日刊IWJガイド・非会員版「イランの防空力の破壊は『イランを無防備にすることが目的』とイスラエルのガラント元国防相! 米国とともに対イラン戦争を準備!?」2024.12.17号~No.4406


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~シリアの防空力の徹底破壊に続き、今年10月26日のイスラエルによるイランへの報復攻撃は、「将来(本格的な侵攻の)のために、イランを無防備にすることが目的だった」と、イスラエルのヨアブ・ガラント元国防相が証言! イスラエルは防空網を徹底的に破壊したため、イランを、ガザやレバノンと同じくらい容易に攻撃できる! 脆弱化したイランが核保有に走れば米国とイスラエルが躊躇せず軍事行動に! トランプ次期大統領は、任期中にイランとの戦争になる可能性について、「何が起きてもおかしくない」と「前のめり」の発言!

■12月は13日までの13日間で、29件、42万4100円のご寄付・カンパをいただきました。ありがとうございます! これは月間目標額の約12%に相当します。11月のご寄付・カンパの金額は150万4000円と月間目標額の43%しか集まらず、IWJの財政は大ピンチです! 11月からカンパの月間目標額を400万円から350万円に下げたのですが、8月からの今期第15期は、4ヶ月連続で未達です!「IWJしか報じていない情報」自体は激増中です! IWJが活動を続けられますように、ぜひ、この年末の12月こそは、無事に年を越せますように、緊急のご支援をお願いいたします!

■【中継番組表】

■本日午後7時より、「激戦の地ドンバスまで足を運び、自分の目と耳で調査した『学者魂』の研究者に聞く! 第2次トランプ政権でウクライナ政策が見直される今だからこそ、日本も、2014年のユーロマイダン革命にまで立ち返って現在に至る経緯を検証する必要がある! 岩上安身によるインタビュー第1173回 ゲスト 東京大学法学部教授の松里公孝氏 第1部」を撮りおろし初配信します! 配信終了後、会員向けIWJサイトのアーカイブにアップします!

■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

■【第1弾! トランプ次期米大統領の指示で、NATOのルッテ事務総長が、ウクライナ和平と戦後の平和維持軍について話し合うため、欧州各国首脳をブリュッセルに招集! ポーランドは平和維持軍への参加を拒否!】『タイム』誌の「今年の人」に選ばれたトランプ氏は「米政府関係者とミーティングがあった」とした上で「先月殺された兵士の数は、ロシア人も、ウクライナ人も、驚異的な数であり、その数はほぼ同数だった」と明らかに! しかし西側メディアは一切報じず!(『ウォール・ストリート・ジャーナル』、2024年12月13日)

■【第2弾! イスラエルのシオニスト内閣が、不法占領のゴラン高原の入植者倍増計画を全会一致で承認! ネタニヤフ首相は「定住し続ける」と宣言!】サウジ、リヤド、カタール、UAEは、「シリアへの侵略の新たな一幕」「占領を拡大する国際法違反」と、一斉に非難!(『タイムズ・オブ・イスラエル』、2024年12月16日)

■Meiji Seikaファルマのレプリコン・ワクチン市販2ヶ月後調査で死亡、障害、死亡又は障害につながるおそれのある重篤な副反応が2例も発生! これまでにない副反応「高拍出性心不全」が90代女性2人に! 販売を許可した独立行政法人医薬品医療機器総合機構の審査報告書には重大な欠陥が!
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■はじめに~シリアの防空力の徹底破壊に続き、今年10月26日のイスラエルによるイランへの報復攻撃は、「将来(本格的な侵攻の)のために、イランを無防備にすることが目的だった」と、イスラエルのヨアブ・ガラント元国防相が証言! イスラエルは防空網を徹底的に破壊したため、イランを、ガザやレバノンと同じくらい容易に攻撃できる! 脆弱化したイランが核保有に走れば米国とイスラエルが躊躇せず軍事行動に! トランプ次期大統領は、任期中にイランとの戦争になる可能性について、「何が起きてもおかしくない」と「前のめり」の発言!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 6月14日付『ANNニュース』は、『ロイター』の報道を引用し「13日夜、シリアの首都ダマスカスで大きな爆発がありました。イスラエルによる攻撃とみられています」と報じました。

