日刊IWJガイド・非会員版「日米韓首脳会談で『日米韓の安全保障協力を新たな高みへと引き上げる』との共同声明を発表! 東アジアでのミニNATO創設との懸念!!」2023.8.21号~No.3994号


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~日米韓首脳会談で「日米韓の安全保障協力を新たな高みへと引き上げる」との共同声明を発表!「3か国共通の脅威に相互に協議する」との一文は、「(1国の)安全保障が脅かされた場合は、共に協議する」というNATO憲章第4条を連想させ、米国による東アジアでのミニNATO創設の策略との懸念も!! NATO憲章第5条の集団安全保障には、今回は踏み込まず!

■8月1日からIWJの新しい第14期がスタートしました! 第13期はたくさんの方から温かいご支援をいただきました! 心より感謝申し上げます! 第13期は、暫定の収支ではありますが、2200万円を超える赤字となった見込みです! 正確な収支は、後日集計後にご報告いたします。第14期も、IWJへの会員登録と、ご寄付・カンパでIWJをご支援ください! 今期こそは赤字転落となりませんようにと祈る気持ちでのリスタートです!!

■【中継番組表】

■【本日のニュースの連撃! 3連弾!】

■【第1弾! トランプ前大統領に4度目の起訴! 25日までに出頭】トランプ前大統領、ジョージア州で4度目の起訴! 2020年の大統領選でジョージア州当局に圧力をかけた恐喝罪などの容疑で、ルディ・ジュリアーニ弁護士、マーク・メドウズ元ホワイトハウス首席補佐官ら、18人がトランプ氏と共に起訴され、全員が収監される予定!! それでもトランプ氏の支持は44%で、共和党候補でダントツ!(『FCI NY』、2023年8月19日)

■【第2弾! フランスのサルコジ元大統領が『ル・フィガロ』のインタビューで「ロシアは欧州の隣国。欧州の利益は米国の利益とは一致しない」と表明!】フランスのサルコジ元大統領が『ル・フィガロ』のインタビューで「ロシアは欧州の隣国。欧州の利益は米国の利益とは一致しない」と表明! クリミア半島やウクライナ東部、南部を「歴史的にロシア」だと表明し、ウクライナによる奪還を幻想と指摘!「ウクライナは中立国でなければならない」と主張! 欧州で米国・ウクライナへの逆風が吹き始めた!(『ル・フィガロ』、2023年8月16日)

■【第3弾! 米国がイランに対し、ロシアへのドローン販売停止を要求! 他方、ウクライナは年内に国産ドローン20万機調達を目指すと表明!】米国がイランとの協議の中で、ロシアへのドローン販売停止を要求していることが明らかに! 他方でウクライナは、年内に国産ドローン20万機調達を目指すと表明! ロシア、ウクライナとも、生産コストが安く大量生産が容易なドローンでの攻撃が増加!(『フィナンシャル・タイムズ』2023年8月16日、『日本経済新聞』2023年8月17日)

■<岩上安身によるインタビュー決定のお知らせ>8月30日午後1時半から、岩上安身によるジャーナリスト・高野孟氏インタビューの続編が決定しました!「台湾有事」について、お話をうかがいます。

■【スタッフ募集・事務ハドル班】事務ハドル班は、岩上安身によるインタビューのアポ取りとスケジューリング、各種リサーチ、公共コンテンツの取材のためのアポ取りや、中継スタッフやテキストスタッフと連携して、IWJの活動予定を組み立て、指示を出す、重要な役割を担っています。翌日以降の中継・配信予定と、撮影後に記事化された動画の情報を整理し、翌日の日刊IWJガイドの番組表へ反映する、IWJコンテンツ構成の要となる部署です。

