日刊IWJガイド 2015.3.5日号 ~No.904号~


■■■ 日刊IWJガイド 2015.3.5日号 ~No.904号~ ■■■
(2015.3.5 8時00分)

おはようございます。今日から沖縄に発ちます! ぎぎまきです。

体調が回復した岩上さんに、「取材に行ってきます」と報告して飛び立てれば良かったのですが、残念ながら、岩上さんは今も東京の事務所から離れた場所で静養中です。

IWJと言えば、岩上さん。ジャーナリスト、岩上安身が一から作り上げたメディアですから、リーダーが倒れた今、これまでのような発信力が失われ、IWJへの期待値が下がってしまった方もいるのではないかと率直に思います。

岩上さん自身も、IWJも、これまでも、みなさまから応援や支援をいただきながら、何度も窮地を乗り越えてきました。岩上さん自身も、きっと病気から立ち直ってくれると信じていますし、IWJも、スタッフ一同、今回も踏ん張り、必ず乗り越えます! と胸を張って言えればいいのですが、岩上さん不在の今、正直、不安です。

岩上さんは今、ジャーナリストとして、表に立って、IWJの看板として情報発信することはできません。それでも、私たちスタッフがそれぞれにがんばり、及ばずながらも情報を発信することはできます。

しかし、組織を運営することは全く別の話で、岩上さんの代わりはいません。岩上さんが組織の運営に携われなくなったら、IWJはすぐにでも迷走して、潰れてしまいます。

可能な限り仕事とは距離を置くようにと、医師から念押しされているものの、倒れて以降も、岩上さんはずっと組織のリーダーとしての役割をひそかに果たしてきました。

私たちが指示を仰ぐと、病床でも素早く判断し、指示を下してきたのです。裏を返せば、それだけ、組織運営の負担を岩上さん一人に負わせてきたということ。

このピンチを私たちスタッフは、本当にチャンスに変えることができるのか。自分自身について言えば、ここで、その重荷を分け合うことができるのか。具体的に考え出すと、とても心細くなります。これが、今の私の心情です。

ですが、私は今日から沖縄です。まず、カンパや寄付という形で、沖縄取材の実現に力を貸して下さったみなさま、本当にありがとうございました。沖縄では、現地スタッフに協力を仰ぎながら、4日間という時間をフルに活用し、新基地建設をめぐり日々繰り広げられている動きを取材します。

道中、出会う方々に突発的に話を聞く機会もあると思います。中継は断続的になると思いますが、開始時には、twitterのスタッフアカウント(@iwakami_staff)で告知します。できる限り素早く記事にもまとめようと思っていますので、ぜひ、ご覧いただければと思います。

また、大変恐縮ではありますが、引き続きのご支援も何卒、宜しくお願いいたします。

寄付・カンパのお願い
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆

本日のIWJの中継番組表を送ります。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もありますのでご了承ください。

**2015.3.5 Thu.**

【Ch2】17:30~「東京電力 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力の定例会見

【Ch4】12:15~「【児相問題】晃華学園事件 第一回口頭弁論後の報告会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※児童相談所問題に関する、第一回口頭弁論後の報告会を中継します

【Ch5】 16:00~「福島第一原発における労働災害に関するヒアリング」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※東京大学教授 縄田和満氏、東京電力、厚生労働省、資源エネルギー庁らから、福島第一原発における労働災害に関して、ヒアリングを行なう。国会議員らが出席

【IWJ_FRANKFURT】17:00(日本時間)~「脱原発から再生可能エネルギーへの『エネルギー転換』を求める国際会議 ―宗教諸団体は気候保護に向けてどのような貢献ができるか?― 3日目」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-frankfurt
※皆さまからのカンパによって昨年に引き続き中継が実現します。フランクフルト現地時間で9時より開始。原発の廃止、再生可能エネルギーへのシフトの活動をしている、仏教、キリスト教、イスラム教といった異なる宗教の代表や市民の団体が、ヨーロッパやアジアから集まって開催する会議で、日本語訳もつきます。3日目の今日は「日本でのキリスト教徒による反原発運動」と題したプログラム等を予定。
※プログラムは、2015年2月20日現在のもので、緊急な事情によって変更する場合があります

【Ch6】18:30~「連続セミナー『温室効果ガス削減の可能性をさぐる~新たな目標設定と政策の実施にむけて~』第2回 HFC等Fガス削減の課題」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※西薗大実氏(群馬大学)、 桃井貴子氏(気候ネットワーク)らがスピーカー。主催は、「気候ネットワーク」

【IWJ_KYOTO1】18:45~「戦争する国にしない、させない!3・5緊急学習講演会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※渡辺治氏(九条の会事務局 一橋大学名誉教授)が講演。主催は、「憲法9条京都の会」

