日刊IWJガイド「ちょっと待て! 10代女子にボロボロに論破された礒崎陽輔首相補佐官! まるで『今日はこれぐらいにしといたるわ』の池乃めだかさんばりに開き直って遁走を図る!」2015.6.10日号~No.1001号~


■■■ 日刊IWJガイド「ちょっと待て! 10代女子にボロボロに論破された礒崎陽輔首相補佐官! まるで『今日はこれぐらいにしといたるわ』の池乃めだかさんばりに開き直って遁走を図る!」2015.6.10日号~No.1001号~ ■■■
(2015.6.10 8時00分)

おはようございます。IWJの原です。

関東にもついに恐れていた梅雨入りがやってまいりました。おかげさまで僕の心は濁りきっていますが、そうは言っても武士は食わねど高楊枝(?)。胸中がどうであれ、表情には出さず、心を“無”にするかのごとく落ち着いて、平常心を心がけてまいりたいと思います。

■戦争法案の採決延期! ずれ込むスケジュール、成立は8月上旬?

ざまぁみろ安倍政権!

政府・与党は、戦争法案の今国会会期末(今月24日)までに衆院で採決することを断念する方針を固めました。

今月4日の衆院憲法審査会で、自民党推薦の長谷部恭男・早稲田大教授を含む憲法学者3人全員が戦争法案について「憲法違反」と明言したことで、法案への疑問が一層、野党内で高まっているようです。政府・与党は会期を延長し7月中の法案成立を目指していましたが、8月上旬以降にずれ込む可能性が強まったといいます。

この調子でどんどんずれ込んじゃってください。どうせ違憲なので。

与野党は一昨日8日、衆院平和安全法制特別委員会の理事懇談会を開き、本日10日に、7時間の一般質疑を行うことで合意。しかし、野党側は憲法学者らの「違憲」の指摘を踏まえ、理事懇談会で“「合憲」とする政府見解”の提出を要求しました。

※安保法案:会期内の衆院採決断念 「違憲」指摘が影響
毎日新聞 2015年6月9日
http://mainichi.jp/select/news/20150609k0000m010142000c.html

■野党の要求に応えて示した「合憲」とする政府見解はやはり“あの”…

で、昨日、さっそく政府は“「合憲」とする政府見解”をまとめました。気になるその言い訳は…やはり「1972年の政府見解(昭和47見解)」であるとのたまいました。

※安保法制「憲法に適合する」 政府、反論見解まとめる
朝日新聞 2015年6月9日
http://digital.asahi.com/articles/ASH6945K5H69UTFK005.html

「やっぱりそれかい!」と、もう呆れるというか泣けてくるというか情けなくなるというか…。つい平常心を忘れそうになりますが、こんな「ペテン」を許してはいけません。

昭和47見解のデタラメっぷりについては、民主党の小西洋之議員が、岩上さんのインタビューの中で、「完全論破」しています。

※【スクープ!】「集団的自衛権行使容認の閣議決定」が覆る決定的根拠! 「昭和47年政府見解」の知られざる真実を小西洋之議員が暴露!!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/246547

昭和47年見解とは、個別的自衛権について「自国の平和と安全を維持しその存立を全うするために必要な自衛の措置をとることを禁じているとはとうてい解されない」と認めつつも、集団的自衛権については「不正の事態に対処し、国民のこれらの権利を守るための止むを得ない措置としてはじめて容認されるもので(略)集団的自衛権の行使は、憲法上許されないといわざるを得ない」と否定したものです。

安倍政権は無理やりこれを拡大解釈し、「同盟国への外国の武力攻撃」も自衛権発動の対象になると言い張り、「集団的自衛権は行使できる」と閣議決定しました。これを集団的自衛権が行使できる唯一無二の「根拠」としているのです。

ところが、この昭和47年見解を示した党の本人である、当時の吉國一郎・内閣法制局長官が、当時、きっぱりと…

「憲法9条をいかに読んでも他国の防衛までやるとは読み切れない」

「日本への外国の侵略によって『国民の生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利』が根底からくつがえされる場合のみ自衛が認められるのが解釈の論理の根底」

