┏━━【目次】━━━━
┠■はじめに~「穀物協定の停止と、オデッサ攻撃は表裏一体のロシア戦略!? 米国の独立ネットメディア『デュラン』のクリストフォロウ氏とメルクーリス氏が、穀物協定について掘り下げたトークを公開!」仮訳を号外で出しました!
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┠■【本日のニュースの一撃!】
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┠■【第1弾! 木原官房副長官の妻X子さんの取調官だった元捜査一課刑事・佐藤誠氏が実名で告発!】「俺が呼ばれたってことは、自殺ではなく殺人事件だってことだ」「木原は俺に『いつでもクビ飛ばせるぞ』と言った」!「不審死」疑惑に、木原氏の警察官に対する「脅迫」疑惑が加わった! 岸田総理はこの疑惑を見過ごすのか!?(『週刊文春』、2023年8月3日号
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┠■泣いても、笑っても、残りはあと5日間です! IWJの今期第13期の会期末となる7月末まで、あと5日間を残すのみとなりました! 7月に入ってからのご寄付は130件、157万4000円、月間目標額の40%にとどまります! この11ヶ月間の累積の不足額は、2039万3900円となっています!! 7月こそは月間目標額390万円を達成し、さらに累積した赤字幅をも、皆さまのお力をお借りして、少しでも減らしたいと願っています! 今月末の期末まで緊急のご支援・ご寄付・カンパを、どうぞよろしくお願いいたします!!
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┠■「いつも貴重な情報ありがとうございます。今回のミアシャイマー氏の分析も大変勉強になりました」ご寄付をくださった皆さまからの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします!
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┠■【中継番組表】
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┠■<インタビュー決定>8月9日(水)午前10時から、国際政治学・国家安全保障論がご専門の、桃山学院大学法学部教授、松村昌廣氏への岩上安身によるZoomインタビュー(録画収録、後日配信)が決定しました! 米国覇権の終わりの始まり、ウクライナ紛争の実相、そしてこの紛争の行く末、東アジアにおける「台湾有事」について、お話をうかがいます!
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┠■<IWJ取材報告>「遅くとも年内には再審の公判が始まる。検察官は『新たに有罪を立証する』と言うだろうが、法律上、証拠に基づかない主張は許されない。『却下』を求めていく」~7.25日本外国特派員協会主催 袴田秀子氏、小川秀世氏(袴田弁護団事務局長・弁護士)記者会見
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┠■【スタッフ募集・事務ハドル班】事務ハドル班は、岩上安身によるインタビューのアポ取りとスケジューリング、各種リサーチ、公共コンテンツの取材のためのアポ取りや、中継スタッフやテキストスタッフと連携して、IWJの活動予定を組み立て、指示を出す、重要な役割を担っています。翌日以降の中継・配信予定と、撮影後に記事化された動画の情報を整理し、翌日の日刊IWJガイドの番組表へ反映する、IWJコンテンツ構成の要となる部署です。
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┠■【スタッフ募集・テキスト(赤反映担当)班】記者として日刊IWJガイドや記事の執筆、エディターとして編集業務を行っていただける方を募集します。特に深夜業務での校正作業を厭わない方は、優遇し、最優先で募集します! 深夜に及んだ場合は、社用車での帰宅が可能です。時給はスタート時は1300円から、能力・実績次第で昇給します。深夜業務は法にのっとった割り増し残業代を支払います。『サビ残』は一切ありません!
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■はじめに~「穀物協定の停止と、オデッサ攻撃は表裏一体のロシア戦略!? 米国の独立ネットメディア『デュラン』のクリストフォロウ氏とメルクーリス氏が、穀物協定について掘り下げたトークを公開!」仮訳を号外で出しました!
