日刊IWJガイド・非会員版「<スクープ!>カマラ・ハリス大統領候補は、戦争マシーンのウォール街とズブズブだった!」2024.8.9号~No.4299


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~<スクープ!>カマラ・ハリス大統領候補は、戦争マシーンのウォール街とズブズブだった! 7月のハリス陣営が集めた選挙資金は3億1000万ドルでトランプ陣営の2倍だった! シリコンバレーの資金もハリス候補へ! トランプ氏と同様に、ハリス氏がイスラエルに加担して戦争を拡大する方針を撤回するはずがない! 東アジアにおける戦争準備も続く!

■8月、IWJの第15期が始まりました! 8月は1日から5日までの5日間で、11件、20万9000円のご寄付・カンパをいただきました! 第14期最後の月である7月のご寄付・カンパは390万9700円で目標達成率は98%でした! 前期第14期は、8ヶ月連続で目標未達、累積の赤字額は約1260万円。他方で、「IWJしか報じていない情報」が、増えてきています! どうか財政難のIWJが、独立メディアとして報道・言論活動を継続できるよう、皆さまのご支援をよろしくお願い申し上げます!

■【中継番組表】

■長崎の鈴木史朗市長が平和祈念式典にイスラエルのコーヘン駐日大使を招待しなかったことを受け、日本を除くG7加盟国の駐日大使が9日の式典参列をボイコット! 鈴木市長が「不測の事態が発生するリスクを懸念」したと表明すると、コーヘン大使は「(懸念は)でっちあげ」「市長はこの式典を乗っ取っている」と暴言! 戦争犯罪の原爆投下を行いながら、いまだ謝罪していない米国は、慰霊の場を政治利用してイスラエル擁護を主導! 被爆国日本政府は、G7加盟国にも煽られ、ひたすら米国に追従!! イスラエル擁護に追い込まれ、中東で戦争が勃発すれば、産油国との友好を保つ政治バランスが失われ、エネルギー危機に見舞われる恐れも!

■<IWJ取材報告>「第三次、第二次の下請け労働者には、ボーナスもなければ、賃上げもない。危険手当の半減や廃止で、実質、賃金が下がっている!」~4.10 被ばく労働者の労働条件改善を求める2024春闘集会

■8月11・12・13日発行分の日刊IWJガイドは休刊します。ただし、有事など緊急事態発生の場合は、「簡易版」「超簡易版」として発行します。
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■はじめに~<スクープ!>カマラ・ハリス大統領候補は、戦争マシーンのウォール街とズブズブだった! 7月のハリス陣営が集めた選挙資金は3億1000万ドルでトランプ陣営の2倍だった! シリコンバレーの資金もハリス候補へ! トランプ氏と同様に、ハリス氏がイスラエルに加担して戦争を拡大する方針を撤回するはずがない! 東アジアにおける戦争準備も続く!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 8月6日付の米国の公共ラジオ『NPR』が、注目すべき文字起こし記事を配信しました。

 それは「カマラ・ハリスとウォール街の関係の変遷」というものです。

※The evolution of Kamala Harris’ relationship with Wall Street(npr、2024年8月6日)
https://www.ctpublic.org/2024-08-06/the-evolution-of-kamala-harris-relationship-with-wall-street

 この記事は、『NPR』のラジオ番組のホストのアリサ・チャンと、『NPR』のマリア・アスパン記者、そして、カマラ・ハリス氏の肉声などで構成され、それをベースに文字起こしされたものです。

 そのトランスクリプト(文字起こし)の全文を、以下、仮訳します。

アリサ・チャン(ホスト)「意外な支持者グループ、ウォール街の幹部たちがカマラ・ハリス副大統領を支援しようとしています。『NPR』のマリア・アスパン記者が、その理由を説明します」

マリア・アスパン記者(本記事の筆者)「バイデン大統領が大統領選から撤退し、副大統領のカマラ・ハリスを支持すると発表した翌日、ハリスはかつて強力な敵と戦った話を共有しました」

(過去に録音された音声の一部再生)

カマラ・ハリス副大統領「差し押さえ危機の際、私は大手ウォール街の銀行と戦い、カリフォルニアの家族のために200億ドル(約3兆円)を勝ち取りました…」

(拍手)

