、佐々木隼也と申します。いやー暑いですね!

このガイドの挨拶文は、基本的にはまず天気のことや、季節や時候の挨拶、自身のプライベートなエピソードなどを導入で書く、というのが暗黙のルールのようになってしまっていますが、僕はこの導入部分を書くのに一番時間がかかってしまいます。

毎日思うことといったら、今日は暑いな…腹減ったな…程度で、後は安倍政権やTPPのことが、頭から離れてくれないからです。今例えば自分が魅力的な女性と会話をする機会があったとしても、二言目には「昭和47年見解のインチキ」の話について、熱弁をふるってしまうだろうなー…と思うと、男としてちょっとどうなんだろうかと。

政治の話が、この日本で若者のオシャレ最先端になる日を、切に願います。そういう意味で、若者ら有志の「SEALDs」は応援しないわけにはいかないのです。

上智大学の中野晃一教授が、IWJの中継したSEALDs CAFEに登場して、「君たちは本当にカッコいいよ。僕なんか人生で一度もカッコいいって言われたことがない」と、冗談半分本音半分のような発言をされていました。でも、彼らのカッコよさって、本気で、熱があり、排他的でないところにあるのだと思います。多くの人が突き動かされていくのも当然かもしれません。

今日も明日も明後日も、いわゆる「戦争法案」に対する抗議行動・抗議デモが全国各地で行われます。IWJもなんとかすべての情報を把握し、以下のスケジュールページにまとめようと努めています。ぜひこのスケジュール表を参考に、夏の抗議デモに参加してみてはいかがでしょうか?

また、このスケジュール表にも掲載されていない、我が地元ではこんな抗議をやるぞー!という方、どしどし情報をお寄せください。

・「集団的自衛権・戦争法案 反対」全国デモ・抗議行動情報
http://iwj.co.jp/feature/demo/

もちろんIWJは可能な限り可視化します。夏の暑さにも、IWJを襲っている経営危機にも負けません。最後まで、突っ走り続けます。もちろん、それも、みなさんのご支援・ご声援あってこそです。

IWJのこうした取材をもっと安定的なものにしたい、より多くの人にIWJの情報を届けたい、と感じた方。ぜひ会員登録、またはカンパで、IWJのスタミナと今後のさらなるシステムや体制面の改善をお支えください!スタッフ一同、全力でそれに応えていきたいと思っています。

※会員登録はこちら
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※カンパもよろしくお願いします!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

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■新国立競技場見直しも、支持率低下!おそらくその理由が理解できない総理と官邸

安倍総理も官邸も、ここまで国民世論の反発が高まるとは、予想していなかったでしょう。日本人は忘れやすいから、「新国立競技場の計画見直し」をぶち上げれば、安保法制の強行採決などどこへやらで、支持率低下も一定以上は免れるだろうと。安倍総理は、きっと自分を基準にして考えたのでしょう。

しかし、国民はそう馬鹿ではありませんでした。支持率低下対策も虚しく、その後に行われた世論調査では、支持率が軒並み下落。各社すべてで、不支持率が支持率を大きく上回りました。

共同通信:支持率37.7%、不支持率52.6%
朝日新聞:支持率37%、不支持率46%
毎日新聞:支持率35%、不支持率51%

そして、安倍総理が何をしても礼讃するあの産経新聞までもが、支持率39.3%、不支持率52.6%と、安倍政権に「NO」を突きつけたのです。「新国立競技場の計画見直し」については圧倒的世論が賛成・評価していますから、もしこの付け焼き刃的の人気取り策がなかったら、さらに不支持率は上昇していたのではないでしょうか。

しかしこの新国立競技場の見直しについても、結局、安倍政権の無責任体制が浮き彫りになるだけで終わりそうです。

安倍総理は一昨日のフジテレビの番組で、「誰に責任があるとか、そもそも論を言うつもりはない。世界の人々を感動させる大会にする。私はその最終的な責任者だ」と豪語しました。

本来であれば、この杜撰極まりない計画を進めてきた責任を取り、その原因と責任の所在をまず最初に国民に明らかにしなかればならないはずですね。それを、「とにかく俺が責任者だ」の一言で有耶無耶にする安倍総理。確か最近では、「民主党のせいだ」などと、責任をなすりつけようとしていましたね。決定したのは間違いなく安倍政権ですが。はて、責任感はどこにいってしまったのでしょうか。

責任という言葉を辞書で引くと「何かが起きた時、それに対して応答、対処する義務の事」とあります。官邸は、官房機密費でまず安倍総理専用の辞書を購入すべきではないでしょうか。

この「新国立競技場の計画見直し」と安保法制の強行採決、それに伴う支持率の低下については、本日朝から、岩上さんが、FM GUNMAで放送中の「WAI WAI Groovin」で、このあと8時半頃から出演し、解説します。放送圏内の方、またRADIKOの有料会員の方はぜひ、聴いてみてください!

