■■■ 日刊IWJガイド・番組表「急展開みせる『森友学園』問題、自民党議員が関与した証拠を共産・小池晃議員が提示！その直後、自民党の『あの議員』が釈明会見！／『テロ等準備罪』法案に『テロ』の文字がない！？『共謀罪』法案、3月10日に閣議決定か？／本日18時から『森友学園』問題に関して、自由法曹団のメンバー・渡辺輝人弁護士への岩上さんによるインタビューを録画配信します！」2017.3.2日号～No.1630号～ ■■■
（2017.3.2 8時00分）

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■＜はじめに＞急展開みせる「森友学園」問題、自民党議員が関与した証拠を共産・小池晃議員が突きつける！直後、自民党の「あの議員」が釈明会見！（原佑介）
┠■【中継番組表】
┠■＜ニュース・フラッシュ！＞
┠――【1】＜最近のトランプ大統領＞上下両院合同会議で初の演説！不規則発言封印、軍事費負担増をパートナー国に要求！（原佑介）
┠――【2】「テロ等準備罪」法案に「テロ」の文字がない！？「共謀罪」法案、3月10日に閣議決定か？（原佑介）
┠――【3】具志堅用高の持つ日本記録更新まであと「2歩」！12度目の防衛賭け、山中慎介選手が本日防衛戦！（原佑介）
┠■＜★取材報告★＞森友学園問題で民進党調査チームが現地視察！「ひょっとしたら産廃なんてなかったのに、あったとして8億円を算定したのでは」辻元清美議員らが不信感――安倍昭恵夫人の講演料を示すPTA収支報告書も！さらには籠池理事長との個人的なつながりを示す報道も…!?松井知事の開き直りに玉木議員が反論！ （城石エマ）
┠■「緊急事態条項は必要か？」IWJが細野豪志・民進党代表代行に直撃質問！「自民党改憲草案は立憲主義的に大いに問題」と言いつつ同条項の必要性は強調！（ぎぎまき）
┠■＜★本日のインタビュー配信告知＞「森友学園」の国有地払い下げ問題に関して、岩上さんが関西で連続インタビュー！　本日は自由法曹団のメンバー・渡辺輝人弁護士へのインタビューを配信します！（須原拓磨）
┠■＜★昨日の岩上安身インタビュー報告＞政府に捨てられた「難民」〜震災から6年、避難した福島県民の中で増加する「遅発性PTSD」の実態！精神科医・蟻塚亮二氏インタビュー！「生きているだけで人は勇者！」
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＜はじめに＞急展開みせる「森友学園」問題、自民党議員が関与した証拠を共産・小池晃議員が突きつける！直後、自民党の「あの議員」が釈明会見！
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　おはようございます。IWJテキスト班の原佑介です。

　学校法人「森友学園」をめぐる闇の深さはいまだに底がみえません。が、昨日は大きな進展もありました。

　共産党・小池晃議員が昨日、参院予算委員会で質問に立ち、「ある自民党国会議員の事務所の面談記録」を入手したと明かしました。

　小池議員が紹介した面談記録によると、学園の籠池泰典理事長夫妻がその議員の事務所を訪れ、「政治力で早く結論が得られるようにお願いしたい」「土地価格の評価額を低くしてもらいたい」などといった生々しい申し出を行ったというのです。詳細すべてが明らかになったわけではありませんが、結果的に、籠池理事長の要求どおりに物事が進んで今に至っているということは事実だということです。

　この面談記録は本物なのか、出処はどこか、その全貌はどのようなものか、IWJでも急いで調べているうちに、今度は日テレがスクープを放出。なんと、籠池理事長が自民党の鴻池祥肇参議院議員に対し、土地の価格を安くするよう働きかけを行っていた記録を独自に入手したというのです。

　日テレによると、鴻池氏の公設秘書が、森友学園の籠池理事長から2013年8月から去年3月にかけて、少なくとも15回にわたって陳情を受け、記録では、「（財務省側に）賃借料を『まけて』もらえるようお願いしたい」という依頼もあったとの記述もあったそうです。内容からして小池晃議員が入手したものと同じものの可能性が高いと思われます。

