日刊IWJガイド・非会員版「アメリカが中東で参戦すればハルマゲドン(世界最終戦争)へ!」2023.10.24日号~No.4052号


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~ハマスの「アルアクサ洪水」作戦で始まったイスラエルとハマスの全面戦争は、すでに中東各地に飛び火! レバノンのヒズボラもイエメンのフーシ派もイラクの諸派もパレスチナ全面支持! イスラエルのガザ地上侵攻に対し、トルコ・イランがイスラエルと戦うために参戦すればイスラエルは破滅!? アメリカが参戦すればハルマゲドン(世界最終戦争)へ!

■IWJは、市民の皆さまお一人お一人の会費とご寄付・カンパで運営しています。9月のご寄付者様のご芳名を、感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの経済危機に手を差し伸べてくださった皆さま、誠にありがとうございます! 必ずやサバイバルします! 10月は残り8日となりましたが、今月の目標額まであと116万1700円が必要です! どうか、IWJ会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!

■「ぜひ継続していただきたく、少額ですが寄付をしました」「どうかお身体に気をつけて、これからも精度の高い情報を届けて下さい」! ご寄付をくださった皆さまからの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答致します!

■【中継番組表】

■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

■【第1弾! イスラエル軍が、退去命令に従わずガザ北部に残ることを選択した住民に対し「テロ組織のパートナーと特定する」と一方的に宣告!】老人や病人など身動き取れない身体的弱者まで、北部に残っているというだけで、イスラエル軍の標的とされる可能性が!! これは無差別のジェノサイドではないのか!(『ミドル・イースト・アイ』、2023年10月21日)

■【第2弾! ガザでイスラエルの空爆による瓦礫から負傷者を救出する民間防衛隊や救急隊まで標的にするイスラエル軍!】サディスティック過ぎるイスラエル軍の封鎖と攻撃! ガザ封鎖による燃料不足で救出に必要な重機の投入にも悪影響! ヨルダン川西岸地区ではイスラエル軍が難民キャンプを空爆! 医療従事者2人が死亡!!(『ミドル・イースト・アイ』、2023年10月21日)
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■はじめに~ハマスの「アルアクサ洪水」作戦で始まったイスラエルとハマスの全面戦争は、すでに中東各地に飛び火! レバノンのヒズボラもイエメンのフーシ派もイラクの諸派もパレスチナ全面支持! イスラエルのガザ地上侵攻に対し、トルコ・イランがイスラエルと戦うために参戦すればイスラエルは破滅!? アメリカが参戦すればハルマゲドン(世界最終戦争)へ!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 10月7日にハマスの「アルアクサ洪水」作戦で始まったイスラエルとハマスの全面戦争は、すでに、中東各地に飛び火し始めています。

 21日付22日更新の『ロイター』は「イスラエル軍は21日、レバノンの親イラン組織ヒズボラの拠点を空爆したと明らかにした。国境をはさんで交戦し、イスラエル軍兵士が飛来した対戦車ミサイルなどで負傷したほか、ヒズボラの戦闘員6人が死亡した」と報じました。

※イスラエル・レバノン国境で交戦、ヒズボラ戦闘員6人死亡(ロイター、2023年10月21日22日更新)
https://jp.reuters.com/markets/global-markets/FFKIN54AEBJV3J7J67ZNVOLDZ4-2023-10-22/

 まだ、全面的な対決とはいえず、小競り合いの段階ですが、イスラエル軍とレバノンの武装組織ヒズボラとの間に、交戦がすでに行われており、犠牲者が増えつつあります。

 「イスラエル軍によると、国境沿いの少なくとも4つの地域でヒズボラと交戦した。ヒズボラはイスラエル軍の拠点を攻撃したことを認めている。

 緊張が高まる中、国境周辺の双方の住民は避難を余儀なくされている。イスラエル軍は今月7日以降に兵士7人が死亡、ヒズボラは21日の6人を含め19人の戦闘員が死亡したとしている」。

 20日付『ニューヨーク・タイムズ』は、「バイデンと側近、ヒズボラ攻撃による戦争拡大を避けるようイスラエルに助言」という記事を配信しました。

※Biden and Aides Advise Israel to Avoid Widening War With Hezbollah Strike(ニューヨーク・タイムズ、2023年10月20日)
https://www.nytimes.com/2023/10/20/us/politics/biden-israel-hezbollah-war.html

