日刊IWJガイド・非会員版「mRNAワクチンによる死亡・健康被害の実態!! 12月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は福島雅典京都大学名誉教授インタビュー!」2023.12.29号~No.4109


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~「ワクチン」と称するmRNA脂質ナノ粒子製剤接種による死亡・健康被害の実態!! その根底にあるものと対策、民主主義・科学と医学の危機など「5つの危機」――12月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、11月16日収録「岩上安身による京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事・福島雅典氏インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行します! ぜひ『まぐまぐ』からご登録ください!! バックナンバーの単独購入も可能です! IWJのサポート会員になれば、IWJサイトでバックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員にご登録を!!

■本年最後のお願いです! 本日は29日、2023年も残り3日です! 28日時点で月間目標額400万円の57%、あと3日で目標額の達成にはあと43%、173万9500円が必要です! 新年を迎える前にIWJへの緊急支援をお願いいたします! IWJは事実にもとづいた真実を、市民の皆さまに伝え続けます! そのためには、市民の皆さんのご支持とご支援が何よりも必要です! 12月こそ毎月の月間目標額400万円に届きますように、よろしくお願い申し上げます!

■【中継番組表】

■米国の元防衛副次官が衝撃の論文!「ウクライナはNATOにとって、あまりにも遠すぎる国だった! NATOは1949年4月の設立以来初めて、大敗北を経験することになる!」元米国防副次官のスティーブン・ブライエン氏が「軍事的現実」を赤裸々に論じた論文「NATOは混乱し、ロシアが勝利している~絶望的に不足する装備と人員」をIWJが全文仮訳!

■<IWJ取材報告>東郷和彦氏「一刻も早く(ウクライナ紛争を)止めるためには、アメリカがプーチンをもっとよく知らなくちゃいけない」~12.21 Ceasefire Now! 今こそ停戦を~Cease All Fire Now シンポジウム3 ―登壇:伊勢崎賢治氏(元アフガン武装解除日本政府特別代表)ほか

■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

■【第1弾! トルコのエルドアン大統領がネタニヤフ首相をヒトラーになぞらえる!】他方、イスラエルのネタニヤフ首相や同国のイサク・ヘルツォグ大統領らは、「ホロコーストの記憶」で反論! しかしニューヨーク出身のユダヤ系アメリカ人政治学者で『ホロコースト産業』『イスラエル擁護批判』の著者・ノーマン・G・フィンケルスタイン氏は「ユダヤ人以外の苦しみに心を開くべき時がとっくに来ている」と究極の言葉でユダヤ人たちに呼びかけ!(『ロイター』2023年12月28日、『ニューヨーク・タイムズ』2023年12月27日ほか)

■【第2弾! 中国が日本を抜いて、2023年の自動車輸出台数で世界1位に! 輸出増加分の8割はEV車!】家電を失い、自動車のみの「一本足打法」になっている日本の製造業! その一本足が崩折れる日が来るのか!? EVシフトで出遅れた日本メーカーは、市場シェアの高い東南アジアで中国にシェアを奪われている!!(『日本経済新聞』、2023年12月28日)
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■はじめに~「ワクチン」と称するmRNA脂質ナノ粒子製剤接種による死亡・健康被害の実態!! その根底にあるものと対策、民主主義・科学と医学の危機など「5つの危機」――12月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、11月16日収録「岩上安身による京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事・福島雅典氏インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行します! ぜひ『まぐまぐ』からご登録ください!! バックナンバーの単独購入も可能です! IWJのサポート会員になれば、IWJサイトでバックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員にご登録を!!

 IWJでは、メルマガサイト『まぐまぐ』で、『岩上安身によるインタビュー』をテキスト化し、詳細な注釈をつけて「岩上安身のIWJ特報!』として、毎月発行しています。

 12月発行分の『岩上安身のIWJ特報!』は、11月16日に収録した、「岩上安身による京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事・福島雅典氏インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行します。

 2023年5月8日、新型コロナウイルス感染症は、感染症法の分類で季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられました。これに伴い、国が行ってきた感染者数の全数把握は終了し、「マスク、うがい、消毒、3密回避」への人々の意識も急速に緩んでいき、世の中は「コロナ前」に戻ったかのような「空気」が広がりました。