　メモには「ウチは不動産屋ではない」などと、籠池氏側の働きかけに鴻池氏の秘書が反発する内容も記されており、鴻池氏側は、「圧力みたいなことは実際まったくない」と潔白を主張。鴻池議員は麻生内閣で官房副長官をつとめるなど、麻生財務相の側近としても知られています。

・独自：森友学園が議員に“働きかけ”の記録（日テレ）
http://www.news24.jp/articles/2017/03/01/07355418.html

小池晃議員の質疑が終わったのが夕方5時過ぎ、日テレのスクープが6時過ぎ、そして7時半過ぎには、今度は鴻池氏本人が緊急会見を開催。IWJも城石エマ記者が急行しましたが、会見には間に合わず。

　各社の報道によると、鴻池氏は理事長夫妻と2014年4月に議員会館の事務所で面会し、「これでお願いします」と封筒を渡され、鴻池氏は封筒の中身を見ず、そのまま返却したということです。この問題は今後広がりをみせそうです。

・鴻池・元防災相に森友学園側から封筒　「そのまま返却」（朝日新聞）
http://digital.asahi.com/articles/ASK316S7VK31ULZU015.html

　さらに昨日は、森友学園への国有地売却問題で土地の値引きの根拠となった「ゴミの撤去費」について、国交省大阪航空局が「過去にゴミの撤去費を算定したことはない」という衝撃の事実も明らかになりました。参院予算委員会で、民進・藤末健三氏の質問に佐藤善信航空局長が答えました。

・ごみ撤去費「財務局と航空局で算定」　大阪・国有地売却（朝日新聞）
http://digital.asahi.com/articles/ASK2P64KKK2PPTIL02Q.html

　国有地の評価額はもともと9億5600万円でしたが、大阪航空局がゴミ撤去費として8億円超を差し引き、土地はわずか1億3400万円の破格値で森友学園に売り飛ばされた経緯があります。

　今回の土地取引は、「適正な対価」を求める財政法に抵触しないかがずっと疑問視されていますが、麻生財務相は常に「適正な価格によって処分がなされている」と言い張るだけ言い張っておきながら、ゴミが実際にどのように処理されたかなどは「確認を行う必要はない」などとはぐらかしています。麻生経済症の答弁は、国有財産を預かるものとしての責任感や誠実さに欠け、国民の不信感をいたずらに募らせるものです。

・森友学園 麻生氏「ゴミ撤去は適切に対応 確認必要ない」（NHK・削除）
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170223/k10010887721000.html
・同（衆議院インタ―ネット審議中継・予算委員会・玉木雄一郎議員質疑より2:16頃～）
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=46602&media_type=fp

　見積もられた費用に見合う撤去処分が、実際に行われたかどうかも非常に疑わしく、かつ、大阪航空局がゴミ撤去費を算出したこともないズブの「素人集団」であることが発覚した今、土地取引の「適正な価格」を担保する根拠などもう残っていないのではないか、という気がします。

　他にも昨日、大阪府の松井一郎知事が記者団に対し、森友学園の存在を知ったのは「今回（国有地問題を報じる）報道が出てからだ」と関係性を否定。籠池理事長の存在についても、今回の報道まで「僕自身は知らなかった」と言いきっています。

　これは果たして事実なのでしょうか？問題だらけの「瑞穂の國記念小學院」の設置認可を与えたのは大阪府であり、その責任者は教育庁へ権限を委譲する前の松井知事です。「何も知らなかった」で、すべての責任をまぬがれるつもりなのでしょうか？

・森友学園　松井・大阪府知事「籠池理事長を知らなかった」（毎日新聞）
http://mainichi.jp/articles/20170301/k00/00e/040/274000c

　安倍総理は「自分の考え方に非常に近い」、とまで言っていたのに、手のひらを返して名前が使われて迷惑だと言い出し、松井知事も、今になって急に、森友学園の存在自体知らなかったと言い始める不自然さ。籠池理事長という特異なキャラクターの暴走だった、ということにして、事件を収束させようとする意図がありありとうかがえます。しかし、それでは、官庁や大阪府が束になって、この問題だらけの極右学校法人に便宜をはかった理由が説明できません。自民党政治家の関与も表沙汰になった今、籠池理事長だけに責任を押しつけて収束させるのは難しそうです。

