岩手県の漁網受け入れ反対に関するぶら下がり記者会見 2013.6.10

記事公開日:2013.6.10取材地: テキスト動画
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(IWJテキストスタッフ・小山内/澤邉)

 2013年6月10日(月)、神奈川県横須賀市の横須賀市役所前公園で「岩手県の漁網受け入れ反対に関するぶら下がり記者会見」が行われた。反対運動をしている市民3名は、漁網受け入れの意向を表明した箱根町と南足柄市の現状を報告して、「必要ないものを、知事のメンツのためにだけ神奈川県に持ってくることに対して、極めて怒りを感じる。漁網はゼロにしていきたい」と訴えた。

■ハイライト

 最初に、「原発なくそう!100万人アクション in Yokosuka」実行委員会の品川孝司氏が「がれき広域処理・漁網受け入れに係る、吉田市長の一連の言動に対する抗議文」を読み上げた。

 続いて、大楠連合町内会が黒岩祐治神奈川県知事宛てに提出した、漁網受け入れに関する反対の意見書について、「『大楠連合町内会は県に対して漁網受け入れ案の撤回を求める』、『芦名町内会と県との間で結ばれている協定書の遵守を求める』、『この結論をもって本件に関わる今後の交渉協議については終了する』という3つを1月10日の段階で県に対して表明している」と報告した。しかし、「これ以降も、黒岩知事、吉田市長は、大楠連合町内会、あるいは芦名町内会に対して、執拗に受け入れの再考を働きかけるという形で動いている」と批判した。

 次に、箱根町の状況について、「箱根町側は、『箱根は温泉街で、お客さんが東北からも来る。だから助けたい』という言い方をしている」と明かした上で、「逆にこういう危険なものを入れることで、風評被害を含めた資産価値の低下、あるいは危険性が増大することから、観光業にとっても決してプラスにはならないはずだ」と主張した。

 同じく、南足柄市が一般廃棄物最終処分場のある雨坪地区で、5月12日と26日に住民説明会を開催したことに触れ、「雨坪の自治会員だけを対象にしたもの。昼間なのに窓にはカーテンを引いて、外から見えないような形で、非常に閉鎖的な中で説明会がされた。説明会の中で何がされたかというと、極めて非民主的な中身の運営がされていた」と解説した。

(…会員ページにつづく)

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