 また、この『ANNニュース』は、中東のメディア『アル・アラビーヤ』を引用して、「イスラエル軍が13日夜、ダマスカス近郊のシリア軍部隊の拠点を空爆した」とも報じました。

※シリア首都で大きな爆発 イスラエルによる攻撃か【スーパーJチャンネル】(2024年12月14日)(ANN news、2024年12月14日)
https://www.youtube.com/watch?v=BUQBRRZc0-8

 この「爆発」について、『アルジャジーラ』は「ライブアップデート」で、13日夜、「ダマスカスで大きな爆発音が聞こえ、ジャーナリスト達が宿泊しているホテルが揺れた。その後、弱い爆発音が数回続いた」と報じています。

 『アルジャジーラ』は、「状況が詳しくわかればお伝えする」としていますが、今のところ続報はありません。

※Explosions heard in Syrian capital(ALJAZEERA、2024年12月13日)
https://www.aljazeera.com/news/liveblog/2024/12/13/syria-live-news-un-chief-calls-for-halt-to-israeli-air-strikes-on-syria

 12月14日のこの『日刊IWJガイド』でもお伝えしましたが、シリアのアサド政権崩壊後、イスラエルはシリア全土を徹底的に空爆しています。イスラエル軍は12日、「シリア全土の旧アサド政権の防空システムの86%を破壊し」「(シリアで)完全な制空権を獲得した」と発表しています。

※【スクープ! ゴラン高原から非武装緩衝地帯を越えてシリアへ侵攻したイスラエル軍! ネタニヤフ首相が「一時的なもの」だと表明した12月8日の声明について、『ハアレツ』が「英語版ではこれを『一時的な』措置と表現したが、ヘブライ語版では、そうは表現しなかった」と暴露!】連日のシリアへの爆撃で「シリア上空の完全な制空権を獲得した」イスラエルは、「イランの核施設攻撃を狙っている」との軍当局者の情報も!!(『ハアレツ』、2024年12月9日)(日刊IWJガイド、2024年12月14日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20241214#idx-5
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54227#idx-5

 シリアの政治的混乱に乗じて、イスラエルがゴラン高原の非武装緩衝地帯を越境し、シリア領内を不法に占拠していることや、シリア全土を空爆していることについて、イスラエル側は、「旧アサド政権の武器が、イスラエルに敵対する勢力の手に渡らないようにするため」だと主張しています。

 これに対して、シリアで政権を握った暫定政府の中心である、HTS(シャーム解放機構)の指導者アフマド・アル=シャラー(旧名アブ・モハメド・アル・ジャウラニ)氏は、14日、「(アサド政権と敵対していた)イスラエルには、もはや、シリアを空爆する理由はない」と、イスラエルを非難しました。

 12月14日付『タイムズ・オブ・イスラエル』は、14日、シリアのテレビニュースチャンネルでのインタビューで、シャラー氏が「シリア領土に対する最近のイスラエル国防軍の攻撃は、越えてはならない一線を越えており、この地域で不当な緊張激化を招く恐れがある」と語ったと報じています。

※Syrian rebel leader: Israel has ‘no more excuses’ to strike, we don’t seek conflict(THE TIMES OF ISRAEL、2024年12月14日)
https://www.timesofisrael.com/syrian-rebel-leader-israel-has-no-more-excuses-to-strike-we-dont-seek-conflict/

 前述の12月14日の『日刊IWJガイド』では、シリアの防空力を完全に破壊し、制空権を手にしたイスラエル国防軍が、「イランの核施設を攻撃する機会があると考えている」と、軍当局者が明らかにしたこともお伝えしました。

 12月14日付『ワシントン・ポスト』は、この「イランの核施設攻撃」という情報を裏付けるかのようなオピニオン記事を掲載しています。

 11月に解任されたイスラエルのヨアブ・ガラント元国防相が、『ワシントン・ポスト』の外交問題コラムニストのデビッド・イグナティウス氏とのブリーフィングで、「10月26日にイスラエルが行ったイランへの報復攻撃は、将来のために、イランを無防備にすることが目的だった」と語ったのです。