■【スタッフ募集・テキスト(赤反映担当)班】記者として日刊IWJガイドや記事の執筆、エディターとして編集業務を行っていただける方を募集します。特に深夜業務での校正作業を厭わない方は、優遇し、最優先で募集します! 深夜に及んだ場合は、社用車での帰宅が可能です。時給はスタート時は1300円から、能力・実績次第で昇給します。深夜業務は法にのっとった割り増し残業代を支払います。『サビ残』は一切ありません!
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■はじめに~日米韓首脳会談で「日米韓の安全保障協力を新たな高みへと引き上げる」との共同声明を発表!「3か国共通の脅威に相互に協議する」との一文は、「(1国の)安全保障が脅かされた場合は、共に協議する」というNATO憲章第4条を連想させ、米国による東アジアでのミニNATO創設の策略との懸念も!! NATO憲章第5条の集団安全保障には、今回は踏み込まず!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 米国のワシントン郊外の大統領公式別荘キャンプ・デービッドで、米国時間の8月18日(日本時間19日未明)、ジョセフ・バイデン米大統領、尹錫悦(ユン・ソンニョル)韓国大統領、岸田文雄総理による、日米韓首脳会談が行われました。

※日米韓首脳会合及びワーキング・ランチ(外務省、2023年8月18日)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/na2/page1_001789.html

 外務省が発表した共同声明では、「我々は、日米同盟と米韓同盟の間の戦略的連携を強化し、日米韓の安全保障協力を新たな高みへと引き上げる」とした上で、「我々は、南シナ海において最近我々が目の当たりにした、中国による不法な海洋権益に関する主張を後押しする危険かつ攻撃的な行動に関して各国が公に表明した立場を想起し、インド太平洋地域の水域におけるいかなる一方的な現状変更の試みにも強く反対する」と、中国を名指しで批判しています。

 さらに、「我々は、ウクライナ支援において結束している」と表明し、「引き続き、ウクライナへ支援を提供し、ロシアに対して協調した強力な制裁を科し、ロシアへのエネルギー依存の低減を加速させることにコミットする」と述べています。

 しかし、この共同声明で最も注目すべき点は、3か国の安全保障協力体制に関する記述です。共同声明は「この新たな友好の絆により、そして、強固な日米同盟及び米韓同盟に支えられ、それぞれの二国間関係は今やかつてなく強固である。日米韓三か国の関係もまた、かつてなく強固である」と高らかにうたい、「日米同盟と米韓同盟の間の戦略的連携を強化し、日米韓の安全保障協力を新たな高みへと引き上げる」と宣言しています。

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■8月1日からIWJの新しい第14期がスタートしました! 第13期はたくさんの方から温かいご支援をいただきました! 心より感謝申し上げます! 第13期は、暫定の収支ではありますが、2200万円を超える赤字となった見込みです! 正確な収支は、後日集計後にご報告いたします。第14期も、IWJへの会員登録と、ご寄付・カンパでIWJをご支援ください! 今期こそは赤字転落となりませんようにと祈る気持ちでのリスタートです!!

 IWJは8月1日より、新たな第14期のスタートを切りました。

 第13期は、たくさんの方から温かいご支援をいただきました。

 第13期、最後の7月に頂戴したご寄付の確定値が出ました。31日間で、182件、232万5000円です。ありがとうございます! これは、月間目標額390万円の約60%にとどまります。

 これにより、第13期の収支につきましては、7月31日時点で、暫定ですが、残念ながら2204万8900円のマイナスとなりました。

 厳しい経済状況の中、第13期最後の7月31日まで、ご寄付・カンパの呼びかけにこたえてくださった皆さまに、私、岩上安身とIWJスタッフ一同、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。

 また、第13期の最終的な収支につきましては、9月末までに経理が、税理士の御指導のもと、決算報告書をまとめ、監査を受けてから税務署に提出します。その結果は、この日刊IWJガイドやIWJのサイト上でご報告いたします。

 新しく始まった第14期も、代表をつとめる私自身がいきなり、初めて、新型コロナ、それもオミクロン株に感染してしまい、ダウンするなど、波乱の幕開けとなっています。

 感染して6日以上過ぎてからのPCRの再検査でも「陽性」が出て、実際、腹痛と下痢が続くなど、自覚症状がおさまらない状態であり、腰をすえて、隔離と治療・安静にあたってきました。