 同日付の『ニューヨーク・タイムズ』によると、「米政府高官は、イスラエルの国防相と他の軍高官がヒズボラへの先制攻撃を支持しているという情報を得た」というのです。

 ヒズボラに対して、先制攻撃を仕掛けたいと血気にはやるイスラエルに対し、米国が慎重な姿勢を示しているのは、イスラエルが、南部のハマスと、ハマスよりはるかに強力な北部のヒズボラの両方と戦うことは、イスラエルにとっても難しいのではないか、とみているからです。さらに、ヒズボラの背後にいるイランが参戦する可能性も出てくるからです。

 同日付『ニューヨーク・タイムズ』は、米国にとって2つの不安材料をあげています。

 「米政府高官は、1400人以上が死亡した10月7日のハマスによる攻撃の直後、ネタニヤフ首相がヒズボラへの先制攻撃を承認するのではないかと懸念していた。

 ネタニヤフ首相がこの考えに冷静になったため、こうした懸念は今のところ後退しているが、ヒズボラのロケット攻撃に対するイスラエルの過剰反応と、ガザで予想されるハマスへの地上攻撃におけるイスラエルの過酷な戦術によってヒズボラが参戦せざるを得なくなる、という2つの可能性に対する不安はまだ続いている」。

 このヒズボラですが、西アジアの地政学を専門とするオンライン・ニュースマガジン『クレイドル』が、21日付で次のように説明しています。

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 おはようございます。岩上安身です。

 10月に入り、急に冷え込むようになってきました。

 正念場を迎えているIWJの第14期も、3ヶ月目となります。

 私、岩上安身の訴えにお応えいただき、9月のご寄付・カンパは、804万9400円と、月間目標額の400万円の201%に届きました! また、今期第14期が始まった8月は赤字でしたが、その不足分107万4700円と、9月の目標額400万円をあわせた507万4700円に対しても、159%に届き、2ヶ月連続で赤字をまぬがれています! ご寄付いただいた方には、心から感謝いたします。皆さま、本当にありがとうございます!

 10月は、23日までの23日間で、162件、283万8300円のご寄付・カンパ(月間目標額の71%)をいただいております! ありがとうございます! 今月10月も、引き続きどうぞよろしくお願いします!

 ただ、それでもまだ、ご寄付・カンパが目標金額の7割にとどまっております。IWJは、再び、赤字転落の危機を迎えております。今月も残すところ8日となりました。10月の目標額400万円まで、残り8日間で、あと29%、116万1700円が必要です! 引き続き、どうぞご支援をよろしくお願いします!

 これまでの前期1年間の累積の赤字2200万円(見方を変えると、個人岩上安身からの、会社IWJへの貸し付け)に加え、第14期スタートにあたっての銀行からの新たな借り入れ2500万円を考えると、まだまだ5000万円近い累積の債務を返済できてはおらず、危機を切り抜けたなどとはとても言えません。

 第13期の2200万円を超える赤字は、IWJ創業以来初めての危機です。これは私、岩上安身1人の力で乗り越えることは困難です。

 今期、第14期からは、支出を徹底的に削り、赤字を出さないだけではなく、黒字分を累積した赤字への返済にあてて、今年は、私からの借り入れ2200万円を返済しきろうとすると、2200万円÷12ヶ月=183.3万円となり、この183.3万円の返済額と、直接の運営のための月間目標額の400万円とを合計すると、毎月583.3万円が必要になります。

 他方、金融機関からの借り入れによって、毎月の返済額も約30万円ずつと、決して少額ではなく、毎月の返済負担は重いものとなります。前述の通り、毎月、583.3万円が必要であり、それに毎月30万円の銀行への返済額を合計すると、約612万円が毎月、必ず必要となります。

 皆さま、どうぞ今こそ、IWJの救済のために、ご支援をよろしくお願いします!

