ついに運命の投開票日を迎えた東京都知事選。そして、息つく暇もなく疑惑が次々と浮上する新都知事・舛添要一氏。岩上安身と IWJ 記者が走り回って取材し、独自にまとめた渾身レポートをお届けします!
ダイジェストながら、巻頭言や読み物、スタッフ寸評を含め大ボリュームでお送りする本メルマガは、気になるところだけ「ななめ読み」も推奨です。
38号簡易もくじ
- STFダイジェスト
- 詳細もくじ
- 岩上安身の「ニュースのトリセツ」
- ニュースSTF(02/08~02/14)
- IWJ記者の視点
- ご献本ありがとうございます!のコーナー
- IWJからのお知らせ
1. 38号STFダイジェスト 2月8日(土)~14日(金)
★忙しい方も、ここだけ読めば一週間のIWJの動きがわかる!★
東京都知事選が決着。主要4候補の開票センターから生レポート
天下分け目の戦い、開票の瞬間を現場から生レポート。東京都知事選の投開票が行われた2月9日、IWJは舛添要一氏、宇都宮健児氏、細川護熙氏、田母神俊雄氏の開票センターの模様を中継。開票結果を受けた、各陣営の声をレポートしました。
結果は、舛添氏が211万票あまりを獲得し、2位の宇都宮氏に100万票以上の差をつけての圧勝。小泉純一郎氏とともに「元総理」のタッグで話題を呼んだ細川氏は、95万票で3位に沈みました。61万票で4位につけた田母神氏は、20代、30代といった若者への支持を背景に、政治活動の継続を早々に宣言しました。
岩上安身は、選挙期間中に舛添氏に浮上した公職選挙法違反の疑いについて取材。舛添氏の個人演説会で、受付のスタッフが「東京五輪・特製バッジ」を配布したことが公職選挙法違反にあたるとして、警視庁に刑事告発した、元検事で大阪高検元公安部長の三井環氏にインタビュー。
三井氏は、告発状を提出した経緯を説明するとともに、「新党改革」が2億5000万円の借入金の返済に政党助成金や立法事務費をあてたとされる疑惑について、「猪瀬氏が辞めたのも『政治とカネ』がきっかけ。就任後の会見などで、マスコミも追及するのでは」との見通しを語りました。
舛添要一新都知事、意外な低姿勢で記者の追及をはぐらかす
細川・小泉の「元首相」コンビが風のように去った一方、当選した舛添氏は意気揚々と初登庁。12日の就任会見と14日の定例会見には、IWJも含めて多くのマスコミが詰めかけました。
「2億5000万円の政党助成金流用疑惑」や「過去の女性蔑視発言」など厳しい質問が続く中、舛添氏はそれらを意に介することのない様子で否定。
IWJは副反応被害が相次ぐ子宮頸がんワクチン問題について、舛添氏が厚労相時代に「優先承認」を推進していた事実についてその責任を追及しましたが、舛添氏は「今後も対応を考えていきたい」と述べるにとどまりました。
日米原子力協定、その実態とは
緊迫の日米交渉、その舞台裏が語られました。12日、外務省科学審議官として、1988年に締結された日米原子力協定(包括協定)の実務を担当した、遠藤哲也氏に岩上安身がインタビュー。日本の原子力政策について、そして核兵器保有の可能性について、日米両政府の思惑を知り尽くした遠藤氏から、その生々しい実態が語られました。
このインタビューは、2月16日(日)19時より、会員限定で再配信。ぜひ、IWJの定額会員にご登録いただき、貴重な証言の数々をご視聴ください。