…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.7.22 Wed.**

【Ch3】14:30~「原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※原子力規制委員会・田中俊一委員長による定例会見の模様を中継します。

【再配信・Ch6】15:00~「とめよう!戦争法案 全国一斉街宣」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※昨日行われた、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」主催の街頭宣伝を再配信します。
機材不良により、中継映像が乱れてしまったため、15時より再配信を行ないます。

【録画配信・Ch4】17:00~「生活の党と山本太郎となかまたち定例記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※21日に行われた、「生活の党と山本太郎となかまたち定例記者会見」の模様を録画配信します。

【録画配信・Ch5】18:00~「映画『ルンタ』予告編&初日舞台挨拶 池谷薫氏(監督)×中原一博氏」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※2015年7月18日(土)に行われた「映画『ルンタ』予告編&初日舞台挨拶 池谷薫氏(監督)×中原一博氏」の模様を録画配信します。

【再配信・Ch1】20:00~「安保法制『予定通り』の衆院突破 小林節氏が岩上安身のインタビューで『共産党を入れた野党連立』を提言!自民党を牛耳る日本会議は『おかしな人たち』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/253214
※2015年7月16日に行われた岩上安身による小林節・慶応大名誉教授インタビューを再配信します。
衆院突破を「予定通り」と冷静にとらえる小林節・慶応大名誉教授は、本会議採決が行われた2015年7月16日に岩上安身のインタビューに応え、「次の戦略」を呼びかけました。

【再配信・IWJ_KYOTO1】20:00~「Peace Music Fes in Kyoto」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※2015年7月20日に行われた「Peace Music Fes in Kyoto」を再配信します。
「Peace Music Fes in Kyoto実行委員会」が主催しました。

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(前半の続き)…

■「生肉」「火事」「戸締まり」「不良」わけのわからない例えを駆使しても、結局目的は対中国!

安倍政権の支持率低下は、もちろん国民への説明不足が原因です。

一昨日のフジテレビの番組では、集団的自衛権の行使を、「生肉」にしか見えない煙が出ている模型を用いて「火事」に例えたり、「戸締まりの強化」や「不良の喧嘩」に例えたり…。

国と国との関係、国際情勢の例えとしては、まったく的外れであることを、国会の中央公聴会では木村草太氏、山口二郎氏など名だたる学者に論破され、果ては19歳のほなみさんに諭されているのに、なぜ壊れたレコードのように繰り返すのでしょうか。

それは多分、安倍総理とその周辺が、それが例えとして成立していないことを理解していないということの他に、結局、単純な動機しか持ち合わせていないからではないでしょうか?

安倍総理は語りたがりませんが、その支持者であるネトウヨは饒舌です。ネトウヨや安保法制支持者の方は、二言目には「中国の脅威にどう対処するのか」「中国は攻めてくる」「だから攻めてこないような抑止力として必要なんだ」と主張します。目的は、とにかく対中国です。

これは、安倍総理が政権交代を果たした直後、2012年末に世界に「みんなで中国を包囲しよう!」呼びかけた稚拙な論文、『セキュリティ・ダイヤモンド構想』を見れば明らかです。

・【岩上安身のニュースのトリセツ】「対中国脅威論」の荒唐無稽――AIIBにより国際的孤立を深める日本~安倍総理による論文「セキュリティ・ダイヤモンド構想」全文翻訳掲載
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/251637

早稲田大学教授の水島朝穂氏は、岩上さんのインタビューで、逆にこうした対中強硬姿勢が、中国の軍部の「養分」になっていると指摘していました。

「これは中国にとっても良い話なんです。中国で声が大きいのは陸軍。そんななか、中国海軍が一番喜んだのが尖閣問題。焦った空軍が言い出したのが防衛識別圏。どんどん予算が通るようになりました。南沙諸島でも日本が進出するから、と国内で煽っている。日本が挑発する度に養分になるのです」

・2015/07/12 「自国が攻められたとき」という自衛権のハードルを下げ、戦争に突入した日本
水島朝穂・早大教授が岩上安身のインタビューで政府案・維新案を「違憲」と徹底批判!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/252583#china

結局は、中国の「脅威」なるものをより増幅させていることになりますね。

米国にとって最大の脅威だ! としていたイランの核をめぐって電撃的に合意にこぎつけ、キューバとも歴史的な国交回復を果たし、海外での米国人人質事件での身代金支払いを「解禁」するなど、最近のオバマ大統領の政策とは、真逆です。

なぜここまで安倍政権は、周りを見ることができずに、遮二無二、中国を敵視するのでしょうか?