【会員限定配信】19:00~「『歴史修正主義者達は、自分自身の民族観に怯えて虐殺を必死に否定している』~岩上安身による能川元一氏インタビュー 第一部~南京大虐殺」
視聴URL: http://iwj.co.jp/wj/member/limited
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/127694
※2014年2月28日に行われた「岩上安身による能川元一氏インタビュー 」を再配信! 膨大な歴史史料を研究し、「歴史修正主義者」の発言の嘘を告発し続ける哲学者・能川元一氏に、岩上安身が単独インタビューを行ないました

~関連記事はこちら~

・【IWJブログ・特別寄稿】「南京虐殺否定論」の虚妄をふりまく「産経」は、サンフランシスコ講和条約「破棄」の覚悟があるのか!?(前編)能川元一・大学非常勤講師
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/235978
・【IWJブログ・特別寄稿】「南京虐殺否定論」の虚妄をふりまく「産経」は、サンフランシスコ講和条約「破棄」の覚悟があるのか!?(後編)能川元一・大学非常勤講師
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/236194

~~会員限定配信の視聴方法~~

1,会員限定視聴ページ( http://iwj.co.jp/wj/member/limited )へアクセス
2,登録メールアドレスとパスワードを入力
3,ページに表示されているパスワードを、視聴画面に入力

以上の手順で、ご視聴いただけます。

まだ会員になっていない方は、ぜひ会員登録をして、会員限定配信をご覧ください。

IWJ会員登録はこちら
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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(前半の続き)…

■IWJで一緒に働いてみませんか

火曜日発行のガイド挨拶文の終わりに、3月は、IWJを去るスタッフが何人かいることから、別れの季節だという話を書かせていただきましたが、この度、経理や事務などに急な欠員が出ることになったため、新しいスタッフを急募することになりました。

下記、募集フォームに詳細を掲載しています。一緒に働いてもいいよという方がいたら、応募をお待ちしています!!

——IWJ レギュラースタッフ 募集フォーム——
http://bit.ly/1ALJypQ

■歴史修正主義をぶった切る!能川元一氏インタビュー3夜連続再配信!

本日の中継内容を一部、ご紹介します。

今日から3夜連続で、能川元一氏インタビューを会員限定配信します。能川氏は先日、産経新聞が展開していた「南京大虐殺否定論」への反論記事をIWJに寄稿してくださいました。

【IWJブログ・特別寄稿】「南京虐殺否定論」の虚妄をふりまく「産経」は、サンフランシスコ講和条約「破棄」の覚悟があるのか!?(前編)能川元一・大学非常勤講師
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/236194

産経新聞は、昨年12月24日から、南京虐殺はなかったという記事の掲載をスタート。2月15日の誌面では一面トップで、大々的に否定論を打ち出しました。南京攻略戦に従軍した、元日本兵の「虐殺は見なかった」などの証言を紹介したのです。能川氏は元日本兵の証言の信憑性を問うのではなく、根拠には不十分な証言を元に、産経が拡散しようとした南京大虐殺否定という思惑と、恣意的なテクニックを炙りだすことによって、産経の虚妄にメスを入れています。

終戦70年にあたる今年、安倍首相は新たな談話を発表する予定です。2月25日には、談話についての有識者懇談会を開きました。「歴代政権の談話を全体として引き継ぐ」としている安倍首相ですが、「侵略」という言葉を談話からなくすかもしれないという話も聞こえてきています。

スタッフの佐々木記者が、能川さんのこの記事について、「今年一番、拡散していかなければいけない記事だ!」と力を入れて語っていたほどです。記事を読むのと同時に、今夜からの再配信をぜひご視聴下さい。

再配信は、夜7時から、会員限定配信です。
この機会に、会員登録を希望される方は、ぜひこちらのページからお願いします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■わとはぷのコーナーです。What happened today?

ちょっと明るく軽めの話題がいいな~と思って調べてみたのですが、残念ながら、過去1000年を遡っても、3月5日という日に、目立って明るいニュースはありませんでした。強いて言えば、1881年の今日、ハワイのカラカウア国王が来日したこと。実は、日本が、史上初めて迎え入れた外国の国家元首が、カラカウア国王だったことは、ちょっと楽しい発見でした!

カラカウア国王はこの年、諸外国との外交関係を改善するため、日本以外にも、中国やインド、エジプト、イタリア、ベルギー、ドイツ、フランス、イギリスなどを歴訪しています。3月5日に訪れた日本では、明治天皇に面会。そして、カイウラニ王女と山階宮定磨王(のちの東伏見宮依仁親王)の政略結婚を要請したそうです。

他にもハワイ経済のために、アメリカと積極的に交渉したり、ポリネシア帝国構想を抱き実現に動くなど、精力的な政治的努力を重ねてきた人物。また、キリスト教宣教師によって禁止されていた「フラ」を復活させたのも、カラカウア国王の功績とか。

昔話にこうして、想いを馳せることは、ロマンがあってでいいですよね。たまには、現実から離れてちょっと頭を休息させるのも大切です。全く意味はありませんでしたが、箸休め的な流れで、カラカウア国王のエピソードを紹介させていただきました。

それでは、みなさま、今日もIWJを何卒、宜しくお願いします。

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

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