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、無料で日刊IWJガイド非会員版を読み、ハイライト動画を御覧になっている無料サポーターの皆さまにおかれましては、有料の一般会員登録をぜひともお願いいたします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

 どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、米国に忖度し、隷従を深める日本政府、大手主要メディアの、連日の「情報操作」の積み重ねの恐ろしさと、権力に忖度しないで真実をお伝えする独立メディアの意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 岩上安身

 IWJは、市民の皆さまお一人お一人の会費とご寄付・カンパで運営しています。9月のご寄付者様のご芳名を、感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの経済危機に手を差し伸べてくださった皆さま、誠にありがとうございます!

 9月は30日間で、335件、804万9400円のご寄付・カンパをいただきました。ご寄付をくださった皆さま、本当にありがとうございます。

 ここに感謝のしるしとして、掲載の許可をいただいた方124名様につきましては、順に、お名前を掲載させていただきます。また、弊社ホームページにも掲載させていただくと同時に、X(旧ツイッター)、フェイスブック等のSNSにて告知させていただきます。

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斉藤 純子 様
齋藤篤滋 様
T.I. 様
勝山ヒロ子 様
M.M. 様
A.T. 様
門口 和弘 様
小田嶋 義美 様
F.M. 様
S.A. 様
K.T. 様
S.T. 様
M.N. 様
松本益美 様
S.M. 様
J.M. 様
井上 真紀子 様
T.Y. 様
N.N. 様
後藤 嘉代 様

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 皆さま、生活物資全般のインフレ情勢下、誠にありがとうございました。

 いただいたご寄付は、大切に、また最大限有効に活用させていただきます。

 今後とも、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

 岩上安身

■「ぜひ継続していただきたく、少額ですが寄付をしました」「どうかお身体に気をつけて、これからも精度の高い情報を届けて下さい」! ご寄付をくださった皆さまからの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答致します!

 IWJにご寄付をいただいた皆さまから、応援・激励のメッセージをいただきました。ありがとうございます! ここに感謝を込めてご紹介させていただき、岩上安身がご回答させていただきます!

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 ぜひ継続していただきたく、少額ですが寄付をしました。がんばってください。

(H.R. 様)

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 H.R. 様

 ありがとうございます!

 少額であっても、市民の皆様が、こうしてご寄付や、会費によって支えてくださることで、IWJは存在し、活動を続けることができます。市民の皆さまの支援なくして、存在することも、活動することもできません。

 今月10月は、3分の2が終わった時点で、月間目標額400万円の7割ほどの状況で、再び、焦っています! どうか10月の残りの約1週間強で、目標のあと3割(120万円)が集まることを期待しています!

 皆さま、どうぞ、今月も、よろしくお願いします!

岩上安身

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 どうかお身体に気をつけて、これからも精度の高い情報を届けて下さい。微力ですが、応援しております。

(とと 様)

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 とと 様

 ありがとうございます!

 ご寄付だけでなく、私の体調へのお気づかいにも、感謝いたします!

 経営が苦しくなるのと、世の中の不況の深刻化が比例するのは、経営者としては理由がわかるのですが、経営の悪化とともに、私の持病の数が増え、病院通いの回数が増えていることは、難儀です。因果関係が直接的にあるとはいえませんが、やはりストレスは肉体にもこたえるのかなと思ったりします。

 50代までの若さがあれば、持ち前のバイタリティではね返す、パワープレイで苦しい時を乗り越える! と自分自身に言い聞かせて、ハードワークに拍車をかける方向で突破しようとするのですが、この歳になると、なかなかそうはいきません。

 64歳となった、今年の春から夏にかけてかかった病気だけで、4月末に肺気胸で入院、人間ドックで初めて糖尿病になったことを宣告され、肝機能も悪化(アルコールは一切飲まないのに)、湿疹(実は糖尿病の初期の症状であると判明)、とうとう8月には新型コロナに感染し、陰性になっても後遺症(全身の倦怠感、痛み、体力・筋力の低下等々)に今も悩まされ、さらに9月から10月にかけては足の痛みから、痛風になったことが発覚と、満身創痍です。

 特に糖尿や痛風は、もともと、高血圧と心臓の狭心症があるため、悪化した時のことを心配されており、ドクターからは、医療的なダイエットのために、最低2週間以上の入院をすすめられています。シャバにいて、仕事をして、いくら食事制限といっても、限界がある、というのです。

 しかし、IWJのやるべき報道の使命を考え、さらに経営の悪化に対して、ジャーナリスト・IWJの編集長として、そして経営者として、戦線離脱して入院し、闘病に専念というのは、現実的には困難です。

 これも人生の試練なのでしょう。

 嘆いていても仕方ありませんので、可能な限り、力を尽くそうと思います。報道も、経営再建も、闘病も、頑張ります!