 振り返ると、日本で最初の感染者が確認されたのが2020年1月。感染力が強い未知のウイルスで有効な治療薬もない。この時は、結核やSARSと同じ危険度の「2類相当」に指定されました。コロナ禍の始まりです。

 医療現場をはじめ、人々の生活全般が大混乱に見舞われ、志村けんさんや岡江久美子さんなど、感染した著名人の訃報も相次ぎました。政府は緊急事態宣言を出し、街から人の姿が消えました。そんな中、唯一の光明のように「感染しても重症化を防ぐ」というワクチンが登場しました。

 2021年1月、菅義偉総理(当時)は、河野太郎行政改革担当大臣をワクチン接種推進担当大臣に任命し、自衛隊を使ったワクチンの大規模接種を実施しました。自治体や企業単位の接種も始まり、メディアはこれを大きく喧伝、人々はワクチン予約に殺到しました。

 しかし、国民がワクチン接種を義務や救いのように思い込み、2回、3回と回数を重ねていくうちに、接種後に身体の異変を訴える人が増えてきました。その症状は多岐にわたり、死亡例も少なくありません。いわゆる「コロナワクチン後遺症」と呼ばれるものですが、医療機関を受診しても「ワクチンとの因果関係は不明」とされることも多く、患者は途方に暮れているのが現状です。

 「ああ、バカなことやってる。こんなことやってたら死ぬに決まってる」。

 そう話すのは、世界的に知られる医学事典『MSDマニュアル』日本版の総監修を務めた、京都大学名誉教授の福島雅典氏です。

 福島氏は2023年11月16日、名古屋で岩上安身のインタビューに応じ、薬剤疫学の専門家の視点から新型コロナのmRNAワクチンの問題について、警鐘を鳴らしました。

 過去の薬害に詳しい福島氏は、このワクチン後遺症の原因究明、治療法の開発を目指して、同じ問題意識を持つ医師や研究者らと共同でワクチン問題研究会を立ち上げ、代表理事を務めています。

※「『リスクよりも利益が勝る』と厚労省はずっと言ってきた。じゃあ、その『利益』とは何なのか」レプリコンワクチンの接種が迫る中、私たち日本人がなすべきことは?~9.7「一般社団法人ワクチン問題研究会」設立に関する記者会見 ―内容:会の設立とその経緯 2023.9.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/518359

 ファイザーやモデルナが開発した新型コロナワクチンは、メッセンジャーRNA(mRNA)を使って、人工的に合成したウイルスの遺伝情報を体内に入れて抗体を作るものです。しかし、メッセンジャーRNAはヒトに投与すると異物と認識されて炎症反応を引き起こします。そのため、医薬品に使うには難しいとされていました。

 しかし、米国の研究者2人が2005年に炎症を抑える方法を発表しており、それを使って新型コロナワクチンの開発は急速に進みました。2人の研究者はパンデミックの収束に貢献したとして、2023年のノーベル生理学・医学賞を受けています。

 福島氏によると、メッセンジャーRNAの分解酵素は強力で、生体にさまざまな悪さをするため、本来、すぐ壊れるようになっているとのこと。その、壊れなくてはいけないものを、壊れないようにしてワクチンを作ったため、多くの弊害が現れているのだと説明しました。

※「ノーベル賞を取っても被害をなかったことにするわけにはいかない」 コロナワクチンの問題指摘する専門家に聞いた(2023年10月3日、CBC news)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/cbc/757044?display=1

 岩上安身は高血圧や狭心症などの既往症があるため、新型コロナのワクチン接種を医師に勧められ、4回接種したところで、その後、後遺症のためか1ヶ月間、全身の痛みで起き上がれないなど、体調を崩しました。5月の収束宣言のあと、新型コロナにも罹患してしまいました。

 それを聞いた福島氏は、「このワクチンを打った人は免疫能力が下がる。4回打ったら、そのあと感染しやすくなるし、どういう病気が起きてもおかしくない。一番起きやすいのは自己免疫疾患的なもの。それから内分泌系が起きやすい。学会報告もちゃんとされているけれど、まだ、本当に氷山の一角ですよ」と語りました。

 その上で、どんな薬も生体にとっては異物、必ず副反応があるのでリスクを重視するべきだと説き、「儲けたいとか、政策としてやってるところは、リスクを議論せずに『効く効く』と言いたくてしょうがないわけ。だけど、実際にこういう被害が出ていて、その人たち(後遺症の患者)に『そんなことはないんだ』って、うそぶいておれるっていうのは、人間性に問題があると思うよ」と痛烈に批判しました。

