■■■ 日刊IWJガイド 2015.5.25日号~No.985号~ ■■■
(2015.5.25 8時00分)
おはようございます! IWJで取材や記事作成を行っている、佐々木隼也と申します。
先一昨日(さきおととい)、一昨日、昨日の本ガイドでお知らせしているように、21日(金)に行った「福島瑞穂×小西洋之×岩上安身による戦争法案特別鼎談」でのスクープが、大きな反響を呼んでいます。
【日刊ガイドのバックナンバーはこちらからご覧になれます】
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/category/guide
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■スクープ「昭和47年見解の嘘」をまとめたハイライト動画をアップしました!
政府が昨年7月に行った、集団的自衛権の行使容認の閣議決定(憲法9条で集団的自衛権が許されている! とする「解釈改憲」)の唯一の根拠であった、「昭和47年政府見解」には、実は「集団的自衛権は認められない」と正反対の見解が書かれていた、という事実を小西議員が岩上さんのインタビューで明らかにしました。
このインタビューを見逃した、たくさんの方々から、ぜひ「昭和47年見解のインチキ」について公開して欲しいとのご要望を受け、IWJでは、インタビュー後半の該当部分を急遽、昨日19時から特別再配信を行いました。
そして、この部分を短く編集したハイライト動画を作成し、記事にアップしました。この動画は会員以外の方でも誰でもご覧になれますので、インタビューを見逃したという方もぜひ、ご覧ください!
【ハイライト動画はこちらの記事でご覧になれます!】
・2015/05/21 「集団的自衛権行使容認の閣議決定」が覆る決定的根拠! 「昭和47年政府見解」の知られざる真実を小西洋之議員が暴露!!
福島瑞穂×小西洋之×岩上安身による戦争法案特別鼎談
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/246547
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■他にもまだまだある! 小西議員が明かす「安倍政権の嘘オンパレード」
しかし、小西議員が明らかにしたのは「昭和47年政府見解のインチキ」だけではありません。「解釈改憲は読み替えのオンパレードなんです」と小西議員が呆れるように、安倍政権は「専守防衛」の定義についても、勝手な解釈で言い替えを行っています。
さらに、安倍総理が閣議決定の会見で、イラストを用いて人々の心情に訴えようとした「日本人母子を護送している米国の艦船が攻撃された場合、応戦するために集団的自衛権が必要」という詭弁。これも、真っ赤な嘘でした。小西議員の質問に対し、政府は「個々の国民を助けるために集団的自衛権は発動できません」と、あっさり否定しているのです。
目前で起きているイエメンへのサウジアラビア軍らの攻撃。米国は、日本人を含めた外国人はおろか、自国の米国民すら救出しようとしていません。自己責任で脱出してくれ、というのです。日本政府も、現地の邦人の救出に積極的に動こうとしていません。そんな中、中国海軍が日本人を救出。さらに米国民を含む多くの外国人を救出したのはロシアでした。
「え!? 米国は救出してくれないの!?」という声が上がるのは当然ですが、米国政府はホームページで、米国政府がヘリなどで救出作戦を展開してくれると期待するのは、「ハリウッド映画のシナリオ」と釘を刺しているほどなのです。
米軍が日本人の民間人を救出してくれるという前提自体が嘘だったのです。こうした嘘のオンパレードについても、インタビューでは詳細に迫っています。ぜひ、IWJの会員に登録していただき、インタビューの全編をご覧ください!