　IWJは本日もこの引き続きこの問題を追っていきたいと思います。

　なお後段でも述べますが、岩上さんは2月24日、25日の2日間にわたり、関西で森友学園の国有地払い下げ問題を取材すべく、連続インタビューを敢行しました。本日はこの問題に関して、鋭い指摘、多くの情報発信を続けている、自由法曹団メンバー・渡辺輝人弁護士インタビューを配信します！

※【録画配信・IWJ_YouTube Live】18：00 ～ 「森友学園による国有地取得の『謎』に迫る！　国有地売却問題の解明に取り組む自由法曹団メンバー・渡辺輝人弁護士に岩上安身がインタビュー！」
YouTube視聴URL： https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL： http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

　他方、我々はこの問題だけを追っているのではありません。昨日は憲法改正議論に意欲をみせる民進・細野豪志代表代行の記者会見にも参加、危険な緊急事態条項を入れるべきと主張しているのはなぜなのか、その認識を質しました。共謀罪法案提出の日程もみえ始めた今、IWJはますます忙しくなっていきます。どうか皆さま、会員としてIWJをご支援ください！

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◆中継番組表◆

＊＊2017.3.2 Thu.＊＊

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch2】17：00～「東京電力 定例会見」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=2
※東京電力による定例会見を中継します。

【録画配信・IWJ_YouTube Live】18：00 ～ 「森友学園による国有地取得の『謎』に迫る！　国有地売却問題の解明に取り組む自由法曹団メンバー・渡辺輝人弁護士に岩上安身がインタビュー！」
YouTube視聴URL： https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL： http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※岩上安身が、自由法曹団の渡辺輝人弁護士へインタビューしました。その模様を録画配信します。2月25日収録。

【Ch4】18：30～「東京新聞の良心を応援中 長谷川氏は謝罪と訂正を」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「沖縄への偏見をあおる放送をゆるさない市民有志」による東京新聞本社前での抗議の模様を中継します。

【ツイキャス・IWJエリアCh1・兵庫】20：00～「ドキュメンタリー映画 『薬は誰のものか エイズ治療薬と大企業の特許権』上映＆学習会：RCEP交渉会合＠神戸 ―上映後のトーク部分」
視聴URL： http://twitcasting.tv/iwj_areach1
※ドキュメンタリー映画 『薬は誰のものか エイズ治療薬と大企業の特許権』上映後におこなわれる、内田聖子さんとゲストによるトーク、会場からの質疑応答を中継します。

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◆中継番組表◆

＊＊2017.3.3 Fri.＊＊

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_YAMAGUCHI1】13：00～「伊方原発をとめる山口裁判の会主催・『伊方原発の運転差止仮処分申し立て』に関する記者会見と学習会」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=yamaguchi1
※「伊方原発をとめる山口裁判の会」主催の記者会見と学習会を中継します。

【IWJ_YouTube Live】16：00～「岩上安身による『貧困クライシス－国民総「最底辺」社会』著者・藤田孝典氏インタビュー 第2弾」
YouTube視聴URL： https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL： http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※「貧困クライシス－国民総『最底辺』社会」著者・藤田孝典氏に岩上安身がインタビューします。

▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲

【Ch5】18：30～「再稼働反対！首相官邸前抗議」
視聴URL： http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

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＜★取材報告★＞森友学園問題で民進党調査チームが現地視察！「ひょっとしたら産廃なんてなかったのに、あったとして8億円を算定したのでは」辻元清美議員らが不信感――安倍昭恵夫人の講演料を示すPTA収支報告書も！さらには籠池理事長との個人的なつながりを示す報道も…!?松井知事の開き直りに玉木議員が反論！
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　おはようございます、IWJ記者の城石エマと申します。

