日刊IWJガイド・非会員版「イスラエルはイランに報復する気満々!? 米国は自制を求め、イスラエル国民は戦争にうんざり! イランも戦争拡大を求めていない!」2024.4.17号~No.4203


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~イスラエルの戦時内閣はイランに報復する気満々!? 米国は少なくとも表面上は自制を求め、当事国のイスラエル国民は戦争にうんざり! イランも戦争拡大を求めていない! これでもイスラエルは報復するのか? IWJは『NBC』のニュース番組『Meet the Press』に出演した米国家安全保障会議のジョン・カービー報道官へのインタビューを翻訳! また在日イラン人哲学者、バフマン・ザギプール博士に直接メール取材!

■経済的にピンチのIWJへの応援・ご支援をお願いします!! IWJへのご寄付・カンパの月間目標額達成率は、先月3月は162万2511円、目標額の41%の達成率でした! 11月から3月までの5ヶ月間は連続して目標に未達で、不足額は合計972万3789円にもなります! 今後も目標未達となると、IWJは活動できなくなる可能性が出てきます! 4月こそは、月間目標額の400万円に届きますよう、また、できれば目標額以上のご支援をいただき、今期5ヶ月間の1000万円近い目標不足分を少しでも減らすことができるよう、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

■【中継番組表】

■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

■【第1弾! イランによるイスラエルへの報復攻撃翌日、上海協力機構の張明事務局長が、イラン外相との電話会談で、イスラエルによるシリアのイラン総領事館へのテロ攻撃を非難!】戦略アナリストのホセイニ氏は、イランの報復攻撃が、米欧の支援を受けたイスラエルの攻撃的行動を阻止する「国際平和と安全保障への極めて重要な貢献」だと指摘!(『プレスTV』、2024年4月16日)

■【第2弾! 上川外務大臣がイランのアブドラヒアン外相との電話会談でイスラエルへのミサイル報復攻撃を非難! 岸田総理もG7首脳会談でイランを一方的に「強く非難する」と表明!!】日本政府が欧米とともに繰り返してきた「国際法・国際秩序の遵守」「法の支配」はどこへ!? G7首脳声明では、国際法に違反して在外公館を爆撃したイスラエルを非難するどころか「連帯」を表明!(『外務省』、2024年4月16日)
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■はじめに~イスラエルの戦時内閣はイランに報復する気満々!? 米国は少なくとも表面上は自制を求め、当事国のイスラエル国民は戦争にうんざり! イランも戦争拡大を求めていない! これでもイスラエルは報復するのか? IWJは『NBC』のニュース番組『Meet the Press』に出演した米国家安全保障会議のジョン・カービー報道官へのインタビューを翻訳! また在日イラン人哲学者、バフマン・ザギプール博士に直接メール取材!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 東京では桜が散るとともに、葉桜の時期を経て、若々しい青葉が落葉樹林の枝々を色どり始めています。まさに今、新緑の季節を迎えています。

 時々刻々と変化してゆく、その速度には、季節の変わり目ごとに新鮮な驚きを覚えますが、国内外の政治情勢は、変化の速度は同様に速くても、春夏秋冬のように、巡るわけではありません。

 世界は激しく、速く変化し続け、日本もまた、流されています。

 四季が巡るように、いつかは米国の覇権が昔のように元へ戻り、日本はそこに依存し続けることができる、というわけではありません。

 季節は巡る。しかし、歴史は巡ることなく変化し続ける。どこへ向かうかは誰も知らないし、神の計画による歴史のゴールも存在しない。

 その事実を、思い知らされる日々が続いています。

 国際法に違反して、イランの在外公館を攻撃し、そのイランから報復攻撃を受けたイスラエルの戦時内閣は、4月15日に、今回のイランからの報復攻撃に対する対応を協議する会合を3時間近く行いました。

 4月15日付『CNN』によると、このときの会議で、「イランに対する可能な対応を示す軍事計画を3時間近く検討した」とのことです。即ち、軍事報復合戦は、ここで打ち止めにする、というイラン側からの声明に対して、あくまでもイスラエルは攻撃を行う意志を抱いている、ということです。

※Israeli war cabinet reviewed military plans for response against Iran, but unclear if there was a decision(CNN、2024年4月15日)
https://edition.cnn.com/middleeast/live-news/israel-hamas-war-gaza-news-04-15-24/h_07c208b43bedabce626862410aa140d6

 同日付『CNN』は、イスラエルの戦時内閣が、行動を起こす意志や決心が強く、何らかの行動を強く望んでいるものの、その決定を、具体的に下したかどうか明らかではないと、次のように報じています。

 「戦時内閣は行動を起こす決意を固めているが、現時点では決定が下されたかどうかは不明である。イスラエルは迅速に行動しなければならないという意識がある、と当局者は語った。戦時内閣はまた、イランをさらに孤立させるための外交的選択肢についても検討した」。