おはようございます。IWJ編集部です。
昨夜、穀物協定の停止と、オデッサ攻撃について掘り下げた、米国の独立ネットメディア『デュラン』のクリストフォロウ氏とメルクーリス氏のトークを号外でお送りしました。
7月17日、黒海穀物輸出協定をロシアが延長しないと表明し、昨年の7月以来1年間にわたって継続・延長されてきた穀物協定が失効しました。ロシアは即日、ウクライナ最大の港湾であるオデッサに攻撃を仕掛け、この海域を通行するウクライナの船舶は全て攻撃の対象になると宣言しました。翌日、ウクライナも、同じようにロシアの船舶全てを攻撃対象にすると宣言しています。
日本を含む西側諸国もマスメディアは一斉に、「ロシアが世界を飢餓に陥れる」、「ロシアがウクライナの穀物拠点を集中攻撃した」、「ロシアのオデッサ攻撃で6万トンの穀物が失われた」などと非難しました。
しかし、なぜロシアは黒海穀物協定に合意したのか。そして、なぜ離脱したのか。そもそも黒海穀物協定の条件とはなんだったのか。そうした、基本的な事柄を、今回きちんと報道しているマスメディアはほとんど見かけません。
IWJは、独立ネットメディア『デュラン』で、アレックス・クリストフォロウ氏と、アレクザンダー・メルクーリス氏が、今回のロシアの穀物協定の離脱とオデッサ攻撃は、ロシアが1年かけて練り上げてきた戦略であると解説する対談に注目しました。
この解説を聞くと、ロシアと、ウクライナ及び西側諸国は、武力による戦いだけでなく、高度な外交交渉による戦いも行い、そのゲームは知的な「頭脳戦」の様相を帯び、そして「頭脳戦」でロシアがこのラウンドのポイントを取ったことがわかります。同時に、オデッサをミサイルで空爆して破壊したことで、ウクライナが防空体制について自慢してきたプロパガンダが、怪しいものであることも明らかとなりました。
『デュラン』は、アレックス・クリストフォロウ(Alex Christoforu)氏と、アレクザンダー・メルクーリス(Alexander Mercouris)氏による、会員制のニュースメディアのコミュニティ・プラットフォームです。米国の独立メディアのひとつ、と言ってよいでしょう。
※Russia’s grain deal, Odessa strategy(ロシアの穀物協定とオデッサ戦略)(The Duran、エピソード1648、2023年7月21日)
https://www.youtube.com/watch?v=oeoN7jvW0Go
クリストフォロウ氏とメルクーリス氏が登壇する『デュラン』については、米大統領選に出馬表明したロバート・F・ケネディJr氏が、米国のネオコンについて語った回を、「全てのアメリカ人が聞くべき」と高く評価しています。
ケネディJr氏が絶賛した『デュラン』のネオコン分析について、IWJでは日刊ガイド7月18日号で取り上げていますので、ぜひ、御覧ください。
※ロバート・ケネディJr氏が、「すべてのアメリカ人が聞く必要がある」とツイート! ネットメディア『デュラン』で語られた、米国の外交政策を牛耳ってきたネオコン内部の分裂! バイデン政権に巣食うブリンケン、ヌーランドの強硬派を飛び越えて、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と停戦へのソフトランディングを模索する米国外交の一部のエスタブリッシュメント! この内部分裂の裂け目から見えてきたものは、ロシアの政権転覆と、分裂、バルカン化を狙って、ウクライナとロシアを紛争に向かわせるように仕向けてきたのは米国である、という真実!(日刊IWJガイド、2023.7.18号)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230718#idx-4
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52543#idx-4
クリストフォロウ氏とメルクーリス氏は、今回のロシアの穀物協定の離脱は、西側諸国とウクライナが決してその条件を守らないことを見越したロシア側の熟慮された戦略であり、ロシアはこれによって中国やインド、アフリカなどのグローバルサウスの支持を取り付けながら、事実上の黒海封鎖を可能にした、と分析しています。
また、米国をはじめとする西側諸国とウクライナ側は、クリミア橋の爆破など、クリミアへテロ攻撃を仕掛けて穀物協定の停止を招き、結果としてウクライナは60億ドルの輸出収入を失うことになるだろうと述べています。
両氏は、穀物協定の停止によって本当に困ることになるのは、欧州諸国であり、アフリカ諸国ではない、と指摘しています。ウクライナからの安い穀物の恩恵に預かっていたのは、ほとんどが欧州諸国であり、ウクライナからは、「最貧国」やアフリカ諸国にはほとんど輸出されていなかったからです。
IWJは、両氏の番組を全文仮訳しました。詳しくは、ぜひ号外でお読みください!
