言葉を交わすこと。そして、諦めずに続けること。民主主義と憲法について話そう!寄稿文絶賛募集中!復刻版「TALK ABOUT DEMOCRACY」Tシャツ&岩上安身の近著3冊『前夜』『米国を隠す日本の真実』『「今を伝える」ということ』大好評発売中!


 おはようございます!一昨日、経産省前テントひろば跡地へ現在の状況を取材しに行ったところ、2人の警官につかまって、「なんでカメラを持っているんですか?」「どこのメディアですか?」と質問をされているところを、たまたま通りかかった岩上さんに目撃された、主に一般事務だけど、たまに動画スタッフとして現場に出ている浅野百衣(もえ)と申します。

 超忙しい岩上さんは、運転する車の中から、「あ、職質されてる!助けなきゃ!」と一瞬、思ったそうですが、「ま、いいか。浅野は職質くらい、自力で切り抜けるだろ」とスルーして、事務所へそのまま向かったそうです。幸いに、岩上さんの判断通り職質を自力で切り抜けて取材を続けることが出来ました。持つべきものは、部下を甘やかさない上司です!

 経産省前テント前ひろばの跡地では、いまも座り込みの抗議活動を続けている方々が何名もいらっしゃいます。それと同時に、テント撤去後も、右翼街宣車からの怒声による攻撃も続いています。それを見て、特に何も動かず警官らが立ちつくしているという光景も当たり前の景色となりました。

 毎日繰り返されるこの光景に、テント跡地にいた方は、「もう慣れちゃったわ」と笑い飛ばし、呆れる表情を見せながら、今後も経産省前での原発への抗議活動を続けていく意志を示されていました。IWJは今後も、原発問題について、そして原発に抗議する市民について、力を入れて報道してまいります。

 ちなみに、この時の取材動画は、現在、鋭意作成中の経産省前テントのドキュメント映像に含まれる予定です。近日中の配信を予定しております。後日、この日刊ガイドでも詳細を告知いたしますので、その際はご視聴の程、よろしくお願いいたします。

 さて、IWJでは現在、「みんなで語る『改憲への危機感』」というコーナーを設け、皆さんからいただいた寄稿をご紹介しています!本日は、沖縄県の高校で教鞭をとられている石岡 久仁文さんの『瀕死の日本国憲法』を紹介します。

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 先の参院選の結果は、ある意味想定内でした。

 今、危惧していることは、その結果以上に投票率の低さです。当地の伊波洋一候補の勝利は確実視されていたものの、あまりの低投票率に愕然としました。残念ながらこうして、憲法改悪への工程は進められていくのでしょう。

 IWJや県内マスコミを除けば世の報道機関は、 “何を伝えないか” ということに汲々としています。辺野古や高江の現状はないが如き。現政権のメディア・コントロールは奏功しているようです。

 諦めているわけではありませんが、あるいは既に取り返しのつかないところまで事態は進行しているのではないかと思う昨今です。

以下、石岡 久仁文さんの『瀕死の日本国憲法』は、こちらでお読みいただけます。

http://iwj.co.jp/wj/open/consti-msg/1-021

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 石岡さん、鬼気迫るご寄稿文をご投稿いただき、ありがとうございました!

 石岡さんのご指摘の通り、戦後71年の平和を守り続けてきた日本国憲法は、改悪の危機に晒されています。

 このまま憲法改悪の国民投票が行われるとしましょう。そこで、「日本という国家に民主主義を実現する土台が整っているのか」と考えてみると、まだまだ市民同士でのコミュニケーションにおいて政治を語る事がスタンダードになってもおらず、この危機的状況を打開するのは容易ではないと思われます。

 しかし、絶望ばかりではありません。

 IWJでは、SEALDsの解散発表を機会に、IWJがこれまで取材してきたSEALDs関連の動画を連日、再配信していますが、SEALDsの国会前抗議は、週を重ねるごとに世代を超えた市民の参加を促してきました。皆で民主主義や立憲主義に関して「言葉」を交わすことが、民主主義の土台を強くすることに有効であると証明したように思います。