 米国の表向きの、少なくとも姿勢は、イスラエルに自制を求めるものです。『日刊IWJガイド』4月15日号でもお伝えしたように、バイデン大統領は、イスラエルのネタニヤフ首相に、電話会談で「米国はイランに対するいかなる攻撃作戦にも参加せず、そのような作戦を支援しない」と語っています。

※はじめに~4月1日のイスラエルによるダマスカスのイラン大使館へのミサイル攻撃に対し、イランが「国連憲章第51条にもとづいた正当防衛」として、イスラエルに史上初の直接報復攻撃!「重要な場所の破壊に成功」と主張するイランに対し、イスラエルは「合計300発以上の飛翔体の99%を撃墜」と発表! 迎撃には米英仏に加え、ヨルダン軍も参加! バイデン米大統領はイスラエルのネタニヤフ首相に「イランへの攻撃作戦に参加せず、作戦の支援もしない」と伝えるも、「G7首脳を招集し、イランの大胆な攻撃に対する、統一した外交対応を調整する」と、相変わらずのダブルスタンダードの表明!
(日刊IWJガイド、2024年4月15日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240415#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53405#idx-1

 4月14日に、『NBC』の『Meet the Press』に出演した国家安全保障会議のジョン・カービー報道官は、キャスターのクリステン・ウェルカー氏の鋭い突っ込みに、次のように答えています。

 クリステン・ウェルカー氏は、一般市民の目線で、米国民が最も心配している点をしつこく問いただしています。その質問は、米国民だけでなく、世界にとっても最大の懸念事項です。

※Meet the Press ― April 14, 2024
John Kirby, National Security Council Spokesman, Rep. Mike Turner (R-Ohio), Gov. Gretchen Whitmer (D-Mich.), Carol Lee, Peggy Noonan and Eugene Robinson(NBC、2024年4月14日)
https://www.nbcnews.com/meet-the-press/meet-press-april-14-2024-n1309527

クリステン・ウェルカー氏「お越しいただき、ありがとうございます。イランはこの攻撃は終わったと言っています。イスラエルの国防相は、対立は終わっていないと述べています。米国は今朝の状況をどう見ていますか? これは終わったことなのでしょうか?」

ジョン・カービー報道官「まあ、今朝の状況は、イスラエルによる信じられないような軍事的成果であり、率直に言って、米国と他のパートナーは、イスラエルが300機以上の無人機とミサイルから自衛するのを助けました。つまり、イスラエルが昨夜、全世界に示した軍事的優位の驚異的な例です。

 そしてイスラエルには仲間がいること、孤立していないことも証明しました。世界の舞台で孤立しているわけではないのです。

 さて、イスラエルがどう反応するか? それは彼ら次第です。我々はそれを理解し、尊重します。

 しかし、(バイデン)大統領はイランとの戦争は望んでいないと明言しています。エスカレートは望んでいません。イスラエルが、自国を防衛するための支援を、続けていきます」

クリステン・ウェルカー氏「私達は、今こうしてここに座っていますが、この地域(中東)にいる米軍に対する脅威について、気づいていますか?」

ジョン・カービー報道官「私達は、その潜在的な脅威に対して警戒を続けていますが、(中東)地域や施設の米軍や職員への攻撃は見られず、今朝は報告することは何もありません。ただ、当然ながら、その状況を非常に、非常に注意深く見守るつもりです」

クリステン・ウェルカー氏「この件が、どのように進展したのかを理解するために、米国はイランと非公式チャンネルでコミュニケーションを取っていましたか? シリア上空の空域を、調整するためだけでも」

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■経済的にピンチのIWJへの応援・ご支援をお願いします!! IWJへのご寄付・カンパの月間目標額達成率は、先月3月は162万2511円、目標額の41%の達成率でした! 11月から3月までの5ヶ月間は連続して目標に未達で、不足額は合計972万3789円にもなります! 今後も目標未達となると、IWJは活動できなくなる可能性が出てきます! 4月こそは、月間目標額の400万円に届きますよう、また、できれば目標額以上のご支援をいただき、今期5ヶ月間の1000万円近い目標不足分を少しでも減らすことができるよう、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 しかしながら、IWJの財政は、本当に厳しい状況にあります!!

 3月は31日間で、135件、162万2511円のご寄付・カンパをいただきました。ご支援してくださった皆さま、本当にありがとうございます!

 しかしながら、この金額は、月間目標額の41%の達成率にとどまっています。

 今期第14期、IWJへのご寄付・カンパは、11月から3月まで、5ヶ月連続で目標金額に到達しておらず、この5ヶ月間の不足額の合計は、972万3789円にもなってしまいました。

 もし、4月も目標未達となると、年の半分が未達確定となり、財源不足は深刻な上にも深刻で、IWJは、本当にこの先、活動できなくなってしまう具体的な可能性が出てきました。

 4月のご寄付・カンパの状況は、4月1日から12日までの12日間で、47件、288万1000円です。

 これは、月間目標額の72%に相当します。ご支援してくださった皆さま、本当にありがとうございます!