【IWJの会員登録はこちらから!】
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
…(後半へ続く)
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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
**2015.5.25 Mon.**
【IWJ_NIIGATA1】8:00~「月曜朝定例街宣・西村智奈美衆議院議員(民主党)」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-niigata1
※西村智奈美衆議院議員による定例街宣の模様を中継します。
【IWJ_FUKUSHIMA1】16:40~「鮫川村仮処分請求訴訟 第6回審尋後の記者会見」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukushima1
※鮫川村仮処分請求訴訟 第6回審尋後に行なわれる記者会見の模様を中継します。主催は、「鮫川汚染問題を考える会」。
【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見の模様をお伝えします。
【「これが戦争のリアルだ!」再配信シリーズ 第5弾・会員限定再配信】
20:00~「『核軍縮』を掲げ『戦争拡大』を進める米国の矛盾 ~岩上安身によるジャーナリスト・堤未果氏インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/wj/member/limited
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/98
※2011年2月28日、『もう一つの核なき世界』を執筆した堤未果氏に、岩上安身がインタビュー。堤氏は、自身の著書『もう一つの核なき世界』に触れ、2009年4月のプラハ演説でオバマ大統領自身が言及した「核なき世界」を中心とする核軍縮の流れと、それにも関わらず戦争を拡大しようとする米国の矛盾について語りました。
~~会員限定配信の視聴方法~~
1,会員限定視聴ページ( http://iwj.co.jp/wj/member/limited )へアクセス
2,登録メールアドレスとパスワードを入力
3,ページに表示されているパスワードを、視聴画面に入力
以上の手順で、ご視聴いただけます。ぜひ、ご覧ください。
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(前半の続き)…
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■インタビューで福島議員が鋭く指摘! 国民に重くのしかかる貧困化政策の数々
嘘と言いがかりと言葉遊びで国民を騙し、「戦争を何が何でもする国づくり」を進めるそのツケは、僕ら国民の生活に重々しくのしかかってきています。
この問題については、同じくこの三者鼎談インタビューのなかで、福島議員が鋭く追及しています。
政府は3月3日、働いた時間ではなく、成果に応じて賃金を決める『ホワイトカラー・エグゼンプション』の創設を柱とする労働基準法改正案を決定しました。日本はすでに、世界でトップ3の長時間労働の国にも関わらずです。
日本の過労死・過労自殺の労災件数は2年連続で増加し、過去最悪の水準。精神疾患の労災件数も過去最高を記録しています。脳・心臓疾患の労災申請件数は、毎年約800件、精神障害(過労うつ)の労災申請件数は過去最高で1409件にもなっています。
消費税増税にはじまり、生活保護の引き下げや、介護報酬の引き下げ、その他諸々、多種多様な社会保障費のカットに次ぐカット。大学生を奨学金地獄で苦しめ、一方で文科省の有識者会議は「苦しんでいる若者を自衛隊で就労体験させたら?」などと、まさに「経済的徴兵制」を進めようとする。
何の利益にもならない軍事国家化のために、国民の生活をどんどん困窮させ、財産をむしり取る。安倍政権の政策こそ、「国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底からくつがえされる」事態だと思うのですが、今こそ憲法9条に則り、個別的自衛権で対応しなければなりませんね。
5時間にも及ぶインタビューで、福島議員は他にも、「戦争法案」と批判して自民党に議事録の削除要求を受けた件や、この戦争法案自体の問題点を、分かりやすく解説し、指摘しています。
ぜひ、このインタビューの全編をご覧になっていただければと思います。動画全編は、会員の方であればこちらの記事から、一般会員であれば1カ月間いつでも、サポート会員であれば無制限にいつでもご視聴可能です。
・2015/05/21 「集団的自衛権行使容認の閣議決定」が覆る決定的根拠! 「昭和47年政府見解」の知られざる真実を小西洋之議員が暴露!!
福島瑞穂×小西洋之×岩上安身による戦争法案特別鼎談
http://iwj.co.jp/wj/member/archives/35022
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■TPP交渉差止・違憲訴訟にご参加を! そして、資料の和文英訳戦士も大募集!!