 正直、新型コロナが、これほどしんどいものとは思いませんでした。人により、症状のあらわれは違うのでしょうが、私にとっては、過去の風邪やインフルエンザよりも、ヘビーな体験であり、しかも、症状の期間が長く、自宅で横になり、一日中、眠っているような状況が続きました。

 しかし、先日8月18日、ようやくPCR検査で「陰性(不検出)」という結果が出ました。ちょうど私の64回目の誕生日でした。誕生日に、リセット、リスタートの日を迎えることが、おかげ様でできました。

 大変、皆さまにはご迷惑をおかけしてきましたが、本日から出社しての仕事の復帰となります! どうぞ、ご理解とご支援のほど、よろしくお願いします!

 IWJにとってはまだまだ険しい試練の道のりが続くと思われますが、試練は乗り越えなくてはなりません! ぜひ、IWJへの会員登録と、ご寄付・カンパで、ご支援をよろしくお願いいたします!!

 8月のカンパ実績をお知らせします。8月1日から17日までの17日間で、43件、84万1000円のご寄付をいただきました。誠にありがとうございます。

 現状の会員数を、お知らせします。

 7月末時点での会員総数は2605人(前年同日比:1040人減)でした。会員の方々の会費と、ご寄付が、IWJの運営の二本柱です。ご寄付も、連日お伝えしているように、目標額を下回っていますが、会員数も会費も減少しています!

 経営は本当に赤字が連続し、厳しい運営状況が続いています。どうぞ、会員登録、あるいは元会員の方は、再開をよろしくお願いします!

 日本は、米国への依存から脱却をはかり、独立した主権国家として立つべきです。同時に、エネルギーと食料の自給ができず、資源をもつ他の国々からの海上輸送に頼らなければならない、孤立した「島国」であるという「宿命」を決して忘れず、国外にそもそも「敵」を作らない、多極的な平和外交の姿勢を示すべきではないでしょうか!?

 皆さまにはぜひ、マスメディアが真実を伝えない、こうした問題について、IWJが追及を続けてゆくために、どうか、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます!

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、無料で日刊IWJガイド非会員版を読み、ハイライト動画を御覧になっている無料サポーターの皆さまにおかれましては、有料の一般会員登録をぜひともお願いいたします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

 どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、米国に忖度し、隷従を深める日本政府、大手主要メディアの、連日の「情報操作」の積み重ねの恐ろしさと、権力に忖度しないで真実をお伝えする独立メディアの意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 岩上安身


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◆中継番組表◆

**2023.8.21 Mon.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】18:30~「続”複合汚染”:医師の目から見た日本の破壊」―講演:西尾正道氏(北海道がんセンター名誉院長)」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

これまでIWJが報じてきた西尾正道氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e8%a5%bf%e5%b0%be%e6%ad%a3%e9%81%93

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◆中継番組表◆

**2023.8.22 Tue.**

調整中

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■【本日のニュースの連撃! 3連弾!】

■【第1弾! トランプ前大統領に4度目の起訴! 25日までに出頭】トランプ前大統領、ジョージア州で4度目の起訴! 2020年の大統領選でジョージア州当局に圧力をかけた恐喝罪などの容疑で、ルディ・ジュリアーニ弁護士、マーク・メドウズ元ホワイトハウス首席補佐官ら、18人がトランプ氏と共に起訴され、全員が収監される予定!! それでもトランプ氏の支持は44%で、共和党候補でダントツ!(『FCI NY』、2023年8月19日)

 米国のドナルド・トランプ前大統領が、8月14日、2020年の米大統領選挙で、ジョージア州で敗れた結果を覆そうとして、ジョージア州当局に圧力をかけた恐喝罪などの容疑で起訴されました。