 多忙な福島氏は、基本的にメディアの単独インタビューをほとんど受けません。しかし、IWJのコンテンツ、過去の岩上安身によるインタビュー出演者のラインナップに共感されたということで、今回、特別にインタビューを受けていただきました。非常に希少価値のあるインタビューとなりました。

 以下、12月発行の『岩上安身のIWJ特報!』の目次です。IWJ会員ではない方も、ぜひご購読ください。

(第627号の目次)
◆かつて京大の薬剤疫学講座を立ち上げた福島氏、新型コロナワクチンについて歯がゆい思いを吐露!「医者は、自分が投与した薬に責任があるんですよ」
◆もともと、薬は毒。今の西洋医学が作り出した薬にはリスキーなものがたくさんある。きちんと警告しないと薬害は頻発する!

(第628号の目次)
◆インフォームド・コンセントがなかった時代、新しい抗がん剤を1人の患者さんに次々と試していた医療現場。「これ、人体実験だよねって…」
◆国家を定義するのは「国民、国土、主権」の3つ。国民の健康は安全保障の最たるもの。それを守れないで国家と言えるのか?
◆「日本では世界に通用しない抗がん剤が年間800億円も使われている」と告発し、医師会が反対したインフォームド・コンセントの法制化を国に進言!
◆「黙っていたら、世の中が良くなるわけがない」。歴代の厚労大臣に建白書を提出、筋道を立てて物申してきた福島氏の足跡

(第629号の目次)
◆国をあげての新型コロナワクチンの奨励は「利益がリスクに勝る」から!? 拙速なワクチン接種開始を見て、すぐに「これは重大なことが起こる」と確信!
◆新しい医薬品の開発をする以上、そのリスクについては責任を持って明らかにしておかないといけない!
◆未熟な医者は次々と投薬し、副作用が起きたら、それにも薬を出す悪循環に。「薬をもらえればいいという患者もいるが、そういうもんじゃないんです」
◆生体にとって、薬というものは常に異物。副作用のない薬はない。ワクチン接種後の体調不良を「気のせいでしょう」と言う医者は不届きだ!
◆物事をあるがままに見るのは難しい。人は「こうあってほしい」と願うから「薬は良いもの、ワクチンは病気予防に必要」と刷り込まれてしまう

 『岩上安身のIWJ特報!』は、まぐまぐ大賞2022のジャーナリズム部門で1位になりました!

 まぐまぐ大賞2022は、2022年にもっとも輝いたメルマガを読者投票とまぐまぐ審査で選出するものです。

 『岩上安身のIWJ特報!』は、2021年の「まぐまぐ大賞2021」のジャーナリズム部門でも第2位に選ばれており、昨年ついに1位を獲得しました。

※まぐまぐ大賞2022部門別賞
https://www.mag2.com/events/mag2year/2022/list.html?cid=journalism&aid=77

※「岩上安身のIWJ特報!」ご購読はこちらから(月額税込880円、初月無料)
https://www.mag2.com/m/0001334810

 岩上安身による京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事・福島雅典氏インタビューの動画は、以下のURLから御覧ください。

※「ワクチン」と称するmRNA脂質ナノ粒子製剤接種による死亡・健康被害の実態!! その根底にあるものと対策、民主主義・科学と医学の危機など「5つの危機~岩上安身によるインタビュー第1133回 ゲスト 京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事・福島雅典氏 2023.12.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519765

■本年最後のお願いです! 本日は29日、2023年も残り3日です! 28日時点で月間目標額400万円の57%、あと3日で目標額の達成にはあと43%、173万9500円が必要です! 新年を迎える前にIWJへの緊急支援をお願いいたします! IWJは事実にもとづいた真実を、市民の皆さまに伝え続けます! そのためには、市民の皆さんのご支持とご支援が何よりも必要です! 12月こそ毎月の月間目標額400万円に届きますように、よろしくお願い申し上げます!

 緊急のお願いです!

 12月末が近づいています。本日は29日、明後日の大晦日まで、残り3日です!

 新年を迎える前に、本年最後のお願いです! IWJへの緊急支援をお願いします!

 12月は28日までの28日間で、141件、226万500円のご寄付をいただいています。ありがとうございます!