■【本日のニュースの一撃!】
■【第1弾! 木原官房副長官の妻X子さんの取調官だった元捜査一課刑事・佐藤誠氏が実名で告発!】「俺が呼ばれたってことは、自殺ではなく殺人事件だってことだ」「木原は俺に『いつでもクビ飛ばせるぞ』と言った」!「不審死」疑惑に、木原氏の警察官に対する「脅迫」疑惑が加わった! 岸田総理はこの疑惑を見過ごすのか!?(『週刊文春』、2023年8月3日号
3週にわたって、木原誠二官房副長官の妻の元夫が不審死した事件を報じてきた『週刊文春』が、また、スクープです! 2018年の再捜査の際に、妻・X子さんの任意聴取を担当した、佐藤誠氏(当時は警部補)が、「俺は去年退職して、第一線を退いた。失うものなんてない」、「通すべき筋がある。現役の奴らの想いもある」と、『週刊文春』の取材に応じて、5日間合計18時間、事件当時のことを語りました。
佐藤氏は、再捜査当時、警視庁捜査一課殺人犯捜査第一係のベテラン刑事でした。
佐藤氏は、露木康浩警察庁長官が13日の記者会見で「事件性が認められないと警視庁が明らかにしている」と述べたことに対して、「警察庁長官のコメントは頭にきた。何が『事件性はない』だ」、「大嘘なんだよ」と怒りをあらわにし、「はっきり言うが、これは殺人事件だよ」と断言しました。
佐藤氏は、2006年に不審死を遂げた安田種夫さんが、死の前日に、当時X子さんと交際していたY氏の自宅から、X子さんと子どもを奪還している点について「可愛い子どもを抱いて家に戻ってきた奴が、自殺する動機なんてないだろ」と指摘しています。
種夫さんの「自殺」現場は血だらけだったにも関わらず、ナイフについていた血は刃に少しだけで、ナイフの柄にはついていなかったとされる点について、佐藤氏は「(最初に捜査に当たった)大塚署の捜査ミスは一目瞭然」だと述べています。
佐藤氏は、種夫さんが不審死した夜、X子さんから「刺しちゃった」と電話を受けたY氏が、家に行き、種夫さんの父親がやってきたので隠れ、父親が110番通報のために外に出た一瞬の隙に、血のついたX子さんの衣服や犯行の物的証拠を持って、逃走した、と供述したことを明らかにしています。
佐藤氏は、Y氏の供述をもとにX子さんの任意聴取を試みました。2018年10月9日、木原氏の東村山の自宅に任意同行を求めに行ったところ、「(X子さんを呼びに行った係長ら二人が)殺人容疑の捜査だと伝えると、木原氏が立ちはだかって『今日は勘弁してくれ』『後から連絡する』と任意同行を拒否」したと述べています。
佐藤氏「東村山にガサ(家宅捜索)を行わなかった理由は、木原氏の存在が大きいだろうな。相手は現役国会議員。ましてや、自民党情報調査局長に就任した実力者だ」。
9日の任意同行はできなかったものの、X子さんの取り調べは10月上旬に始まり、「伝説の落とし屋」と言われた佐藤氏が、揺さぶりをかけても、X子さんは事件に関しては頑なに無言を貫いた、と振り返っています。
連日、X子さんを警視庁本部と自宅に送り迎かえする日々の中で、ある日佐藤氏らが約束の時間に30分ほど遅れて自宅に到着したところ、木原氏が「時間ぐらい守れよ! お前なんて、いつでもクビ飛ばせるぞ!」と怒りをぶつけてきたとふりかえっています。
佐藤氏は決定的な証拠として、X子さんと木原氏がタクシーで交わした会話がドライブレコーダーに残っていた、と述べています。その中で、木原氏は「大丈夫だよ。俺がなんとかするから」、「俺が手を回しておいたから心配すんな」などと話していたということです。
詳しくは、本日発売の『週刊文春』でお読みください。
★元刑事が実名で証言した、ということは決定的に重要です。私(岩上)も、かつて『週刊文春』の右トップ記事を書いた時に、名誉毀損で訴えられ、裁判となった経験があります。その経験上、言えることは、匿名の証言者で記事を構成したとき、名誉毀損の裁判(民事)になると、必ずやその証言の信用性が問われることになる、ということです。
※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!
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■泣いても、笑っても、残りはあと5日間です! IWJの今期第13期の会期末となる7月末まで、あと5日間を残すのみとなりました! 7月に入ってからのご寄付は130件、157万4000円、月間目標額の40%にとどまります! この11ヶ月間の累積の不足額は、2039万3900円となっています!! 7月こそは月間目標額390万円を達成し、さらに累積した赤字幅をも、皆さまのお力をお借りして、少しでも減らしたいと願っています! 今月末の期末まで緊急のご支援・ご寄付・カンパを、どうぞよろしくお願いいたします!!
いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます!
泣いても、笑っても、残りはあと5日間です!
昨年8月1日から始まったIWJの第13期の会期末は今月7月末です! いよいよ5日間を残すのみとなりました!
7月は1日から26日までの26日間で、130件、157万4000円のご寄付をいただきました。ありがとうございます! これは、月間目標額390万円の約40%にとどまります。
厳しい経済状況の中、ご寄付をお寄せくださっている皆さまには、心から感謝申し上げます! 誠にありがとうございます!
しかしながら、あと5日間で、月間目標額に到達するには、目標額の60%、232万6000円が必要です! どうぞ7月末まで緊急のご支援をよろしくお願いします!