※イスラエルが10月26日未明にイランへの報復攻撃を実施! イラン兵4人を殺害! イスラエルは「イラン国内の軍事施設20ヶ所を攻撃した」と主張しているが、イラン側は「3ヶ所の軍事基地が攻撃を受けたがうまく防御し、損害は軽微」と反論! 米ホワイトハウスは関与を否定しているが、イランは「イスラエルはイラク領空から攻撃、イラク領空を管理している米軍の関与は明らか」と非難!(日刊IWJガイド、2024年10月28日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20241028#idx-5
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54058#idx-5

 イスラエル軍は、この10月26日の攻撃で、120機もの戦闘機を使い、テヘランを防衛する防空レーダーや対空砲台、弾道ミサイルの燃料を生産する主要工場を標的にしました。

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■12月は13日までの13日間で、29件、42万4100円のご寄付・カンパをいただきました。ありがとうございます! これは月間目標額の約12%に相当します。11月のご寄付・カンパの金額は150万4000円と月間目標額の43%しか集まらず、IWJの財政は大ピンチです! 11月からカンパの月間目標額を400万円から350万円に下げたのですが、8月からの今期第15期は、4ヶ月連続で未達です!「IWJしか報じていない情報」自体は激増中です! IWJが活動を続けられますように、ぜひ、この年末の12月こそは、無事に年を越せますように、緊急のご支援をお願いいたします!

 12月になりました。12月は、1日から13日までの13日間で、29件、42万4100円のご寄付・カンパをいただきました。ありがとうございます! この額は、単独月間目標額350万円の約12%にあたります。

 IWJの今期第15期も、5ヶ月目です。11月からは、より一層、支出を絞り、ご寄付・カンパの月間目標額を400万円から350万円に下げることといたしました。

 11月は、30日間で、85件、150万4000円のご寄付・カンパをいただきました。ありがとうございます! しかし、この額は、単独月間目標額350万円の43%にとどまってしまいました。1年の3分の1が終わり、先月11月は、半分に満たなかったのは、厳しい状態であると言わざるをえません。

 今年8月1日からのIWJの今期第15期のご寄付・カンパの月間目標額に対する達成率は、8月は39%、9月は58%に続いて、10月も90%と目標額には到達しませんでした。そして11月は、43%と、4ヶ月連続の未達です。非常に苦しい状態です。

 第15期が、赤字とならないようにするために、無料でご視聴の方は、有料会員登録と、緊急のご寄付・カンパによる、財政難のIWJへのご支援をよろしくお願い申し上げます!

 11月は、コロナ後遺症と思われる体調不良から、養生しつつも、少しずつ回復しつつある岩上安身によるインタビューを複数、配信いたしました。12月も、インタビューの予定が入っています! 初配信の日程は、決まり次第、告知いたします! 全編視聴は、会員のみとなることが多いので、会員登録してご視聴ください!

 また、インタビューを、お見逃しになった方も、会員であれば2ヶ月間全編視聴が可能です!

 サポート会員ですと、過去のすべてのコンテンツについて、いつでも、いくつでも御覧になれます!

 皆さま、会員登録をよろしくお願いします!

※会員登録のご案内
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 11月末現在、IWJ会員の総数は2102人、このうちサポート会員の方は802人でした。ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします! 会員総数が5000人、そのうちサポート会員が2000人いてくれたら、IWJの経営は格段に安定します!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
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 年間費をまとまってお支払いいただければ、12ヶ月中2ヶ月分がサービスとなります。即ち、一般会員が月1100円で、年間だとその12ヶ月分1万3200円のところ、一括払いなら、1万1000円(消費税込み)となります。

 同じくサポート会員が、1ヶ月3300円で、毎月支払ってゆくと、12ヶ月で3万9600円のところ、一括払いですと、3万3000円(消費税込み)ですみます! 2ヶ月分おトクです! ぜひ、ご検討ください!

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

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 どうぞ、皆さま、米国に操られたまま、無謀な戦争へと向かう日本の対米従属権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えしてゆく独立メディアIWJの活動をご支援ください!

 よろしくお願いします!