 どうぞIWJへの応援を、よろしくお願いします!

岩上安身


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◆中継番組表◆

**2023.10.24 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】9:50メド~「武見敬三 厚生労働大臣 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 武見敬三厚生労働大臣による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた厚生労働大臣関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8e%9a%e7%94%9f%e5%8a%b4%e5%83%8d%e5%a4%a7%e8%87%a3

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◆中継番組表◆

**2023.10.25 Wed.**

調整中

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

映画「福田村事件」、「『この人たちは日本人なんだから(殺さない)』と言う人たちに対して、永山瑛太さんが『朝鮮人なら殺してもいいって言うのか?』と言うセリフがすごく心に残った」~10.20 原発反対八王子行動
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519235

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■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

■【第1弾! イスラエル軍が、退去命令に従わずガザ北部に残ることを選択した住民に対し「テロ組織のパートナーと特定する」と一方的に宣告!】老人や病人など身動き取れない身体的弱者まで、北部に残っているというだけで、イスラエル軍の標的とされる可能性が!! これは無差別のジェノサイドではないのか!(『ミドル・イースト・アイ』、2023年10月21日)

 ロンドンに本拠を置く中東問題を中心に扱うメディア『ミドル・イースト・アイ』は、10月21日付け記事で、イスラエル軍がガザ地区北部の住民に対し、「南部への退去命令に従わず、北部に残ることを選択した住民は、誰でも、テロ組織のパートナーとして特定される可能性がある」と警告するビラを散布したことを報じました。

 ビラには「安全のため、追って通知があるまで自宅に戻らないでください」と書かれているとのことです。

 また、この記事は、イスラエルの高官が21日、「『合法的な標的』の定義が変更され、民家も合法的な標的とみなされるようになったと述べた」とも報じています。

 老人や病人など、身動きの取れない身体的弱者が、南部へ避難できなくて、北部に残っているという場合でも、それだけを理由に、イスラエル軍の標的とされる可能性が出てきました!

 イスラエル軍が「ハマスに利用されている」と主張すれば、民家や民間インフラも合法的な標的にされてしまうので、「その家をサポートする者は誰でも(※IWJ注:原文まま Anyone who supports that home)、正当な標的だ」と、この高官は語ったということです。これは無差別のジェノサイドではないでしょうか!? 国際法違反はもちろん、人道的に許せない戦争犯罪です!

 この『ミドル・イースト・アイ』の記事は、「ガザ市とガザ北部の面積の4分の1以上が破壊の影響を受け、住宅の20パーセントがもはや居住に適さない」「ガザ地区北部の郊外に位置するベイト・ハノウン地区は最も深刻な被害を受けており、建物の約60%が破壊または甚大な被害を受けた」と報じています。

※Israel-Palestine war: Israel to identify civilians as ‘terrorist partners’ if they stay in northern Gaza(MIDDLE EAST EYE、2023年10月21日)
https://www.middleeasteye.net/news/israel-palestine-war-gaza-identify-civilians-terrorist-partners-if-they-stay-north

★10月18日のこの日刊IWJガイドでもお伝えしましたが、イスラエルは人道的配慮などからではなく、避難できない民間人が多数いることを承知の上で退避勧告を出し、その後「テロリストに関与していない民間人は(すでに)いない」という論理で、民間人を手当たり次第に殺害しています。

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■【第2弾! ガザでイスラエルの空爆による瓦礫から負傷者を救出する民間防衛隊や救急隊まで標的にするイスラエル軍!】サディスティック過ぎるイスラエル軍の封鎖と攻撃! ガザ封鎖による燃料不足で救出に必要な重機の投入にも悪影響! ヨルダン川西岸地区ではイスラエル軍が難民キャンプを空爆! 医療従事者2人が死亡!!(『ミドル・イースト・アイ』、2023年10月21日)