また、今期第13期6月末までの、11ヶ月間の累積の不足額は、2039万3900円と、2000万円を超えてしまいました! 月間目標額を達成した上で、さらに残り半月でこの2000万円強の累積の赤字幅を少しでも圧縮できるように、どうぞ本当にご支援をよろしくお願いします!
今月末の会期末まで、ぜひ、皆さま、緊急のご寄付・カンパ・会員登録・YouTube登録による、皆さまのご支援の力で、ご支援をよろしくお願いいたします!!
また、現状の会員数をお知らせします。
6月末時点での会員総数は2630人(前年同日比:1061人減)でした。会員の方々の会費と、ご寄付が、IWJの運営の二本柱です。ご寄付も、連日お伝えしているように、目標額を下回っていますが、会員数も会費も減少しています!
経営は本当に赤字が連続し、厳しい運営状況が続いています。どうぞ、会員登録、あるいは元会員の方は、再開をよろしくお願いします!
IWJの内部留保も底を尽き、キャッシュフローが不足したため、私、岩上安身が、個人的な私財から、IWJにつなぎ融資をいたしました。
私がこれまでにIWJに貸し付けて、まだ未返済の残高は約600万円。これにつなぎ融資1000万円と合計すると、IWJへの私の貸し付け残高は約1600万円にのぼります。近いうちに、また私がIWJにつなぎ融資をしなければならない見込みですが、本当にもう貯金が底を尽きます!
私の貯えなどたかがしれていますから、この先も同様の危機が続けば、私個人の貯えが尽きた時、その時点でIWJは倒れてしまいます!
皆さまにおかれましても、コロナ禍での経済的な打撃、そしてこのところの物価上昇に悩まされていることとお察しいたします。
しかし、会費も減少し、ご寄付までもが急減してしまうと、たちまちIWJは活動していけなくなってしまいます。IWJも支出を減らし、業務を縮小し、効率化をはかるなどしておりますが、限界もやはり、あります。
ウクライナ紛争に続き、「台湾有事」を口実とする米国の「代理戦争」が、東アジアで画策されている今、私、岩上安身とIWJは、破滅的な戦争を回避すべく、また、ウクライナ紛争報道で明らかになった、偏向マスメディアの不誠実な「情報操作」に代わるべく、少しでも正確な情報を皆さまにお届けできるよう走り続けたいと存じます!
その結果として、日本が戦争突入という悲劇に見舞われないように、無謀な戦争を断固阻止するために、今後も全力で頑張ってゆきたいと思います!
日本は、米国への依存から脱却をはかり、独立した主権国家として立つべきです。同時に、エネルギーと食料の自給ができず、資源をもつ他の国々からの海上輸送に頼らなければならない、孤立した「島国」であるという「宿命」を決して忘れず、国外にそもそも「敵」を作らない、多極的な外交姿勢をめざすべきではないでしょうか!?
皆さまにはぜひ、マスメディアが真実を伝えない、こうした問題について、IWJが追及を続けてゆくために、どうか、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます!
下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします!
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ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!
また、無料で日刊IWJガイド非会員版を読み、ハイライト動画を御覧になっている無料サポーターの皆さまにおかれましては、有料の一般会員登録をぜひともお願いいたします!
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みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ
IWJホームページからも、お振り込みいただけます。
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どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!
どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、米国に忖度し、隷従を深める日本政府、大手主要メディアの、連日の「情報操作」の積み重ねの恐ろしさと、権力に忖度しないで真実をお伝えする独立メディアの意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!
岩上安身
■「いつも貴重な情報ありがとうございます。今回のミアシャイマー氏の分析も大変勉強になりました」ご寄付をくださった皆さまからの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします!
IWJにご寄付をいただいた皆さまから、応援・激励のメッセージをいただきました。ありがとうございます! ここに感謝を込めてご紹介させていただき、岩上安身がご回答させていただきます!
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いつも貴重な情報ありがとうございます。今回のミアシャイマー氏の分析も大変勉強になりました。
対して、小泉悠、恥というものを知らないと、人間ここまで強く?なれるのですね。全裸中年というアカウント名といい、取り巻きの軽さといい、顔を見るのも嫌ですよ。学者界の安倍晋三。
暑い中、ご自愛ください。
(N.T. 様)
(7月18日発行の号外へのご感想)
※【IWJ号外】ジョン・ミアシャイマー教授の最新論文『前途の闇:ウクライナ戦争の行方』全文仮訳! 第2回「ロシアの勝利は核戦争の脅威を大幅に減らす」! 「消耗戦の勝利は、覚悟、人口、減損数比で決まる」! 2023.7.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/517393
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N.T. 様
ありがとうございます!
ミアシャイマー教授の論文仮訳は、3回目、最終回を昨日(7月26日)に出しました! 御覧になっていただけたでしょうか?
