2012年3月7日(水)、東京電力本店で、記者会見が行われた。
昨日停止した2号機の塩分除去装置は、処理前後の水量バランスの変動が原因と解かり、再起動し運転を再開しており、2号機の内視鏡調査は今月末予定と発表。保安院に中期的安全確保の考え方(改訂)を報告し、使用済み燃料プールに貯蔵している燃料は事故後1年でかなり減衰しており、万一破損しても放射性物質影響小さいとの見解を示した。
(IWJ・中埜)
2012年3月7日(水)、東京電力本店で、記者会見が行われた。
昨日停止した2号機の塩分除去装置は、処理前後の水量バランスの変動が原因と解かり、再起動し運転を再開しており、2号機の内視鏡調査は今月末予定と発表。保安院に中期的安全確保の考え方(改訂)を報告し、使用済み燃料プールに貯蔵している燃料は事故後1年でかなり減衰しており、万一破損しても放射性物質影響小さいとの見解を示した。
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午後の会見で東京電力は、西澤社長が震災から1年目にあたる3月11日に同社福島第一および第二原子力発電所を訪れ、14時46分に合わせて黙祷するとともに、社員に向けた訓辞を行なうことを明らかにした。
その様子は本店会議室にてライブ中継され、その後17時から相沢原子力立地本部長と松本同本部長代理が、この1年間の取り組みなどを説明する予定。一方で勝俣会長や西澤社長、清水前社長の会見は行なわないことも明らかにした。記者からは「会見を行うことの検討すらされなかったのか」、「福島県民に向けて責任者から何も言葉がないのはあまりにも誠意がなさ過ぎるのではないか」などと疑問の声が相次いだ。