山田正彦元農水相や岩月浩二弁護士らが弁護団共同代表を務める、「TPP交渉差止・違憲訴訟」。我らが岩上代表も、先陣を切って原告に名を連ねました。
TPPに対する違憲訴訟というのは、世界でも初めてのこと。国会議員が原告に名を連ねるというのも、初めてのこと。ということで、世界から大注目を浴びています。
ということで、世界中のTPPに反対する方々から、訴状を英訳して欲しい! 自分の国でも参考にしたい! という声が多く届いています。さらに日本語に未翻訳の英文資料もたくさんあります。即刻「あいわかった!!」と翻訳作業を始めたいところなのですが…、違憲訴訟の会も有志の手弁当で活動し、潤沢な資金があるわけではありません。我々IWJも、財政状況が厳しいのは、皆さん、ご承知の通りです。
訴状を英訳する作業は、違憲訴訟の会で行うことになりましたが、IWJには、英文資料の日本語への翻訳をしてくださる方の募集を呼びかけてほしい、と依頼がありました。
そこで、この翻訳作業を、ぜひともボランティアでお手伝いしていただける方を大大大募集いたします!!
専門的な単語も多いので、大変だと思いますが、腕に覚えのある方、以下のメールアドレスまで、ぜひ、ご連絡ください!
→ office@iwj.co.jp
なお、訴状本文は以下の記事からご覧になれます!
・2015/05/15 「TPP秘密主義=違憲」TPP交渉差し止め・違憲確認を求め国会議員を含む1063人もの原告が国を提訴!――「日本にとってのTPP交渉は、実に不利な中身で進んでいる」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/245605
また、翻訳のスキルはないけど、なんとかこの動きを支援したい、という方も、大勢いらっしゃると思います。この「TPP交渉差止・違憲訴訟の会」は、原告を募集しています。原告とまではいかなくても、陰ながら応援したいという方のために、会員も募集しています。ご支援、カンパも常に募集中です。こちら、以下の会HPより、ぜひぜひ、ご参加ください!
・「TPP交渉差止・違憲訴訟の会」ホームページ
http://tpphantai.com/#oubo
【関連記事はこちら!違憲訴訟の動きを、ぜひ知っていただければと思います!】
・2015/05/19 TPPに反する法律は廃止され、将来にわたって立法できなくなる」
岩上安身による「TPP交渉差止・違憲訴訟の会」弁護団共同代表・岩月浩二氏インタビュー(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/246065
・2015/05/15 政府がTPPの一般向け説明会を初めて開催 反対派の主張を「間違い」「都市伝説」と否定するも、矛盾と疑問拭えず
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/245604
・2015/03/22 【北海道】遺伝子組み換え食品の学校給食が始まろうとする韓国は数年後の日本の未来か!?――TPP反対派が1000人超の集会~孫崎享氏、山田正彦氏ら「ISD条項による主権侵害」を危惧
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/243198
・2015/02/08 「今、行われているのは農家の安楽死、いや、虐殺です」──窮地に追い込まれた日本の農業、生き残りをかけた「民衆の農業」とは?~岩上安身による農業ジャーナリスト大野和興氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/231297
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■え、岩上さんがスピーチ!? 「No TPP!! フェス ~守ろう! 命と暮らしと未来~」にぜひお越しください!
明日5月26日、代々木公園で「No TPP!! フェス ~守ろう! 命と暮らしと未来~」が行われます。違憲訴訟の会の山田正彦元農水相や、PARC事務局長の内田聖子さんらが駆け付け、分かりやすく、TPP反対を訴えます。
そして今回、このイベントに岩上さんが登壇し、なんと8分間のスピーチを行うことになりました!
岩上さんのインタビューや講演、記者会見での質問、テレビでのコメント、招かれた場での簡単な挨拶は僕も聞いたことがありますが、観衆を前にした「スピーチ」というものは、見たことがありません。
声を張り上げて訴えるのか、意外にも囁くような感じでいくのか、はたまたそのどちらでもないのか…。とても気になります。
こちら、15時半からは餅つきや野菜販売が行われます。この時期にお餅が食べられるなんて、そうありません。フェスっぽいですね!