「他国が侵略されていることは、まだ日本の生命、自由、幸福追求の権利が侵されている状態ではないので、まだ日本が自衛の措置をとる段階ではない」

…などと重ねて明言していたのです。つまり、安倍政権の唯一の根拠としている「昭和47年政府見解」は、発した本人によって否定されていたんですね。小西議員が、情報公開請求をしたことで明らかになりました。安倍政権は、この破綻した理論を素知らぬ顔で堂々と掲げ、国民を欺き通そうとしているのです。

ちなみにIWJが報じたこのスクープは、日刊ゲンダイが今月7日に報じた以外に、大手メディアがこのペテンを批判している様子はありません。つくづく呆れるというか、泣けてくるというか、情けなくなりますね。

※憲法解釈変更 政府見解の起案者も「行使不可能」明言していた
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/160574

メディアは、本当にこれを放置していいのでしょうか。100%無理な道理を、むざむざ国会で通させてしまっていいのでしょうか。IWJは言い続けます。例え戦争法案が国会を通過しても言い続けます。

ふんぞり返った大手メディアの足元で、必死に声を上げ続ける弱小・IWJを、せめて中堅メディア程度に押し上げてください! もっと声が大きくなります。何卒、よろしくお願いします。

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…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2015.6.10 Wed.**

【ツイキャス・IWJ_YAMAGUCHI1】11:30~「上関原発計画関連での損害賠償請求訴訟 山口県庁前抗議行動」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_yamaguchi1
※上関原発計画関連での損害賠償請求訴訟前に山口県庁前で行われる抗議行動を中継します。

【Ch4】12:00~「日弁連院内集会『安全保障法制』を問う ―報告 柳澤協二氏(元内閣官房副長官補)、伊藤真弁護士(日弁連憲法問題対策本部副本部長)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「安全保障法制」に関する院内集会。柳澤協二氏(元内閣官房副長官補)、伊藤真弁護士(日弁連憲法問題対策本部副本部長)が報告者として登壇する予定。

【IWJ_FUKUSHIMA1】12:30~「6・10『住宅打ち切り』反対の声をさらに届けよう!(対福島市・福島県への要請)~原発事故の避難者たちのいのち綱切らないで!~Aパート:対福島市要請」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukushima1
※福島原発事故による「避難者への住宅支援の打ち切り」の方針を打ち出そうとしている国と福島県。「住宅支援の打ち切りNO」を福島県&福島市に対して訴える一連の行動を中継します。

【IWJ_FUKUSHIMA1】14:30(集合時間)~「6・10『住宅打ち切り』反対の声をさらに届けよう!(対福島市・福島県への要請)~原発事故の避難者たちのいのち綱切らないで!~Bパート対福島県要請とスタンディング・アピール」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukushima1
※福島原発事故による「避難者への住宅支援の打ち切り」の方針を打ち出そうとしている国と福島県。「住宅支援の打ち切りNO」を福島県&福島市に対して訴える一連の行動を中継します。

【IWJ_FUKUSHIMA1】17:00~「6・10『住宅打ち切り』反対の声をさらに届けよう!(対福島市・福島県への要請)~原発事故の避難者たちのいのち綱切らないで!~記者会見」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukushima1
※福島原発事故による「避難者への住宅支援の打ち切り」の方針を打ち出そうとしている国と福島県。「住宅支援の打ち切りNO」を福島県&福島市に対して訴える一連の行動を中継します。

【Ch3】14:30~「原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※原子力規制委員会・田中俊一委員長による定例会見の模様を中継します。

【録画配信・Ch5】16:00~「ALSと生きる『ジェイソン・ベッカー NOT DEAD YET ~不死身の天才ギタリスト~』上映&ダイアログ~」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※いまだ治療法が見つかっていないとされる難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)を患いながら、現在も音楽活動に励むギタリスト、ジェイソン・ベッカー氏の半生を描いたドキュメンタリー映画『Not dead yet』。
5月23日に行われた「ALSと生きる『ジェイソン・ベッカー NOT DEAD YET ~不死身の天才ギタリスト~』上映&ダイアログ~」を録画配信します。

【ツイキャス・IWJ_YAMAGUCHI1】17:00頃~「上関原発計画関連での損害賠償請求訴訟後の裁判所前報告集会」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_yamaguchi1
※上関原発計画関連での損害賠償請求訴訟後に、山口地方裁判所前で行われる報告集会を中継します。