 SEALDsの現場でマイクを握った人々から発された言葉には、一貫して「現在の日本の民主主義は危機的状況にある」という強い危機感がありました。また、次の世代のことを考えると「今が分岐点である」という当事者としての意識も強く、危機的状況を乗り越えるため、諦めずに行動し続けることを宣言しています。

 石岡さんが危惧されているように、もしかしたらすでに「取り返しのつかないところにきている」のかもしれませんが、最悪の危機を目前にしてできあがった「政治について語る土壌」を耕し続け、広げていく余地はまだまだあるように思います。

 ただし、今のようにメディアが真実を報道せず、市民が正しい情報を得られなくなってしまえば、民主主義は機能せず、憲法はさらに死へと向かってゆくでしょう。であればこそ、なお一層、IWJの使命は重要なものになると思わざるを得ません。

 皆様方、一般市民の応援とご支援に支えられて、IWJはより多くの方々へ情報をお届けし、民主主義・政治・憲法についての会話を広げられるよう、精一杯取り組んでまいります!

 「みんなで語る『改憲への危機感』」企画に連動して、ポップでキャッチーなデザインが好評の「TALK ABOUT DEMOCRACY」Tシャツも復刻させ、販売を開始しております!

※復刻版!! Tシャツ TALK ABOUT DEMOCRACY 色:ヘザーグレー・ブラック

https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=256

※復刻版!! Tシャツ TALK ABOUT DEMOCRACY 色:バーガンディ・キナリ

https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=257

 どうやらこのTシャツのデザインは、思わず人の視線を奪ってしまうようです。シンプルなデザインなのに、とても不思議です。やはりいいデザインは派手でなくても人の心を奪ってしまうのでしょうか。

 是非、このTシャツを着て町を歩いてみてください!政治に感心のない知人・友人が、「そのデザインいいね」と声をかけてくれるかもしれません。もしかすると、どうしてそのTシャツを選んだのか、理由を聞いてくれるかもしれません。

 たったTシャツを着るというだけの選択が、未来を明るくする一歩に繋がるかもしれません。是非、お買い求めを!引き続き、寄稿文も絶賛募集中ですので、みなさまからのご投稿を心よりお待ちしております。

※寄稿の投稿フォームはこちらから

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc7bnfuZOlRy0S9o9HmEGQWgdgT7TYJJIth4J3GaWHMgUPAzw/viewform?c=0&w=1

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■<★お知らせ★>大好評をいただいております!岩上安身の近著3冊『前夜』『米国を隠す日本の真実』『「今を伝える」ということ』絶賛発売中!

 続けて浅野より、岩上さんの近著3冊をご紹介させていただきます!「良書を読むことで情報が広がっていく」――昨年、岩上さんから指導を受けた言葉の中で、特に印象に残っている言葉です。

 IWJでは、様々な有識者の方々に岩上さんがお話しをうかがうインタビューシリーズが目玉中の目玉です。毎回、岩上さんはゲストの方のご著書や資料を熟読してからインタビューに挑んでいますが、そんな岩上さん自身も昨年の2015年、共著者として書籍を3冊も出版しています!今日はその3冊の魅力をご紹介したいと思います。

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 ■『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』

 まず1冊目は、経済学者の植草一秀氏、鹿児島大学教授の木村朗氏、民主党議員の川内博史氏と岩上さん4名による共著『米国が隠す日本の真実』(星雲社)です。

 岩上さんはこの著書のため、第3章の「安保関連法案の背後に潜む米国の『オフショア・バランシング戦略』」と題した原稿を書きおろされました。

 「オフショア・バランシング戦略」とは、「米軍は財政難により、いずれ東アジアの覇権を継続できなくなるので、西太平洋の覇権を中国にゆだねて撤退する。取り残される日本は核武装するだろう」と論じている、米国の代表的な戦略家であるクリストファー・レインが主張している米国の軍事戦略です。

 この著書の中で岩上さんは、レインの論文が日本の外務省の発行する外交専門誌『外交』の巻頭を飾ったことを紹介し、日本は「中国に対する米国の『鉄砲玉』にさせられる」と警鐘を鳴らしています。

 今上天皇による生前退位の意を利用してまで、そして、参議院選挙において国民を欺いてまで、なぜ安倍政権が改憲を急ぐのか。その背景に存在する米国からの強い働きかけを指摘するなど、大変読み応えのある書籍となっています。

 11月にこの書籍が刊行された際には、著者4名の方々揃ってのサイン会とトークイベントの場が行われました。ぜひ書籍と合わせて、こちらの動画記事もご視聴ください!