 イスラエル軍が意図的にガザ地区の民間人を殺害していることについて、『ミドル・イースト・アイ』は、10月21日付けの、上記とは別の記事で、民間防衛隊員や救急隊員が標的にされていることを報じています。

 イスラエル軍の猛烈な爆撃による瓦礫の中から、負傷者の救出や遺体の回収を行なっている民間防衛隊員は、「(イスラエルがガザ地区への報復攻撃を開始した)過去2週間で6人の民間防衛隊員がイスラエル軍機によって死亡し、11人以上が負傷した」と、この『ミドル・イースト・アイ』の記事は報じています。

 民間防衛隊員のノア・ラフィさんは、手を7針縫う大怪我を負いながらも「仕事を通じて抵抗する以外に選択肢はない」と語り、救助活動を続けているとのこと。

 民間防衛隊のチームは、瓦礫の中から負傷者を救出することを最優先しているため、死者の搬出が遅れ、埋葬もできずにいるとのことです。

 また、救出には重機の投入が必要であるにもかかわらず、イスラエルによる封鎖によって、燃料が不足し、重機が動かせず、救助活動にも深刻な悪影響を及ぼしているといいます。おそらく、救助の遅れで命を落とす人々もいなくはないでしょう。

 さらに、ガザの民間防衛隊のスポークスマンであるマフムード・バサル氏は、防衛隊の救急車や車両が、1988年と1994年の旧式のものであるため、「利用できる救急車や民間防衛車両がなくなる時が来るだろう」と述べていると、記事は報じています。

 イスラエルの攻撃は、「敵」の戦闘員を降伏させる、通常の戦争の目的や手段をはるかに逸脱しています。民間人を最初から標的にし、ただ攻撃を加えるだけでなく、救出させない、そのための燃料も医療物資も、水も、食料も、電気も、封鎖して入れさせない。物理的な攻撃による死傷だけでなく、搬出されず、手当も受けられない、病み、水や食料も手に入らない飢餓の苦しみ、ありとあらゆる病みと苦しみをパレスチナ人に味あわせてから、殺し尽くし、土地をすべて奪い尽くそうというサディスティックぶりが際立ちます。

 この残酷さは、どこからわき上がってくるのでしょうか? そして何のため、そこまで残酷である必要があるのでしょうか!? こうした行為を正当化できるロジックがあるのでしょうか!?

※ここから先は【中略】とさせていただきます。御覧になりたい場合は、ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して御覧ください! 会員へのご登録はこちらからお願いいたします。

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 東京大学名誉教授の板垣雄三氏は、2014年に、岩上安身によるインタビューに答えて、「パレスチナ人の不正義、不公正に対するこうした異議申し立ては、民族紛争でもなく、宗教紛争でもなく、『どっちもどっち』の土地争いでもない。これは、植民者あるいは占領者と、それに抵抗する者との間の関係なんです」と、明確に指摘しています。

※世界の「いま」は欧米中心主義の断末魔/繋がりあう尖閣・マレーシア・ガザ・ウクライナ ~岩上安身によるインタビュー 第443回 ゲスト 東京大学名誉教授・板垣雄三氏 2014.8.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/159297

 また、板垣氏は、先日収録した最新の岩上安身によるインタビューでは、植民者・占領者による暴力や迫害に対し、武力の行使も含めて抵抗することは、国際法で認められた先住民の権利であると指摘しています。

 こちらのインタビューは、今月中に配信の予定です。数回にわたって連続する予定です。誰も指摘しないパレスチナ問題、シオニスト問題の根幹まで掘り下げ、根本的な解決について、板垣氏の「提案」をお聞きします。詳細は改めてお知らせいたします。

 イスラエルと同じく、北米大陸へのヨーロッパからの入植者が先住民を徹底的に迫害し、砂漠の中の居留地に囲い込んで建国した米国が、イスラエルを一方的に擁護している茶番劇を、大手メディアは決して指摘しませんが、このような知的誠実さと知的勇敢さのどちらも欠いたメディアや報道やジャーナリズムなど、何か存在する意味があるのでしょうか?(IWJ)

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、尾内達也、前田啓)

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