ウクライナ紛争に至る経緯、そしてこれから先への見通しについて、見はるかすと、米国が地球上で唯一のスーパーパワーであったとしても、そのスーパーパワーの覇権を、全世界におよぼそうと、筋の通らない、無理や無茶を押し通そうとすると、大きな反動が返ってきて、逆に自らの足場を揺るがしてしまう、ということがよくわかります。
「驕れるもの久しからず」「諸行無常の響き」「盛者必衰の理(ことわり)」といった、「平家物語」の書き出しを想起させるなりゆきです。
米合衆国は、世俗的な近代立憲国家であると同時に、ユダヤ=キリスト教的伝統を受け継いだ、宗教的熱情や理念を駆動力としている宗教的な国家の一面があります。
自らを神によって「選ばれし者」と自尊し、米国は、神が「ハイツ=丘の上の町」として選んだ国であるとする、米国例外主義、あるいは「マニュフェスト・デステニー」というドグマを「国体」として信奉している国なのです。
米国は世界の諸国家と比べて卓越しており、模範でもあり、他の諸国家はすべて米国にひれ伏し、見習わなければならないと考えるのです。
従って米国は国際法を作り、他国にそれを守らせ、破る国に対しては、今日のロシアのように激しく糾弾し、制裁を加えます。
しかし、米国自身は「例外主義」的な国家なので、米国の利益にならない場合、国際法に縛られなくてもよい、とするのです。
これは途方もない「独善」です。「独善」とは、「偽善」と等しく、本質的には「邪悪」です。
「例外主義」の米国とは、米国自らが、敵対視する国に対して使う「evil(邪悪)」な国家である、ということです。もちろん「例外主義」が「邪悪」なのであり、米国のすべてが「邪悪」なのではありません。そこは誤解なきよう、願いたいと思います。
米国には愛すべき要素、尊敬すべき要素がたくさんあります。米国の映画、音楽、スポーツなどのポップカルチャーに影響を受けていない人々、まったく関心も意味もない、という人は少ないでしょう。
しかし、仏教的無常観に立てば、そのような「驕れる国」も久しからず、必ず衰退の時を迎える、ということになります。
こうした無常観は東洋の仏教思想だけではなく、西洋思想においても、ヘラクレイトスのように「万物は流転する」という考えは存在しました。「無常観」は、普遍的な思想であり、真理であると思われます。
いずれにしても、米国の覇権の終わりの始まりは、間違いなく始まっていると思われます。しかし、その道行きは、どうなるか、あらかじめ未来が定まっているわけではありません。米国がおとなしく、老いて、成熟してゆく、という可能性もありえなくもないのですが、現状を見ていると、悪あがきをしながら、世界に爪を立てていきそうな気配もします。
今後の成りゆきを、注意深く見つめていきたいと思います。
岩上安身
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◆中継番組表◆
**2023.7.27 Thu.**
調整中
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◆中継番組表◆
**2023.7.28 Fri.**
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
【IWJ・エリアCh2・福島】13:30~「第21回 甲状腺検査評価部会」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach2
「福島県県民健康調査課」主催の甲状腺検査評価部会を中継します。これまでIWJが報じてきた甲状腺検査評価部会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E7%94%B2%E7%8A%B6%E8%85%BA%E6%A4%9C%E6%9F%BB%E8%A9%95%E4%BE%A1%E9%83%A8%E4%BC%9A
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【IWJ・エリアCh5・東京】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach5
「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
「遅くとも年内には再審の公判が始まる。検察官は『新たに有罪を立証する』と言うだろうが、法律上、証拠にもとづかない主張は許されない。『却下』を求めていく」~7.25日本外国特派員協会主催 袴田秀子氏、小川秀世氏(袴田弁護団事務局長・弁護士)記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/517604
「対露制裁で逆に自分の首が絞められた西側諸国で社会不安が増大! ウクライナへ提供した武器が世界に拡散!」~岩上安身によるインタビュー第1129回 ゲスト 国際政治学者・六辻彰二氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/517597
【IWJ号外】ジョン・ミアシャイマー教授の最新論文『前途の闇:ウクライナ戦争の行方』を仮訳! 最終回『永続的な和平は実現せず!! 紛争は続く! ロシアとウクライナの双方の要求を満たすことは不可能!』
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/517700
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■<インタビュー決定>8月9日(水)午前10時から、国際政治学・国家安全保障論がご専門の、桃山学院大学法学部教授、松村昌廣氏への岩上安身によるZoomインタビュー(録画収録、後日配信)が決定しました! 米国覇権の終わりの始まり、ウクライナ紛争の実相、そしてこの紛争の行く末、東アジアにおける「台湾有事」について、お話をうかがいます!