　2月28日に森友学園の「瑞穂の國記念小學院」の建設現場などを視察した民進党調査チームの議員らが、昨日、記者会見で報告を行いました。民進党議員らが訪問したまさにその日、建設中の現場では「埋戻した」とされる、産廃を含むという土砂の搬出がスタート。ゴミの搬出状況の確認や近隣住民らへのヒアリングをした辻元清美議員は、「ひょっとしたら産廃なんてなかったのに、あったとして8億円を算定したのではないか、そういう疑問が膨らんだ」と、率直に明かしました。

　さらに、民進党議員らは、ヒアリングをした退園者の保護者から、「9／5首相夫人安倍昭恵先生」「7／11谷川浩司先生」などの名目で、27年度予算と決算欄に「40万円」と記載があるPTA収支決算報告書を受け取っていました。安倍総理は、昭恵夫人の講演料の受取について27日の衆院予算委で、報酬は受け取っていないとし、28日の参院予算委でこの収支報告書を舟山康江議員らから突きつけられたものの、「承知していない」と逃げています。証拠を突きつけられて、なおシラを切る。往生際が悪すぎます。

　森友学園問題をめぐっては、昨日の参院予算委員会でも、日本共産党の小池晃議員の追及をうけ、安倍総理は見るも無残なほど動揺。「妻を犯罪者扱いしている」「指をささないでください」、さらには「妻は私人」などと、いつにもましてしどろもどろ。28日の参院予算委では、籠池泰典理事長との関わりについて「個人的関係は全くない」として、学園との「無関係」を強調しました。

　しかし、3月10日号の「週刊朝日」では、取材に応じた籠池氏が「5年ぐらい前にPTAの紹介で知り合った。首相になられる前で昭恵夫人と先に知り合って小学校の見学に来てもらい、住吉大社にもご一緒させていただいた」と述べたことを報じています。「学園とは無関係」との安倍総理の姿勢は、ますます苦しいものになってきています。

・“激安国有地”の森友学園　安倍夫妻と「愛国」理事長（dod.2017年3月1日）
https://dot.asahi.com/wa/2017022800056.htmlhttps://dot.asahi.com/wa/2017022800056.html

　さて一方、同法人の経営する塚本幼稚園で行われている、児童虐待まがいの行為やヘイト文書の配布などについて国会で追及した玉木議員は、松井府知事が2月22日の記者会見で「情報は（府に）来ていない」などと述べたことについて、「まさに大阪府の教育庁に行って、私学課長とか教育監の人に会うために行った」と反論。森友学園側の要望を受ける形で、松井知事のもと大阪府が私立学校開設の規制緩和をしたと報じられていることについて、「むしろ、きちんとやるべきは松井知事であり大阪府だ」と断言しました。

　昨日の記者会見の様子は、「極右学校法人の闇」第23弾として、以下の記事にまとめアップしました。ぜひ、ご一読ください。

※「むしろ、きちんとやるべきは松井知事だ」――玉木議員、福島議員らが松井知事の「開き直り」に憤り！～私学課長らは虐待情報について笑い飛ばす！～「極右学校法人の闇」第23弾！
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/365796

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「緊急事態条項は必要か？」IWJが細野豪志・民進党代表代行に直撃質問！「自民党改憲草案は立憲主義的に多いに問題」と言いつつ同条項の必要性は強調！
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　おはようございます。IWJのぎぎまきです。

　日々、「森友学園」問題が仰天するような進展を見せている中、国会で目を光らせなければいけないことはもちろん他にも沢山あります。昨日、IWJは民進党の細野豪志代表代行の定例会見に参加。「緊急事態条項」の必要性に言及している細野氏に、「そう簡単に緊急事態条項が必要だと言ってもらっては困る！」ということで質問をぶつけてきました。

　細野氏は「自民党改憲草案は立憲主義的に多いに問題がある」と認めつつも、「緊急時の選挙を先延ばしにする判断を立法府自身が判断する改正は必要」と従前の主張を強調。2011年3月11日の東日本大震災で災害対応にあたってきた一人として、選挙期間中に緊急事態が起きた際の「国会の不存在」や「権力の空白状態」に強い懸念を示しました。