ハリス氏「これらの銀行の詐欺行為に対して、責任を追及しました」

アスパン記者「これは先月、ハリスがキャンペーン本部で話した内容です。彼女は10年以上前、カリフォルニア州司法長官として活動していた時のことを指しています。

 金融危機(一般的にリーマンショックと呼ばれる。2008年9月に投資銀行リーマン・ブラザーズが経営破綻して、全世界に連鎖した、世界金融恐慌のこと)の最中、多くの人々が家を失っていた時期に、政府は住宅ローンの貸し手を追及し、彼らと和解を成立させましたが、ハリスは大手銀行にもっと多くの賠償金を支払わせることを求め、それを実現しました。

 銀行は、カリフォルニア州に200億ドルの和解金を支払うことに同意しました。それにもかかわらず、今日ウォール街は、彼女を支持しています」

(過去に録音された音声の一部再生)

ロジャー・アルトマン氏(投資銀行エバーコアの創設者)「彼女のキャンペーンは、非常に良好に資金が提供されるでしょう」

アスパン記者「これは投資銀行エバーコアの創設者であるロジャー・オルトマンが先月『CNBC』で語った言葉です。

 その後、他の多くの裕福な金融業界の幹部たちが、ハリスのために資金調達の戦略を立てるための電話会議に参加したと報じられています。

 ハリスのキャンペーンは、すべての寄付者から1週間で2億ドル(約300億円)以上を集めたと発表しました。

 ウォール街が、ハリスを支持する理由は、たくさんあります。彼女は、大手銀行を起訴した実績をアピールしているものの、ウォール街とのコミュニケーションを保ち続けています。

 例えば、3月にはJPモルガン・チェースのCEO、ジェイミー・ダイモンと2時間にわたるランチを共にしました。

 より広範に見ると、金融業界は一般的に安定を好む傾向があり、これはハリスのライバルである元大統領ドナルド・トランプには欠けている特性です。

 アルトマン(投資銀行エバーコアの創設者)前出のは、ハリスが副大統領から大統領に昇格することで、より一貫性のある政策を提供できると主張しました」

(過去に録音された音声の一部再生)

アルトマン「それは大統領選の良い枠組みですし、彼女はそれを利用するでしょう」

アスパン記者「一方、大手銀行は金融危機からほぼ立ち直っています。彼らは依然として一部の連邦法や規制に不満を持っていますが、ハリスがキャンペーンで語る大規模なカリフォルニア和解金は、ウォール街のビジネスにそれほど影響を与えなかったため、大きな恨みは残っていません。独立系銀行コンサルタントのバート・エリーに話を聞きました」

バート・エリー氏「カリフォルニア州がいかに大きく重要な州であっても、主な動きはワシントンとニューヨークの間にあります」

アスパン記者「現在、ハリスはその中心に立とうとしており、ウォール街は、彼女を支援するために資金を提供しています」

 これは、カマラ・ハリスという大統領候補と、今回の米大統領選の背景を理解する上で、決定的な記事です。

 ウォール街は、米経済における重要な中核であり、多くの業界と密接に関わっています。その投資先の中には、軍事産業も含まれています。ウォール街の金融機関は、軍需産業への投資や融資を通じて、軍事活動を支援したり、その動きを活発化させたりする役割を果たしており、具体的な影響や関与の度合いは、各企業や投資の内容によって異なるものの、ウォール街が、米国経済の心臓として、米国の戦争マシーンに「血流」たるマネーを流し込み、より儲かるように戦略にも関与し、共通の利害を有しているのは、間違いないところです。

 米国の戦争マシーンの心臓部をなすウォール街は、「戦争をやめさせる」と公言している(どこまで本気かはわかりませんが)トランプ氏より、「戦争をやめる」とは言わず、バイデン大統領のリーダーシップをほめ讃え、イスラエルには強力にバックアップすると公言する(この点はトランプ氏も変わりありません)カマラ・ハリス候補をはっきりと応援しているのです。ハリス氏が当選すれば、ウクライナ紛争やイスラエルへの軍事支援、東アジアでの戦争準備のための予算は、その一部が細くなることはあっても、止まることはないと思われます。

