日刊IWJガイド 2014.10.13日号 ~No.761号~


■■■ 日刊IWJガイド 2014.10.13日号 ~No.761号~ ■■■
(2014.10.13 8時00分)

おはようございます!!IWJでTPPを常に監視している佐々木隼也と申します。

最近のIWJは、過去1万本以上のアーカイブを見直し、整理し、Ustreamアーカイブをダウンロードし素材を保護する「Ustreamアーカイブ保存再アップ対策本部」を立ち上げ、てんやわんやの日々を送っています。10月10日の保存期間は10月末までは延長されましたが、作業に取り組んでみると、そう簡単なことではなく、四苦八苦しています。

僕は、連日ご助力くださるボランティアさんたちにお出しするために購入したお菓子の余りものを「おすそわけ」でいただきつつ、原稿を書いており、ちょっと体重がオーバー気味です。これが食欲の秋というものなのですね。カントリーマアムは美味しいです、本当に。

過去の動画を見返していると、3年前、4年前に色んな人が警鐘を鳴らして悪夢が、今、現実のものとなってしまっていることに愕然とします。原発、沖縄の基地問題、経済問題、そしてTPP…。多くの人が問題点を指摘し、多くの人がそれを理解しているはずなのに、なぜ、日本は自ら悪い方悪い方へと突き進んでしまうのでしょうか。

本日は、その一つの、そして大きな答えを提示する、必見のインタビューがあります。

孫崎享さんの「戦後史の正体」、前泊博盛さんの「日米地位協定入門」、吉田敏浩さんの「検証:法治国家入門」、IWJでもその都度インタビューなどで取り上げた、これら「〈戦後再発見〉双書」シリーズの産みの親として企画・編集総責任者を務めた、矢部宏治さんに、17時から岩上さんがインタビューを行います。

矢部さんは、10月24日に「日本はなぜ『基地』と『原発』を止められないのか」という本を発売します。

一足先に試し読み版をいただき、読み進めているのですが、「〈戦後再発見〉双書」シリーズの集大成とも言うべきその内容に、岩上さんとともに「うーん…」とうなりっぱなしです。

なぜ、日本の首相は絶対に公約を守れないのか?
なぜ、人類史上最悪の原発事故を起こした日本が、いままた再稼働に踏みきろうとしているのか?
なぜイラクから戦後8年で撤退した米軍が、2014年の今、沖縄で新たな基地を建設し始めているのか?

多くの「なぜ?」に満ち溢れた今の日本の政治、そんな「大きな謎」を解くべく、矢部さんは歴史資料を集め、様々なピースを繋ぎあわせながら、戦後日本を貫き、串刺しにしている日米間の「大きな闇」を明らかにしています。

なぜ、政府は国民の知る権利を奪うような「秘密保護法」の施行を急ぐのか?
なぜ、集団的自衛権の行使容認に前のめりなのか?
そしてなぜ、日本はTPPで多国籍企業の草刈場になることを厭わないのか?

安倍政権が、日本の官僚が、そして米国が何をしようとしているのか。「大きな闇」に光を当て、日本の過去と現在をたじろがずに直視することで、日本の未来の切り開き方を真剣に考える、そんなインタビューになるのではないかと思います。

なにやら思わせぶりな書き方になってしまい、申し訳ございません!
とにかく、本日夕方からのインタビューは必見です。ぜひ、Ch1でご覧ください!

さらに… (後半へ続く)

◆中継番組表◆

本日のIWJの中継番組表を送ります。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もありますのでご了承ください。

**2014.10.13 Mon.**

※東電会見は祝日のため、翌14日に開催します

【フルオープン再配信・Ch1】14:30~「[IWJ日米地位協定スペシャルVol.1] 岩上安身による『日米地位協定入門』著者 前泊博盛氏インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/63401
※2013年3月5日に行われた、『日米地位協定入門』の著者である前泊博盛氏へのインタビューを再配信いたします。オスプレイの強行配備から普天間基地の辺野古への移設問題、また原発再稼働からTPP交渉参加まで、「日米地位協定」を切り口に、日米間に横たわるいくつもの政治的課題について、語っていただきました

~関連記事~
・2010/10/26 琉球新報・前泊氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/1376
・2014/06/19 米軍基地の負担を強いられてきた沖縄からみる集団的自衛権への異論、憲法を軽視する安倍政権を前泊氏が批判
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/147515

【IWJ_KYOTO1】15:00~「公開講演会ラジ・スラーニ『ガザに生きるー尊厳と平等を求めて』」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※京都大学で開催される、パレスチナを代表する人権活動家であるラジ・スラーニ氏の講演会。京都大学大学院人間・環境学研究科 岡真理研究室主催で、「ガザに生きるー尊厳と平等を求めて」をテーマに行われる

~関連記事~
・【IWJ特報165~169号】何よりガザ封鎖解除を 尊厳ある生への戦い~京都大学教授・岡真理氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/172310