　しかし、この議論はこれまでも重ねて行われてきました。例え、国政選挙の公示日直前に大災害が発生したとしても、国会開会は可能なのです。2015年12月19日、岩上さんのインタビューに答えた日弁連災害復興支援委員会前委員長の永井幸寿弁護士がこの点を詳しく説明しています。

※2016年最大の喫緊のテーマ！「国家を守り、人権を制限するのが国家緊急権。多くの国で権力に濫用されてきた過去がある」 〜岩上安身による永井幸寿弁護士インタビュー 2015.12.19
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/279662

　そもそも、民進党の枝野幸男前幹事長は自民党の「緊急事態条項」について、「これは戒厳令であり、おぞましい案」だとナチスの全権委任法（授権法）を引き合いに出しながら危険視してきました。それについて聞くと、細野氏は「全く共通認識だ」とは言ったものの、本当にその危機感を認識しているのか、だったらなぜ今、自民党の改憲草案と足並みをそろえるようにして、緊急事態条項を立法に入れる必要性を訴えるのか、ちぐはぐな印象をぬぐえません。

　このまま細野氏率いる民進党内の「細野グループ」が「緊急事態条項」の議論に前のめりになれば、自民党改憲草案のガス抜きにさえ使われかねません。憲法改正は私たちの未来に多大な影響を与える非常に重要なテーマです。IWJは改憲の議論が本格化する前から目を光らせ注視していきます！細野豪志代表代行の会見内容は近日中に記事化しますので、もう少しだけお待ちください！

※緊急事態条項の危険性については、IWJの「緊急事態条項シリーズ特集」でぜひ、ご確認ください。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E7%B7%8A%E6%80%A5%E4%BA%8B%E6%85%8B%E6%9D%A1%E9%A0%85%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%E7%89%B9%E9%9B%86

　またDVDや書籍としても「緊急事態条項」の問題点を分かりやすくまとめていますので、ぜひお求めください！

※DVD 【岩上安身サイン入り】 饗宴VI (2015年12月20日収録)
「『国民』非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!」
https://iwj.co.jp/ec/products/list.php?category_id=25

※【増補改訂版・岩上安身サイン入り】
前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

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＜本日のインタビュー配信告知＞「森友学園」の国有地払い下げ問題に関して、岩上さんが関西で連続インタビュー！　本日は自由法曹団のメンバー・渡辺輝人弁護士へのインタビューを配信します！
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　おはようございます。動画班に所属しております、須原拓磨と申します。

　2月28日（火）の日刊IWJガイドで城石裕幸カメラマンがお伝えしました通り、岩上さんは2月24日、25日の2日間にわたり、関西で森友学園の国有地払い下げ問題を取材すべく、連続インタビューを敢行しました。

　本日はその1つ、この問題に関して、鋭い指摘、多くの情報発信を続けている、自由法曹団メンバー・渡辺輝人弁護士インタビューを配信します！

　2017年2月15日、渡辺弁護士を含む自由法曹団大阪支部と京都支部の弁護士らが、大阪府豊中市にある渦中の小学校「瑞穂の國記念小學院」を現地視察し、IWJはこの現場視察に同行取材。視察後の会見で、渡辺弁護士は、「土地を購入できない（当初借地契約にしていた）法人が、撤去に8億円も払えるわけがない。いったい、8億円は誰が出したのか？」と指摘し、「刑事問題になりかねないと認識している」と述べています。

※「刑事問題になりかねない」――財務省による不当価格での国有地払い下げ問題で弁護士が指摘！ 自由法曹団による「瑞穂の國記念小學院」現地視察後の記者会見～「極右学校法人の闇」第1弾
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/363428

　渡辺弁護士がこの時、既に指摘していた通り、現在この「森友学園」問題は、刑事問題に発展しかねない様相を呈しています。

　本日配信する岩上さんによるインタビューで、渡辺弁護士は、法的な観点からこの問題を解説されただけではなく、同学園が運営する塚本幼稚園での虐待についても言及しています。

