2013年7月16日(火)12時から、福岡県・JR博多駅筑紫口にて、福岡選挙区 日本維新の会 吉田としゆき候補による街頭演説が行われた。
応援には元横浜市長の中田宏 政調会長代理が駆けつけた。
中田氏は、まず、行政の利益構造について語り始めた。「市長になった瞬間から、利益構造の中で身動きが取れないくらい、次から次へと色んな案件が来る。しかし、それでも物事を決めて前に進めない限りは、何の改革もできない」と語り、「今日的に日本に求められている、責任のある政治とは何なのか。これを考えると、既得権から離れて物を考え、決断しなければダメだ」と意気込んだ。
また、「現在、日本には100万ヘクタールの使われていない、土地がある。それらの土地は休ませてお金を稼いでいる。しかし、日本は、それらの土地をもっと活用し、農作物をつくり、外国と輸出で勝負できるチャンスがある」と述べた。それにもかかわらず、使われていない土地が多いのは、「『しがらみ』があるからだ」と、農協を痛烈に批判。「農協が既得権や利権となっている」と指摘した。
横浜市長時代、横浜市営地下鉄の財政を赤字から黒字に変えたという実績を持つ中田氏。「職員の働き方を見直し、改革をやって黒字にした。その取り組みをやって行く上で、労働組合や民主党からの大反対もあった。しかし、そんな中でも決断をして、はじめて黒字になった」とアピールし、「自民党、民主党は既得権に巻かれて、利益団体の言うことを聞かされ、票をあてにしている。そうやってお互いの貸し借り感情の中で、日本の借金は積み重なっているだけではないか!」と既得権を利用した政党を批判した。
最後に、「日本維新の会は、既得権、こういうものから離れて、物事のあり方をきめていく。それが私たちのあり方だ」と述べ、しがらみのない政策決定をしていく姿勢を見せた。(IWJ中継市民 柴田奈々)
中田宏という人は、苦労せず地位に就いた他の人たちと同様にステレオタイプの理解しかできないのだと思います。現実の物事は「公式」でではなく、因数分解して見なければ実際を知る事はできません。ちょっとした実績ならば大概の人は出せます。しかし、国の政治は内政における仕組みの変更、外交においては中国、北朝鮮、ロシアといった敵にあたる国の実態と実情を把握する為の理解が必要となります。公式で簡単に答えを出すという考え方では、無理な話です。様々な矛盾した要素を並び替えて、どちらにも納得できる解を見出し、提示する事が出来て領土問題、拉致事件解決が可能となってきます。日本の国力、地位から見て、これらは充分に解決可能な問題です。核武装を考えるというのは幼稚ですが、新自由主義の人たちの場合には、何も考えていない、ただアメリカからの話を聞いて暗記しただけのように感じます。国内の事を知ってはいないでしょう。