 他方で、超党派、独立系、非営利で、米国政治におけるマネーと、それが選挙や公共政策に及ぼす影響を追跡する全米随一の研究グループ、『オープン・シークレッツ』が、8月1日付で、「ハリスの覇権争い:資金集めの強豪が副大統領候補の座を争う」という記事を配信しました。

※Harris’ high-stakes veepstakes: Fundraising powerhouses vie for VP slot(オープン・シークレッツ、2024年8月1日)
https://www.opensecrets.org/news/2024/08/vp-kamala-harris-high-stakes-veepstakes-fundraising-powerhouses-vice-president-pick/?

 この記事は、ハリス大統領候補の伴走者となる副大統領候補が、資金集めの鍵になる、というものです。

 6日の民主党全国委員会(DNC)は、党の大統領候補にカマラ・ハリス副大統領、副大統領候補に中西部ミネソタ州のティム・ワルツ知事を正式に指名しています。

 このティム・ワルツ氏について、『オープン・シークレッツ』は、こう説明しています。

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■8月、IWJの第15期が始まりました! 8月は1日から5日までの5日間で、11件、20万9000円のご寄付・カンパをいただきました! 第14期最後の月である7月のご寄付・カンパは390万9700円で目標達成率は98%でした! 前期第14期は、8ヶ月連続で目標未達、累積の赤字額は約1260万円。他方で、「IWJしか報じていない情報」が、増えてきています! どうか財政難のIWJが、独立メディアとして報道・言論活動を継続できるよう、皆さまのご支援をよろしくお願い申し上げます!

 いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。

 8月になりました。IWJ第15期の始まりです。

 急激な血圧低下と、起立性のめまいと、胃腸の不調に7月はじめから襲われていた岩上安身は、7月22日に都内の病院に入院し、いったんは小康状態を得て、7月26日に退院しましたが、7月27日に再び、血圧の急低下とめまいに襲われて再入院しました。

 めまいは脱水症状によるものであり、血圧が正常化し、脱水症状も改善し、胃腸の方はひどい便秘と激しい下痢が、7月の間、1ヶ月間交互に続いていたものの、ようやく落ち着きを見せ、通常便までは戻らないものの、ひとまず、31日に退院しました。

 胃腸は、この7月の1ヶ月間に、大腸ファイバー検査と胃の内視鏡検査の両方を行い、不幸中の幸いですが、胃潰瘍は見つかったものの、胃も腸も癌は見つからずにすみました。

 ただ、胃腸は不調な原因は不明なままで、健常な状態に戻ったとは、まだまだいえず、放っておくと便秘気味となり、悪化する前に処方薬を飲むと、今度は下痢になり、空っぽになるまで待つ、という繰り返しです。便秘薬と下痢止めの両方を処方されています。

 思い出されるのは、4回もワクチンを接種したにもかかわらず(むしろそのゆえに?)、今年の1月、新型コロナに感染し、それ以降、2月にはインフルエンザに感染し、その後も、病原体が不明の細菌性の感染症になり、健康診断を受けたら、肺気胸が見つかって、即、入院。右肩の激痛で整形にかかり、糖尿病にもなり、血中の酸素濃度が低い(常時90~75程度)原因を探るうちに、呼吸器内科でぜん息があると判明(子供時代から、小児ぜん息などの症状があったことはありません)するなど、病気・体調不良ラッシュが続いて現在に至っていることです。

 ワクチンと新型コロナ感染の後遺症の可能性ではないかと、疑いをもたずにはいられません。「医者の不養生」とか「紺屋の白袴」などとよく言われますが、新型コロナワクチンの問題を手がけて、世に警鐘を鳴らすべきジャーナリズムでありながらも、自分自身の身は守れず、こんな状況になっても、次々と我が身に起こる病気や体調の異変・不良に対処するのに追われて、後遺症の専門家に取材したり、自身の後遺症についての診察をあと回しにしてしまっているのが現状です。

 しかし、それほどまでに日本も含め、世界情勢が急変し、混沌としている状況について、プロパガンダを覆しながら真実をお伝えするのが、日々、精いっぱいであることをご理解願えればと存じます。