 岩上安身拝

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◆中継番組表◆

**2024.12.17 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】14:25~「岩屋毅 外務大臣 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 岩屋毅外務大臣による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた外務大臣関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%a4%96%e5%8b%99%e5%a4%a7%e8%87%a3

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◆中継番組表◆

**2024.12.18 Wed.**

調整中

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◆「2025年2月28日」まで、フルオープン! 動画をご視聴になり、記事をお読みになった方々は、ぜひ、この機会に会員登録をお願いします!◆

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米国政府と多国籍企業の意向・TPP条約で成立した種子法廃止法は、国民の食料への権利の侵害だと訴えた「種子法廃止等に関する違憲確認訴訟」の控訴審が結審し、来年2月の判決へ! 最終弁論で40分の意見陳述を行った山田正彦元農水相は、「米の供給不足が完全に解消されるなど、種子法制定当初における国家的要請への対応が完了した」との国側の主張に反論! 農水省の試算によれば「日本では2040年には359万トンもの米不足に陥る」と指摘!「種子法廃止は、私達を飢えに陥れかねない、天賦の権利を侵害するもので、絶対に認めてはならない」と熱弁!!(前編)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20241007#idx-6
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53982#idx-6

米国政府と多国籍企業の意向・TPP条約で成立した種子法廃止法は、国民の食料への権利の侵害だと訴えた「種子法廃止等に関する違憲確認訴訟」の控訴審が結審し、来年2月の判決へ! 最終弁論で40分の意見陳述を行った山田正彦元農水相は、「米の供給不足が完全に解消されるなど、種子法制定当初における国家的要請への対応が完了した」との国側の主張に反論! 農水省の試算によれば「日本では2040年には359万トンもの米不足に陥る」と指摘!「種子法廃止は、私達を飢えに陥れかねない、天賦の権利を侵害するもので、絶対に認めてはならない」と熱弁!!(後編)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20241008#idx-7
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53987#idx-7

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「『パンデミック合意』の中身は遺伝子製剤を使った儲け話の分け前。世界の保健とか、健康とか、ましてや命の話ではない! WHOは反社! 邪悪そのもの!! しかも日本はその主犯! WHOの親善大使・武見敬三氏が厚労大臣になって、バリバリ進めた!!」作られたパンデミックである「プランデミック戦争」から日本人の命を守るには!?~岩上安身によるインタビュー 第1167回ゲスト 立憲民主党・原口一博衆議院議員 2024.10.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/524918

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■本日午後7時より、「激戦の地ドンバスまで足を運び、自分の目と耳で調査した『学者魂』の研究者に聞く! 第2次トランプ政権でウクライナ政策が見直される今だからこそ、日本も、2014年のユーロマイダン革命にまで立ち返って現在に至る経緯を検証する必要がある! 岩上安身によるインタビュー第1173回 ゲスト 東京大学法学部教授の松里公孝氏 第1部」を撮りおろし初配信します! 配信終了後、会員向けIWJサイトのアーカイブにアップします!

 本日午後7時より、岩上安身による東京大学法学部教授・松里公孝氏インタビュー第1部を撮りおろし初配信します。

 ロシア帝国史、ウクライナなど旧ソ連圏の現代政治がご専門の松里教授は、2023年7月に、『ウクライナ動乱~ソ連解体から露ウ戦争まで』(筑摩書房)を上梓されました。

 同書は、命がけのドンバス現地での調査と、100人を超える政治家・活動家へのインタビューにもとづき、ウクライナ、クリミア、ドンバスの現代史を深層分析。ユーロマイダン革命(クーデター)、クリミア併合、ドンバスの分離政権と戦争、ロシアの対ウクライナ開戦準備など、その知られざる実態を内側から徹底解明した、他に類を見ない貴重な一冊です。

 2022年2月のロシア軍侵攻をもって、ウクライナ紛争が起きた、それ以前には何もなかった、とか、ウクライナに非はまったくないというデマだらけのプロパガンダに染まってしまい、嘘がめくれてきて、それが真実ではないとわかってきても、どうしても頭が切りかえられない人は、ぜひとも「中立的」な立場から、ソ連崩壊後からユーロマイダン・クーデター、そしてウクライナ紛争勃発から核戦争前夜の現在に至るまで、ひとつながりで説明している松里教授の書籍をお読みください。