 8月7日のこの日刊IWJガイドでもお伝えしましたが、トランプ氏は、ポルノスターとの不倫を隠蔽するために、業務記録を改竄した疑いで、ニューヨーク州から起訴され、フロリダ州マー・ア・ラーゴの邸宅に軍事機密を保管したとして、フロリダ州でも起訴され、2020年の米大統領選の結果を覆すために米議会を襲撃した支持者らと共謀したとして、ワシントンDCでも起訴されています。今回のジョージア州での起訴が、4件目になります。

※はじめに~トランプ米大統領、3件目の起訴! 訴状では2021年1月6日の米議会襲撃事件で「支持者に『うそを燃料として』選挙結果を覆そうと共謀」したと断じながら、「暴徒を扇動した罪」での訴追はなし!! 容疑は1870年施行の古い法律「KKK法」違反!!『FOXニュース』の番組司会者で元司法省主席補佐官のマーク・レヴィン氏は「この起訴状はクソだ」と非難! トランプ氏側は「次期大統領選挙への介入」だと反発!!(日刊IWJガイド、2023年8月7日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230807#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52613#idx-1

 8月19日付け『FCI NY』(フジサンケイグループの米在住者向けニュース)は、「起訴されたのはトランプ氏を含む19人」とした上で、「検察は25日金曜日までに出頭するよう要請しており、ジョージア州フルトン郡の保安局は『起訴された19人全員が収監される予定だ』としています」と報じています。

 一方、この『FCI NY』は、「相次いで起訴されているにも関わらず、2024年の大統領選に向けてトランプ氏の勢いは増しています」として、7月28日から8月1日にかけて行われたアイオワ州での世論調査で、(IWJ注・共和党の大統領候補で)『トランプ氏が44%の支持を集め、大きくリードしています』と報じています。

※ジョージア州 トランプ前大統領を起訴(FCI NY、2023年8月19日)
https://youtu.be/Q0KYWB54A-o

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■【第2弾! フランスのサルコジ元大統領が『ル・フィガロ』のインタビューで「ロシアは欧州の隣国。欧州の利益は米国の利益とは一致しない」と表明!】フランスのサルコジ元大統領が『ル・フィガロ』のインタビューで「ロシアは欧州の隣国。欧州の利益は米国の利益とは一致しない」と表明! クリミア半島やウクライナ東部、南部を「歴史的にロシア」だと表明し、ウクライナによる奪還を幻想と指摘!「ウクライナは中立国でなければならない」と主張! 欧州で米国・ウクライナへの逆風が吹き始めた!(『ル・フィガロ』、2023年8月16日)

 8月16日付けフランス紙『ル・フィガロ』が、ニコラ・サルコジ元大統領への独占インタビューを掲載しました。

 「我々はロシアを必要とし、ロシアも我々を必要としている」と題されたインタビュー記事の中で、サルコジ氏はロシアを「欧州の隣国」だと指摘し、「この点で欧州の利益は米国の利益と一致していない」と述べ、ウクライナ紛争の「出口を見つける必要がある」と訴えました。

 サルコジ氏は、「ウクライナは、不当に奪われた領土を取り返したいだろう」と述べる一方、侵攻以前の状態を回復できると考えるのは幻想だと指摘し、特にクリミア半島については、「1954年までロシア領であり、人口の大多数が常に、ここはロシアであると感じてきたこの地域に関して言えば、後退する(ウクライナに戻す)ことは幻想だと思う」と述べました。

 さらに、サルコジ氏は、ウクライナの東部と南部の係争地域についても同じだと述べ、「完全に(領土奪還を)成し得ないのであれば、凍結された紛争(すぐにも戦闘が繰り返される休戦状態)か、国際社会の厳しい監視のもとでの再度の住民投票で勝利を収めるかの、どちらかしかないだろう」との考えを示しました。