 再々入院を避けるため、当面、深夜に及ぶハードワークは避けて、しばらく慣らし運転をしていきます。また、脱水症状にも、運動不足、ストレスのため込みすぎにも、十分に気を付けながら頑張ります。全力疾走まではもうしばしお待ちください。

 8月は1日から5日までの5日間で、11件、20万9000円のご寄付・カンパをいただきました。ありがとうございます。

 第14期最後の7月のご寄付・カンパの金額は、177件、390万9700円で、目標達成率は98%でした! 惜しくも目標額に達成しませんでしたが、98%という高達成率です。誠にありがとうございました!

 しかし、前期第14期の、IWJへのご寄付・カンパは、11月から6月まで、8ヶ月連続で目標金額に到達しませんでした。この8ヶ月間の不足額の合計は、1260万8589円です。零細な企業であるIWJにとっては、非常に厳しい数字です!

 支出を期の初めより、大幅に削ってきましたので、全体の収支がどうなっているか、赤字転落か、ぎりぎり赤字を免れるか、すべての計算が出そろわないとわかりませんが、出そろい次第、皆さまにご報告いたします。

 この8月1日から、新たに第15期が始まりました。今季の見通しは、7月中に立案するはずでしたが、岩上安身の体調不良と入退院を繰り返したことで、経理とのミーティングが十分にできておらず、ご寄付の月間目標額を今すぐただちにお示しすることができません。ご理解とご容赦をよろしくお願いいたします。

 とはいえ、おそらくは、ほぼ変わらない金額が必要になるものと思われます。第15期こそは、赤字にならないようにするために、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへのご支援をよろしくお願い申し上げます!

 7月末現在、IWJ会員の総数は2277人、このうちサポート会員の方は852人でした。ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
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※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうぞ、皆さま、権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 よろしくお願いします!

 岩上安身拝

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◆中継番組表◆

**2024.8.9 Fri.**

【IWJ・エリアCh5・東京】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach5

 「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee

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◆中継番組表◆

**2024.8.10 Sat.**

調整中

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

「第三次、第二次の下請け労働者には、ボーナスもなければ、賃上げもない。危険手当の半減や廃止で、実質、賃金が下がっている!」~4.10 被ばく労働者の労働条件改善を求める2024春闘集会
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522588

◆「2024年8月15日」まで、フルオープン!◆

※安倍総理は「ジェンタイル・シオニスト」!? 米国の「イスラエルびいき」の背後にある「ジェンタイル・シオニズム」とは!? ~岩上安身によるインタビュー 第890回 ゲスト 「パレスチナの平和を考える会」事務局長・役重善洋氏 第1弾 2018.7.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/428159

※米国によるイスラエル「偏愛」の歴史的起源!「ユダヤ人帰還論」!? 誤解された「オスロ合意」の真実とは!?~岩上安身によるインタビュー 第909回 ゲスト 『近代日本の植民地主義とジェンタイル・シオニズム』著者・パレスチナの平和を考える会事務局長 役重善洋氏 第2弾 2018.8.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/430069

※新疑惑イスラエルゲート!? トランプ陣営が安保理で「イスラエルの入植地批判決議を行わせない」ようにロシアへ協力要請!? ~岩上安身によるインタビュー 第947回 ゲスト 『近代日本の植民地主義とジェンタイル・シオニズム』著者・役重善洋氏 第3弾 2018.10.12
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/433638

※キリスト教国家米国がなぜシオニズムを熱狂的に支持するのか!? ヨーロッパ・キリスト教国民国家の「建国」が生み出し、パレスチナに押しつけた「他者」イスラエル~6.25 岩上安身によるインタビュー 第950回 ゲスト 『近代日本の植民地主義とジェンタイル・シオニズム』著者・パレスチナの平和を考える会事務局長 役重善洋氏 第4弾 2019.6.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/451520

※イスラエルに肩入れしイランを敵視するトランプ米政権における「ネオコン復活」の象徴・ボルトン大統領補佐官が参院選翌日に来日! 日本政府は選挙直後から「改憲と戦争」に前のめり! ~岩上安身によるインタビュー 第951回 ゲスト パレスチナの平和を考える会事務局長・役重善洋氏 第5弾 2019.7.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/452366