 本を読むのはなかなかきつい、という場合は、ぜひインタビューを御覧ください。「ロシアのみ悪」という単細胞な決めつけから自由にならない限り、目がさめることはありません。

 インタビューは、この松里教授の著書に沿って、連続シリーズで進めていきます。

 詳しくは、ぜひ本日初配信のインタビューをご視聴ください。

 インタビューは、会員向けサイトのアーカイブにて、4日間、全公開で、その後はハイライトは公開、全編は会員限定となります。ぜひ、IWJの会員となって、全編を御覧ください。

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【撮りおろし初配信】19:00~
激戦の地ドンバスまで足を運び、自分の目と耳で調査した「学者魂」の研究者に聞く! 第2次トランプ政権でウクライナ政策が見直される今だからこそ、日本も、2014年のユーロマイダン革命にまで立ち返って現在に至る経緯を検証する必要がある! 岩上安身によるインタビュー第1173回 ゲスト 東京大学大学院法学政治学研究科・松里公孝教授 第1部
視聴URL:https://iwj.co.jp/wj/open/archives/525951

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 ハイライトは、YouTubeの以下のMovie IWJのチャンネルで御覧ください。

※【ハイライト】岩上安身による松里公孝・東京大学法学部教授インタビュー
https://youtu.be/ACSIQgDD9QI

■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

■【第1弾! トランプ次期米大統領の指示で、NATOのルッテ事務総長が、ウクライナ和平と戦後の平和維持軍について話し合うため、欧州各国首脳をブリュッセルに招集! ポーランドは平和維持軍への参加を拒否!】『タイム』誌の「今年の人」に選ばれたトランプ氏は「米政府関係者とミーティングがあった」とした上で「先月殺された兵士の数は、ロシア人も、ウクライナ人も、驚異的な数であり、その数はほぼ同数だった」と明らかに! しかし西側メディアは一切報じず!(『ウォール・ストリート・ジャーナル』、2024年12月13日)

 12月10日のこの『日刊IWJガイド』でもお伝えしましたが、米国次期大統領のドナルド・トランプ氏が、12月7日にパリでフランスのマクロン大統領、ウクライナのゼレンスキー氏と会談を行いました。

※パリのノートルダム大聖堂の5年ぶりの復活再開を祝う式典で、マクロン大統領がトランプ次期大統領、ゼレンスキー大統領と3者会談! トランプ氏は次期大統領として、世界の外交の舞台への復活を告げる! トランプ氏の政権移行チームは、外交にもすでに着手するも、任期切れまであと1ヶ月半のバイデン政権は、当てつけるかのように「新たな武器と装備を含む9億8800万ドルの援助パッケージ」を発表! 米国はベクトルが正反対の方向を向く二重外交状態!! はたして、トランプ氏が宣言してきたように、トランプ氏が大統領に就任する2025年1月20日には「24時間以内にウクライナ紛争を停止」することはできるのか!?
(日刊IWJガイド、2024年12月10日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20241210#idx-6
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54215#idx-6

 この会談の内容は公表されていませんが、12月13日付『ウォール・ストリート・ジャーナル』は、「当局者らの情報」として、トランプ氏がウクライナのNATO加盟を支持しないこと、欧州が停戦後のウクライナの防衛と支援の主要な役割を果たすこと、停戦を監視するための平和維持軍には、米軍は関与せず、欧州軍がウクライナに駐留することを望んだと報じています。

 さらにこの『ウォール・ストリート・ジャーナル』の記事は、ウクライナに欧州軍を派遣する協議は、英国とフランスの間で始まっており、トランプ氏が、ゼレンスキー氏や他の欧州各国の首脳を含めるよう求めたことから、「NATOのマルク・ルッテ事務総長は、12月18日にブリュッセルでゼレンスキー大統領と会談し、安全保障について協議するために、英国、フランス、ドイツ、イタリア、ポーランドの首脳、および欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長、欧州理事会のアントニオ・コスタ議長を招請した」と報じました。

※Trump to Europe: Overseeing a Ukraine Cease-Fire Would Be Your Job(THE WALL STREET JOURNAL、2024年12月13日)
https://www.wsj.com/world/europe/trump-ukraine-russia-war-plan-8901d78b

