2012年7月18日(水)、神奈川県庁で、黒岩祐治神奈川県知事 定例記者会見が行われた。
(ボランティアスタッフ・小澤)
2012年7月18日(水)、神奈川県庁で、黒岩祐治神奈川県知事 定例記者会見が行われた。
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会見の中で県知事は、まず、医療問題を取り上げ、神奈川県内で深刻化する看護師不足の解消をめざし、准看護師養成を停止し正看護師自体を増やしていきたいと述べた。
続いて、神奈川県の財政問題について触れた。「財政破たんする」という危機的状況を回避するために、単に「補助金を削る」だけではなく、「何のために削るのか」「削ったお金をどうするのか」「削ったお金を使って、経済のエンジンを回していく」という仕掛けに対して、県民の理解が必要不可欠である、と説いた。
また、経済のエンジンとして「ライフイノベーション」「グリーンイノベーション」「第4の観光の核」をあげ、補助金を削る際の知事としてのリーダーシップの重要性について、次のように述べた。
「補助金がそこにあるには、それぞれ一つずつ全部意味がある、歴史もある、背景もある。よって補助金を全部止めるとなったときには『冗談じゃない』という批判があがってくる。その時、われわれ神奈川県民は一つのボートに乗っており、今まさに沈もうとしてる中で、船長である私が何とかして沈まないようにして、この船を前へ進めなきゃいけない。船が沈むか沈まないかは知事自身のリーダーシップにかかってる」