先日岩上さんがインタビューした、小林節・慶応大名誉教授は、そのバックボーンを解説してくれました。自民党、安倍政権を牛耳る極右組織「日本会議」についての言及です。

「彼らに共通する思いは、第二次大戦で敗けたことを受け入れ難い、だから、その前の日本に戻したいというもの。日本が軍事五大国だったときのように、米国とともに世界に進軍したいという思いを共有する人々の集まりだ」

「彼らは自分が特権階級であり、下々の者を管理するんだ、という人たち。はっきり言って気持ち悪い。彼らは欧米とやり合うことはもうありません。今度は、欧米と一緒になって弱いものを叩く、という側につくのではないでしょうか」

・安保法制「予定通り」の衆院突破 小林節氏が岩上安身のインタビューで「共産党を入れた野党連立」を提言!自民党を牛耳る日本会議は「おかしな人たち」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/253214

…気持ち悪いですね~。彼らは、南シナ海で米軍と一緒に中国とやり合いたいのでしょうか。あれ、でも米軍は確か太平洋地域での軍事力を削減させるんですよね。

今回の安保法制、その原点である日米新ガイドラインも、その削減する米軍の穴を埋める、いわば「肩代わり戦略」が主目的のはずです。とすると、米軍が減って、自衛隊がそこを穴埋めして…あれ、プラスマイナスゼロでは…?

しかもうっかり、米軍の戦争にくっついて自衛隊が遠方に出動してしまったら、その期間の国防力はプラスマイナスでマイナスになってしまうのでは…。こうした疑問がいくつもいくつも浮かぶのですが、国会の審議を見ていると、安倍総理の答弁はすべてが行き当たりばったりで、その先の生存戦略などまったく考えていないのですから、恐ろしいですね…。

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■ノーベル賞受賞者も! 学者1万人が安倍政権にNO!

この安倍総理の恐ろしさは、学識や専門知識のある方から見たら、なおのことでしょう。

今、全国の学者1万人以上が、安倍政治に「NO」を突きつけています。この「安全保障関連法案に反対する学者の会」が、一昨日20日に緊急記者会見を開きました。そのなかで、ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英京大名誉教授が怒りの声をあげました。

「安倍総理が『有事』だと思ったら戦争できる。これはとんでもない話だ。安倍総理に鉄槌を下す時期にきている」

IWJはこの益川名誉教授のスピーチの全文文字起こしを急ぎ記事化し、掲載。ネット上でおおきな反響を呼び、アクセス数も数万を超えています。まだの方はぜひ、以下の記事からスピーチ部分の動画と共に、ご覧ください!

・【緊急アップ!】ノーベル賞受賞者が安倍退陣を要求!「安倍首相に鉄槌を下さなければいけない時期にきている」――益川敏英京大名誉教授が記者会見で
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/254152

他にもこの会見では、学者の方の特筆すべき発言が多数あったので、次々記事化してご紹介していきたいと思っています。

今までは、こうした声を上げてこなかった学者の方も、今回は本当にヤバい!と、声を上げて訴えています。IWJではそうした学者の方にも、寄稿を依頼し、順次掲載しています。

ここに、最新のご寄稿をご紹介します。

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/252938
【安保法制反対 特別寄稿 Vol.4】日本のことは日本が決める:アメリカ合衆国に隷属しつつ戦前体制に復古しようとする安倍政権に反対する(一市民・東京薬科大学生命科学部分子生命科学科
脳神経機能学研究室 教授:宮川博義さん)

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/253271
【安保法制反対 特別寄稿 Vol.40】「安保法案の成立は、議会制民主主義を死に至らしめる愚挙」(龍谷大学法科大学院教授・石埼学さん)

http://iwj.co.jp/wj/open/anti-war-msg-00047
【安保法制反対 特別寄稿 Vol.47】 非暴力不服従運動のすすめ 「安全保障関連法案に反対する学者の会」賛同者 帝京大学名誉教授・山下甫さん

http://iwj.co.jp/wj/open/anti-war-msg-00087
【安保法制反対 特別寄稿 Vol.87】一方で日本会議、他方で日米合同委員会?日本政治を操るルートを国民の共有情報としたい
「安全保障関連法案に反対する学者の会」賛同者 ベルリン自由大学・野呂香代子さん