岩上安身は8月9日(水)午前10時から、国際政治学・国家安全保障論をご専門とされる、松村昌廣 桃山学院大学 法学部教授にインタビュー(録画収録、後日配信)を行います!
松村昌廣教授は、1992年に米国州立メリーランド大学大学院で政治学博士を取得され、ブルッキングス研究所 北東アジア研究センター 招聘研究員(2006-2007)、ケイトー研究所 外交政策プログラム 客員研究員(2010)、一般社団法人 平和・安全保障研究所 研究委員(2011-現在)、米国防大学 国家戦略研究所 客員研究員(2013、2016-2017)として研究を積まれ、国際安全保障学会理事(1999-2017)、防衛省行政監視・行政効率化チーム外部有識者委員(2010-2013)、防衛省行政事業レビュー外部有識者委員(2013-2023)、などを歴任されています。
過去5年間のご著書には、『テキスト日米関係論 : 比較・歴史・現状』(ミネルヴァ書房、2022)、『Security Turbulence in Asia: Shaping New Strategy in Japan and Taiwan』(PublishDrive、2021)、『Defense policy and strategic development : coordination between Japan and Taiwan』(World Scientific、2021)、『甦る国際権力政治 : ポスト・グローバリゼーションと日本』(芦書房、2019)、『日米同盟と朝鮮半島 : 国際政治における格闘場』(芦書房、2019)、『衰退する米国覇権システム』(芦書房、2018)があります。
松村教授は、今年、ウクライナ紛争について、「ドンバスにおける米露代理戦争の最終段階としてのロシア・ウクライナ戦争(2014年~2022年)」(『ifimes』、2023年4月6日)、「妨げられる:ウクライナにおける凍結された紛争」(『ifimes』、2023年6月26日)と題する論考を発表されました。『ifimes』は、「中東とバルカン研究のための国際研究所(IFIMES)」のウェブサイトで公開されている調査報告です。
松村教授は、2022年に勃発したウクライナ紛争は、ユーロマイダン・クーデターとクリミア併合が起きた2014年以降、「8年間にわたるドンバスでの長引く戦乱の文脈の中で起こった」結果なのだと指摘しています。原因と結果をとり違えてはいけないとも、警告しています。
ウクライナ紛争の実相は、どこを起点として見るかで、まったく異なってきます。
ロシアが2022年2月24日に突如としてウクライナに侵攻したとみれば、「いわれのない侵略」だということになります。
しかし、2014年のユーロマイダン・クーデターとクリミア併合を起点としてみれば、メルケル前ドイツ首相が昨年述べたように、米国と西側諸国が、ウクライナがロシアと戦えるように8年かけて準備をしてきた結果であり、「代理戦争」だということになります。
多くの資料にもとづいた精緻な分析を示している松村教授に、ウクライナ紛争の実相、そしてこの紛争の行く末、東アジアにおける「台湾有事」について、そして米国の覇権の終わりの始まりについて、おうかがいします。
※The Russia-Ukraine warfare as the final stage of U.S.-Russia proxy war in Donbas (2014-2022)(ifimes、2023年4月6日)
https://www.ifimes.org/en/researches/the-russia-ukraine-warfare-as-the-final-stage-of-us-russia-proxy-war-in-donbas-2014-2022/5156
※Hindered: a frozen conflict in Ukraine(ifimes、2023年6月26日)
https://www.ifimes.org/en/researches/hindered-a-frozen-conflict-in-ukraine/5188
■<IWJ取材報告>「遅くとも年内には再審の公判が始まる。検察官は『新たに有罪を立証する』と言うだろうが、法律上、証拠に基づかない主張は許されない。『却下』を求めていく」~7.25日本外国特派員協会主催 袴田秀子氏、小川秀世氏(袴田弁護団事務局長・弁護士)記者会見
2023年7月25日、午前11時より、東京・日本外国特派員協会にて、袴田秀子氏(袴田巌氏の姉)、小川秀世氏(袴田弁護団事務局長・弁護士)が登壇し、検察当局による、袴田巌氏の再審についての記者会見が行われました。袴田巌氏は、1968年の一審死刑判決から2014年3月の釈放まで45年間死刑囚として過ごしました。
袴田事件には、海外からも注目が集まっています。3月の巌氏の再審開始決定は、英『BBC』、米『CNN』仏『フランス24』から、中東の『アルジャジーラ』や『アラブニュース』なども取り上げました。
『BBC』は、アムネスティ・インターナショナルを引いて、「現在87歳の袴田巌は世界で最も長く服役している死刑囚」だと指摘しています。暴力によって自白を強制されたこと、裁判で検察側の「証拠」が捏造の可能性があるとされたこと、袴田氏が長期にわたる服役のために心身に不調をきたしていることなどを詳しく報告しました。
※Iwao Hakamada: Japan retrial for world’s longest-serving death row inmate(BBC、2023年3月13日)