フェスですから、IWJも出店いたします! IWJグッズ、DVDもステッカーも本もシールもTシャツも、いつのまにか品数が増えてきました。何と言っても、こんな憲法違反のTPPに対する異議申し立てですから、『前夜』は必読ですよね! 当日、会場の売店で、岩上さんはサインも受け付けるはずです。ぜひ、ご来場ください!
このグッズの収益も、IWJの貴重な収入源です。ぜひご購入いただき、IWJの安定的な取材活動のご支援をしていただければ幸いです!
【「No TPP!! フェス~守ろう! 命と暮らしと未来~」】
15:30 餅つき、野菜販売など
16:00 ~ 19:30 代々木公園野外ステージ
20:00 代々木公園出発 ~ 神宮通り公園 / キャンドルデモ
主催:NO TPP!!フェス実行委員会
共催:TPP交渉差止・違憲訴訟の会
呼びかけ:
山田正彦 倉井香矛哉(文学研究者&音楽家) 斎藤まさし
魚ずみちえこ(Mamademo) くまがい野絵(Mamademo)
木村隆文(プロジェクト99%)
荒井潤(作家、シンガーソングライター)
ヒロオカアヤ(Mamademo) 廣岡知美(Mamademo)
内田聖子(PARC自由学校事務局長) 吉田美佐子 溝口眞里
安斎由紀子(From北海道) 吉川友子(From長野) 飯沼潤子
安田美絵(ルナオーガニックインスティテュート主宰)
菅野芳秀(山形・百姓 TPPに反対する人々の運動共同代表)
全国有機農業推進協議会、藤田和芳(大地を守る会代表)
マエキタミヤコ
柴田美根子(Mamademo) 飯野友妃(Mamademo)
登壇者: 山本太郎(参議院議員)
岩上安身(IWJ代表)
STOP TPP サルでもわかるおサル
喜納昌吉(ミュージシャン)
三宅洋平(ミュージシャン・ビデオ出演)
えみむめも
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■わとはぷ!のコーナーです。
今日5月25日は、1977年にスター・ウォーズシリーズ第1作『スター・ウォーズ』(後に『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』に改題)が米国で公開された日です。
僕は小学校時代に、なぜか道徳の授業で教師に観せられた記憶があります。そのくらい、世界中に多くのファンがいることで知られていますね。ですが正直な話、僕は初見では「退屈な映画だな~」としか思えませんでした。
意外に政治の話が中心で、誰と誰がどういう理由で戦い、この人はどの勢力で、などなど、設定が入り組んでいるんですよね。ルークが良い者で、帝国とダースベイダーが悪者で…というのは分かりましたが。いまいち映画にノれませんでした。
でも月日が経ち、エピソード1~3(新三部作)を劇場で観たら、自分のなかの評価は一変しました。
政治の話が多少理解できるようになってきた、というのがあると思いますが、最初は民主的だった国がどのように操られ、煽動され、汚い工作があり、いかに民主的な手法の範囲内で、軍事独裁国家(帝国)への道を歩んでいくか、その過程が分かりやすく描かれていたからです。
まさにナチスを連想しますが、この映画を観るとむしろそれは普遍的な、人である以上いつでも堕ちうる暗黒面なのだな、と感じます。
主人公のアナキンが、暗黒面に堕ちていく過程も、そういう意味でとても興味深いものでした。
なので、今の日本の状況下で観るとしたらむしろ、軍事帝国が完成したその後を描いた、旧三部作の方かも知れませんね。安倍政権はもう、新三部作で言うとエピソード3のラスト10分位の所まで来てしまったように思いますから。
ダークサイドに落ちるか、落ちないで踏みとどまるかは、一人一人の心の持ちようなのだと、今、まさに痛感します。
ということで、今日も一日、フォースと共にあらんことを!
IWJをよろしくお願い致します!
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/ 】
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