http://iwj.co.jp/wj/open/anti-war-msg-00111
【安保法制反対 特別寄稿 Vol.111】 声明 衆院での強行採決に抗議し、安保法案の撤回を求める
国際基督教大学特任教授(政治学)千葉眞さん、同客員教授(憲法学)稲正樹さん、同社会科学研究所顧問(国際関係学)功刀達朗さん

http://iwj.co.jp/wj/open/anti-war-msg-00112
【安保法制反対 特別寄稿 Vol.112】 安倍政権の暴挙を許せません 「安全保障関連法案に反対する学者の会」賛同者 東京大学名誉教授(工学)柴田浩司さん

http://iwj.co.jp/wj/open/anti-war-msg-00113
【安保法制反対 特別寄稿 Vol.113】 「安全保障関連法案に反対する学者の会」賛同者 富山国際大学(法学)後藤智さん

どれも、短いながら、非常に読み応えがあります。岩上さんはさっそく、何人かの学者の方々にアポを取り、お話をうかがおうとしています。関西にも赴くことになるはずですので、ご期待ください。

学者の方々だけでなく、一般市民の方からの寄稿もどんどん集まっています。

ぜひ、以下のページより、届いた寄稿の数々をご覧ください。そして、どんな短くても構いません、この安保法制に対して、安倍政権に対して抗議の思いがあるという方は、どしどしご寄稿をお寄せいただければと思います。

また、全国各地で、抗議を行動に移し、小さな規模でも路上に出て、声をあげている方々に、ぜひ、写真や動画とともに、その模様やレポートをお送りいただきたいと思います。

・安倍政権の集団的自衛権にもとづく「安保法制」に反対するすべての人からのメッセージ
http://bit.ly/1HGpCHI

→ コメント・ご寄稿送付先 【 office@iwj.co.jp】

札幌で、10代ながら抗議デモを立ち上げた高塚愛鳥(まお)さんが、IWJのインタビューに答えて、大事なことを言っています。

「私は最小限の知識しかもっていないと思う。でも、知識がなかったら、声をあげちゃいけないんですか!? 知識がなくても、おかしいものはおかしいと声をあげちゃいけないんですか!?」

この発言を、先日、IWJの番組に出られた西谷修立教大学特任教授が、「学者の会」の記者会見で、絶賛していました。安倍政権とその支持者の反知性主義を批判するあまり、知性がないと反対の声をあげられないようなハードルを設定すべきではない、おかしいものはおかしいと、感じたまま発言していいのだと。

そう、無意味に、殺し、殺されるのは嫌だ!
憎み合うのは嫌だ! と発言し、抵抗する権利に、知識の有無なんて関係ないのです。社会的地位も関係ない。すべての人の権利なのです!

・2015/07/17 熱量あがる国会前抗議「今日集まった5万人は、強行採決されても諦めないっていう5万人だ!」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/253594

・「安全保障関連法案に反対する学者の会」100人記者会見(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/254058

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■「戦争法案」の先に、必ずやってくる「明文改憲」 ~今がまさに「前夜」です!

この「戦争法案」が参院に送られて、可決するかしないか、まだわかりませんし、途中で安倍総理がまたまた政権の座を投げ出して、表紙の取り替えが起こるかもしれませんが、忘れてはならないことは、自民党は、その先には、彼ら悲願の「明文改憲」を行おうと待ち構えていることです。

自民党が達成を目指す「改憲草案」は、まさに国民主権そのものを無化してしまう内容が数々書き込まれています。我々の基本的人権すら、制約され、本来、権力者を縛るためのものである憲法が、国民を縛るものに逆転してしまっているのです。こんなシロモノが通ったら、もう日本は近代立憲民主主義国家とはいえません。詳細は、自民党の改憲草案と現行憲法を逐条で読み比べた『前夜』をご確認ください!

日本を愚かな戦争に導いた大日本帝国憲法の焼き直し、どころか劣化版とも言える内容です。草案のどこがどう問題なのか、そして安倍政権が今後やろうとしている愚行は何なのか、分かりやすく逐条で解説しています。今まさに、必読の一冊です。ぜひ、ぜひ、お求めいただき、お読みいただきたいと思います。

※『前夜』購入ページ
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=71

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■中継・動画編集のスタッフ募集のお知らせです!