【録画配信・Ch6】18:30~「派遣労働者の声を国会議員へぶつけるアクション~派遣法改正案についての記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※昨日6月9日に、厚生労働省記者クラブで行われた、派遣法改正案についての記者会見。主催は、「非正規労働者の権利実現全国会議」ほか。

【再配信・Ch1】20:00~「岩上安身による元外務省国際情報局長 孫崎享氏インタビュー 後半」(配信時間:約2時間16分)
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※IWJ代表・岩上安身が、元外務省国際情報局長・孫崎享氏にインタビューした模様の後半部分を再配信します。

~関連記事はこちら~
・2015/05/29 「日米開戦の前夜のように、今の日本は向かってはいけない方向へと向かっている」――孫崎享氏、『日米開戦の正体』刊行記念講演で戦争に突き進んだ原因を徹底解説
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/247179

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(前半の続き)…

■無理がある! 「憲法のもとで法案を作成したという意味だ」

今日は戦争法案絡みのニュースが多いですが、時期的にもとても重要ですので、記録としていろいろ残しておきます。安倍政権のちょっと「イタい」御仁を2名ほど紹介します。

ひとりは中谷元・防衛大臣です。今月5日の衆院特別委員会で、「現在の憲法をいかに法案に適用させていけばいいのか、という議論を踏まえて閣議決定を行った」などと主客転倒なトンデモ答弁をぶち上げた中谷大臣。

昨日の閣議後の定例会見では、この真意を問われ、「憲法の範囲内で法案を作成するという意味だ」と釈明しましたが…無理がある。繰り返しますが、「現在の憲法をいかに法案に適用させ…」などと言っていたんですよ? どう控えめにみても、苦しい言い訳にしか聞こえません。

中谷大臣は「憲法のもとで法案を作成したという意味だ」などと繰り返し、「言い間違いではない」との認識を示したということです。ちょっとイタすぎて、さすがに本人も痛みには気付いているでしょう。「法案が可決するまでの我慢だ」などと言い聞かせているのでしょうか。

※「憲法のもとで法案作成」中谷防衛相、特別委答弁を説明
2015年6月9日 朝日新聞
http://digital.asahi.com/articles/ASH6935GPH69UTFK002.html

ちなみに、こういう問題は朝日新聞を引用するのではなく、本来、自分で直接大臣に質したいところですが、残念ながらIWJが防衛大臣会見に参加することは未だに認められていません。皆さんのご支援が、本当に必要です。

■10代の女の子に締め上げられて逃亡した安倍総理の補佐官!

もう1人のイタい御仁はやはり何と言ってもこの方。礒崎陽輔・安保担当総理補佐官です。天下の「立憲主義を知らない自民党憲法改正推進本部事務局長」としても広く知られている、あの御方です。

※立憲主義を知らない自民党「憲法起草」委、事務局長、「礒崎陽輔」議員に関する法律関係者のコメント
http://togetter.com/li/311536

昨日、礒崎さんは、【集団的自衛権とは、隣の家で出火して、自主防災組織が消防車を呼び、初期消火に努めている中、「うちにはまだ延焼していないので、後ろから応援します。」と言って消火活動に加わらないで、我が家を本当に守れるのかという課題なのです】とツイートしました。

そこに「ほなみ」さんという10代の女子が、【バカをさらけ出して恥ずかしくないんですか。分かりやすく解説じゃなくて都合良く解説お疲れ様です。その説明全部論破されて終わりますよ。集団的自衛権と個別的自衛権の違いを勉強してください。議論はそこからです】と痛烈な正論をリプライ。

これになんと、礒崎さんが反します。【それは、私におっしゃっているのですか。「バカ」とまでおっしゃってくれていますので、是非あなたの高邁な理論を教えてください。中身の理由を言わないで結論だけ「バカ」と言うのは、「××」ですよ。お待ちしています】

…「××」とは何でしょう(笑)? 「バカと書きたいが私は立場があるので堪えている。あなたとは品が違う」とでもアピールしているつもりでしょうか? ちなみに礒崎さん、この時はまだ、相手が10代の女子だとは知らず。この後も礒崎さんは、「ほなみ」さんに「火事が例え話として不適切である」と指摘され続けます。

耐えかねた礒崎さんは、【個別的自衛権は、我が国が直接武力攻撃を受けないと、行使できません。だから、それまで、他国が我が国を守るために戦ってくれている中で、指をくわえて見ていていいのですかという話です。もう少し上品な言葉を使いましょうね】と反論。やはり品を気にしています。この一点なら勝ち目があると思ったのでしょうね。