 しかし、これは、毎月の活動費の月間目標額400万円のまだ57%でしかありません。年末まであと3日の時点で、この状況は非常に厳しいと申し上げざるを得ません! 月間目標額の400万円に到達するためには、12月末までに、あと43%、173万9500円が必要となります!

 ほとんどの銀行や郵便局は、本日29日も通常通り平日営業しています。また、ネットバンキングやカードをご利用であれば、31日までご寄付いただくことが可能です。

 IWJはこのまま今月も赤字ですと、年が越せません!

 どうか引き続き、IWJ会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!

 前期第13期は、大変大きな赤字を出してしまいました。私、岩上安身が自身の私財の中から、赤字の月のたび、その都度、緊急でつなぎ融資を出し、その額は合計で2200万円となってしまいました。第13期のこの事態は、IWJ創業以来初めての大ピンチです。第14期も同様の事態になると、私、岩上安身1人の力で乗り越えることはもはや不可能です。

 これまでの前期1年間の累積の赤字2200万円(見方を変えると、個人岩上安身からの、会社IWJへの貸し付け)に加え、第14期スタートにあたっての銀行からの新たな借り入れ2500万円を考えると、約5000万円近い累積の債務を返済できてはおらず、危機を切り抜けたなどとはとても言えません。

 今期14期はもちろん、支出を徹底的に削ってきました。今期は、赤字を出さないだけではなく、黒字を出し、累積した債務への返済にあてていきたいと真剣に取り組んでいる最中です。

 月間目標額400万円を超えた分は、これまでに累積した債務約5000万円の返済に回したいと存じます!

 債務を少しずつでも減らしていけば、IWJが経営破綻せず、存続する道が見えてきます! ご寄付いただいた方には、心から感謝いたします! また、消費不況の影響を受け、会員数も減っています! IWJの活動のために、まだ会員登録をされていない方は、ぜひとも会員登録をお願いします!

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、日本だけでなく、世界にとって危機的な状況に直面している今、不都合なことをごまかす権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 仕事納めの本日、ぜひとも、緊急のご支援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます!!

 岩上安身拝

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◆中継番組表◆

**2023.12.29 Fri.**

調整中

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◆中継番組表◆

**2023.12.30 Sat.**

調整中

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

東郷和彦氏「一刻も早く止めるためには、アメリカがプーチンをもっとよく知らなくちゃいけない」~12.21 Ceasefire Now!今こそ停戦を~Cease All Fire Now シンポジウム3 ―登壇:伊勢崎賢治氏(元アフガン武装解除日本政府特別代表)ほか
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/520481

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■米国の元防衛副次官が衝撃の論文!「ウクライナはNATOにとって、あまりにも遠すぎる国だった! NATOは1949年4月の設立以来初めて、大敗北を経験することになる!」元米国防副次官のスティーブン・ブライエン氏が「軍事的現実」を赤裸々に論じた論文「NATOは混乱し、ロシアが勝利している~絶望的に不足する装備と人員」をIWJが全文仮訳!

 元米国防副次官のスティーブン・ブライエンが、12月20日、『サブスタック』の自身のブログ「ウェポンズ・アンド・ストラテジー(武器と戦略)」で、「NATOは混乱し、ロシアが勝利している~絶望的に不足する装備と人員」と題した記事を発表しました。

※NATO IS A MESS AND THE RUSSIANS ARE WINNING(substack「Weapons and Strategy」、2023年12月20日)
https://weapons.substack.com/p/nato-is-a-mess-and-the-russians-are

 スティーブン・ブライエン氏は、米国防副次官であっただけでなく、リーハイ大学政府助教授、米国上院外交委員会上級参謀長、ユダヤ国家安全保障問題研究所所長、貿易安全保障政策担当国防次官代理などを歴任し、国防技術安全保障局の創設者および初代局長、デルタ・テック社の社長、フィンメカニカ・ノース・アメリカ(現レオナルド)の社長、および米国中国安全保障検討委員会の委員を務めました。米国の軍事・国家安全保障の中枢を担ってきた人物であり、その発言は評論家のものとは違い、きわめて意味のあるものです。

 IWJは11月20日付けのIWJ号外で、ブライエン氏の記事「キエフのZデー」を紹介しています。

※ 【IWJ号外】元米国防副次官スティーブン・ブライエン氏が新記事「キエフのZデー」で「ウクライナが内部崩壊しつつある」、NATOとロシアの全面対決を導こうとする「ワシントンの政策は幻想だ」と痛烈批判! 2023.11.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519846