 また、サルコジ氏は、ロシアのプーチン大統領について、「非合理的な人物ではない」と指摘し、欧州が適切な外交を通じて接触することは可能だとの見解を示しました。

 サルコジ氏は、ウクライナが欧州とロシアとの架け橋として、「中立的な国でなければならない」と主張し、ウクライナに西か東かの選択を迫ることは、「この複雑な地域の歴史と地理に反するように私には思える」と語りました。

 サルコジ氏は、ウクライナがNATOやEUに加盟する可能性について「我々は守られない誤った約束をしている」と述べ、NATOやEUに、中立国であるべきウクライナの居場所はないとの考えを示しました。

※Nicolas Sarkozy: ≪Nous avons besoin des Russes et ils ont besoin de nous≫(LE FIGARO、2023年8月16日)
https://www.lefigaro.fr/politique/nicolas-sarkozy-nous-avons-besoin-des-russes-et-ils-ont-besoin-de-nous-20230816

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■【第3弾! 米国がイランに対し、ロシアへのドローン販売停止を要求! 他方、ウクライナは年内に国産ドローン20万機調達を目指すと表明!】米国がイランとの協議の中で、ロシアへのドローン販売停止を要求していることが明らかに! 他方でウクライナは、年内に国産ドローン20万機調達を目指すと表明! ロシア、ウクライナとも、生産コストが安く大量生産が容易なドローンでの攻撃が増加!(『フィナンシャル・タイムズ』2023年8月16日、『日本経済新聞』2023年8月17日)

 8月16日『フィナンシャル・タイムズ』は、「米国がイランに対し、ロシアへの武装無人機(ドローン)販売停止を求めている」と報じました。

 米国側の要求は、米国とイランとの緊張緩和に向けて、カタールとオマーンで継続して行われている、仲介者を介した間接協議の一環として、ドローンや部品の提供をやめるよう求めているとのことです。

 この『フィナンシャル・タイムズ』の記事は、「関係者によると、ウクライナでの無人機使用を公式に否定しているイラン政府は、ロシアに対し、紛争への無人機配備を中止するよう繰り返し求めてきたが、米国政府は『より具体的な措置』を望んでいた」とのことです。

※US asks Iran to stop selling drones to Russia(FINANCIAL TIMES、2023年8月16日)
https://www.ft.com/content/c237c531-a51e-4205-a934-0a13e0a50482

★他方で8月17日付け『日本経済新聞』は、「ロシア本土への(ウクライナによる)ドローン攻撃が増加している」とした上で、「米CNNによるとドローン戦力の拡充を担当するウクライナ軍幹部は年末までに最大20万機の調達を目指していると明かした」と報じています。

※ウクライナがドローン増産、年内20万機 モスクワも標的(日本経済新聞、2023年8月17日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR04A0R0U3A800C2000000/

 この『日本経済新聞』の記事は、「ウクライナがドローン攻撃を加速するのは、ミサイルよりはるかに製造コストが安く、大量生産も容易なことが背景にある」とした上で、紛争開始当初は、トルコ製ドローンの輸入に頼っていたものの、昨年夏以降、ウクライナの40を超えるメーカーが、国産ドローン生産に相次いで着手し、「軍に採用された28機種の多くの飛行速度は時速100キロメートルを超え、航続距離が1000キロメートル超のモデルもある。7月には1700機を新たに前線に投入した」と報じています。

 一方、ロシア軍も「急減したミサイルの代替兵器としてドローンへの依存を深めている」とのことで、昨年はイランからの輸入に頼っていたが、現在は国内での生産体制を拡大しているとのことです。

 ウクライナは地上戦で勝てず、ミサイル戦と防空戦で勝てず、テロの量産ともいうべきドローン20万機の増産に活路を見出したのでしょうか?

