寒川と平塚の「ツインシティ計画」に黒岩知事「魅力を感じていない」 〜黒岩祐治神奈川県知事 定例記者会見 2013.8.19

記事公開日:2013.8.19取材地: 動画
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 2013年8月19日(月)12時30分から、黒岩祐治神奈川県知事による定例記者会見が神奈川県庁にて行われた。

 記者からの質疑応答の中で、寒川と平塚の「ツインシティ計画」についての質疑が出た。「ツインシティ計画」とは、東海道新幹線の新駅を寒川町倉見地区に誘致し相模川を挟んだ平塚側とを新たな橋でつなぎ、2つの地域を活性化させていくという計画である。平成12年3月に基本計画が、平成14年4月には整備計画が策定されていた。

■全編動画

  • 日時 2013年8月19日(月)12時30分~
  • 場所 神奈川県庁(神奈川県横浜市)

 今回、県が倉見地区の進展を待たずに新しい橋を先行して整備するという方針を、地元側に通知したことについて聞かれ、黒岩知事は「新駅構想の中で一番大事なことは、まさにツインシティといっているものがどれだけ魅力的なものになるか、そのエリアになりうるか示さなければならない。私が知事に就任する前からあった話だが、正直なところ魅力を感じていない。地元が一枚岩になって具体的なビジョンとか盛り上がりとか、そこまでのパワーを感じていない」と述べた。

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「寒川と平塚の「ツインシティ計画」に黒岩知事「魅力を感じていない」 〜黒岩祐治神奈川県知事 定例記者会見」への1件のフィードバック

  1. あのねあのね より:

     倉見は単線である相模線の駅です。相模線は茅ヶ崎から横浜線や京王線の橋本迄行く電車で、ドアはボタンを押して乗客が開けるような電車です。 倉見駅は一日の乗降客が2,000人未満の駅で、一時間に3本の電車が来る駅です。3本しか来ないといったほうが適切だと思う。
     地元の人の足は専ら自動車で、学生や東京に通勤するサラリーマンが通勤に使う程度の電車で今後とも乗客の増加は見込めません。1999年に倉見に新幹線の駅が出来るという話を茅ヶ崎の住民から聞いたことが有りますが、新幹線こだま号の本数を考えたら地元の自治体が無駄金を出して橋を作って終わる可能性が高いです。
     この馬鹿げた橋の他に神奈川県が反省しなくてはならないのは、城ヶ島の対岸である三崎の埋め立て事業です。半島の先端に物流基地を作ると称して地元の人が遊びに来る岩場を広い範囲で埋めました。アジの好漁場とおいしいワカメが取れる岩場を広範囲で埋め立てし、県も国ももう予算が付いたからと言って地元の埋め立中止要請を無視した。人が来なくなって三崎の街は壊滅的な打撃を受けました。埋め立ての土砂もバブル崩壊で残土の受け入れから買い入れになったと地元では悪評ですが、もう埋め立ては修了し、過去の磯を知る人間には悪夢のような姿をさらしている。
     馬鹿げた埋め立て事業を思い出して馬鹿げた橋の建設は止めて貰いたい。

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