 ブライエン氏は、12月20日に発表した記事で、米国やNATO諸国の兵器や人員の不足を指摘し、NATOの東方拡大の野心をロシアが拒否したことで、「NATOにとってウクライナは、あまりにも遠すぎる国だった」と結論づけています。

 以下は、ブライエン氏が12月20日に発表した記事「NATOは混乱し、ロシアが勝利している~絶望的に不足する装備と人員」の全文の、IWJによる仮訳・粗訳です。

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■<IWJ取材報告>東郷和彦氏「一刻も早く(ウクライナ紛争を)止めるためには、アメリカがプーチンをもっとよく知らなくちゃいけない」~12.21 Ceasefire Now! 今こそ停戦を~Cease All Fire Now シンポジウム3 ―登壇:伊勢崎賢治氏(元アフガン武装解除日本政府特別代表)ほか

 2023年12月21日午後4時より、東京都千代田区の衆議院第一議員会館において、「Ceasefire Now! 今こそ停戦を~Cease All Fire Now シンポジウム3」が開催され、ウクライナとパレスチナでの争いを、どのように停戦に導けばよいのか、そのために日本にできることは何か、という問題について、講演と討論が行われました。

 シンポジウムは二部構成で行われ、第一部では、東京外国語大学名誉教授の伊勢崎賢治氏(元アフガン武装解除日本政府特別代表)が「ガザ戦争の停戦のために日本になにができるのか」、青山学院大学名誉教授の羽場久美子氏が「パレスチナ、ウクライナ、アジアの和平と世界秩序」と題して、それぞれ基調報告を行いました。また、この基調報告を受けて、ジャーナリストの田原総一朗氏、衆議院議員の石破茂氏(自民党)がコメントし、最後に元外務省欧亜局長で元オランダ大使の東郷和彦氏(静岡県立大学グローバル地域センター客員教授)が以下のように語りました。

 非常に重要な発言ですので、全文をご紹介します。

 「私は、ウクライナ戦争に絞ってお話ししたいと思います。

 皆さまもお気づきだと思いますけども、ウクライナ戦争、今、非常なスピードで動いているんですね。それで、ものすごく大きな機会が開かれているのかもしれない。でも、それは何が動いているかということを、ちょっともう一度考えてみないとわからないと思いますので、その点に絞って申し上げたいと思います。

 ウクライナ戦争が始まってから、間もなく2年になります。この間、1回だけ本当に停戦の可能性があった。これはご案内だと思いますけれども、去年の3月29日、イスタンブールでの交渉です。これは本当に素晴らしい交渉で、ウクライナが素晴らしい提案を出した。

 『ウクライナのNATO不参加』OKだと。それから、そのためには国際保障が必要だけど、その保障の中にロシアが入っても結構だと。

 それから、さらに領土に関しては、クリミアは、この時点では、今もそうですけども、ロシアの実効支配の下にありますから、その実効支配は変えないで話をしていきましょうと。これはロシアは完全にのめる。

 それからドンバス、これはちょっと難しいんですけど、この時点で国際法上のドンバスというものをロシアは認知していましたから、これを使った何らかの解決が目されていたようです。

 で、ほとんど合意できそうになった中で、最近出てきた話でですね、ゼレンスキーは本当に必死になってたんですね。

 僕はまったく知らなかったんですけど、この2週間くらい出回っている情報ですけども、この仲介をしたエルドアン、トルコ(の大統領)ですね。だけど、エルドアンだけじゃなくて、プーチンに非常に信用があったドイツのシュレーダー、それからイスラエルの元首相のベネット、この二人をですね、ウクライナが必死になって呼んできて、プーチンと手を打つような仲介をやってくれってことを頼んでたんですね。

 で、この二人は最近喋り始めた。で、ほとんど合意ができているところの中で、『待て』と、『そういう合意をしちゃいかん』と言ったのが、アメリカとそれからイギリスなんですね。

 せっかくそこまで合意ができていたものを、アメリカとイギリスが、『そんなことを今やってしまったら、プーチンの力を弱める、二度と立ち上がれないようなところまで弱めるってことは、できなくなるじゃないか』と。『だからもっと戦え』ということを言った結果、戦争が続いて、それが一番ビジブルに(目に見える形で)出てきたのは、4月の9日、ボリス・ジョンソンがウクライナに飛んで行って、それでキエフでゼレンスキーと会うんですけども、日程からいうともっとその前から、こういうメッセージはしっかり出ていたというふうに思えるんですね。