これに対し「ほなみ」さん、【日本を守る戦い?は?大丈夫かこいつは。日本を守る戦争はいつ始まるのでしょうか。アメリカに言われるがまま集団的自衛権行使容認しよーとしてる今の日本で本当に日本が守れるとでも?笑バカすぎてつらい。こんなんが政治家でいいのか】と、これまたド正論で応答。礒崎さんの顎に体重の乗った右ストレートが入りました。

もう立っているのもやっとな礒崎さん。そこで他のTwitterユーザーに【10代の女の子に、この大人げなさ】と指摘され、【10代の女の子でしたか。知りませんでした。悪しからず】と返答。喧嘩でボコボコにやられた後、「よっしゃ、今日はこれぐらいにしといたるわ」と言ってのける池乃めだかさんのお約束のギャグを彷彿させますが、もしかしてどこかで勉強したのでしょうか。

結局、公衆の面前で10代の女子に見事にKOされた礒崎さんは、最後、「ほなみ」さんをブロックして逃げましたとさ。めでたし、めでたし。

※【悲報】総理補佐官の礒崎陽輔 (@isozaki_yousuke)が、ツイッターで喧嘩をふっかけるも論破され、相手が10代女子とわかるとブロックして逃走←バカ
http://togetter.com/li/832562

いやぁ、面白い珍騒動でした。「女の子」と強調していて不快に思われたらごめんなさい。「ほなみ」さんはしっかり勉強している、とても素晴らしい若者だと思います。

一点だけ礒崎さんを擁護するとすれば、Twitterで一般の市民との応答に応じる姿勢でしょうか。これに懲りず、他の議員(特に自民党)の皆さんもこうしてコミュニケーションをとっていただけると助かります。

あ、あとは、ちなみに昨日、これで炎上した礒崎さんは集団的自衛権について【我が国は「限定容認論」を採用しています】などとも言ってのけました。

日本は、集団的自衛権の限定容認論など採用していません。今、まさに限定容認論を採用しようとする戦争法案の審議の真っ最中であることを、この補佐官はまさか知らないとでも言うのか。「国会や憲法学者がなんと言おうと、政府・与党の考えこそがすべてだ」という頭なのでしょう。中谷大臣を凌ぐイタさを持った御方です。やはり立憲主義を知らないだけある(実際には、知っているくせに知らないふりができる)、本当に最低な議員さんです。

※【我が国は「限定容認論」を採用しています。国際法一般の集団的自衛権とは異なります】ツイート
https://twitter.com/isozaki_yousuke/status/608100671905263616

■自民党内でも亀裂? まだどうなるかわからない「戦争法案」の行方

自民党推薦の参考人が戦争法案を「違憲」といい、総理補佐官が女の子にKOされている間に、自民党内部でも少し亀裂が入り始めたかもしれません。

自民党総務会で昨日、谷垣禎一幹事長は、戦争法案の採決にあたっては党議拘束をかける意向を示しましたが、村上誠一郎衆院議員は「憲法学者の言うことを自民党だけは聞かなくていいという傲慢(ごうまん)な姿勢は改めるべきだ」と指摘し、党議拘束を外すよう執行部に求めたそうです。

村上誠一郎議員は相変わらず孤軍奮闘状態でも頑張っていますね。村上議員の胸に秘めた思いは、岩上さんのインタビューをご覧ください。

※2014/07/04「たとえ一人でも、やらないといけない」集団的自衛権行使容認に反対した自民党・村上誠一郎衆院議員に岩上安身がインタビュー 時折涙を見せる場面も
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/150285

話はちょっとドイツに飛びますが、G7サミットの閉幕後に会見した安倍総理は、戦争法案に関連して「憲法の基本的論理は全く変わっていない」と述べ、1959年の最高裁による砂川事件判決を挙げ、「わが国の存立を全うするために自衛の措置を取りうることは国家権能として当然のこと」と主張しました。

ちなみに砂川判決は、米軍の日本駐留が憲法9条の禁じる「戦力の保持」に該当するか否かを問うた裁判であって、集団的自衛権とは無関係です。今政府が拠り所にしているのは先ほど紹介した「昭和47年見解」であって、自民党は、最近めっきり砂川判決を持ち出さなくなっていたんですけど、外国ならばごまかしがきくと思ったんでしょうか。