　テレビ朝日が、この幼稚園で「犬臭い」と暴言を吐かれた保護者の訴えについて、同学園の籠池泰典理事長へ直撃インタビューしたところ、籠池氏は「本当に犬臭かったの」と回答。これに対し、渡辺弁護士は、「本当に小学校を運営する資格があるのか」「そもそもの認可が適当なのかということを、もう一回、一から議論しなければいけないという風に思わざるを得ない。それぐらい深刻な問題だと思いますよ」と怒りを露わにしました。

・昭恵夫人ゆかりの幼稚園　「犬臭い」虐待疑惑が浮上（テレビ朝日、2017/02/22 18:45）
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000094959.html

　この注目のインタビュー配信は、本日18時からです。ご視聴のほど、よろしくお願いいたします。

↓ご視聴はこちらから！
[YouTube Live] https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
[CAS] http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

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＜★昨日の岩上安身インタビュー報告＞政府に捨てられた「難民」〜震災から6年、避難した福島県民の中で増加する「遅発性PTSD」の実態！精神科医・蟻塚亮二氏インタビュー！「生きているだけで人は勇者！」
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　再び原です。

　一昨日に続き、昨日は岩上さんが『3.11と心の災害』『沖縄戦と心の傷: トラウマ診療の現場から』などの著書をもつ精神科医・蟻塚亮二さんにインタビューを行いました。

　2013年まで沖縄で診察にあたっていた蟻塚さんは、鬱病にみえた沖縄の高齢者の皆さんが、実は鬱ではなく、過酷な沖縄戦に起因する「心的外傷後ストレス障害（PSTD）」に苦しんでいることを突き止め、その実態を著書にまとめました。IWJはTOKYO MX「ニュース女子」に代表される「沖縄ヘイトデマ」への対抗言論の一貫として、蟻塚さんの著書を紹介する記事もアップしています。

※沖縄を侮辱する「無知」を許してはならない！「ニュース女子」出演者らが知ろうともしない沖縄の歴史！蟻塚亮二著『沖縄戦と心の傷～トラウマ診療の現場から』を読む！（第12弾） 2017.2.8
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/362018

※ケンブリッジ大学で開かれた島の戦争研究会ではホロコーストと認定〜「ニュース女子」出演者らが知ろうともしない沖縄史！蟻塚亮二著『沖縄戦と心の傷～トラウマ診療の現場から』（第13弾） 2017.2.24
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/365212

　一昨日の岩上さんによる蟻塚さんインタビュー1日目は、「沖縄」でのPTSDの実態を中心にうかがいましたが、昨日は福島で広がるPTSDの実態をお聞きしました。

　早稲田大災害復興医療人類学研究所と震災支援ネットワーク埼玉は先月25日、福島第一原発事故で首都圏に避難した福島県民を対象にしたアンケート結果の速報値を発表。回答者のうち、PTSDに相当する高い心理的ストレスを抱えている人は51.9%にものぼり、前年よりも17.2％も増加したということです。

　同研究所は「社会全体の関心が薄れる中で帰還政策が進んでいく。同時に生活支援の打ち切りの時期なども具体化していき、被災者の不安が増加しているのではないか」と分析していますが、岩上さんのインタビューに応えた蟻塚さんによると「遅発性」のPTSDで、今後もますます増えていく可能性もあるということです。

　まもなく震災から6年。今も避難した福島県民は、政府からはほとんどかえりみられることもなく、「難民」といえる状況に置かれています。福島の現実を確認するためにも、昨日の岩上さんによる蟻塚さんインタビューをご覧ください！まもなくアーカイブをアップします！

　それでは今日も1日、よろしくお願いします！

■お詫びと訂正

　3月1日発行の日刊ガイドにて、以下の部分の記載に誤りがありました。

1．＜ニュース・フラッシュ6＞
（誤）：小川勝也参院幹事長らの答弁に
（正）：小川勝也参院幹事長らの質問に
2．＜インタビュー報告＞
（誤）：1945年3月の沖縄戦
（正）：1945年3月～6月の沖縄戦

　訂正の上、読者ならびに関係者の皆さまには深くお詫び申し上げます。今後、こうした校正ミスのないように、注意してまいります

※日刊IWJガイドのフルバージョンは下記URLより御覧ください。
http://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20170302

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岩上安身サポーターズクラブ事務局
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