※満員御礼・キャンセル待ち続出! 『米国が隠す日本の真実』刊行記念クロストークカフェで、植草氏×川内氏×木村氏×岩上のトークが白熱! 書籍は早くも売り切れ御免! 再入荷のご予約受付中です! 2015.11.24

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/275529

▼『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』販売ページの案内
販売価格:1,728円(税込)
※サイン入り版販売ページ

https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=159

※サインなし版販売ページ

https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=158

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■『前夜~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』<販売価格:2700円(税込)  2冊目は、弁護士の梓澤和幸氏、澤藤統一郎氏との共著、『前夜・増補改訂版』です。  安倍政権は「緊急事態条項」の新設を筆頭に、憲法改正に取りかかろうとしていますが、私たちはどれほど憲法の大切さを理解しているでしょう?  全ての国民の基本的人権を保障する日本国憲法ですから、国民投票にかけられる前に、自民党改憲草案と現行の日本国憲法を読み比べ、与党政権がどのように日本を変えようとしているのか、日本国憲法下で生きる国民一人一人が理解を深めなければなりません。  自民党改憲草案と現行の日本国憲法を簡単に読み比べる書籍やサイトはいくつか存在しています。しかし、『前夜』はどのサイトや書籍よりも詳しく、かつ分かりやすく解説されているとご好評をいただいております。  実際、イベントなどで『前夜』を販売していると、「詳しい解説と分かりやすさが両立するんですか?」と疑問に思われる方もいらっしゃいますが、実際にお読みいただいた方からは、「二人の弁護士と岩上さんによる解説が、基本的に『対話形式』だから、さらさらっと読めちゃった」というようなお声もいただきました。  参院選直前の6月には、「緊急事態条項の危険性の周知が必要だ」という岩上さんの判断で、増補改訂版に岩上さんが寄せた「まえがき」をホームページ上で公開いたしました。 ※【特別掲載!】安倍総理による「改憲隠し」にダマされるな! 参院選の真の争点は改憲と「緊急事態条項」の創設である〜岩上安身による『前夜・増補改訂版』の「まえがき」を緊急アップ! 2016.6.15 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/309102 ※【特別掲載!】基本的人権を停止させ、国民が「公の機関」の指示に従う義務をうたう「緊急事態条項」を警戒せよ!~『前夜・増補改訂版』より抜粋第2弾!「第九章 緊急事態」をアップ! 2016.6.17 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/309929 ※【特別掲載!】「国防軍」の実態は「米防軍」!? 安保法制を強行採決した安倍総理の真の狙いとは?~『前夜・増補改訂版』より抜粋第3弾!「第二章 戦争の放棄」をアップ! 2016.6.25 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/311812  改憲議論に関心を抱いている知人やご友人へのプレゼントにもオススメです! ▼『前夜~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』販売ページの案内 販売価格:2,700円(税込) ※サイン入り版販売ページ https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171 ※サインなし版販売ページ https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=169 —————————————————— ■『「今を伝える」ということ』  最後にご紹介するのは、『「今を伝える」ということ』(成文堂)です。  この書籍に登場するのは、岩上さんを含む14名のジャーナリスト。岩上さんは第4部の「ジャーナリズムの使命と未来」に登場し、記者クラブ制度を批判するだけでなく、今後のメディアのあるべき姿を提示しています。  テレビ、雑誌など、大手既存メディアでの経験を踏まえ、ゼロから“インターネット報道メディア”という新しい媒体を作りあげた岩上さん。どのように現在のメディアを批判し、どのようなメディアの未来を提起したか、ぜひお読みいただきたいと思います。    実はこの書籍は、岩上さんの母校である早稲田大学で行われた講義をもとに編集された書籍です。未来を担い、現在を必死で生きようとする若者に、岩上さんが何を伝えたかったのかという点も注目です。  ぜひ、お買い求めください! ▼『「今を伝える」ということ』販売ページの案内 販売価格:1,620円(税込) ※サインあり版販売ページ https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=194 ※サインなし版販売ページ https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=193