黒岩神奈川県知事定例会見 2012.2.13

記事公開日:2012.2.13取材地: テキスト
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(サマリー/遠田さん)

 2012年2月13日(月)、黒岩神奈川県知事定例会見の模様。

 はじめに知事は、メガソーラー設置に伴う12ヶ所の土地基礎調査の結果を報告した。現在、土地所有者と調整を行なっているため、3月上旬頃から設置を希望する民間事業者の申し込みを受け付ける。

▲黒岩祐治 神奈川県知事(写真は、2012/3/19 神奈川県知事定例会見より)

  • 日時 2012年2月13日(月)
  • 場所 神奈川県庁(神奈川県横浜市)

 次に、神奈川のファンを増やすため、インドネシア及びフィリピンからEPAで来日している、外国人看護師・介護福祉士候補者の激励会を開催すると発表。鎌倉市内観光や食事会が行われる。EPAで来日した候補者は、看護師は3年、介護福祉士は4年の間に国家試験に合格できなければ帰国する決まりだ。知事は、「EPAで来日している候補者を心配している」と述べた。神奈川県は国家試験対策講座を増やすなど、候補者の支援に乗り出す。今回の激励会はその一環と位置づけられている。

 そして、米海軍厚木基地近くで8日に起きた米軍機の部品落下事故への対応について発表。黒岩知事は、防衛省と外務省に対し、原因究明と再発防止策の公表を米側に求めるよう要請を行った。そして、事故報告を半年以内に行う日米間の決まりについて、「半年は長い、一日も早く原因究明と再発防止策を伝えてほしい」と述べた。

 また、知事は震災がれきにについて、国の責任で処理を行うための新たな法的枠組みを作ることを「国に要請する」と述べた。神奈川県では、震災がれきを横須賀市にある産業廃棄物最終処分場に埋め立てる予定だ。法的根拠を明確にしてほしいと、地元の反対も強い。知事は「それ(法的根拠)さえできれば(がれき受入れを)認めてもらえるかわかりませんが、国全体としての姿勢を明確にしてほしい」とも述べ、新たな法的枠組みを制定する構想は、受入れのための一環だと説明した。また、「県で受け入れたいという思いに少しも変更はない」と述べた。

 他には、河村隆一氏、八木亜希子氏の観光親善大使就任や、県が開発した、梨や梅の栽培技術「樹木の樹体ジョイント仕立て法」が特許を取得したことなどが発表された。

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