 しかしこれは、ただ、煩わしいだけで、ロシアに戦略的ダメージを与えることはできないと思われます。

 ある程度ロシアは、自分がやられたら、ウクライナは自国内領土にテロ攻撃を仕掛けるのをやめないので、よってハリコフも、オデッサも、キエフも、攻略して、完全非武装化する、NATO加盟を目的としたウクライナの和平案も(出たとしても)蹴散らす、というロシアの完全攻略のシナリオが現実的に可能になるだけの気がします。

 ウクライナが20万機のドローン製造を行い、大展開する、という話と、他方で、ロシアへのドローンは輸出を減らして、という米国のお願いは、息がぴったりあった話です。結局、地上戦、空中戦でダメなので、ドローンによる細かいテロにしかないということでしょう。

 戦争で決定的なダメージの与えられない兵器ばかりが投入されて、一般人の被害ばかりが増えていきそうです。(IWJ)

■<岩上安身によるインタビュー決定のお知らせ>8月30日午後1時半から、岩上安身によるジャーナリスト・高野孟氏インタビューの続編が決定しました!「台湾有事」について、お話をうかがいます。

 8月30日に、岩上安身によるジャーナリスト・高野孟氏インタビューが決定いたしました!

 こちらは、7月3日に収録した、高野氏へのインタビューの続編になります。前回のインタビューは、ぜひ、以下のURLから御覧ください。

※ウクライナ紛争は「帝国の残骸」である米国の崩壊の始まり!「帝国の解体」を公約に掲げたロバート・ケネディJr.氏は「時代遅れの老大国アメリカ」を自覚している米史上初の候補!~岩上安身によるインタビュー第1125回 ゲスト ジャーナリスト・高野孟氏 2023.7.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/516990

 高野氏には、ウクライナ紛争の地続きの問題として、米国の覇権維持のために、日本が「台湾有事」で紛争当事国として「第二のウクライナ」になる可能性などついて、お話をうかがう予定です。

■【スタッフ募集・事務ハドル班】事務ハドル班は、岩上安身によるインタビューのアポ取りとスケジューリング、各種リサーチ、公共コンテンツの取材のためのアポ取りや、中継スタッフやテキストスタッフと連携して、IWJの活動予定を組み立て、指示を出す、重要な役割を担っています。翌日以降の中継・配信予定と、撮影後に記事化された動画の情報を整理し、翌日の日刊IWJガイドの番組表へ反映する、IWJコンテンツ構成の要となる部署です。

 ご応募の資格は、第一に穏やかな性格で明るく協調性のある方。第二にトラブルなく対外的な交渉をできるコミュニケーション能力の高い方。第三にPCスキルがある方です。時給は1200円から、仕事の習熟に伴って昇給していきます。

 入社ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jpまでお送りください。

※スタッフ募集フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdiPIiSuiFyoVpF_HRNqdbKlIucA_Vdk6DEWqCq7mCQM6O1kw/viewform

■【スタッフ募集・テキスト(赤反映担当)班】記者として日刊IWJガイドや記事の執筆、エディターとして編集業務を行っていただける方を募集します。特に深夜業務での校正作業を厭わない方は、優遇し、最優先で募集します! 深夜に及んだ場合は、社用車での帰宅が可能です。時給はスタート時は1300円から、能力・実績次第で昇給します。深夜業務は法にのっとった割り増し残業代を支払います。『サビ残』は一切ありません!

 日刊IWJガイドや記事の執筆、編集などの作業のうち、主に日刊IWJガイド校了前の赤反映業務に携わってもらいます。パソコンのスキルが必要です。時に深夜まで及ぶことがありますが、社用車での帰宅、あるいは自宅への送りが可能です。

 雇用形態はアルバイトまたは契約社員で時給1300円からのスタートになります。能力と実績次第で昇給します。正社員登用の途もあります。在宅勤務や業務委託契約も相談に応じます。残業代、深夜残業代もきっちりお支払いします。

 入社ご希望の方は、下記のURLのスタッフ募集フォームにご記入の上、履歴書、職務経歴書(書式自由)を添付の上、admin@iwj.co.jpまでお送りください。

※スタッフ募集フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdiPIiSuiFyoVpF_HRNqdbKlIucA_Vdk6DEWqCq7mCQM6O1kw/viewform

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230821

IWJ編集部(岩上安身)

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