 4月こそは、なんとか月間目標額の400万円に届きますよう、また、できれば目標額以上のご支援をいただき、積み重なっている今期の1000万円近い目標不足分を少しでも減らすことができるよう、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
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みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

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 どうぞ、皆さま、権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 岩上安身拝

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◆中継番組表◆

**2024.4.17 Wed.**

調整中

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◆中継番組表◆

**2024.4.18 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_YouTube Live】17:30~「底なしの自民党裏金問題! 岸田総理と後援会代表らを次々と刑事告発!『闇政治資金パーティー』の徹底捜査と『裏金』の真相解明が必要! 自民党39人処分!の最大のキーパーソン、神戸学院大学法学部教授 上脇博之教授に岩上安身が緊急インタビュー 第2回」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 岩上安身による神戸学院大学法学部教授 上脇博之教授インタビューを中継します。これまでIWJが報じてきた上脇博之氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kamiwaki-hiroshi
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【IWJ・Ch5】18:30~「六本木にも米軍基地は要らない!『4・18麻布米軍ヘリ基地撤去集会とデモ』」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 麻布米軍ヘリ基地撤去実行委員会」主催の集会・デモを中継します。これまでIWJが報じてきた日米地位協定関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%97%a5%e7%b1%b3%e5%9c%b0%e4%bd%8d%e5%8d%94%e5%ae%9a

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■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

■【第1弾! イランによるイスラエルへの報復攻撃翌日、上海協力機構の張明事務局長が、イラン外相との電話会談で、イスラエルによるシリアのイラン総領事館へのテロ攻撃を非難!】戦略アナリストのホセイニ氏は、イランの報復攻撃が、米欧の支援を受けたイスラエルの攻撃的行動を阻止する「国際平和と安全保障への極めて重要な貢献」だと指摘!(『プレスTV』、2024年4月16日)

 イランの『プレスTV』は4月16日付け記事で、「上海協力機構(SCO)の張明事務局長は、イランがイスラエルに報復攻撃(4月13日から14日)を行った翌日の月曜日(4月15日)、イランのホセイン・アミール・アブドラヒアン外相との電話会談で、イスラエルによるシリアのイラン総領事館へのテロ攻撃を非難した」と報じました。

※SCO chief condemns Israel’s terrorist attack on Iran’s Syria consulate(PRESS TV、2024年4月16日)
https://www.presstv.ir/Detail/2024/04/16/723765/Shanghai-SCO-Israel-terrorist-attack-Iran-consulate-Syria

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■【第2弾! 上川外務大臣がイランのアブドラヒアン外相との電話会談でイスラエルへのミサイル報復攻撃を非難! 岸田総理もG7首脳会談でイランを一方的に「強く非難する」と表明!!】日本政府が欧米とともに繰り返してきた「国際法・国際秩序の遵守」「法の支配」はどこへ!? G7首脳声明では、国際法に違反して在外公館を爆撃したイスラエルを非難するどころか「連帯」を表明!(『外務省』、2024年4月16日)

 上川陽子外務大臣は4月16日、イランのホセイン・アミール・アブドラヒアン外相と電話会談を行い、イスラエルへのミサイル攻撃を非難しました。

 外務省は、次のように発表しています。

 「1.上川大臣から、今回の攻撃は、現在の中東情勢をさらに一層悪化させるものであり、我が国として深く懸念しており、このようなエスカレーションを強く非難する旨述べました。

 2.また、上川大臣から、現在の状況は、イランやイラン国民はもちろんのこと、我が国を含めた国際社会全体の利益にならない旨強調しつつ、更なる緊張の高まりを防ぐ必要があり、自制を強く求めました。また、上川大臣から、航行の自由と安全の重要性を指摘し、地域の海洋における航行の安全の確保を求めました。また、両外相はガザ情勢についても議論を行いました。

 3.さらに、上川大臣から、在留邦人保護への協力を要請しました。

 4.両外相は、日イラン間で引き続き意思疎通を継続していくことで一致しました」。

※日・イラン外相電話会談(外務省、2024年4月16日)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press5_000170.html

★上川外務大臣は、4月3日に、イスラエルのカッツ外相と電話会談を行っていますが、外務省の発表では、4月1日の、シリアのイラン総領事館攻撃の国際法上の違反性や悪質性については、何も触れられていません。

※日・イスラエル外相電話会談(外務省、2024年4月3日)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/pressit_000001_00577.html

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

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IWJ編集部(岩上安身、尾内達也)

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岩上安身サポーターズクラブ事務局
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