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■【第2弾! イスラエルのシオニスト内閣が、不法占領のゴラン高原の入植者倍増計画を全会一致で承認! ネタニヤフ首相は「定住し続ける」と宣言!】サウジ、リヤド、カタール、UAEは、「シリアへの侵略の新たな一幕」「占領を拡大する国際法違反」と、一斉に非難!(『タイムズ・オブ・イスラエル』、2024年12月16日)

 12月16日付『タイムズ・オブ・イスラエル』は、「内閣は日曜(15日)、ベンヤミン・ネタニヤフ首相のゴラン高原の人口を倍増させる4000万シェケル(1100万ドル、約17億円)の計画を全会一致で承認した」と報じました。

 現在、イスラエルが占領しているゴラン高原には、ユダヤ人入植者とドゥルーズ派アラブ人が、あわせて5万人が居住しています。

 この『タイムズ・オブ・イスラエル』の記事によると、ネタニヤフ首相は、「ゴラン高原を強化することは、イスラエル国家を強化することだ。そしてそれは、現時点で特に重要だ。我々はゴラン高原を保持し、繁栄させ、そこに定住し続けるつもりだ」と、声明で語ったとのことです。

※Cabinet approves $11 million plan to double population of Golan Heights(THE TIMES OF ISRAEL、2024年12月16日)
https://www.timesofisrael.com/cabinet-approves-11-million-plan-to-double-population-of-golan-heights/

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■Meiji Seikaファルマのレプリコン・ワクチン市販2ヶ月後調査で死亡、障害、死亡又は障害につながるおそれのある重篤な副反応が2例も発生! これまでにない副反応「高拍出性心不全」が90代女性2人に! 販売を許可した独立行政法人医薬品医療機器総合機構の審査報告書には重大な欠陥が!

 12月10日、Meiji Seikaファルマから、コスタイベ筋注用(いわゆるレプリコン・ワクチン)販売開始日から 2ヶ月間(2024年9月30日~2024年11月29日)での副反応収集状況の「中間報告」が発表されました。

※市販直後調査 第2回中間報告(販売開始から 2ヶ月間)(Meiji Seika ファルマ株式会社、2024年12月10日)
https://www.meiji-seika-pharma.co.jp/medical/product_med/item/000536/upload/revision/side/000536_SID.pdf

 この中間報告によると、販売開始日から2ヶ月間に収集した有害事象のうち、レプリコン・ワクチンとの因果関係を否定できない副反応は96例160件ありました。

 そのうち重篤な副反応は、2例2件ありました。

 Meiji Seika ファルマは、いずれも電子化された添付文書の使用上の注意から予測できない未知の副反応であったと説明しています。

 この2件の未知の副反応は、「心臓障害、高拍出性心不全」です。

 「高拍出性心不全」を、丸岡医院の外科医、丸岡悠医師は次のように説明しています。

 「高拍出性心不全(こうはくしゅつせいしんふぜん、High-output heart failure)とは、心臓が普段以上に多量の血液を送り出しているのに、体の要求を満足に満たせない状況を意味します。

 通常の心不全では心臓の働きが弱まりますが、この特殊なタイプでは反対に心臓の活動が必要以上に亢進しています。

 ところが、循環する血液量が増えているため、心臓への負荷が継続的にかかり、やがては心機能が衰えてしまいます」。

※高拍出性心不全 ― 循環器の疾患(丸岡医院、2024年8月10日)
https://maruoka.or.jp/cardiovascular/cardiovascular-disease/high-output-heart-failure/

 この「高拍出性心不全」を引き起こす原因について、丸岡医師は「甲状腺機能亢進症や貧血など、さまざまな原因によって心臓が過剰に働き、結果として心不全に至ります」と、原因に多様なものがあると説明しています。

 ただし、この説明は、レプリコン・ワクチンとの因果関係を前提としていません。

 レプリコン・ワクチンを投与した結果、「高拍出性心不全」が生じたのであれば、炎症性サイトカインが過剰に産出され(いわゆるサイトカインストーム)、血管拡張や末梢血管抵抗の低下が起こり、心臓が血液を全身に供給するために拍出量を増加させた(高拍出状態)可能性があるのではないでしょうか。

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