※トランプ政権によるイスラエルのパレスチナ入植「合法化」!? は大統領選へ向けたシオニストへのアピール!? ~岩上安身によるインタビュー 第971回 ゲスト 『近代日本の植民地主義とジェンタイル・シオニズム』著者・パレスチナの平和を考える会事務局長・役重善洋氏 第6弾 2019.11.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/462056

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■長崎の鈴木史朗市長が平和祈念式典にイスラエルのコーヘン駐日大使を招待しなかったことを受け、日本を除くG7加盟国の駐日大使が9日の式典参列をボイコット! 鈴木市長が「不測の事態が発生するリスクを懸念」したと表明すると、コーヘン大使は「(懸念は)でっちあげ」「市長はこの式典を乗っ取っている」と暴言! 戦争犯罪の原爆投下を行いながら、いまだ謝罪していない米国は、慰霊の場を政治利用してイスラエル擁護を主導! 被爆国日本政府は、G7加盟国にも煽られ、ひたすら米国に追従!! イスラエル擁護に追い込まれ、中東で戦争が勃発すれば、産油国との友好を保つ政治バランスが失われ、エネルギー危機に見舞われる恐れも!

 本日8月9日に行われる長崎の平和祈念式典に、長崎市の鈴木史朗市長が駐日イスラエル大使を招待しなかったことから、日本を除くG7の6ヶ国(米、英、仏、カナダ、ドイツ、イタリア)の駐日大使らが欠席すると、鈴木市長が8日、明らかにしました。

※米欧6カ国大使、平和式典欠席へ=イスラエル不招待に「懸念」―長崎(時事通信ニュース、2024年8月8日)
https://sp.m.jiji.com/article/show/3309649?free=1

 8月7日付『朝日新聞』は、「7月19日付で、G7のうち日本を除く米、英、仏、カナダ、ドイツ、イタリアとEUの大使や代理大使が、直筆のサイン付きで」、「イスラエルを招待国から除外したら『我々もハイレベル(高官)の参加が難しくなる』との書簡を」鈴木市長あてに送っていたことが、「7日、明らかになった」と報じています。

※主要6カ国とEU、長崎市に書簡「イスラエル除外なら高官参加困難」(朝日新聞デジタル、2024年8月7日)
https://digital.asahi.com/articles/ASS872GLVS87UHBI01GM.html?ref=tw_asahicom

 この『朝日新聞』の記事は、書簡の内容について、「『在日イスラエル大使館に招待状が届かないことに、共通の懸念を持っている』と提起。イスラエルと、ウクライナに侵攻したロシアや同盟関係にあるベラルーシを同列に扱うことは、『残念なことであり、誤解を招く』としている」と報じています。

 鈴木市長は、イスラエル大使を招待しなかったことについて、7月31日の記者会見で「式典において不測の事態が発生するリスクなどを懸念」したと、次のように説明していました。

 「現下の中東情勢に対する世界の様々な動きなどを踏まえまして、式典において不測の事態が発生するリスクなどを懸念し、式典主催者として、参列者の安全の確保及び式典の円滑な運営を行うため、これまでイスラエル大使への招請状の発出の判断を保留させていただいているところでございます。

 式典まであと9日となった現時点においても、リスク等への懸念に変わりはなく、大変苦渋の決断でございますけれども、今回、イスラエル大使への招請状の発出を見合わせる、招請しないということを決定させていただきました。

 ここで申し上げておきたいのは、この決定は決して政治的な判断にもとづくものではなく、あくまでも原爆犠牲者を慰霊するための式典を、平穏かつ厳粛な雰囲気のもとで開催したいという、式典を円滑に行いたいという考えからの判断でございます。

 ご理解を賜ればというふうに思っております」。

※市長記者会見(臨時)【2024年7月31日】(長崎市)
https://www.city.nagasaki.lg.jp/syokai/710000/713001/p042472.html#isuraeru

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■<IWJ取材報告>「第三次、第二次の下請け労働者には、ボーナスもなければ、賃上げもない。危険手当の半減や廃止で、実質、賃金が下がっている!」~4.10 被ばく労働者の労働条件改善を求める2024春闘集会