https://www.bbc.com/news/world-asia-64938840
※Japanese man granted retrial after 45 years on death row(The Guardian、2023年3月13日)
https://www.theguardian.com/world/2023/mar/13/japanese-man-iwao-hakamada-granted-retrial-45-years-on-death-row
※Japan court orders retrial of longest-serving death row convict over 1966 murder case(CNN、2023年3月14日)
https://edition.cnn.com/2023/03/14/asia/japan-1966-murder-retrial-intl-hnk/index.html
※Japan court orders retrial for decades-long death row inmate(FRANCE 24)
https://www.france24.com/en/live-news/20230313-japan-court-orders-retrial-for-decades-long-death-row-inmate
※Japan court backs retrial for 87-year-old death row inmate(ALJAZEERA、2023年3月13日)
https://www.aljazeera.com/news/2023/3/13/tokyo-court-backs-retrial-for-87-year-old-death-row-inmate-iwao
※Japan court orders retrial for decades-long death row inmate(ARAB NEWS、2023年3月13日)
https://www.arabnews.jp/en/japan/article_91596/
いわゆる「人権を尊重し、自由と民主主義という普遍的な価値観」を共有すると称する西側諸国の間で、死刑制度があるのは、米国と日本くらいです。韓国にも死刑制度はありますが、すでに20年以上執行されておらず、「事実上の廃止国」と位置付けられています。
『ヒューマン・ライツ・ウォッチ』や『アムネスティ・インターナショナル』といった人権団体も、袴田事件に注目しています。
※Japan to Hold Retrial for Decades-Old Death Sentence(HRW、2023年3月29日)
https://www.hrw.org/news/2023/03/29/japan-hold-retrial-decades-old-death-sentence
※Hakamada Iwao(AMNESTY INTERNATIONAL、2023年4月12日)
https://www.amnesty.org.uk/hakamada-iwao-death-penalty-row-japan
すでに最高裁が差し戻し、東京高裁でも「捜査機関の者が隠匿した可能性が極めて高い」とまで評価した「証拠(血染めの5点の衣類)」を、検察がもう一度再利用して有罪を証明するというのだから、無理があります。
冒頭、袴田巌さんの姉、秀子さんは毅然とした表情で以下のように述べました。
「袴田でございます。57年戦って、やっと再審開始になりました。これも皆さまのご支援のおかげでございます。ともかく、こうして、外国の方にまで応援していただいて、本当にありがとうございました。
まだ、裁判は終わってはおりませんが、これからはもう一息でございます。
ご支援をありがとうございました。ともかく、頑張って参ります。よろしくお願い申します」。
続いて、小川弁護士が、袴田巌さんを「有罪」とした証拠、つまり、「5点の衣類」を中心に、これまでの公判を振り返り、再審開始に向けた現状、そして、見通しについて語りました。以下に、その全文を掲載します。
小川弁護士「静岡の弁護士の小川です。袴田事件の事務局長として今、動いております。今年の3月13日に、東京高裁が再審開始を決めて、再審というのは、結局、前の裁判をもう一回やり直すという、日本ではそういう制度になっています。
そして、その再審のやり直しのために、今、検察官、裁判官、そして弁護人と3者で打ち合わせをしている段階です。今回、検察官がやり直しの裁判でも、また、有罪を立証するということを発表しました。
この検察官の主張が、ひどいということを理解していただくために、少し『証拠』の説明をします。
袴田さんが有罪とされたのは『5点の衣類』があったからです。この『5点の衣類』というのは、事件から1年2ヶ月後に、味噌の中から発見された衣類で、それが犯行着衣であって、袴田さんのものであるというふうに判断されたということです。
再審開始決定では、この『5点の衣類』が犯行着衣であるということについて、合理的な疑いが生じたという判断でした。なぜ疑いが生じたかというと、この『5点の衣類』の血痕の問題があったからです。
この『5点の衣類』を見ると、血痕、血が付いている部分は明らかに赤みが残っています。しかし、1年2ヶ月も味噌の中に浸かっていたら、こんな状態になるのか、もっと真っ黒になるんじゃないのか。そういう疑問が生じたからです。