※「安保法案 合憲」強調 首相 砂川判決を引用
2015年6月9日 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015060902000112.html

自民党総務会に戻りますが、木村義雄参院議員は砂川事件を根拠にした行使容認論に対し、「短絡的すぎる。そういう主張をしていると傷口を広げるので、これ以上言わない方がいい」と忠告したようです。村上議員も、今回は孤軍奮闘状態から抜け出せるのでしょうか。それには国民の支持が必要です。

※自民内部からも異論 憲法学者「違憲」「無視は傲慢」
2015年6月9日 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015060902000250.html

■日本年金機構で働く派遣労働者が告発会見! 本日放送!

最後に、年金情報流出問題で告知です。

昨日、「派遣労働者の声を国会議員へぶつけるアクション~派遣法改正案についての記者会見」なる会見が行われました。現在、派遣法の改正案が国会で審議されています。維新が賛成にまわり、今国会で成立する見通しだと伝えられています。

改正案では、これまで派遣労働が許されていた26業務の制限を撤廃し、受け入れ期限を一律で最長3年にすることになっています。現在、専門業務を派遣社員として行ってきた人は、3年後には雇い止めされることになります。雇用の流動化に拍車をかけることになります。

派遣法の改正は重要な問題ですが、昨日の会見にはなんと、現在、日本年金機構で年金情報流出問題のクレーム対応などであたっている派遣労働者の方が登場し、実態を告発しました! 

日本年金機構の電話オペレーターは今、土日返上で1000人規模が動員されているといいます。日刊ゲンダイは、これらのオペレーターの時給を換算し、年間50億円の損失になると計算していますが、これももちろん、我々国民の税金で支払うことになります。情報を流出させられ、かつ、お金まで支払う二重苦を強いられるということですね。

しかも塩崎恭久厚生労働相は一昨日8日、国会答弁で、流出した個人情報が悪用され、被害が出た場合の対応について、「金銭的な補償を行う考えは今は持っていない」と発言しました。

何から何まで論外な自民党の面々。なぜ、ここまで無責任を貫きながら、マイナンバー法案を通そうとするのか。個人情報を垂れ流そうと、放射能を垂れ流そうと、一切、根本的な責任を取らない、被害に見合った補償もしないという点で、原発に対する姿勢とうり二つですね。

徹底追及しなければなりません。昨日の告発会見の模様は、本日再配信しますので、是非、お見逃しなく!

■わとはぷのコーナー! 「拓務省」

最後くらい軽く締めたかったのですが、1929年のこの日は、「拓務省」が設置された日だそうです。これは無視できません。

「拓務省」とは、日本の植民地の統治事務・監督のほか、南満州鉄道・東洋拓殖の業務監督、海外移民事務を担当した省で、当時内閣総理大臣・外務大臣を兼任していた田中義一総理が、初代拓務大臣を務めました。

田中義一は、元陸軍の軍人で、中国への「内政不干渉」を訴える先代の外相・幣原喜重郎とは対照的に、「日本の国是は武」「東洋の盟主」を掲げ、中国への積極的軍事介入を支持し、覇権の拡大を目指しました。

このあたりのことは孫崎享さんの『日米開戦の正体』に出てきますが、天皇の意思を越え、中央政府の意思を越え、満州の陸軍は覇権拡大を目指し、とことん暴走していきます。

当時の日本にも、石橋湛山や伊藤博文などに代表されるように、「満州の主権は清国にある」「満州から撤退すべきだ」を主張する勢力もありましたが、こうした声は「軟弱外交だ」として、田中らに排除されていきます。

しかし、そんな田中でさえ陸軍はコントロールできなくなり、ついには内閣総辞職に追い込まれます。その約3ヶ月後、急死。狭心症でした。

一昨日、岩上さんが行った孫崎さんのインタビューでは、国会情勢や戦争法案、TPP、国債バブルの話など、話すことが多すぎて『日米開戦の正体』にまで話が届きませんでしたが、次回は「日米開戦の正体」に迫ってくれると思います。

一昨日のインタビューも必見です。本日はその後半をCh1で20時から再配信します! ぜひ、お見逃しなく!

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

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