【Ch1】17:00~「岩上安身による『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』著者・矢部宏治氏インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※Amazon・日米安全保障ジャンルのベストセラーで1位になっている、『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』の著者である矢部宏治氏へのインタビューを中継いたします

(前半の続き)…矢部さんのインタビューの「予習」として、本日14時30分からは、「〈戦後再発見〉双書」シリーズ第一弾である、「日米地位協定入門」の著者である前泊さんのインタビューを再配信します。

(記事URLはこちら)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/63401

再配信後は、会員以外の方にも24時間は動画を全公開しますので、「復習」として、またこの無茶苦茶な「日米地位協定」について全く知らなかった方も「発見」の機会として、ぜひ、観てみてください!24時間以内に視聴できなかった方も、会員登録していただければ、アーカイブをご覧になれます!ぜひ、この機会にIWJの会員となって、ご支援ください!

アーカイブ整理に追われる毎日ですが、もちろん、日々の取材も続けています。先日10日には、「吉田調書」をめぐり記事取り消しと関係者の厳正な処分を発表した朝日新聞社に、「抗議」の申し入れをした、中山武敏弁護士に、ショートインタビューをさせていただきました。

テキスト記事を掲載したので、ぜひ観てみてください。

・2014/10/10 「吉田調書」朝日新聞記事取り消し問題 「誤報ではない」「厳正な処分は不当」弁護士200人が申し入れ
~呼びかけ人・中山武敏弁護士インタビュー(聞き手:佐々木隼也記者)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/180908

中山弁護士は、横行するメディアによる「朝日バッシング」と、朝日新聞自体の過剰な「自主規制」が、報道の信用を失墜させ、結局は「一部の人」に利することになってしまう、と警鐘を鳴らしました。

報道を萎縮させ、国民の「知る権利」や「報道の自由」を制限することで得をするのは誰か――。

それを解き明かしたのが、岩上さんと、梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士が12回にわたり自民党の憲法改正草案を徹底的に読み解いた鼎談です。この鼎談を一冊にまとめた『前夜』は、IWJのサイトでご購入いただけます。この機会に、ぜひ読んでみてください。

※IWJグッズのご購入はこちら
http://iwj.co.jp/shop/goods/main.html

現在IWJでは、26日に投開票が行われる福島県知事選を精力的に取材しています。候補者全員が「県内の即時廃炉」を掲げていますが、「なぜ日本は原発を止められないのか」という視点から見ると、各候補がまったく違う主張・政策を掲げていることが分かります。

その意味で、(繰り返しになりますが)本日の矢部さんへのインタビューは必見です。

そして、インタビュー後は、以下の福島県知事選の特集ページにまとめられている、各候補の動画、討論会の模様をおさらいしてみてください。

・2014年 福島県知事選挙
http://iwj.co.jp/feature/senkyo/fukushimaken2014

そして沖縄でも、10月30日告示(11月16日投開票)で県知事選がスタートします。もちろんIWJは全力で取材します。岩上さんも、本日、矢部さんのインタビューを終え、明日の「モーニングバード!」に出演したら、その足で沖縄へ飛び、県知事選各候補予定者のインタビューを行います(台風19号の影響が心配されますが)。

もちろん、取材には、機材の他に、移動や宿泊など、IWJにとっては決して小さいとはいえない経費がかかります。16日にはさらに、平山茂樹記者と石川優記者が、福島第一原発の入構取材を行います。こちらも、手間と経費がかかります。ぜひ、皆さまからご支援いただけますよう、改めてお願いいたします。

※寄付・カンパのお願い
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

こうした通常&イレギュラー業務に加え、10月末は決算の期末。そこに先ほど紹介した「アーカイブ整理プロジェクト」が重なり、スタッフの業務はハードパンク状態です。

しかし、報道メディアとして、取材や中継の量は意地でも減らすわけにはいきません。そこでIWJでは、現在、取材を行ったりテキストの取りまとめを行う記者・編集者、アップロードを行うWeb動画スタッフ、経理スタッフ、そしてバックヤードで全体の業務を支える事務スタッフを募集しています。以下の応募フォームから、ご応募ください!

とりわけ、事務を長期にわたってつとめてくださる方、ぜひ、お願いします!記者やレポーターが表立って活躍しているように見えますが、実はIWJの業務を底支えしてくれているのは、「縁の下の力持ち」として地道に支えてくれる事務スタッフの存在です。

※IWJ臨時スタッフ募集フォーム
http://bit.ly/1hVsSCe

IWJの活動は、定額会員の皆さまの会費と、カンパ・ご寄付によって成り立っています。市民に支えられた独立メディアとして、今後も可能な限り、可能でなくても、精一杯、情報発信に努めたいと思っています。どうぞ、IWJの定額会員にご登録いただき、IWJの活動を支えてください。

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それでは本日も、どうぞよろしくお願いいたします!!!!台風なんかに負けてはいられませんよー!!!!!!!!

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