第二期収支報告(2013年6月25日発表)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━◆ 収支報告
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 事務所の移転が完了し、ひと区切りつきましたので、2012年度(2011年11月1日〜2012年10月31日)決算収支のご報告ならびに、本年度収支予測をさせていただきます。

 IWJの配信本数は、2011年度(2010年11月1日〜2011年10月31日)1,524本から、2012年度(2011年11月1日〜2012年10月31日)には3,498本へと、配信規模は約2.3倍に急拡大しました。また、それとほぼ比例する形で、IWJの収入は2011年度と比較して1.8倍に成長いたしました。動画の配信だけでなく、速報、サマリー、ブログ、メルマガなどテキストの配信も精力的に行い、10人に満たなかった常勤のコアスタッフも、23人になりました。

 これには、会費(2012年1月より会費制を導入)、寄付・カンパ、オンデマンドでの番組配信、DVD販売、イベントへの参加費も売上として計上しております。IWJをご愛顧くださった皆様、応援して下さった皆様に心から御礼申し上げます。

 また、2012年度におきましては1,000万円を超える大口の寄付を一件、頂戴いたしました。個人の方からで、一切の条件は無く、「IWJの報道によって助けられたから感謝の気持ちです。活動の一助としてお役立てください」とのことでした。心から感謝するとともに、IWJの基礎づくりのための費用として活用させていただきました。

 しかしながら、今後このような高額の寄付があるとは想像できませんので、今期の収入は、2012年度より大幅に下回ると予測しております。

 また、事務所の移転を行い、これまでは複数の事務所に分かれて作業をしていた各班のスタッフが、新オフィスへの統合により全員が同じフロアで仕事を行い、スタッフ間の意思の疎通、日々の仕事の効率化、そして機動力UPを実感しております。御支援下さった方々には、心から御礼申し上げたいと思います。本当にありがとうございます。

 2012年度のRe-bornプロジェクト等として皆様にお知らせした「トップページのリニューアル、アーカイブの充実、撮影編集機材の充実、自動車・自転車の導入による機動力UP、記者、テキストライターの育成/養成、新オフィスへの統合」などの目標はほぼ達成できたのではないかと思っております。

 また、アルバイトを含めた本部スタッフ(常勤、ほぼ常勤を含む)は23人となり、同時に協力いただいた120名を越える外注スタッフの方々に対しても、ささやかながらお支払いできるようになりました。

 しかしながら、今年に入って会員数が5000人前後で足踏みを続けており、このまま推移しますと、今年の末には当期の純損益額が大きくマイナスに転じる可能性があります。

 スタッフ一同、気を引き締めて努力し続けていきたいと思います。が、市民に直接支えられるメディアであるIWJには、会員・サポーターの皆様の御支援が欠かせません。どうぞ、今後ともご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

なお、IWJは、株式会社として、税理士法人西川会計の監査を受けています。

IWJ代表 岩上安身拝

2012年実績
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
収入 (単位:千円)
会費 53,764
カンパ 61,017
物販等・イベント 9,621
その他 756
─────────
収入合計 125,158
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
支出
スタッフ/外注報酬 73,145
役員報酬 3,600
販売管理費計 47,163
その他 493
税金 500
─────────
支出合計 124,901
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

(収入125,158 – 支出124,901)=257
当期純損益金額 257

※IWJ通信での報告では、第三期の予測をここにあわせて記載しました。
表記順などがわかりづらかったので、ここでは第二期のみ報告します。
内容に変更はありません。

第一期収支報告(2012年4月21日発表)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ カンパ収支のご報告
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日ごろより、会員・サポーターの皆様には、IWJをご支援いただきありがとうございます。

 IWJの平成23年3〜10月分の収支について決算処理が終わりました(IWJは10月決算です)。
関連する岩上安身事務所の決算処理(12月決算)および確定申告もすませ、税理士のチェックも済みましたので、サポーターの皆様にご報告いたします。

 昨年3月の震災以降、事務所も混乱し、経理担当者も事務担当者もいなくなるという危機的状態の中、作業量は逆に爆発的に増え、さらに新しい経理担当者の着任後、経理システムの変更・導入作業も重なり、処理をし切れずにおりました。
昨年末にようやく新しい経理システムが整い、IWJとして初めての決算処理を終えることができました。
以下、その収支について、感謝の気持とともにご報告させていただきます。

IWJ/岩上事務所

収支報告(自H23年3月1日 至H23年10月31日)

—–
収入の部

H23年3月-10月 収入分
収入合計 52,714,923円…(1)
(内訳)
カンパ収入 48,461,188円
イベント収入 3,313,495円(対象となるH23年のイベントは下の *1 を御覧ください)
販売売上 940,240円

H22年-H23年2月 前回公表時に未計上分など、決算時修正分
収入合計 2,544,542円…(2)
(内訳)
カンパ収入 -391,000円
イベント収入 1,475,042円
販売売上 1,460,500円

修正後収入合計((1)+(2))は 55,259,465円 です。


支出の部

1.活動費 17,678,385円
(内訳)
イベント活動費 6,835,405円
交通費 2,796,134円
備品使用料 1,600,000円
消耗品費 4,856,143円
取材関連費 1,590,703円

2.スタッフ人件費 30,469,642円
(外注費、コアスタッフの実費交通費・通信費を含む)

3.事務所運営費 6,090,291円
(内訳)
家賃・光熱費 2,852,675円
事務処理費 1,769,510円
消耗品費 344,355円
通信費・発送費他 1,123,751円

支出合計((1)+(2)+(3))は 54,238,318円です。


収入-支出 差引
55,259,465円 – 54,238,318円
計 1,021,147円 です。

なお、IWJ 第一期(H22年12月〜H23年10月)の当期純利益は、2,322,207円となりました。
これまで平成22年12月のIWJ設立以前の収支(岩上安身事務所持ち出し分)を含めて報告しておりましたので、
通算すると赤字が続いておりましたが、平成22年12月〜平成23年10月のIWJ単体の収支としては、最終的に当期純利益は2,322,207円の黒字となりました。

3.11直後の4,5,6月にカンパが多く寄せられました。その後、急激に落ち込みましたが、秋頃にこのままでは赤字になってしまうと危機感をもってカンパのお願いを呼びかけましたところ、ご支援下さる方が少し増えたため、最終的にこの金額となりました。ご支援していただいた皆様に、改めて厚くお礼申し上げます。

なお、平成23年 2月時点で皆様にお知らせした累計収支は -7,059,805円となっておりました。
今回の収支+1,021,147円と合わせますと、計 -6,038,658円の赤字となります。
これはIWJ設立以前(H22年1月〜12月)に岩上安身事務所が持ち出した分との累積の収支です。
つまり、IWJ単体の第一期としては、2,322,207円の黒字を計上しましたが、IWJ設立以前の岩上安身事務所が負担した費用と通算しますと、-6,038,068円の赤字となっております。

IWJは皆様のご支援で支えられているメディアです。
皆さんのご支援に、心から感謝申し上げます。
おかげさまで、こうして活動を続けることができております。
会員制に移行したいまも、皆さんからのご支援が頼りです。
今後ともなにとぞ、よろしくお願いいたします。