 ですから、これがひとつ。もうひとつは、この間に『ブチャの殺戮』ということが起きたわけですね。それで、『ブチャであんな殺戮をするロシアは本当にけしからん。だから和平はできなくなった』ということで、そういうふうに頭ができているんですけど、実はそこに非常なからくりがあった」。

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■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

■【第1弾! トルコのエルドアン大統領がネタニヤフ首相をヒトラーになぞらえる!】他方、イスラエルのネタニヤフ首相や同国のイサク・ヘルツォグ大統領らは、「ホロコーストの記憶」で反論! しかしニューヨーク出身のユダヤ系アメリカ人政治学者で『ホロコースト産業』『イスラエル擁護批判』の著者・ノーマン・G・フィンケルスタイン氏は「ユダヤ人以外の苦しみに心を開くべき時がとっくに来ている」と究極の言葉でユダヤ人たちに呼びかけ!(『ロイター』2023年12月28日、『ニューヨーク・タイムズ』2023年12月27日ほか)

 27日付『ニューヨーク・タイムズ』など、複数のメディアが、トルコのエルドアン大統領が27日に、ネタニヤフ首相をヒトラーに例えたと一斉に報じました。

 27日付『ニューヨーク・タイムズ』によると、エルドアン大統領は、アンカラで開催された科学賞の授賞式のスピーチで「ネタニヤフ首相のやっていることはヒトラーよりましなのか。いや、ヒトラーと変わらない」と述べました。

※Erdogan Compares Netanyahu to Hitler(ニューヨーク・タイムズ、2023年12月27日)
https://www.nytimes.com/2023/12/27/world/middleeast/erdogan-turkey-netanyahu-hitler.html

 さらに、エルドアン大統領は、こう述べています。

 「彼ら(イスラエル)は、ヒトラーの悪口を言っていた。ヒトラーとどこが違うのか。彼らのおかげで我々はヒトラーを懐かしむようになるだろう(They will make us miss Hitler)」。

 27日付『ニューヨーク・タイムズ』は、エルドアン大統領の強烈な皮肉を英語に翻訳して報じています。

 このときの英語の「miss」の使い方は、「ヒトラーがいなくなって寂しい、ヒトラーが懐かしい、ヒトラーに会いたい」というニュアンスを含み、ネタニヤフ首相の行っているパレスチナ人の民族浄化に比べると、まだ、ヒトラーの方が数段ましで、懐かしささえ覚えるというのです。

 これに対して、ネタニヤフ首相は、声明で「クルド人に対するジェノサイド(大量虐殺)を行い、自身の統治に反対するジャーナリストを投獄した世界記録を持つエルドアン氏は、我々に道徳を説く資格などない人物だ」(『ロイター』の翻訳「我々に道徳を説くことができる最後の人物だ」は不正確なので、IWJが翻訳し直しています)と述べたといいます。

※ネタニヤフ首相「ヒトラーと変わらない」、トルコ大統領が非難(ロイター、2023年12月28日)
https://jp.reuters.com/world/security/AQ74V63GI5LL3CCFHE2YRPQUBI-2023-12-27/

★イスラエル側からのエルドアン大統領への批判は、ネタニヤフ首相だけではありません。

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■【第2弾! 中国が日本を抜いて、2023年の自動車輸出台数で世界1位に! 輸出増加分の8割はEV車!】家電を失い、自動車のみの「一本足打法」になっている日本の製造業! その一本足が崩折れる日が来るのか!? EVシフトで出遅れた日本メーカーは、市場シェアの高い東南アジアで中国にシェアを奪われている!!(『日本経済新聞』、2023年12月28日)

 今年、2023年の自動車輸出の台数で、中国が日本を追い越し、世界で首位になる見通しだと、12月28日付け『日本経済新聞』が報じました。

 この『日本経済新聞』の記事によると、「ロシアやメキシコに販売を広げたことに加え、電気自動車(EV)が全体をけん引した」とのことです。

※自動車輸出、中国が日本抜き初の首位 EV8割増(日本経済新聞、2023年12月28日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC150QP0V11C23A2000000

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20231229

IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、尾内達也、浜本信貴)

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