我々は、最新の審理の中で、この黒くなるメカニズムを科学的に説明をすることができました。そして、実際に血痕をつけた生地、布を味噌に浸けて、味噌の汁が布に染み込めば、すぐに黒くなることも証明しました。
それに対して、再審の審理の中では、実際に実験をして、1年2ヶ月経てば、まず、1年2ヶ月経ってもですね、まだ赤みが残るはずだというふうに主張しました。
これが、その検察官が行った実験の結果の1年2ヶ月後の結果の写真です。実際に、検察官の実験でも真っ黒になっています。これは、裁判も直接、実験の現場に来て見たものです。
ですから、我々は、もう検察官は、再審になって、『有罪の立証』をするということはまったく考えていませんでした。それが、『有罪の立証をする』というふうに、7月10日に明らかにしました。
その有罪の立証の方法について、検察官は何と言ってるかというと、『5点の衣類には、一つは、血がついている。だから犯行着衣だ。それから『5点の衣類にはいろんなところに傷がある。損傷がある』。だから、犯行着衣である。
我々は、それに対して、7月14日ですけれども、抗議をしました。犯行着衣であると、1年2ヶ月間味噌に浸かっていたことを証明する証拠も何もないじゃないかと。それなのにどうして有罪立証すると主張するのか? おかしいじゃないかということで、それは撤回しろというふうに主張しました。
そして、もう一つは、この色の問題は、再審請求のときにさんざん議論をして、お互いに立証を尽くした問題だから、また蒸し返しになるんじゃないかと、今度の再審の公判でですね。そういう意味でも、これは許されるべきではないということを主張しました。
検察官は、それを『意見の違い』だというふうに反論しました。しかし、この再審の経過の中で、皆さんご存じのように最高裁判所は、前の、再審を取り消した決定をまた取り消して、高裁に差し戻したわけですけれども、その最高裁は決定の中で、この『5点の衣類』が長期間、味噌漬けにされたということについては証拠がないんだというふうに言っています。
ですから、我々は、最終的に再審の公判が始まった時に、また検察官は同じ主張を、新たに有罪の立証するという風に言うと思いますけれども、それについては法律上、こういう証拠に基づかない主張は許されないんだということで、『却下』を求めていくというふうに考えています。
我々は7月10日の時に、冒頭陳述の方向を示す冒頭陳述案というものを提出しました。この中で、一つは『5点の衣類』というのは、捜査機関が捏造した証拠であるから、これは証拠としては認めない。排除しろということを主張しました。
もう一つ。今まで再審の中では主張してなかったことなんですけれども、新たな主張として、この事件は、警察が最初から袴田さんを犯人ではないということを知りながら、真犯人を逃がすために、証拠の捏造などを繰り返して、袴田さんを犯人に仕立て上げた。もう、こういう、本当にひどい事件なんだということを訴えました。
これから多分、9月、あるいは10月、まあ、遅くとも年内にはですね、再審の公判は始まることは間違いありません。我々としては、我々の方針は、検察官が、先ほど言ったように、新たな証拠を出して、また蒸し返しをしようというそういう試みを断念させることが一つ。
そして、それとともにですね、証人尋問とかを行わないで、再審の審理の中で提出した証拠だけで、もう『無罪である』ということを明らかにできると考えていますので、それによって早く袴田さんに『無罪』の判決を聞かせてあげたいというふうに考えています」。
質疑では、記者から、袴田巌氏の87歳という年齢も考えると、今回の検察の、有罪を立証するとして裁判を長引かせる動きは、「事実上の死刑が今も執行されているという疑問をもつ」として、仮に裁判が終わらないまま巌氏が亡くなった場合、巌氏の名誉回復などについて考えているかという質問が出ました。
秀子さんは、巌さんが刑務所に入れられていた48年を無駄にしないように法改正を望む、と答えています。
「巌は今も死刑囚です。(略)まさか処刑はされないだろうと思って、頑張ってきました。
巌の生涯というか、そういうことは考えておりませんが、ともかく、48年間、刑務所の中に入っておりました。巌の苦労というものは、並大抵ではないと思います。
それを考えますとね、せめて、再審法改正なり、なんなり、していただきたく、思います。
48年を、巌の48年を、無駄にしないように、再審(開始)法とは、そういうものの改正を望んでおります」。
袴田事件には世界が注目しています。日本の司法制度に問題はないのか、人権意識に問題はないのか。袴田事件は、司法・検察の根本的なあり方に問いを投げかけています。
質疑応答を含め、会見の詳細については、ぜひ全編動画にてご確認ください。
※「遅くとも年内には再審の公判が始まる。検察官は『新たに有罪を立証する』と言うだろうが、法律上、証拠にもとづかない主張は許されない。『却下』を求めていく」~7.25日本外国特派員協会主催 袴田秀子氏、小川秀世氏(袴田弁護団事務局長・弁護士)記者会見 2023.7.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/517604
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それでは、本日も1日、よろしくお願いします。
IWJ編集部(岩上安身、浜本信貴、六反田千恵、前田啓)
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