国民の声が今、類を見ないほど盛り上がっています。国民の声を可視化するメディアとして、IWJはそのすべてを中継・取材し、多くの方に届けたいと考えています。しかし現在、その中核を担う中継・動画スタッフが足りません。

そこで現在IWJでは、中継・動画編集を担当していただくスタッフを募集中です! IWJの記者や中継市民の皆さんが、日々取材してきた映像を動画編集ソフト(adobe Premiere)で編集したり、サーバーへアップロードする作業をメインに担当していただきます。

動画編集の経験や知識をお持ちの方はもちろん大歓迎ですが、そうした経験がなくても、映像やIWJのコンテンツに興味がある方なら大丈夫です! そして、今の日本の現状に何かしらの怒りや疑念を感じていれば、申し分なしです。

経験豊富なIWJスタッフが親切にレクチャーいたします。自主性と向上心を持って、学び成長できる方をお持ちしております。

また、動画編集だけでなくカメラを持って、記者会見やシンポジウム、デモの現場などに取材に行っていただくこともあります。こちらも、ビデオ撮影の経験や知識をお持ちの方は大歓迎ですが、「ホームビデオぐらいしか使ったことないなぁ…」という方でも心配いりません! IWJのほとんどのスタッフが、ホームビデオさえ触ったことがないくらいの素人でした。

それが今やデモを併走しながら中継し、ついでに参加者にインタビューしたり、事務所に帰ってからその素材を編集したりできるようになっています。

映画やドキュメンタリーに興味があって、ビデオ撮影に挑戦したいという情熱をお持ちの方を募集します。あとは、体力と運転免許があれば、またも言う事なしです。

と、色々と言いましたが、経験や知識を持っているに越したことはありませんが、何よりもまず第一に、映像とIWJに対する情熱を重視します。

フリーランスの方などで兼業も可能ですので、ふるってご応募ください。また、ご紹介をくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。

<スタッフ募集フォーム>
http://bit.ly/1ALJypQ

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■Web班からも人材募集のお知らせです!

また現在、IWJの中核の双璧を担うWeb班でも、人員を大募集しています!

Web班では現在、個別記事のデザイン統一化や、カレンダーページのシステム構築にとりかかっているのですが、まだまだ発展途上、課題山積なのです。

日々の記事コンテンツのアップロード・更新・管理などWordPressによる作業を行いつつ、HTMLやCSS言語によるページデザイン変更、記事検索システムのさらなるバージョンアップ、また、中途となってしまっているスマホ対応などのWeb構築作業に人員が欲しいと考えています! Web作成の経験のある方でしたら、WordPressはあまり扱ったことがない方でも大丈夫です。

週2日以上の出社が可能でしたら、フリーランスの方などで兼業も可能です。また、今のスキルに多少自信がなくても意欲の強い方でしたらOKですので、ぜひぜひ奮ってご応募ください!!

<スタッフ募集フォーム>
http://bit.ly/1ALJypQ

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■わとはぷ!のコーナーです。

本日7月22日は、著作権制度の日です。1899年のこの日、日本で(旧)著作権法が制定されたことを記念します。

明治初期に福沢諭吉が政府に働きかけ、「版権」として著作権の一部が保護されるようになりました。

それから100年あまり、今、この著作権のあり方が大きく変わろうとしています。それがTPPです。

大企業の利益だけを目的としたTPPでは、もちろん企業が所有する著作権についても、思いっきり保護されます。今回TPPでは、著作権の「非親告罪化」と、著作権侵害の賠償額の上積みが盛り込まれる可能性が色濃くなってきました。

日本では、著作権者が訴え出て、初めて司法当局による摘発が可能となっていました。これが「親告罪」です。しかし「非親告罪」になると、著作権者の訴えがなくても、司法当局が独自に捜査・起訴ができるようになります。

例えばブロガーが、日経新聞の記事をコピペして紹介したとします。これを日経新聞の訴えがなくても、司法当局が勝手に起訴。さらにその賠償額は上積みされるので、米国並だとしたら、へたをすると数千万円という超高額になります。

このTPPの知的財産をめぐる様々な問題点は、弁護士の福井健策氏が、かつて岩上さんのインタビューで詳しく解説しています。

・2012/09/13 ACTA、その先にあるTPPでネットの自由が奪われる ~福井健策弁護士が岩上安身のインタビューで警鐘「米国の狙いは知的財産の支配」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/97792

TPPに盛り込まれた場合、日本では著作権法を改正しなければなりません。まさに、条約によってその国の法律を変えさせる、国の主権を侵害するのがTPPです。

日米新ガイドラインによって、集団的自衛権の行使容認などを通し、憲法さえも蔑ろにする…米国のやることはいつも同じですね。

それでは本日も一日、IWJをよろしくお願い致します!

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

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