 2024年4月10日午後6時30分より、東京都文京区の文京区民センターにて、「被ばく労働を考えるネットワーク」の主催により、「被ばく労働者の労働条件改善を求める2024春闘集会」が開催されました。

 主催の「被ばく労働を考えるネットワーク」は、原発労働者および被曝問題に直面する様々な労働者が、それぞれの労働現場において被曝問題に関する情報を共有し、意見交換し、自主的な安全点検や労働相談などができるように、支援を行う団体です。

 また、被曝労働問題を通じ、福島とそれ以外の労働者の交流をうながし、政府・自治体・事業者・雇用業者に対する共同の取り組みを行い、学習会やシンポジウムを開催し、被曝労働問題の社会化を進めることを目指しています。

※被ばく労働を考えるネットワーク
https://sites.google.com/view/hibaku/

 この日、春闘集会に先立ち、「被ばくネットワーク」と原発関連労働者ユニオンは、竹中工務店東京本店(江東区)、原子力損害賠償・廃炉等支援機構(港区)、経済産業省(千代田区)にて、一連の抗議・申し入れ行動を行いました。

 集会では、その抗議・申し入れ行動についての報告が行われました。

 原発関連労働者ユニオンの書記長であり、自身も2014~2015年にかけて、福島第一原発での廃炉作業に携わった経験がある池田実氏は、経済産業省での申し入れ行動について、次のように語りました。

 「日々、廃炉作業に携わっている労働者の福利厚生、そして、労働条件について、この間、ずっと経産省に対して、要求を行ってきました。(中略)

 (要求の)メインとしては、やはり労働者の賃上げですね。賃上げの問題について、どう考えているのか、と。経産省として、今、価格転嫁とかいって、経産省自体が『賃上げをしろ』ということをうながしている中にあって、福島現地ではどうなのかと。

 私自身、2014年、2015年、仕事をしましたけども、それからもう7、8年経っているにもかかわらず、賃金は一切変わっていない。むしろ、下がっている状況があるんですね。

 下がっているというのは、具体的に言えば、『危険手当』という、今まで『全面マスク』だった地域がどんどん少なくなって、それが『半面マスク』の地域・エリアに変えられてるという、『環境整備』という名のもとに、『装備が簡単になったんだから、危険手当も半分にする』とか『0(ゼロ)にする』とかいうことが行われていて、実質、賃金が下がっていると。

 で、同じ仕事をしている正社員、ゼネコンの正社員、あるいは一次下請けの正社員は、『今年のボーナスはどうだった』とかという話をしているわけですね、社員同士で。

 にもかかわらず、第三次、第二次の下請け労働者には、一切その『おこぼれ』もないという。ボーナスもなければ、賃上げもないという状況が、ずっと、この十何年間変わってないことに関して、『経産省は、東京電力に対して指導しろ』ということで、去年も訴えてきましたし、今年も、それをメインに訴えてきたわけです」。

 これに対して、経済産業省側は、「今後、要請については、東電に伝える」と回答し、原発関連労働者ユニオン側は、重ねて、「東電側から具体的にどのような応答があったのかについて、教えて欲しい」と要求しました。

 春闘集会の詳細は、ぜひ全編動画を御覧ください。

※「第三次、第二次の下請け労働者には、ボーナスもなければ、賃上げもない。危険手当の半減や廃止で、実質、賃金が下がっている!」~4.10 被ばく労働者の労働条件改善を求める2024春闘集会
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/522588

■8月11・12・13日発行分の日刊IWJガイドは休刊します。ただし、有事など緊急事態発生の場合は、「簡易版」「超簡易版」として発行します。

 日刊IWJガイドは、8月11日(日)・12日(月)・13日(火)発行分は夏休みをいただき、休刊となります。

 ただし、有事など緊急事態が発生した場合は、「簡易版」「超簡易版」として発行いたします。

 よろしくお願いいたします。

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

 ご支援のほども、よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240809

IWJ編集部(岩上安身、尾内達也、浜本信貴)

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岩上安身サポーターズクラブ事務局
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